JPS59144080A - 磁気円盤記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、定速回転される磁気円盤に対して該磁気円盤
の径方向に記録再生ヘッドを移動せしめて信号の記録再
生を行なう磁気円盤記録再生装置に関する。

〔背教技術とその問題点〕

一般に、情報記録媒体として磁気シートや磁気ディスク
等の磁気円盤を用いた磁気円盤記録再生装置では、磁気
円盤を定速回転させるとともに、記録再生ヘッドを上記
（み気固盤の径方向に移動させることにより、記録時に
情報信号を同心円状あるいは渦巻状の記録トラックに記
録して、再生時に上記記録トラックをトレースすること
により上記情報信号の再生を行なっている。

ところで、上述の如き磁気円盤記録再生装置においては
、従来より磁気円盤の回転駆動系に生ずる回転ムラや偏
心等によって、記録時に記録トラックが歪んでしまうこ
とがあり、例えば記録動作を一時的に中止し再生で開始
したときなどに第１図中に破線にて示すように記録トラ
ックＴＲが大きく歪んで、先に記録した情報信号の一部
が欠落するという問題点がある。上記記録トラックＴＲ
に生ずる歪は、回転駆動系の機構部分の機械精度、特に
回転軸の加工精度が主に基因するもので、周期的に発生
する場合と、非周期的に発生する場合がある。従来、上
述の如き記録時の記録トラックＴＲの歪による情報信号
の欠落や、再生時のトラッキングエラーによる所謂クロ
ストークの発生を防止するために、上記第１図に示すよ
うに、径方向に隣接する記録トラックＴＲ間にガートバ
ンドＧＢを設けるようにしていた。しかし、情報信号の
記録されることのないガートバンドＧＢを設けた従来の
一般的表記録フオーマットでは、１枚の磁気円盤に記録
可能な情報量が極めて少なくなってしまうという欠点が
あった。

〔発明の目的〕

そこで、本発明は、磁気円盤記録再生装置において、信
号の記録時に記録トラックに生ずる非周期的な歪おも考
慮した高精度なトラッキング制御を行ない、高密度記録
を可能にすることを目的とするものである。

〔発明の概要〕

本発明に係る磁気円盤記録再生装置は、上述の目的を達
成するために定速回転される磁気円盤に対して該磁気円
盤の径方向に記録再生ヘッドを移動せしめて信号の記録
を行なう磁気円盤記録再生装置において、信号が記録さ
れる記録トラックに対して同心円的に基準トラックを形
成し、該基準トラックをトレースする基準ヘッドを設け
るとともに、上記磁気円盤の径方向への上記記録ヘッド
の送り位置および基準ヘッドの位置を検出する位置検出
手段を設け、上記基準トラックを基準ヘッドにてトレー
スすることにより上記磁気円盤の偏心量等のデータを得
て上記基準ヘッドのトラックキング制御を行ないながら
、上記位置検出手段にて得られる上記記録ヘッドと基準
ヘッドの各位置データに基いて、上記記録ヘッドと基準
ヘッドとの相対位置を制御して、信号を上記磁気円盤の
記録トラックに記録するようにしたことを特徴とするも
のである。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例について図面に従い詳細に説明
する。

第２図は本発明に係る磁気円盤記録再生装置の一実施例
における磁気円盤１の記録フォーマットを示す模式図で
あシ、この実施例では磁気円盤１にガートバンドを設け
ることなく渦巻状に記録トラックＴ　Ｒｎを形成し、ま
た上記磁気円盤１の外周側に上記記録トラックＴ　ＲＤ
に対して同心円的に基準トラックＴＲＲを形成した記録
フォーマットを採用している。

第３図は上記記録フォーマットに従った記録を行なう磁
気円盤記録再生装置の一実施例の構成を示すブロック図
であり、この実施例では回転サーボ回路２にて定速駆動
されるモータ３によって磁気円盤１を例えば毎秒６００
回転定速回転させ、第１のヘッド送り部４によって記録
再生ヘッド５を上記磁気円盤の１回転当り１記録トラッ
ク幅分に相当する送り速度で上記磁気円盤１の径方向に
定速送りすることにより、渦巻状の記録トラックＴ　Ｒ
ｎを介して１回転当り１フイールドの映像信号の記録再
生を行なうものとする。

