JPS59164727A - B型肝炎ウイルス表面抗原の精製方法 - Google Patents

B型肝炎ウイルス表面抗原の精製方法

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JPS59164727A
JPS59164727A JP3983783A JP3983783A JPS59164727A JP S59164727 A JPS59164727 A JP S59164727A JP 3983783 A JP3983783 A JP 3983783A JP 3983783 A JP3983783 A JP 3983783A JP S59164727 A JPS59164727 A JP S59164727A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はB型肝炎ウィルスの表面抗原(以下、HBs抗
原と略称する)の精製法、さらに詳しく、は架橋ポリサ
ッカライドを硫酸エステル化して得られる架橋ポリサッ
カライド硫酸エステルを用いて力1ラムクロマトグラフ
ィーによりHBs抗原を高度に精製する方法に関する。
B型肝炎は主として血液を介して感染するDNA型の核
酸を持つ直径42 nmのウィルスによ、って引き起こ
される。このB型肝炎ウィルスは急性肝炎を引き起こす
だけでなく、ウィルスの持続感染により慢性肝炎、肝硬
変、また恐らく肝細胞ガンをも引き起こす。B型肝炎は
世界中に広く分布し、全く自覚症状なしに長い間ウィル
スを保持している潜在的ウィルス保菌者(以下単にキャ
リアという)も非常に多く存在する。そのウィルスのキ
ャリアは日本人の総人口の2〜3%、すなわち200〜
300万人いると言われ、東南アジア・アフリカではそ
の住民の10〜15%に達しており、世界中では約2億
人がこのウィルスのキャリアであると推定されている。
B型肝炎を予防するには、通常高度に精製したHBs抗
原を不活化してB型肝炎ワクチンとして用いる方法が有
効であり、このようなり型肝炎ワクチンは医療従事者等
のB型肝炎に感染する危険性が高い人々をB型肝炎の感
染から守るだけでなく、キャリアの新しい発生を防ぎ、
最終的には地上からB型肝炎を消滅させることも期待さ
れる。
ところでこのHBs抗原は3種類のB型肝炎ウィルス関
連粒子、すなわち直径42nmで核酸を含有する直径2
70mのコアを内部に持つB型肝炎ウィルスそのもので
あるディン(Dane )粒子、核酸を含まない直径2
2 nmで長さ数十〜数百nmの桿状粒子、および直径
22 nmの小型球型粒子の表面に保有されており、こ
のHBs抗原に対する抗体が該B型肝炎ウィルスの防御
抗体となり、かかる作用機構を利用してB型肝炎ワクチ
ンとして用いられる。
従来技術 このようなり型肝炎ワクチンを製造するには、B型肝炎
ウィルスキャリアの血漿、遺伝子操作技術を利用した組
換え体の培養物や培養上澄などからHBs抗原を高度に
精製する必要がある。このHBs抗原の精製には一般に
その操作上高度の熟練を要し、それが工業的規模でのワ
クチンの製造を阻害する大きな原因となっている。
現在HBs抗原の最も一般的な精製法として知られてい
るものに密度勾配遠心法CVya s 、 G、 N等
、J、 Immunology 、 108 、111
4 (1972) ;Hirshman S、Z、 P
roceeding of NationalAcad
emy of 5cience USA、 71 、3
345(1974)〕があるが、この方法には多量の塩
化セシウムおよび蔗糖を必要とするほか、超遠心機なら
びに精製段階およびその規模に応じて各種のローターを
必要とし、多量の経費がかかる欠点を有する。
また抗原抗体反応を利用したアフィニティークロマトグ
ラフィーによりHBs抗原を精製する方法(Houwe
n 、 B等、 Journal of Immuno
logicalMethod、s、185(1975)
)も提案されており、この方法は精製効率がきわめて良
好である反面、工業的規模で行なう場合にはクロマトグ
ラフィーゲル用I−TBs抗体を得るために大量のll
Bs抗体陽性人血清が必要であるうえ、さらにHBs抗
体を一精製し、シアノゲンブロマイドなどを用いてゲル
マトリックスに結合させアフィニティーゲルを作らなく
てはならない。またこのアフィニティーゲルを用いたカ
ラムクロマトグラフィーでは、HBs抗体とゲルとの結
