JPS5916945A - 時計用外装部品 - Google Patents
時計用外装部品Info
- Publication number
- JPS5916945A JPS5916945A JP12731282A JP12731282A JPS5916945A JP S5916945 A JPS5916945 A JP S5916945A JP 12731282 A JP12731282 A JP 12731282A JP 12731282 A JP12731282 A JP 12731282A JP S5916945 A JPS5916945 A JP S5916945A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy
- binder
- alloys
- outer part
- watch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、すぐhfc耐食性と耐衝撃性を有した新しい
超硬合金を胴、裏ブタ、ガラス縁、バンド。
超硬合金を胴、裏ブタ、ガラス縁、バンド。
ボタン等時計用外装部品に用いることを特徴とするもの
である。
である。
一般に、時計用外装部品に要求される主な性質としては
、 (1)表面光沢が良好で、長い間その外観が保たれるこ
と。
、 (1)表面光沢が良好で、長い間その外観が保たれるこ
と。
(2)使用環境によって腐食、変色が生じないこと。
(3)落下等の衝撃によって割れの生じないこと。
等を上げることができる。
上記の項目の(1) l (2)を満足する合金として
は、従来から、ステンレス鋼色の鏡面光沢を呈する超硬
合金としては、WCやTieを主成分とするもの、ゴー
ルド系の超硬合金としては、Tag、 Nb、C!。
は、従来から、ステンレス鋼色の鏡面光沢を呈する超硬
合金としては、WCやTieを主成分とするもの、ゴー
ルド系の超硬合金としては、Tag、 Nb、C!。
TiN等を主成分とするものがあり、いずれも、バイン
ダーとしてNi、Co、O’r、Mo等が用いられてい
る。これらの合金は、いずれもビッカース硬さで約12
50以上を有するきわめて硬質のものである。そのため
、上記の第5項の耐衝撃性においては日常の使用によシ
割れやすく、充分な強度を有していないのが現状である
。しかしながら、耐衝撃性を向上させるために硬度を低
下させてゆくと、その分だけバインダーの含有量を増加
させなければならないnたとえばW O−Oo系の超硬
合金について述べてみる。
ダーとしてNi、Co、O’r、Mo等が用いられてい
る。これらの合金は、いずれもビッカース硬さで約12
50以上を有するきわめて硬質のものである。そのため
、上記の第5項の耐衝撃性においては日常の使用によシ
割れやすく、充分な強度を有していないのが現状である
。しかしながら、耐衝撃性を向上させるために硬度を低
下させてゆくと、その分だけバインダーの含有量を増加
させなければならないnたとえばW O−Oo系の超硬
合金について述べてみる。
時計用外装部品に現在広く使用されているwC系の超硬
合金は、WCが1J、量φで90%程度、ノ(インダー
金属としてNi、Or、O○、Mo等が加えら11てい
る。この従来用いられている超硬合金において、たとえ
ば側を製造した場合、各種の構造上の配慮を施した場合
においても、使用−ヒ強い衝撃を与えると、クラック等
が入υやすいという問題があった。そのため、超硬合金
として用いて実用上のすり傷等を完全に防止できる硬度
まで硬さを低下させることにより、耐衝撃性を大幅に向
上させることができ、この限度の硬きがビッカース硬K
1000以上であった。wC−co系において硬さを
Hv==1000程度にするには、)(イングー量を約
20%にすることにより、靭性のアップを果たすことが
できる。しかしながら、通常の方法によりバインダーを
増加した場合に、NiやCOが主体のバインダーでは耐
食性のレベルが悪く、実際の使用には不適である。バイ
ンダー金属の耐食性レベルを向上させるためには、Or
を添加することが有効である。しかしながら、バインダ
ー中のクロム合金を増加させすぎると、クロムが合金中
の炭素と化合して偏析してしまい、良好な鏡面が得られ
なくなってしまう、又、クロムの増加によυ靭性が低下
するという欠点があり、クロムを一定量以上増加できな
いという問題があった。
合金は、WCが1J、量φで90%程度、ノ(インダー
金属としてNi、Or、O○、Mo等が加えら11てい
