JP2620812B2 - 磁気ディスク装置および磁気ヘッド位置決め方法 - Google Patents
磁気ディスク装置および磁気ヘッド位置決め方法Info
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- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/54—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
- G11B5/55—Track change, selection or acquisition by displacement of the head
- G11B5/5521—Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
- G11B5/5526—Control therefor; circuits, track configurations or relative disposition of servo-information transducers and servo-information tracks for control thereof
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- G11B5/596—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
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Description
【発明の詳細な説明】 〔概要〕 コンピュータシステムのファイル装置として使用する
磁気ディスクに関し、 データヘッドの完全なオントラックを可能とし、よっ
てトラック密度が高く高記憶容量で、かつ高速アクセス
が可能な磁気ディスク装置を実現することを目的とし、 サーボ面に記録したサーボ信号に基づいて磁気ヘッド
のシーク制御を行い、その後、データ面データ信号トラ
ックの特定位置に記録したところの、サーボ信号トラッ
クのサーボ信号に基づいて磁気ヘッドの位置を補正制御
する磁気ディスク装置において、データ面をトレースす
る磁気ヘッドに２つのヘッド部を設け、かつ、該２つの
ヘッド部間の間隔を、データ信号トラックの間隔の整数
倍とし、前記データ面用磁気ヘッドの、どちらか一方の
ヘッド部をデータ信号トラックのデータの読み出し／書
き込み専用として使用し、他方のヘッド部をサーボ信号
トラックの読み出し専用として使用するように構成す
る。
磁気ディスクに関し、 データヘッドの完全なオントラックを可能とし、よっ
てトラック密度が高く高記憶容量で、かつ高速アクセス
が可能な磁気ディスク装置を実現することを目的とし、 サーボ面に記録したサーボ信号に基づいて磁気ヘッド
のシーク制御を行い、その後、データ面データ信号トラ
ックの特定位置に記録したところの、サーボ信号トラッ
クのサーボ信号に基づいて磁気ヘッドの位置を補正制御
する磁気ディスク装置において、データ面をトレースす
る磁気ヘッドに２つのヘッド部を設け、かつ、該２つの
ヘッド部間の間隔を、データ信号トラックの間隔の整数
倍とし、前記データ面用磁気ヘッドの、どちらか一方の
ヘッド部をデータ信号トラックのデータの読み出し／書
き込み専用として使用し、他方のヘッド部をサーボ信号
トラックの読み出し専用として使用するように構成す
る。
本発明は、コンピュータシステムのファイル装置とし
て使用する磁気ディスクと、該磁気ディスク装置の磁気
ヘッド位置決め方法に関する。
て使用する磁気ディスクと、該磁気ディスク装置の磁気
ヘッド位置決め方法に関する。
磁気ディスク装置の小型・高速・高記憶容量化への要
求は高まる一方であり、それにともない磁気ディスク媒
体のトラック密度および記録線密度も高密度化してい
る。
求は高まる一方であり、それにともない磁気ディスク媒
体のトラック密度および記録線密度も高密度化してい
る。
そのため、磁気ヘッドの位置決め制御にも、高速・高
精度が要求されている。
精度が要求されている。
（１）磁気ディスク装置と磁気ヘッド位置決め機構の概
