JPH045039Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH045039Y2
JPH045039Y2 JP3276586U JP3276586U JPH045039Y2 JP H045039 Y2 JPH045039 Y2 JP H045039Y2 JP 3276586 U JP3276586 U JP 3276586U JP 3276586 U JP3276586 U JP 3276586U JP H045039 Y2 JPH045039 Y2 JP H045039Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
flange
receiver
threaded rod
guides
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3276586U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62145192U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3276586U priority Critical patent/JPH045039Y2/ja
Publication of JPS62145192U publication Critical patent/JPS62145192U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH045039Y2 publication Critical patent/JPH045039Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電子線測長装置等に使用される試料移
動装置の送り機構の改良に関する。
〔従来の技術〕
かかる移動装置の送り機構としては第4図に示
すように2つのガイド1a,1bによつて移動体
2を移動可能に挟持し、ガイド1a,1bと平行
にネジ棒3を配置すると共に、このネジ棒に螺合
されたナツト4をアーム5を介して前記移動体2
に固定し、ネジ棒3を回転させてナツト4をこの
ネジ棒に沿つて動かすことにより移動体2を往復
動させるようになした構造のものが広く使用され
ている。尚、図中6a,6bはネジ棒3を回転可
能に支持するための軸受、7はカツプリング、8
はモータである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような構造ではナツト4の
回転を阻止するために、ナツトは移動体2に固定
されたアーム5にビス等によつて機械的に固定さ
れる。また、ガイド1a,1bとネジ棒3とを平
行に配置することは非常に難しく、実際には両者
の間に△αの角度誤差が生じてしまうことは避け
られない。その結果、ネジ棒を回転させた際、ネ
ジ棒とナツトのネジ山の接触部分に無理が生じ
る。つまりナツトのネジ山がネジ棒のネジ山の斜
面に乗り上げる形でナツトが送られることによ
り、しかもナツトのネジ山の乗り上げ状態がナツ
トの位置によつて変つてくるため、送り量にムラ
が生じる。また、移動体を高速で移動させようと
した際に発生するナツトの温度上昇を抑えるため
に、同図に示すようにベース9にバネにより常に
押圧、接触された放熱体10をナツトに組込まな
ければならず、構造が複雑化する。
本考案はかかる不都合を解決することのできる
送り機構を提供することを目的とするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は一対のガ
イドによつて移動可能に配置された移動体と、前
記ガイドと平行に置かれたネジ棒と、該ネジ棒に
螺合されたナツトと、該ナツトに設けられた鍔部
と、該鍔部と相対向するように前記ナツト外周に
隙間を保つて配置され、かつ前記移動体に取付け
られた受け体と、該受け体と前記鍔部が互いに回
動可能に該受け体と鍔部を連結した第1の接触部
材と、該第1の接触部材に対し前記ネジ棒を中心
として同一鉛直線上に配置され且つ前記受け体と
前記鍔部が互いに摺動可能に該受け体と鍔部を連
結した第2の接触部材と、前記受け体と鍔部との
接触を維持する為の弾性体とを具備した。
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳説す
る。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示す要部の平面
図、第2図は第1図のAA断面図であり、第4図
と同一番号のものは同一構成要素を示すものであ
る。
図において、11はナツト4の一端に形成した
鍔部、12はこのナツトの他端に固定されたスト
ツパ、13は前記鍔部11と相対向するようにナ
ツト4の外周に隙間を保つて配置されたリング状
の受け体で、該受け体はビス14を介して移動体
2に一体化されたアーム5に固定されている。こ
の受け体及び前記鍔部11の各対向面は前記移動
体2の移動方向に対して直交する平面と一致する
ように置かれている。また、この各対向面には相
対向する位置に対をなす2組の穴15a,15b
及び16a,16bが夫々形成してあり、この各
穴はその中心が鉛直線上に夫々置かれ、かつ15
a,15bと16a,16bとはネジ棒3を中心
にして上下方向に配置される。17a,17b,
18a,18bはこの各穴に夫々嵌合されたブツ
シユで、このうち17a,17bの対向面には前
記鉛直線と平行なV溝19a,19bが形成して
あり、また他方の18a,18bの対向面は夫々
平面となしてある。20a,20bは各ブツシユ
17aと17b及び18aと18bとの間に置か
れたボールで、各ボールは前記ストツパ12と受
け部13との間に張架した圧縮コイルバネ21の
押圧力により各ブツシユ間に挟持される。
このような構成において、上側のボール20a
はV溝19a,19bを有するブツシユ17a,
17bによつて挟持されているため、ナツト4は
受け体13(移動体2)に対してその位置が規制
されている。つまりナツトの回転が阻止されてい
る。従つて、ネジ棒3を回転することによりナツ
ト4はネジ棒に沿つて動き、移動体2を往復動さ
せることができる。
次に、ガイド1a,1bとネジ棒3との平行度
の誤差による両者の間隔の変化は第3図にその状
態を示すようにナツト4が上側のボール20aを
中心にして回動することにより吸収される。ま
た、上述の間隔の変化によつて移動体2側に固定
された受け体13に対してナツト4を傾斜させる
力がこのナツトに加わり、しかもその力はナツト
がネジ棒の端から端まで移動する間に変化する
が、受け体13とナツト4に設けた鍔部11とは
鉛直線上に置かれた2つのボール20a,20b
によつて点接触状態で係合されており、ナツトを
