JPS5914016B2 - 1,8−ナフタレンジカルボン酸類又はその酸無水物の製造法 - Google Patents
1,8−ナフタレンジカルボン酸類又はその酸無水物の製造法Info
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- JPS5914016B2 JPS5914016B2 JP5370877A JP5370877A JPS5914016B2 JP S5914016 B2 JPS5914016 B2 JP S5914016B2 JP 5370877 A JP5370877 A JP 5370877A JP 5370877 A JP5370877 A JP 5370877A JP S5914016 B2 JPS5914016 B2 JP S5914016B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、アセナフテン又は水酸基及びアミノ基以外の
置換基を持つアセナフテン誘導体、即ち、ナフタレン核
に、ハロゲン原子、ニトロ、シアノ、15スルホ基を有
するアセナフテン誘導体を酸化して、相当する置換、1
・8−ナフタレンジカルボン酸類及びその酸無水物を製
造する方法に関するものである。
置換基を持つアセナフテン誘導体、即ち、ナフタレン核
に、ハロゲン原子、ニトロ、シアノ、15スルホ基を有
するアセナフテン誘導体を酸化して、相当する置換、1
・8−ナフタレンジカルボン酸類及びその酸無水物を製
造する方法に関するものである。
アセナフテン類を酸化して、相当する1・8−20ナフ
タレンジカルボン酸類を製造する方法として、従来は、
クロム酸塩、過マンガン酸塩、硝酸等の酸化剤を用いて
きた。
タレンジカルボン酸類を製造する方法として、従来は、
クロム酸塩、過マンガン酸塩、硝酸等の酸化剤を用いて
きた。
しかし、これらの酸化剤は、高価であり、更に重金属に
よる汚染、或は、窒素酸化物による汚染等の公害を発生
する可能性があ25り、その使用に問題があつた。又、
アセナ7チッそのものを酸化しナフタル酸を製造する方
法としては、重金属化合物及び臭素化合物を触媒とし分
子状酸素を使用するusp2966513特公昭35−
12931号公報の30方法がある。
よる汚染、或は、窒素酸化物による汚染等の公害を発生
する可能性があ25り、その使用に問題があつた。又、
アセナ7チッそのものを酸化しナフタル酸を製造する方
法としては、重金属化合物及び臭素化合物を触媒とし分
子状酸素を使用するusp2966513特公昭35−
12931号公報の30方法がある。
しかしこれらの方法は極めて高温、高圧の条件下で酸化
を行なうものであり酸素吸収が停止した後も同じ条件下
で反応を継続するものであるが、この様な条件は安全面
(特に気相部の爆発限界)への配慮が極めて必要で工業
的に不利35である。さらに、重金属化合物触媒、促進
剤の存在下アセナフテンを分子状酸素により酸化する方
法としてはUsp2578759の方法がある。
を行なうものであり酸素吸収が停止した後も同じ条件下
で反応を継続するものであるが、この様な条件は安全面
(特に気相部の爆発限界)への配慮が極めて必要で工業
的に不利35である。さらに、重金属化合物触媒、促進
剤の存在下アセナフテンを分子状酸素により酸化する方
法としてはUsp2578759の方法がある。
この特許の実施例1では1500部のプロピオン酸中1
08部の酢酸コバルト及び375部のブチルアルデヒド
を用い、110部のアセナフテンを酸化して、ナフタル
酸を得ている。この方法においては、酢酸コバルトを被
酸化物と、ほぼ、等量という、多くの量を使用している
点でコバルトの回収、再生、及び製品への混入等の問題
がある。
08部の酢酸コバルト及び375部のブチルアルデヒド
を用い、110部のアセナフテンを酸化して、ナフタル
酸を得ている。この方法においては、酢酸コバルトを被
酸化物と、ほぼ、等量という、多くの量を使用している
点でコバルトの回収、再生、及び製品への混入等の問題
がある。
以上のようにアセナフテンを酸化する従来の技術はそれ
ぞれ問題があるものであつた。
ぞれ問題があるものであつた。
一方、置換基を有するアセナフテン類の酸化方法として
は前記のクロム酸塩などを酸化剤として使用する方法の
他、重金属化合物及び臭素化合物の存在下、分子状酸素
を使用する方法として特開昭50−142543号公報
、特開昭50一142544号公報もある。
は前記のクロム酸塩などを酸化剤として使用する方法の
他、重金属化合物及び臭素化合物の存在下、分子状酸素
を使用する方法として特開昭50−142543号公報
、特開昭50一142544号公報もある。
しかし、これらの方法は極めて、希薄な濃度(例えば5
・6−ジクロロアセナフテンの場合、その反応液中の濃
度は0.045m01/I?以下)においてのみ、良い
収率が得られている。即ち、4・5−ジクロロナフタレ
ン−1・8−ジカルボン酸の製造に関するすべての実施
例において、反応器容積11当りの、4・5−ジクロロ
ナフタレン−1・8−ジカルボン酸の収量は、4.63
y以下であり、4−スルホナフタレン−1 ・8−ジカ
ルボン酸の製造に関する実施例においては、反応器容積
11?当りの収量は、9.667以下である。又ナフタ
レン−1・8−ジカルボン酸の製造に関する実施例(特
開昭50一142544号公報)では同じく11?当り
10.37以下である。この様な効率の悪い条件では、
