JPS5914578B2 - ペンヂユラム ア−ムシキコウカンドジドウチヨウシンカジユウワンコウゾウ - Google Patents

ペンヂユラム ア−ムシキコウカンドジドウチヨウシンカジユウワンコウゾウ

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JPS5914578B2
JPS5914578B2 JP50157034A JP15703475A JPS5914578B2 JP S5914578 B2 JPS5914578 B2 JP S5914578B2 JP 50157034 A JP50157034 A JP 50157034A JP 15703475 A JP15703475 A JP 15703475A JP S5914578 B2 JPS5914578 B2 JP S5914578B2
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    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H5/00Drafting machines or arrangements ; Threading of roving into drafting machine
    • D01H5/18Drafting machines or arrangements without fallers or like pinned bars
    • D01H5/56Supports for drafting elements
    • D01H5/565Top roller arms

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は主として線条機、粗紡機、精紡機など紡機の牽
伸用ニップ形成に必要なトップ・ローラー把持加圧装置
の自動調芯式加重腕に関するものである。
一般に自動調芯性能を付与した現用のペンデュラム・ア
ーム方式による加重腕の構造は第7図イ。
口及び第8図イ2口、ハに示す如く、次の要素で構成さ
れる。
加重腕(ガイド・アーム)・・・・・・・・・ Aガイ
ド・アーム・ケース ・・・・・・・・・ Bガイド
アーム ピン ・・・・・・・・・ C駆動体(曲面
又は平面)・・・・・・・・・ D被駆動ローラー
・・・・・・・・・ R被駆動ローラー軸
・・・・・・・・・ G加圧体 ・
・・・・・・・・ S通常紡機の牽伸部はこの構造体が
2対乃至数対平行状に配列され、その一対毎に被駆動側
たるトップ・ローラーRが駆動側たるボトム・ローラー
Dに加圧状態にならった形態で円筒接触関係を保ち、回
転しながら、それぞれ両者軸芯の平行度の良否、度合に
関連した点、線又は面接触等の多様な圧カニツブを形成
する。
この際紡機牽伸部にとっては糸の品質上特に高度に安定
した面接触が必須条件である。
即ちトップ・ローラーRとボトム。ローラーDの軸芯間
の平行度が損われると両者の接触状態に不安定な変化を
来し両者が点又は線接触状態となるため安定した加圧ニ
ップが維持できないため、円滑にして安定した牽伸(ド
ラフト)を得難く、ひいては製品の品質に直接悪影響を
及ぼす結果を招来する。
従ってボトム・ローラーDとトップ・ローラーRとの軸
芯の平行度保持は紡機のドラフト部分の必須不可欠の条
件となっている。
この条件を満足するため従来は、ガイド・アームAをは
じめウエーチング・アーム等の精度を極度に高めたり、
組付時に調整をしたり、又は自動調芯に依存していたの
である。
常時平行の状件下で加圧接触回転をしながら接触面全体
に亘って均等圧分布のローラー・ニップを形成し続ける
この装置では回転作動中被駆動側たるトップ・ローラー
Rを加圧把持する加重腕Aの構成上首振り(yawin
g)左右回動(rolling)上下動(pi−tch
ing)など複雑な作用運動の影響を受は不安定な状態
を醸成する傾向があった。
とくに第7図、第8図に示す如く、実地に被駆動ローラ
ーR及び駆動側の対の両者が円筒面で接触するケースで
は両軸芯の平行度の良否の度合いに応じ両者間の接触状
態が様々な形態を呈し、とくに加圧に関連して頗る不安
定なローラー・ニップを形成する。
牽伸部としては安定した確実なローラー・ニップを必要
とする。
且つ、接触部金山に亘って均等を分布された強力なニッ
プ状態を保持することが重要である。
即ち、トップ・ローラーRとボトム・ローラーDの軸芯
間の平行度が損ななわれると両者ローラーのニップ状態
に不安定な変化をもたらし、接圧状態が線状から点に近
い形態を示現しローラーの巾方向に対する安定した均等
加圧ニップ状態が得難い。
第9図は第7図に対応した自動調芯機構に係る偏芯の状
態を図示したものでaは玉状す、cは何れかに偏芯した
異状を示している。
現場で測定して見ると大半がす、c何れかの傾向を強く
現わしていることが分かる。
被駆動ローラーと駆動体の両軸線の平行度保持はこの構
成にとって最も重要視しなければならない課題なのであ
る。
この条件を満足させる十分な対策は末だ確立されていな
い。
従来はガイド・アームをはじめウエーチング・アームを
構成する各要素の精度を極力高めたり、組付時に多くの
手数を掛けて補修、調整をしたり、又は不完全ながら従
来形の自動調芯機構に頼らざるを得なかった。
しかしこれらの対策には自ら限界がある。
更に高度化する市場のニーズに応えるには既に行き詰っ
た現行の方式を脱皮し新らしい高感度の加重腕構造を究
明しなければならない。
かかる要請が様々なアイディアを打ち出し、多様な形式
の加重腕構造を生む原因となったものである。
現在実地に採用されている加重腕の形式を大別すると次
の3方式となる。
(イ)自動調芯式(ペンデュラム方式) この方式は第1図A、Hに示す如〈従来のペンデュラム
方式のガイド・アーム3の揺動中心がピン6部分に於け
るピボット構造により、ガイド・アームが上下左右の首
振り方向に回転自在に支持された方式でトップ・ローラ
ー2がボトム・ローラー1に従属して回転することによ
ってボトム・ローラー1に対するトップ・ローラー2の
平行性を自動的に調芯する原理に基いている。
4はスプリング、5はガイド・アーム・ケース、7はア