合が比較的弱いためにHBs抗体およびHBs抗体−抗
原反応物が溶出時に脱離する恐れがある。これらがワク
チンに混入した場合には自己免疫疾患や、腎臓病を引き
起こす恐れがある。
また他の方法として、スルホン基を有する多糖類のデキ
ストラン硫酸、コンドロイチン硫−、ヘパリンなどをシ
アノゲンブロマイドを用いてセファロースCL−4B(
スウェーデン・ファルマシア社製)あるいはセファロー
スCL −6’ B (同上)に結合させてアフィニテ
ィーゲルとし、これを用いてHBs抗原を精製する方法
が提案されているが(M、 Andersson等 V
□x Sang 、 41 、91〜97(1981)
;米国特許第4,138,287号;特開昭52−11
4018)、そのようなアフィニティーゲルはその製造
工程が複雑であり、またシアノゲンブロマイドを取り扱
うことには危険が伴ない、工業的規模での製造には問題
がある。またデキストラン硫酸、コンドロイチン硫酸、
ヘパリンなどは高価であるうえに、これらの化合物をセ
ファロースなどの担体ゲルに結合させるには限界があり
、均一な品質のアフィニティーゲルおよび高度精製度を
もたらすゲルは得がたい。さらにシアノゲンブロマイド
を用いた結合は、その結合が比較的弱いので、スルホン
基を有する多糖類が脱離し、精製HBs抗原に混入する
恐れもある。
発明の目的 本発明者等は、カラムクロマトグラフィーにより、より
簡単により安価にHBs抗原を精製する方法を見い出す
べく種々研究を重ねた結果、架橋ポリサツカライドを硫
酸エステル化して得られる架橋ポリサッカライド硫酸エ
ステルがHBs抗原と特異的に親和性を有することを見
い出し、この架橋ポリサッカライド硫酸エステルを用い
て血清および血漿などの生化学物質からHBs抗原を精
製すると、きわめて高い精製度かつ高収率で、しかもき
わめて簡単に目的とする高度精製HBs抗原が得られる
ことを知り、本発明を完成するに至った。すなわち本発
明はB型肝炎ワクチンの工業的な製造に有用なHB s
抗原の改良精′製法を提供するものであり、架橋ポリサ
ッカライド硫酸エステルを用いカラムクロマトグラフィ
ーによるHBs抗原の高度精製法を提供するものである
本発明はB型肝炎ウィルスキャリアの血清または血漿、
遺伝子操作を利用した組換え体の培養物や培養上澄液な
どのHBs抗原含有液をカラムクロマトグラフィーによ
りHBs抗原を分離精製する方法において、クロマトグ
ラフィー用ゲルとして架橋ポリサッカライドを硫酸エス
テル化して得られる架橋ポリサッカライド硫酸エステル
を用いることを特徴とする。
本発明で用いられる架橋ポリサッカライ°ド硫酸エステ
ルとは、デキストラン、セルロース類、アガロースなど
のポリサッカライドを、例えばエピクロルヒドリン、ジ
クロルヒドリン、ジブロムヒドリン、エチレングリコー
ルビスエポキシプロピルエーテル等の架橋剤で架橋して
得られる架橋ポリサッカライドを硫酸エステル化して得
られるものである。架橋ポリサッカライドはすでに市販
されており例えば、架橋デキストランとしてセファデッ
クスG−10、G−25、G−50、G−100(ファ
ルマシア社製)などがあり、架橋アガロースとしてセフ
ァローズCL−2B、CL−4B、CL−5B(ファル
マシア社製)などがあり、架橋セルロースとしてセルロ
ファインGCL−25、GCL  gQ(チッソ社製)
などがある。
これらのゲルを例えばピリジンなどの有機溶媒の存在下
クロルスルホン酸、無水硫酸などを作用させることによ
り所望の架橋ポリサッカライド硫酸エステルが得られる
この架橋ポリサッカライド硫酸エステルを用いてカラム
クロマトグラフィーによってHBs抗原を精製するには
通常のカラムクロマトグラフィーで採用される操作が適
用されるが、例えばカラムに該架橋ポリサッカライド硫
酸エステル(好ましくは球状粒子に成形したゲル)を充
填し、これをイオン強度が0.001〜1.0程度であ
る適当な緩衝液、例えば、ツキルヘ7 (Mc11va
ine’s )緩衝液(PH5,0)あるいは0.OI
Mリン酸緩衝食塩水(PH7,2)、0.1M食塩を含
むクエン酸緩衝液(pH7,2)などで平衡化したのち
に、カラムにHBs抗原含有液を通してHBs抗原を吸
着させ、上記平衡化に用いた緩衝液にて洗浄する。この
あとイオン強度が0.1〜5.0程度で、そのイオン強
度が上記平衡化、洗浄時に用いた緩衝液のイオン強度よ
り大である適当な緩衝液(pH5〜10)、例えば0.