る。この従来用いられている超硬合金において、たとえ
ば側を製造した場合、各種の構造上の配慮を施した場合
においても、使用−ヒ強い衝撃を与えると、クラック等
が入υやすいという問題があった。そのため、超硬合金
として用いて実用上のすり傷等を完全に防止できる硬度
まで硬さを低下させることにより、耐衝撃性を大幅に向
上させることができ、この限度の硬きがビッカース硬K
1000以上であった。wC−co系において硬さを
Hv==1000程度にするには、)(イングー量を約
20%にすることにより、靭性のアップを果たすことが
できる。しかしながら、通常の方法によりバインダーを
増加した場合に、NiやCOが主体のバインダーでは耐
食性のレベルが悪く、実際の使用には不適である。バイ
ンダー金属の耐食性レベルを向上させるためには、Or
を添加することが有効である。しかしながら、バインダ
ー中のクロム合金を増加させすぎると、クロムが合金中
の炭素と化合して偏析してしまい、良好な鏡面が得られ
なくなってしまう、又、クロムの増加によυ靭性が低下
するという欠点があり、クロムを一定量以上増加できな
いという問題があった。
本発明は、この問題を解決するもので、Pa合金をバイ
ンダーとして用いることによυ、耐食性を確保しつつ、
靭性を向上させることができた。
ンダーとして用いることによυ、耐食性を確保しつつ、
靭性を向上させることができた。
Pd合金系として実用レベルの耐食性を得るには、最低
限50%以上のPa量が必要となる。この場合、paと
合金化させる金属としては、Ni、Co。
限50%以上のPa量が必要となる。この場合、paと
合金化させる金属としては、Ni、Co。
等が適している。
又、本考案で述べる周期律表の4aおよび5a族の遷移
合間の炭化物および窒化物、並びに炭化タングステンか
らなる群のうち、1種凍たは2種以上化合物を主成分と
して用いる。具体的に化合物記号で示せば、TiO,Z
rO,HfO,VO。
合間の炭化物および窒化物、並びに炭化タングステンか
らなる群のうち、1種凍たは2種以上化合物を主成分と
して用いる。具体的に化合物記号で示せば、TiO,Z
rO,HfO,VO。
NbO,TaO,WC,TiN、ZrN、HfN、VN
。
。
NbN、TaN等である。これらの総量は、60〜90
wtチが好ましい。
wtチが好ましい。
以下に、この発明による合金を実施例により説明する。
実施例 1゜
原料粉末として、平均粒径1.6μmのwc粉末、3.
0.c+ynのP(l粉末、1.3〜2.0μmのN
i。
0.c+ynのP(l粉末、1.3〜2.0μmのN
i。
CO粉末を使用し、第1表に示される最終成分組成を持
つように配合し、湿式ボールミルにて混合し、乾燥した
後、圧粉体を成形し、ついで真空雰囲気中、温度110
0〜1400℃に1〜3時間保持して焼結することによ
って、本発明合金1〜5および比較合金1〜3をそれぞ
れ製造した。なお、比較合金1は、Pdを含まない従来
型の合金テアリ、2,3は、Paの含有量の少ない合金
の場合であシ、本発明の範囲から低い方に外れた組成を
持つものである。
つように配合し、湿式ボールミルにて混合し、乾燥した
後、圧粉体を成形し、ついで真空雰囲気中、温度110
0〜1400℃に1〜3時間保持して焼結することによ
って、本発明合金1〜5および比較合金1〜3をそれぞ
れ製造した。なお、比較合金1は、Pdを含まない従来
型の合金テアリ、2,3は、Paの含有量の少ない合金
の場合であシ、本発明の範囲から低い方に外れた組成を
持つものである。
つぎに、上記本発明1〜6および比較合金1〜3につい
て、l5O(国際標準化機構)規格に則した人工汗(P
I(4,7) を腐食液として使用し、温度40℃±
2℃に保持した前記人工汗中に、鏡面研磨した試片の下
半分を24時間浸漬し、前記研磨面にくもりが発生する
か否かを観察する耐食試験を行なった。この観察結果を
第1表に示した。
て、l5O(国際標準化機構)規格に則した人工汗(P
I(4,7) を腐食液として使用し、温度40℃±
2℃に保持した前記人工汗中に、鏡面研磨した試片の下
半分を24時間浸漬し、前記研磨面にくもりが発生する
か否かを観察する耐食試験を行なった。この観察結果を
第1表に示した。
さらに、本発明合金の1〜5及び比較合金の1〜3を用
いて胴を製作し、カバーガラス及び裏ぶた等を組み込ん
だ後、コンクリート上へ落下した場合の耐衝撃強度を、
従来の合金を1として相対的に示した。この結果、本発
