JPS59163924A - エコ−・キヤンセラの収束時間減少方法 - Google Patents

エコ−・キヤンセラの収束時間減少方法

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JPS59163924A
JPS59163924A JP59033384A JP3338484A JPS59163924A JP S59163924 A JPS59163924 A JP S59163924A JP 59033384 A JP59033384 A JP 59033384A JP 3338484 A JP3338484 A JP 3338484A JP S59163924 A JPS59163924 A JP S59163924A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/20Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
    • H04B3/23Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers
    • H04B3/238Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers using initial training sequence

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、両方向伝送路に結合した一方向の送信路及び
受信路の間の送受信装置に接続され、送信路に供給され
た信号に応答して受信路に生ずるエコーを相殺するため
に使用するエコー・キャンセラであって、送信蕗に供給
された信号から導出した複葉信号を処理して実信号成分
を供給するためN個の調整可能複葉係数を有するトラン
スバーサル・フィルタと、受信路における信号及びトラ
ンスバーサル・フィルタの出力信号の間の差信号を発生
する差信号発生回路とを備えたエコー・キャンセラの収
束時間を減少させる方法に関する。
また本発明はトレーニング信号発生装置に関する0 エコー・キャンセラは、例えば、データ伝送モデムにお
いて使用され、かかるモデムの送信路及び受信路は4線
回線を構成し、これら送信路及び受信路をハイブリッド
回路として知られる結合回路により結合し、各モデムが
結合回路を介して外部に対し2線回路を有するようにす
る。それぞれの2線回線を介して2個のモデムの間に接
続路が確立された場合、各モデムの受信路にはエコー信
号と呼ばれる不所望信号が発生し、エコー信号は同じモ
デムの送信路によって送信される信号の一部であり、結
合回路の不完全性及び/又は接続路における反射に起因
して発生する。エコー・キャンセラの目的は、それぞれ
の2線回線によって接続された2個のモデムの間におい
て全2重伝送を可能ならしめるためこのエコー信号を自
動的に相殺するにある。
エコー・キャンセラではトランスバーサル・フィルタの
係数を調整して、この係数がエコー通路ツインパルス・
レスポンスのサンプルに実際上等しくなるようにし、従
ってトランスバーサル・フィルタにより、差信号発生回
路の出力信号におけるエコー信号を自動的に相殺する擬
似エコー信号を発生するようにする必要がある0有用な
信号の伝送期間に当り一般にトランスバーサル・フィル
タの係数は、差信号発生回路の出力端子に生ずる差信号
即ち誤差信号の平均二乗値を最小にするよillういわ
ゆる傾斜アルゴリズムに従って繰り返し調整される。こ
の方法を有用な信号の伝送以前におけるトランスバーサ
ル・フィルタの初期設定に使用した場合、係数の収束時
間が数秒と極めて長くなり、側底許容できない。
特願昭58−106588号には、有用な信号の伝送以
前にエコー・キャンセラの迅速な収束を可能ならしめる
係数の計算方法が記載されている。
本願はこの方法の改良に関するものであるが、この方法
の要旨を説明する以前に、次の事柄を指摘しておくこと
が必要である。即ち、送信路に供給するデータ信号は一
般に同相及び直交位相搬送波の変調を介して伝送され、
この目的のため、このデータ信号をまず符号化して、デ
ータ間隔Tに対し瞬時nTに値を変化できる複素信号D
 (n)を形成し、この複素信号を、一方において、送
信される変調搬送波信号を発生させるために使用する複
素信号用フィルタに供給し、かつ他方において、エコー
・キャンセラに供給する。従って、エコー・キャンセラ
のトランスバーサル・フィルタは複素信号D (n)を
複素係数を介して処理するよう構成される。