ーム本体である。
即ちこの方式は自由に回転出来る二輪を左右対称位置に
別個に配置し、その軸芯の中央を把持した振子状腕を軸
と直角方向に備え、その延長線上に振子の支点を設けた
場合に於ける非回転体の中心方向復元作用に見られるペ
ンデュラムの原理に依るもので、調芯によるスラスト発
生に基く復元作用で、理論的には側管異論はないが、製
作上の諸因(スプリングの偏り、ガイド・アーム・ケー
スの偏り、アーム本体の偏り、把持部の誤差等)に基因
する累積誤差の影響が著しく、特に近時要請される加重
著増により実際的にはトップ・ローラーとボトム・ロー
ラーとの接触面の性質上偏芯要因が拡大される傾向が顕
著である。
特に上記誤差の要因の影響を大きく受けるのは比較的回
転数の低いセカンド(5ecand )、バック・ロー
ラー以後の部分である。
この部分では回転によって発生する復元力(スラスト力
)は極めて小さく、上記の累積誤差を吸収し得るほどの
作用力は発生しない。
従ってこの状況下では回転数の低い部分をペンデュラム
化したことがかえってボトム・ローラーに対するトップ
・ローラーの平行維持性をさまたげるという欠点となっ
て現れている。
更に牽伸部のドラフト性能の向上は時代の要請であり、
ニップ圧増強は欠かせない要因である。
然るに円筒上に円筒を組合せた構成に於けるトップ・ロ
ーラーえの加圧の増加はボトム・ローラーとトップ・ロ
ーラーの平行度を悪化せしめる原因となる。
従って加圧の増加に対してペンデュラム方式による自動
調芯性には限界があり、現行では既にこの限界を越えて
使用されているのである。
特にセカンド・ローラー以降の比較的回転速度の遅い部
分ではこの偏芯傾向が顕著になる欠点がある。
(第10図、第11図参照)最近粗紡機などの低速、高
加重の使用状況に対して自動調芯に頼ることの悪影響が
繊維牽伸部分の性能低下につながり品質向上の限界に達
したことが実証されている。
この対策としてガイド・アームにガイド・ピース(gu
ide piece) (図示せず)を取付けて修正す
るなどの方法が取られる場合があるが、要求される精度
を保持することは現状では不可能である。
(ロ)固定式 これは第2、第3図に示す方法である。
第2図は自動調芯性に依存しない方法で、加圧板スプリ
ング13によって直接加圧されたトップ・ローラーのア
ーバー把持部をガイドアーム3でヨーイング、ローリン
グ両運動可能状態に直接的に直角把持する。
この方式でガイド・アーム3自体をアーム本体9に固定
する方法を取ったものである。
11はセットスクリュー、12はスプリング用ピンであ
る。
第3図は固定式と近似した折衷式のものである。
特に第2図の形式の欠点であるガイド・アームのトップ
・ローラー把持部の摩擦抵抗によるトップ・ローラー加
圧力の追随性低下を防止するためガイド・アーム・ピン
10を設けたものである。
上記の如く固定式は何れもペンデュラム方式の欠陥を排
除するために試みられた重加型方式のガイド・アーム形
式で、近時この形式に類するものが増加する傾向にある
しかしこの方式にも欠点がある。
(a) アーム本体のボトム・ローラーに対する直角
塵が完全で且つガイド・アームを構成する総ての部品の
製作精度が厳密でなければ良好な状態は期待出来ない。
(b) 前記(イ)の場合と同様に累積誤差が発生し
、数万錘に及び実際の使用に際して予想以上にバラツキ
の範囲が拡大して居り、累積誤差はこの場合も前記(イ
)の場合と大差が認められない。
(C) (イ)の場合と同様理論的には可能であるが実
際使用に際してはトップ・ローラーとボトム・ローラー
との平行度の保持は著しく困難である。
かくの如くペンデュラム・アーム式(イ)及び固定式(
ロ)のいずれにも調芯性能に重大な欠陥が潜在している
ことは卒直に認めざるを得ない。
このことは次に示す現場調差資料によって十分な裏づけ
がなされる。
即ち第10図はペンデュラム・アーム方式A並びに固定
方式Bにおけるバック・トップ・ローラーの偏芯度合い
を示し、第11図は上記両方式のフロント・トップ・ロ
ーラーにおける同様の偏芯度合いを示している。
いづれも大規模工場において厳密なサンプリング手法に
よって得た資料である。
この資料から見て自動調芯式の加重読方式が若干優位に
はあるが規定された許容限界(糸斑発生に無関係な範囲
)からはみ出して広範囲にばらついている現状が明白に
立証されている。
圧倒的多数群を管理する実施工場におけるトップ・ロー
ラーの許容内維持の整備は至難な業であることに異論は
ない。
この事実からしてメンテナンス・フリーの可能性を持っ
た高感度自動調芯構造の根本的究明は目下の最大最重要
のニーズに属する。
以上の通り、加重腕の構造的欠陥は容易に解消し得ない
とは云いながら完全対策が皆無であるわけではない。
次に述べる調整式は確かな対策に属する。
3→ 調整式 %式% 72422)の思想に係る調整式によれば直接的な欠陥
を除去することは可能である。
第4図〜第6図及び第12図、第13図に調整式の実施
例を図示する。
即ちこの調整方式では紡機のドラフト部分に於て、加重
腕(ガイド・アーム)の一端でトップ・ローラーを固定
把持し、その他端をピボット状に支持してペンデュラム
方式となし、ガイド・アームとは別に、ガイド・アーム
・ケース又は別個に固定された偏心調節球状物をガイド
・アームの1部に、ガイド・アームに対し自在の状態で
球面接触させてトップ・ローラーの首振り運動(yaw
ingmoti on )を調節制御可能ならしめるこ
とによってボトム・ローラーの軸線方向に対してトップ
・ローラーの軸芯を平行状態に制限保持せしめると同時
に、トップ・ローラーの上下動運動(p itchin
gmot ion )及び左右回動運動(rollin
gmotion)の両方向回動をボトム・ローラーに自
在に追随せしめてボトム・ローラーとトップ・ローラー
とが密接不可分に運動する様ならしめたものである。
即ち、前記(イ)の場合のペンデュラム方式の原理に従
うもので、ガイド・アームに於て一端をピボット状に支
持した場合他端の杷持部で把持されたトップ・ローラー
は直角3軸即ちx、y、z方向に対して自由自在である
が故にガイド・アームに把持されたトップ・ローラーは
首振り運動、左右回動運動及び上下動運動共に自由自在
