JPS59155035A - 断熱性防水布 - Google Patents

断熱性防水布

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JPS59155035A
JPS59155035A JP58021276A JP2127683A JPS59155035A JP S59155035 A JPS59155035 A JP S59155035A JP 58021276 A JP58021276 A JP 58021276A JP 2127683 A JP2127683 A JP 2127683A JP S59155035 A JPS59155035 A JP S59155035A
Authority
JP
Japan
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layer
waterproof
heat
complementary
fabric
Prior art date
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Pending
Application number
JP58021276A
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English (en)
Inventor
八木 寿直
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Fujikura Rubber Works Ltd
Original Assignee
Fujikura Rubber Works Ltd
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Publication date
Application filed by Fujikura Rubber Works Ltd filed Critical Fujikura Rubber Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は断熱性防水布、更に詳しくは極寒の海岸、船上
その他部しい水の飛沫をかぶり、あるいは水面に転落す
る虞のある場所で作業する際着用する断熱スーツ、防水
服、耐寒服などを製造するに適した断熱性防水布に関す
るものである。
北氷洋、南氷洋あるいはこれらの極寒地方の近傍で操業
する漁船、その他作業船の乗組員、作業員などは高度の
断熱性を備えた耐寒服を着用し、寒さに耐えて作業して
いるわけであるが、このような耐寒服は、単に耐寒のた
めばかりでなく、誤って極寒冷な海に落下した場合の生
命保護の作用を行うようになっているのが好ましい。即
ち、通常これらの海は0℃近くの温度であるために、高
度に断熱され、かつ防水処理の施された耐寒服を着用し
ていない場合、約3分で心臓麻痺などにより絶命するこ
とが知られている。
このような極寒の海における遭難の場合、約30分程度
生命が保てば、数倍の確率で救出されることも知られて
おり、少なくとも30分以上生命が保持されるような耐
寒服の開発が望まれている。
従来、このような高度の断熱性と防水性を兼ね備えた布
地は開発されておらず、前記のような極寒冷地での作業
にあたっては、保温衣および防水衣を別個に用意しそれ
ぞれを重合わせて着用するのが普通であった。
しかしながら、防水性のある防水衣は、その防水性のた
め運動性を甚だしく阻害し、かつ発汗による不快感を除
去することができず、このため常時着用することは殆ど
ない。したがって、不時の海中転落においては、極論の
水が衣服に浸み込み、極く短時間で落命することが多か
った。
このような訳で、断熱性、除湿性および防水性を有し、
かつ常時着用して運動性の優れた断熱性防水布の開発が
希求されている。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、従
来に比して断熱性に優れ、更に除湿性、防水性があり、
かつ常用して運動性の良好な断熱性防水布を提供するこ
とを目的とする。
したがって、本発明による断熱性防水布は除湿を行う除
湿補完層を内側に有する防水層及び断熱効果を補完する
補完層を内側に備えた断熱層を積層したことを特徴とす
るものである。
本発明による断熱性防水布によれば、防水層と断熱層を
重ね合わせ、かつそれぞれの防水層、断熱層にそれらの
効果を補完する補完層を設けたので、防水性、除湿性、
断熱性に優れ、かつ常時着用して運動性の良好な断熱性