前記特願昭58−106’588号に記載された・方法
の第1変形方法では、受信路において受信した信号εR
(n)から複素信号ε(n)を形成して、エコー・キャ
ンセラの差信号発生回路によって供給される誤差信号が
複素信号ε(n)と、トランスバーサル・フィルタによ
って供給される複素信号との差によって形成されるよう
にする0この第1変形方法では、ベクトルCによって示
されるエコー・1゛キヤンセラのN個の複素係数は次の
動作を介して得ることができる。
m一時nTに送信されるデータd (n)で構成され、
少なくともNTに等しい周期LTを有し、かつ次式 で表わされる特性を有する周期性複素トレーニング信号
の送信、 但し、各整数土に対しては1≦i≦N−1であ+uす、
d(n)はこの複素トレーニング信号のデータd(n)
の複素共役値、 トレーニング信号の少なくともN個のデータの送信後、
トレーニング信号の次のN個のデータによって形成され
る系列から次式 にょう係数Cの計算、 但し、coはトランスバーサル・フィルタのN個の初期
係数を示すベクトル、 E’(n)はトランスバーサル・フィルタに供給される
最後のN個のデータの複素共役値によって形成されるベ
クトル、 σは、C2が各送信デ′−夕の電力を示す一定項となる
ようデータを正規化するための環0実際上、これら初期
係数の値はゼロに設定されるので、係数の計算に当りC
8−0であり、かつ複素差信号e (n)は受信信号5
R(n)から形成した複素信号ε(n)に等しくなる0
従って式(2)はと表わすことができる。
上式(1)によって規定されるトレーニング信号(D特
性は、エコー路のインパルス・レスポンスが直流分を含
む場合及びエコー路のインパルス・レスポンスが直流分
を含まない場合の両方において成立する。インパルス・
レスポンスが直流分を含まない場合に限定して考察する
と、トレーニング信号に要求される特性は、式(1)に
代えて、次式(1a) で表わすことができる。従って、係数の計算には式(2
)および(8)に代えて次式(za)又は(8a)を使
用することができる。
トレーニング系列の発生が開始される瞬時を原点とする
と、エコー・キャンセラのN個の係数はNT+LT=(
N+L )Tに等しい時間において得ることができ、こ
こでNTはエコー路ツインパルス・レスポンスの最大持
続時間であって、これにより係数の個数Nが決まり、一
方、LTはトレーニング信号の周期であ′る。LをNに
等しく選定した場合、最小収束時間は2NTになる。
しかし、前記着願昭58−106588号による方法の
第1変形方法は実施するにはがなり複雑であり、その理
由は受信信号εR(n)がら複素信号ε(n)を形成す
るため受信路に900移相回路を必要とするからである
。同時に、係数の計算に、複素数の乗算を必要とする。
前記特願昭58−106588号による方法の第2の変
形方法では、ががる複雑さを回避するため′、実信号で
ある受信信号εR(n)を用いてN個の係数を計算する
ことが示唆されている。この第2変形方法による係数計
算方法は次の2つの過程を含み、 ・−第1過程において、上記のどちらかの特性を有する
トレーニング信号D (n)を送信し、このトレーニン
グ信号の少なくともN個の送信データ後に、この第1過
程に当り送信された信号に応じて受信した信号εR□(
n)によって複素信号ε(n)を置換した式(3)に従
って係数00を計算する; 一第2過程において、第1過程と同じ処理を行うが、そ
の場合トレーニング信号D + (n )としては信号
D+(n) = j −D (n)を送信し、かつ複素
信号6(n)を受信信号εu2(n)で置換した式(8
)に従って係数Cgを計算する。
第2過程の後に和C=0□十C8を形成することによっ
て所望の係数Cが得られる。前記特願昭58−1065
88号の一第2変形方法ではエコー・キャンセラの収束
時間はg(N+L)Tとなり、LをNに等しく選定した
場合最小値4N1’となる。
本発明の目的は、エコー・キャンセラの複素係数を初期
設定する方法であって、受信信号を直接使用するが、4
NTより小さくできる最小時間において単に一過程で係
数を計算できるようにする方法を提供するにある。
かかる目的を達成するため本発明の方法は、l≦i≦N
−1である各整数iに対し なる特性を有する周期性複素トレーニング信号を送信し
、 更に、送信される前記トレーニング信号が0≦i≦N、
−1である各整数iに対し なる特性を有し、 前記トレーニング信号の少なくともN個のデータの送信
後、送信された次のL個のデータによって次式 に従ってトランスバーサル・フィルタの係数を計算する (但しCは計算の終りに得られるN個の係数のベクトル
