JPS59162138A - 硫酸酸性水溶液中のアンチモンおよびビスマスの抽出法 - Google Patents
硫酸酸性水溶液中のアンチモンおよびビスマスの抽出法Info
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- JPS59162138A JPS59162138A JP3549183A JP3549183A JPS59162138A JP S59162138 A JPS59162138 A JP S59162138A JP 3549183 A JP3549183 A JP 3549183A JP 3549183 A JP3549183 A JP 3549183A JP S59162138 A JPS59162138 A JP S59162138A
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- sulfuric acid
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は硫酸酸性水溶液中のアンチモンおよびビスマス
の抽出法、更に詳しくは、新規なトリカルボン酸エステ
ルを陽イオン交換型抽出剤として用いることにより、硫
酸酸性水溶液中のsbおよびBiを選択的に除去しうる
方法に関する。
の抽出法、更に詳しくは、新規なトリカルボン酸エステ
ルを陽イオン交換型抽出剤として用いることにより、硫
酸酸性水溶液中のsbおよびBiを選択的に除去しうる
方法に関する。
本発明者らは、新規な化合物、即ち式:〔式中、kはC
4〜C□8のアルキル基である。〕で示きれるトリカル
ボン酸エステルを創製し、該化合物、その製法および用
途について既に特許出願中である(特1@昭57−14
0825号参照)。本発明者らのそれまでの研究では、
上記新規化合物は各種多数の金属(例えばZ n I
Cd + Cu *Go、Ni、Fe、Pb、Cr、A
、//、As、Bi’、Sb。
4〜C□8のアルキル基である。〕で示きれるトリカル
ボン酸エステルを創製し、該化合物、その製法および用
途について既に特許出願中である(特1@昭57−14
0825号参照)。本発明者らのそれまでの研究では、
上記新規化合物は各種多数の金属(例えばZ n I
Cd + Cu *Go、Ni、Fe、Pb、Cr、A
、//、As、Bi’、Sb。
Hg、Sn、IneV、希土類金属およびアクチニド金
R)に対し抽出能を示すことが認められていたが、その
後これらの金属の抽出挙動を更に詳細に検討した結果、
本発明者らは上記新規化合物およびその関連化合物の使
用によって、硫酸酸性水溶液中よりsbおよびBiが他
の金属に比較してはるかに高い抽出率で水不溶性溶剤中
に抽出されることを見出した。
R)に対し抽出能を示すことが認められていたが、その
後これらの金属の抽出挙動を更に詳細に検討した結果、
本発明者らは上記新規化合物およびその関連化合物の使
用によって、硫酸酸性水溶液中よりsbおよびBiが他
の金属に比較してはるかに高い抽出率で水不溶性溶剤中
に抽出されることを見出した。
本発明はかかる知見に基いて完成されたもので、その要
旨は、式: 〔式中、K ・k およびR3はそれぞれ同一も
2 しくは異なった炭素数4〜18のアルキル基(例えばn
−ブチル、イソブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、
n−オクチル、2−エチルヘキシル、n−デシル、イソ
デシル、n−ドデシル、n−テトラデシル、n−ヘキサ
デシル、n−オクタデシル等)である。〕 で示されるトリカルボン酸エステルを水不溶性溶剤に溶
解した溶液(以下、抽出剤溶液と称す。)と、sbおよ
びBiを含む硫酸酸性水溶液とを接触させて該sbおよ
びBiを選択的に抽出剤溶液中に抽出することを特徴と
する硫酸酸性水溶液中のアンチモンおよびビスマスの抽
出法に存する。
旨は、式: 〔式中、K ・k およびR3はそれぞれ同一も
2 しくは異なった炭素数4〜18のアルキル基(例えばn
−ブチル、イソブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、
