JPS59150701A - 木口模様を有する化粧単板の製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、床材、大月材、テーブル等の一般家具用化粧
板等に用いられる幅広い意匠に適した、木１ニ１模様を
有する化粧単板の製造法に関するものぐある。

一般に、木口模様を右する化粧板材を得るには、第１図
に示すように、原木から木材を横、成する繊維の主な生
長方向であり、通常、木材の槌軸方向どなる木ｌの主繊
維方向を一方向とする長方形まＩこは正り形のブロック
１を木取りＦ＃利し、これを集成して集成ブロックとし
、それを主繊維方向と交差するよう鋸歯によって板材と
することが知られている。なお、ａは木口面、ｂは木材
繊維Ｃある。

木材の木口面は、板材になる際の木質Ｉｌｉ組が知かく
、刃物が木材繊維をほぼ直角に鉋断づるため、その切削
抵抗は木材の鉋断面としては最高値を示し、したがって
鉋刃による薄削スライスに耐えるだ【ノの強麿に乏しく
、スライス時に破損し易い欠点があり、木口模様を有す
るスライス単板を得るのは困難とされていた。そのため
、木口模様を有する木質材は、従来、鋸歯切削による厚
板またはブロック状の製品でのみ得られ、製品厚みとし
ては薄いものでもＩ　Ｑｍ　７ｍから２０ｍ／ｍ、厚い
ものは６０１１１／ｍにもなり、相当な重量でかつ歩留
りが悪く高価なため、家具・調度品の一部分にのみ使用
される程度であった。

本発明の目的は、上述した欠点を解消し、大幅に重量及
びコストを減少させ、加工性を向−ヒさ−けて大量製産
を可能にし、使用範囲の拡大をはかるようにし１〔木し
］模様を有する他相単板の製造法を提供づることにある
。

Ｊ−開目的を）Ｙ成するために、本発明の木１１根様を
右する化粧単板の製造法は、単位フリップ−を−ツノ向
に木］−１面が出現し、かつ前記方向に交差りるブノ向
において、該方向に直交する年輪層の合Ｈ１長さが全ノ
リッチの長さの半分以下になるように木組して接着した
集成フリッチを前記交差方向より相方にＪ：っでスライ
ス゛りることを特徴どする。

」スト、図面に基いて、本発明の詳細な説明りる。

第２図に示りＪ、うに、原材から一力向△に木口面Ｃが
出現するよ・うに木取りしてψ位ノリッヂ２を１［？る
。

次に、第３図に示ずＪ：うに、−７ｊ向八に木ｌ」而０
が出現するＪ：う単位フリッチ２を木組し−Ｃ接着し、
集成フリッチ３を得る。

木材は、その生長過程において春材部ど秋材部（夏目、
冬目）とに分かれて木口面Ｃで年輪層（１を生じ、秋材
部は材質が硬く生長し、春材部は軟らかく牛長し、この
硬軟の舵ができる。

軟質部は比較的スライス抵抗が少ないが、硬質部は、ス
ライス抵抗が人となりスライスが困難となりやすい。硬
軟差の大きな材種においては、年輪層の接線方向がスラ
イス方向とほぼ直交であると、スライス抵抗が硬軟にし
たがって大小の波状となり、スライス刃物に平均的な抵
抗が加わらず、平滑な単板が術にくい。そこで、年輪層
の接線方向をスライス方向に対しほぼ平行方向に配置し
、スライス抵抗が平均的に加わるように各単位フリッチ
２を木組して集成フリッチ４とすればよいのであるが、
このように−リベてのＬｌｌ−４；ｌフリッチの＜ｆ輪
層の接線方向をスライス方向に対してほぼ平行にすると
、１ｒ１−られた製品の年輪模様が甲調になり、また、
木組に際して個々の単位フリッチの姿勢に気を付けな（
プればらないために能率が悪くなる。

そこで、スライス方向Ｂに対して木口面Ｃでの年輪層ｄ
の接線方向が直交す゛る単位フリッチ２ａをフリッチの
木組中に入れるのに際し、スライス方向Ｂに直交づる年
輪層（１のスライス方向の含ｔ１長さを全７リツチの、
スライス方向長ざＬの半分以トとりる。

ここで、スライス方向Ｂに直交１°る年輪Ｆｒ４ｄのス
ライス方向の合計長さとは、第３図外りの集成フリッチ
については、２個の連続覆るｔｌｊ位ノリツブ２ａ　、
　２ａのスライス方向での長さ文であり、同中央の集成
フリッチについては、１個の単位］ｔノッヂ２ａのスラ
イス方向での長さρであり、同も方の集成フリッチにつ
いては、２個の離間し１＝単位フリッヂ２ａ、２ａのス
ライス方向での各長さρ１と１２との和！Ｌ＋　＋ｆｔ
２”、Ｑである。

