JPS59157312A - 高比重糸 - Google Patents

高比重糸

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JPS59157312A
JPS59157312A JP3085783A JP3085783A JPS59157312A JP S59157312 A JPS59157312 A JP S59157312A JP 3085783 A JP3085783 A JP 3085783A JP 3085783 A JP3085783 A JP 3085783A JP S59157312 A JPS59157312 A JP S59157312A
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JP
Japan
Prior art keywords
specific gravity
yarn
high specific
parts
density polyethylene
Prior art date
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Pending
Application number
JP3085783A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Komatsu
小松 和義
Yasuo Taketo
竹藤 安男
Michiyasu Ito
伊藤 道康
Tsutomu Izeki
勉 伊関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP3085783A priority Critical patent/JPS59157312A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 つ良好な機械的特性、耐摩耗性、風合等を有しかつ比重
の大きい高比重糸に関するものである。
ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンを暴
利とした合成繊維はそのすぐれた引張強度、結節強度等
の機械的特性を生かして漁網、ロープ等の水産分野に広
く利用されているが、定置網、旋網、はえ縄、手縫等と
いった海中に沈めて使用する用途には比重が小さいため
不向きである。
強いて比重を上げるならば石、鉛合金等を沈子として網
、ロープ等に取り付ける方法があるが、局部的に荷重が
掛かるため網、ロープ等が均一に沈下しないほか、潮流
による吹かれ等のため沈子−沈子の間の網が浮き上って
!マうという欠点がある。
他の手段として比重の大きい他の繊維例えばポリエステ
ル繊維、塩化ビニリデン繊維等を混撚する方法があるが
、異種繊維の混撚のためその作業は煩雑になシ、特に塩
化ビニリチンは強度に劣るため加工時に糸切れのトラブ
ルが多い欠点を有する。
単一繊維であって、ポリオレフィン系合成繊維のすぐれ
た機械的強度を有しかつ高比重である繊維いわゆる高比
重糸の製造法として最も簡単な方法はポリオレフィン樹
脂に亜鉛化合物(比重5以上)を練り込む方法(特公昭
51−37378、特公昭55−3 1 2 0 5等
)、ポリオレフィン樹脂に鉛化合物(比重9以上)を練
り込む方法(特開昭4 6−2 2 3 /l 7、特
公昭47−29375等)、塩化ビニール系樹脂に鉛化
合物を#l4 C込む方法(特開昭48−8332等)
等である。
通常ポリオレフィン系合成繊維等の製造では機械的強度
を向上させるために9倍以上の高倍率で延伸し、かつ延
伸速度は100 m/min以上の高速で行なうのが普
通であるが、上記方法のように亜7鉛化合物、鉛化合物
等の無機充填剤f:40wt%以上配合した組成物を通
常のポリオレフィン系合成繊維を製造する方法を用いて
延伸を行なうと基材のポリオレフィン樹脂だけが延伸さ
れ無機充填剤は取り残されたままになり両者の間に亀裂
が生じ、その結果多数の空隙が発生する。それ故に高比
重の無機充填剤を多量に添加したにもかかわらずかえっ
て比重、強度が低下するはかりでなく、延伸時には延伸
切れを起こし、運転上のトラブルが発生しやすい。
従がってかかる高比重糸の製造においては延伸倍率を3
〜8倍と低く、かつ延伸速度を20〜100m/、n、
oの範囲で行なう必要がある。丑た得られる置比重糸も
延伸倍率が低いために機械的強度が弱く実用上問題があ
る。延伸倍率を上けれは引張強度は向上するが、延伸倍
率を上げると共に空隙も増太し比重は急激に低下する。
壕だ空隙が増大するに従い延伸切れも発生する。
一!た延伸速度も空隙の発生と太いに相関がち択延伸速
度を大きくすれば空隙の量も多くなるため急激に比重が
低下する。
空隙の発生を防ぐため暴利イ6(脂と相溶性に乏しいが
、無機充填剤となじみやすい樹脂を用いる方法(特公昭
57−207IO7)が提案されているが、これとてせ
いぜい3〜8倍延伸であり、かつ70ル葡、。前後の延
伸速度であり、高倍率、高速延伸は不可能である。
また延伸工程で発生した空隙をなくすために延伸後さら
に圧延工程を設ける方法(特公昭55−31205)も
提案されているが、たしかに圧延された糸の比重は上が
るが引張強度が低下するという致命的な欠点がある。ま
た酸化鉛等の鉛化合物は海洋汚染、作業環境上の問題が
あす好捷しくない。即ち、従来の高比重糸としては満足
なものがないのが実情である。
本発明者らはかかる実情に鑑み、〜」比重糸につき鋭意
検討した結果、高密度ポリエチレンを暴利樹脂とし、無
機充填剤として硫酸ノクリウムを用いることにより、延
伸速度を上げ、かつ延伸倍率を」二げても空隙の量が少
ない糸が得られることを見い出し、更に研究を行ない遂
に本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明は、高密度ポリエチレン100重量部
に硫酸バリウムを20〜500重量部添加した樹脂組成
物を紡糸、延伸したことを特徴とする高比重糸である。
従来ノポリエチレン繊維のもつ良好な機械的特性、風合
等を有すのはもちろんであるが、さらに耐摩耗性に優れ
ている点に大きな特徴がある。
本発明に用いられる高密度ポリエチレンは中、低圧法で
