JPS5915521Y2 - 小径丸木からなる集積支柱 - Google Patents
小径丸木からなる集積支柱Info
- Publication number
- JPS5915521Y2 JPS5915521Y2 JP6083979U JP6083979U JPS5915521Y2 JP S5915521 Y2 JPS5915521 Y2 JP S5915521Y2 JP 6083979 U JP6083979 U JP 6083979U JP 6083979 U JP6083979 U JP 6083979U JP S5915521 Y2 JPS5915521 Y2 JP S5915521Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- small diameter
- cut
- support made
- divided
- support column
- Prior art date
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- Expired
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- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、例えば間伐材等の小径な自然丸木の分割木
材片からなる集積支柱に関し、自然丸木を分割切断して
得られた分割木材を組合せ接合することにより、小径な
丸木を有効に利用するようにしたものである。
材片からなる集積支柱に関し、自然丸木を分割切断して
得られた分割木材を組合せ接合することにより、小径な
丸木を有効に利用するようにしたものである。
従来、この種の集積支柱、例えば建築用柱は、第1図に
例示するように、間伐材等の小径な自然丸木を板状に製
材し、乾燥させた単板1を、複数枚重ね合せ接着して柱
状に形成し、かつ外周表面に他の化粧板2を貼設してな
る構造を有するものがある。
例示するように、間伐材等の小径な自然丸木を板状に製
材し、乾燥させた単板1を、複数枚重ね合せ接着して柱
状に形成し、かつ外周表面に他の化粧板2を貼設してな
る構造を有するものがある。
しかしながら、このような従来構造のものでは、材料的
に高品質である反面、製作に際して製材−乾燥−機械加
工−接着などの各種工程を経るため、工数が多く、生産
性に劣り、必然的にコストアップになる。
に高品質である反面、製作に際して製材−乾燥−機械加
工−接着などの各種工程を経るため、工数が多く、生産
性に劣り、必然的にコストアップになる。
また、従来、第2図に例示するように、例えば直径がR
(10cm)の間伐材からなる小径な自然丸木4を、直
接断面正四角の支柱5に製材するとしても、一辺がR/
A″(約7cm)位のもの、実際にはそれ以下の寸法の
ものしか得られず、間伐材をより有効に利用することが
困難であるなど、特に適当な木材の入手難による生産性
及び経済性に大きな問題が生じている。
(10cm)の間伐材からなる小径な自然丸木4を、直
接断面正四角の支柱5に製材するとしても、一辺がR/
A″(約7cm)位のもの、実際にはそれ以下の寸法の
ものしか得られず、間伐材をより有効に利用することが
困難であるなど、特に適当な木材の入手難による生産性
及び経済性に大きな問題が生じている。
この考案は、上記従来の不都合を解消することを目的と
したもので、第3図以下に示す実施例に基づいて説明す
る。
したもので、第3図以下に示す実施例に基づいて説明す
る。
第3図に示すように、図中10は、後述する製造工程に
より得られた集積支柱である。
より得られた集積支柱である。
該支柱10は、4本の分割柱状木材片11を互いに相対
する接合面間に板材12を介して集積接合するとともに
、芯部空間13に発泡合成樹脂14を充填硬化して断面
正方形に形成してなる構成を有する。
する接合面間に板材12を介して集積接合するとともに
、芯部空間13に発泡合成樹脂14を充填硬化して断面
正方形に形成してなる構成を有する。
すなわち、上記支柱10を製造するには、第4図及び第
5図に示すように、まず円周面101を有する間伐材等
の小径な自然丸木100を、切断面102が直交するよ
うに木口面を十字型に切断して分割することにより、4
本の分割柱状木材片11を製材する。
5図に示すように、まず円周面101を有する間伐材等
の小径な自然丸木100を、切断面102が直交するよ
うに木口面を十字型に切断して分割することにより、4
本の分割柱状木材片11を製材する。
次いで、該各々の分割柱状木材片11を、切断面102
がそれぞれ外表面側に面するように正方形状に組合せか
つそれらの接合面間に目的とする支柱の一辺とほぼ同等
な板幅を有して互いに直交する板材12を介在して集積
接合し、芯部側に面する円周面101で芯部空間13を
囲繞形威し、該芯部空間13に発泡性合成樹脂液を注入
充填して発泡硬化させることにより、第3図に示すよう
な支柱。
がそれぞれ外表面側に面するように正方形状に組合せか
つそれらの接合面間に目的とする支柱の一辺とほぼ同等
な板幅を有して互いに直交する板材12を介在して集積
接合し、芯部側に面する円周面101で芯部空間13を
囲繞形威し、該芯部空間13に発泡性合成樹脂液を注入
充填して発泡硬化させることにより、第3図に示すよう
