JPS5915381Y2 - 温度ヒユ−ズ - Google Patents

温度ヒユ−ズ

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JPS5915381Y2
JPS5915381Y2 JP8336678U JP8336678U JPS5915381Y2 JP S5915381 Y2 JPS5915381 Y2 JP S5915381Y2 JP 8336678 U JP8336678 U JP 8336678U JP 8336678 U JP8336678 U JP 8336678U JP S5915381 Y2 JPS5915381 Y2 JP S5915381Y2
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JP
Japan
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contact
metal case
compression spring
contact conductor
spring
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JP8336678U
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JPS54183675U (ja
Inventor
茂 青木
Original Assignee
株式会社村田製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は各種電気機器に取り付けてその過熱を防止する
温度ヒユーズに関する。
従来より、上記温度ヒユーズとしては、例えば、第1図
に示すように、一端に開口を有する円筒状の金属ケース
10内に均一な深さに充填され、一定の温度で溶融して
変形可能となる感温ペレット11と、先端に接点12
aを設けたリード線12をその軸心部に貫通させてケー
ス10の上記開口に嵌合させ、密封樹脂13とともに上
記開口を閉塞する磁器ブッシング14との間に、その周
縁を数個所切り欠いて星状とし、該周縁を上記金属ケー
ス10の内周面に自身のバネ性によって圧接させた星形
接点15を設け、該星形接点15と上記磁器ブッシング
14との間には第1圧縮バネ16 aを、また、該星形
接点15と感温ペレット11との間には金属円板17
a 、17 bを夫々介して上記第1圧縮バネ16 a
よりも充分大きなバネ力を有する第2圧縮バネ16bを
夫々縮装することにより、当該温度ヒユーズを取り付け
た電気機器が正常で過熱していないときは、上記第2圧
縮バネ16 bのバネ力によって上記星形接点15をリ
ード線12の接点12 aに押圧して接触させて、上記
金属ケース10の底部がら突出させたいま一つのリード
線18と上記リード線12とを、上記金属ケース10、
星形接点15および接点12 aを介して互に導電せし
める一方、上記電気機器に異常が生じて過熱したときは
、その熱によって感温ペレット11を溶融させて、第2
図に示すように、第2圧縮バネ16 bの縮装状態を解
除し、第1圧縮バネ16 aのバネ力によって上記星形
接点15を第2圧縮バネ16b側に変位させて上記接点
12 aとの接触を断ち、上記リード線12と18との
導通を遮断するようにしたものが知られている。
上記構成を有する温度ヒユーズは、感温ペレット11の
溶解温度が極めて安定しているため、その定格温度の精
度を高くすることはできるが、感温ペレット11の溶解
時に、第1圧縮バネ16 aのバネ力によって星形接点
15が金属ケース10内をスムーズに摺動して、リード
線12と18との導通が確実に遮断されるようにするた
めには、星形接点15の形状、寸法および材質等に要求
される規格が厳しくなり、星形接点15の製作が難しく
、金属ケース10への組込みも困難であるばかりでなく
、温度ヒユーズの直径を小さくするのが困難であるとい
った欠点を有していた。
本考案は、従来の温度ヒユーズにおける上記欠点を解消
すべくなされたものであって、一定以上の温度で溶解す
る有機可溶体に導電皮膜を形成した接触導体を接点にバ
ネ力によって金属ケース内に傾斜させた状態で圧接させ
て保持するとともに上記バネ力で接触導体を金属ケース