6M食塩を含むマツキルベン緩衝液(pH4〜8)、0
.6食塩を含むリン酸緩衝液(pH6〜9)な△ どにて溶出することにより、高度に精製されたHBs抗
原が得られる。
本発明の精製法によれば、用いる架橋ポリサッカライド
硫酸エステルは架橋ポリサッカライドのマトリックスに
直接スルホン基が結合しており、このためスルホン基含
量も高く、HBS抗原の特異的吸着能にすぐれ、HBs
抗原の精製度は数十倍に及び、しかもカラムクロマトグ
ラフィーによるHBs抗原の回収率は90%以上100
%近くに達する。この方法は工業的規模においても簡単
な操作で行ないうるうえ、特別の高価な試薬も必要とせ
ず、きわめて安価にHBs抗原の工業的精製を行なうこ
とができ、ゲルの安定性にもすぐれ、しかも得られる製
品に従来法におけるような抗原抗体反応物などの不純物
が混入する恐れのない利魚を合わせ有する。本発明の方
法は従来の技術である超遠心分離あるいはイオン交換ク
ロマトグラフィーと組み合わせることも可能であり、そ
の際は従来の結果に比して非常にすぐれた結果を得るこ
とが出来る。
実施例 つぎに参考例および実施例を挙げて本発明をさらに具体
的に説明する。   ) 参考例1 0℃以下の温度にてピリジン200 meにクロルスル
ホン酸11−を滴下し、混合する。滴下終了後、混液を
加熱し、65〜70℃に昇温する。この中にエピクロル
ヒドリン架橋デキストランであるセファデックスG−5
0(ファルマシア社製)7.5yを加え、攪拌下65〜
70℃にて4時間保持する。反応終了後、冷却し、水酸
化すl−IJウム水溶液を加えて中和する。ゲルを沖過
分離し、0.01MIJン酸緩衝食塩液で充分に洗浄し
て架橋デキストラン硫酸エステルを得る。
参考例2 前記参考例1と同様にして調製したピリジン−クロルス
ルホン酸混液210 dに、架橋セルロースゲルである
セルロファインGCL−25(チッソ社製)の乾燥物7
.5ノを加え、65〜bて4時間反応させる。反応終了
後、冷却し、水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和する
。ゲルを沖過分離し、0.OIMUン酸緩衝食塩液で充
分に洗浄して架橋セルロース硫酸エステル7.2yを得
る。
参考例3 前記参考例1と同様にして調製したピリジン−クロルス
ルホン酸混液210 mlに、架橋子ff o −スゲ
ルであるセファロースCL−6B(ファルマシア社製)
のピリジン包含体30−を加え、65〜70℃にて4時
間反応させる。反応終了後、冷却し、水酸化ナトリウム
水溶液を加えて中和する。
ゲルを沖過分離し、0.01MIJン酸緩衝食塩液で充
分に洗浄して架橋アガロース硫酸エステル23meを得
る。
実施例1 前記参考例1と同様にして得られた架橋デキストラン硫
酸エステルをカラム(26,4m0X182ff)に充
填し、これを0.05M塩化ナトリウムを含む0.02
7Mマツキルベレ緩衝液(pH7,41”)で平衡化す
る。このカラム′にHBs抗原陽性人血清CHBII抗
原力価1 : 16,0OORP)(A(逆受身血球凝
集反応)、蛋白質含量70.θり/ me (ローリ−
法)、比活性(RPHA/蛋白質含量)229)3.0
−を通液したのち、上記緩衝液で充分に洗浄し、ついで
0.6M塩化ナトリウムを含む0.027Mマツキルベ
ン緩衝液(pH7,38)で溶出して、溶出画分43.