要 磁気ディスク装置は、高速で回転する磁気ディスク媒
体に、磁気ヘッドを介して磁気的にデータを記録するも
ので、通常、複数の磁気ディスク媒体をスピンドルに取
り付けて使用し、必要とする記憶容量を得るようにして
いる。
要 磁気ディスク装置は、高速で回転する磁気ディスク媒
体に、磁気ヘッドを介して磁気的にデータを記録するも
ので、通常、複数の磁気ディスク媒体をスピンドルに取
り付けて使用し、必要とする記憶容量を得るようにして
いる。
他方、各磁気ディスク媒体に対向する磁気ヘッドの位
置は、磁気ディスク媒体に記録したサーボ信号の基づい
て制御し、磁気ディスク媒体の所定の位置に対してデー
タの読み出し／書き込みを行う仕組みである。
置は、磁気ディスク媒体に記録したサーボ信号の基づい
て制御し、磁気ディスク媒体の所定の位置に対してデー
タの読み出し／書き込みを行う仕組みである。
第４図は、磁気ヘッド位置決め機構の概要を説明する
ブロック図である。
ブロック図である。
スピンドル用モータ３が、スピンドル２に取り付けた
磁気ディスク媒体1a,1b,1cを回転駆動し、他方、データ
ヘッド（磁気ヘッド）4a,4b,4cおよびサーボヘッド（磁
気ヘッド）５を支持バネ６を介して駆動アーム７に固定
し、キャリッジ８をアクチュエータ９で駆動することに
よって、該データヘッド4a,4b,4cおよびサーボヘッド５
を一斉に位置決めする。
磁気ディスク媒体1a,1b,1cを回転駆動し、他方、データ
ヘッド（磁気ヘッド）4a,4b,4cおよびサーボヘッド（磁
気ヘッド）５を支持バネ６を介して駆動アーム７に固定
し、キャリッジ８をアクチュエータ９で駆動することに
よって、該データヘッド4a,4b,4cおよびサーボヘッド５
を一斉に位置決めする。
また、前記位置決め制御は、磁気ディスク媒体1cに記
録したサーボ信号を磁気ヘッド５で読み出してシーク
し、その後、データ用磁気ディスク媒体1a,1bのデータ
信号トラックの特定位置に記録したサーボ信号を、デー
タヘッド4a,4b,4cで読み出し、位置の微調整を行ってい
る。
録したサーボ信号を磁気ヘッド５で読み出してシーク
し、その後、データ用磁気ディスク媒体1a,1bのデータ
信号トラックの特定位置に記録したサーボ信号を、デー
タヘッド4a,4b,4cで読み出し、位置の微調整を行ってい
る。
尚、データヘッド4a,4b,4c位置の微調整は、磁気ディ
スク装置の温度変化やスピンドルの振れ回りによる該デ
ータヘッド4a,4b,4cのオフトラックを補正・解消するた
めに行うものである。
スク装置の温度変化やスピンドルの振れ回りによる該デ
ータヘッド4a,4b,4cのオフトラックを補正・解消するた
めに行うものである。
（２）磁気ヘッドの位置決め手順と制御 第４図において、ポジション検出回路10は、サーボヘ
ッド５が読み出したサーボ信号から、該サーボヘッド５
の位置を検出する回路で、該検出結果を制御回路11に送
出する。
ッド５が読み出したサーボ信号から、該サーボヘッド５
の位置を検出する回路で、該検出結果を制御回路11に送
出する。
スイッチ回路13は、データヘッド4aの出力をファイン
ポジション検出回路12とデータのR/W回路（読み出し／
書き込み回路）とに切り換える回路で、該スイッチ回路
13の切り換え制御は制御回路11で行う。尚、スイッチ回
路13は、全てのデータヘッド4a,4b,4cに設けるが、同図
においてはデータヘッド4aに対してのみ図示している。
ポジション検出回路12とデータのR/W回路（読み出し／
書き込み回路）とに切り換える回路で、該スイッチ回路
13の切り換え制御は制御回路11で行う。尚、スイッチ回
路13は、全てのデータヘッド4a,4b,4cに設けるが、同図
においてはデータヘッド4aに対してのみ図示している。
ファインポジション検出回路12は、データトラック中
のサーボ信号から、該データヘッド4aの位置を検出する
回路で、該検出結果を制御回路11に送出する。
のサーボ信号から、該データヘッド4aの位置を検出する
回路で、該検出結果を制御回路11に送出する。
制御回路11は、位置決めアドレス信号14で指定される
位置に、データヘッド4a,4b,4cおよびサーボヘッド５を