、 coは初めのN個の係数のベクトル、 e R(n )は前記差信号、 D’(n)はトランスバーサル・フィルタに供給される
最後のN個のデータの複素共役値のベクトル、σ2は各
送信データの電力を示す定数項)ことを特徴とする。
実際上、トランスバーサル・フィルタの初めの係数即ち
初期係数O8はゼ四に設定され、これにより更に、係数
を計算するための上式における差信号e R(n )に
対し受信信号εR(n)を代入することが可能となる。
実際上しばしば当面する・ように、エコー通路のインパ
ルス・レスポンスが直流分を含んでいる場合には、上述
した如く計算した係数は適正でなくナル0本発明の変形
方法では、このように計算した係数を極めて簡単に修正
する方法を提供する。
この変形方法では、前記トレーニング信号のデータを、
トランスバーサル・フィルタに供給するデータに対し少
なくともlデータ間隔Tだけ遅延して送信路へ送信し、
トランスバーサル・フィルタの係数の個数Nをエコー通
路のインパルス・レスポンスの最大持続時間に対応する
個数より少なくとも1だけ大きい個数に選定し、係数の
計算の終端に、計算した第1係数又は計算した一つの補
足係数を、計算した他の係数から導出してトランスバー
サル・フィルタの所望の係数を形成するようにする。
更に、本発明は、上述した2つの特性を有するトレーニ
ング系列を発生する簡単な方法を提供する。
この方法では、前記トレーニング信号のデータd (n
)を、それぞれが周波数1/Tで同期して発生する+1
及び−1エレメントを含む最大長さLの2つの同一擬似
ランダム系列から形成し、これら2つの同一擬似ランダ
ム系列をデータ間隔Tの個数にだけ互にシフトし、瞬時
nTにおける各データd (n)の実成分及び虚成分を
同一瞬時における前記2つの擬似ランダム系列における
エレメントの値の加算及び減算(又は減算及び7J[I
算)によってそれぞれ得るようにする。
前記2つの擬似ランダム系列の長さLをL≧2N+1に
選定し、かつ前記2つの擬似ランダム系列の間のシフト
をに=(L−1)/2となるよう選定すると好適である
。この場合エコー・キャンセラの収束時間を実際上3N
Tに低減することができる。
次に、図面につき本発明の詳細な説明する。
第1図にブロック図で示したエコー・キャンセラを・設
けるモデムは送信すべきベースバンド・データを供給さ
れる変調装M2を設けた送信路1と、受信機4を設けた
受信路3とを備えており、この受信機の機能は遠方のモ
デムから送信されたデータを復元することである。変調
装置2の出力端は(ハイブリッド)結合回路5の送信ア
クセス端に接続し、この結合回路の受信アクセス端は後
述する所定個数の要素を介して受信機4の入力端子に接
続する。この結合回路5により、モデムの一方向の送信
路及び受信路を両方向伝送路6に接続し・て、この伝送
路6に同じ態様で結合した遠方のモデム(図示せず)と
全二重接続路を確立することができる。
変調装置2が遠方のモデムへ伝送すべきデータによって
変調された信号を送信路1に送信した場合、受信路8に
は結合回路5における不完全な動作又は伝送路6におけ
る反射により不所望なエコー信号が発生し、受信機舎に
おいて遠方のモデムから到来する受信信号の復調を妨害
する。第1図のモデムに設けるエコー・キャンセラの機
能は受信路8におけるエコー信号を除失することである
0このエコー・キャンセラは伝送すべきベースバンド・
データから変調装置2において形成されかつ同相及びI
交位相搬送波の変調を介して伝送できる複素データ信号
を使用する。図示の実施例では変調装置2は符号化回路
7を備え、この符号化回路は伝送すべきデータを供給さ
れて、搬送波に割り当てるべき振幅A(n)及び位相変
化ψ(n)を、周波数1/Tのクロック信号を発生する
クロック信号発生器8によって決まる瞬時nTにおける
デ−タの関数として示す1対の信号を送出し、ここで1
 / Tは変調レートであり、nは一艶から+ωにわた
る整数である。各変調時間間隔T中の(無&g1り搬送
波の位相変化Δψを考慮するため加算器9を使用して、
各瞬時nTに、伝送すべき変調された搬送波の絶対位相
1(n)を示す和ψ(n)+Δψを発生させるようにす
る。振幅信号A (n)及び位相信号1(n)は複素信
号形成回路lOに供給し、この回路10は複素信号D 
(n)の実成分、A(n)・cos F(n)及び虚成
分A (n) −sin F (n)を形成する。変調
装置2においては複素信号D (n)を2個の帯域フィ
ルタ11及び12で構成した複素信号用帯域フィルタに
供給し、これら2個の帯域フィルタは複素信号D (n
)の実成分及び虚成分をそれぞれ供給され、かつ伝送に