n−オクチル、2−エチルヘキシル、n−デシル、イソ
デシル、n−ドデシル、n−テトラデシル、n−ヘキサ
デシル、n−オクタデシル等)である。〕 で示されるトリカルボン酸エステルを水不溶性溶剤に溶
解した溶液(以下、抽出剤溶液と称す。)と、sbおよ
びBiを含む硫酸酸性水溶液とを接触させて該sbおよ
びBiを選択的に抽出剤溶液中に抽出することを特徴と
する硫酸酸性水溶液中のアンチモンおよびビスマスの抽
出法に存する。
本発明で使用する上記式〔■〕のトリカルボン酸エステ
ルは、式: で示される2−ホスホノブタン−x、2.4−トリカル
ボン酸と、式: %式% 〔式中、k□、R2およびに3は前記と同意義。〕で示
されるアルコールの少な(とも1種を無溶媒または溶媒
(例えばヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンなど
の炭化水素類、およびクロルエタン、クロロホルム、四
塩化炭素、クロルベンゼンなどのハロゲン化炭化水素類
)中、無触媒または触媒(例えば硫酸、塩酸、リン酸な
どの鉱酸、芳香族スルホン酸などの有機酸、およびフッ
比ホウ素エーテラートなどのルイス酸)の存在下、室温
乃至溶媒の還流温度で通常1〜10時間反応させること
により製造される。このようにして得らレルトリカルボ
ン酸エステル[I)は陽イオン交換型抽出剤として使用
されるが、そのアルキル基(R□〜R3)の炭素数3以
下では水に溶解し易く、筐た炭素数19以上では水不溶
性溶剤への溶解性が劣り使用し難い。
ルは、式: で示される2−ホスホノブタン−x、2.4−トリカル
ボン酸と、式: %式% 〔式中、k□、R2およびに3は前記と同意義。〕で示
されるアルコールの少な(とも1種を無溶媒または溶媒
(例えばヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンなど
の炭化水素類、およびクロルエタン、クロロホルム、四
塩化炭素、クロルベンゼンなどのハロゲン化炭化水素類
)中、無触媒または触媒(例えば硫酸、塩酸、リン酸な
どの鉱酸、芳香族スルホン酸などの有機酸、およびフッ
比ホウ素エーテラートなどのルイス酸)の存在下、室温
乃至溶媒の還流温度で通常1〜10時間反応させること
により製造される。このようにして得らレルトリカルボ
ン酸エステル[I)は陽イオン交換型抽出剤として使用
されるが、そのアルキル基(R□〜R3)の炭素数3以
下では水に溶解し易く、筐た炭素数19以上では水不溶
性溶剤への溶解性が劣り使用し難い。
本発明において上記抽出剤溶液に用いる水不溶性溶剤と
しては、例えば脂肪族炭化水素類(ケロシン、ドデカン
など)、芳香族法化水素類(ベンゼン、トルニジ、キシ
レンなど)、およびこれらのハロゲン置換化合物(ジク
ロロエタン、四塩化炭素、クロルベンゼンなど)が適当
である。かかる溶剤に対しトリカルボン酸エステル〔■
〕(以下、抽出剤と称す。)は完全に溶解するので、任
意の濃度の抽出剤溶液を調製しうるが、一般的には濃度
5〜50容量%が採用されてよい。
しては、例えば脂肪族炭化水素類(ケロシン、ドデカン
など)、芳香族法化水素類(ベンゼン、トルニジ、キシ
レンなど)、およびこれらのハロゲン置換化合物(ジク
ロロエタン、四塩化炭素、クロルベンゼンなど)が適当
である。かかる溶剤に対しトリカルボン酸エステル〔■
〕(以下、抽出剤と称す。)は完全に溶解するので、任
意の濃度の抽出剤溶液を調製しうるが、一般的には濃度
5〜50容量%が採用されてよい。
本発明の抽出法は、上記所定濃度に調製した抽出剤溶液
と、sbおよびBiを含む仏酸酸性水溶液とを接触させ
ることにより実施される。
と、sbおよびBiを含む仏酸酸性水溶液とを接触させ
ることにより実施される。
上記抽出剤溶液と硫酸酸性水溶液の接触は、攪拌、振と
うなどの手段により、両者を激しく混合することによっ
て行なう。十分な混合がなされれば反応は迅速に革衡に
達するので、接触時間は30秒以上であれば十分である
。接触工程はバッチ式あるいは連続式のいずれでもよく
、工業的には向流多段式の連続装置が採用され、例えば
ミキサーセトラ式、回転円板式等の一般的装置が使用可
能である。また接触時の抽出剤溶液と硫酸酸性水溶液の
