JPS59150655A - ダイカスト部品への含浸方法及び装置 - Google Patents
ダイカスト部品への含浸方法及び装置Info
- Publication number
- JPS59150655A JPS59150655A JP6588583A JP6588583A JPS59150655A JP S59150655 A JPS59150655 A JP S59150655A JP 6588583 A JP6588583 A JP 6588583A JP 6588583 A JP6588583 A JP 6588583A JP S59150655 A JPS59150655 A JP S59150655A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- impregnating
- impregnation
- liquid
- impregnating liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D31/00—Cutting-off surplus material, e.g. gates; Cleaning and working on castings
- B22D31/002—Cleaning, working on castings
- B22D31/005—Sealing or impregnating porous castings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D31/00—Cutting-off surplus material, e.g. gates; Cleaning and working on castings
- B22D31/002—Cleaning, working on castings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（１）技術分野
本発明はダイカスト部品への含浸方法、更に詳しく述べ
るならば含浸によシシール性を向上し且つ含浸材料の歩
留シを向上させる方法、及びこの方法を実施する装置に
関するものである。
るならば含浸によシシール性を向上し且つ含浸材料の歩
留シを向上させる方法、及びこの方法を実施する装置に
関するものである。
（２）従来技術とその問題点
一般に含浸材料には無機材料と有機含浸用樹脂材料があ
シ、後者としては微細な鋳造欠陥を気密に充填するシー
ル性、コス′ト面等に優れたアクリル樹脂が使用されて
いる。
シ、後者としては微細な鋳造欠陥を気密に充填するシー
ル性、コス′ト面等に優れたアクリル樹脂が使用されて
いる。
耐圧気密部品として使用されるダイカスト部品通常のダ
イカスト部品としては良品とみなされる鋳造欠陥でも圧
洩れの原因となる為、水ガラス。
イカスト部品としては良品とみなされる鋳造欠陥でも圧
洩れの原因となる為、水ガラス。
樹脂等による封孔処理としての含浸が必要となる。
例えば、カーエアコン用の斜板式コンプレッサのハウジ
ングはダイカスト部品としては相当厳しい耐圧性、気密
性が要求される部品であり、このダイカスト部品に対す
る耐圧試験では４５にシー（４４１ＭＰａ）の圧力負荷
をかけ、圧洩れするかどうかの判定が行なわれる場合が
ある。
ングはダイカスト部品としては相当厳しい耐圧性、気密
性が要求される部品であり、このダイカスト部品に対す
る耐圧試験では４５にシー（４４１ＭＰａ）の圧力負荷
をかけ、圧洩れするかどうかの判定が行なわれる場合が
ある。
以下含浸方法の従来例及びその問題点を説明する。
第１図の従来例によると、含浸タンク１内に被含浸物を
入れ、含浸タンク内を真空にし、バルブ３を開いて予備
タンク２内の含浸液全含浸タンク１内に移動させ、次に
バルブ３を閉じて含浸タンク１を加圧することによシ含