位置決め制御する回路で、該ヘッド4a,4b,4cおよび５の
現在位置を示すポジション検出回路10の出力とファイン
ポジション検出回路12の出力とから、アクチュエータ９
の駆動制御を行う。
位置に、データヘッド4a,4b,4cおよびサーボヘッド５を
位置決め制御する回路で、該ヘッド4a,4b,4cおよび５の
現在位置を示すポジション検出回路10の出力とファイン
ポジション検出回路12の出力とから、アクチュエータ９
の駆動制御を行う。
次に、これら位置決め機構の一連の作動を説明する。
第５図は、磁気ヘッドの位置決め手順とデータの読み
出し／書き込みを説明する図で、（ａ）は手順を示すフ
ローチャート、（ｂ）は各手順の時間的配分を示す図、
である。
出し／書き込みを説明する図で、（ａ）は手順を示すフ
ローチャート、（ｂ）は各手順の時間的配分を示す図、
である。
シーク 制御回路11は、位置決めアドレス信号14とポジション
検出回路10の出力とからアクチュエータ９を駆動し、デ
ータヘッド4a,4b,4cおよびサーボヘッド５を所定位置に
シークする。
検出回路10の出力とからアクチュエータ９を駆動し、デ
ータヘッド4a,4b,4cおよびサーボヘッド５を所定位置に
シークする。
また、この場合の所要時間はtsである。
補正 制御回路11は、スイッチ回路13を駆動し、データヘッ
ド4aの出力をファインポジション検出回路12へ接続す
る。そして、該ファインポジション検出回路12の出力か
らアクチュエータ９を駆動し、データヘッド4aの位置を
微調整し、補正する。
ド4aの出力をファインポジション検出回路12へ接続す
る。そして、該ファインポジション検出回路12の出力か
らアクチュエータ９を駆動し、データヘッド4aの位置を
微調整し、補正する。
また、この場合の所要時間はtfである。
読み出し／書き込み 制御回路11がスイッチ回路13をR/W回路側に切り換え
る。そしてその後、R/W回路がデータの読み出し／書き
込みを行う。
る。そしてその後、R/W回路がデータの読み出し／書き
込みを行う。
また、この場合の所要時間はtdである。
以上で一連の作動が終了し、該作動にはts＋tf＋tdの
時間を必要とする。
時間を必要とする。
次に、前記微調整によって、データヘッドのオフトラ
ックの補正・解消がどのようにおこなわれるかを説明す
る。
ックの補正・解消がどのようにおこなわれるかを説明す
る。
第６図は、磁気ヘッド位置の微調整の実際を説明する
図で、（ａ）はデータ用磁気ディスク媒体の各領域を説
明する図、（ｂ）はサーボ信号記録域に設けたサーボ信
号トラックを説明する図、（ｃ）はサーボ信号トラック
をデータヘッドがトレースしたときの出力信号波形を示
す図、である。
図で、（ａ）はデータ用磁気ディスク媒体の各領域を説
明する図、（ｂ）はサーボ信号記録域に設けたサーボ信
号トラックを説明する図、（ｃ）はサーボ信号トラック
をデータヘッドがトレースしたときの出力信号波形を示
す図、である。
例えば同図（ａ）に示すように、データ用磁気ディス
ク媒体1a,1bの特定位置にサーボ信号記録域15a,15b,15
c,15d,15e,15fがあり、該記録域間にデータ信号記録域1
6a,16b,16c,16d,16e,16fがある。
ク媒体1a,1bの特定位置にサーボ信号記録域15a,15b,15
c,15d,15e,15fがあり、該記録域間にデータ信号記録域1
6a,16b,16c,16d,16e,16fがある。
そして、同図（ｂ）に示すように、サーボ信号記録域
15a,15b,15c,15d,15e,15fには、データ信号トラック18
に対してそれぞれ等しい量のオフセットを与えたサーボ
信号トラック17aと17bとがあり、該サーボ信号トラック
17a,17bをデータヘッド4a,4b,4cがトレースしたとき
に、該サーボ信号トラック17aから得られる出力信号の
大きさと、該サーボ信号トラック17bから得られる出力
信号の大きさとから、該データヘッド4a,4b,4cの位置を
求めている。
15a,15b,15c,15d,15e,15fには、データ信号トラック18
に対してそれぞれ等しい量のオフセットを与えたサーボ
信号トラック17aと17bとがあり、該サーボ信号トラック
