JPS59142262A - 塗料用水性分散体組成物 - Google Patents

塗料用水性分散体組成物

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JPS59142262A
JPS59142262A JP1546183A JP1546183A JPS59142262A JP S59142262 A JPS59142262 A JP S59142262A JP 1546183 A JP1546183 A JP 1546183A JP 1546183 A JP1546183 A JP 1546183A JP S59142262 A JPS59142262 A JP S59142262A
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wax
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colloidal silica
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Yoshiki Hasegawa
長谷川 義起
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は塗料用として有用な水性分散体組成物に関し、
さらに詳細には、特定の乳化共重合体の水性分散液と特
定の融点を有するワックスとコロイダルシリカとからな
る、撥水性および耐汚染性に優れた塗料用水性分散体組
成物に関するものである。
従来より、水性分散体は取扱い易さ、塗装作業性、塗膜
性能などが評価されて塗料用として多量に使用されてき
た。
また、塗料本来の目的は基材の保護ならびに美装にある
が、外部塗装に用いられる場合にはさらに高度な耐候性
が要求される。この要求を達成するためには、雨水に対
する撥水性および塵埃に対する耐汚染性の良好な塗料が
必要であるが、従来の水性分散体は、撥水性、耐水性も
十分でなく、優れた耐汚染性も有していなかった。
耐水性を向上させるために、塗料に撥水剤を添加するこ
とも行われているが、かかる撥水剤の添加による場合に
は、初期の撥水性付与には効果が認められるものの、撥
水性の持続には効果が認められなかった。また、耐汚染
性を向上させるための策はなんら見出されていなかった
そこで本発明者らは、かかる欠点を克服するものとして
、特定の乳化共重合体の水性分散液と特定の融点範囲を
有するワックスとから成る塗料用分散体組成物が、撥水
性、耐水性および耐候性にすぐれていることを見出し、
該複合体を塗料用水性分散体組成物として用いることを
提案したく特開昭55−’71747号)。
しかし、上記塗料用水性分散体組成物は、実用車はぼ満
足できる性能を有してはいるものの、長期間のmuにお
ける耐汚染性の点で今一つ十分な性能が得られず、さら
に改善する余地を残していた。
そこで、本発明者らはさらに改善すべく研究を重ねた結
果、該塗料用水性分散体組成物に特定量のコロイダルシ
リカを添加することによって、撥水性、耐水性および耐
候性を損なうことなく、耐汚染性が飛躍的に向上するこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は水への溶解度が25℃において0.
3重量%以下である疎水性α、β−モノエチレン性不飽
和単量体30重量%以」二と、これと共重合しうる他の
α、β−モノエチレン性不飽和単量体0〜70重量%と
、α、β−モノエヂレン性不飽和カルボン酸o、i〜5
重量%とからなる単量体の混合物を乳化共重合せしめて
得られる水性分散液(A)に、該分散液(A)の固形分
に対し、2〜40重量%(固形分換算)の@頭内で融点
50〜I OO℃のワックス(B)と1〜200重量−
%(固形分換算)の範囲内でコロイダルシリカ(C)を
含めてなる、塗膜の撥水性および耐汚染性にすぐれた塗
料用水性分散体組成物を提供しようとするものである。
本発明組成物中の上記水性分散液(A)を得るのに用い
られる上記の「疎水性α、β−モノエチレン性不飽和単
量体」 (以下、「疎、水性単量体」という)とは、2
5℃における水への溶解度が0.3重量%以下、好まし
くは0.1重量%以下であるような単量体を指称し、そ
の代表的なものとしてはアクリル酸ブチル、アクリル酸
−2−エチルヘキシル、メタクリル酸ブチル、メタクリ