使用する搬送波を中心Jlil波数とする通過帯域を有
している。2個のフィルタ11及び12の出力信号を加
算器13において加算してアナログ変調搬送波信号を形
成し、これを結合回路5の送信アクセス端に供給する。
このようにして変調装置2において形成した複素信号を
エコー・キャンセラにおいても使用する。
なお説明を明瞭にするため第1図において複素信号の生
ずるリード線を二重直線で示し、実信号の生ずるリード
線を単一直線で示しである。エコー・キャンセラはトラ
ンスバーザル・フィルタ15を備え、このトランスバー
ザル・フィルタは瞬時nTQこサンプリングされかつ図
面を簡単にするためアナログ形式と仮定した複素信号D
 (n)を供給される。 トランスバーザル・フィルタ
15にはその複素係数のための制御回路16を設ける。
本発明の方法を使用する場合、トランスバーサル・フィ
ルタ15を適切に構成して、第1図に示すように、複素
人力信号D(n)及び複素係数から生ずる複素信号の実
成分である実出力信号εR(n)を送出するようにする
。トランスバーサル・フィルタ15の出力信号εR(n
)は差信号発生回路17の(−)入力端子に供給し、そ
の(+)入力端子には結合回路5の受信アクセス端に生
ずる信号のサンプルを供給する。かかるサンプルは、ク
ロック信号発生器8によって発生ずる周波数feでサン
プリングを行うサンプル・ホールド回路19によって形
成する。この周波数feは変調周波数1 / Tの整数
倍、従ってf。−q/T (但しqは整数)であり、こ
れはエコー信号につきシャノンの定理に従一つで選定さ
れる。しかし、回路19によって発生するサンプルの説
明を簡単にするためこれ以降データ信号D (n)のサ
ンプルと同−斡時nTに周波数17 Tで発生する記号
εR(n)で示した信号を考察する。実際上、周波数f
。=q/Tでサンプリングされた受信信号は周波数1 
/ Tにおけるq個の飛越しサンプル系列で形成されて
いると考えることができ、エコー・キャンセラ技術にお
いてはこれらq個のサンプル系列を、周波数1 / T
でそわそわ独立に作動するq゛個のエコー・サブキャン
セラにおいて同一態様で処理できることは周知である。
差信号発生回路17によって発生した実信号e R(n
 )は制御回路16に供給し、この制御回路ではこの実
信号を用いてトランスバーサル・フィルタ15の係数を
調整する。この係数を適切に調整した場合、トランスバ
ーサル・フィルタ15によって供給される擬似エコー信
号εR(n)が結合回路5の受信アクセス端に生ずるエ
コー信号に実際上等しくなり、従って、・□差信号発生
回路17によって供給される信号e R(n )におい
てはエコー信号が実際上相殺される7o従って、エコー
信号を除去された差信号が低域フィルタ2oを介して受
信機4に供給されることとなる。
有用なデータの伝送に当りエコー・キャンセラの係数は
一般に、差信号発生回路17によって供給される誤差信
号の平均二乗値を最′小にするいわゆる傾斜アルゴリズ
ムを使用して制御回路16で繰り返し制御される。伝送
が行われる以前にがかる係数の最適値を迅速に得るため
前記特願昭58−106588号には、エコー信号が直
流分を有しない場合式(1)又は式(1a)によって規
定される特性を有するトレーニング信号D (n)の伝
送に基づく方法が開示されている◇先に説明したように
、複素信号ε(n)が、供給された実信号がら形成され
ている場合には、エコー・キャンセラの複素信号は実際
上、式(8)から計算することかで”きる0複素信号の
形成を回避し、かつ供給された実信号εR(n)から直
接エコー・キャンセラの複素係数を計算するための先に
述べた二つの過程を介する方法は、先に説明したように
、係数の計算に2倍の時間を要するという欠点を有して
いる。本発明は同じく、供給された実信号を直接使用し
て遥に短い計算時間で係数を計算する方法を提供する。
本発明の方法では、送信変調搬送波を発生させるためフ
ィルタ11及び12に供給すると同時にエコー・キャン
セラのトランスバーサル・フィルタ15にも供給する複
素信号D(n)を、少なくともNTに等しい周期LTを
有しかつ次の2つの特性を有する周期性トレーニング信
号とする:但し整数iは1≦i≦N−1、 但し整数iはO≦i≦N−10 次に、これらの特性を有するトレーニング信号を極めて
簡単に得る手段を説明する。この点につき、前記特願昭
58−1.06’ 588号では、同様な特性を有する
が右辺の値をゼロに等しくする信号が推賞されている。
一般的に云って式(4)及び(5)(右辺の値が−1)
の特性を有する信号の発生の方が簡単である。かかる信