17a,17bをデータヘッド4a,4b,4cがトレースしたとき
に、該サーボ信号トラック17aから得られる出力信号の
大きさと、該サーボ信号トラック17bから得られる出力
信号の大きさとから、該データヘッド4a,4b,4cの位置を
求めている。
すなわち、データヘッド4a,4b,4cがデータ信号トラッ
ク18にオントラックしているならば、同図（ｃ）に示す
ように、サーボ信号トラック17aから得られる出力信号
振幅Ａとサーボ信号トラック17bから得られる出力信号
振幅Ｂとは一致する。
ク18にオントラックしているならば、同図（ｃ）に示す
ように、サーボ信号トラック17aから得られる出力信号
振幅Ａとサーボ信号トラック17bから得られる出力信号
振幅Ｂとは一致する。
しかし、データヘッド4a,4b,4cがサーボ信号トラック
17a側にオフトラックした場合には、出力信号振幅はＡ
＞Ｂとなり、サーボ信号トラック17b側にオフトラック
した場合には、Ａ＜Ｂとなる。
17a側にオフトラックした場合には、出力信号振幅はＡ
＞Ｂとなり、サーボ信号トラック17b側にオフトラック
した場合には、Ａ＜Ｂとなる。
したがって、出力信号振幅Ａ＝Ｂとなるようにデータ
ヘッド4a,4b,4cの位置を制御することにより、該データ
ヘッド4a,4b,4cをデータ信号トラック18上に完全にオン
トラックさせることができる。
ヘッド4a,4b,4cの位置を制御することにより、該データ
ヘッド4a,4b,4cをデータ信号トラック18上に完全にオン
トラックさせることができる。
しかし、以上のような磁気ディスク装置とその磁気ヘ
ッド位置決め方法においては、次のような問題点を有し
ている。
ッド位置決め方法においては、次のような問題点を有し
ている。
データヘッド4a,4b,4c位置の微調整期間とデータの読
み出し／書き込み期間とは独立しており、該データの読
み出し／書き込み期間中に生じるオフトラックを補正す
ることができない。
み出し／書き込み期間とは独立しており、該データの読
み出し／書き込み期間中に生じるオフトラックを補正す
ることができない。
前記のオフトラックに原因する隣接トラックへの障
害を防止するため、データトラック密度を高めることが
できない。
害を防止するため、データトラック密度を高めることが
できない。
データヘッド4a,4b,4cがサーボ信号トラック17a,17b
を読み出している期間、すなわち該データヘッド4a,4b,
4c位置の微調整をしている期間は、データの読みだし／
書き込みができない。したがって、その分だけアクセス
タイムが長くなる。
を読み出している期間、すなわち該データヘッド4a,4b,
4c位置の微調整をしている期間は、データの読みだし／
書き込みができない。したがって、その分だけアクセス
タイムが長くなる。
本発明の技術的課題は、従来の磁気ディスク装置にお
ける以上のような問題を解消し、データヘッドのデータ
トラック上での位置を常に監視するようにすることによ
って、データヘッドの完全なオントラックを可能とし、
よってトラック密度が高く高記憶容量で、かつ高速アク
セスが可能な磁気ディスク装置を実現することにある。
ける以上のような問題を解消し、データヘッドのデータ
トラック上での位置を常に監視するようにすることによ
って、データヘッドの完全なオントラックを可能とし、
よってトラック密度が高く高記憶容量で、かつ高速アク
セスが可能な磁気ディスク装置を実現することにある。
第１図は、本発明の基本原理を説明する図である。
本発明は、データ用磁気ディスク媒体をトレースする
磁気ヘッドに、データの読み出し／書き込み専用のヘッ
ド部とサーボ信号の読み出し専用のヘッド部とを設けた
ところに特徴がある。
磁気ヘッドに、データの読み出し／書き込み専用のヘッ
ド部とサーボ信号の読み出し専用のヘッド部とを設けた
ところに特徴がある。
すなわち、サーボ面に記録したサーボ信号に基づいて
磁気ヘッドのシーク制御を行い、その後、データ面デー
タ信号トラック18の特定位置に記録したところの、サー
ボ信号トラック17a,17bのサーボ信号に基づいて磁気ヘ
ッドの位置を補正制御する磁気ディスク装置において、 データ面をトレースする磁気ヘッド4dに２つのヘッド
