JPH0192971A - 磁気ディスク装置のヘッド位置決め機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 −〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ディスク装置のヘッド位置決め機構の二重
化に係り、特に信頼性とデータのスループット向上に好
適な磁気ディスク装置の方式に関する。

〔従来の技術〕

磁気ディスク装置においてヘッド位置決め機構を二重化
する方式は、例えば、特開昭５７−１８３６６９号公報
に示されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は異なるアクチュエータに搭載された同一
データ面に対応するふたつのデータヘッドのそれぞれの
サーボヘッドに対する実装上の公差より発生する同一ト
ラックの中心に対する位置ずれに配慮がされておらず、
トラック密度が高い場合ふたつのデータヘッドで同一ト
ラックにおけるデータの記録再生が出来ないと〜・う問
題があった。

本発明の目的は実装上の公差を補正することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は一方のデータヘッドにより形成されるデータ
トラックに対するもう一方のデータヘッドの位置ずれ量
を装置製造時に検出し、その値をメモリ素子に記憶して
使用時に各々のデータヘッドに対応したオフセット量を
サーボ信号に加えることにより達成される。

〔作用〕

これにより、異なるアクチエエータに搭載されたふたつ
のデータヘッドの形成するデータトラックの実装上の公
差による半径方向のずれを解消でき、同一データ面にふ
たつのデータヘッドにより高密度での記録再生可能なレ
ベルでひとつのデータトラックを形成できる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について詳細に説明する。

第１図は本実施例のブロック図である。スピンドルモー
タ１により回転する複数の磁気ディスク２とボイスコイ
ルモータ３　、１０３により駆動されるキャリッジ４　
、１０４に取付けられたデータヘッド５　、１０５およ
びサーボヘッド６　、１０６がある。データヘッド５　
、１０５は磁気ディスク２上のデータエリアでデータの
記録再生を行う。一方、サーボヘッド６　、１０６はデ
ータヘッド５　、１０５の高速の移動と高精度の位置決
めを行うために使用する磁気ディスク２に書込まれた同
一のサーボ情報の再生を行う。サーボヘッド６　、１０
６が読出したサーボ信号７　、１０７はサーボ信号増幅
回路８　、１０８で増幅され、増幅されたサーボ信号９
　、１０９は位置信号作成回路１０　、１１０で位置信
号１１　、１１１に変わる。エラー増幅回路１２　、１
１２はデータヘッド５　、１０５を移動させるための速
度制御モードにおいては速度制御回路１３　、１１３の
出力の速度エラー１４　、１１４を、また、データヘッ
ドを高精度で位置決めさせるための位置決め制御モード
においては位置信号１１゜１１１に比例したエラー量１
５　、１１５をパワーアンプ１６　、１１６に入力する
。パワーアンプ１６　、１１６はエラー量１５　、１１
５に応じてボイスコイルモータ３゜１０３にボイスコイ
ル電流１７　、１１７を流し、キャリッジ４　、１０４
を駆動する。データヘッド５中のひとつを指定するヘッ
ドアドレス１８がコントローラから与えられた時、ＲＯ
Ｍ１９はヘッドアドレス１８に対応したディジタル量２
０をＤＡコンバータ２１に入力する。ＤＡコンバータの
出力２２はオフセット制御回路２３に入力され、オフセ
ット１２４が位置信号１１に加えられる。

今、第２図においてキャリッジ１０４　Ｋ取付けられた
通常オフセット動作なしに記録再生を行５側のデータヘ
ッド１０５の形成するデータトラック２０１に対してキ
ャリッジ４に取付けられたデータヘッド５の磁気ディス
ク２上の軌跡２０２がオフセット動作なしの場合、デー
タトラック２０の中心からαμｍずれているとする。そ
のαμｍのずれ２０３を組立時に検出し、その量をＲＯ
Ｍ１９に書込み、データへラド５が選択された時、αμ
ｍのオフセット動作を行う。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、磁気ディスク装置
においてひとつのデータトラックに対してふたつのデー
タヘッドで別個にアクセスでき、しかも、データ記録再
生を高密度に行うことができる。また本方式によると、
組立時にデータヘッドのサーボヘッドに対する位置を数
ミクロンという高精度で出す必要はない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のブロック図、第２図はふた
つのデータヘッドの位置関係を示す説明図である。 １・・・スピンドルモータ、 ２・・・磁気ディスク、 ３　、１０３・・・ボイスコイルそ一タ、４　、１０４
・・・キャリッジ、 ５　、１０５・・・データヘッド、 ６　、１０６・・・サーボヘッド、 ７　、１０７・・・サーボ信号、 ８　、１０８・・・サーボ信号増幅回路、９　、１０９
・・・増幅されたサーボ信号、１０　、１１０・・・位
置信号作成回路、１１　、１１１・・・位置信号、 １２　、１１２・・・エラー増幅回路、１３　、１１３
・・・速度制御回路、 １４　、１１４・・・速度エラー、 １５　、１１５・・・エラー量、１６　、１１６・・・
パワーアンプ、１７　、１１７・・・ボイスコイル電流
、１８・・・ヘッドアドレス、 ２０・・・ディジタル量、２１・・・ＤＡコンバータ、
２２・・・ＤＡコンバータの出力、 ２３・・・オフセット制御回路、 ２４・・・オフセット量、 ２０１・・・データトラック。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、複数の磁気ディスクと記録再生用磁気ヘッドを有し
   、ひとつの磁気ディスク上に書き込まれたサーボ情報を
   位置決め用磁気ヘッドで読み出し、その信号をもとにフ
   ィードバック制御によりデータヘッドの移動およびトラ
   ック追従を行う磁気ディスク装置において、ひとつのサ
   ーボ情報をふたつのヘッド位置決め機構で共用し、一方
   のデータヘッドに対するもう一方の位置ずれをメモリ素
   子に記憶されたデータをもとに行うオフセット動作で解
   消することにより、すべてのデータトラックに対してふ
   たつのデータヘッドによる記録再生を可能とし、ふたつ
   のチャネルから全トラックに同時にアクセスおよび記録
   再生することを可能とすることを特徴とする磁気ディス
   ク装置のヘッド位置決め機構。