JPS5915170Y2 - 複合形消磁素子 - Google Patents

複合形消磁素子

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JPS5915170Y2
JPS5915170Y2 JP14105079U JP14105079U JPS5915170Y2 JP S5915170 Y2 JPS5915170 Y2 JP S5915170Y2 JP 14105079 U JP14105079 U JP 14105079U JP 14105079 U JP14105079 U JP 14105079U JP S5915170 Y2 JPS5915170 Y2 JP S5915170Y2
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JP
Japan
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positive temperature
temperature coefficient
coefficient thermistor
degaussing
common terminal
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JP14105079U
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JPS5657561U (ja
Inventor
隆 鹿間
朝之 山本
祐一 高岡
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株式会社村田製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は一つの外装ケースに定格電圧の異なる複数個の
正特性サーミスタ素子を収容するようにした複合形消磁
素子に関する。
一般に、カラーテレビジョンのブラウン管の周囲の磁気
を消磁する消磁回路等においては、正特性サーミスタ素
子を利用して、カラーテレビジョンの電源の投入時に上
記正特性サーミスタ素子を発熱させ、その熱による温度
上昇で正特性サーミスタ素子の抵抗を増加させ、第1図
に示すように減衰する電流を消磁コイルに流して消磁を
行っている。
従来、複数の商用電源、例えば100 Vと200 V
の商用電源を切換スイッチ等によって切り換え、いずれ
の商用電源にも適応できるようにしたカラーテレビジョ
ン等においては、第2図に示すように、上記の複数の商
用電源に対応して、別個の外装ケース1,1に夫々収容
した定格電圧が100■の正特性サーミスタ素子2と2
00 Vの正特性サーミスタ素子3とを使用し、これら
正特性サーミスタ素子2および3を切換スイッチ4によ
って切り換えて、電源5から消磁コイル6に必要な消磁
電流を流して上記の消磁を行うか、あるいは第3図に示
すように、定格電圧が100ボルトの正特性サーミスタ
素子2と200 Vの正特性サーミスタ素子3との間に
平板状の接触部7を有する共通端子8の上記接触部7を
介装して重ね合せ、その両側がら一対の端子9および1
0を夫々バネ圧で圧接させて、これら正特性サーミスタ
素子2と3を−っの外装ケース1′内に収容するように
した複合形の消磁素子を使用し、第2図と同様にして消
磁するようにしていた。
しかしながら、第2図のように、商用電源の種類に対応
して複数の正特性サーミスタ素子2,3等を使用するの
では、プリント基板に取り付ける部品点数が多くなり、
プリント基板に対するこれら正特性サーミスタ素子2,
3の占有面積も大きくなる一方、部品点数が多くなるた
めコストが高くなる欠点がある。
また、第3図のような複合形消磁素子では、共通端子8
の接触部7が平面状であるため、正特性サーミスタ素子
2,3から発生した熱は上記の接触部7から共通端子8
に伝わって放散され、消磁素子全体の熱放散係数を小さ
くするのが困難であった。
このため、上記正特性サーミスタ素子2.3の抵抗値の
上昇が抑制され、消磁動作が不安定となる問題があった
本考案は従来の消磁素子における上記の欠点や問題を解
消すべくなされたものであって、定格電圧の異なる少く
とも2つの正特性サーミスタ素子にステンレスからなる
共通端子を部分的に接触させるとともに、上記正特性サ
ーミスタ素子自体の熱放散係数を除く消磁素子全体の熱
放散係数を20 mW/’(:以下とすることにより、
上記消磁素子からの熱放散を少くシ、上記正特性サーミ
スタ素子の抵抗値をす速く上昇させ、かつ良好な消磁を
行えるようにした形状の小さな複合形消磁素子を提供す