ル#−2−エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メ
タクリル酸ステアリル;スチレン、α−メチルスチレン
;エチレン;パーサデック′酸ビニルエステルなどがあ
るが、これらは1種もしくは2種以上の混合物として、
全単量体中30重量%以上用いることが必要である。
次にかかる疎水性単量体と共重合しうる他のα、β−モ
ノエチレン性不飽和単量体としては、たとえばアクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル5酢
酸ビニル、アクシロニトリルなどが代表的なものである
が、これらは1種もしくは2種以上の混合物として全単
量体中〇〜70重景%重量されうる。
さらに、前記のα、β−モノエチレン性不飽和カルボン
酸としては、たとえばアクリル酸、メタクリル酸、クロ
トン酸、イタコン酸、フマール酸、マレイン酸などが挙
げられるが、これらは1種もしくは2種以上の混合物と
して全単量体中0.1〜5重量%の範囲で用いられる。
ところで、前記した疎水性単量体として、水への溶解度
が0.3重量%を超える場合には、得られる共重合体の
形成皮膜の撥水性、耐水性が低下し、しかもこの撥水性
の耐久性も乏しくなるので、またこの神木性単量体の共
重合組成比率が30重量%未満である場合にも同様とな
るので好ましくない。
また、上記疎水性単量体と共重合しうる他のα、β〜モ
ノエチレン性不飽和単量体が全単量体中に70重量%を
超えて多量に含有される場合は、得られる共重合体は親
水性が強く、形成皮膜の撥水性、耐水性が低下し、かつ
、撥水性の耐久性も乏しくなる。
さらに、前記したα、β−モノエチレン性不飽和カルボ
ン酸についていえば、0.1重量%未満と極端に低い共
重合組成比率になるときは得られる共重合体の水性分散
液の安定性が低下し、良好な水性分散体組成物が得られ
なくなり、逆に全単量体中に5重量%を超えるようにな
ると共重合体の水性分散液はpllの変化により液粘度
が著しく影響をうけて塗装作業性が悪くなるし、また形
成される皮膜も耐水性が不良となり、撥水性も低下する
このほかにも、前記各単量体からの共重合体に対して、
慣用の熱および酸性触媒などにより、架橋性を与えるよ
うな官能基含有単量体、たとえばアクリルアミド、メタ
クリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−ブ
トキシメチロールアクリルアミド、グリシジルアクリレ
ート、グリシジルメタクリレート、β−ヒドロキシエチ
ルアクリレート、β−ヒドロキシプロピルアクリレート
、β−ヒドロキシエチルメタクリレートなどの1種また
は2種以上を0.5〜10重量%程度共重合せしめるこ
とも勿論可能である。
本発明組成物の第一番目の構成成分である前記水性分散
液(A)は通常の乳化重合方法によって得られる。
このさい用いられる乳化剤としては、アニオン型界面活
性剤、非イオン型界面活性剤、カヂオン型界面活性剤、
その他反応性乳化剤、アクリルオリゴマーや水溶性高分
子物質など界面活性能を有する物質が挙げられ、これら
は1種もしくは2種以上併用することができるが、通常
はアニオン型界面活性剤と非イオン型界面活性剤との併
用によるのがよい。
この乳化剤の使用量は特に制限されないが、通常、単量
体総量の0.1〜10重量%捏度で使用される。
他方、重合開始剤としては一般に乳化重合に使用される
触媒であればすべて使用することができるが、そのうち
の代表的なものを挙げれば過酸化水素、過硫酸アンモニ
ウムなどの水溶性無機過酸化物もしくは過硫酸塩;クメ
ンハイドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド
などの有機過酸化物;アゾビスイソブチロニトリルの如
きアゾ化合物などであり、これらは1種もしくは2種以
上の混合物として用いられる。その使用量は単量体の総
重量に対し0.1〜2%程度である。
なお、これらの触媒と金属イオンおよび還元剤との併用
による一般にレドックス重合法として公知の方法に依っ
てもよいことは勿論である。
また、前記した各種の単量体は、これを一括して、もし
くは分割して、あるいは連続的に滴下して加えてもよく
、前記した触媒の存在下に、0〜100℃、実用的には
30〜90℃の温度で重合される。