この実施例の装置は、磁気円盤１上の記録トラックＴＲ
ｏをトレースする記録再生ヘッド５と基準トラックＴＲ
Ｒをトレースする基準ヘッド６を備えるとともに、上記
磁気円盤１の径方向の位置を示すデータが記録されたデ
ータトラック７をトレースする第１および第２の位置検
出ヘッド８゜９を備えており、上記記録再生ヘッド５お
よび第１の位置検出ヘッド８が第１のヘッド送り部４に
より上記磁気円盤１の径方向に移動される第１のキャリ
ッジ１０に設置され、上記基準ヘッド６および第２の位
置検出ヘッド９が第２のヘッド送り部１１により上記磁
気円盤１の径方向に移動される第２のキャリッジ１２に
設置されている。

上記第１の位置検出ヘッド８は、データトラック７から
上記記録再生ヘッド５の現在位置を示す位置データを読
取り、第１のデータ検出回路１３を介して上記位置デー
タを第１のデータ減算回路１４に供給する。また、上記
第２の位置検出ヘッド９は、データトラック７から上記
基準ヘッド６の現在位置を示す位置データを読取り、第
２のデータ検出回路１５を介して上記位置データを上記
第１のデータ減算回路１４に供給する。

上記第１のデータ減算回路１４は、基準ヘッド６の現在
位置を示す位置データから記録再生ヘッド５の現在位置
を減算し、得られる第１の減算出力データを第２のデー
タ減算回路１６に供給する。

この第２のデータ減算回路１６には、カウンタやリード
オンリーメモリ等にて形成したヘッド送り位置データ発
生回路１７からヘッド送り位置データが供給されている
。上記ヘッド送り位置データ発生回路１７は、上記回転
サーボ回路２からモータ３の１回転毎すなわち磁気円盤
１の１回転毎に１発のクロックパルスが供給され、との
クロックパルスにて上記磁気円盤１の１回転毎に「１」
ずつ増加するヘッド送り位置データを発生するようにた
つている。そして、上記第２のデータ減算回路１６は、
上記ヘッド送シ位置データから上記第１の減算出力デー
タを減算し、得られる第２の減算出力データをデジタル
・アナログＣＤ／Ａ　）変換器１８に供給する。上記第
２のデータ減算回路１６にて得られる第２の減算出力デ
ータは、上記Ｄ／Ａ変換器１８から第１のモード切換ス
イッチ１９を介して映像信号の記録モード時のトラッキ
ング制御信号として上記第１のヘッド送り部４に供給さ
れる。ここで、上記第１のモード切換スイッチ１９は、
その可動端子１９Ａが上記第１のヘッド送り部４に接続
され、第１の固定端子１９ａが上記Ｄ／Ａ変換器１８に
接続され、さらに第２の固定端子１９ｂが後述する第１
のトラッキングサーボ回路２４に接続されており、映像
信号の記録モード時に可動端子１９Ａと第１の固定端子
１９ａとが接続されてＤ／Ａ変換器１８からトラッキン
グ制御信号を上記第１のヘッド送り部４に供給し、また
、映像信号の再生モード時に可動端子１９Ａと第２の固
定端子１９ｂとが接続されて第１のトラッキングサーボ
回路２４からトラッキング制御信号を上記第１のヘッド
送り部４に供給するようになっている。