号は、その長さLを所望の如く大きく選定できる(但し
L=2p−1テ表ワサれ、pは整数)最大長さの擬似ラ
ンダム系列を発生する擬似ランダム系列発生器から得る
ことができる。一方、式(4)及び(5)の特性を有し
かつ右辺の値がゼロである信号は、変調装置によって通
常送信されるシンボル以外のシンボルGこ対する値を使
用しない旨決定された場合制限された長さLの周゛期を
有する。
トレーニング信号D(n)の少なくともN個のデー タ
ノ送GIllti合回路5の受信アクセス端にエコー信
号が現われ、このエコー信号εR(n)及びトレーニン
グ信号D (n)の次のL個のデータを用いて回路16
において次式 に従ってトランスバーサル・フィルター5のN個の係数
を計算する。この式(6)において使用した項について
は既Qこ説明した。ベクトル6 にょって表わされる初
めのN個の係数は計算時間中維持され、計算時間の終端
に係数Cが得られる。
実際上、初期係数0゜はゼロに設定されるので、計算時
間中はトランスバーサル・フィルタにょって供給される
信号gR(n)はゼロであり、従って差1“信号eR(
n)は受信信号εR(n)に等しい。ががる態様におけ
る動作により、係数は次式 に従って計算することができる。第1図においてサンプ
ル・ホールド回路19及び制御回路16の間の硬線結線
は、係数を式(7a)に従って計算する場合制御回路1
6において信号εR(n)が使用されることを示す。以
下において、記述を簡単にするため式(7a)を使用す
ることがあるが、式(6)又は(7)を使用した場合も
同じ結論が成立つことは明らかである。
次に、いかなる条件の下で、式(7a)による係数の計
算の終端に、エコー信号を相殺できるトランスバーサル
・フィルタの係数を得ることができるかをベクトル記号
を用いて説明する。
瞬時Z’lTにトランスバーサル・フィルタに存在する
複素信号D (n)のN個のサンプルを示すN個の要素
を有するベクトルD (n)は既に定義した。
す0 トランスバーサル・フィルタのN個の計算された
係数を示すN個の要素を有するベクトルCも既に定義し
た。信号D (n)が供給されるエコー通路のインパル
ス・レスポンスのサンプルを示スN個の複素要素を有す
るベクトルには次の如く定詮スル。即ちO=にの場合に
、トランスバーザル・フィルタの係数は最適であり、エ
コーを相殺することができる。
かかるベクトル表記法によると、受信路において受信し
たエコー信号εR(n)の複素信号ε(n)はε(n)
 = D (n)・k と表わすことができる。受信エコー信号εR(n)は複
素信号ε(n)の実部であり εR(n) =凪。〔ε(n)〕 で表わすことができる。
削成を考慮すれば容易に次式 g R(n) =2 [E (n) ・M +T5*(
n) ” M’]   (8)が得られ、ここで五ゞ(
n)及びk はそれぞれD (n)及びkの共役値であ
る。
式(8)を考慮すれば式(7)は で表わすことができ、ここでE(n)及びF(n) ハ
N次のマトリックスであり である◇ マトリックスE(n)は一般項 d((n−j)modulo L) を有している。
トレーニング信号の式(4)の特性を考慮すると、i−
+jであるi、jのすべての値に対しe↓j(n)−一
・′ となる。
一方 であり、ここでσ はトレーニング信号における各デー
タの電力である。
従って式(9)の項E (n)・kは と表わすことができ、ここでki(但しi=0゜1、・
・・・、N−1)はベクトルにのN個の要素であり、工
は単位値のN個の要素を有するベクトルである。
マトリックスF (n)は一般項 を有する。
トレーニング信号の式(5)の特性を考慮すると、i及
びjのすべての値に対し fij(n)ニー02 となる。
従って式(9)の項F(n)・i′は で表わすことができる。
式(10)及び(11)を考慮して式(9)は最終的(
こと表わされる。
エコー通路のインパルス・レスポンスの複素サンプルk
iの実部kiRを代入すると、上式はと表わすこともで
きる。
式(12)において項iミ。kiRはエコー通路のイン
パルス・レスポンスの実部の直流分を示ス。この直流分
がゼロの場合、式(12)はO=にとなり、これは式(
4)及び(5)の特性を有するトレーニング信号と共に
式(7)に従って計算した係数Cによッテエコー信号を
相殺できることを示している。
しかし、一般に、前記直流分はゼロではない。
例えば、第1図に示した帯域通過形式のエコー・キャン
セラでは、受信信号のサンプリング周波数が1 / T
に等しく即ちシャノン周波数より低い場合エコー通路の
インパルス・レスポンスの直流分がゼロでないことは明
