JPS591410A - 香料組成物 - Google Patents

香料組成物

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JPS591410A
JPS591410A JP11206982A JP11206982A JPS591410A JP S591410 A JPS591410 A JP S591410A JP 11206982 A JP11206982 A JP 11206982A JP 11206982 A JP11206982 A JP 11206982A JP S591410 A JPS591410 A JP S591410A
Authority
JP
Japan
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composition
perfumery
angelate
compound
phenylethyl
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Pending
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JP11206982A
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English (en)
Inventor
Hisashi Kondo
寿 近藤
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は下記式(1)で表わされるアンゲリカ酸エステ
ルを含有する香料組成物に関するものである。
(式中Rは2−メチルプロペニル基、n−アミル基、2
−メチルブチル基、ベンジル基、β−フェニルエチル基
、ケラニル基又はシトロネリル基を表わす) アンゲリカ酸は下記構造式(n)で表わされる不飽和カ
ルボン酸で 正式名称は121−2−メチル−2−ブテン酸ででる。
アンゲリカ酸エステルのうち数種のもの、例えばn−プ
ロビルアンゲレート、インブテルアンゲレート、n−プ
チルアンゲレート、イソアミルアンゲレート、6エメチ
ルペンチルアンゲレートは天然精油、例えばRoman
 Ohamom−ile (Anthemis mob
ilis L )油の中に見い出されてお’9 (G、
 M、 Nano、 T、 8acco and 01
Frattini、 Botanical and C
hemical researchon anthem
is nobilis L、 and some of
 1tscultivars、 Paper N111
14 5ixth InternationalEs5
ential Oil  Oongress+ San
 Francisc。
(1974)、  香料成分として重要であることは広
く知られている。
本発明者らは、香料組成物に配合する場合に、特に微量
で香料の変調および香気の増強に効果のある化合物を鋭
意検討した結果、前記一般式(1)で示される化合物が
、この目的に効果のある化合物であることを見い出し本
発明に到達した。
本発明の一般式(1)で示される化合物は、下記の構造
式(1−a )を有する化合物、即ち2−メチルグロペ
ニルアンゲレート、下記の構造式(I−b)を有する化
合物、 即ちn−アミルアンゲレート、°下記の構造式(I−c
)を有する化合物 即ち2−メチルブチルアンゲレート、下記の構造式(1
−d)を有する化合物 即チペンジルアンゲレート、下記の構造式(1−e)を
有する化合物、 即チβ−フェニルエチルアンゲレート、下記の構造式(
1−f)を有する化合物、 即ちゲラニルアンゲレート、下記の構造式(I−g)を
有する化合物、 即ちシトロネリルアンゲレートの7種の化合物である。
2−メチルプロペニルアンゲレート、n−アミルアンゲ
レート、2−メチルブチルアンゲレート、β−フェニル
エチルは次の文献(A、F。
Thomas and B、Willhalm、 Or
g、Mass。
Spectrometry 11851〜B!+4 (
1976) )に記載されているが、それらの香気面で
の特性、香料用途に関する記述はどとにも見い出されな
い。
ペンジルアンゲレートはL−バリンベンジルニスのデア
ミネーションにおける生成物として見い出され、別途合
成により確認されている( M、 Taniguchi
、 K−Koga and S、 Yamada +O
hem。
Oharm、、Bull−20(7)  14!18〜
1444 (1972))がその香気面での特性、香料
用途に関する記載はどこにも見い出されない。
ゲラニルアンゲレート、シトロネリルアンゲレートは次
の文献(S 、 M、 Kupchan U、 S、 
P3.105,0890.A60 5608a (19
64))に記載されているがそれらの香気面での特性、
香料用途に関する記載はどこにも見い出されない。
本発明の化合物はいずれも特徴のある香気を有するが特
に注目すべき香気ではなく、単独で使用できる程有用な
化合物ではない。しかし予想に反してこれら化合物の1
種又は2種以上を他の香料組成物に微量添加した場合、
単一の化合物からは想像できない効果を示し、その香料
組成物の香気を大きく改善することが明らかとなった。
特に、香粧用香料として使用される調合香料組成物に配
合すると素晴しい効果を発揮する化合物であることが明
らかとなった。
これら化合物の香気上の特徴は表1の通りである。
表  1 本発明化合物は、化粧品(石けん、軟こう、パウダー、
練り歯みがき、脱臭剤、シャンプー、オーデコロン、ロ
ーションなど)、洗剤などに添加して香粧用香料組成物
(賦香組成物)としても使用でき、また食品、嗜好品、
飲料などに添加してフレーバーとしても使用できる。
本発明の化合物は前述のように、他の香料組成物に配合
して新たな香料組成物として使用される場合に、更に良
好な効果を発揮する。配合される量はその目的および配
合される香料組成物によって変えられるが、一般には、