防水布とすることができる。
本発明を更に詳しく説明する。
本発明による断熱性防水布は、第1図にその一具体例を
示すように、防水層1 (多少の透湿性を有する場合を
含む)の内側に、この防水層の除湿を効果的に行う除湿
補完層2が設けられ、一方断熱層3の内側には、この断
熱層3の断熱効果を補完するための断熱補完層4が設け
られている。すなわち、断熱補完層4及び除湿補完層2
が防水層1及び断熱層2に挟着された構造となっている
(1)防水層及び除湿補完層 防水層1は、第1図より明らかなように、布地10とこ
の布地10を被覆する防水樹脂層11 (微細孔を有す
る場合もある)よりなり、通常の通気性防水布と同様な
効果を有している。
前記防水層1の基布となる布地としては、従来この種の
通気性防水布として用いられる布地であればいかなるも
のでもよく、たとえばナイロン、テトロン、ビニロン、
アクリル等の合成繊維、あるいはこれらの繊維の混紡、
ないし組合せを布地としたものであってよい。また布地
の形態も限定されるものではなく、たとえば不織布、織
布、編織布のいずれの形態であってもよい。
この布地10の厚さは、使用目的に合う適宜の厚さで良
いが、柔軟であることを要する。厚さが厚く合成が大き
いと、重量が大きくなりすぎ、また加工性が悪化し、さ
らに縫製された製品の運動性を損なうことになるからで
ある。
この布地10に接着剤を介して積層される防水樹脂層1
1は、その微細孔により通気(透湿)性を有する場合で
も、0. 2kg/cI+!以上の防水性を担保するも
のである。すなわち、前記防水樹脂層11に設けられた
微細孔は蒸気ないし空気は通過させるが、水は透過させ
ないようになっている。
このような防水樹脂層11は、本発明において限定され
るものではない。たとえば、ネオプレンゴムスポンジ、
ウレタンスポンジなどの軽量で、高発泡の合成ゴム製の
防水樹脂層であることができる。この防水樹脂層の厚さ
は、好ましくは0.02〜0.1酊であるのが好ましい
。0.02fi1未満であると、充分な防水性が期待で
きないし、一方0.INを超えると、重く、剛くなりす
ぎ運動性を悪化させ、かつ加工性に問題を生ずるからで
ある。
次ぎに、この防水層1の内側に形成された除湿補完層2
は、第1図より明らかなように、防水層1の防水樹脂層
11の内側に設けられた第1補完層20、この第1補完
層20の内側の伝熱層21およびこの伝熱層21の内側
の第2補完層22より成っている。
第1補完層20及び第2補完層21の材質は本質的に限
定されるものではないが、撥水処理の施した綿等の繊維
あるいは合成繊維、不織布でやることができる。第2補
完層22は第1補完層20と比べ厚さが、やや厚(、さ
らに目も通常の不織布よりやや粗くなっている。 また
、伝熱層21は、前記布地、繊維、不織布などよりも伝
熱性のある材質で製造された薄膜であり、たとえばプラ
スティック、アルミニウムを蒸着したプラスティック、
アルミニウム、錫等の金属箔などで製造されたものであ
る。この伝熱層21はミリメートル単位の透過孔210
を有している。
前記第1補完JW20の厚さは、好ましくは0.5〜1
11mである。0.5鶴未満であると、防水樹脂層11
との間に水膜を形成しやすく、また111I11を超え
ると、外界冷気の伝熱層21への伝熱が悪く、前記水膜
を作りやすくなり、また断熱性防水布全体が厚くなりす
ぎ、剛く運動性に欠けることになるからである。
また、前記第2補完層22の厚さは好ましくは、2〜4
fiであるのがよい。2fi未満であると、汗が伝熱層
21の内側に結露して水となったものが水膜となって下
方に流れない事態を生ずる虞があり、また4fiを超え
ると、全体が厚くなりすぎ、運動性に欠ける欠点を生ず
る虞があるからである。
さらに、前記伝熱層21の厚さは、好ましくは0.01
m 〜0.025 mであるのがよい。0.01m未満
であると、運動により機械的破損を生ずる虞があり、一
方、0.025 txを超えると、剛性により擦れ傷を
生じやすく、透過孔210の周囲から裂けるという欠点
を生ずるおそれがあるからである。
上述の構成の防水N1及び除湿補完層2を断熱性防水布
の防水部分として用いる理由を以下に述べる。
防水層1の防水樹脂層11は、前述のように気体状水分
は透過するか或いは透過しないものであるが、いずれに
しても液体状水分は透過させないようなものであるが、
この防水樹脂層11の外側の、外気と接触する布地10
中に外気及び水が浸透するような状況となると、外気が