浸工程を終了する。
入れ、含浸タンク内を真空にし、バルブ３を開いて予備
タンク２内の含浸液全含浸タンク１内に移動させ、次に
バルブ３を閉じて含浸タンク１を加圧することによシ含
浸工程を終了する。
続いてバルブ３を開くと含浸液が予備タンク２に戻され
る。含浸タンク１を大気圧に戻し、被含浸物を取出し、
一連の工程を終了し被含浸物を洗浄・加熱等の次工程へ
送る。この従来例はバルブ３を開いて予備タンク２内の
含浸液をタンク１内に移動する時に、含浸液がエアーを
巻込んで泡が発生するため、含浸度が悪く、従って耐圧
部品では圧洩れによる不良率が大きいという欠点がある
。
る。含浸タンク１を大気圧に戻し、被含浸物を取出し、
一連の工程を終了し被含浸物を洗浄・加熱等の次工程へ
送る。この従来例はバルブ３を開いて予備タンク２内の
含浸液をタンク１内に移動する時に、含浸液がエアーを
巻込んで泡が発生するため、含浸度が悪く、従って耐圧
部品では圧洩れによる不良率が大きいという欠点がある
。
別の従来例によると、圧力釜に被含浸物を入れ、圧力釜
内を真空にすることによって被含浸物中のエアー抜きを
行ない、そのエアーが抜かれた鋳造欠陥に樹脂を含浸す
る。次に、被含浸物から余分な樹脂を除去する水切多工
程を行う。続いて冷水中で余分な樹脂膜を除去する洗浄
工程を行い、最後に熱湯中で樹脂含浸物を高分子化する
工程を行う。この従来例は、エアー抜きが十分に行われ
ないため耐圧部品の圧洩れによる不良率が太きいという
欠点があシ、更に水切多工程で生じる余分な含浸液は含
浸工程に戻し再使用されるが、この工程で余分な含浸液
全てが除去されるのではなく、雫となって落ちる程度の
含浸液が回収されるのであって、複雑な形状をしている
含浸物からは穴や窪みにたまり充分な水切りができない
。そして水切多工程で除去されなかった含浸液が次の洗
浄工程で水洗される。ここで水洗された含浸液は水との
分離が難しいため廃却される。よって、含浸された含浸
液の１０倍以上が回収再使用されず、含浸歩留が低いと
いう欠点がある。
内を真空にすることによって被含浸物中のエアー抜きを
行ない、そのエアーが抜かれた鋳造欠陥に樹脂を含浸す
る。次に、被含浸物から余分な樹脂を除去する水切多工
程を行う。続いて冷水中で余分な樹脂膜を除去する洗浄
工程を行い、最後に熱湯中で樹脂含浸物を高分子化する
工程を行う。この従来例は、エアー抜きが十分に行われ
ないため耐圧部品の圧洩れによる不良率が太きいという
欠点があシ、更に水切多工程で生じる余分な含浸液は含
浸工程に戻し再使用されるが、この工程で余分な含浸液
全てが除去されるのではなく、雫となって落ちる程度の
含浸液が回収されるのであって、複雑な形状をしている
含浸物からは穴や窪みにたまり充分な水切りができない
。そして水切多工程で除去されなかった含浸液が次の洗
浄工程で水洗される。ここで水洗された含浸液は水との
分離が難しいため廃却される。よって、含浸された含浸
液の１０倍以上が回収再使用されず、含浸歩留が低いと
いう欠点がある。
別の従来例によると、含浸タンク内に被含浸物（３）
を装入しそして減圧し、主として無機系含浸液を含浸タ
ンク内に注入し、更に圧縮空気を利用して加圧すること
により含浸加圧を行う。次に含浸液を貯液槽に戻して含
浸タンクの圧力を常圧にし、被含浸物を洗浄槽に移し、
圧縮空気で洗浄水を攪拌しながら洗浄する。この従来例
も、エアーの巻込みによる泡の発生が圧縮空気の使用に
よってもたらされるために、含浸度が悪いという欠点が
ある。
ンク内に注入し、更に圧縮空気を利用して加圧すること
により含浸加圧を行う。次に含浸液を貯液槽に戻して含
浸タンクの圧力を常圧にし、被含浸物を洗浄槽に移し、
圧縮空気で洗浄水を攪拌しながら洗浄する。この従来例
も、エアーの巻込みによる泡の発生が圧縮空気の使用に
よってもたらされるために、含浸度が悪いという欠点が
ある。
（３）発明の目的