容量比C以下0/A比と略す。)は、それぞれの含有物
質の濃度に応じて自在に選択できる。
うなどの手段により、両者を激しく混合することによっ
て行なう。十分な混合がなされれば反応は迅速に革衡に
達するので、接触時間は30秒以上であれば十分である
。接触工程はバッチ式あるいは連続式のいずれでもよく
、工業的には向流多段式の連続装置が採用され、例えば
ミキサーセトラ式、回転円板式等の一般的装置が使用可
能である。また接触時の抽出剤溶液と硫酸酸性水溶液の
容量比C以下0/A比と略す。)は、それぞれの含有物
質の濃度に応じて自在に選択できる。
かかる接触操作により、硫酸酸性水溶液中のsbおよび
Bi は抽出剤溶液へ選択的に抽出される。
Bi は抽出剤溶液へ選択的に抽出される。
硫酸酸性水溶液中の硫酸濃度が700 f714程度の
高濃度下でもsbとBiは有効に抽出される。
高濃度下でもsbとBiは有効に抽出される。
硫酸酸性水溶液中に含まれうるZ n + Cd 、C
u *Co、Ni +Fe、Cr、A、gなどの多くの
金属は、pH1〜2程度から酸性pH側において該水溶
液中に留まり、抽出剤溶液中に移行しないことが認めら
れる。このように本発明の抽出剤はsbおよびBiとそ
の他の金属との分離に好適といえる。特に硫酸酸性水溶
液が銅の電解精製における電解液である場合に最も効果
的である。即ち、銅電解液中には粗銅(アノード)から
溶出したS’b、Biが次第に蓄積して電解に悪影響を
与える。このため定期的にこれらの不純物を除去する必
要があり、その際液中の主な含有物濃度はCu4Q〜5
0g/l、Ni15〜251/(1,S b十B i
1 f/It (最大)、フリー硫酸約200 f/
II程度ゆえ、液性調性等の前処理なしにsbおよびB
iのみを選択的に除去しうるからである。
u *Co、Ni +Fe、Cr、A、gなどの多くの
金属は、pH1〜2程度から酸性pH側において該水溶
液中に留まり、抽出剤溶液中に移行しないことが認めら
れる。このように本発明の抽出剤はsbおよびBiとそ
の他の金属との分離に好適といえる。特に硫酸酸性水溶
液が銅の電解精製における電解液である場合に最も効果
的である。即ち、銅電解液中には粗銅(アノード)から
溶出したS’b、Biが次第に蓄積して電解に悪影響を
与える。このため定期的にこれらの不純物を除去する必
要があり、その際液中の主な含有物濃度はCu4Q〜5
0g/l、Ni15〜251/(1,S b十B i
1 f/It (最大)、フリー硫酸約200 f/
II程度ゆえ、液性調性等の前処理なしにsbおよびB
iのみを選択的に除去しうるからである。
本発明において、上記抽出剤溶液中に抽出されたqbお
よびBiを、必要に応じて逆抽出することができる。か
かる逆抽出は、例えば抽出剤溶液と塩酸水溶液とを接触
させることにより簡単に実施される。この場合、2段階
で即ち比較的低濃度(20〜40 f、Ql)の塩酸水
溶液および高濃度(100171以上)の塩酸水溶液を
用いることにより、前者によってBiおよび後者によっ
てsbをそれぞれ別個に抽出剤溶液がら逆抽出すること
ができ、旧とsbを別々に除去して回収することが可能
となる。
よびBiを、必要に応じて逆抽出することができる。か
かる逆抽出は、例えば抽出剤溶液と塩酸水溶液とを接触
させることにより簡単に実施される。この場合、2段階
で即ち比較的低濃度(20〜40 f、Ql)の塩酸水
溶液および高濃度(100171以上)の塩酸水溶液を
用いることにより、前者によってBiおよび後者によっ
てsbをそれぞれ別個に抽出剤溶液がら逆抽出すること
ができ、旧とsbを別々に除去して回収することが可能
となる。
次に参考例(抽出剤の製造例)および実施例を挙げて、
本発明を具体的に説明する。なお、実施例で用いた抽出
剤の化学名、略語および示性式を下記表1に示す。
本発明を具体的に説明する。なお、実施例で用いた抽出
剤の化学名、略語および示性式を下記表1に示す。
参考例1
2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸54
g(0,2モル)、n−ブタノール68g(0,92モ
ル)、触媒として硫酸2g、トルエン21:lO+/を
