JPS5915134B2 - 熱可塑性樹脂の製法 - Google Patents
熱可塑性樹脂の製法Info
- Publication number
- JPS5915134B2 JPS5915134B2 JP2287579A JP2287579A JPS5915134B2 JP S5915134 B2 JPS5915134 B2 JP S5915134B2 JP 2287579 A JP2287579 A JP 2287579A JP 2287579 A JP2287579 A JP 2287579A JP S5915134 B2 JPS5915134 B2 JP S5915134B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- maleic anhydride
- styrene
- thermoplastic resin
- polymerization
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、熱可塑性樹脂の製法に関する。
更に詳しくは、この発明は、ビニル芳香族モノマーを実
質的に無溶媒の状態でかつ平均重合度500以上のスチ
レン−無水マレイン酸共重合樹脂との均一な溶液ないし
混和状態で重合させてなる無水マレイン酸含量2〜10
重量%の熱可塑性樹脂の製法に関する。ポリスチレン系
樹脂は、成形材料や発泡材料用の樹脂として広く用いら
れてはいるが、熱変形温度が低く、耐熱性の要求される
用途に用いることはできなかつた。
質的に無溶媒の状態でかつ平均重合度500以上のスチ
レン−無水マレイン酸共重合樹脂との均一な溶液ないし
混和状態で重合させてなる無水マレイン酸含量2〜10
重量%の熱可塑性樹脂の製法に関する。ポリスチレン系
樹脂は、成形材料や発泡材料用の樹脂として広く用いら
れてはいるが、熱変形温度が低く、耐熱性の要求される
用途に用いることはできなかつた。
一方、スチレン−無水マレイン酸共重合樹脂は、一般に
熱変形温度が高い(耐熱性に優れている)という特性を
有する。
熱変形温度が高い(耐熱性に優れている)という特性を
有する。
しかし現在のところマレイ5 ン酸成分を分子鎖に均一
に分布させ、かつ高分子のものにするには、その反応の
コントロールは非常に難しく煩雑な手法が必要である。
従つてこのような現在行われている方法は、一定の無水
マレイン酸量のものを大量に製造するのには別段差支1
0えはないが、用途に適合した物性を有する種々の無水
マレイン酸含量の多種のグレードのものを少量ずつ製造
するのには不適当であつた。更に、この共重合樹脂を用
いて押出機にかけ、これを再ペレット化した時に得られ
た再ペレットは熱をかけ15ると収縮しやすいものであ
り、またシート状にしてこのシートを成形したとき、シ
ート押出する際に延伸がかかり易く非常に成形の難しい
ものであつた。この発明の発明者らは、上記のような問
題点をク0 解決するために鋭意検討の結果、入手し得
るもののうちでは比較的大きい無水マレイン酸成分含量
を有する高重合度のスチレン−無水マレイン酸共重合樹
脂とビニル芳香族モノマーとを混合し、均一な溶液ない
し混和状態で重合することにより、■5 大量に製造さ
れた一定の無水マレイン酸含量のスチレン−無水マレイ
ン酸共重合樹脂を小分けにして使用して、用途に適合し
た物性を有する種々の無水マレイン酸含量の多種のグレ
ードのものを少量ずつ製造することができ、またこの発
明で得ら30れる熱可塑性樹脂が耐熱性に優れ(熱変形
温度あるいは軟化温が高い)、さらにこの樹脂を用いて
シート状にした場合でも良好な成形性を示すことを見出
しこの発明に到達した。
に分布させ、かつ高分子のものにするには、その反応の
コントロールは非常に難しく煩雑な手法が必要である。
従つてこのような現在行われている方法は、一定の無水
マレイン酸量のものを大量に製造するのには別段差支1
0えはないが、用途に適合した物性を有する種々の無水
マレイン酸含量の多種のグレードのものを少量ずつ製造
するのには不適当であつた。更に、この共重合樹脂を用
いて押出機にかけ、これを再ペレット化した時に得られ
た再ペレットは熱をかけ15ると収縮しやすいものであ
り、またシート状にしてこのシートを成形したとき、シ
ート押出する際に延伸がかかり易く非常に成形の難しい
ものであつた。この発明の発明者らは、上記のような問
題点をク0 解決するために鋭意検討の結果、入手し得
るもののうちでは比較的大きい無水マレイン酸成分含量
を有する高重合度のスチレン−無水マレイン酸共重合樹
脂とビニル芳香族モノマーとを混合し、均一な溶液ない
し混和状態で重合することにより、■5 大量に製造さ
れた一定の無水マレイン酸含量のスチレン−無水マレイ
ン酸共重合樹脂を小分けにして使用して、用途に適合し
た物性を有する種々の無水マレイン酸含量の多種のグレ
ードのものを少量ずつ製造することができ、またこの発
明で得ら30れる熱可塑性樹脂が耐熱性に優れ(熱変形
温度あるいは軟化温が高い)、さらにこの樹脂を用いて
シート状にした場合でも良好な成形性を示すことを見出
しこの発明に到達した。
この発明におけるスチレン−無水マレイン酸共35重合
樹脂としては、無水マレイン酸を共重合成分として15
〜30重量%含有するものが用いられる。
樹脂としては、無水マレイン酸を共重合成分として15