本発明の目的は、ダイカスト部品の含浸シール性を向上
させて圧洩れを減少させると共に、含浸材料の歩留りを
向上させる含浸方法及び装置を提供することである。
させて圧洩れを減少させると共に、含浸材料の歩留りを
向上させる含浸方法及び装置を提供することである。
（４）発明の構成
本発明のダイカスト部品への含浸方法は、バルブを介し
て相互に連通された被含浸物を入れる含浸用タンクと含
浸液を入れる含浸液貯蔵タンクのうち前記含浸用タンク
を脱気して被含浸物のエア抜きを行い、前記含浸液貯蔵
タンクも前記含浸り（４） ンクとほぼ同圧に脱気し、前記バルブを開放し含浸液を
含浸液貯蔵タンクから前記含浸タンクに移動させ、該タ
ンク内で含浸を行い、そして含浸液をタンク内の圧力差
を利用して含浸タンクから含浸液貯蔵タンクに戻すこと
を特徴とする。本発明方法によると、含浸用タンク及び
含浸液貯蔵タンクの両者を共に減圧することによって含
浸液が含浸タンクに移動する時にエアーを巻込んで泡が
発生しないように移動が行なわれる。これに対して第１
図に基づいて説明した従来例の場合はタンク２が大気に
開放され一方タンク１は被含浸物のエアー抜きのために
減圧されていることにより大きな圧力差が生じ、この結
果含浸液の移動が激しく行なわれタンク１に乱流となっ
て移動するため含浸液中にエアーを巻込んで泡が発生す
る。本発明によると、このような欠点がなく、従って含
浸度が高く更に含浸液中に巻込まれたエアーによって含
浸用タンク内の脱気効果が薄れるという問題も解消され
る。更に、本発明の特徴は含浸タンクと含浸液貯蔵タン
クの圧力差を利用し、含浸液を含浸液用タンクにもどす
ため、被含浸物の穴や窪みにたまった含浸液を含浸液貯
蔵タンクに有効にもどすことができ、従来例の水洗に共
なう含浸液の流失の問題も解消され、含浸液の材料歩留
りが福められる。
て相互に連通された被含浸物を入れる含浸用タンクと含
浸液を入れる含浸液貯蔵タンクのうち前記含浸用タンク
を脱気して被含浸物のエア抜きを行い、前記含浸液貯蔵
タンクも前記含浸り（４） ンクとほぼ同圧に脱気し、前記バルブを開放し含浸液を
含浸液貯蔵タンクから前記含浸タンクに移動させ、該タ
ンク内で含浸を行い、そして含浸液をタンク内の圧力差
を利用して含浸タンクから含浸液貯蔵タンクに戻すこと
を特徴とする。本発明方法によると、含浸用タンク及び
含浸液貯蔵タンクの両者を共に減圧することによって含
浸液が含浸タンクに移動する時にエアーを巻込んで泡が
発生しないように移動が行なわれる。これに対して第１
図に基づいて説明した従来例の場合はタンク２が大気に
開放され一方タンク１は被含浸物のエアー抜きのために
減圧されていることにより大きな圧力差が生じ、この結
果含浸液の移動が激しく行なわれタンク１に乱流となっ
て移動するため含浸液中にエアーを巻込んで泡が発生す
る。本発明によると、このような欠点がなく、従って含
浸度が高く更に含浸液中に巻込まれたエアーによって含
浸用タンク内の脱気効果が薄れるという問題も解消され
る。更に、本発明の特徴は含浸タンクと含浸液貯蔵タン
クの圧力差を利用し、含浸液を含浸液用タンクにもどす
ため、被含浸物の穴や窪みにたまった含浸液を含浸液貯
蔵タンクに有効にもどすことができ、従来例の水洗に共
なう含浸液の流失の問題も解消され、含浸液の材料歩留
りが福められる。
本発明のダイカスト部品への含浸装置は、被含浸物を入
れ且つそのエアー抜き及び含浸を行うだめの気密液密な
含浸用タンクと、含浸液を入れるための気密液密な含浸
液貯蔵用タンクと、開閉自在なバルブを備えこれらのタ
ンクを連通させ且っ含浸液を移動させる連通管と、前記
含浸用タンク及び含浸液貯蔵タンクの液面よシ上方に開
口した管に接続された減圧手段とを含んで々ることを特
徴とする。
れ且つそのエアー抜き及び含浸を行うだめの気密液密な
含浸用タンクと、含浸液を入れるための気密液密な含浸
液貯蔵用タンクと、開閉自在なバルブを備えこれらのタ