な支柱。
を得るものである。
したがって、上記の構成によれば、小径な自然丸木の木
口面を十字型に切断して分割し、該各々の分割柱状木材
片を、切断面が外表面側に面するように角型に組合せる
とともに、互いに相対する接合面間に直交する板材を介
在して集積接合し、かつその芯部空間に発泡合成樹脂を
充填してなることから、使用する自然丸木の径に近い寸
法の角型支柱を得ることができ、また直交する板材の介
在により接合時の集積作業が簡便となり、しかも接合面
積の増大に伴う接着性の向上が期待できると同時に4本
の分割柱状木材片を互いに結束固定するような補強効果
を得て、集積構造でありなから単味材支柱並の強度を発
揮させることができ、また集積により生じる中心部の空
間部分は発泡合成樹脂の充填によって消滅するため、取
扱いまたは使用時の異様な響き等による音響効果の異和
感をほぼなくすことができる。
口面を十字型に切断して分割し、該各々の分割柱状木材
片を、切断面が外表面側に面するように角型に組合せる
とともに、互いに相対する接合面間に直交する板材を介
在して集積接合し、かつその芯部空間に発泡合成樹脂を
充填してなることから、使用する自然丸木の径に近い寸
法の角型支柱を得ることができ、また直交する板材の介
在により接合時の集積作業が簡便となり、しかも接合面
積の増大に伴う接着性の向上が期待できると同時に4本
の分割柱状木材片を互いに結束固定するような補強効果
を得て、集積構造でありなから単味材支柱並の強度を発
揮させることができ、また集積により生じる中心部の空
間部分は発泡合成樹脂の充填によって消滅するため、取
扱いまたは使用時の異様な響き等による音響効果の異和
感をほぼなくすことができる。
□さらに、支柱の表面に高級樹脂からなる化粧材を貼着
すれば、支柱表面の接着層を陰画でき、外観性の向上を
図ることができるなど、実用性にすぐれた効果を奏する
ものである。
すれば、支柱表面の接着層を陰画でき、外観性の向上を
図ることができるなど、実用性にすぐれた効果を奏する
ものである。
第1図及び第2図は従来の支柱の例を示す説明図、第3
図はこの考案(こ係る支柱の第1実施例を示す説明図、
第4図及び第5図は製造工程を示す説明図である。 10・・・・・・支柱、11・・・・・・分割支材片、
12・・・・・・板材、100・・・・・・自然丸木、
101・・・・・・円周面、102・・・・・・切断面
。
図はこの考案(こ係る支柱の第1実施例を示す説明図、
第4図及び第5図は製造工程を示す説明図である。 10・・・・・・支柱、11・・・・・・分割支材片、
12・・・・・・板材、100・・・・・・自然丸木、
101・・・・・・円周面、102・・・・・・切断面
。
Claims (1)
- 円周面を有する小径な丸木を、切断面が直交するように
木口面を十字型に切断して分割し、該各々の分割柱状木
材片を切断面が外表面に面するように組合せ、かつ互い
に相対する接合面間に支柱の一辺とほぼ同等な板幅を有
して互いに直交する板材を介在して集積接合するととも
に、その芯部空間に発泡合成樹脂を充填した支柱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6083979U JPS5915521Y2 (ja) | 1979-05-08 | 1979-05-08 | 小径丸木からなる集積支柱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6083979U JPS5915521Y2 (ja) | 1979-05-08 | 1979-05-08 | 小径丸木からなる集積支柱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55160417U JPS55160417U (ja) | 1980-11-18 |
JPS5915521Y2 true JPS5915521Y2 (ja) | 1984-05-08 |
Family
ID=29294812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6083979U Expired JPS5915521Y2 (ja) | 1979-05-08 | 1979-05-08 | 小径丸木からなる集積支柱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5915521Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6010047A (ja) * | 1983-06-25 | 1985-01-19 | 株式会社蓼科製作所 | 建築用複合角柱およびその製造法 |
JPH0716815Y2 (ja) * | 1985-12-19 | 1995-04-19 | 積水化成品工業株式会社 | 複合材からなる柱状体 |
-
1979
- 1979-05-08 JP JP6083979U patent/JPS5915521Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55160417U (ja) | 1980-11-18 |
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