傾斜させる方向の力が変化してもその力に追従す
るようにナツトが揺動する。その結果、ナツトと
ネジ棒とのネジ山の接触部分に無理が生ずるのを
防止することができる。尚、このとき、下側のボ
ール20bは2つの平面状のブツシユ18a,1
8bにて挟持されているため、前記ナツトの回動
を阻害することなくこのナツトの回動に伴つてこ
ろがりながら移動する。
ここで、第3図に示すようにガイド1a,1b
とネジ棒3との間隔の変化△aによりナツト4が
ボール20aを中心として回動するわけである
が、このナツトの回動による角度変化△θが送り
のリード誤差△lとなつて現われ、△l
△a/2πR・lで求めることができる。
尚、lはネジのリード、Rはナツト4(ネジ棒
3)の中心から上側のボール20aまでの距離で
ある。
今、Rを15mm、lを1mmとなした場合、△l≒
△a/100となり、△aの影響は極めて小さく、無視 することができる。その結果、ガイドとネジ棒と
の平行度の誤差による送り量のムラを生ずること
なく、常に一定の送り量でもつて移動体を移動さ
せることができる。
尚、前述の説明では上側のボールをV状のブツ
シユで、また下側のボールを平面状のブツシユで
夫々挟持した場合について述べたが、この組合せ
を逆にしても良い。また、移動体側の受け体とナ
ツト側の鍔部とを点接触させるためにボールを使
用したが、ボールに代えて先端が丸い突起を受け
体及び鍔部のいずれか一方に設け、ナツトの回転
止めの役目を果す突起の相手側は凹部となし、ま
た他方の突起の相手側は平面となせば良い。さら
に、受け体はリング状となしたが、これに限定さ
れることなくリングを半分に分割したものを使用
しても良い。
〔考案の効果〕
以上のような構成の本考案では、ガイドとネジ
棒との平行度に誤差があつてもネジ棒とナツトの
ネジ山の接触部分にムリが生ずるのを防止するこ
とができるため、送り量にムラが発生することな
く常に一定の送り量でもつて移動体を動かすこと
ができる。また、ネジ棒の駆動時に生ずるナツト
の発熱も抑えることができるため、ナツトに放熱
体を組込む必要がなくなり、構成の簡略化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部の平面
図、第2図は第1図のAA断面図、第3図は本考
案の動作を説明するための図、第4図は従来例を
示す平面図である。 1a,1b……ガイド、2……移動体、3……
ネジ棒、4……ナツト、5……アーム、6a,6
b……軸受、7……カツプリング、8……モー
タ、9……ベース、10……放熱体、11……鍔
部、12……ストツパ、13……受け体、14…
…ビス、15a,15b,16a,16b……
穴、17a,17b,18a,18b……ブツシ
ユ、19a,19b……V溝、20a,20b…
…ボール、21……圧縮バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対のガイドによつて移動可能に配置された移
    動体と、前記ガイドと平行に置かれたネジ棒と、
    該ネジ棒に螺合されたナツトと、該ナツトに設け
    られた鍔部と、該鍔部と相対向するように前記ナ
    ツト外周に隙間を保つて配置され、かつ前記移動
    体に取付けられた受け体と、該受け体と前記鍔部
    が互いに回動可能に該受け体と鍔部を連結した第
    1の接触部材と、該第1の接触部材に対し前記ネ
    ジ棒を中心として同一鉛直線上に配置され且つ前
    記受け体と前記鍔部が互いに摺動可能に該受け体
    と鍔部を連結した第2の接触部材と、前記受け体
    と鍔部との接触を維持する為の弾性体とを具備し
    た移動装置における送り機構。
JP3276586U 1986-03-07 1986-03-07 Expired JPH045039Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3276586U JPH045039Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3276586U JPH045039Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62145192U JPS62145192U (ja) 1987-09-12
JPH045039Y2 true JPH045039Y2 (ja) 1992-02-13

Family

ID=30839756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3276586U Expired JPH045039Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH045039Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62145192U (ja) 1987-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR930000292B1 (ko) 얼라인먼트 테이블 장치
JPH0719693Y2 (ja) 移動テーブル
JPH0249527Y2 (ja)
JPS61117036A (ja) ねじスピンドルを支持するための装置
JPH045039Y2 (ja)
US4528490A (en) Two axis drive for stage
GB2076321A (en) Movable work tables
JPH05157504A (ja) 測定機の駆動連結装置
JPH0727066Y2 (ja) ねじ送り装置
JPH03173448A (ja) ボンダ用ツール保持機構
JPS6029385Y2 (ja) Xy移動テ−ブル
JPH01302197A (ja) 位置決め装置
JP3186188B2 (ja) テーブル送り装置
JPH10154012A (ja) ステージ機構
JPS5853740Y2 (ja) 走査装置
JPS6232350Y2 (ja)
JPS61121109A (ja) 微動テ−ブル装置
JP2585710Y2 (ja) ステージ
JPH03178725A (ja) フローティングホルダ
JPH01296862A (ja) 位置調整機構、固体撮像素子の位置調整方法及びその取り付け方法
JPH0229525Y2 (ja)
US4536991A (en) Worktable with lateral and rotational movement
JPS63237831A (ja) Xyテ−ブルの位置決め装置
JPH01127245A (ja) 自動調心型ボールナットを有した直線送り装置
JPS61249241A (ja) 送りメネジの支持機構