2dを得る。
この溶出画分のHBs抗原力価は1:1,024RP)
LA、蛋白質含量0.41 tq/me T:比活性2
.498であった。HBs抗原の回収率は92.2%で
、精製度(溶出画分の比活性/原料血清の比活性)は1
0.9倍に達した。
実施例2 前記参考例3と同様にして得られた架橋アガロース硫酸
エステルゲルをカラム(26,4mJ2’X47、 O
,m )に充填し、0.05M塩化ナトリウムを含む0
.027Mクエン酸緩衝液(PH7,36)で平衡化し
たのち、HBs抗原陽性人血清(HBs抗原力価1 :
 32,0OORPHA、蛋白質含量70.0■/−1
比活性457)0.5−を通したのち、上記緩衝液で充
分洗浄する。通過液および洗浄流出液〔計10.75 
me )のHBs抗原力価は32RPHA、蛋白質含量
1,118り/−1比活性28.7であった。ついで0
.6M塩化ナトリウムを含む0.027Mクエン酸緩衝
液(pI−I 7.23 )で溶出して溶出画分8.0
0.rを得る。この溶出画分のHBs抗原力価2.04
8RPHA、蛋白質含量0.217rrv/me、比活
性9437.8で、HBs抗原の回収率は85,2%で
あり、精製度は16,0倍に達した。
実施例3 前記参考例2と同様にして得られた架橋セルロース硫酸
エステルをカラム(26,4sm*X105−)に充填
し、これに0.05M塩化ナトリウムを含む0.027
Mクエン酸緩衝液(PH7,39)を通し平衡化する。
このカラムにHBs抗原陽性人血漿20−を上記緩衝液
で倍量に希釈したものを通液する。その後、上記緩衝液
で充分に洗浄する。ついで0.6M塩化ナトリウムを含
む0.027Mクエン酸緩衝液(pH7,39)で溶出
する。この′結果を第1表に示す。
第1表に示すように、HBs抗原は溶出画分にほぼ回収
され、比活性および精製度は共に約17倍に上昇した。
第1表 ×)ラジオイムノアッセイ(ダイナボット社製、オーセ
リアll−125)で測定。
(黒用正身、斉藤晴−: Japan 、 J 、Me
d 、Sci 。
Biol、、 32 、47〜52(1979)を参照
)なお、上記精製したHBs抗原の一部を超遠心分析し
た。すなわち、日立70P−72超遠心機およびRP 
S 40Tローターを用い、塩化セシウム密度勾配を作
り、これにサンプルをのせ、40.00Orpmで15
時間遠心したところ、このHBs抗原はP=1.2付近
に鋭いピークを示した。これは精製されたHBs抗原が
単一のものであることを示すものである。
比較例1 架橋セルロースゲルであるセルロファインGCL−25
をカラム(26,4鱈J2’X120鯖)に充填し、こ
れを0.05M塩化ナトリウムを含む0.027Mクエ
ン酸緩衝液(PH7,40)で平衡化する。このカラム
に実施例3で用いたHBs抗原陽性人血漿と同一ロット
の血漿20.0−を上記緩衝液で2倍に希釈して通液し
、同緩衝液でカラムを充分に洗浄する。ついで0.6M
塩化す) IJウムを含む0.027Mクエン酸緩衝液
(pH7,40)で溶出した。HBs抗原の98.2%
は素通り画分に回収され、また蛋白質もほぼ完全に(9
6,7%)素通り液に回収された。溶出画分に吸光度の
ピークは観察されず、またHBs抗原価は1:2以下(
RPHA)であり、HBs抗原は全く精製出来なかった
実施例4 参考例3と同様にして調製した架橋セルロース硫酸エス
テルをカラム(26,4mJ2’X 125鱈)に充填
し、0.01Mリン酸緩衝食塩液(pH7,20)で平
衡化する。HBs抗原陽性人血清を硫安塩析後、密度勾
配ゾーナル遠心機(日立70P−72)を用いて精製(
日立RPZ−35−Tローター使用、蔗糖密度勾配置0
〜45%w/w、30.00 Orpm、20時間およ
び日立RP Z −48△ローター使用、蔗糖密度20
〜50%w/w、42.00 Orpm、20時間)し
たのちに0.OIMUン酸緩衝食塩液に透析したHBs
抗原含有液40 tne (HBs抗原力価1:32.