５Ｖた、各単位フリッチのスライス方向及びこれど交差
する方向の長ざは不等にしてｂＪ：い。

ＴＩすわち、木口面が出現する方向Ｃに交差する方向Ｂ
にＪ３いて、該方向Ｂに直交覆る年輪層ｄの合６Ｉ長ざ
ρが全一フリッチの長ざ１−の半分Ｊスートになる１よ
うに木組して接着した集成フリッチ３を、前記交差方向
Ｂより鉋刀によってスライスし、木口模様を右する化粧
板４（第４図）を得る。。

こうしＣ得られた前記木口化粧単板４は、合板、有合ボ
ード、集成ｖＪ等の合板または芯材５に接着剤により貼
着して木口化組板材６を形成Ｊる。・（第５図） なお、前記の原材の木取りｐＸらスライスまでをその木
材の繊維飽和点以上の高含水率下で遂行づ。

るとよい。

本発明は、以上のような構成であるから、製品である化
粧単板の年輪模様を多様化し、木組に際して個々の単位
フリッチの姿勢に気をつけなくとも集成フリッチ全体に
対してそのスライス方向長さの半分以下になるようにス
ライス方向に直交づる年輪層のスライス方向の合ｈ１厚
さを定めるだ（）でづみ、しか二し、鉋刀によるスライ
ス加１に際して割れや大きな凹凸を生じることがなく、
美麗な化粧単板をＩけることができ、鉋刀にＪ：るスラ
イスのため木口化粧単板のｆｆ１Ｍを減少させ、大量か
つ安価に生産することができ、ぞの薄削面は、鋸歯にに
るものに対してはるかに滑らかで美しく、使用範囲の拡
大を図ることができる。　　　　゛な；Ｊ５、原木から
樹種の主＃Ａ雌方向に交差づる他の繊維の最大交差角度
よりも人さな角度で斜めに　−木取りして、かつ、本ｔ
ｔ′）Ｊ繊維の方向が同一傾斜方向に向くように木組接
着して集成フリッチを得、該集成フリッチを相方により
、木材の順目方向からスライスするとよい。

実施例 主繊維方向に交差する伯の繊Ｍ１の交走角度が２５°と
なるように木取りした２−ｃｍｘ　５　ｃｍｘ　１０ｃ
ｍ角のブロックを単位フリッチとし、小口面におい゛（
スライス方向に対して年輪層の接線が直交づる単位フリ
ッチとスライス方向に対して年輪層の接線がリベて傾斜
する単位フリッチどをスライス・））向に向１ノ（交り
にスライス面に小口面が平行す。

るにうに、かつ、順目となるように単位フリッチを水相
し、繊維飽和点以上の含水率において湿麿硬化型ｒクレ
タンを使用して、該単位フリッチを接るをし、３０ｃｍ
ｘ　６０ｃｍｘ　６ｑｃｍ角の集成フリッチを作成した
。この木材樹種としては、秋材部と呑月部どの硬軟の差
の大ぎい材として、チーク。

米マツを使用し、差の小さい材としては、ヒン。

ニレ、リラを使用した。

上記集成フリッチを、繊維飽和点以上の含水率において
スライサーマシンにて、相方により前記スライス方向よ
りスライスし、０．３１１１／ｍ厚みの単板を作成した
ところ、従来不可能ぞあった割れ目のない木口化粧単板
が１ｑられ、次いで、この化粧単板を５ｍ　７ｍ厚さの
合板に酢酸ビニル樹脂で接着し、木口化粧板材を得１Ｃ
０

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の単位フリッチを示す斜視図、第２図は
、本発明における単位フリッチを示す斜視図、第３図は
、本発明にお番）る集成フリッチを示す斜視図、第４図
は、本発明によって得られた化粧単板の斜視図、第５図
は、第４図の化粧単板を用いた化粧板材の斜視図である
。 ２・・・単位フリッチ、３・・・集成フリップ、４・・
・化粧単板、Ｃ・・・木口面、ｄ・・・年輪層、Ｂ・・
・スライス方向。 第１図　　　第２図 □］ 第３図 Ｂ／ 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 単位フリッチを一方向に木口面が出現し、かつ前記方向
   に交差する方向において該方向に直交する年輪層の合計
   長さが全フリツヂの長さの半分緩下になるように木組し
   で接着した集成フリッチを、交差方向にり鉋刃によって
   スライス覆る木口模様を右づる化粧単板の製造法。