らかである。しかし、たとえ受信信号をシャノンの定理
を満足するサンプリング周波数でサンプリングしたとし
ても同じ結論に到達する。上に説明したように、実際上
、エコー・キャンセラを時分割方式で作動するq個のエ
コー・ザブキャンセラとして構成し、各エコー・サブキ
ャンセラが変調周波数1/Tでサンプリングした受信信
号に独立に作動するようにする。その結果、エコー通路
のインパルス・レスポンスの直流分がゼロでなくなる。
エコー通路のインパルス・レスポンスの直流分がゼロで
ない場合、式(12)によって得られる検値X。即ち たけ相違する。
本発明は式(7)に基づいて計算した係数を修正して正
しい係数が得られるようにする極めて簡単な方法を提供
する。計算した各係数からは値)6゜を減算すれば充分
である。云い換えれば、式(7)に従って計算した係数
をCとすれば、正しい係数C−には演算 を行うことによって得られる。
修正項X。を計算するため、トレーニング信号D (n
)の送信データを、第1図に破線ブロックで示した遅延
回路21によって、エコー・キャンセラのトランスバー
サル・フィルタに供給する信号D (n)のデータに対
し変調周期Tだけ遅延させる。
かかる状態の下では、エコー・キャンセラの見地から、
エコー通路のインパルス・レスポンスの第1係fik。
は必ずゼロになる。一方、トランスバーサル・フィルタ
の係数の個数Nを、エコー通路のインパルス・レスポン
スの最大持続時間に対応して厳密に必要な個数より1だ
け大きく選定した場合には、式(7)によるトランスバ
ーサル・フィルタの係数の計算により、最初の係数に対
して値co=Xoが得られる。このようにして形成した
修正値X。を、計算した他の計数値から減算することに
より、式(14)によって修正係数を得ることができる
。送信データを数倍の周期Tだけ遅延した場合には、こ
れに適合した係数の個数Nと共に、原理的に同一である
数個の修正値X。を得ることができること勿論である。
式(8)及び(4)の特性のデータd (n)を有する
複素トレーニング信号を得るための簡単な方法を次に説
明する。第2図に示した装置は最大長さを有する擬似ラ
ンダム系列を発生する2個の擬似ランダム系列発生器2
5及び26を備えている。これら2個の擬似ランダム系
列発生器は同一構造を有しており、極めて周知の態様に
おいて、2個のレジスタ段を有するシフトレジスタ及び
排他的論理和回路をもって構成し、その場合シフトレジ
スタの2個のレジスタ段の出力を排他的論理和回路に供
給し、排他的論理和回路の出力端子をシフトレジスタの
入力端子に接続する02個の擬似ランダム系列発生器は
長さL=2p−1の同じ擬似ランダム系列であって、適
当な初期設定信号工、及びよりを介してにレジスタ段だ
け互にシフトされた擬似ランダム系列を供給するように
する。従って、擬似ランダム系列発生器25及び26に
よって供給される2進信号をそれぞれa (n)及びb
 (n)とすると b(n)= a(n+k) と表わすことができる。
2つの2進信号a(n)及びb (n)はエンコーダ2
8に供給し、このエンコーダは実成分dr(n)及び虚
成分di(n)を有する複素データd (n)から成る
所望のトレーニング信号を送出する。エンコーダ28に
よって行われる動作を下の表Iに示す。
説明を簡単にするためエンコーダ28によって供給され
るデータは正規化されており、即ちこれらデータに対す
る正規化係数σは1に等しいと仮定する。
表  ■ 2個の擬似ランダム系列発生器25及び26が値−1又
は1の2進信号a (n)及びb (n)を供給すると
仮定すると、この表の初めの2列は対を成す信号a (
n)及びb (n)に対する4つの可能な状態を示して
いる。
この表の次の2列は所望の複素信号d(n)の実成分及
び虚成分である信号dr(n)及びdi(n)’の値を
それぞれ示し、所望の複素信号d (n)の値を最終行
に示しである。信号d r (n )及び(11(n 
)はa(n)及びb (n)から次式 を介して導出する。
上記の表から明らかなように1.2つのレベ、ル十1及
び−1を有する信号a(n)及びb (n)を組合せて
3つのレベル+1.−1及び0を有する信号dr(n)
及びdi(n)を形成するので、複素信号d(n)は実
の値+1又は−1又は虚の値+j又は−jとなる。
複素信号d(n)は次式 から形成することもできる。
また式(15)及び(16)における右辺の符号を変え
ることもできる。
上述したようにトレーニング信号の複素データa (n
)を形成する代りに、2個の擬似ランダム系列発生器及
びエンコーダを用いてトレーニング系列の周期LTのデ