部19a,19bを設け、かつ、該２つのヘッド部19a,19b間の
間隔l2を、データ信号トラック18の間隔l1の整数倍と
し、 前記データ面用磁気ヘッド4dの、どちらか一方のヘッ
ド部をデータ信号トラック18のデータの読み出し／書き
込み専用として使用し、他方のヘッド部をサーボ信号ト
ラック17a,17bの読み出し専用として使用するようにし
たものである。
磁気ヘッドのシーク制御を行い、その後、データ面デー
タ信号トラック18の特定位置に記録したところの、サー
ボ信号トラック17a,17bのサーボ信号に基づいて磁気ヘ
ッドの位置を補正制御する磁気ディスク装置において、 データ面をトレースする磁気ヘッド4dに２つのヘッド
部19a,19bを設け、かつ、該２つのヘッド部19a,19b間の
間隔l2を、データ信号トラック18の間隔l1の整数倍と
し、 前記データ面用磁気ヘッド4dの、どちらか一方のヘッ
ド部をデータ信号トラック18のデータの読み出し／書き
込み専用として使用し、他方のヘッド部をサーボ信号ト
ラック17a,17bの読み出し専用として使用するようにし
たものである。
２つのヘッド部19a,19bの間隔l2を、データ信号トラ
ック18の間隔l1の整数倍とすることにより、一方のヘッ
ド部がデータ信号トラック18にオントラックすれば、他
方のヘッド部も必ずオントラックすることになる。
ック18の間隔l1の整数倍とすることにより、一方のヘッ
ド部がデータ信号トラック18にオントラックすれば、他
方のヘッド部も必ずオントラックすることになる。
したがって、一方のヘッド部で常にサーボ信号トラッ
ク17a,17bのサーボ信号を読み出し、該ヘッド部がデー
タ信号トラック18にオントラックするように磁気ヘッド
4dの位置を制御することにより、他方のヘッド部も常に
オントラックさせることができる。
ク17a,17bのサーボ信号を読み出し、該ヘッド部がデー
タ信号トラック18にオントラックするように磁気ヘッド
4dの位置を制御することにより、他方のヘッド部も常に
オントラックさせることができる。
その結果、磁気ヘッド4dのオントラック制御とデータ
の読み出し／書き込み制御とを、同時並行して行うこと
ができるようになり、また、データの読み出し／書き込
み期間中のオフトラックも無くすことができる。
の読み出し／書き込み制御とを、同時並行して行うこと
ができるようになり、また、データの読み出し／書き込
み期間中のオフトラックも無くすことができる。
本発明の磁気ディスク装置とその磁気ヘッド位置決め
方法が、実際上どのように具体化されるかを実施例で説
明する。
方法が、実際上どのように具体化されるかを実施例で説
明する。
（１）構成 第２図は、実施例を説明する図で、（ａ）は薄膜磁気
ヘッドの斜視図、（ｂ）は磁気ヘッド位置決め機構を説
明するブロック図、である。
ヘッドの斜視図、（ｂ）は磁気ヘッド位置決め機構を説
明するブロック図、である。
薄膜磁気ヘッドは、リングラフィ技術によってヘッド
部の巻線とコアを形成する。
部の巻線とコアを形成する。
したがって、同図（ａ）に示すように、コアスライダ
20に形成した薄膜ヘッド部21aと21bとの間隔l3を、高精
度に作成することができる。
20に形成した薄膜ヘッド部21aと21bとの間隔l3を、高精
度に作成することができる。
そして、前記薄膜磁気ヘッドを、同図（ｂ）のデータ
ヘッド4e,4f,4gに使用している。
ヘッド4e,4f,4gに使用している。
従来の磁気ディスク装置に有ったスイッチ回路は不要
となり、データヘッド4aのデータ専用ヘッドをR/W回路
に接続し、サーボ専用ヘッド部をファインポジション検
出回路12aに接続する。尚、全てのデータヘッド4a,4b,4
cと、ファインポジション検出回路12aとを接続するが、
同図においてはデータヘッド4aに対してのみ図示してい
る。
となり、データヘッド4aのデータ専用ヘッドをR/W回路
に接続し、サーボ専用ヘッド部をファインポジション検
出回路12aに接続する。尚、全てのデータヘッド4a,4b,4
cと、ファインポジション検出回路12aとを接続するが、
同図においてはデータヘッド4aに対してのみ図示してい
る。