加えた混合物を110°Cにて加熱還流を5時間行なっ
た。なお、反応中縮合によって生成した水はディーン・
スタークの水分離器を用いて共沸蒸溜を行なって分離し
た。反応混合物が均一溶液になった時点をもって反応終
了とした。反応溶液を水洗し触媒の硫酸及び未反応2−
ホスホノブタン−1,2,4−)リカルボン酸を除去、
溶媒のトルエン及びn−ブタノールを減圧溶去後2−ホ
スホノブタン−1,2,4−)リカルボン酸ブチルエス
テル79g(収率90.2%対2−ホスホノブタンー1
.2.4−)リカルボン酸)を得た。
g(0,2モル)、n−ブタノール68g(0,92モ
ル)、触媒として硫酸2g、トルエン21:lO+/を
加えた混合物を110°Cにて加熱還流を5時間行なっ
た。なお、反応中縮合によって生成した水はディーン・
スタークの水分離器を用いて共沸蒸溜を行なって分離し
た。反応混合物が均一溶液になった時点をもって反応終
了とした。反応溶液を水洗し触媒の硫酸及び未反応2−
ホスホノブタン−1,2,4−)リカルボン酸を除去、
溶媒のトルエン及びn−ブタノールを減圧溶去後2−ホ
スホノブタン−1,2,4−)リカルボン酸ブチルエス
テル79g(収率90.2%対2−ホスホノブタンー1
.2.4−)リカルボン酸)を得た。
参考例2
2−ホスホノブタン−1,2,4−)リカルボン酸15
0g(0,556モル)、2−エチルヘキサノール32
5F(2,5モル)、触媒として硫酸6g、トルエン2
00m1の混合物を115°Cにて8時間加熱還流を行
なった。反応終了後水洗し溶媒ノトルエン及び2−エチ
ルヘキサノールを減圧溜去後2−ホスホノブタン−1,
2,4−1リカルボン酸2−エチルヘキシルエステル3
58g(収率99,6%)を得た。
0g(0,556モル)、2−エチルヘキサノール32
5F(2,5モル)、触媒として硫酸6g、トルエン2
00m1の混合物を115°Cにて8時間加熱還流を行
なった。反応終了後水洗し溶媒ノトルエン及び2−エチ
ルヘキサノールを減圧溜去後2−ホスホノブタン−1,
2,4−1リカルボン酸2−エチルヘキシルエステル3
58g(収率99,6%)を得た。
実施例1
抽出剤PM−4およびPM−8をそれぞれケロシンに濃
度20容量%で溶解した抽出剤溶液と、sb sso、
wtyii、n; 120〜/lおよび硫酸175゜3
50 、550 、750 f/Itを含有する硫酸酸
性水溶液を0 / A比=1/1で、活栓つき三角フラ
スコに採取し、so’cの恒温槽中で1分間振とうして
接触させる。静置して分相後、両相のsbおよびBiの
存在量を分析してSb、Bi抽出率の硫酸濃度依存性を
求めた。結果を添付図面第1図に示す。
度20容量%で溶解した抽出剤溶液と、sb sso、
wtyii、n; 120〜/lおよび硫酸175゜3
50 、550 、750 f/Itを含有する硫酸酸
性水溶液を0 / A比=1/1で、活栓つき三角フラ
スコに採取し、so’cの恒温槽中で1分間振とうして
接触させる。静置して分相後、両相のsbおよびBiの
存在量を分析してSb、Bi抽出率の硫酸濃度依存性を
求めた。結果を添付図面第1図に示す。
実施例2
抽出剤PM−5,−8および−13をそれぞれケロシン
に濃度10容量%で溶解した抽出剤溶液と、銅電解液(
Cu 35.69/13、Ni16.7f/111Sb
O,447f/fi、 Bi 0.126F/#、
Fe2.071/I!、Ca、0.04y/#、M
f 1.461/lりを0 / A比=1/1で、活栓
つき三角フラスコに入れ接触(液温50°C1接触時間
3分)させる。静置して分相後、電解液相を採取して分
析に供する。
に濃度10容量%で溶解した抽出剤溶液と、銅電解液(
Cu 35.69/13、Ni16.7f/111Sb
O,447f/fi、 Bi 0.126F/#、
Fe2.071/I!、Ca、0.04y/#、M
f 1.461/lりを0 / A比=1/1で、活栓
つき三角フラスコに入れ接触(液温50°C1接触時間
3分)させる。静置して分相後、電解液相を採取して分
析に供する。
一方、抽出剤溶液相よりケロシンを蒸発させ、残渣を塩
酸、硫酸、過塩素酸で加熱分解後塩酸に溶解して分析に
供する。その結果の抽出率を各種金属元素について下記
表2に示す。