な状態で、実際上はボトム・ローラー上では点、線、面
の多様複雑な関係で接触加圧している。
この場合トップ・ローラーのボトム・ローラーに対する
平行度保持の主要因子は首振り運動(yawingmo
t ion )であり、トップ・ローラーの首振り運
動が完全にボトム・ローラーに追随すれば総ての条件が
バランスして両者の軸芯の平行度保持が確立され、安定
した面接触のニップが得られる。
反対にこれが追随不能ならば他の総ての条件が平衡を失
ない目的の達成が不可能になる。
従ってボトム・ローラーの回転軸芯を基準とした基準線
にトップ・ローラーの回転軸芯を平行ならしめた状態で
ガイド・アームの首振り運動のみを厳密に規制し、他の
方向即ち、上下動、左右回動の2運動に対しては自由自
在に追随させる方法を取ると、上記の如くトップ・ロー
ラーの加重状態に要求される諸条件は総て満足されるこ
とになる。
この状態が保持される限り如何なる重加重に対しても一
定の幅を持つフリースのニップの状態は良好且つ安定に
なる。
この関係は上下動運動に対しては理論的に完全に成立す
るが左右回動運動に対しては理論的には首振り運動に微
少な影響を与える。
しかしその変位はボトム・ローラーの振れ程度の微少変
位に対しては実際上は無視して差支えなく、殆んど前記
首振り運動に対して平行度を狂わす如き影響を及ぼす変
位とはならない。
その理由を第6図に示した。
即ち半径Hの球面を有する球面偏芯アジャスターを仮定
した場合(偏芯量δ)左右回動(ローリングモーション
)の角度θに対して首振り方向の球面とガイド・アーム
接点に於ける変位量βは β−R(1−CO3θ)で表
され、θの数微少変位に対してβは殆んど零に等しいた
めである。
調整方式では色々の方法が考えられるが第4図、第5図
では偏芯式の実施例を、第12図、第13図は調整ピン
式の実施例を図示する。
第12図はロック・ナンドo。
調節式、第13図イ2口は板ばねn1締結式、ハはかし
め03式、二はゴム等の弾性体n2をホは鉛、銅など比
較的軟かい金属チューブo4を利用してこれを押しつぶ
す手段で調節ピンmを中央部で止める式を示す。
へは接着剤、ハンダ05等を利用した調整ピンの止め方
を示している。
いずれも必要時に調整できる構造を原理として開発した
ものである。
従って必要に応じ個個に対し適切な治具を用意し、これ
を使用して正確に個々を調整することによってトップ・
ローラー偏芯のトラブルを除去する思想である。
しかしこの方式は調整に手数と熟練と時間を要するため
現場作業としては実施上困難である。
従って製造メーカーにおいてウエーチング・アーム組立
て作業時統計的手法を加えて誤差修正を施す時などに利
用できる方法である。
倒れにしても本方式はペンデュラム・アームの自動調芯
機能を無視するに近い思考で切角の自然方則を否定する
行き方だけに実施上は上記の如き無理があり、万全の対
策とはなり得ない。
但しゲージの広いトップ・ローラーの場合または重加重
でローラーのR/Mが著るしく低い即ち2nd トッ
プ・ローラー以降の微速トップ・ローラーなどに利用し
て十分なメリットを得られる。
またこれに類似の制御方式は粗紡機用のウエーチング・
アームなどにガイド・アーム用制御クリップなどの形式
で採用された例がある。
しかし、これなどは固定的な間に合せ手段に過ぎず上記
調整ピン方式とは若干趣を異にした思考である。
何れにしても現行のウエーチング・・アーム構成上の立
場から判断して現状量産時の製作誤差等を考え合せると
この種補正方式は一つの有効な対策を提供するものであ
る。
また一部有力メーカーで製造されているサドル方式の如
くアーム本体が常に設計通り正しい状態にセットされて
在ることを前提とした固定式概念に立脚した方式は操業
現場の多くの実例や長年に亘った保全実績を通じ、決し
て満足な状態は望めず、また品質面からも苦情発生の因
となっている現状を無視するわけには行かない。
以上の詳細な記述から明らかな通り、従来方式の加重腕
に頼る限り、実地生産工場;こおいて稼働している圧倒
的多数に亘たるトップ・ローラーの平行度の維持管理は
至難の業である。
とはいっても前述した如く、トップ・ローラーRの平行
度は直接的に川下における諸工程を含めた品質、生産効
率、操業安定度に高い寄与率を示視する事実から判断し
て、切角の自動調芯機能を有効活用できる技術構造を生
み出すことは重大で決定的ニーズに属する。
以上の記述によって現時点で実用されているウエーチン
グ・アーム・ユニットにおける加重腕の状況並びに欠陥
に関し現状を明らかにした。
中でもペンデュラム形式のアームの実状は優れたアイデ
ィアに基づいた構想でありながら、その構造的欠陥のた
め自動調芯機能が十分活用されていない点を実例を以て
実証した。
而して鼓でその原点に立ち帰えってペンデュラム・アー
ムの自動調芯機能の原理の考察を行う。
第14図はこの自動調芯作用の説明図である。
第14図で示した如く通常ペンデュラム・アーム方式の
基本型はイ図及び口図によって代表され社本図によって
、駆動面びが矢印方向YY′に連続移行する状態を考え
ると支点0で小径ピン■によりピボット状に支持され、
他端Qにおいて被駆動ローラーRの回転軸XX′を確実
に直角把持し、且つガイド・アームAの定点Pにおいて
ほぼ垂直方向に加圧手段によって加圧されている。
この構成では加圧腕Aはy?Lxx’の条件下でjoj
o土xx’の関係を厳密に保持し続ける。
この作用現象は42口に見られるローラーの数には無関
係に成り立つ。
そして他からの外力による妨害のない限り不変的である
その理由に関する力学的考察の要点を第15図によって
説明する。
1駆動而びが矢印の方向(YY′軸)こ平行)に連続移
行中の状態にあって被駆動体Rの軸把持方向xx’の夫
々異った3種の基本姿態a、b、cに関して考える。
即ち1.駆動面りの移動方向基線YY′に平行な矢印方
向の移動に対し、被駆動ローラーRがaの状態ではYY
上x 。
X o’II XX’の関係が成立する基準原点位置に
ある状態を示しbではX。
Xo′基線に対しθだけ右上りに傾き、Cではbと反対
にX。
Xo′基線に対しθだけ左上りに傾いている状態を示す
従ってaではローラーR8の中点Qは終始ピボット状支
持点0を通る基線YY/上に位置し駆動面d上での揺動