また、上記記録再生ヘッド５は、映像信号記録再生回路
２０を介して第２のモード切換スイッチ２１の可動端子
２１Ａに接続されている。上記第２のモード切換スイッ
チ２１は、第１の固定端子２１ａが記録信号入力端子２
２に接続され、第２の固定端子２１ｂが再生信号出力端
子２３に接続されているとともに第１のトラッキングサ
ーボ回路２４に接続されている。この第２のモード切換
スイッチ２１は、映像信号の記録モード時に可動端子２
１Ａと第１の固定端子２１ａとが接続され、記録信号入
力端子２２からの映像信号を上記記録再生回路２０を介
して記録再生ヘッド５に供給する。また、上記第２のモ
ード切換スイッチ２１は、映像信号の再生モード時に可
動端子２１Ａと第２の固定端子２１ｂとが接続され、記
録再生ヘッド５から上記記録再生回路２ｏを介して得ら
れる再生映像信号を信号出力゛端子２３から出力すると
ともに第１のトラッキングサーボ回路２４に供給する。

上記第１のトラッキングサーボ回路２４は、供給される
再生映像信号に基いてトラッキング制御信号を形成して
第１のモード切換スイッチ１９を介して上記トラッキン
グ制御信号を第１のヘッド送り部４に供給する。

さらに、上記基準ヘッド６は、基準信号記録再生回路２
５を介して第３のモード切換スイッチ２６の可動端子２
６Ａに接続されている。上記第３のモード切換スイッチ
２６は、基準信号の記録モード時に可動端子２６Ａが第
１の固定端子２６ａに接続され、基準信号発生器２７か
らの基準信号を上Ｗｅ記録再生回路２５を介して基準ヘ
ッド６に供給する。また、上記第３のモード切換スイッ
チ２６は、他の動作モード時には可動端子２６Ａが第２
の固定端子２６ｂに接続され、上記基準ヘッド５から上
記記録再生回路２５を介して得られる再生基準信号を第
２のトラッキングサーボ回路２８に供給する。上記第２
のトラッキングサーボ回路２Ｂは、上記基準ヘッド６に
て再生される再生基準信号に基いてトラッキング制御信
号を形成して、このトラッキング制御信号を上記第２の
ヘツド送り部１１に供給し、基準ヘッド６のトラッキン
グ制御を行なう。なお、この第２のトラッキングサーボ
回路２８は、基準信号の記録モードには、基準ヘッド６
が磁気円盤１の最外周側の基準トラックＴＲＲに基準信
号を記録するように、ヘッド位置を制御する信号を上記
第２のヘッド送り部１１に供給するようになっている。

上述の如き構成の実施例において、未使用の磁気円盤１
を用いる場合には、映像信号の記録を行なう前に先ず第
３のモード切換スイッチ２６の可動端子２６Ａを第１の
固定端子２６ａに接続し基準信号の記録モードを設定す
る。この基準信号の記録モード時には、第２のヘッド送
り部１１により基準ヘッド６を基準トラックＴＲＲの位
置に固定した状態で、基準信号発生器２７から基準信号
を上記基準ヘッド６に供給することにより、基準信号が
基準トラックＴ　ＲＲに記録される。

そして、上記基準信号の記録後に、上記第３のモード切
換スイッチ２６の可動端子２６Ａを第２の固定端子２６
ｂに接続して、上記基準ヘッド６にトラッキングサーボ
をかけた状態で第１および第２のモード切換スイッチ１
９．２１にて映像信号の記録モードを設定する。

この映像信号の記録モード時には、第１のデータ減算回
路１４にて得られる第１の減算出力データすなわち基準
ヘッド６と記録再生ヘッド５との間隔を示すデータがヘ
ッド送り位置データ発生回路１７にて与えられるヘッド
送り位置データと一致するように上記記録再生ヘッド５
にトラッキングサーボがかけられる。すなわち、上記基
準ヘッド６と基準ヘッド５との間隔を規定したトラッキ
ングサーボを記録再生ヘッド５Ｋかけた状態で映像信号
が記録トラックＴ　Ｒｎに記録される。

なお、予め基準信号が基準トラックＴＲＲに記録されて
いる磁気円盤１を用いる場合には、直ちに映像信号の記
録モードを設定し、上述の如く基準ヘッド６と記録再生
ヘッド５との相対位置を制御しながら映１隊信号を記録
することができる。