明合金1〜6は、研磨外観、耐衝撃性、耐食性のすべて
の特性において、第 1 表 ○良好 △普通 ×悪い 第 2 表 すぐれた特性を有する。これに比較して、単にノ;イン
グーの量を増大した比較合金1は、外観、耐食性におい
て劣り、一方、Paをノ(インダーとして用いても、バ
インダーの絶対量が少なく、又、金の含有量がバインダ
ーの50係に満たないと、耐食性、耐衝撃性共に良くな
く、本発明の効果を充分に発揮しえない。比較合金3の
如く)(インタ。
いて胴を製作し、カバーガラス及び裏ぶた等を組み込ん
だ後、コンクリート上へ落下した場合の耐衝撃強度を、
従来の合金を1として相対的に示した。この結果、本発
明合金1〜6は、研磨外観、耐衝撃性、耐食性のすべて
の特性において、第 1 表 ○良好 △普通 ×悪い 第 2 表 すぐれた特性を有する。これに比較して、単にノ;イン
グーの量を増大した比較合金1は、外観、耐食性におい
て劣り、一方、Paをノ(インダーとして用いても、バ
インダーの絶対量が少なく、又、金の含有量がバインダ
ーの50係に満たないと、耐食性、耐衝撃性共に良くな
く、本発明の効果を充分に発揮しえない。比較合金3の
如く)(インタ。
−の量を増加しても、Pdの含有量少なく、50チに満
尺ない時は、耐衝撃性が良くても、耐食性のレベルは悪
く、実用には耐えないことがわかる。
尺ない時は、耐衝撃性が良くても、耐食性のレベルは悪
く、実用には耐えないことがわかる。
実施例 2゜
原料粉末として、平均粒径2.5μmのTaO粉末、N
bO粉末、その他は実施例1と同じ粉末を用いて、これ
らの原料粉末を第2表に示される最終成分組成をもつよ
うに配合し、これらの配合粉末よυ、実施例1における
と同一の混合、成形および焼結条件にて、本発明合金1
.2.3および比較合金1,2.5をそれぞれ製造した
。さらに上記本発明合金1,2.3および比較合金1゜
2.3についても、実施例1におけると同一の条件で各
種試験を行ない、この試験結果を第2表に合せて示した
。
bO粉末、その他は実施例1と同じ粉末を用いて、これ
らの原料粉末を第2表に示される最終成分組成をもつよ
うに配合し、これらの配合粉末よυ、実施例1における
と同一の混合、成形および焼結条件にて、本発明合金1
.2.3および比較合金1,2.5をそれぞれ製造した
。さらに上記本発明合金1,2.3および比較合金1゜
2.3についても、実施例1におけると同一の条件で各
種試験を行ない、この試験結果を第2表に合せて示した
。
第2表に示される様に、本発明合金1.2.5は、実施
例1におけると同様に、paを重量比で50%以上含む
ことにより、バインダー量を増大させても研磨外観、耐
食性を劣下させずに、耐衝撃性を向上させることができ
る。
例1におけると同様に、paを重量比で50%以上含む
ことにより、バインダー量を増大させても研磨外観、耐
食性を劣下させずに、耐衝撃性を向上させることができ
る。
実施例 &
原料粉末として、平均粒径1.5μmのTiC粉末およ
びTiN粉末、その他は実施例2と同じ原料を用い、こ
れら原料粉末を第6表に示される最終成分組成をもつよ
うに配合し、これらの配合粉末により実施例1における
と同一の混合、成形および焼結条件にて、本発明合金1
.2.3および比較合金6,7をそれぞれ製造した。こ
の結果得られた上記合金のそれぞれについて、実施例1
におけると同一の条件で各種試験を行ない、その結果を
第3表に合せて示した。第5表に示される結果からも明
らかなように、実施例3においても、実施例1.2と同
様のすぐれた結果を示した。
びTiN粉末、その他は実施例2と同じ原料を用い、こ
れら原料粉末を第6表に示される最終成分組成をもつよ
うに配合し、これらの配合粉末により実施例1における
と同一の混合、成形および焼結条件にて、本発明合金1
.2.3および比較合金6,7をそれぞれ製造した。こ
の結果得られた上記合金のそれぞれについて、実施例1
におけると同一の条件で各種試験を行ない、その結果を
第3表に合せて示した。第5表に示される結果からも明
らかなように、実施例3においても、実施例1.2と同
様のすぐれた結果を示した。
第 6 表
第4表
実施例 4゜
原料粉末として、平均粒径1,5μ情のT i 14粉
末、1.3μ惧のNbO粉末、t7z+mのvc粉末、
その他の粉末は実施例1と同様の粉末を用い、これらの
原料粉末を第4表に示される最終成分組成をもつように
配合し、これら配合粉末により実施例1におけると同一
の混合、成形および焼結条件にて、本発明合金1,2.