ンクを連通させ且っ含浸液を移動させる連通管と、前記
含浸用タンク及び含浸液貯蔵タンクの液面よシ上方に開
口した管に接続された減圧手段とを含んで々ることを特
徴とする。
本発明に係る含浸装置を第１図に示された装置と比較し
てその特徴を述べると、含浸液貯蔵用タンクを気密にし
且つこれを減圧及び加圧しうるように構成しておシ、両
者のタンクの圧力状態を適宜所望のように調節すること
が可能となっておシ、含浸度及び含浸液歩留向上の関点
から極めて好都合な含浸方法を実施可能とする。
てその特徴を述べると、含浸液貯蔵用タンクを気密にし
且つこれを減圧及び加圧しうるように構成しておシ、両
者のタンクの圧力状態を適宜所望のように調節すること
が可能となっておシ、含浸度及び含浸液歩留向上の関点
から極めて好都合な含浸方法を実施可能とする。
以下本発明の実施態様を第２図に基づいて説明する。
第２図において、５は含浸用タンク、７は含浸液貯蔵用
タンク、１０は連通管、９はこの連通管に設けられたバ
ルブを示している。なお含浸用タンク５は２個以上とし
て含浸能率を高めることができる。まず含浸用タンクの
図示されていない蓋を開放しそして被含浸物８を同様に
図示されていない格子等の適当な支持部の上に配列し、
そしてＭ’を閉じタンク内を気密液密に保つ。この時点
で含浸液貯蔵タンク６の中には所定量の含浸液７が入れ
られておシ、そしてバルブ９は閉じられている必要があ
る。その他のバルブは全て閉じられているものとして、
この状態からの含浸方法操作を説明する。まず含浸用タ
ンク５と連通する管１５上に設けられているバルブ１７
を開き真空ポンプ１２によシ含浸用タンク５内を好まし
くは５ｍｂａｒ（５００Ｐａ）程度の真空度に減圧し、
被含浸物８の脱気を行なう。そして、好ましくはこのエ
ア抜（７） きと同時に、管１４上に設けられたバルブ１８を開いて
含浸液貯蔵タンク６内の脱気を行ない同様に５ｍｂａｒ
（５００Ｐａ ）以下に減圧する。それぞれの５及び
６に個別の真空ポンプを設けてもよいが、１台の真空ポ
ンプ１２によシェア抜きと含浸液貯蔵タンクの減圧を同
時に行なう方が設備コスト的に有利であるのは言うまで
もない。減圧の真空度は、要求されるシール性により定
められるが５ｍｂａｒ （５００Ｐａ ）以下望ましく
は３ｍｂａｒ（３００Ｐａ）以下がよい。そして減圧時
間は被含浸物８のエア抜きのため１０〜１５分間放置し
て行なうことが望ましい。含浸用タンク５と含浸液貯蔵
用タンク６内の圧力差が太きすぎると次の操作の時にお
こる含浸液７の移動が急激になシ所期の効果が得られな
い。この圧力差は従って少ない方が好ましい。
タンク、１０は連通管、９はこの連通管に設けられたバ
ルブを示している。なお含浸用タンク５は２個以上とし
て含浸能率を高めることができる。まず含浸用タンクの
図示されていない蓋を開放しそして被含浸物８を同様に
図示されていない格子等の適当な支持部の上に配列し、
そしてＭ’を閉じタンク内を気密液密に保つ。この時点
で含浸液貯蔵タンク６の中には所定量の含浸液７が入れ
られておシ、そしてバルブ９は閉じられている必要があ
る。その他のバルブは全て閉じられているものとして、
この状態からの含浸方法操作を説明する。まず含浸用タ
ンク５と連通する管１５上に設けられているバルブ１７
を開き真空ポンプ１２によシ含浸用タンク５内を好まし
くは５ｍｂａｒ（５００Ｐａ）程度の真空度に減圧し、
被含浸物８の脱気を行なう。そして、好ましくはこのエ
ア抜（７） きと同時に、管１４上に設けられたバルブ１８を開いて
含浸液貯蔵タンク６内の脱気を行ない同様に５ｍｂａｒ
（５００Ｐａ ）以下に減圧する。それぞれの５及び
６に個別の真空ポンプを設けてもよいが、１台の真空ポ
ンプ１２によシェア抜きと含浸液貯蔵タンクの減圧を同
時に行なう方が設備コスト的に有利であるのは言うまで
もない。減圧の真空度は、要求されるシール性により定