の内周面に圧接せしめることにより、上記接触導体で金
属ケースと接点とを導通させて星形接点を省略するよう
にした、組立を簡単に行うことができるとともに容易に
小形化を図ることのできる温度ヒユーズを提供すること
を目的としている。
以下、本考案の実施例を示す図面を参照して詳細に説明
する。
第3図において、21は真鍮等の高い導電率を有する金
属板を、プレス加工等によって、一端に開口22を有す
る有底の円筒状に形成した金属ケースであって、該金属
ケース21の底部21 aの中心には、リード線23の
一端をカシメ等によって固定し、該リード線23を上記
底部21 aから金属ケース21の外方へ事前に突出さ
せている。
一方、24は上記金属ケース21の蓋体もしくは栓体と
してのブツシュであって、該ブツシュ24は絶縁性を有
する樹脂もしくはセラミック等からなり、上記金属ケー
ス21の開口22に嵌入し得る形状および寸法に形成す
るとともに、その軸心部にリード線25を、該リード線
25の一端に形成した接点26が上記金属ケース21内
に突出するように貫通させて固定している。
なお、金属ケース21の内周面のうち開口22から幅l
の部分の内径を他の部分の内径よりも大きくシ、その部
分に上記ブツシュ24を嵌入するとともに金属ケース2
1の上記開口22の周縁の部材を内側に絞り加工するこ
とによって、上記ブツシュ24を金属ケース21の上記
幅lの部分に固定し、エポキシ樹脂等の封止樹脂27で
金属ケース21の内部を封止している。
上記金属ケース21の底部21 aと接点26との間の
空間28内には、一定以上の温度で溶解するとともに上
記空間28の内径よりも僅かに小さな径を有する円柱状
に成型した有機可溶体29の表面全体に、無電解メッキ
法や蒸着等によって、例えば、金や銀等の貴金属からな
る厚さ1μから5μ程度の導電皮膜30を形成した接触
導体31を嵌入している。
上記接触導体31の接点26側の面には、鉄面と略同−
の径を有するとともにその表面に貴金属メッキを施した
金属円板32を当接させ、該金属円板32とブツシュ2
4との間にコイル状の第1圧縮バネ33を、上記ブツシ
ュ24からリード線25の接点26まで突出せしめた部
分に外嵌させて縮装する一方、上記接触導体31の金属
ケース21の底部21a側の面にも、上記金属円板32
と同様の金属円板34を当接させて、該金属円板34と
上記底部21 aとの間に、上記第1バネよりも大きな
バネ力を有するコイル状の第2圧縮バネ35を縮装して
いる。
上記第1圧縮バネ33および第2圧縮バネ35は、第4
図aおよびbに夫々示すように、いずれもその両端面を
平行に仕上げていない、所謂、切つばなしのバネであっ
て、しかも、第2圧縮バネ35はそのバネ力が第1圧縮
バネ33のバネ力よりも大きなものを使用している。
このため、接触導体31は、第2圧縮バネ35の上記バ
ネ力により、接点26に向って付勢されて金属円板32
が接点26に圧接するとともに、第3図に示すように、
金属ケース21の軸方向に対して傾斜し、接触導体31
の導電皮膜30の一部が金属ケース21の内周面に圧接
した状態で、その内部の空間28内に保持される。
温度ヒユーズを上記構成としておけば、当該温度ヒユー
ズを取り付けた電気機器(図示せず。
)が正常なときは、リード線23と25とは、金属ケー
ス21、接触導体31の導電皮膜30、金属円板32お
よび接点26からなる通電路、もしくは金属ケース21
、第2圧縮バネ35、金属円板34、接触導体31の導
電皮膜30、金属円板32および接点26からなる通電
路を介して導通している。
一方、上記電気機器の異常により、周囲温度が上昇して
有機可溶体29が溶解すると、該有機可溶体29は、第
1圧縮バネ33と第2圧縮バネ35のバネ力によって押
し潰され、これら第1圧縮バネ33と第2圧縮バネ35
は、第5図に示すように、変形前の形状に復帰するとと
もに、有機可溶体29の表面に形成されていた導電皮膜
30が崩壊して、リード線23と25との間の導通が遮
断され、その後、崩壊した上記導電皮膜30は該導電皮
膜30を形成している金属粒子となって溶解して液状と
なった有機可溶体29中に拡散し、接触導体31は絶縁
体となって固化し、リード線23と25との導通が再復
帰するのが防止される。
なお、上記第2圧縮バネ35の復帰後の長さは、第5図
に示すように、接点26と金属ケース21の底部21