このように、基準ヘッド６に対する記録再生ヘッド５の
間隔を規定したトラッキングサーボをかけることによっ
て、映像信号の記録モード時に、磁気円盤１０回転駆動
系に周期的あるいは非周期的な偏心、連動ムラや過渡的
な振動等が発生した場合でも、上記記録再生ヘッド５に
て映像信号が記録され記録トラックＴＲＤは、常に基準
トラックＴＲＲに対して規定の間隔を保って形成される
ことになる。

従って、磁気円盤１に形成する記録トラックＴＲｏは、
ガートバンドを必要とすることなく、シかもトラック幅
を狭くしても、記録トラックＴＲ。

の歪による信号の欠落を生ずることなく、信号の高密度
記録を行なうことができる。

また、上述の如き構成の実施例において磁気円盤１に記
録した映像信号を再生する場合には、記録再生ヘッド５
にて得られる再生映像信号に基いてトラッキングサーボ
回路２４からトラッキング制御信号を第１のヘッド送シ
部４に供給することにより上記記録再生ヘッド５のトラ
ッキング制御を行ないながら、再生映像信号を信号出力
端子２３から出力することができる。ここで、映像信号
の再生モード時にも、基準信号の再生を最初に行なうよ
うにすれば、基準トラックＴ　Ｒｎの位置を基準として
記録トラックＴＲｏのランダムアクセス等を確実に且つ
高速に行なうことも可能になる。

〔発明の効果〕

上述の実施例の説明から明らかなように本発明に係る磁
気円盤記録再生装置によれば、基準トラックを基準とし
てトラッキング制御される記録再生ヘッドにより信号を
記録トラックに記録するので、磁気円盤の偏心や回転ム
ラ等に基因する記録トラックの歪によって記録した情報
信号が欠落するのを確実に防心することができ、ガート
バンドを無くして、しかもトラック幅を狭くして信号の
高密度記録を行なうことができ、所期の目的を十分に達
成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は磁気円盤記録再生装置における磁気円盤への従
来の記録フォーマットを説明するための模式図である。 第２図は本発明に係る磁気円盤記録再生装置における磁
気円盤への記録フォーマットの一例を示す模式図である
。第３図は上記第２図（（示した記録フォーマットに従
った記録再生を行なう磁気円盤記録再生装置の一実施例
の構成を示すブロック図である。 １・・・磁気円盤　２・・・回転サーボ回路　３・・・
モータ　４，１１・・・ヘッド送り部　５・・・記録再
生ヘッド　６・・・基準ヘッド　７・・・データトラッ
ク　８゜９・・・位置検出ヘッド　１０，１２・・・キ
ャリッジ１４．１６・・・データ減算回路　１７・・・
送り位置データ発生回路　１９，２１．２６・・・モー
ド切換スイッチ　２０，２５・・・記録再生回路　２２
・・・記録信号入力端子　２３・・・再生信号出力端子
　２４゜２８・・・トラッキングサーボ回路　２７・・
・基準信号発生器 特許出願人　ソニー株式会社 代理人　弁理士　小　池　　　晃 同　　　　　　　　　１）　　村　　　榮　　　−（１
５）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 定速回転される磁気円盤に対して該磁気円盤の径方向に
   記録再生ヘッドを移動せしめて信号の記録を行なう磁気
   円盤記録再生装置において、信号が記録される記録トラ
   ックに対して同心円的に基準トラックを形成し、該基準
   トラックをトレースする基準ヘッドを設けるとともに、
   上記磁気円盤の径方向への上記記録ヘッドの送り位置お
   よび基準ヘッドの位置を検出する位置検出手段を設け、
   上記基準トラックを基準ヘッドにてトレースすることに
   よシ上記磁気円盤の偏心量等のデータを得て上記基準ヘ
   ッドのトラッキング制御を行ないながら、上記位置検出
   手段にて得られる上記記録ヘッドと基準ヘッドの各位置
   データに基いて、上記記録ヘッドと基準ヘッドとの相対
   位置を制御して、信号を上記磁気円盤の記録トラックに
   記録するようにしたことを特徴とする磁気円盤記録再生
   装置。