こうした乳化共重合により得られる共重合体はそのガラ
ス転移温度が0〜50℃の範囲内にあることが必要であ
る。
ここで、ガラス転移温度と撥水性、耐水性の相関は経験
的に見出されたもので、該温度が0℃未満の場合には撥
水性、耐水性が十分ではなく、また皮膜に粘着性も残り
、しかも塗膜の汚染が著しくなり、逆に50℃を超えて
高くなるにつれて造膜性が悪くなり、皮膜中でのワック
ス分の相溶性も低下するようになり、十分な塗膜性能を
期しえなくなる。
本発明組成物の第二番目の構成成分である、融点が50
〜100℃の範囲内にある前記ワックス(B)としては
、パラフィンワックス、ミクロクリスタリンワックスお
よび中間製品のワックスなどが包含される。
ここで、ワックスの融点が50°C未満の場合には得ら
れる塗膜の表面にワックスが浮き出し、耐汚染性が低下
するし、逆に100℃を超える場合にはワックス自体の
相溶性が悪くなって皮膜形成性が低下し、十分な塗膜性
能が期しえなくなる。
さらに、使用される上記ワックス(B)の量は前記水性
分散液(A)の固形分に対し2〜40重量%なる範囲内
とすべきであり、2重量%未満である場合には十分な撥
水性が得られず、逆に40重量%を超えて多量に使用す
る場合には得られる水性分散体組成物の安定性が低下し
、また基材に対する密着性も低下するし、さらに塗料と
して用いた場合には顔料分散性も悪くなり、色むらの発
生の原因ともなる。
そして、このソックス(B)の前記水性分散液(Δ)へ
9添加混合の方法としては、(1)前記した各種の単量
体を乳化共重合(しめるさいに、予めワックス(B)を
界面活性剤により乳化しておき、その中で単量体を共重
合させる方法、(2)乳化共重合工程においてたとえば
単量体を滴下するさいに、該単量体とワックス(B)の
乳化液とをイ)1行滴下または混合滴下せしめる方法、
(3)単量体に可溶なワックス(B)を用いる場合には
、このワックス(B)を予め単量体に溶解せしめて重合
する方法、さらには(4)単量体を乳化共重合したのち
、得られる水性分散液(A)にワックス(B)の乳化液
を添加せしめる方法などが挙げられ、そのいずれの方法
を用いてもよいが、好ましくは(11、(2)および(
3)の方法が有用である。
また、予めワックス(B)を乳化したものを用いる場合
には、市販されているワックス乳化液をそのまま使用す
ることもでき、該ワックス乳化液中のワックスが本発明
において定義した前記範囲内のものであればいずれも使
用可能であることは勿論ではあるが、ただ前記した共重
合体の水性分散液(A)の粒子荷電と、使用するワック
ス乳化液の荷電とが相反するものは使用できないことは
いうまでもなく、この点は留意すべきである。
本発明組成物の第三番目の構成成分であるコロイダルシ
リカ(C)としては、5i02を基本単位とする水中分
散体であり、粒子径が4〜100mμのものが包含され
る。コロイダルシリカの分散液は、酸性、塩基性のいず
れも用いることができ、本発明組成物の他の構成成分(
A)(B)との添加混合の条件により適宜選択すること
ができる。
コロイダルシリカの酸性分散液としては、たとえば商品
名スノーテックス0、またはスノーテックスOL  (
8産化学工業側製)が利用できる。一方、コロイダルシ
リカの塩基性分散液としては、たとえば商品名スノーテ
ックス20、スノーテックス30、スノーテックス40
、スノーテックスC1スノーテックスN(8産化学工業
側製)が利用できる。
ここて使用されるコロイダルシリカ(C)の量は、前記
水性分散液(A)の固形分に対して1〜200重量%(
固形分換算)なる範囲内とずべきであり、1重量%未満
である場合には、耐汚染性の著しい改善が得られず、逆
に200重量%を超えて多量に使用する場合には得られ
る水性分散体組成物の撥水性が著しく低下し、そのため
目的である高度な耐候性を得ることができない。
そして、このコロイダルシリカCC)の前記水性分散液
(A)への添加混合の方法としては、(1)■;I記し
た各種の単量体を乳化共重合せしめるさいに、予めコロ
イダルシリカ(C)を水相に添加しておき、その中で共
重合さゼる方法、(2)乳化共重合工程において、たと
えば単量体を滴下するさいに、該単量体とコロイダルシ
リカ(C)とを併行滴下または乳化混合滴下せしめる方
法、さらには(3)単は体を乳化共重合したのち、得ら
れる水性分散液(A)にコロイダルシリカ(C)を添加