ることを目的としている。
以下、本考案の実施例を示す図面を参照して詳細に説明
する。
本考案の一実施例を第4図に示す。
第4図に示す複合形消磁素子は、第3図に示すものと同
様の構成を有する従来の複合形消磁素子において、共通
端子8とその接触部7をステンレスによって形成すると
ともに、上記接触部7の両面に複数の突起11・・・・
・・11を、押出し加工等によって、第5図aおよびb
に夫々示すように形威し、これら突起11・・・・・・
11の先端部を100V用の正特性サーミスタ素子2の
電極20および200 V用の正特性サーミスタ素子3
の電極3aに夫々接触させて、これら正特性サーミスタ
素子2および3と共通端子8の上記接触部7との接触面
積を小さなものとすることにより、上記共通端子8がら
放散される熱を少くして、外装ケース1′、端子9,1
0および上記共通端子8を含めた素子全体の熱放散係数
が20mW/’C以下となるようにしている。
この熱放散係数には、正特性サーミスタ素子2.3自体
のそれは含まれていない。
なお、共通端子8の接触部7は、正特性サーミスタ素子
2,3を端子9,10のバネ圧で安定して保持するため
、正特性サーミスタ素子2の電極2aおよび正特性サー
ミスタ素子3の電極3aと同等もしくはそれより大なる
平面を有するもので、この平面に設ける上記突起11・
・・・・・11の個数はできるだけ少くして、上記共通
端子8から放散される熱量をできるだけ少くすることが
好ましいが、接触部7の一方の面から突出する突起11
・・・・・・11の個数が2個以下となると、正特性サ
ーミスタ素子2および3の支持が不安定となるため、突
起11・・・・・・11の上記個数は少くとも3個とす
ることが好ましい。
一方、上記端子9および10は、いずれもその一端を夫
々フック状に湾曲させて正特性サーミスタ素子2の電極
2bおよび正特性サーミスタ素子3の電極3bに圧接さ
せており、これら端子9および10は上記電極2bおよ
び3bと夫々点接触もしくは線接触の状態で接触し、そ
の接触面積が非常に小さく、上記端子9もしくは端子1
0から失われる熱は比較的少いため、上記端子9および
10の材料としては、比較的熱伝導率の大きなものを使
用してもさほど支障はない。
しかし、上記端子9および10は正特性サーミスタ素子
2および3の両側から自身のバネ力で圧接して、これら
正特性サーミスタ素子2および3を挟持するものである
がら、例えば燐青銅のように、バネ性を有する金属であ
ることが好ましい。
上記構成を有する複合形消磁素子において、正特性サー
ミスタ素子自体の熱放散係数を除く全体の熱放散係数り
を、共通端子8の接触部7の突起11・・・・・・11
の形成密度を変えて上記接触部7と正特性サーミスタ素
子2および3との接触面積を変え、D = 7 mW/
’(:としたサンプルS1、D=10mW/℃としたサ
ンプルS2およびD=20mW/℃としたサンプルS3
を夫々第2図と同様に接続して、電源スィッチ12を投
入した時点、該時点から3秒後および60秒後に夫々正
特性サーミスタ素子2および3に流れる突入電流、3砂
径電流および60秒復電流を測定したところ、第1表に
示す結果が得られた。
但し、上記第1表において、サンプルS4は上記熱放散
係数りがいずれもD=5mW/’Cで、100■用の正
特性サーミスタ素子2と200V用の正特性サーミスタ
素子3とをケースタイプとして夫々独立して使用したも
のであり、突入電流、3秒後電流および600秒後電流
正特性サーミスタ素子2と3とで夫々別個に現在実用さ
れている値に設定したものである。
また、サンプルS5は、第3図に示す従来の構成を有す
る複合形消磁素子において、共通端子8およびその接触
部7を熱伝導率の低い材料であるステンレスにより形成
し、熱放散係数りをD=25W/℃とできる限り小さく
したものである。
一般的には、100■用の正特性サーミスタ素子2およ
び200■用の正特性サーミスタ素子3の消磁回路の許
容電流値として、3秒後の電流値は夫々340 mAp
pおよび170 mApp程度とされている。
ところで、上記第1表において、サンプルS5では、正
特性サーミスタ素子2および3の3秒後電流が夫々所望
の電流340 mAppおよび170 mAppを越え
るばかりでなく、600秒後電流値も大きなものとなっ
ている。
一方、サンプルS1.S2およびS゛3の各データ値は
所望の電流値内にあり、゛消磁動作を確実に行っている
ことが分る。
上記から、第4図の構成とし、上記の熱放散係数りを2
0mW/℃以下とすれば、突入電流、3秒後電流および
600秒後電流ほぼ所望のデータ値に近いものとするこ