したがって、制御回路11aは、常にポジション検出回
路10の出力とファインポジション検出回路12aの出力と
を監視し、アクチュエータ９の駆動制御を行うことがで
きる。
路10の出力とファインポジション検出回路12aの出力と
を監視し、アクチュエータ９の駆動制御を行うことがで
きる。
（２）磁気ヘッドの位置決め手順と制御 第３図は、磁気ヘッドの位置決め手順とデータの読み
出し／書き込みを説明する図で、（ａ）は手順を示すフ
ローチャート、（ｂ）は各手順の時間的配分を示す図、
である。
出し／書き込みを説明する図で、（ａ）は手順を示すフ
ローチャート、（ｂ）は各手順の時間的配分を示す図、
である。
本実施例の位置決め方法は、次のように作動する。
シーク 制御回路11aは、位置決めアドレス信号14とポジショ
ン検出回路10の出力とからアクチュエータ９を駆動し、
データヘッド4e,4t,4gおよびサーボヘッド５を所定位置
にシークする。
ン検出回路10の出力とからアクチュエータ９を駆動し、
データヘッド4e,4t,4gおよびサーボヘッド５を所定位置
にシークする。
また、この場合の所要時間はtsである。
補正とデータの読み出し／書き込み 制御回路11は、ファインポジション検出回路12の出力
からアクチュエータ９を駆動し、データヘッド4eの位置
を微調整し、補正する。
からアクチュエータ９を駆動し、データヘッド4eの位置
を微調整し、補正する。
他方、同時に、R/W回路がデータの読み出し／書き込
みを行う。
みを行う。
また、この場合の所要時間はtdである。
以上で一連の作動が終了し、該作動にはts＋tdの時間
で足りる。
で足りる。
（３）アクセスタイムとトラック密度 本実施例で示すように、データの読み出し／書き込み
と、データヘッドのオフトラック補正を同時並行して行
うことができるため、該データヘッドを完全にオントラ
ックさせつつデータの読み出し／書き込みを行うことが
できる。
と、データヘッドのオフトラック補正を同時並行して行
うことができるため、該データヘッドを完全にオントラ
ックさせつつデータの読み出し／書き込みを行うことが
できる。
その結果、トラック間隔を狭くしても、オフトラック
によるところの読み出し出力の低下および隣接トラック
からのクロストークや、隣接トラックのデータ破壊を生
じなくなり、さらにトラック密度を高めることが可能で
ある。
によるところの読み出し出力の低下および隣接トラック
からのクロストークや、隣接トラックのデータ破壊を生
じなくなり、さらにトラック密度を高めることが可能で
ある。
しかも、データの読み出し／書き込み前に必要として
いた磁気ヘッド位置の微調整時間t5は不要となり、その
分アクセスタイムを短縮することができる。
いた磁気ヘッド位置の微調整時間t5は不要となり、その
分アクセスタイムを短縮することができる。
例えば、従来８μｍのトラック幅で、該トラック間に
２〜３μｍの緩衝幅を持たせていたが、本発明では該緩
衝幅が不要となり、トラック密度を約20〜30％程度高め
ることが可能である。したがって、記憶容量も増加す
る。
２〜３μｍの緩衝幅を持たせていたが、本発明では該緩
衝幅が不要となり、トラック密度を約20〜30％程度高め
ることが可能である。したがって、記憶容量も増加す
る。
また、磁気ディスク媒体の回転数が3600rpmの場合、
磁気ヘッド位置の微調整に約10〜20ms程度の時間を要し
ていたが、該時間は不要となる。
磁気ヘッド位置の微調整に約10〜20ms程度の時間を要し
ていたが、該時間は不要となる。
以上のように本発明によれば、データ用磁気ディスク
媒体をトレースする磁気ヘッドに、データの読み出し／
書き込み専用のヘッド部とサーボ信号の読み出し専用の
ヘッド部とを設けたことにより、データヘッドのオフト
ラックを解消する位置決め制御を行いつつ、データの読
み出し／書き込みを行うことができる。
媒体をトレースする磁気ヘッドに、データの読み出し／
書き込み専用のヘッド部とサーボ信号の読み出し専用の
ヘッド部とを設けたことにより、データヘッドのオフト
ラックを解消する位置決め制御を行いつつ、データの読
み出し／書き込みを行うことができる。
したがって、データヘッドのオントラック精度が高く
