JPS59169989A - 耐熱性繊維質成形体の製造法 - Google Patents

耐熱性繊維質成形体の製造法

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JPS59169989A
JPS59169989A JP4463583A JP4463583A JPS59169989A JP S59169989 A JPS59169989 A JP S59169989A JP 4463583 A JP4463583 A JP 4463583A JP 4463583 A JP4463583 A JP 4463583A JP S59169989 A JPS59169989 A JP S59169989A
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JP
Japan
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binder
molded article
aluminum
producing
flocculant
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JP4463583A
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皆木 敏宏
研一 柴田
智彦 原
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Nichias Corp
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Nichias Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、耐熱性繊維質成形体の製造法の改良に関す
るものである。
従来、ロックウール、セラミックファイバーなどの無機
質繊維を用いて耐熱性ある成形体を製造する場合、その
成形品の加熱および加熱後の強度保持を必要とするため
、前記材料に無機質バインダーが添加される。
しかして、上記のようなバインダーとしては、コロイダ
ルシリカ、アルミナゾル、珪酸アルカリ、リン酸、硼酸
およびその塩、粘度鉱物、セメント類などがあるが、そ
れらのバインダーは戸水性が悪く、捷だ製品乾燥時にマ
イグレーションが起き易く、かつバインダーとの反応に
よる基材の劣化を招くため、バインダー量は一定以上添
加することができ彦い。それがため成形品の強度発現が
不充分になったり、加熱時の劣化が大きくなったりする
欠点があり、それに加えバインダーコストにも問題があ
るため、成形製品の用途、目的に応じてバインダーの選
定を行っている。
本発明者は、上記問題にっ込て種々研究した結果、アル
ミニウム製品の陽極酸化工程で排出される水酸化アルミ
ニウム(以下、アルミスラッジと称する)が前記繊維質
成形品のバインダーとして極めて有効なものであること
を知見し、この知見にもとづいてこの発明を完成したも
のである。
この発明は、無機質繊維、フィラー、バインダーを分散
液に分散して得たスラリーを脱水処理して所望の形状の
繊維質成形体を製造する方法において、前記バインダー
として、水酸化アルミニウムを主成分とするアルミスラ
ッジを配合物に対してILt203として1%〜65チ
の範囲で添加し、さらに凝集剤を添加することを特徴と
しているものである。
この発明においては、まず、無機質繊維と無機質フィラ
ーとを水中で分散攪拌し、それに前述したアルミスラッ
ジを添加し、さらによく分散攪拌して均一なスラリーと
し、そのあとで凝集剤を添加して、繊維表面に水酸化ア
ルミニウムからなるスラッジを定着させたのち、通常の
脱水成形法によって所定の形状に成形し、それを乾燥し
て製品とする。その場合、前記無機質繊維、無機質フィ
ラー、アルミスラッジの添加順序を変えてもよく、また
改質材として有機質繊維、フィラー、バインダーを添加
してもよい。
前述したアルミスラッジは、一般に下記のような組成を
もつものであり、その他、若干のMgO,CaOを含有
し、通常、80%程度の水分を保有している。
Aj(OH)375〜90% SiO25〜10% Fe03o、1〜08% Na2Oo1〜05% 前記無機質繊維としては、ガラスウール、ロックウール
、セラミックファイバー、その他の人造、天然繊維があ
り、無機質フィラーとして−Jri、各種の粘土、砂石
、パーライト、マイカ、珪素土などが挙げられ、また、
前記凝集剤としては、ポリエチレンオキサイド、ポリア
クリルアミドなどの高分子凝集剤が好適なものであるが
、この発明はそれらの種類に限定されるものではない。
この発明を実施するには、前記無機質繊維30〜100
部と、無機質フィラー0〜70部とを配合して水中で充
分に攪拌混合し、一方、バインダーとしてアルミスラッ
ジを予め水中に分散させたものを、前記配合物に対し、
kt20.、として1〜35%の範囲で添加して、さら
に攪拌混合する。その場合、アルミスラッジが1%以下
であると、成形体としての強度発現が困難で、また、3
5チ以上の場合、脱水成形の際の沖水注が悪くなる。m
J記のようにして得られたスラリーに、ポリアクリルア
ミド、ポリエチレンオキサイドなどの高分子凝集剤を添
加し、それによってアルミスラッジを繊維表面に定着さ
せ、フロックを形成させる。しかるのち、抄造法あるい
はプレス脱水法などの通常の脱水成形法を用いて脱水成
形を行う。このようにして得られた成形体を100℃〜
250℃の温度で乾燥して製品とする。
この場合、前記アルミスラ・ツジと類似の組成を有する
市販のアルミナゾルは羽毛状の粒子形態をとり、粘性の
ある溶液となるため、M2O6として10チ(配合物に
対し)以上含有すると、繊維への定着が困難で、F液へ
の流出が大きくなり、製造上10係以上の含有率を得る
ことが難しく、成形は不可能である。
これに対し、この発明において、バインダーとして用い
られるアルミスラッジは、明確な理由は不明であるが、
形態的に前記アルミナゾルと異なった形態と、比較的大
きな粒子を有して・いると考えられ、そのためAJ−2
03として35%までの多量の添加が可能であり、また
、凝集剤を使用して繊維表面に定着させることにより、
他のバインダーに見られるようなマイグレーションがな
く、そのため、より高い強度をもつ成形体を得ることが
できる。
また、常態強度を付与するため、アルミスラッジのほか
に、殿粉、cMc、ポパール、アクリル酢酸ビニルなど
の有機バインダー、あるいはパルプ、レーヨン彦どの有
機繊維を添加してもよい。
次に、この発明の実施例を比較例と共に下記に示す。
実施例(11 0ツクウ一ル25部、カオリン粘土4部、パーライト5
部を水1250部中に投入し、リファイニングパルパー
で2分間攪拌混合して均一なスラリーとし、一方、アル
ミスラッジ13部(前記配合物に対し、A−t205と
して5チ)を26部の水に均一に攪拌分散させ、その溶
液をAil記スラリー中に加え、さらに1分間攪拌混合
し、そのアト、アルコックスE−160(0,1%液、
明成化学株式会社製)25部を添加して、ゆるやかに攪
拌してフロック形成させ、これを通常の脱水成形機に流
し込み、ボード状に成形し、その成形体を150℃で1
0時間熱風乾燥し、カサ密度03、厚さ25Mのボード
状成形体を得た。
この成形体を1000℃で6時間焼成して物性値を測定
した結果を下記に示す。
曲げ強度       4.5 Kg/cm210%圧
縮強度    3.8 Kp/crn2収縮率    
    06% 実施例(2) 前記実施例(1)と同様な処方にょ9 、A1203と
して26%を有するボード状成形体を得だ。各各の物性
値を下記に示す。
曲げ強度      21.4 Ktp/cm210%
圧縮強度   18.7 Kq/cm2収縮率    
    0.5係 比較例(1) 前記実施例(1)と同様の処方により、アルミナゾル(
日産化学工業株式会社製)を、kt203として5チと
なるように配合し、ボード状成形体を得た。各々の物性
値を下記に示す。
曲ケ強ti       3.2 Kg/cm210%
圧縮強度   2.9にり/ぼ2収縮率       
0.7チ 以上に述べたように、この発明によれば、無機質繊維、
フィラー、バインダーを分散液に分散して得たスラリー
を脱水処理して所望の形状の繊維質成形体を製造する方
法において、前記バインダーとして、水酸化アルミニウ
ムを主成分とするアルミスラッジを使用し、さらに凝集
剤を添加併用することにより、スラリーの脱水成形時に
おける炉水性ならびに定着性が良好となるため、バイン
ダーの含有率を高くすることができ、なおかつマイグレ
ーションが少ないため、加熱時および加熱後の強襄を他
のバインダーを使用したものに比べて大きくすることが
できるばか9でなく、一般に無機繊維およびフィラーに
依存する耐熱性についてみても、アルミナ含有率が高く
なるため、高い耐熱温度が得られる利点があり、さらに
自jJ記アルミナスラッジがアルミニウム製品の酸化処
理工程で排出される産業廃棄物であるため、アルミナゾ
ル等に比較して低床であり、成形体の製造コストの大巾
な低減が図れる。
−4′l