変位は起らない。
一方す状態におけるローラーR2の中点Q2の軌跡は直
線y1yl′となりCにおけるローラーR1の軌跡は直
線YrYr′となる。
ローラーRは1駆動面とローラー巾方向に線又は簡約接
触のためこれらの中心線を基準線とした夫々JO,,J
L、JR面の軌道を画く。
即ちす、cともこれらの軌道は第15図の配置から見て
、基準線YY′と交叉するところの被駆動ローラーRの
軸芯斜角θによって定まり、且つ第15図の位置関係に
あってはす。
C共に基準線YY′に近づく軌道をたどる。
その近づく速度Sは駆動面りの移行速度■に対しとなる
此の関係は力学的には力Fの方向を有する。
ベクトル値にそのまま置き換えることができる。
今、第16図イ2口に示す通り、被駆動体ローラーRが
基線YY上に支点0を占有した長さ1なる支持腕OQに
より他端で直角にローラー軸xxを把持した図の如き状
態の加重腕構造を想定する。
正常な基準位置関係(XマIt xoXIYY’ )に
保持し且つ駆動面びが基線YY/方向に移行する限りこ
の軸芯方向X。
Xo′を変位させる方向のベクトルは発生しないため現
状の正常位を永久に維持する。
次は第16図イ、幀こおいて被1駆動ローラーRがR1
及びR2の状態にある場合を考察するにR1の状態では
ローラーR1の回転軸方向XI Xl ’に駆動ベクト
ル■に相応した分ベクトルT1が発生するこのスラスト
力の発生に伴って被駆動ロールR1は上記長さlなる揺
動腕に直角把持されているため揺動腕の支点0を中心と
したT1・lなる復原力のトルクMとなって加重腕を基
準軸線YYに合致させる方向に引き戻す。
この時被駆動ローラーR1の回転軸方XI X1’の分
力に相当するベクトル即ち、R1に発生したスラスト力
T、は となり、被1駆動ローラーR1の基準軸方向X。
xo′との傾斜角θの関数であることが明らかとなる。
/Ql /Q)−(3−1−ハ となり、この式から被駆動ローラーRの回転軸方向xx
’と駆動体びの移向軸YY′に対する正常波1駆動体の
基準軸方向X。
xo′との傾き角θがθ−0に安定しない限り復原トル
クMは消滅しない。
即ちθ−0となった時点でM=oとなり、揺動腕は其の
位置で安定する。
被駆動ローラーがR2の配置をとる場合もθがマイナス
位をとるだけで諸関係は全く同一である。
上述した理論を加重腕に利用する試みが既存のペンデュ
ラム・アーム方式の加重腕に外ならない。
このためこの形式にあっては、従来加重腕のペンデュラ
ム作用の支点を形成する揺動支持部0は特徴あるピボッ
ト状支持方式となっており、他端では被駆動ローラーR
を正しく直角に軸杷持した構造をとっている。
また加重腕の加圧手段としては最も標準的には圧縮まき
スプリング(つる巻ばね又は渦巻板ばね)または特殊形
状の板ばねの如き弾性発条体を用いるのが普通である。
第7図、第8図に示した方式はこの代表例である。
時として空気圧、油圧、水圧などの気体圧乃至液体圧を
利用した加圧装置によってなされる例もあるが現状稀で
ある。
倒れの方式によるとしても、加重腕の上面または、これ
を一体化の形式をとったスプリング受は部に直接圧着し
た組合せで構成されているのが現状である。
この種の構成に該当または類似した方式を採る限り如何
なる様式にあっても同様の欠陥が潜在することは確かで
ある。
特に弾性発条体を直接使用した第7図、第8図の一般代
表例の形式にあっては発条体の圧縮によって生ずる加圧
接触部での加圧ベクトル乃至加圧分布が加重腕の基準正
常位において理論通りの正常均等分布になることは殆ん
ど望めない。
期くの如く既存の加圧方式では圧縮まきばね、(つる巻
ばね又は渦巻ばね)板ばねを問わず現実には個々に可成
りバラついた個有偏向性をもっており、ばね圧力の方向
は、ばねの軸芯方向に対しても広い範囲にバラツキの傾
向を示す。
即ち、凡てのばね圧力の方向を正しくばね軸芯の方向に
指向させる技視は確立していない。
のみならず、近時牽伸部率の増大と操業安定を基盤にし
た生産性の強化と品質優先の理念に加え、合繊混紡の興
隆などの紡績技術水準の向上に伴うウエーチング・アー
ム・ユニットにおける加圧強化の趨勢は既存ウエーチン
グ・アーム・ユニットの欠陥を益々拡大する結果となっ
ている。
ばね圧などに発生するこれらの偏向性は微少範囲に停ま
っても、この作用が誘発する加重腕穴の揺動変位に伴う
加圧ばねの軸芯の偏向並びに圧縮つる巻ばねに見られる
牛油現象などに影響された副次的なバランスの破壊作用
力は被駆動ローラーRの軸芯を駆動側の回動軸線に平行
調芯するペンデュラム・アーム特有の機能に障害を与え
続ける。
この現象が第10図、第11図に示した実測値に表現さ
れていると見てよい。
第17図イ2口。ハは此の障害現象の説明図である。
即ち従来の加重腕の加圧構造は第17図の正面図イに示
す通り圧縮まきばね23がガイド・アーム・ケース21
の天井面においてばね位置規正用の突起25によりその
上端面が支持され、更にその下端面は加重腕22の天井
外側上面に設けたばね位置規正用の突起26によって圧
着支持される。
加重腕22によって中央部を直角に把持されたところの
被駆動ローラー24.24’は図示の如き関係に在って
駆動体りに対応する。
従って加重腕の天井外側上面に位置する加圧ばね23の
接圧部の水平度は駆動面りと被駆動ローラー24,24
’との接触姿態によって支配される。
この加重腕22の作動中における加圧ばね23の加圧面
における水平度合いや加圧ばね23の個有の偏向性並び
に加重腕構造の加重点Pを通過するところの縦基準線Z
Z′に対するガイド・アーム22の加圧中心p点の変位
によって生ずる加縮ば23の中心軸の偏向角θSなどに
よる諸影響をまともに受ける加重腕には結果として総合
ベクトルP1が作用する。
総合ベクトルP1は加重腕構造の基準垂直軸ZZ′に対
し△θSの偏向角を有する。
この関係から被、駆動ローラー24 、24’はその回
転軸xx’方向にガイド・アームの反復厚方向の分力的
推力たるスラストEを発生する。
このスラスト力Eの大きさはベクトル線図口によって次
式の関係となる。
従ってガイド・アーム22のP点に作用するガイド・ア
ーム22に働く加圧により生じた偏芯側方向のモーメン