酸、硫酸、過塩素酸で加熱分解後塩酸に溶解して分析に
供する。その結果の抽出率を各種金属元素について下記
表2に示す。
表2より各種金属元素の銅電解液と抽出剤溶液との間の
分配は、SbおよびBiについては圧倒的に抽出剤溶液
側が多く、またFeは抽出剤溶液側へ若干移行する。そ
の他の金属は銅電解液倶ljlこほぼ全量とどまってい
る。
分配は、SbおよびBiについては圧倒的に抽出剤溶液
側が多く、またFeは抽出剤溶液側へ若干移行する。そ
の他の金属は銅電解液倶ljlこほぼ全量とどまってい
る。
次に抽出剤PM−8に関し濃度5〜30容量%の場合に
ついて、上記と同様に抽出処理を行0液比と抽出率の関
係を求めた。その結果を添付図面第2.3および4図に
示す。該図より、抽出剤溶液の量を増加させると、S
b + B t の抽出率がVA比1/1付近まで急
激に増加することカダ認められる。しかし、O/A比1
/1以上になると、Sb、Bi抽出率の増加はほとんど
なくなる。
ついて、上記と同様に抽出処理を行0液比と抽出率の関
係を求めた。その結果を添付図面第2.3および4図に
示す。該図より、抽出剤溶液の量を増加させると、S
b + B t の抽出率がVA比1/1付近まで急
激に増加することカダ認められる。しかし、O/A比1
/1以上になると、Sb、Bi抽出率の増加はほとんど
なくなる。
実施例3
実施例2のPM−8の10%容量%ケロシン溶液で銅電
解液を抽出して得られる抽出剤溶液相を各種濃度の塩酸
水溶液で逆抽出する。逆抽tB 4t l舌栓つき三角
フラスコ内で、液比(抽出剤溶液相各所/塩酸水溶液容
量)1/1、液温50°C1接触時間3分で行なった。
解液を抽出して得られる抽出剤溶液相を各種濃度の塩酸
水溶液で逆抽出する。逆抽tB 4t l舌栓つき三角
フラスコ内で、液比(抽出剤溶液相各所/塩酸水溶液容
量)1/1、液温50°C1接触時間3分で行なった。
結果を添付図面第5図番こ示す。該図から、塩酸水溶液
の濃度がBilこ対し25f/1以上、Sbに対し 9
0 f/l以−LS Fiこ対し250〜300 f/
βの濃度でそれぞれ90%程度逆抽出されることが認め
られる。これにより、塩酸水溶液の塩酸濃度を選んで分
別抽出することにより、Biとsbを分離口+131う
ろことがわかった。
の濃度がBilこ対し25f/1以上、Sbに対し 9
0 f/l以−LS Fiこ対し250〜300 f/
βの濃度でそれぞれ90%程度逆抽出されることが認め
られる。これにより、塩酸水溶液の塩酸濃度を選んで分
別抽出することにより、Biとsbを分離口+131う
ろことがわかった。
実施例4
抽出剤pM−Bをケロシンに濃度20容量%で溶解し、
実施例2の銅電解液に対し0/A比1/1、抽出温度5
0°C1接触時間30秒で抽出を行った後、得られる抽
出剤溶液相を濃度2551/lの塩酸水溶液で液比1/
1、温度50°C1接触時間3分にて逆抽出を行い再生
する。再生した抽出剤溶液は上記組成の銅電解液と再び
接触させ、同様の操作を12回繰返した。結果を添付図
面第6図に示す。該図から、当該抽出剤溶液を塩酸水溶
液により逆抽出再生し、繰返して抽出に使用しても、そ
の抽出能力はほぼ一定であり、低下していないことが判
明した。
実施例2の銅電解液に対し0/A比1/1、抽出温度5
0°C1接触時間30秒で抽出を行った後、得られる抽
出剤溶液相を濃度2551/lの塩酸水溶液で液比1/
1、温度50°C1接触時間3分にて逆抽出を行い再生
する。再生した抽出剤溶液は上記組成の銅電解液と再び
接触させ、同様の操作を12回繰返した。結果を添付図
面第6図に示す。該図から、当該抽出剤溶液を塩酸水溶
液により逆抽出再生し、繰返して抽出に使用しても、そ
の抽出能力はほぼ一定であり、低下していないことが判
明した。
以上の説明から明らかな如く、本発明方法はpH領域を
はずれた高濃度の硫酸酸性水溶液から直接pH調整なし
にSb、Bi の選択的抽出を可能ならしめ、且つ抽
出剤や溶剤による水溶液相の汚染がないSb、Bi
の抽出法であって、浄液法贅たはSb、Bi の回収
法として多大の効果を有するものである。
はずれた高濃度の硫酸酸性水溶液から直接pH調整なし
にSb、Bi の選択的抽出を可能ならしめ、且つ抽