0OORPHA、免疫電気交差法で正常人血清陽性)を
上記カラムに通液する。0.01MIJン酸緩衝食塩液
(pH7,20)で洗浄後、0,6M塩化ナトリウムを
含む0.01MIJン酸緩衝食塩液(pH7,20)で
溶出し、溶出画分12.9 meを得た。この溶出液は
HBs抗原力価1 :102400  で免疫電気交差
法でHBs抗原以外の血漿蛋白は検出されず、HB s
抗原はほぼ完°全に精製され、回収率は96.0%であ
った。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)B型肝炎ウィルス表面抗原含有液をカラムクロマ
    トグラフィーにかけて精製B型肝炎ウィルス表面抗原を
    得る方法において、クロマトグラフィー用ゲルとして架
    橋ポリサッカライド硫酸エステルを用いることを特徴と
    するB型肝炎ウィルス表面抗原の精製方法。 (2)架橋ポリサッカライド硫酸エステルが架橋セルロ
    ース硫酸エステルおよヒ架橋アガロース硫酸エステルお
    よび架橋デキストラン硫酸エステルから選ばれる1種で
    ある前記第(1)項記載の方法。 +31  架橋セルロース硫酸エステルがエピクロルヒ
    ドリン架橋セルロース硫酸エステルである前記第(2)
    項記載の方法。 +41  架橋セルロース硫酸エステルがエピクロルヒ
    ドリン架橋アガロース硫酸エステルである前記第(2)
    項記載の方法。 (5)架橋デキストラン硫酸エステルがエピクロルヒド
    リン架橋デキストラン硫酸エステルである前記第(2)
    項記載の方法。
JP3983783A 1983-03-09 1983-03-09 B型肝炎ウイルス表面抗原の精製方法 Granted JPS59164727A (ja)

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US06/586,702 US4515714A (en) 1983-03-09 1984-03-06 Method for purification of hepatitis B virus surface antigen
CA000449009A CA1216790A (en) 1983-03-09 1984-03-07 Method for purification of hepatitis b virus surface antigen
AT84102501T ATE38152T1 (de) 1983-03-09 1984-03-08 Verfahren zur reinigung des hepatitis-b-virusoberfl|chenantigens.
KR1019840001160A KR880002586B1 (ko) 1983-03-09 1984-03-08 B형 간염 바이러스 표면 항원의 정제방법
DE8484102501T DE3474775D1 (en) 1983-03-09 1984-03-08 Method for purification of hepatitis b virus surface antigen
EP84102501A EP0118885B1 (en) 1983-03-09 1984-03-08 Method for purification of hepatitis b virus surface antigen
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52114018A (en) * 1976-03-18 1977-09-24 Kabi Ab Purification and isolation of hepatisis virus for producing vaccine

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52114018A (en) * 1976-03-18 1977-09-24 Kabi Ab Purification and isolation of hepatisis virus for producing vaccine

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