得られる密度0.949/、p以上のものであり、その
メルトインデックスが0.01〜10 ’/] 0分、
好ましくは0.05〜59/+o分、特に好ましくは0
1〜20ν/+o分であるものが望丑しい。
本発明における硫酸バリウムは平均粒径01〜3μm、
好ましくは05〜2μmのものが望ましい。
O1μn)以下では発泡が激しく、3μm以上では分散
性が悪くなり延伸切れが生じゃすい。
また硫酸バリウムの添加量としては用いる高密度ポリエ
チレンの性質により異なるが、通常20〜50.0重量
部、好ましくは40〜200重11部である。20重量
部未満では十分な比重が得られず、500重量部より多
い場合は十分な強度をもった糸をうろことは実質的に困
難である。
本発明に用いられる組成物には、その目的が達成される
限り必要に応じ各種分散剤、安定剤、顔料等を適宜加え
ても差しつかえない。
分散剤の例としては、グリセリンモノパルミテート、グ
リセリンモノステアレート等の如きグリセリンの高級脂
肪酸モノエステル、ステアリン酸マグネシウム、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸リチウム等の如き金属
石ケン、イソプロピルトリインステアロイルチクネート
の如きチタネート系のカンブリング剤、ステアリン酸、
ポリエチレンワックス等の滑剤等があげられる。
また安定剤の例としては、フェニル−σ−ナフチルアミ
ン、フェニル−β−ナフチルアミン等のアミン系酸化防
止剤、2.6−ジー第3ブチル−4−メチルフェノール
、テトラキス−〔メチレン−(3,5−ジー第3−ブチ
ル−4−〕〕\イドロオキシーハイドロシンナメート〕
ブタン等のフェノール系酸化防止剤等があげられる。
本発明にいう高比重糸は、上記組成物をベント伺二軸ス
クリュー押出機を用いてペレット化したものを通常の単
軸スクリュー押出機を用いて溶融紡糸した後、さらに機
械的特性を上げるために延伸され、延伸倍率としては8
倍以上であシ、好ましくは10〜16倍、特に好ましく
は12倍〜14倍で少なくとも2段以上の多段延伸を行
なうことにより得られる。
延伸倍率は8倍以下では本発明の目的とする高強力の高
比重糸は得られない。また良好な風合、比重と強度のバ
ランスを保つためには少なくとも2段以上の多段延伸を
行なうことが望捷しく、この時の延伸温度は90〜10
0℃の範囲が好ましい。壕だ本発明の高比重糸は基材と
無機充填剤のなじみが良好であるので延伸速度は] 5
0 r+1/min以上の高速延伸が可能であシ、生産
速度が大きくとれるというすぐれた効果も有している。
本発明によシ得られた高比重糸は比重の大きい特徴を生
かして定置網、旋網、はえ縄、手綱等といった海中に沈
めて使用する漁網、ロープ等に広く利用出来る。
以下実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例−1 密度0.958 ’/、1、メルトインデックス034
9/1o分の高密度ポリエチレン100重量部、平均粒
径08μの硫酸バリウム65重量部、グリセリンモノス
テアレート2重量部、2.6− ジターチャリーブチル
−バラ−クレゾール(B l−1’l’) ’ 05重
量部からなる組成物をベント付二軸スクリュー押出機を
用いてペレット化したもの全通常の車軸スクリュー押出
機を用いて280℃で溶融紡糸して未延伸糸を成形し、
次いで未延伸糸を延伸温度98℃、延伸倍率12倍、延
伸速度183ITI/IT]、nで3段延伸を行ない、
繊度約600d、比重123、引張強度5.6 fl/
dの高比重糸を得た。
これら諸物性を引張伸度、結節強度と共に第1表に示す
なお比重の測定はJIS−Z−s s 07による。
また引張試験はテンシロン万能試験機を用いチャック量
比lli!11500 mm、引張速度500 m”/
mi n、測定温度20℃、湿度65チの条件で行なっ
た。
実施例−2 密度0.95 s ’/c+a、メルトインデックス0
929/1o分の高密度ポリエチレン100重量部に平
均粒径08μの硫酸バリウム140重量部を加え、以下
実施例−1と同様にして、紡糸延伸したところ比重16
2、引張強度3.0 (//dの高比重糸が得られた。
諸物性を第1表に示す。
比較例−1 密度0. g s s ’l硼、メルトインデックス0
34g/+o分の高密度ポリエチレン100重量部に酸
化鉛(リザージ1JI8に−1456、工業用1号)6
5重量部を加え、以下実施例−1と同様にして紡糸延伸
しようとしたが、延伸倍率を8倍まで」ニげると延伸切
れが起こるため延伸倍率は75倍で行なった。諸物性を
第1表に示す。
比較例−2 密度0.958 ’/ca、メルトインデックス034
9/1o分の高密度ポリエチレン100重量部にJIS
特1号の亜鉛華65重量部を加え、以下実施例−1と同
様にして紡糸延伸しようとしたが、延伸倍率を9倍1で
上げると延伸切れが起こるため延伸倍率は85倍で行な
った。諸物性を第1表に示す。
比較例−3 密度0.9 s s g/、1. メルトインテンクス
0.34g/+o分の高密度ポリエチレン単体を実施例
−1と同様にして紡糸延伸した。諸物性を第1表に示す
第1表  高比重系諸物性 *)得られた糸5本をあつめ、これ全3つあつめてよシ
合せ、さらにこのよシ合せたもの3本ヲアつめてより合
せトワインを作成する。このトワインに2Kg荷重をか
け、30meshのグラインダ一部での接触点の切れる
丑での回数を測定した。
特許出願人 三井東圧化学株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1高密度ポリエチレン100重量部に硫酸バリウムを2
    0〜500i1i量部添加した樹脂組成物を紡糸延伸し
    たことを特徴とする高比重糸
JP3085783A 1983-02-28 1983-02-28 高比重糸 Pending JPS59157312A (ja)

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JP3085783A JPS59157312A (ja) 1983-02-28 1983-02-28 高比重糸

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