出剤や溶剤による水溶液相の汚染がないSb、Bi
の抽出法であって、浄液法贅たはSb、Bi の回収
法として多大の効果を有するものである。
第1図は実施例1の抽出処理における硫酸酸性実施例2
の抽出処理におけるO/A比(加えて抽 藍出剤儂度)
と抽出率(%)の関係を示すグラフ、第 妃4日 ヤマ 5図は実施例3の逆抽出処理における塩酸水溶液 。 の塩酸濃度(f/l )と逆抽出率(%)の関係を示
品すグラフ、および第6図は実施例4の(抽出−逆 り
の 抽出)繰返しサイクルにおける繰返し回数と抽出率(%
)の関係を示すグラフである。 特許出願人 堺−化学工業株式会社 代 理 人弁理士 青 山 葆 ほか1名第1rI
!J 200 400 600 800
1000石良凸斐環庚l/1) ′3a 3オー。1.■。 ムーーーム 5容量% ・−−−−−−,10ケ 。□。20ノI O,+ 0.2 0.40.6 1
2 ・ 4第 4 図
(才出出弄りatl )ムーーーム 5 容i% ・−−−−m−・ IO′・ 。□o 20 ・ m−m3Q ÷ 0、+ 0.2 0.40.6 1
2 407A 、l− 東京都千代田区大手町−丁目5 番2号
の抽出処理におけるO/A比(加えて抽 藍出剤儂度)
と抽出率(%)の関係を示すグラフ、第 妃4日 ヤマ 5図は実施例3の逆抽出処理における塩酸水溶液 。 の塩酸濃度(f/l )と逆抽出率(%)の関係を示
品すグラフ、および第6図は実施例4の(抽出−逆 り
の 抽出)繰返しサイクルにおける繰返し回数と抽出率(%
)の関係を示すグラフである。 特許出願人 堺−化学工業株式会社 代 理 人弁理士 青 山 葆 ほか1名第1rI
!J 200 400 600 800
1000石良凸斐環庚l/1) ′3a 3オー。1.■。 ムーーーム 5容量% ・−−−−−−,10ケ 。□。20ノI O,+ 0.2 0.40.6 1
2 ・ 4第 4 図
(才出出弄りatl )ムーーーム 5 容i% ・−−−−m−・ IO′・ 。□o 20 ・ m−m3Q ÷ 0、+ 0.2 0.40.6 1
2 407A 、l− 東京都千代田区大手町−丁目5 番2号
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、式、 〔式中、k□訊2およびR3はそれぞれ同一もしくは異
なった炭素数4〜18のアルキル基である。〕 で示されるトリカルボン酸エステルを水不溶性溶剤に溶
解した溶液と、sbおよびBiを含む硫酸酸性水溶液と
を接触させて該sbおよびBiを選JR的に前者溶液中
に抽出することを特徴とする硫酸酸性水溶液中のアンチ
モンおよびビスマスの抽出法。 2、抽出烙れたsbおよびBiを含有する水不溶性溶剤
溶液を塩酸で逆抽出する前記第1項記載の方法。 3、逆抽出を2段階で行なって、sbとBiを別々に抽
出する前記第2項記載の方法。 4、硫酸酸性水溶液が銅の電解精製時の電解液である前
記第1項乃至第3項のいずれかに記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3549183A JPS59162138A (ja) | 1983-03-03 | 1983-03-03 | 硫酸酸性水溶液中のアンチモンおよびビスマスの抽出法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3549183A JPS59162138A (ja) | 1983-03-03 | 1983-03-03 | 硫酸酸性水溶液中のアンチモンおよびビスマスの抽出法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59162138A true JPS59162138A (ja) | 1984-09-13 |
Family