十分低温である場合には、この布地10中で結露現象を
生しる、。
このような状況になると、前記防水樹脂層11は微細孔
を有していても、有しない場合と同様に、内側からの湿
気を透過させないようになる。
いかなる場合においても、防寒服内に湿気が籠るのは好
ましいわけではない。このような状況の場合、内側から
の湿気はまず比較曲目の粗い繊維層、不織布層である第
2補完層22を透過し、伝熱層21に突き当たる。伝熱
層21は、前述のように比較的伝熱性の良好な材質で構
成されているため、厚さの薄い第1補完]’1f20の
層を通して外気によってかなり冷却されており、このた
め飽和状態の水分は過飽和状態となり、前記伝熱層21
の第2補完層22側の表面に結露する。このため発汗に
よって発生した水分は除湿され第2補完層22に一時滞
留することになる。
なお、前記伝熱層21に結露した水滴は寸法が大きくな
ると、下方に向かって第2補完層内を流下し、衣服の裾
部に滞留する。
斯くして、発汗などにより発生した水分は、前記伝熱層
21の温度における飽和状態まで除去され、一方この伝
熱層21の透過孔210を通過して第1補完層20に入
った湿気は、伝熱層21の外面及び防水樹脂層11の内
側で冷却され、過飽和状態の水蒸気を第1補完層20の
繊維面で結露する。
さらに、防水樹脂層11及び伝熱層21の表面温度は、
水分が結露する際放出する温度により低下が防止される
と共に、前記結露は防水樹脂層11に達するまでに行わ
れる。このため防水樹脂層11及び伝熱層21の微細孔
、透湿孔210に水が結露することがなく、微細孔及び
透湿孔210の閉塞が防止できる。
なお、第1補完層20は外気の温度を前記伝熱層21全
体に均一に伝熱する作用を行い、一方第2補完層22は
内側からの水分が前記伝熱層21全体に均一に接触する
作用を行っている。
(2)断熱層3及び断熱補完層4 断熱層3は、第1図より明らかなように、最外側の裏地
30及びこの内側のキルテイング層31よりなり、前記
キルテイングJ’i31は吸湿性のある繊維層310を
織目の粗い柔らかい布311で覆い、キルテイング構造
に縫製してなっている。
前記繊維層は本発明において限定されるものではなく、
たとえば吸湿性のある綿などであることができる。また
、この繊維層310を覆う古体311も本発明において
限定されるものではなく、たとえば、柔らか(薄いメリ
ヤス地或いはガーゼ状織布などの布を用いることができ
る。
このキルテイング層31の厚さは、好ましくは10〜2
0Mである。10u未満であると、断熱性、保温性が十
分でなく、一方、20wを超えると、運動性、加工性に
劣ることになるという欠点を生ずるおそれがあるからで
ある。
上記キルテイング層31は、そのキルテイング構造によ
り、繊維層310内の空気の移動を規制し体温の保温に
役立つと共に、汗による湿気の吸着、放出などを適宜自
動的に行い、湿度の急速な変化を調節、緩和する作用を
行う。
このキルテイング層31の外側、すなわち人体よりの裏
地30は、従来裏地として用いられているものであれば
いかなるものでもよい。好ましくは、吸湿性の少ないも
のを用いる。たとえば、極めて薄い剛性繊維紡績布或い
は毛織布などの布を用いることができる。
前記断熱層3の内側に設けられる断熱補完N4は、やや
通気抵抗のある布、たとえば柔らかく密度の大きい不織
布よりなる層であり1.キルテイング層31からの湿空
気が、運動に伴う部分変形の結果として高速で外気方向
に移動するのを防止する、すなわち通気に対し抵抗し、
あるいは方向を変化させることにより、人体よりの体温
の単位時間当たりの外気方向への伝熱を小さくし、保温
性を向上せしめる作用を営むものである。
この断熱補完層4中に、汗に含まれる有臭成分等を除去
するための、たとえば繊維状活性炭綿を混入してもよい
この断熱補完層4の厚さは、好ましくは1〜2鶴である
。1f1未満であると、通気抵抗、断熱性、保温性が十
分でなく、一方、211を超えると、キルテイングの部
分変形が大きくなり、運動性、加工性に劣ることになる
という欠点を生ずるおそれがあるからである。
この断熱層3及び断熱補完層40間に、任意に吸着層5
を設けてもよい。この吸着N5は汗に含まれる有臭成分
等を除去するための層である。
次ぎに、本発明の実施例について説明する。
実施例 ナイロン繊維製布地10の片面に接着剤を塗布し、次い
で、厚さ0.02uのウレタン樹脂製の防水樹脂層を接
着し、防水層1を形成せしめた後、この防水層1の防水
樹脂層11にポリエステル製不織布の第1除湿補完層2