〜30重量%含有するものが用いられる。
この共重合体は、スチレンと無水マレイン酸とをこの分
野で公知の方法で共重合させることによつて得られる。
野で公知の方法で共重合させることによつて得られる。
この発明で使用するスチレンー無水マレイン酸共重合樹
脂としては無水マレイン酸成分の含量が15重量%以下
では熱的性質の向上が期待されず30重量%を越えると
ビニル芳香族モノマーにスチレンー無水マレイン酸共重
合樹脂が溶けにくくなり好ましくない。
脂としては無水マレイン酸成分の含量が15重量%以下
では熱的性質の向上が期待されず30重量%を越えると
ビニル芳香族モノマーにスチレンー無水マレイン酸共重
合樹脂が溶けにくくなり好ましくない。
スチレンー無水マレイン酸共重合樹脂としては、いわゆ
る高重合度のものが用いられる。
る高重合度のものが用いられる。
そしてその平均重合度は少なくとも約500以上のもの
が用いられる。平均重合度が500以下のものを使用す
ると、得られる樹脂を成形して成形体としたときの機械
的強度が低い。平均重合度が4000以上のものを用い
ると得られる樹脂がもろくなるので一般的には4000
以下のものの使用が好ましい。これらの共重合樹脂には
、所望の性質を改良または付与するために少量の添加剤
が含まれていてもこの発明の原料として用いることがで
きる。
が用いられる。平均重合度が500以下のものを使用す
ると、得られる樹脂を成形して成形体としたときの機械
的強度が低い。平均重合度が4000以上のものを用い
ると得られる樹脂がもろくなるので一般的には4000
以下のものの使用が好ましい。これらの共重合樹脂には
、所望の性質を改良または付与するために少量の添加剤
が含まれていてもこの発明の原料として用いることがで
きる。
例えばブタジエン系ゴム等の合成ゴムが少量添加されれ
ば耐衝撃性が向上するであろう。この発明において用い
られるビニル芳香族モノマーとしてはスチレン、α−メ
チルスチレン、エチルスチレン、クロロスチレン、ブロ
モスチレン、ビニルトルエン、ビニルキシレン、イソプ
ロピルキシレン等の単独または2種以上の混合物であり
、また、これらのビニル芳香族モノマーを50重量%以
上含有するビニル芳香族モノマーと共重合可能な単量体
、例えばアクリロニトリル、メチルメタクリレート、メ
チルアクリレート等との混合物であつてもよX.)スチ
レンー無水マレイン酸共重合樹脂とビニル芳香族モノマ
ーとの使用重量比は、生成する熱可塑性樹脂粒子の樹脂
中2〜10重量%の無水マレイン酸含量となるように選
択される。
ば耐衝撃性が向上するであろう。この発明において用い
られるビニル芳香族モノマーとしてはスチレン、α−メ
チルスチレン、エチルスチレン、クロロスチレン、ブロ
モスチレン、ビニルトルエン、ビニルキシレン、イソプ
ロピルキシレン等の単独または2種以上の混合物であり
、また、これらのビニル芳香族モノマーを50重量%以
上含有するビニル芳香族モノマーと共重合可能な単量体
、例えばアクリロニトリル、メチルメタクリレート、メ
チルアクリレート等との混合物であつてもよX.)スチ
レンー無水マレイン酸共重合樹脂とビニル芳香族モノマ
ーとの使用重量比は、生成する熱可塑性樹脂粒子の樹脂
中2〜10重量%の無水マレイン酸含量となるように選
択される。
無水マレイン酸含量がこの範囲よりも少ない場合は最終
的に得られる熱可塑性樹脂は熱変形温度が低く好ましく
なく、この範囲を越えるとその製造工程において溶解す
べき共重合樹脂の量が多くなりモノマーヘの溶解が難し
くなる。上記スチレンー無水マレイン酸共重合樹脂とビ
ニル芳香族モノマーは混合され、均一な溶液状態ないし
混和状態で重合される。
的に得られる熱可塑性樹脂は熱変形温度が低く好ましく
なく、この範囲を越えるとその製造工程において溶解す
べき共重合樹脂の量が多くなりモノマーヘの溶解が難し
くなる。上記スチレンー無水マレイン酸共重合樹脂とビ
ニル芳香族モノマーは混合され、均一な溶液状態ないし
混和状態で重合される。
重合反応を生起せしめるために通常は重合触媒が用いら
れる。
れる。
このような重合触媒としては、例えばベンゾイルバーオ
キサイド、tert− ブチルパーベンゾエート、ラウ
ロイルパーオキサイド、tert−ブチルパーオキシ−
2−エチルヘキサネート、tert−ブチルパーオキサ
イド等の有機過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル、
アゾビスジメチルバレロニトリル等のアゾ化合物等を使
用できる。重合触媒は、通常上記ビニル芳香族モノマー
に溶解して用いる。
キサイド、tert− ブチルパーベンゾエート、ラウ
ロイルパーオキサイド、tert−ブチルパーオキシ−
2−エチルヘキサネート、tert−ブチルパーオキサ
イド等の有機過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル、
アゾビスジメチルバレロニトリル等のアゾ化合物等を使
用できる。重合触媒は、通常上記ビニル芳香族モノマー
に溶解して用いる。
必要であれば重合触媒の均一な溶解を助けるために重合
を阻害しないベンゼン、トルエン、キシレン等の溶剤少
量に溶解して用いてもよい。重合は60〜250℃の温
度で2〜20時間加熱攪拌することにより行われる。
を阻害しないベンゼン、トルエン、キシレン等の溶剤少