ID=12443209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3549183A Pending JPS59162138A (ja) | 1983-03-03 | 1983-03-03 | 硫酸酸性水溶液中のアンチモンおよびビスマスの抽出法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59162138A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0274120A3 (en) * | 1987-01-08 | 1989-10-25 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Use of phosphonoalkanecarboxylic acid partial esters for metal extraction |
US4971780A (en) * | 1987-12-14 | 1990-11-20 | East Penn Manufacturing Co., Inc. | Process for the reclamation of battery acid and fluid from expended lead-acid batteries |
US5009868A (en) * | 1987-12-14 | 1991-04-23 | East Penn Manufacturing Co., Inc. | Process for the extended use of strip acid employed in the reclamation of battery acid fluid from expanded lead-acid batteries |
US6722823B1 (en) | 2002-12-24 | 2004-04-20 | Kennametal Inc. | Milling cutter |
-
1983
- 1983-03-03 JP JP3549183A patent/JPS59162138A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0274120A3 (en) * | 1987-01-08 | 1989-10-25 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Use of phosphonoalkanecarboxylic acid partial esters for metal extraction |
AU596264B2 (en) * | 1987-01-08 | 1990-04-26 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | The use of phosphonoalkanecarboxylic acid partial esters for the extraction of metals |
US4971780A (en) * | 1987-12-14 | 1990-11-20 | East Penn Manufacturing Co., Inc. | Process for the reclamation of battery acid and fluid from expended lead-acid batteries |
US5009868A (en) * | 1987-12-14 | 1991-04-23 | East Penn Manufacturing Co., Inc. | Process for the extended use of strip acid employed in the reclamation of battery acid fluid from expanded lead-acid batteries |
WO1991009810A1 (en) * | 1989-12-21 | 1991-07-11 | East Penn Manufacturing Co., Inc. | Process of reclaiming battery acid from lead acid batteries |
US6722823B1 (en) | 2002-12-24 | 2004-04-20 | Kennametal Inc. | Milling cutter |
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