配合されく、より好ましくは0.05〜30%が望まし
い。
実施例に代表的な配合例を示すが、もちろん本発明はこ
れに限定されるものではない。
本発明化合物は例えば、次に記すような方法で製造され
る。
すなわち、アンゲリカ酸メチルエステルと本発明化合物
に対応するアルコール即ち2−メチルプロペノール、n
−アミルアルコール、2−メチルブチルアルコール、ベ
ンジルアルコール、β−フェニルエチルアルコール、ケ
ラニオール、シトロネロールとの混合物をエステル交換
触媒の存在下に処理することによって目的のアンゲリカ
酸エステルが得られる。
目的化合物の精製は通常の精製手段例えば精留によって
実施することが出来る。精留によれば、原料の該アルコ
ール、アンゲリカ酸メチルおよび副生ずるメタノールと
目的化合物を分離することが容易である。エステル交換
触媒は精留の際釜残として残るが、望ましくは、精留の
前に単蒸留もしくは、段数の低い塔を用いた精留によシ
、比較的短時間に揮発性反応混合物を留去することによ
って、触媒から分離した方がよい。しかる後に精留によ
って目的化合物を純粋にとり出すことが出来る。
エステル交換触媒としては、一般に酸が用いられるが、
有機錫化合物やチタンのアルコキサイドなどの金属化合
物も好適に用いられる。溶媒は反応に悪い影響を与えな
いものであれば使用しても差し支えないが、一般には無
溶媒系でよい。その他一般に用いられるエステル交換条
件に準じて本発明の化合物は製造される。
上記製造法においては副生ずるメタノールを留去もしく
はモレキュラシープへの吸着のような手段によって反応
混合物から連続的に除去する手段を用いると反応はより
収率よく進行する。
一つの具体的な製造例を以下の実施例に示すが本発明は
もちろんこれにより限定されるものではない。
実施例1 アンゲリカ酸アミ元の製造、アンゲリカ酸メチル80.
0 g 、アミルアルコール65.0 g %  トル
エン200−、ジオクチル錫ラウレート4.0gの混合
物を5001n1.のガラス製フラスコに入れ、上部に
モレキュラーシーブ4Aを詰めたソックスレー抽出器と
還流冷却器を備える。上記混合物を加熱し継続的に還流
するようにして還流液がモレキュラーシーブ4Aを通じ
てフラスコ内に戻るようにする。
合計24時間加熱して得られた混合物を単蒸留して85
〜100℃(30mmHg )の留分98、3 gを得
た。
これを更に精留にかけることにより94℃(30mmH
g )の留分64.8 gを得た。この化合物はガスク
ロマトグラフィー(キャピラリーカラーIA : 25
 m X Q、 3 mmφPBG20M)による分析
で面積比による純度は998チであった。
屈折率(D線、20℃)は1.4375であった。赤外
スペクトルにおいては2B60−302011720.
1650.1455.1690.1380.1 350
.1 26011210.1160.1085、/り件
「 v975.845.760,730”  ’(液膜)に
吸収を示した。プロトン核磁気共鳴スペクトル(重水素
化クロロホルム中、TMS内部標準)においては、δ=
0.91(三重線、3H)、1.28〜1.79(多重
線、6H)、1.85〜2.04(多重線、6H)4.
14(三重線、2H)、6.03(多重線IH)に吸収
を示した。
炭素−13核磁気共鳴(重水素化クロロホルム中、TM
S内部標準)においてはδ=13.98.15.6B、
20.6 ’I、22.51.28.50.2B、66
.64、20.128.45.137.17.168.
00に吸収を示した。
有機元素分析においては 炭素=70.31%、水素=10.39eI6 の値を
示した。
実施例8 2−メチルプロペニルアンゲレートを使用した調合例二
ローズ系 重量(%) フェニルエチルアルコール     50.0ロジノー
ルピュア−20,0 ゼラニウム油             6.0ゲラニ
ルアセテート          4.0ネロール  
            3.0トリクロロメチルフエ
ニルカルビニル        2.5アセテート フェニルエチルアセテート2.5 ヒドロキシシトロネラール         2.0メ
チルオイゲノール            2.0ウン
デシルアルデヒド10 %          2.0
() IJエテルクエン酸エステル中)パルマローザ油
            2.0グアイアジルアセテー
ト        1.5シトラール        
      i、 。
ジメチルベンジルカルビニルアセテート1.01 0 
0、 0 上記香料組成物は、2−メチルプロペニルアンゲレート
を配合しない比較組成物に比して、よシ自然なしかも拡
散性のあるグリーンフローラルな感じが増強された。
実施例9 n−アミルアンゲレートを使用した調合例:キンモクセ
イ系 重量(%) エチルカプレート           1.0リナロ
ール             10.0ベンジルアセ
テート        10.0メチルヨノン    
        5.0エチルブチレート      
     0.57ミルアセテート         
  i、 。
ベンズアルデヒド          0.3フェニル
エチルアセテ−)          3.0ゲラニル
アセテート         1.0アネトール   
          1.0β−ピネン       
      10.0γ−n−デカラクトン     
       6.0ベンジルプロピオネート    
   5.0フエニルエチルアルコール     10
.0アミルシンナミツクアルデヒド       5.
0ジヒドロミルセノール         0.5フエ
ニルエチルイソブチレート10.0ゲラニオール   
         5.0リナリルアセテート    
      5.0ヒドロキシシトロネラール    
  5.0インドール            0.2
エチルカプロレート          0.5100
、0 上記香料組成物は、n−アミルアンゲレートを配合しな