トたる偏芯トルクMsは次式で表わされるへ 一方第17図の平面図ハに示した通りガイド・アーム2
2はこの偏芯作用の影響で同時に腕22の揺動中心0を
通過する加重腕構造に於ける基準軸YY′に対しδθだ
け変位した状態に位置する。
このため被駆動ローラー24.24’の中心点Qに生ず
る復原トルクMRは前述(4)式より次式で表わされる
上記の夫々方向の異なった偏芯トルクMSと復原トルク
MRの2種のモーメントが全く同時に加重腕OQ1のP
点及びQ点に継続作用する。
従ってガイド・アームOQはこの両トルクが均合い状態
の場所に位置し続ける。
令弟17図の平面図ハに示す如くガイド・アームの把持
軸の両側に夫々回転ロールを有する構成の加重腕では両
側に等値のスラス訃T1.T2を発生する。
従って(8)式は次の通り展開される。2−1 ・Vs
inδθ=S−PS1n△θS(9)式で明らかな通り
△θs=oであることがθ=0の必要十分条件であるこ
とが明確となる。
即ち第17図の正面図イにおける加重基準線ZZ′に加
圧ベクルト線が一致しない限り基準原点Qには復原しな
い。
△θB ’= oの状態は理論的にはXX’ II x
x′LY Y’(7)加重腕原点位置で、この状態は
ボトム駆動面りの駆動方向の直角軸Xマに対する被駆動
ローラーの回転軸方向xx’の絶対平行状態に外ならな
い。
このことは既存のペンデュラム方式のウエーチング・ア
ームの1駆動ローラーDに対するトップ・ローラーRの
自動調芯性が実際には著るしく不完全なことを裏づける
理由である。
生産現場が以前から要求されるより高度な調芯性能即ち
第10図第11図に指摘した偏芯許容点0.3mi以内
の限界を達成するためには設計構想の基本として加圧体
乃至加圧構造体の個々に関し、その加圧偏向特性を零に
近い値にまで調整除去することが要請される。
しかし数万〜数10万に及ぶロフトの管理限界を凡て上
記範囲に入れることは現存の技術を以てしても不可能で
あることは調査資料によっても明らかである。
このため現実には、最も優れた原理によって最高水準の
技術を以て製造された代表的ウエーチング・アームでも
実用面で品質及び操業に寄与するところが末だ不十分で
あった事実を第10図、第11図は証明している。
殊に紡績工場に於けるウエーチング・アームに使用され
た加重腕は紡績糸の品質と操業能率を支配する牽伸部の
ローラー・ニップを形成する要である。
従ってこのケースにおける。
駆動用ボトム・ローラーDに対応する被駆動ローラーR
の平行度の強化の課題は重要である。
本発明は、上記課題に鑑みて開発したもので、特に障害
の主因たる加圧体乃至加圧構造体が個有する加圧偏向特
性をほぼ現状水準で許容することを前提にして、これと
ガイド・アームの両者間にコロガリ軸受要素またはコロ
ガリ構造体を中介せしめて隔絶し、ころがり要素の機能
を利用して偏向分ベクトルを消去し必要な縦基準軸線Z
Z′方向の加圧ペクト/l?のみを伝達するよう成した
構成を基本思想とし、公知のペンデュラム・アーム方式
本来の自動調芯原理及び機能を完全に活用する方法並び
にその装置の構造に関する構想を提供するものである。
以下本発明の基本概念を第18図及び第19図に示す紡
機ウエーチング・アームに利用した代表的実施例に従っ
て説明する。
第18図、第19図は本発明に係る基本的特質を具備し
た実施例でこれに関する其の構成思想を説明する。
(1)後部のガイド・アームAの揺動支持点0の構造は
自在継手方式に見られるピボット状支持方法である。
従って、ガイドアームAは、点0を中心にして自在運動
すなわちピッチング、ヨーイング、ローリングの各運動
が可能である。
(2)加圧スプリングSの下端面にコロガリ要素を収容
する図示の如き形状のボトム・キャップHBを設ける。
例えば圧縮つる巻ばねの場合はその断面異状のキャップ
を形成し、此のキャップHB中にコロガリ要素例えば球
に円筒コロコワまたは軸を有するコロなどを収容する。
ここのボトム・キャップの天井内面X2刈は作動状態で
はガイド・アーム・ケースの上面X5X5′とほぼX3
X3′X、X5′の関係を保たせる構成とする。
(3)加圧体乃至加圧構造体の下端面が対応するガイド
・アームの上面所定位置にコロガリ用平面部X3Xdを
形成し若干のころがり案内を設ける。
(4)’ (2)及び(3)が逆に設置されても一部例
外を除いては全く作動的、機能的には同一と考えてよい
(5)加圧用スプリングSには通常圧縮つる巻スプリン
グを多く用いる。
スプリングSの縦軸線に対する両端面の直角度並びに両
端面の平行度はJES規格に基づき厳密に調整製作され
る。
若干の許容範囲でばらつきを生ずるがJES制定の許容
範囲であれば実験の結果でも十分であることが立証され
た。
スプリングSの装着に当っては、その上面をガイド拳ア
ーム・ケースの天井所定位置に突起25を以て密着直立
保持する。
このままでも加圧スプリングSの下面に装着したボトム
・キャップHBの天井内面X3X3′は水平に近い状態
を保持するが十分とは云い難い。
従って本発明では、ボトム・キャップHBを加圧スプリ
ングSの径(内径、外径いづれでもよい)に対し嵌合ス
キ間を最小に組み合わせ、同時に此のボトム・キャップ
HBの外周部の径(または巾)d寸法部が対応するガイ
ド・アーム・ケースB(時としてアーム・本体である場
合もある。
)の巾方向における内寸法Wに対し同様嵌合スキ間最小
を選定して組み合わせる。
この設計構成によって加圧スプリングSの垂直軸芯はケ
ースの巾方向における基準軸線ZZ′とほぼ近似的に合
致する。
即ち、この構成により加圧スプリングSはガイド・アー
ム・ケースBの天井部X5X5′の所定中心位置に直立
し牛油現象などによる偏向要素を補正し、少くともガイ
ド・アーム・ケースBの巾方向に対する中心軸方向に対
しては犬約一致または平行状態を保持して垂直下方に加
圧の力線が作用するよう加圧方向の補正の役目を果す。
これに呼応し、ボトム・キャップHBの天井部X3X3
′はX5X、II X3X3’の姿勢を保ち、且つボト
ム・キャップHBに内蔵したボールまたは他のコロガリ
要素Kを中介体とした加圧構造を通して、ガイド・アー
ムBの天井板上面X2X2に正しい方向即ち加圧スプリ
ングSの個有の偏向性を消去して個有の癖をなくした要
求される正しい加圧 のみを与える姿態を形成する。