められるが５ｍｂａｒ （５００Ｐａ ）以下望ましく
は３ｍｂａｒ（３００Ｐａ）以下がよい。そして減圧時
間は被含浸物８のエア抜きのため１０〜１５分間放置し
て行なうことが望ましい。含浸用タンク５と含浸液貯蔵
用タンク６内の圧力差が太きすぎると次の操作の時にお
こる含浸液７の移動が急激になシ所期の効果が得られな
い。この圧力差は従って少ない方が好ましい。
続いて、バルブ９を開放すると含浸液７は含浸用タンク
５に移動し、この際両タンク５，６の圧力はほぼ同圧で
あるので含浸液７の移動は静かに層流状態で行なわれる
。この際、含浸用タンク５（８） 内は減圧にしておいてもよい。含浸液７が含浸用タンク
５にある程度流込んだのち、バルブ１８を閉じバルブ１
９を徐々に開くと管２０から大気が徐々に導入され、今
度は圧力差によってほぼ全量の含浸液７を含浸用タンク
５の中に移動させることができる。また含浸貯蔵タンク
６が大気圧となる前にバルブ１９を閉じ、減圧状態を保
つようにする。この含浸液流入段階では前の段階で達成
された圧力よシも若干圧力が上昇するため、よシ高い含
浸度を得るためには前述のように含浸用タンク５は液の
流入中にも減圧して５ｍｂ（５００Ｐａ）程度の圧力を
維持することが望ましい。更に、図示されているように
双方のタンク５，６の配置高さはほぼ同じにすることが
含浸液の静かな移動を促進する上で好ましい。ただし若
干の高さの差があってもよいのは勿論のことである。
５に移動し、この際両タンク５，６の圧力はほぼ同圧で
あるので含浸液７の移動は静かに層流状態で行なわれる
。この際、含浸用タンク５（８） 内は減圧にしておいてもよい。含浸液７が含浸用タンク
５にある程度流込んだのち、バルブ１８を閉じバルブ１
９を徐々に開くと管２０から大気が徐々に導入され、今
度は圧力差によってほぼ全量の含浸液７を含浸用タンク
５の中に移動させることができる。また含浸貯蔵タンク
６が大気圧となる前にバルブ１９を閉じ、減圧状態を保
つようにする。この含浸液流入段階では前の段階で達成
された圧力よシも若干圧力が上昇するため、よシ高い含
浸度を得るためには前述のように含浸用タンク５は液の
流入中にも減圧して５ｍｂ（５００Ｐａ）程度の圧力を
維持することが望ましい。更に、図示されているように
双方のタンク５，６の配置高さはほぼ同じにすることが
含浸液の静かな移動を促進する上で好ましい。ただし若
干の高さの差があってもよいのは勿論のことである。
続いて・々ルブ９を閉じ、更にバルブ１７も閉じ、そし
てバルブ２１を開き管２２からタンク５の液面上方に連
通ずる管１５を介してタンク５内を大気圧にする。含浸
けほぼ大気圧の圧力下で含浸液が移動した時よシ進行す
る。本発明ではこの状態を継続して含浸を行う。含浸時
間は１０〜２０分である。
てバルブ２１を開き管２２からタンク５の液面上方に連
通ずる管１５を介してタンク５内を大気圧にする。含浸
けほぼ大気圧の圧力下で含浸液が移動した時よシ進行す
る。本発明ではこの状態を継続して含浸を行う。含浸時
間は１０〜２０分である。
含浸後に、大気圧となっている含浸用タンク５と負圧に
なっている含浸液貯蔵タンク６の圧力差を使用して含浸
液を含浸液貯蔵タンク６にもどす。
なっている含浸液貯蔵タンク６の圧力差を使用して含浸
液を含浸液貯蔵タンク６にもどす。
この際、含浸液貯蔵タンク６内の圧力差が十分にある場
合は、含浸用タンク５から含浸液は静かに移動する。し
かし、含浸液貯蔵用タンク６を含浸用タンク５の圧力差
が十分でなく全量をもどせない場合にはパルプ１８を開
いて真空ポンプ１８による減圧操作を行ない静かに含浸
液７をもどす必要がある。このようにして含浸に使用し
た液以外のものを含浸液貯蔵タンク６にもどすと、液の
もち出しが極めて少なくなる。このとき加圧ポンプ１３
を併用し、パルプ１６を介して加圧すると特に被含浸物
８の穴や窪みにたまった含浸液が加圧によシ追出され、