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無機質繊維、フィラー、バインダーを分散液に分
    散して得たスラリーを脱水処理して所望の形状の繊維質
    成形体を製造する方法において、前記バインダーとして
    、水酸化アルミニウムを主成分とするアルミスラッジを
    配合物に対してAt203として1チル35%の範囲で
    添加し、さらに凝集剤を添加することを特徴とする耐熱
    性繊維質成形体の製造法。
  2. (2)  前記アルミスラッジに、アルミニウム製品の
    陽極酸化工程で排出される廃液を用いる特許請求の範囲
    第1項記載の耐熱性繊維質成形体の製造法。
  3. (3)前記凝集剤に、ポリアクリルアミド、ポリエチレ
    ンオキサイドなどの高分子凝集剤を用いる特許請求の範
    囲第1項記載の耐熱細繊維質成形体の製造法。
JP4463583A 1983-03-17 1983-03-17 耐熱性繊維質成形体の製造法 Granted JPS59169989A (ja)

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JP4463583A JPS59169989A (ja) 1983-03-17 1983-03-17 耐熱性繊維質成形体の製造法

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JP4463583A JPS59169989A (ja) 1983-03-17 1983-03-17 耐熱性繊維質成形体の製造法

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JPS59169989A true JPS59169989A (ja) 1984-09-26
JPH0144675B2 JPH0144675B2 (ja) 1989-09-28

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JP (1) JPS59169989A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62171971A (ja) * 1986-01-23 1987-07-28 旭電化工業株式会社 無機繊維成形体の製法
JPH01148763A (ja) * 1987-12-03 1989-06-12 Hiroaki Horitsu 多孔質セラミック焼結体およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62171971A (ja) * 1986-01-23 1987-07-28 旭電化工業株式会社 無機繊維成形体の製法
JPH01148763A (ja) * 1987-12-03 1989-06-12 Hiroaki Horitsu 多孔質セラミック焼結体およびその製造方法

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JPH0144675B2 (ja) 1989-09-28

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