(6)一方駆動体りの駆動で附与された被駆動ローラー
Hの自動調芯機能は前述の理論に準拠して作用し、加重
腕Aの支点0を中心とした揺動調芯運動を生起する。
此の運動は前(5)項の構成に・よるコロガリ要素にの
揺動運動におけるガイド・アームAの天井上面X2X2
′及びポ斗ム・キャップHBの天井部X3X3′の両接
点27,28における揺動抵抗は零値の状態に保たれ、
ガイド・アームAの揺動運動は加圧力には全く無関係に
自在になんらの抵抗もなく行い得る所謂理想的なペンデ
ュラム・アーム様式の加重腕構造を形成する。
コロガリ要素を介在させる上下両転走面X3X3′、X
2X2′の平面度は実地には平行状態に対し相互に多少
の傾きはさけられない。
しかし上述の如き補正手段が配慮されている本方式の実
施例では、相互の傾きは微小範囲に留まり、コロガリ転
走面での滑りは伝達中の加圧力が作用して滑り抵抗力を
増すため滑りを発生するに至らない。
要するにこの発明構想の中で最も特徴的な事柄は加圧体
の底面X3X3′と被加圧側の加重腕の上面X2X2′
の間にコロガリ軸受要素を介在せしめる構成によって、
コロガリ要素を接触挾持する上下両平行面で形成する転
走部においてコロガリ機能と加圧伝達機能並びに加圧体
の偏向性加圧分ベクトルを消去する3つの異った性能を
同時に具えることになる。
即ち重負荷の加圧状態に於ても常に加重腕の自動調芯揺
動運動抵抗を零値に保もちペンデュラム性能を十分に保
つことを可能とする新奇の道を拓いたことになる。
この結果加重腕側に自動的に発生する復原トルクに対し
重負荷下でも極めて鋭敏な感度で順応するコロガリ支持
方式の加圧構造を形成し、加重腕のペンデュラム機能に
は干渉しない純粋加圧力を加重腕Aを介してトップ・ロ
ーラーRに正確に伝達する。
ニア)紡機の牽伸部にあっては既存のペンデュラム・ア
ームに見られる如き過大な振幅の揺動角度を必要としな
いばかりか多くの場合、余分な揺動は障害となる。
とくに近時要請される大型重荷圧用ウエーチング・アー
ムにあっては揺動角の過大はトップ・ローラーRの平行
度不良に高い相関を示している。
本発明はウエーチング・アームがその理想として追求し
続けたペンデュラム方式の自動調芯機能原理を生のまま
の姿態でとらえ、これを最も合理的に実用面に活用する
新らしい方途を拓いたものである。
また、従来方式に見られる平行度不良の原因を究明し、
本来の特性を有利に展開するための安定化を一歩進める
ため、加重腕Aの揺動角に特定の制限範囲を設定し、そ
の有効振れ幅の限界値をウエーチング・アーム製作時の
累計誤差の範囲と関連せしめて許容最小振れ幅に特殊手
段をもって限定したことも特徴の一つである。
即ち、上述の諸々の思考並びに実地、経験に基づいた独
自の新らしい発想の適用によってペンデュラム方式の加
重腕における自動調芯性の原理を実地に最も自然の形態
で最も合理的に有効活用し、完全自動復原の機能を具備
した構造を実現することに成功を見た。
以上の記述で明らかな通り、本発明においては既存の代
表的ウエーチング・アームの特性に関する長年の経験並
びに情報を体系的に整理し、これらが特性的に有する利
点、欠点を的確に捕捉して究明した。
その結論として公知のペンデュラム方式の自動調芯原理
は理論的には全く正しいものであり、正しく活用すれば
優れた安定した機能を発揮し、ウエーチング・アームの
加重腕装置適用に最も適当した方式であることを立証認
識した。
何故トップ・ローラーRの平行度に支障が起るのかの膜
間に対しては、実は加重腕Aの加重手段の欠陥によって
その原理、機能が妨害されていることが前述の通り明ら
かになった。
従って加圧手段または加圧装置側々に固有の方向性があ
っても此の影響を全く消去する手法がなされるならばペ
ンデュラム方式のアームに本来的に具った正しい自動調
芯機能が取り出せるとの結論に到達した。
従って、本発明では従来方式の加重腕構造に係る自動調
芯性を否定し、新らしく加重腕Aと加圧体または加圧構
造体Sの境界部間にコロガリ要素又は装置を介在させた
方法をとる。
以下更に、第20図乃至第25図に示す実施例に従って
、本発明の構成を具体的に説明する。
第20図、第21図、第22図は中介体たるコロガリ要
素Kを保持するボトム・キャップHBとガイド・アーム
・ケースBとの関係並びにコロガリ要素Kを中介体とし
たボトム・キャップHB並びにガイド・アームAとコロ
にとの接点27.28における各種の姿態に関するもの
である。
第20図の加重腕装置においてイ図は正面図をロスは側
面図を示している。
イ図においてはガイド・アームAのコロガリ体Kが接圧
する部分に凹形の窪みMを形成する。
その形状は側面図口の方向では図のようにボールにの半
径Rよりやや大きい半径Wの円形溝とし、正面図イの方
向では底面に△δの距離だけ平面が形成されるようボー
ルにの半径Rに等しい半径Rを以て△δだけ中心をずら
せた状態に作図設計する。
この窪みMの中でボールにはころがるため、ガイド・ア
ームAの左右揺動角は△δの平面の範囲で行われ、加重
腕Aの揺動角をこれによって規制することが可能となる
ボールにの半径分以上の部分はボトム・キャップHBの
内側ポケットに収容され若干のスキ間が保持されている
ためボールにのコロガリ作動に差支えることはない。
またロスの側面方向では溝Mの断面設計によってボール
にの左右変位は起らず基準軸ZZ′に接点27を維持す
る。
一方ボトム・キャップHBの外周面はガイド・アーム・
ケースBの内壁面と最小スキ間をもって嵌合し、更に要
すれば高さhを占めている。
此のため加圧スプリングSに個有の偏向傾向乃至牛油現
象による影響を補正する機能が十分に附与できる。
側面図口の方向から見たボトム・キャップHBの左右位
置規正は此の方式では省略しであるがボールKがガイド
・アームAの転走溝Mにより規正されるため間接的に補
正の影響を受けるため実施には差支えは起らない。
第21図はガイド・アームAの天井板にボールにの転走
部として長方形の転走用溝ゾを穿った方式である。
この場合には長方形の長辺3寸法によって正面図イに示
す如くボールにの左右コロガリ変位量を規制する。
また側面図叫こおいて見る通りボールにの転走部は溝幅
すを有するためその両ふち27及び27′の2点でボー
