JPS5914136Y2 - ワイヤソ−装置 - Google Patents

ワイヤソ−装置

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JPS5914136Y2
JPS5914136Y2 JP9951778U JP9951778U JPS5914136Y2 JP S5914136 Y2 JPS5914136 Y2 JP S5914136Y2 JP 9951778 U JP9951778 U JP 9951778U JP 9951778 U JP9951778 U JP 9951778U JP S5914136 Y2 JPS5914136 Y2 JP S5914136Y2
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JP
Japan
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wire
roller
wire saw
cutting
saw device
Prior art date
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Expired
Application number
JP9951778U
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JPS5517760U (ja
Inventor
政泰 藤沢
常雄 於久
Original Assignee
株式会社日立製作所
日立金属株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はワイヤソー装置に係り、ことに切断精度の向上
を図りうるワイヤソー装置に関する。
ワイヤソー装置はフェライト、シリコン、センダスト、
ガラス等の硬脆材の切断に際し広く用いられている。
第1図aは従来のワイヤソー装置の全体を示す正面図、
第1図すは同じく側面図で、第2図aは第1図aに示す
ワイヤソー装置の切断部を示す正面図、第2図すは同じ
く切断部を示す側面図である。
これらの図において1はピアノ線、銅線等の断面が真円
形より成るワイヤで、これは新線繰出しリール2から繰
出され、固定プーリ3とシーソ4に固定したプーリ5と
の間に掛は渡された後、プーリ6に半巻回され、さらに
ドライブローラ7、ワイヤガイドローラ8,9に掛は渡
され、その後プーリ10、固定プーリ11を経て、シー
ソ4に固定した一方のブー1月2に掛は渡され、最後に
巻取リリール13に巻き取られるようになっている。
そしてこのワイヤ1は全体としては1本より成るが、複
数回巻回されてあたかも複数本並設したような構成とな
っている。
この第1図に示す装置においては75回巻回されている
が、以下それぞれのワイヤ位置を便宜的に1本目、2本
目、・・・・・・・・・75本目と呼ぶ。
なお第2図すにおいて一番左側のワイヤ部分が1本目、
−香石側のワイヤ部分が75本目である。
そしてこのワイヤ1は繰出し時および巻取り時には一方
向に進行するが、シソ−4の作用により、例えば切断部
のローラ間、すなわちドライブローラ7、ワイヤガイド
ローラ8.9相互間にあっては前進、後退を所定の走行
速度で定期的に繰り返しつつ、少しづつ全体が前進する
切断条件の一例を挙げると、ワイヤ繰出し時の速度はl
m/min、走行速度は100 m/min、1スト
ロークは1m、ワイヤガイドローラ8.9の回転数はs
oo r 、p、mで゛ある。
そして第2図a、 l)に示すように所定の硬脆材す
なわち材料14を保持台15に載置し、矢印16方向か
ら砥粒17を送り、矢印18方向から荷重をかけながら
切断する。
この荷重はたとえば100 g/’本である。ところで
このように構成したワイヤソー装置にあっては、切断作
業中にワイヤ1は砥粒17および材料14との摩擦によ
り摩耗し、第3図に示すようにこのワイヤ1の断面が真
円形から楕円形に変る傾向にある。
そして各ワイヤ位置におけるワイヤ1の長径りと短径d
との関係は例えば第4図に示すようになる。
なおワイヤ1の製造過程における影響から、すでに部分
的に断面が楕円形を示している素材もある。
そしてワイヤ1は回転不能には保持されてはいないこと
から、断面が楕円形になると、切断負荷抵抗が大きい第
5図aに示す状態から次第に第5図すに示す状態になる