なり、該データヘッドの読み出し／書き込みデータ品質
が高くなる。そのため、トラック密度を高めることが可
能となり、磁気ディスク装置の記憶容量を大きくするこ
とができる。しかも、アクセスタイムも短くできる。
なり、該データヘッドの読み出し／書き込みデータ品質
が高くなる。そのため、トラック密度を高めることが可
能となり、磁気ディスク装置の記憶容量を大きくするこ
とができる。しかも、アクセスタイムも短くできる。
その結果、小型・高速・高記憶容量の磁気ディスク装
置を実現することができる。
置を実現することができる。
第１図は、本発明の基本原理を説明する図、 第２図は、実施例を説明する図で、（ａ）は薄膜磁気ヘ
ッドの斜視図、（ｂ）は磁気ヘッド位置決め機構を説明
するブロック図、 第３図は、磁気ヘッドの位置決め手順とデータの読み出
し／書き込みを説明する図で、（ａ）は手順を示すフロ
ーチャート、（ｂ）は各手順の時間的配分を示す図、 第４図は、磁気ヘッド位置決め機構の概要を説明するブ
ロック図、 第５図は、磁気ヘッドの位置決め手順とデータの読み出
し／書き込みを説明する図で、（ａ）は手順を示すフロ
ーチャート、（ｂ）は各手順の時間的配分を示す図、 第６図は、磁気ヘッド位置の微調整の実際を説明する図
で、（ａ）はデータ用磁気ディスク媒体の各領域を説明
する図、（ｂ）はサーボ信号記録域に設けたサーボ信号
トラックを説明する図、（ｃ）はサーボ信号トラックを
データヘッドがトレースしたときの出力信号波形を示す
図、である。 図において、1a,1b,1cは磁気ディスク媒体、２はスピン
ドル、３はスピンドル用モータ、4a,4b,4c,4d,4e,4f,4g
はデータヘッド、５はサーボヘッド、６は支持バネ、７
は駆動アーム、８はキャリッジ、９はアクチュエータ、
10はポジション検出回路、11,11aは制御回路、12,12aは
ファインポジション検出回路、13はスイッチ回路、14は
位置決めアドレス信号、15a,15b,15c,15d,15e,15fはサ
ーボ信号記録域、16a,16b,16c,16d,16e,16fはデータ信
号記録域、17a,17bはサーボ信号トラック、18はデータ
信号トラック、19a,19bはヘッド部、20はコアスライ
ダ、21a,21bは薄膜ヘッド部、をそれぞれ示している。
ッドの斜視図、（ｂ）は磁気ヘッド位置決め機構を説明
するブロック図、 第３図は、磁気ヘッドの位置決め手順とデータの読み出
し／書き込みを説明する図で、（ａ）は手順を示すフロ
ーチャート、（ｂ）は各手順の時間的配分を示す図、 第４図は、磁気ヘッド位置決め機構の概要を説明するブ
ロック図、 第５図は、磁気ヘッドの位置決め手順とデータの読み出
し／書き込みを説明する図で、（ａ）は手順を示すフロ
ーチャート、（ｂ）は各手順の時間的配分を示す図、 第６図は、磁気ヘッド位置の微調整の実際を説明する図
で、（ａ）はデータ用磁気ディスク媒体の各領域を説明
する図、（ｂ）はサーボ信号記録域に設けたサーボ信号
トラックを説明する図、（ｃ）はサーボ信号トラックを
データヘッドがトレースしたときの出力信号波形を示す
図、である。 図において、1a,1b,1cは磁気ディスク媒体、２はスピン
ドル、３はスピンドル用モータ、4a,4b,4c,4d,4e,4f,4g
はデータヘッド、５はサーボヘッド、６は支持バネ、７
は駆動アーム、８はキャリッジ、９はアクチュエータ、
10はポジション検出回路、11,11aは制御回路、12,12aは
ファインポジション検出回路、13はスイッチ回路、14は
位置決めアドレス信号、15a,15b,15c,15d,15e,15fはサ
ーボ信号記録域、16a,16b,16c,16d,16e,16fはデータ信
号記録域、17a,17bはサーボ信号トラック、18はデータ
信号トラック、19a,19bはヘッド部、20はコアスライ
ダ、21a,21bは薄膜ヘッド部、をそれぞれ示している。
Claims (2)
- 【請求項１】サーボ面に記録したサーボ信号に基づいて
磁気ヘッドのシーク制御を行い、その後、データ面デー
タ信号トラック（18）の特定位置に記録したところの、
サーボ信号トラック（17a,17b）のサーボ信号に基づい
て磁気ヘッドの位置を補正制御する磁気ディスク装置に
