JPS5915958Y2 - 姿見 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は組立て・分解が容易で体裁良好な姿見に関する
。

従来の姿見は、上下の横枠材に左右一対の型枠材を当接
して方形の枠体を形成し、該枠体の前面に鏡板を、背面
に背板を取付けて、上記鏡板を断面コの字形の取付金具
により枠体へ固定し、所定の姿見本体を形成してから、
この姿見本体の下部左右を、左右一対の脚板−＼当てて
、そのまま螺子により脚板へ固定し、垂設させたもので
あるから、組立時、姿見本体を形成する場合、枠体への
鏡板及び背板の止着に極めて手数がかかり、然もこの種
の止着によるときは、枠体及び鏡板と背板との左右両端
がそのまま露出する為、コンパクトに分解して搬送する
場合、鏡板の角部を破損させることがあり、又上記左右
両端の露出により外観的体裁も著しく損ねるものであっ
た。

本考案は枠体を挾んだ鏡板と背板とを断面Ｅ形の化粧当
縁材により端部を隠蔽挟持させる姿見本体を形威し、且
この姿見本体を左右一対の脚板へ嵌合螺着して、上記従
来の欠点を解消することを目的としたもので、以下その
一実施例を図面に付き説明すれば下記の通りである。

図中１は方形状に枠組みした竪長の枠体で、上下の横枠
材２，３の左右両端に一対の型枠材４，５を当てて枠組
みしである。

６は枠体１の前面に配置した鏡板で、枠体１より僅か短
かく形威しである。

７は枠体１の背面に配置した背板で、枠体１と同一寸法
に裁断しである。

尚、この背板７と、上記鏡板６は枠体１へは直接、貼着
又は封着してはなく、後記する化粧当縁材により枠体１
へ止着される。

８は枠体１の前面下部に張設した幕板で、鏡板６の下端
に取付けられて、該鏡板６を支持し、瓦表面に木目化粧
イを施しである。

９，９は上記枠体１及び之れに当てた鏡板６・背板７並
びに幕板８の左右両端を隠蔽挾持する左右一対の化粧当
縁材で、合成樹脂により断面Ｅ形に成型し、瓦表面に薄
い木目化粧板１０を貼着しである。

尚、これを装着する場合は、枠体１の型枠材４，５に刻
設した溝部１１゜１１に、内側中央に突設した矢鎌形の
係止部１２付の突片１３を圧嵌させて前後の鉤縁１４，
１４により鏡板６と背板７とを枠体１へ止着させる。

Ａは上記枠体１・鏡板６・背板７・幕板８及び化粧当縁
材９．９からなる姿見本体、１５．１６は姿見本体Ａを
垂設する左右一対の脚板で、山形状に形成し、且木目化
粧口を施し、内面に刻設した型溝１７，１７へ姿見本体
Ａの下部左右を嵌合させて之れを垂設する。

１８゜１８は姿見本体Ａを脚板１５，１６へ止着する螺
子で、脚板１５，１６の外側より貫通させて姿見本体Ａ
の枠体１へ螺着し姿見本体Ａを固着させる。

１９．１９は鏡板６の上端を枠体１へ止める止着金具、
２０は枠体１の内側に複数配置させた横桟である。

尚本考案に於いて、幕板８・化粧当縁材９，９及び脚板
１５，１６の木目は夫々同一の木材の木目を採用し、検
相等に夫々を合致させて装飾性を高める。

本考案に関する姿見の一実施例は上記の様に構成されて
いるから、今実施例に基づいて姿見を組立てる場合は、
先ず所定間隔を隔てた上下の横枠材２，３の左右両端に
一対の竪枠材４，５を取付けて方形の枠体１を形成し、
更にこの枠体１の前面に鏡板６を又背面に背板７を対応
させると共に、枠体１の前面下部に幕板８を取付けてか
ら、枠体１の左右両端に化粧当縁材９，９を対応させて
、之れの突片１３を枠体１に於ける竪枠材４，５に刻設
した溝部１１．１１へ圧嵌させながら、化粧当縁材９，
９の鉤縁１４，１４により鏡板６と背板７を挾み、之等
を枠体１へ止着させて姿見本体Ａを形威した後、この姿
見本体Ａの下部左右を所定間隔を隔てて配列させた脚板
１５，１６の型溝１７，１７へ嵌め込んでから、姿見本
体Ａを螺子１８．１８により脚板１５，１６へ一体に固
定し、垂設するものである。

尚、この場合幕板８及び化粧当縁材９，９・脚板１５゜
１６に表わした木目を同一木材の木目として化粧を施し
商品信置を高める。

上記の様に本考案に関する姿見は上下の横枠材と左右の
竪枠材とからなる方形の枠体前面に、枠体より僅か短か
い鏡板を、背面に枠体と同寸法の背板を夫々当接し、且
鏡板の下端に木目化粧した幕板を張設すると共に、之等
の左右両端に、木目化粧板を貼着した断面Ｅ形の化粧当
縁材を圧嵌させて、竪枠材及び鏡板・背板の両端部を隠
蔽挟持させた姿見本体を形威し、該姿見本体の下部左右
を木目化粧を施した左右一対の脚板の型溝へ嵌合させて
、螺子により姿見本体を脚板へ止着させるものであるか
ら、組立時、姿見本体を形成する場合、枠体の前後面に
対応させた鏡板と背板を化粧当縁材の圧嵌のみにより、
之等の端部を隠蔽挟着出来るので鏡板・背板の止着は極
めて容易に行えるし、又鏡板の端部は化粧当縁材により
保護されているから、搬送時に於いても角部の破損を生
ずることもなく、更に又鏡板と背板の左右両端は、化粧
当縁材によって一端から他端に亙って挟持される為、堅
牢・強固な止着を得ることも出来ると共に、上記化粧当
縁材の表面に木目化粧板を貼着しであるので、姿見の持
運びとか移動に際し、例え化粧当縁材が汚れても之れを
容易に拭き取ることも出来るし、又上記の木目化粧板並
びに幕板の木目化粧及び脚板の木目化粧とにより全体の
装飾化を計っであるので、従来の姿見では得られなかっ
た体裁良好な姿見が構成されるから、組立時の作業能率
の昂揚に伴う製品の廉価化を計ることが出来て、搬送時
の鏡板の破損をなくし又、商品価値を高める姿見として
極めて大きな実用的効果を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に関する姿見の一実施例を示すもので、第
１図は斜視図、第２図は中央縦断側面図、第３図は拡大
横断平面図、第４図は化粧当縁材の平面図である。 尚、図中 １は枠体、２，３は横枠材、４，５は竪枠材
、６は鏡板、７は背板、８は幕板、イは木目化粧、９゜
９は化粧当縁材、１０は木目化粧板、Ａは姿見本体、１
５．１６は脚板、口は木目化粧、１７．１７は型溝、１
８．１８は螺子である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上下の横枠材と左右の型枠材とからなる方形の枠体前面
   に、枠体より僅かに短かい鏡板を、背面に枠体と同寸法
   の背板を夫々当接し、且鏡板の下端に木目化粧した幕板
   を張設すると共に之等の左右両端に、木目化粧板を貼着
   した断面Ｅ形の化粧当縁材を圧嵌させて、型枠材及び鏡
   板・背板の両端部を隠蔽挟持させた姿見本体を形成し、
   該姿見本体の下部左右を木目化粧を施した左右一対の脚
   板の型溝へ嵌合させて、螺子により姿見本体を脚板へ止
   着させてなる姿見。