量に溶解して用いてもよい。重合は60〜250℃の温
度で2〜20時間加熱攪拌することにより行われる。
前記のようにして得られた熱可塑性樹脂は、通常高温で
溶融状態のうちに取り出し、押出機に供給すればぺレツ
トとすることができる。
溶融状態のうちに取り出し、押出機に供給すればぺレツ
トとすることができる。
この発明によれば、大量に製造された一定の無水マレイ
ン酸含量のスチレンー無水マレイン酸共重合樹脂を小分
けにして使用して、用途に適合した物性を有する種々の
無水マレイン酸含量の多種のグレードのものを少量ずつ
製造することができる。
ン酸含量のスチレンー無水マレイン酸共重合樹脂を小分
けにして使用して、用途に適合した物性を有する種々の
無水マレイン酸含量の多種のグレードのものを少量ずつ
製造することができる。
またこの発明で得られる熱可塑性樹脂は耐熱性に優れ(
熱変形温度あるいは軟化温度が高い)さらにこの樹脂を
用いてシート状にした場合でも良好な成形性を示す。実
施例 1 無水マレイン酸の含有量が21重量%で、平均重合度8
00のスチレンー無水マレイン酸共重合体65fをスチ
レンモノマ−100tに溶解し、過酸化ベンゾイルO.
4yおよびtert−ブチルパーベンゾエートO.1y
をスチレンモノマ−35fに溶解したものと混合し、3
00mlのフタ付ガラス製容器(コンデンサー付)に入
れ、外部をオイルバスで90℃に維持させながら10時
間放置し、ついで135℃で4時間維持して重合を完結
させた。
熱変形温度あるいは軟化温度が高い)さらにこの樹脂を
用いてシート状にした場合でも良好な成形性を示す。実
施例 1 無水マレイン酸の含有量が21重量%で、平均重合度8
00のスチレンー無水マレイン酸共重合体65fをスチ
レンモノマ−100tに溶解し、過酸化ベンゾイルO.
4yおよびtert−ブチルパーベンゾエートO.1y
をスチレンモノマ−35fに溶解したものと混合し、3
00mlのフタ付ガラス製容器(コンデンサー付)に入
れ、外部をオイルバスで90℃に維持させながら10時
間放置し、ついで135℃で4時間維持して重合を完結
させた。
ガラス製容器を破壊し、樹脂を取り出した。ここで得ら
れた樹脂は無水マレイン酸成分含量が6.83重量%で
あり、示差熱分析からポリスチレンとスチレンー無水マ
レイン酸共重合体が混在していた。またこの樹脂の軟化
点は113℃であつた。実施例 2 無水マレイン酸成分の含有量が18重量%で、平均重合
度が1000であるスチレン一無水マレイン酸共重合体
を用いたことおよびスチレンモノ〉*マ一の量を変えた
以外ぱ実施例1に従い同様に重合させた。
れた樹脂は無水マレイン酸成分含量が6.83重量%で
あり、示差熱分析からポリスチレンとスチレンー無水マ
レイン酸共重合体が混在していた。またこの樹脂の軟化
点は113℃であつた。実施例 2 無水マレイン酸成分の含有量が18重量%で、平均重合
度が1000であるスチレン一無水マレイン酸共重合体
を用いたことおよびスチレンモノ〉*マ一の量を変えた
以外ぱ実施例1に従い同様に重合させた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ビニル芳香族モノマーを実質的に無溶媒の状態でか
つ平均重合度500以上のスチレン−無水マレイン酸共
重合樹脂との均一な溶液ないし混和状態で重合させて無
水マレイン酸含量2〜10重量%の熱可塑性樹脂を得る
ことを特徴とする熱可塑性樹脂の製法。 2 スチレン−無水マレイン酸共重合樹脂の無水マレイ
ン酸成分含量が15〜30重量%である特許請求の範囲
第1項記載の熱可塑性樹脂の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2287579A JPS5915134B2 (ja) | 1979-02-27 | 1979-02-27 | 熱可塑性樹脂の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2287579A JPS5915134B2 (ja) | 1979-02-27 | 1979-02-27 | 熱可塑性樹脂の製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55115411A JPS55115411A (en) | 1980-09-05 |
| JPS5915134B2 true JPS5915134B2 (ja) | 1984-04-07 |
Family
ID=12094857
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2287579A Expired JPS5915134B2 (ja) | 1979-02-27 | 1979-02-27 | 熱可塑性樹脂の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5915134B2 (ja) |
-
1979
- 1979-02-27 JP JP2287579A patent/JPS5915134B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55115411A (en) | 1980-09-05 |
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