ルKを接触することによって第20図に示したと同一の
機能状態を具現する。
また正面図イにおいてボトム・キャップHBの下縁外側
部は板厚のみによってガイド・アーム・ケースBと遊嵌
合しているが加圧スプリングSの精度が良好であればこ
の方式でも十分である。
第22図は、実施例中量も基本的な形式に属する方法で
ある。
即ち正面図イに示す如くガイド・アームAの両外側面の
特定位置に揺動規制用突起29.29’を設ける。
此の考え方は前述の規正ピン(第12図、第13図参照
)に類似した思想に基いた方法でガイド・アーム・ケー
スAの内法寸法に対し△δなる揺動スキ間を残している
この関係は第20図のイ図に示した△δの平面距離に該
当するものである。
その代りとしてガイド・ア−ムAの上面には凹部を形成
する必要はなくなる。
他の条件は第20図の方式と同一である。
但し、第22図の平面図ハに示したガイド・アーム・ケ
ースBの両側壁内面にボトム・キャップHBの外周辺を
包む如く配置したガイド用突起30,30’。
31.31’によってボトム・キャップHBの動きを正
規のスプリング加圧方向、つまり加圧スプリングの加圧
軸ZZ′方向のみに規正し他の何れの方向にも偏向作動
をしないようにした構造が追加されている。
この構造は前述の第20図、第21図の実施例いづれに
も其の侭利用することが可能である。
第23図はコロガリ中介体に関する他の実施例を示して
いる。
即ち此の実施例では図示の如く軸芯のあるコロKを利用
した形式に属する。
第23図のイ図は正面図を示し、ロスはその側面図を示
している。
へ図は斜視の説明図である。また二図は加圧用スプリン
グSに板ばねS′を使用し、同時に軸芯のあるコロKを
用いた形式の加重腕構造を示している。
更に第24図は前述第23図に示したと同一のコロKを
使用していることは他と同様であるがそのコロにの軸の
組込み方法が違っている。
即ち第23図のものがボトム・キャップHBに取りつい
ているにくらべ第24図の形式ではガイド・アームAの
上面板部に取りついている点が相違している。
何れにしても第23図、第24図の形式のものでは中介
体たるコロガリ要素Kがセットによりり安定化出来る利
点がありこのことによってガイド・アームAの揺動作用
がより安定化する特徴効果がある。
しかし、構造によっては複雑化する傾向があり、逆に単
純化すると滑りの要因が若干混在することになる。
この多少の滑り作動は実施面で左程支障にならず、むし
ろ安定化を優先とするケースには此の方式が簡便である
場合もある。
第25図に示した実施例は紡機牽伸部における加重腕構
造に関する各ライン(フロント・ローラー、2ndD−
ラー、3rdローラー−−−etc、)に共通した諸要
素を整理統合し、各ラインに共用することができる所謂
汎用形式の加重腕ユニットの構成例である。
第25図におけるこの種ユニットの主要要素の各称は次
の通りである。
A ・・・・・・ 加重腕(ガイド・アーム)B ・・
・・・・ ガイド・アーム・ケースS ・・・・・・
加圧スプリング K ・・・・・・ コロガリ要素 31 ・・・・・・ ボトム・キャップ 32 ・・・・・・ トップ・キャップ 0 ・・・・・・ ガイド・アーム・用支持ピン41
・・・・・・ 加圧調節用ピース 35 ・・・・・・ 加圧・アジャスト・スクリュー3
6 ・・・・・・ ガイド・アーム・ケース取付基部3
8.38’−・・・・・・・ ガイド・アーム・ケース
・セット・ピン 43 ・・・・・・ 加重腕側ステー・ノブ40 ・・
・・・・ ガイド・アーム締付孔R・・・・・・ トッ
プ・ローラー G ・・・・・・ トップ・ローラー・アーバーD ・
・・・・・ ボトム・ローラー 42 ・・・・・・ ウエーチング・アーム・本体本実
施例を第25図に基づいて説明する。
第25図において、ガイド・アーム・ケースBの下端部
に加重腕Aの一端をピボット状に支持する加重腕の揺動
軸芯0を設置する。
加重腕Aの他の先端にはステー・ノブ43を設け、ガイ
ド・アーム・ケースに穿った長方形の穴44の下縁で受
は止める。
ガイド・アームAの中部下方同形溝部でトップ・ローラ
ーRのアーバーGを確実に直角把持する。
加圧用つる巻はねSの両端面には夫夫トップ・キャップ
32、ボトム・キャップ31を設けて加圧スプリングS
の両端面にそったスプリングSの中心軸芯に直角な平行
面を形成する。
ガイド・アームの上部加圧面部にはボールにの転走面3
4を形成する。
通常コロ構成の転走部加重腕構造の基準軸線XX′上に
コロにの中心を配し、ガイド・アームAの前後方向には
転位しないようなし、揺動方向には特定の制限範囲を設
けて転走する形状の前述第20図〜第22図に示したと
類似の構成とする。
ボールにの上半分以上はボトム・キャップ31の内部に
収容されその天井面と圧接した状態にある。
ボトム・キャップ31及びトップ・キャップ32は共に
加圧用スプリングSの内径部と最小スキ間を形成すると
同時にその外周面はガイド・アーム・ケースAの内側面
と内接した状態で最小スキ間を以て嵌合し、加圧方向に
のみ摺動するよう規正する。
ガイド・アーム・ケースBの上部構造体36は加重腕構
造体をウエーチング・アーム・本体42の所定位置に選
定的に固定する取付基部を形成し、同時にトップ・キャ
ップ32を介して行う加圧用スプリングSの加圧力調節
用ねぢ35の基盤の役目を果す。
加圧力調節に関して本実施例では最も基本的なねぢ方式
及びゲージ板41を利用する様式が示されであるがこれ
らは一例に過ぎない。
例えば段階的に自在調節ができるコマ形カム、レバー装
置とカム装置を組み合せた形式などの方法は数多くある
従って本発明ではねぢ調節式に限定したわけではない。
更に図示したピン38,38’?まガイド・アーム・ケ
ースBの上部構造体36と下部構造体37の両者を一体
化するための方便の例である。
ガイド・アーム・ケースBと一体的に成形することも可
能である6 以上説明したように、この発明は、ガイドアームケース
と、一端にて前記ガイドアームケースに自在運動可能に
枢着したガイドアームと、前記ガイドアームの担持する
アーバーの両端に回転自在に軸支した従動ローラと、前
記従動ローラと協働して繊維束をニップする駆動体と、
前記従動ローラを前記駆動体と係合せしめる加圧手段と