ータd (n)の上記成分dr(n)及びd i(n 
)をメモリに蓄積し、これら成分をレート1 / Tで
読出すようにすることもできる。
次に、上述した一方の態様又は他方の態様で形成したト
レーニング信号は最適形態で使用できることを説明する
説明を簡単にするため、エンコーダ28によって供給す
るデータは正規化されていると仮定したからσ=1であ
り、そのとき、トレーニング信号に要求される一方の特
性を規定する式(4)の左辺をAO(i)で表わすと となり、AC(i)はシフト量主に対する複素信号cl
(n)の自己相関関数である0 同じくσ=1のとき、トレーニング信号に要求される他
方の特性を規定する式(5)の右辺をB(i)で示すと となる0 2つの関数AC(i)及びB (i)は周期りの周期関
数である。
前述したように、同じ最大長さを有しかつ互にkだけシ
フトされた2つの擬似う、ンダム系列から形成され、次
いで表■に示したように符号化される複素データa (
n)から成るトレーニング信号の場合、0からL−1に
変化するiに対して規定される周期りにおいて自己相関
関数AC(i)は次の値となる。
かかるAO(i)の値を第8図a G、:lの関数とし
て示す。この図から明らかなように、特に、i=k及び
1=L−k(但しk(L−kに選定しである)に対し関
数AC(i)は傾斜した矢印で示した2つの共役値とな
る。i=Lから開始すると関数AC(i)は周期りで繰
り返されるO また関数B (i)は0からL−11こわたるj、に対
する周期において次の値となる0 かかるB (i)の値を第8図すにiの関数として示し
である。
式(17)及び(18)を用いると、トレーニング信号
に必要な特性を規定する式(4)及び(5)はAC(i
)=−1(但し1≦i≦N−1で  (21)ある各i
に対し) B(i)=−1(但し0≦i≦N−1で   (2z)
ある゛各iに対し) と表わされる。
上述したようにして形成したトレーニング信号d (n
)は、Nを 特開昭59−163924 (11) N≦に土nf (但しkinfは2つの値k及びL−にの小さい方を示
す)に選定した場合、これらの特性を有する0所定周期
りを有するデータ信号d(n)に対しては、自己相関関
数の不所望項AO(k)及びAC(L−k)をできる限
り原点i二〇から除去すると常に有利である。
これは −1 に= −(Za ) (こ対して得られ、L = 2p−1は奇数であるから
、kは必らず整数になる。これは L+1 L −k= −(24) であることを意味する。
式(28)及び(24)に示したk及びL−にの特定の
値に対し、2つの不所望項AC(k)及びAC(L−k
)は、第8図Cに示したように、互に極めて接近する。
その結果、かかる状態の下で 、  L””1      (25) AC(i)−一1 (但し1≦1≦璽「−1である各1
に対し) となる。
式(23)及び(24)に示したk及びL−にの特定の
値に対し、B (i)の不所望項即ちB (k)及びB
(L−k)も、第8図dに示したように、互(こ極めて
接近するQその結果、かかる状態の下で、  L−1(
26) B(i)=−1(但し0≦1≦薯璽−1である各主に対
し) となる0 トレーニング信号に対し厳密に要求される式(21)及
び(22)の特性から、k== L=」・と共(こ説明
した如く形成される周期りのトレーニング信号゛は −1 N≦□ である長さNを有するトランスノく一すル・フィルタを
合体したエコー・キャンセラに好適であるO逆に、所定
長さNを有するトランスノく−サル・フィルタに対して
は、上述したよう(こ形成され力)つ L≧2N+1 である周期りを有するトレーニング信号を選定する必要
があるO −1 このトレーニング信号によれば、N ニア (7)場合
収束時間(L十NT)を(8・N+1)Tご3NTしこ
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を適用できるエコー・キャンセラを
設けたモデムを示すブロック図、第2図は本発明方法で
使用するトレーニンク°f言゛  号の発生装置の一例
を示すブロック図、第8図は第2図の作動説明図である
0 1・・・送信路      2・・・変調装置3・・・
受信路      4・・・受信機5・・・結合回路 
    6・・・伝送路?・・・符号化回路 ・8・クロック信号発生回路 9 加算器      1o  ・複素信号形成回路1
1、’12 ・帯域フィルタ 13・・加算器15・ト
ランスバーサル・フィルタ 16  ・制御回路     17・・差信号発生回路
19−ザンプ、ル・ホールド回路 20・・・低域フィルタ   21・・遅延回路25.