また切断方向は第5図Cの矢印19に示すように長軸方
向を向く。
すなわち切断負荷抵抗が少ない方向へ切断が進行する。
その結果第6図に示すように材料14の切断面にうねり
を生ずる。
上述した従来のワイヤソー装置を使用した場合のうねり
の程度、すなわち真直度δ(単位:μm)は、本考案者
が実測したところでは材料14がシリコンの場合5〜4
0、ガラスの場合5〜60、センダストの場合10〜8
0であった。
ことに材料14がセンダストの場合の各ワイヤ位置にお
ける真直度δおよびワイヤ真円度α(ワイヤの長径りと
ワイヤの短径dとの差)は第7図に示すようになった。
この第7図からワイヤ真円度αが切断面の真直度δに大
きく影響を与えていることが分かる。
本考案は上記した従来技術における実状に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、材料の切断面の真
直度δの向上、すなわち切断精度の向上を図りうるワイ
ヤソー装置を提供することにある。
この目的を達成するために本考案は、ワイヤをその軸心
を中心に回転させる手段を備え、ワイヤを回転させるこ
とによってそのワイヤの外側面を均一に摩耗させ、断面
形状を真円形に近い状態に保持するようにしたことを特
徴としている。
以下、本考案のワイヤソー装置を図面に基づいて詳述す
る。
第8図aは本考案の一実施例を示す斜視図、第8図すは
第8図aに示すワイヤを回転させる手段を示す説明図、
第8図Cは第8図すにおけるA−A矢視図である。
なおこの第8図ならびに後述する第9図において、上述
した第1〜7図に示す部材と同に部材は同一の符号で示
す。
第8図a、 l)、 cにおいて、20はワイヤ1と交
差する方向に軸心を配置させてなる第1のローラ、21
はワイヤ1を挾んでこの第1のローラ20に対設した第
2のローラで、これらのローラ20.21はドライフ゛
ローラ7とワイヤカ゛イドローラ8との中間位置に配設
しである。
22はこれらのローラ20.21をワイヤ1に当接させ
る手段例えばばねで、これらのローラ20.21を矢印
23方向に付勢している。
24、25はローラ20.21のそれぞれ前方所定位置
および後方所定位置に1組づつ設けた軸受、26は図示
しない駆動モータに接続したプーリである。
27はローラ保持ワイヤで、例えばローラ20.21の
軸心に一致するようにこのローラ20.21に固定され
ており、プーリ26に掛は回され、軸受24.25内を
挿通させである。
28.29はそれぞれ軸受24.25に固定した棒体で
、一端は所定の位置30において回動自在にそれぞれ保
持され、他端には上述したばね22が係着されている。
このように構成したワイヤソー装置においては、モータ
を駆動させるとプーリ26を介してローラ保持ワイヤ2
7が移動し、モータの回転方向に応じてローラ20.2
1は矢印31あるいは矢印32に示すようにそれぞれの
ローラ20.21の軸心に沿い、しかも相反する方向に
移動するので、このローラ20、21によって挾持され
たワイヤ1はその軸心を中心に正転あるいは逆転する。
ワイヤ1の繰出しおよび走行操作とともに、このワイヤ
1の回転操作を実施すれば、ワイヤ1は砥粒および材料
との摩擦によってその外周面が均一に摩耗され、常時、
断面が真円に近い状態に保持される。
なお切断速度は通常シリコンの場合80〜400μm/
min、ガラスの場合40〜200μm/min、セン
ダストの場合20〜100μm/minであるから、上
記したワイヤ1の回転数はシリコンの場合は40〜20
0 r 、p、m、ガラスの場合は20〜100 r
、p、m、センダストの場合は10〜5Q r 、p、
mが妥当である。
そして本考案のワイヤソー装置を用い、上記と同様に1
00 g/本の荷重をかけ、ワイヤ走行速度を100
m/minとし、ワイヤ繰出し速度を1m/minに設
定してワイヤ1を回転させながら材料の切断を行なった
ところ、その切断面の真直度δ(μm)はシリコンの場
合5〜12、ガラスの場合5〜15、センダストの場合
10〜20と良好であった。
第9図は本考案の別の実施例を示す斜視図である。
同図に示す実施例は、ドライブローラ7とワイヤガイド
ローラ8,9との間にワイヤ1をガイドする別のローラ
33.34を設けてあり、ワイヤ1を回転させる手段を
ドライブローラ7と、ワイヤ1を挾んでドライブローラ
7に対設させたローラ35と(こまって構成させである