い比較組成物に比してラクトン的な甘さを強調し、より
フローラル感が増強された。
実施例10 2−メチルプテルアンゲレートを使用した調合例:フロ
ーラル・ブーケ系 重量(%) へキシルシンナミックアルデヒド    25.0ヒド
ロキシシトロネラール       15.0ロジノー
ル             io、。
テトラヒドロリナロール           1゜ベ
ンジルサリシレート        6.0インド一ル
10%(トリエチルクエン酸エステル中)     5
.0へキシルサリシレート        5.0リリ
ーアルデヒドピュア−5,0 ベンジルアセテート         5.0リナロー
ル               3.0イランイラン
油エクストラ         2.5サンプオール 
           2.5シンナミックアルコ−、
ル       2.510αO 上記香料組成物は、2−メチルプチルアンゲレートを配
合しない比較組成物に比べ、より自然なしかも優雅なフ
ローラル感が増強された。
実施例11 ペンジルアンゲレートを使用した調合例:チューリップ
系 重量(%) ベンジルフェニルアセテ−)        30.0
クマリン              5・0ジメチル
ハイドロキノン          3.0ゲラニオー
ル            6.0ネロール     
         6・0シトロネロール      
      8.0フエニルエチルアルコール    
   10.0フェニルエチルアセテート5.0 ヨノン ピュアー          5.0ノルマル
ブチルアセテート5.0 グアイアクラッド油        10.0ゼラニウ
ム油             1.0ベンズアルデヒ
ド          1,0アルデヒド014100
%         1.シ100.0 上記香料組成物は、ペンジルアンゲレートを配合しない
比較組成物に比べ、新鮮な花らしさとナチュラル感が増
強された。
実施例12 β−フェニルエチルアンゲレートヲ使用シた調合例:ロ
ーズ系 重量(チ) ゲラニオール           15.0シトロネ
ロール           20.0フエニルエチル
アルコール        50.0ゲラニルアセテー
ト            3.0ゲラニルブチレート
            1,0グアイアクウツド油 
           6.0アルデヒド0−11  
          0.5フ工ニル酢酸10%   
        0.5ゼラニウムバーボン油    
    3.51 0 0、 0 上記香料組成物は、β−フェニルエチルアンゲレートを
配合しない比較組成物に比べ、フレッシュ感とナチュラ
ル感が増強された。
実施例13 ゲラニルアンゲレートを使用した調合例:ローズ系 重量(%) フェニルエチルアルコール       47.0ゲラ
ニオール           12.0シトロネロー
ル           18.0ゼラニウム8.B、
8         1.5フェニルエチルフオルメ−
ト0.5 ネロール              6.5フェニル
エチルアセテート3,5 ネロリドール            1.5フエニル
エチルフエニルアセテート5.5フエニルエチルサリシ
レー)         0. ’50−ズフエノン 
           2.5上記香料組成物は、ゲラ
ニルアンゲレートを配合しない比較組成物に比べ、より
プルガリアンローズの甘みと新鮮な快よい青さを与え、
同時にローズの香りが強調された。
実施例14 シトロネリルアンゲレートを使用した調合例:石鹸用フ
ゼア 重量(%) ラベンダー油           2060ベルガモ
ツト油(合成)          is、。
ゼラニウム油            10.0p−t
ert−ブチルシクロヘキシルアセテート10.0ター
ベニオール           15クマリン   
           スOテトラヒドロリナロール 
          5.0アミルサリシレート   
         5.0リリーアルデヒドピユア  
     5.0リナリルアセテート        
  5.0サンプオール            4.
0アブソリユート トリーモス          1
.5上記香料組成物は、シトロネリルアンゲレートを配
合しない比較組成物に比べ、より自然でマイルドなロー
ズ様調子が増強された。
特許出願人 東 し 株 式 会 社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式(1)で示されるアンゲリカ酸エステル誘導体
    を含む香料組成物。 (式中Rは、2−メチルプロペニル基、n−アミル基、
    2−メチルブチル基、ベンジル基、β−フェニルエチル
    基、ゲラニル基又はシトロネリル基を表わす)
JP11206982A 1982-06-29 1982-06-29 香料組成物 Pending JPS591410A (ja)

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JP11206982A JPS591410A (ja) 1982-06-29 1982-06-29 香料組成物

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JPS591410A true JPS591410A (ja) 1984-01-06

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996002625A1 (en) * 1994-07-19 1996-02-01 The Procter & Gamble Company Perfumes for laundry and cleaning compositions

Cited By (1)

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