JPS59150803A - 軌道内工事における架線の仮吊方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電車を運行させたまま軌道内を工事する施工
方法に関するものである。

従来、この種の工事においては、例えばゴライアス等の
作業架台の内側天井にトロリー線等の架線を懸架させて
既設支持物の代替をさせていたため、作業時には上記作
業架台を固定させておいて該架台上に塔載した杭打機等
を移動させて施工作業を行なっていた。

従って、この作業架台では１回の施工距離に限界があっ
て能率の向上を図ることは不可能であり、一方杭打機等
の移動距離を長くしようとすると作業架台を大型化せざ
るを得なくなり、装置全体の重量が重くなって特に軟弱
地盤上での施工は危険を伴なう等の問題があった。また
、作業架台を移　　　。

動させるたびに吊替作業を行なわなければならず、作業
能率の低下を来たす等の欠点があった。

本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは軌道内工事場所の前後の建築限界外に
架線を仮吊し得る装置を設け、該仮吊装置を軌道両側に
敷設したレール上を自由に走行移動させて、該工区の一
側又は両側に設置することにより、該工区内で稼動する
作業架台等を軽量小型にして両仮吊装置間を自由に移動
しながら作業し得るようにし、施工能率の向上を図ると
共に安全に施工することのできる軌道内工事の施工方法
を提供するにある。

以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第１図において、１は例えばゴライアス作業機等の門型
作業架台であって、軌道２の両側に敷設した架台走行用
レール３上を走行するようになっ一ζいる。該作業架台
１上には杭打機４及びクレーン５等が塔載されていて、
軌道２の側部即ち作業架台１の両側に地中連続壁や高架
構造物等を構築するようになっている。上記作業架台１
・の前後の建築限界外には該作業架台１を挟むようにし
て２基の架線仮吊装置６，７が配置されている。

第３及び４図に詳細に示すように、上記架線仮吊装置６
，７は主に左右の支柱８，８と昇降ビーム９から構成さ
れている。該支柱８の下端部には走行台車１０が設けら
れていて上記架台走行用レール３上を走行するようにな
っている。一方、上記ツ１降ビーム９の両端部には昇降
フレーム１１か一体的に取すイ」けられていて、上記支
柱８の」二部で−に下動可能に取すイ」けられでいる。

該昇降フレーム１１を昇降させる駆動手段としては例え
ばスクリューシャンキ、ン市圧ジャ・ンキ等いずれのも
のであってもよい。

次に、上記各装置による軌道内工事の施工方法について
説明する。

まず、第１図において工区Ａ１の工事をするにわたって
、該工区Ａ１の両側に上記架線仮吊装置６．７を設置し
ておき、これに架線１２を吊替えると共に、該架線仮吊
装置６，７間にある架線用電柱１３を作業架台１に搭載
されたクレーン５等により撤去する。

次に、作業架台１を２つの架線仮吊装置６，７間、即ち
工区Ａ１開でレール３上を自由に走行移動させ、これに
搭載した杭打機４及びクレーン５等の各種作業機により
軌道２の両側に地中連続壁好を構築する。

」二記工事が終了すると、次に電柱１３がら架線１２を
外すと共に前側の架線仮吊装置６の昇降ビーム９を下降
させてから、該架線仮吊装置６を前進させて上記電柱１
３のビームの下側をくぐらせ、次の工区Ａ２の前方位置
に設置し昇降ビーム９を元の高さに上昇復帰させてこれ
に架線１２を吊替える。

続いて、作業架台１を前進させて上記電柱１３に近づけ
、これに搭載したクレーン５により電柱１３を撤去して
、工区Ａ２間を自由に移動できるようにする。作業架台
１が去った後の工区Ａ１内の適宜箇所には上記クレーン
５により再び電柱１４を建柱する。

次に、後側の架線１反吊装置７がら架線１２を外してそ
の昇降ビーム９を下降させ上記建柱した電柱１・４のビ
ームをくぐらせて工区Ａ２の後端部近くまで前進させ、
昇降ビーム９を上昇させてから架線１２を再び仮吊りす
る。

以−にのようにして次の工区Ａ２の両側に架線仮吊装置
６，７を設置して、その間を作業架台１が自由に走行移
動出来るようにしてがら工区Ａ、の」二手°を開始する
。

以上の工事が終了すると、再び上述の施工手順を繰り返
して続く工区の施工を行なう。

上記架線仮吊装置６．”７の昇降ビーム９は、この両側
に設けられた昇降フレーム１１を支柱８に対して上下に
スライドするように構成しであるが、昇降ビーム９を上
下に移動調整出来るものであればどのようなものであっ
てもよい。

本発明は、以上のように架線仮吊装置を軌道上の建築限
界外で自由に走行移動させて工事場所の前後に設置し、
架線を仮吊させるように構成して、その工区内を例えば
作業架台等が自由に移動しながら施工作業し得るように
したので、該架台等の作業装置を軽量小型に構成できて
安全且つ高能率に施工で終るだけでなく、架線の懸架作
業が省力化出来て工費のコストダウンになる等の効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明工法の一実施例を示す説明図
、第３図は本発明工法に使用する架線仮吊装置の一実施
例を示す正面図、第４図はその側面図である。 １・・・作業架台、２・・・軌道、３・・・レール、４
・・・杭打機、５・・・クレーン、６，７・・・架線仮
吊装置、８・・・支柱、９・・・昇降ビーム、１０・・
・走行台車、１１・・・昇降フレーム、１２・・・架線
、１３．１４・・・電柱、Ａ、、Ａ２・・・工区 特許出願人　東急建設株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 軌道の両側に敷設したレール上に架線仮吊装置を移動自
   在に走行させ、該架線仮吊装置を軌道内工区の端部まで
   移動させて架線を吊替え仮吊し、該工区内で施工作業す
   るようにしたことを特徴とする軌道内工事の施工方法。