0(厚さ0.811) 、アルミ箔製伝熱層21 (厚
さ0.015 m) 、ポリエステル製第2除湿補完層
22(厚さ 3℃m)を順次積層し、防水層1及び除湿
補完層2とした。
つぎに、このような防水部分にポリエステル製不織布よ
りなる、厚さ 2nの断熱補完層4、吸着層5および厚
さ 12mmのキルテイング層31を積層し、さらに裏
地30を貼着し断熱部分とした。
前記キルテイング層31の繊維層310は綿繊維とした
このようにして製造した断熱性防水布の熱伝導性を下記
のようにして測定した。
測定は、0℃の水槽に、前記のように製造した断熱製防
水布で水密に覆った内部温度が36°C前後に保たれた
プラスティ・ツク製円筒容器(直径70cm、長さ l
QQcm:人体の手首或いは足首の太さに近い)を沈め
、前記円筒内部の一定時間の温度変化を測定することに
よっておこなった。
前記温度変化を熱量に換算した熱流束は人体放熱f10
0WHに近いものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一具体例を示す断面図である。 1・・・防水層、2・・・除湿補完層、3・・・断熱層
、4・・・断熱補完層、11・・・防水樹脂層、20・
・・第1補完層、21・・・伝熱層、22・・・第2補
完層、31・・・キルテイング層。 出願人代理人     雨 宮 正 季手続補正書(自
活) 1 事件の表示 昭和58  年 嘩 許 願第021276 号2、−
4明の名称 断熱性防水布 3 補正をする者 事件との関係  i芋、牛用1唄人 住  所  東献1.駐I6川巾゛西五文田2丁目li
t、”20号4、代理人 6 補正により増加する発明の数 (1)四咄袢α5頓上から10行1]「厚く甘)11/
、が大き:ハと、」を「1阜く岡り・・tが友へいと、
1と2字訂屯する。 (2)  ;4月・、10斗耳11自下から2f丁目[
・4.い、)jq“午+伎維紡績布」を[、専い片成・
肪儲切績布]と2手打IEする。 手続補正書(バ少 昭和5宛6月1o日 1、19牛の耘 …りを口58讐貧Y腫貨多β21276号2、発明の名
称 断熱性防水布 3、  ?f正をする者 事件との関係  特許出願人 フリガナ 住  所 東京部品用区西五反田2丁目11撒0号氏 
 名(名称)(517)  藤倉ゴム工業株式会社4、
代理人

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)除湿を行う除湿補完層を内側に有する防水層及び
    断熱効果を補完する補完層を円側に備えた断熱層を積層
    したことを特徴とする断熱性防水布。
  2. (2)前記除湿補完層は、第1補完層、伝熱層及び第2
    補完層を順次積層したものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の断熱性防水布。
JP58021276A 1983-02-10 1983-02-10 断熱性防水布 Pending JPS59155035A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58021276A JPS59155035A (ja) 1983-02-10 1983-02-10 断熱性防水布

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JP58021276A JPS59155035A (ja) 1983-02-10 1983-02-10 断熱性防水布

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JPS59155035A true JPS59155035A (ja) 1984-09-04

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JP58021276A Pending JPS59155035A (ja) 1983-02-10 1983-02-10 断熱性防水布

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4920237B1 (ja) * 1969-10-24 1974-05-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4920237B1 (ja) * 1969-10-24 1974-05-23

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