aとの間隔よりも小さく設定し、有機可溶体29の溶解
時、金属円板32が接点26がら確実に押し離されるよ
うにする必要がある。
また、本実施例の場合、金属円板32と34とはいずれ
も接触導体31に印加される第1圧縮バネ33および3
5のバネ力を夫々分散するためのものであって、これら
金属円板32および34は省略することもできる。
次に、第6図は第3図の変形例を示すものであって、第
6図に示す温度ヒユーズにおいては、第7図aおよびb
に夫々示すように、両端部を平行に仕上げたコイル状の
第1圧縮バネ33′および第2圧縮バネ35′を使用す
るとともに、その一方の面を、第7図Cに示すように、
他方の面に対して傾斜させた金属円板32′および34
′を使用して、接触導体31を金属ケース21の内部の
空間28に、第3図と同様に、傾斜させて支持するよう
にしたもので、温度ヒユーズを上記構成としても、第3
図の温度ヒユーズと略同−の作用および効果を得ること
ができる。
本考案は上記実施例に限定されるものではなく、例えば
、有機可溶体29の表面に先ず樹脂皮膜を形成して空気
との接触による自然昇華を防止するようにした後、該樹
脂皮膜の上に導電皮膜を形成する等、種々の構成とする
ことができる。
以上、詳細に説明したことからも明らかなように、本考
案は、有機可溶体に導電皮膜を形成した接触導体を金属
ケース内に傾斜させた状態で保持し、該接触導体によっ
て金属ケースと接点とを導通させるようにしたから、方
向性を有しない接触導体が従来の温度ヒユーズの星形接
点と感温ペレットの機能を兼ね備えており、部品点数が
少なくなるとともに、温度ヒユーズの製作時、接触導体
の方向性を考慮に入れる必要がなく、製作が容易で小形
の温度ヒユーズを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の温度ヒユーズの断面図、第2図は第1図
の温度ヒユーズの動作説明図、第3図は本考案に係る温
度ヒユーズの一実施例の断面図、第4図aおよびbは夫
々第1圧縮バネおよび第2圧縮バネの平面図、第5図は
第3図の温度ヒユーズの動作説明図、第6図は第3図の
温度ヒユーズの変形例の断面図、第7図a、l)および
Cは夫々第6図の温度ヒユーズに使用する第1圧縮バネ
、第2圧縮バネの側面図および金属円板の斜視図である
。 21・・・・・・金属ケース、22・・・・・・開口、
23・・・・・・リード線、24・・・・・・ブツシュ
、25・・・・・・リード線、26・・・・・・接点、
27・・・・・・封止樹脂、28・・・・・・空間、2
9・・・・・・有機可溶体、30・・・・・・導電皮膜
、31・・・・・・接触導体、32.32’、34゜3
4′・・・・・・金属円板、33.33’・・・・・・
第1圧縮バネ、35゜35′・・・・・・第2圧縮バネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底部にリード線を突出させた一端開口状の金属ケースと
    、絶縁性を有する該金属ケースの蓋体と、該蓋体の軸心
    部に貫通させるとともにその一端に形成した接点を上記
    金属ケース内に突出させるように固定したいま一つのリ
    ード線と、上記接点と金属ケースの底部との間に収容さ
    れ、一定以上の温度で溶解する有機可溶体の表面もしく
    は該有機可溶体の表面に形成した樹脂皮膜の上に導電性
    物質よりなる導電皮膜を有するとともに、上記金属ケー
    スの内径よりも僅かに小さな径を有する接触導体と、該
    接触導体と上記蓋体との間に縮装した第1圧縮バネと、
    上記接触導体と金属ケースの上記底部との間に縮装され
    、上記第1圧縮バネのバネ力よりも大きなバネ力を有し
    、該バネ力によって上記接触導体を金属ケースの軸方向
    に対して傾斜させた状態で上記接点に圧接させて保持す
    る第2圧縮バネとを有し、該第2圧縮バネのバネ力によ
    って上記接触導体を上記接点と金属ケースの内周面とに
    圧接せしめたことを特徴とする温度ヒユーズ。
JP8336678U 1978-06-16 1978-06-16 温度ヒユ−ズ Expired JPS5915381Y2 (ja)

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