とができる。
以上の説明において本考案の基本的な実施例について説
明したが、本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、上記共通端子8には小さな円形の突起11・・・・
・・11を設ける代りに、第6図aおよびbに夫々示す
ような円弧状の突起13・・・・・・13や、第7図a
およびbに夫々示すように、接触部7の一部を打抜くこ
とによって、上記接触部7に中央部が湾曲したリード状
の舌片14・・・・・・14を設けるようにしてもよい
さらに、100■用および200■用以外の種々の定格
電圧を有する複合形消磁素子にも本考案を適用で゛きる
ことはいうまでもない。
なお、本考案に係る消磁素子を使用する消磁回路は、第
8図に示す構成とし、消磁電源(商用電源)5が200
Vのときはスイッチ15をオフとして、正特性サーミス
タ素子3により消磁電流を制御するようにする一方、1
00vのときはスイッチ15をオンとして、正特性サー
ミスタ素子2と3とによって消磁電流を制御するように
してもよい。
以上、詳細に説明したことからも明らかなように、本考
案は正特性サーミスタ素子の相対向する平面と同等もし
くはそれより大なるステンレス製の共通端子を正特性サ
ーミスタ素子に部分接触させるとともに正特性サーミス
タ素子自体の熱放散係数を除いた消磁素子全体の熱放散
係数が20mW/℃以下の低い値となるようにして、消
磁素子の外装ケース内に熱がこもるようにしたから、■
複合形にもか・わらず電源投入から60秒後の安定電流
を複合形でない通常の消磁素子を使用した場合と同程度
に小さくすることができる、■複合形であるため、使用
する消磁素子としては一個使用するだけでよく、部品点
数が少くなるとともに、消磁回路がプリント基板上に占
める割合も小さくすることができる、■消磁コイルを商
用電源の種類に応じて変更する必要がなく、消磁回路の
設計が容易となる、等その効果は非常に大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は消磁電流の波形図、第2図は従来の消磁素子を
2個使用した消磁回路の回路図、第3図は従来の複合形
消磁素子の断面図、第4図は本考案に係る複合形消磁素
子の断面図、第5図aは共通端子とその接触部の平面図
、第5図すは第5図aのI−I’線断面図、第6図aお
よびbは夫々共通端子とその接触部の変形例の平面図お
よび側面図、第7図aおよびbは夫々第6図aおよびb
とは異なるいま一つの変形例の平面図および側面図、第
8図は第2図とは別の消磁回路の回路図である。 1.1′・・・・・・外装ケース、2,3・・・・・・
正特性サーミスタ素子、4・・・・・・切換スイッチ、
5・・・・・・消去電源、6・・・・・・消磁コイル、
7・・・・・・接触部、8・・・・・・共通端子、9,
10・・・・・・端子、11.13・・・・・・突起、
14・・・・・・舌片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 相対向する平面に電極を付与してなる、定格電圧の異な
    る少なくとも2つの正特性サーミスタ素子の間に、この
    正特性サーミスタの上記平面と同等もしくはそれより大
    なる平面を有する共通端子を介装して重ね合せ、その両
    側から一対の端子を夫々バネ圧で圧接させて外装ケース
    内に収容し、上記一対の端子および共通端子を選択して
    使用電圧に対応させた定格電圧を有する正特性サーミス
    タ素子に給電を行って発熱させ、その抵抗の増加で消磁
    電流を減衰させるようにした消磁素子において、 前記共通端子は、ステンレスからなり、上記正特性サー
    ミスタ素子の平面とは部分的にのみ接触して正特性サー
    ミスタ間の熱的結合を減じる形状のものを用い、 上記消磁素子全体の熱放散係数を、上記正特性サーミス
    タ素子自体の熱放散係数を除いて、20mW/℃以下と
    したことを特徴とする複合形消磁素子。
JP14105079U 1979-10-09 1979-10-09 複合形消磁素子 Expired JPS5915170Y2 (ja)

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JPS5657561U JPS5657561U (ja) 1981-05-18
JPS5915170Y2 true JPS5915170Y2 (ja) 1984-05-04

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