せしめる方法などが挙げられ、そのいずれの方法を用い
てもよい。
本発明においては、前記水性分散液(A)へのワックス
(B)、コロイダルシリカ(C)の添加は、前記ワック
ス(B)の添加方法(1)〜(4)、およびコロイダル
シリカ(C)の添加方法(1)〜(3)の組合せにより
、一般に行われるが、該水性分散液(A)に本発明で定
義した範囲のワックス(B)、コロイダルシリカ(C)
を用いる場合には、その他の添加方法を用いても本発明
の効果を損なわない。
かくして本発明組成物は、これを構成する特定の乳化共
重合体の水性分散液(A)と特定の融点範囲を有するワ
・ノクス(B)とコロイダルシリカ(C)との組合せに
より、撥水性、耐汚染性に優れ、高度な耐候性を有する
塗膜を与えるものである。
本発明の組成物が構成成分(A)(B)<C”)の組合
せにより、前記の如き効果を奏し得る理由は、必ずしも
明らかではないが、上記した範囲の割合で水性分散液(
A)、ワックス(B)、コロイダルシリカ(C)を混合
すると相溶性が良好になり、塗膜表面に均質な海島構造
が形成され、これにより水性分散液(A)とワックス(
B)による撥水性と、無機ポリマーであるコロイダルシ
リカ(C)の硬さが十分に発揮されるためと思われる。
さらにコロイダルシリカ(C)は、無機質基材の表面に
存在するOH基とも反応して架橋結合し、それによって
基材表面に有機および無機の強固な複合塗膜が形成され
、それによって従来、達成できなかったような高度の耐
候性をも得ることができたものと考えられる。
かくして得られた本発明の水性分散体組成物を用いて塗
料を製造するさいに、該水性分散体組成物に直接に、顔
料あるいは体質顔料などを添加し、混練分散せしめても
よく、またかかる顔料あるいは体質顔料などを予め分散
剤と水を以て水中に分散せしめて顔料ペーストを作成し
、次いでこれに本発明の水性分散体組成物を加える方法
によってもよい。
また、その他一般にエマルシロン塗料に用いられている
各種の配合剤、たとえば湿潤剤、増粘剤、可塑剤、造膜
助剤、消泡剤、防腐剤、あるいは防ばい剤などの使用は
すべて可能である。
さらに、本発明の水性分散体組成物は砕石あるいは砂な
どの骨材を配合したもの、あるいは上述した如きエマル
シロン塗料に同様にこれらの骨材を配合したものよりな
る砂壁状塗料となすこともでき、極めて有用である。
本発明の水性分散体組成物よりなる上記した各種の塗料
は一般に用いられている方法、たとえば刷毛塗り、ロー
ラー塗り、スプレー塗装、浸漬塗装などのいずれの方法
によっても塗装することができる。
次に、本発明を実施例により具体的に説明する。
以下、部および%は特断のない限り、すべて重量基準で
あるものとする。
〔実施例1〕 ステンレス製反応容器中に、脱イオン水55部、パラフ
ィンワックス(融点70℃)の40%乳イヒ液50−、
スノーテックス30(コロイダルシリカ30%水分散体
>100部およびドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ1
.5 部、)(? IJオキシエチレンノニルフェニル
エーテル3.lB、過硫酸アンモニウム0.5部を仕込
んで、窒素気流中で75〜80℃に昇温した。
そこへ2−エチルへキシルアクリレート (25℃にお
趨する水への溶解度=0.03%)39部、メチフレメ
タクリレート60部およびアクリル酸1部よりなる混合
物を、180分間を要して滴下して共重合させたのち、
さら4と同温度に30分間保持して共重合を完結せしめ
た。
次いで、30℃に冷却し28%アンモニア水にてpH7
,5に調整した。ここに得られた水性分散体組成物番よ
、不揮発分50%、粘度200 cps 、 pH7、
5であった。
この水性分散体組成物を第1表に示した塗料配合番こ従
って塗料化し、次いでこの塗料をスレート板番こ刷毛塗
りして7日間常温乾燥したのち、塗膜物性を観察測定し
た。その結果を第2表に示す。
実施例 「ベオバ10」(シェル化学社製バーサチ・ツク酸ビニ
ルエステル;25℃における水への溶解度=0.17%
)50部、酢酸ビニル30部、メチルメタクリレート1
9部およびアクリル酸1部よりなる単量体を用む)る以
外毒よ、実施g+11と同様の操作を行った。
得られた水性分散体組成物は不揮発分49,7%、粘度
13 Qcps 、 pH7,5であった。この組成物
Gこつむ1て実施fi11と同様の操作を繰り返して塗