26・・擬似ランダム系列発生器28  エンフーダ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 両方向伝送路に結合した一方向の送信路及び受信路
    の間の送受信装置に接続され、送信路に供給された信号
    に応答して受信路に生ずるエコーを相殺するために使用
    するエコー・キャンセラであって、送信路に供給された
    信号から導出した複素信号を処理して実信号成分を供給
    するためN個の調整可能複素係数を有するトランスバー
    サル・フィルタと、受信路における信号及びトランスバ
    ーサル・フィルタの出力信号の間の差信号を発生する差
    信号発生回路とを備えたエコー・キャンセラの収束時間
    を減少させるに当り、瞬時nT(但しTはデータ間隔)
    に送信され、少なくともNTに等しい周期LTを有し、
    かつ1≦i≦N−1である各整数土に対し なる特性(但しa (n)はd(n)の複素共役値であ
    り、σ2は各送信データの電力を示す定数項である)を
    有するデータd (n)で構成される周期性複素トレー
    ニング信号を送信するエコー・キャンセラの収束時間減
    少方法において、 送信される前記トレーニング信号が更に、0≦i≦N−
    1である各整数iに対し なる特性を有し、 前記トレーニング信号の少なくともN個のデータの送信
    後、送信された次のL個のデータによって次式 に従ってトランスバーサル・フィルタの係数を計算する (但しCは計算の終りに得られるN個の係数のベクトル
    、 Ooは初めのN個の係数のベクトル、 eR(n)は前記差信号、 ’i5”(n)はトランスバーサル・フィルタに供給さ
    れる最後のN個のデータの複素共役値のベクトル) ことを特徴とするエコー・キャンセラの収束時間減少方
    法。 区 トランスバーサル・フィルタの前記初めの係数をゼ
    ロに設定し、かつ係数Cを次式(但しeR(n)は受信
    路において受信される信号)に従って計算する特許請求
    の範囲第1項記載の収束時間減少方法。 & 前記トレーニング信号のデータを、トランスバーサ
    ル・フィルタに供給するデータに対し少なくともlデー
    タ間隔Tだけ遅延して送信路へ送信し、トランスバーサ
    ル・フィルタノ係数の個%Nをエコー通路のインパルス
    ・レスポンスの最大持続時間に対応する個数より少なく
    とも1だけ大きい個数に選定し、係数の計算の終端に、
    計算した第1係数又は計算した一つの補足係数を、計算
    した他の係数から導出してトランスバーサル・フィルタ
    の所望の係数を形成する特許請求の範囲第1又は2項記
    載の収束時間減少方法。 番 前記トレーニング信号のデータd(n)を、それぞ
    れが周波数1 / Tで同期して発生する+1及び−1
    エレメントを含む最大長さLの2つの同一擬似ランダム
    系列から形成し、これら2つの同一擬似ランダム系列を
    データ間隔Tの個数にだけ互にシフトし、瞬時nTにお
    ける各データa (n)の実成分及び虚成分を同一瞬時
    における前記2つの擬似ランダム系列におけるエレメン
    トの値の加算及び減算(又は減算及び加算)によってそ
    れぞれ得る特許請求の範囲第1乃至8項中のいずれか一
    項記載の収束時間減少方法。 前記2つの擬似ランダム系列の長さLをL≧2N+1に
    選定し、かつ前記2つの擬似ランダム系列の間のシフト
    をに=(L−1)/2となるよう選定する特許請求の範
    囲第4項記載の収束時間減少方法。 & 周波数1 / Tの同一信号によって同期され、か
    つデータ間隔Tの個数にだけ互にシフトされるよう初期
    設定信号により初期設定された2つの同一擬似ランダム
    系列を発生する2個の同一の擬似ランダム系列発生器を
    備え、これら2個の擬似ランダム系列発生器を符号化回
    路に接続してトレーニング信号における各データd(n
    )の実成分が虚成分を形成する構成としたことを特徴と
    する特許請求の範囲第4又は5項記載のトレーニング信
    号の発生装置I トレーニング信号の周期LTのデータ
    d(n)の実成分及び虚成分を蓄積するメモリと、これ
    らデータを周波数1 / Tで読出す手段を備えたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第4又は5項記載のトレー
    ニング信号の発生装置0
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