おいて、 データ面をトレースする磁気ヘッド（4d）に２つのヘッ
ド部（19a,19b）を設け、かつ、該２つのヘッド部（19
a,19b）間の間隔（l2）を、データ信号トラック（18）
の間隔（l1）の整数倍とし、 前記データ面用磁気ヘッド（4d）の、どちらか一方のヘ
ッド部をデータ信号トラック（18）のデータの読み出し
／書き込み専用として使用し、他方のヘッド部をサーボ
信号トラック（17a,17b）の読み出し専用として使用す
ること、 を特徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項２】サーボ面に記録したサーボ信号に基づいて
磁気ヘッドのシーク制御を行い、その後、データ面デー
タ信号トラック（18）の特定位置に記録したところの、
サーボ信号トラック（17a,17b）のサーボ信号に基づい
て磁気ヘッドの位置を補正制御する磁気ディスク装置に
おいて、 データ面をトレースする磁気ヘッド（4d）に２つのヘッ
ド部（19a,19b）を設け、かつ、該２つのヘッド部（19
a,19b）間の間隔（l2）を、データ信号トラック（18）
の間隔（l1）の整数倍とし、 前記データ面用磁気ヘッド（4d）の、どちらか一方のヘ
ッド部をデータ信号トラック（18）のデータの読み出し
／書き込み専用として使用し、他方のヘッド部をサーボ
信号トラック（17a,17b）の読み出し専用として使用
し、 前記サーボ信号読み出し専用ヘッド部から得られるサー
ボ信号に基づき、磁気ヘッド（4d）の位置を補正制御し
ながら、他方、前記データの読み出し／書き込み専用ヘ
ッド部で、データの読み出し／書き込みを行うこと、 を特徴とする磁気ヘッド位置決め方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1209172A JP2620812B2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | 磁気ディスク装置および磁気ヘッド位置決め方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1209172A JP2620812B2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | 磁気ディスク装置および磁気ヘッド位置決め方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0373478A JPH0373478A (ja) | 1991-03-28 |
| JP2620812B2 true JP2620812B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=16568527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1209172A Expired - Lifetime JP2620812B2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | 磁気ディスク装置および磁気ヘッド位置決め方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2620812B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6104562A (en) * | 1997-04-03 | 2000-08-15 | International Business Machines Corporation | Multiple element transducer for magnetic recording |
-
1989
- 1989-08-11 JP JP1209172A patent/JP2620812B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0373478A (ja) | 1991-03-28 |
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