膜物性を観察測定した。その結果を第2表に示す。
〔実施例3〕 ステンレス製反応容器中に、脱イオン水5s=pをイ士
込んで、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ1.5 部
、sr !Jオキシエチレンノニルフェニルエーテル3
.5部および過硫酸アンモニウム0.5部を溶解し、窒
素気流中で75〜80°Cζこ昇温した。
そこへ「ベオバ10j 50 部、酢酸ビニル30部、
メチルメタクリレート19部およびアクリル酸1部より
なる単量体混合物と、バラフィンワ・νクス(融点70
℃)の40%乳化液50部、スノーテックス30(コロ
イタlレジリカ30%水分散体)100部とを併行滴下
させて重合させたのち、さらに同温度に30分間保持し
て重合を完結せしめた。次いで30℃に冷却し、28%
アンモニア水でpHを7.5(こ調整した。得られた水
性分散体組成物は不揮発分49.8%、粘度140 c
ps 、 pH7,5であった。この組成物Gこつし)
で実施例1と同様の操作を行い塗膜物性を観察測定した
。その結果を第2表に示す。
(実施例4〕 単量体混合物の組成をスチレン(25℃における溶解度
=0.029%)30部、2−エチルへキシルアクリレ
ート30部、メチルメタクリレート29部、エチルアク
リレート10部、アクリル酸1部に変更する以外は、実
施例3と同様の操作で不揮発分50.1%、粘度350
cpsSp■7.5の水性分散体組成物を得た。この組
成物について実施例1と同様の操作を行い塗膜物性を観
察測定した。その結果を第2表に示す。
〔実施例5〕 ステンレス製反応容器中に、脱イオン水50部を仕込み
、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ1.5部、ポリオ
キシエチレンノニルフェニルエーテルs、 s 部およ
IJ’過[1アンモニウム0.5部を溶解し、窒素気流
中で75〜80℃に昇温した。
そこへスチレン30部、2−エチルへキシルアクリレ−
)30部、メチルメタクリレート29部、エチルアクリ
レート10部およびアクリル110よりなる単量体の混
合物を180分間にわたって滴下重合させたのち、さら
に同温度に30分間保持して重合を完結せしめた。次い
で30℃に冷却して、28%アンモニア水でpH8,0
に調整した。
しかるのちに、得られた水性分散液(固形分IOσ部)
に融点が70℃のワックスの40%乳化液50部、およ
びスノーテックス30100部を室温で攪拌しながら添
加して不揮発分50.1%、粘度320cps 、 p
H8,1の水性分散体組成物を得た。この組成物につい
て実施例1と同様の操作を行い塗膜物性を観察測定した
。その結果を第2表に示す。
〔実施例6〕 コロイダルシリカとしてスノーテックス30(コロイダ
ルシリカ30%水分散体)を15部添加する以外は実施
例5と同様の操作を行い、不揮発分57.2%、粘度4
500cps 。
pH8,1の水性分散体組成物を得た。この組成物につ
いて実施例1と同様の操作を行い塗膜物性を観察測定し
た。その結果を第2表に示す。
〔実施例7〕 コロイダルシリカとしてスノーテックス30(コロイダ
ルシリカ30%水分散体)を500部添加する以外は実
施例5と同様の操作を行い、不揮発分40.1%、粘度
30 cps、pH8,2の水性分散体組成物を得た。
この組成物について実施例1と同様の操作を行い塗膜物
性を観察測定した。その結果を第2表に示す。
〔比較例1〕 [ベオバ10J20部、酢酸ビニル60部、メチルメタ
クリレート19部およびアクリル酸1部よりなる単量体
混合物を用いる以外は実施例1と同様の操作を繰り返し
て、不揮発分50.0%、粘度100cps 、 p1
17.5なる水性分散体組成物を得た。この組成物につ
いて実施例1と同様の操作を行い塗膜物性を観察測定し
た。その結果を第2表に示す。
(比較例2) 単量体混合物の組成を、「ベオパIOJ 50部、酢酸
ビニル30部、メチルメタクリレート10部、アクリル
110部とする以外は実施例1と同様の操作を繰り返し
て、不揮発分49.8%、粘度7000cps 、 p
l+6.5なる水性分散体組成物を得た。この組成物に
ついて実施例1と同様の操作を行い塗膜物性を観察測定
した。その結果を第2表に示す。
〔比較例3〕 ワックスとコロイダルシリカを添加せず、脱イオン水を
55部添加する以外は実施例5と同様の操作を行い、不