もどされるので含浸材料歩留が高くなる。
合は、含浸用タンク５から含浸液は静かに移動する。し
かし、含浸液貯蔵用タンク６を含浸用タンク５の圧力差
が十分でなく全量をもどせない場合にはパルプ１８を開
いて真空ポンプ１８による減圧操作を行ない静かに含浸
液７をもどす必要がある。このようにして含浸に使用し
た液以外のものを含浸液貯蔵タンク６にもどすと、液の
もち出しが極めて少なくなる。このとき加圧ポンプ１３
を併用し、パルプ１６を介して加圧すると特に被含浸物
８の穴や窪みにたまった含浸液が加圧によシ追出され、
もどされるので含浸材料歩留が高くなる。
続いて、バルブ９を閉じ、被含浸物８を取り出す。その
後に被含浸物８を図示されていない洗浄及び加熱等の次
工程へ送って常法によシ含浸液の洗浄樹脂の効果或いは
無機含浸材である水ガラスの場合はそのガラス化などを
行なう。
後に被含浸物８を図示されていない洗浄及び加熱等の次
工程へ送って常法によシ含浸液の洗浄樹脂の効果或いは
無機含浸材である水ガラスの場合はそのガラス化などを
行なう。
（５）実施例
第２図の装置を用い、得られた余Ｉ板コンプレッサー用
ハウジングを気密試験によシ含浸性を試験した。気密試
験条件は部品内圧が２２．５ ｋｖ／ｃｔｎ２（２２０
ＭＰａ）、加圧時間３０秒及び刺入ガスを窒素ガスとし
た条件によ）圧洩れの有無を調べた。
ハウジングを気密試験によシ含浸性を試験した。気密試
験条件は部品内圧が２２．５ ｋｖ／ｃｔｎ２（２２０
ＭＰａ）、加圧時間３０秒及び刺入ガスを窒素ガスとし
た条件によ）圧洩れの有無を調べた。
本発明の含浸処理を行なったところ圧洩れ不良率は３回
の試験にて処理した３３６個の部品につき５チであった
。面この含浸け１回のみ行なったものでおる。これに対
して従来法によｌ）２度含浸行なった部品の不良率は７
．８係であった。
の試験にて処理した３３６個の部品につき５チであった
。面この含浸け１回のみ行なったものでおる。これに対
して従来法によｌ）２度含浸行なった部品の不良率は７
．８係であった。
（６）効果
本発明によれば、従来の含浸方法と比較して、ダイカス
ト部品の圧洩れ不良率を約ｉ程度まで減少させることが
できるため著しいシール性向上を実現することができる
。更に含浸材料歩留もかな（１１） りの向上がはかられる。
ト部品の圧洩れ不良率を約ｉ程度まで減少させることが
できるため著しいシール性向上を実現することができる
。更に含浸材料歩留もかな（１１） りの向上がはかられる。
第１図は従来例の含浸方法を説明する概念図、第２図は
本発明の含浸方法の一例を説明する概念図である。 ５・・・含浸用タンク、６・・・含浸液貯蔵タンク、７
・・・含浸液、８・・・被含浸物、９・・・バルブ、１
２・・・真空ポンプ、１３・・・加圧ポンプ。 特許出願人 大豊工業株式会社 有限会社白水産業 特許出願代理人 弁理士 青 木 朗 弁理士西舘和之 弁理士村井卓雄 弁理士 山 口 昭 之 （１２） 第１図 第２図 ＋Ｕ Ｌ３
本発明の含浸方法の一例を説明する概念図である。 ５・・・含浸用タンク、６・・・含浸液貯蔵タンク、７
・・・含浸液、８・・・被含浸物、９・・・バルブ、１
２・・・真空ポンプ、１３・・・加圧ポンプ。 特許出願人 大豊工業株式会社 有限会社白水産業 特許出願代理人 弁理士 青 木 朗 弁理士西舘和之 弁理士村井卓雄 弁理士 山 口 昭 之 （１２） 第１図 第２図 ＋Ｕ Ｌ３
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、ダイカスト部品への含浸方法において、バルブを介
して相互に連通された被含浸物を入れる含浸用タンクと
含浸液を入れる含浸液貯蔵タンクのうち前記含浸用タン
クを脱気して被含浸物のエア抜きを行い、前記含浸液貯
蔵タンクも前記含浸タンクとほぼ同圧に脱気し、前記バ
ルブを開放し含浸液を含浸液貯蔵タンクから前記含浸タ