を包含するペンデュラムアーム式加重腕において、前記
ガイドアームケースの内部下方に配した概ねU字形断面
のキャップ、前記キャップと前記ガイドアームの上面と
の間に介在するコロガリ軸受要素、および前記ガイドア
ームケースと前記キャップとの間に介在して前記キャッ
プならびに前記コロガリ軸受要素を介して前記ガイドア
ームを加圧するための装置からなる自動調芯加重腕構造
に係る。
即ち、本発明に係る加重腕構造は、ウエーチング・アー
ム・本体の鞘部にそのまま複数列に並べることによって
牽伸部の各ラインに加重腕装置として必要十分な加重腕
機能を果たすことができる。
従って多品種、多規格に対応できる汎用性と多量生産、
多量使用の場合の規格統一化の利点を兼ねた高度の合理
性を具備する。
特に製作時の製造設備に対する高度な合理化可能の道が
開ける意義は予想以上に高く評価される。
また、本発明に係る加重腕を使用した精紡機用ウエーチ
ング・アームの性能に及ぼす影響について見ると、ボト
ム・ローラーDに対するトップ・ローラーRの両軸芯の
平行度の大幅な改善は糸素材の品質改良に及ぼす効果と
して計り知れないものがある。
また、糸素材の品質の向上は単に最終的繊維製品の品質
向上に資するのみでなく、既に精紡工程における操業効
率を高め生産性を向上すると同時に糸欠点発生を最底に
押さえ、更に第2次加工以降の生産設備効率並びに生産
性に甚大な効果を及ぼしてやまない。
例えば糸素材の段階で408コーマ−糸のμ%が0.5
〜1%程度向上した糸素材を使用すると織布準備及び織
布工程において第26図に掲げる如く予想外の高い向上
率を示現した事例がある。
このことは最近川下工程における加工設備の高度化及び
製品の多様化と高度化に伴って糸素材の品質に対する要
請が益々厳しさを深めている所以である。
既存のウエーチング・アームに見られる如き平行度の現
状では到底満足できる条件ではない。
(第10図、第11図参照)かくの如く、精紡機自体で
のウエーチング・アームに対する要求は更にとどまると
ころ知らない現況である。
即ち、第1には加圧の増大、第2には品質の安定化、第
3には操業の便利、第4にはメンテナンス・フリー等々
その課題は高度で解決は困難なものばかりである。
最新式のWAU(We−ighting arm um
it)に関してすら厳しい専門的な立場から卒直に評価
すれば前述の如く実用面では更によりよき対策が望まれ
る至難な課題を数多くかかえている。
即ち、ウエーチング・アーム・ユニット化によってもた
らされた大きなメリットの反面、便利化の代償としてか
えって大切な安定面を犠牲とした結果を招いた欠陥が目
立つ。
中でもトップ・ローラーの平行度には最大の難点が露見
していることが指摘される。
いうまでもなく、トップ・ローラーの平行度は直接牽伸
部の性能そのものを支配し、糸品質の良否を決定する最
も主要な因子である。
この改善は実に紡績技術水準の進歩、向上につながるも
のなのである。
要するに本発明の構成はトップ・ローラーの平行度の偏
芯許容範囲(糸斑を発生しない領域内)内に運転全錘に
亘ったトップ・ローラーをとじ込めることを可能とした
ものでその意義は太きい。
尚、本発明に係る構成は繊維機械の部類にとどまらず千
行杷持方式の回転ロール加圧構造を利用した他の類似機
械の自動調芯式加重腕構造として広く応用可能な原理を
提供するものであることを付言する。
【図面の簡単な説明】
第1図A及びBは、従来のペンデュラム方式のガイド・
アームを示す図面である。 第2図及び第3図は、従来の固定式のガイド・アームを
示す図面である。 第4図乃至第6図は、従来の調整方式のガイド・アーム
を示す図面である。 第7図イ。口及び第8図イ2口、ハも従来の調整方式の
ガイド・アームを示す図面である。 第9図は、第7図に対応した自動調芯機に係る偏芯の状
態を示す図面である。 第10図は従来のものにおけるバック・トップ・ローラ
ー平行度度数分布を示す図面、第11図はフロント・ト
ップ・ローラー平行度度数分布を示す図面である。 第12図イ5口及び第13図イ乃至へは調整式の実施例
を示す図面である。 第14図イ2口は自動調芯作用の説明図である。 第15図は力学的考察の要点を説明するための図面であ
る。 第16図イ及び川よ、従来の加重腕構造の想定図である
。 第17図イ乃至ハは、障害現象の説明図である。 第18図イ2口及び第19図は、本発明に係る基本的特
質を具備した実施例を示す図面である。 第20図乃至第25図は、それぞれ本発明の他の実施例
を示す図面である。 第26図は各項目に於ける向上率を起す表である。 A・・・・・・加重腕(ガイド・アーム)、B・・・・
・・ガイド・アーム・ケース、S・・・・・・加圧スプ
リング、K・・・・・・コロガリ要素、0・・・・・・
ガイド・アームの支持ピン、R・・・・・・トップ・ロ
ーラー、G・・・・・・トップ・ローラー・アーバー、
D・・・・・・ボトム・ローラー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ガイドアームケースと、一端にて前記ガイドアーム
    ケースに自在運動可能に枢着したガイドアームと、前記
    ガイドアームの担持するアーバーの両端に回転自在に軸
    支した従動ローラと、前記従動ローラと協同して繊維束
    をニップする駆動体と、前記従動ローラを前記駆動体と
    係合せしめる加圧手段とを包含するペンチュラムアーム
    式加重腕において、前記ガイドアームケースの内部下方
    に配した概ねU字形断面のキャップ、前記キャップと前
    記ガイドアームの上面との間に介在するコロガリ軸受要
    素、および前記ガイドアームケースと前記キャップとの
    間に介在して前記キャップならびに前記コロガリ軸受要
    素を介して前記ガイドアームを加圧するための装置から
    なる自動調芯加重腕構造。
JP50157034A 1975-12-26 1975-12-26 ペンヂユラム ア−ムシキコウカンドジドウチヨウシンカジユウワンコウゾウ Expired JPS5914578B2 (ja)

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