、二のローラ35とドライブローラ7は第8図に示した
と同様にローラ保持ワイヤ27′を介して矢印31′あ
るいは矢印32′に示すように、それぞれのロー=う3
5,7の軸心に沿い、しかも相返する方向に移動するの
で、このローラ35,7によって挟持されたワイヤ1は
その軸心を中心に正転あるいは逆転する。
このように構成した場合にも上記実施例と同様の作用効
果を奏する。
なおドライブローラ7が移動することによりワイヤ1の
配列が仮に乱れた場合にも、ローラ33.34によって
望ましくワイヤ1は整列されるので、切断操作は良好に
実施できる。
以上述べたように本考案のワイヤソー装置は、ワイヤを
その軸心を中心に回転させる手段を備えていることから
、ワイヤの外周面は均一に摩耗され、常時、真円度αが
0に近い状態で切断操作が実施でき、これに伴って切断
面の真直度すなわち切断精度が向上する効果がある。
なお本考案者は、本考案の装置を用いた場合、従来装置
に比べ3〜4倍切断精度が向上することを確認している
【図面の簡単な説明】
第1図aは従来のワイヤソー装置の全体を示す正面図、
第1図すは同じく側面図、第2図aは第1図aに示すワ
イヤソー装置の切断部を示す正面図、第2図すは同じく
切断部を示す側面図、第3図は切断作業中におけるワイ
ヤ断面形状を示す説明図、第4図は第1,2図に示す従
来のワイヤソー装置における各ワイヤ位置とワイヤ径(
直径、短径)との関係を示すグラフ、第5図a、 l
)、 cは切断方向を例示する説明図、第6図は切断
面のうj′よりの状態を示す説明図、第7図は第1,2
図に示す従来のワイヤソー装置における各ワイヤ位置と
切断面の真直度およびワイヤ真円度の関係を示すグラフ
、第8図aは本考案のワイヤソー装置の一実施例を示す
斜視図、第8図すは第8図aに示すワイヤを回転させる
手段を示す説明図、第8図Cは第8図すにおけるA−A
矢視図、第9図は本考案のワイヤソー装置の別の実施例
を示す斜視図である。 符号の説明、20・・・・・・第1のローラ、21・・
・・・・第2のローラ、22・・・・・・ばね、24.
25・・・・・・軸受、26・・・・・・プーリ、27
.27’・・・・・・ローラ保持ワイヤ、28.29・
・・・・・棒体、33.34.35・・・・・・ローラ

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 繰出しリールから送り出されたワイヤを、ドライブ
    ローラで駆動し、第1及び゛第2の力゛イトローラで゛
    案内し、巻取リリールで巻取り、上記第1及び第2のガ
    イドローラの間において走イイするワイヤに試料を押付
    け、砥粒の介在によって研削切断加工するワイヤソーに
    おいて、上記ワイヤを挾み付けて相反する方向に互いに
    移動させ、ワイヤをその軸心を中心に回転させる手段を
    設けたことを特徴とするワイヤソー装置。 2 上記手段は、ワイヤと交叉する方向に軸心を配置し
    て対向させた第1及び第2のローラによって構成したこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のワ
    イヤソー装置。
JP9951778U 1978-07-21 1978-07-21 ワイヤソ−装置 Expired JPS5914136Y2 (ja)

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JP9951778U JPS5914136Y2 (ja) 1978-07-21 1978-07-21 ワイヤソ−装置

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JP9951778U JPS5914136Y2 (ja) 1978-07-21 1978-07-21 ワイヤソ−装置

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Publication Number Publication Date
JPS5517760U JPS5517760U (ja) 1980-02-04
JPS5914136Y2 true JPS5914136Y2 (ja) 1984-04-25

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