JPS59157343A - 耐熱性有芯紡績糸及びその製品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 従来、炉用カーテン材、管用パッキング材、ガスケット
材、保温保冷用の被覆材等工業用耐熱性繊維として、石
綿等の天然の鉱物繊維、ガラス繊維金属繊維、セラミッ
ク繊維等の人造の無機繊維、レーヨン、アクリル繊維等
を焼成黒鉛化し１こ通称炭素繊維等が普及している。ま
ｆこ、インテリア間係布地、衣料用として、防災加工や
難撚加工を施Ｌ１こ繊維が普及している。

ところが、石綿は、紡織工程で激しい石綿粉塵を発生し
１塵肺の職業病Ｇこなる危険があり、集塵装置Ｑこよっ
て屋外へ排出すると粉塵公害番こなる恐れがあつ１こ。

ガラス繊維を表面（こしＴこ例えば防炎被服等では、火
の粉が付層すると固層して払っても落ちにくく早期Ｑこ
汚れてしまう欠点があつ１こ。

炭素繊維ステーブルは強伸度性が十分でなく既設の紡織
工程Ｑこおいて糸又は織編物に加工中各種トラブルが発
生する欠点かあつ１こ。

この１こめ、ガラス繊維又は金属繊維を補強用芯糸とし
、この芯糸のまわりを炭素繊維で被覆し１こ複合糸又は
その製品（特公昭４８−１９５７８号公報）があるが、
この芯糸は表面が滑らかでｒｔｆ紡牲が劣り炭素繊維の
被覆加工が９１　Ｌ　＜、芯糸のガラス繊維は強伸度性
Ｑこ劣り、炭素繊維は通電１ｊｌがあり用途が限定され
る等の欠点かあつ１こ。

この発明の目的は、前述のような欠点を１１ノ￥−消す
ることＱこある。

即ちこの発明は、優れ１こ強伸度性、可紡性及び熱Ｇこ
よって軟化しない耐熱性等を有する麻等の（ＩＢ（物繊
維を芯糸とし、この芯糸の周囲を炭素繊維、セラミック
繊維等の耐熱性繊維、カラス繊維金属繊維、防炎加工、
難燃加工を施し１こ人造繊維等の用途（こ対応しｆコ所
要の加工繊維で被覆加燃して成り、構造的にみて芯糸で
補強して機械的性質を顕著に改善し、被覆加燃加工を容
易して既設の紡織設備で生産することができるようにし
１こ耐熱性有芯紡績糸及びその製品である。

以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
。この発明の耐熱性有芯紡績糸Ａは、第１図及び第２図
に示すように、例えば１０／２　綿香手の黄麻糸を補強
用芯糸１とし、この芯糸１の周囲Ｑこ例えば繊度１．９
デニ一ル繊維２吋の炭素繊維からなる加工繊維ステーブ
ル２がオーブンエンド精紡機紡機によって被覆加燃され
て成る５綿番手位の太糸であり、その製品Ｂは、第３図
Ｇこ示すように、経糸緯糸共に前記有芯紡績糸Ａを用い
１こ平織組織の耐熱性織物である。

前記有芯紡績糸Ａは、芯糸１Ｑこ黄麻、大麻、ラミー、
亜麻等の麻糸のほか、綿糸やカポック繊維、椰子繊維等
の天然の植物繊維が用いられる。この理由は、熱によっ
て合成繊維のように軟化、溶融しない耐熱性特注を備え
ており、且つ合成繊維に劣らない機械的性能をもってい
る１こめである。

前記加工繊維ステーブル２は、使用場所の温度、炎の有
無そのｆｌｌ！用途Ｏこ対応して、炭素繊維、可炭化性
有機繊維所謂熱分解繊維、セラミック繊維等の耐熱性繊
維、ガラス繊維、金属繊維等の人造の無機繊維、コープ
ラン（商標９ケブラ（商標つカイノール（商標）等の難
燃性繊維、コーイ・ツクヌ（商標〕等の防炎加工し１こ
防炎性繊維が用いられる。

ま１こ、例えはガラス繊維とｙ！Ｉｆ、燃性繊維とを混
紡に１こような混紡品を用いることもある。

なお、前記有芯紡績糸Ａは、芯糸１の素材及び太さ、加
工繊維ステーブル２の素材、繊度、繊維長及びこの紡績
糸の太さ等を適宜選択することができ、オーブンエンド
精紡機によるほか、リング精紡機やリング撚糸機等によ
っても作成することができる。

ｎ“ＩＪ記有芯紡績糸Ａの他の実施例として、油に浸漬
しｆこ後粉状黒鉛をまぶし１こ黒鉛含浸糸を用いること
ができる。この有芯紡績糸Ａは、耐熱性能がさらＯこ向
」二する利点をもつ。

ｎ’ｌＪ記製晶Ｂ製品有芯紡績糸Ａを単糸又は複数本合
糸、合撚糸し１こものを用い、織物編物、組物等各種形
態のものを作成することができる。ま１コ、織物の場合
、例えば経糸Ｑこ炭素繊維で被覆し１こ有芯紡績糸を、
緯糸（こ他の市販の炭素繊維等の耐熱糸を用いるようＱ
こする等異積のものを混用することもでき、組物の場イ
干、芯（・こ右前ｉ芯を用い周囲（こ炭素繊維で被覆し
１こ有芯紡績糸を用いるように、異種のものを複合使用
して製品化することができる。

この発明Ｑこ係る耐熱性有芯紡績糸及びその製品は、以
上のような構造のものであり、耐熱性を必要とする炉用
カーテン材、管１月バッキング材、ガスケット材、保温
深冷用の被覆材、高温におけるベルトコンベヤ、高温ガ
スや腐食性液中の沖過布、難燃性及び防炎性を必要とす
るインチリヤ関係布地、作業服、作業エプロン、手袋、
火の粉や溶接火花保護用エプロン等に使用される。

以上述べｆこよう（こ、この発明の耐熱性有芯紡績糸及
びその製品によると、次に列挙するような多くの利点を
もつ。

は）　紡織工程において、従来の強伸度性の十分でない
炭素繊維のよう（こトラブルがなく既設の紡織設備で容
易（こ生産することができ、石綿のようＪこ有害粉塵を
発生するようなことがない。

（２）芯糸は、優れ１こ強伸度性と外側Ｑこ多くの毛羽
立を有しており、加工繊維の被覆加熱加工が容易で美し
い製品を作ることができ、強伸度性が十分でない加工繊
維であっても所要の機械的性能のある製品が得られる。

（３）　　用途に対応して芯糸をカバーする加工繊維の
種類を選択することができ、耐熱性、離燃　′性、耐炎
性、剛桑品性火の粉防止性等の所望の特性を備えｆこ製
品を経済的に得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例を示す有芯紡績糸の側面
図、第２図は同上の縦断拡大正面図、第３図はその製品
の平１ｍ図である。 Ａ・・有芯紡績糸、Ｂ・・・製品、１・・・芯糸、２・
・・加工繊維ステーブル 特許出願人　　三笠技研工業株式会社 同　代理人　　　　鎌　　１）　文　　二第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）麻等の植物繊維よりなる糸を補強用芯糸とし、こ
   の芯糸の周囲を炭素繊維セラミックスファイバ等の耐熱
   性繊維、難燃性繊維、防災性繊維等の加工繊維で被覆加
   熱して成る耐熱性有芯紡績糸及びその製品。
2. （２）前記芯糸には、粉末黒鉛が含浸加工しである特許
   請求の範囲第１項記載の耐熱性有芯紡績糸及びその製品
   。