5および比較合金1゜2.5をそれぞれ製造した。同様
に、これら本光明合金1.2.5および比較合金1,2
.3について、実施例1におけると同一の条件で耐食試
験を行なった。この耐食試験結果を第4表に合せて示し
た。
末、1.3μ惧のNbO粉末、t7z+mのvc粉末、
その他の粉末は実施例1と同様の粉末を用い、これらの
原料粉末を第4表に示される最終成分組成をもつように
配合し、これら配合粉末により実施例1におけると同一
の混合、成形および焼結条件にて、本発明合金1,2.
5および比較合金1゜2.5をそれぞれ製造した。同様
に、これら本光明合金1.2.5および比較合金1,2
.3について、実施例1におけると同一の条件で耐食試
験を行なった。この耐食試験結果を第4表に合せて示し
た。
第4表に示される様に、本発明合金は、これらの成分を
含有しない比較合金に比して、すぐれた特性を有するも
のであつ之。
含有しない比較合金に比して、すぐれた特性を有するも
のであつ之。
上述の様に、この発明の焼結硬質合金は、装飾部品に要
求される性質をすべて満足して備えるほか、特にすぐi
’L fc耐衝撃性を有する超硬合金を容易に形成する
ことができるので、時計用外装部品の薄型化に充分対応
できる新しい超硬として用いることができた。
求される性質をすべて満足して備えるほか、特にすぐi
’L fc耐衝撃性を有する超硬合金を容易に形成する
ことができるので、時計用外装部品の薄型化に充分対応
できる新しい超硬として用いることができた。
以 上
出願人 株式会社 諏訪精工台
代理人 弁理士 最上 務
Claims (1)
- 周期律表の4aおよび5a族の遷移全屈の炭化物および
窒化物、゛並びに炭化タングステンを主成分とする焼結
超硬合金において、その結合金属の内、重員チにおいて
5aチ以上をpa、残シをNi、Coのうち1種以上含
有し、その他年可避不純物からなる超硬合金を用いて製
造した時計用外装部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12731282A JPS5916945A (ja) | 1982-07-20 | 1982-07-20 | 時計用外装部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12731282A JPS5916945A (ja) | 1982-07-20 | 1982-07-20 | 時計用外装部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5916945A true JPS5916945A (ja) | 1984-01-28 |
Family
ID=14956822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12731282A Pending JPS5916945A (ja) | 1982-07-20 | 1982-07-20 | 時計用外装部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5916945A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5950152A (ja) * | 1982-09-13 | 1984-03-23 | Seiko Epson Corp | 時計用外装部品 |
JPS6442274A (en) * | 1987-07-29 | 1989-02-14 | Yuushiyou Kin | Stamp |
US5397417A (en) * | 1992-12-24 | 1995-03-14 | Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha | Process for producing sponge rubber stamp having open cell |
US5620777A (en) * | 1993-11-30 | 1997-04-15 | Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha | Porous rubber stamp material having open cells |
EP3943630A1 (fr) * | 2020-07-22 | 2022-01-26 | The Swatch Group Research and Development Ltd | Composant pour pièce d'horlogerie ou de bijouterie en cermet |
-
1982
- 1982-07-20 JP JP12731282A patent/JPS5916945A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5950152A (ja) * | 1982-09-13 | 1984-03-23 | Seiko Epson Corp | 時計用外装部品 |
JPS6442274A (en) * | 1987-07-29 | 1989-02-14 | Yuushiyou Kin | Stamp |
US5397417A (en) * | 1992-12-24 | 1995-03-14 | Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha | Process for producing sponge rubber stamp having open cell |
US5620777A (en) * | 1993-11-30 | 1997-04-15 | Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha | Porous rubber stamp material having open cells |
EP3943630A1 (fr) * | 2020-07-22 | 2022-01-26 | The Swatch Group Research and Development Ltd | Composant pour pièce d'horlogerie ou de bijouterie en cermet |
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