揮発分50.1%、粘度30 Q cps 、 pH8
,0の水性分散体組成物を得た。この組成物について実
施例1と同様の操作を行い塗膜物性を観察測定した。そ
の結果を第2表に示す。
〔比較例4〕 ワックスの添加量を120部にかえる以外は実施例5と
同様の操作を行い、不揮発分49.2%、粘度320 
cps −pns、oの水性分散体組成物を得た。この
組成物について実施例1と同様の操作を行い塗膜物性を
観察測定した。その結果を第2表に示す。
〔比較例5〕 ワックスの種類を融点20℃のものに代える以外は実施
例5と同様の操作を行い、不揮発分49.8%、粘度3
00cps 5pt18.0の水性分散体組成物を得た
。この組成物について実施例1と同様の操作を行い塗膜
物性を観察測定した。
その結果を第2表に示す。
〔比較例6〕 ワックスの種類を融点150℃のものに代える以外は実
施例5と同様の操作を行い、不揮発分50.0%、粘度
290cps 、 pH8,1の水性分散体組成物を得
た。この組成物について実施例1と同様の操作を行い塗
膜物性を観察測定した。
その結果を第2表に示す。
〔比較例7〕 コロイダルシリカを添加ゼず脱イオン水を55部添加す
る以り)は実施例5と同様の操作を行い、不揮発分50
.1%、粘度350cps 、 pH8,1の水性分散
体組成物を得た。この組成物について実施例1と同様の
操作を行い塗膜物性を観察測定した。その結果を第2表
に示す。
〔比較例8〕 コロイダルシリカの種類をスノーテックス40(コロイ
ダルシリカ40%水分散体)に代え、これを625部添
加する以外は実施例5と同様の操作を行い、不揮発分4
2.5%、粘度65 cps 、 pH8,1の水性分
散体組成物を得た。この組成物について実施例1と同様
の操作を行い塗膜物性を観察測定した。その結果を第2
表に示す。
第   1   表 塗料配合(グロス・ペイント用) [タイヘ−りR−630J  (、石屋産業al製ルチ
ル型酸化チタン)    275.0部「タモ−ルア3
1J  (米国ローム・アンド・ハース社製顔料分散剤
)9.0〃 [ノイゲンEへ−120J(第一工業製薬61)製非イ
オン型界面活性剤)     2.2〃エヂレングリコ
ール            50.0 〃[ノプコ 
NDWJ  (米国ノプコ・ケミカル社製消泡剤)  
      2.O〃 水                        
    105.0428%アンモニア水      
        1,0〃[セロサイズQP−440(
ll  (米国ユニオン・カーバイド社製ヒドロキシ エチルセルローズ)の3% 水溶液 一一一一一一一一コロイドミル分散−−−−−一−−5
0%水性分散体組成物         616.5部
「セロサイズQl)−4400Jの3%水溶液    
37.5 〃「テキサノール」 (米国コダック社製造
膜助剤)      24.7 〃

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 温度25℃における水への溶解炭が0.3n量%以下で
    ある疎水性α、β−モノエチレン性不飽和単量体の30
    重重量以上と、これと共重合しうる他のα、β−モノエ
    チレン性不飽和単量体O〜70重量%と、α、β−千ノ
    エナノエチレン性不飽和カルボン酸05重量%とからな
    る単量体の混合物を乳化重合せしめて得られる水性分散
    液(A)に、該分散液(A)の固形分に対し、2〜40
    重量%(固形分換算)の範囲内で、融点50〜100℃
    のワックス(B)と、1〜200重景%(重量分換算)
    の範囲内でコロイダルシリカ(C)を含めてなる、塗料
    用水性分散体組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0688793A1 (en) 1994-06-14 1995-12-27 Air Products And Chemicals, Inc. Water-based polymeric emulsions incorporating wax
KR100414558B1 (ko) * 2001-10-31 2004-01-13 강칠만 방수제 제조방법

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