ンクに移動させ、該タンク高浸を行い、そして含浸液を
タンク内の圧力差を利用して含浸タンクから含浸液貯蔵
タンクに戻すことを特徴とするダイカスト部品への含浸
方法。 ２、 ダイカスト部品への含浸装置であって、被含浸物
を入れ且つそのエア抜き及び含浸を行うための気密液密
な含浸用タンクと、含浸液を入れるための気密液密な含
浸液貯蔵用タンクと、開閉自在なバルブを備えこれらの
タンクを連通させ且つ含浸液を移動させる連通管と、前
記含浸用タンク及び含浸液貯蔵タンクの液面よシ上方に
開口した管に接続された減圧手段とを含んでなる含浸装
置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6588583A JPS59150655A (ja) | 1983-04-14 | 1983-04-14 | ダイカスト部品への含浸方法及び装置 |
| US06/563,342 US4520045A (en) | 1983-02-15 | 1983-12-20 | Method for impregnating a die-cast article with a sealant and an impregnation apparatus therefor |
| GB08514164A GB2177944A (en) | 1983-02-15 | 1985-06-05 | Impregnating a die-cast article with a sealant |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6588583A JPS59150655A (ja) | 1983-04-14 | 1983-04-14 | ダイカスト部品への含浸方法及び装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2206883A Division JPS59152030A (ja) | 1983-02-15 | 1983-02-15 | ダイカスト部品への含浸方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59150655A true JPS59150655A (ja) | 1984-08-28 |
Family
ID=13299872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6588583A Pending JPS59150655A (ja) | 1983-02-15 | 1983-04-14 | ダイカスト部品への含浸方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59150655A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5744667B2 (ja) * | 1976-01-14 | 1982-09-22 | ||
| JPS59152030A (ja) * | 1983-02-15 | 1984-08-30 | Taiho Kogyo Co Ltd | ダイカスト部品への含浸方法及び装置 |
-
1983
- 1983-04-14 JP JP6588583A patent/JPS59150655A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5744667B2 (ja) * | 1976-01-14 | 1982-09-22 | ||
| JPS59152030A (ja) * | 1983-02-15 | 1984-08-30 | Taiho Kogyo Co Ltd | ダイカスト部品への含浸方法及び装置 |
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