工業的実施は、極めて困難と言わざるを得ない。
・6−ジクロロアセナフテンの場合、その反応液中の濃
度は0.045m01/I?以下)においてのみ、良い
収率が得られている。即ち、4・5−ジクロロナフタレ
ン−1・8−ジカルボン酸の製造に関するすべての実施
例において、反応器容積11当りの、4・5−ジクロロ
ナフタレン−1・8−ジカルボン酸の収量は、4.63
y以下であり、4−スルホナフタレン−1 ・8−ジカ
ルボン酸の製造に関する実施例においては、反応器容積
11?当りの収量は、9.667以下である。又ナフタ
レン−1・8−ジカルボン酸の製造に関する実施例(特
開昭50一142544号公報)では同じく11?当り
10.37以下である。この様な効率の悪い条件では、
工業的実施は、極めて困難と言わざるを得ない。
又前記Usp2578759の実施例1の方法でハロゲ
ン原子、スルホ、シアノ、ニトロ基などで置換されてい
るアセナフテン類の酸化に関しては何等の記載もない。
ン原子、スルホ、シアノ、ニトロ基などで置換されてい
るアセナフテン類の酸化に関しては何等の記載もない。
この理由は・・ロゲン原子、スルホ、シアノ、又はニト
ロ基で置換された、アセナフテンの酸化においては、原
料自体及びその酸化反応の中間体が有機溶媒(特に低級
脂肪酸)に対して、溶解度が低いこともあつて縮合など
の副反応を併発しやすく、置換基のないアセナフテンに
比較して反応が顕著に阻害されるためと考えられる。ち
なみに置換基のないアセナフテンの酸化のために提案さ
れた上記特許の実施例1の方法で置換基を有するアセナ
フテン誘導体例えば5・6−ジクロロアセナフテンの酸
化を行なつたところ触媒の酢酸コバルトの量が多すぎる
ため反応条件が過酷すぎて5・6−ジクロロアセナフテ
ンが縮合したものが多量副生し反応が途中で停止して、
収率、純度の面において満足な結果が得られなかつた。
ロ基で置換された、アセナフテンの酸化においては、原
料自体及びその酸化反応の中間体が有機溶媒(特に低級
脂肪酸)に対して、溶解度が低いこともあつて縮合など
の副反応を併発しやすく、置換基のないアセナフテンに
比較して反応が顕著に阻害されるためと考えられる。ち
なみに置換基のないアセナフテンの酸化のために提案さ
れた上記特許の実施例1の方法で置換基を有するアセナ
フテン誘導体例えば5・6−ジクロロアセナフテンの酸
化を行なつたところ触媒の酢酸コバルトの量が多すぎる
ため反応条件が過酷すぎて5・6−ジクロロアセナフテ
ンが縮合したものが多量副生し反応が途中で停止して、
収率、純度の面において満足な結果が得られなかつた。
以上詳述したようにアセナフテン又は置換アセナフテン
類を酸化し相当するナフタレンジカルボン酸を得る従来
の方法は高温、高圧とが極めて多量の重金属化合物を用
いるなど極めて苛酷な条件を必要とするものであつたり
、被酸化物の仕込み効率の悪い方法であつた。本発明者
らは、重金属化合物触媒の存在下分子状の酸素による酸
化において温和な条件で促進剤を作用させ、所望により
さらに助触媒を使用すれば縮合等の副反応をおさえ、生
成物の収率が向上することを見い出したものであり、そ
して上記の酸化反応に続いて、過酸化物又は次亜ハロゲ
ン酸で処理すれば更に収率の向上につながることを見い
出したものである。
類を酸化し相当するナフタレンジカルボン酸を得る従来
の方法は高温、高圧とが極めて多量の重金属化合物を用
いるなど極めて苛酷な条件を必要とするものであつたり
、被酸化物の仕込み効率の悪い方法であつた。本発明者
らは、重金属化合物触媒の存在下分子状の酸素による酸
化において温和な条件で促進剤を作用させ、所望により
さらに助触媒を使用すれば縮合等の副反応をおさえ、生
成物の収率が向上することを見い出したものであり、そ
して上記の酸化反応に続いて、過酸化物又は次亜ハロゲ
ン酸で処理すれば更に収率の向上につながることを見い
出したものである。
即ち第1の発明はアセナフテン又は水酸基及びアミノ基
以外の置換基を有するアセナフテン類を有機溶媒中にお
いて1重金属化合物触媒又は重金属化合物と無機若しく
は有機の臭素化合物とからなる触媒2無水酢酸 所望によりさらに 3脂肪族第3級アミン、芳香族第3級アミン、N−N−
ジアルキル置換アミド、複素環式窒素塩基から選ばれた
少なくとも一種以上の化合物から選ばれた助触媒の存在
下分子状の酸素で酸化することを特徴とする1・8−ナ
フタレンジカルボン酸類又はその酸無水物の製造法であ
り、第2の発明はアセナフテン又は水酸基及びアミノ基
以外の置換基を有するアセナフテン類を有機溶媒中にお
いて1重金属化合物触媒又は重金属化合物と無機若しく
は有機の臭素化合物とからなる触媒2無水酢酸 所望によりさらに 3脂肪族第3級アミン、芳香族第3級アミン、N−N−
ジアルキル、置換アミド、複素環式窒素塩基から選ばれ
た少なくとも一種以上の助触媒の存在下分子状の酸素で
酸化し、得られた酸化生成物を更にアルカリ水溶液又は
これと有機溶媒との混合液中、過酸化物又は次亜ハロゲ
ン酸塩で処理することを特徴とする1・8−ナフタレン
ジカルボン酸類又はその酸無水物の製造法である。
以外の置換基を有するアセナフテン類を有機溶媒中にお
いて1重金属化合物触媒又は重金属化合物と無機若しく
は有機の臭素化合物とからなる触媒2無水酢酸 所望によりさらに 3脂肪族第3級アミン、芳香族第3級アミン、N−N−
ジアルキル置換アミド、複素環式窒素塩基から選ばれた
少なくとも一種以上の化合物から選ばれた助触媒の存在
下分子状の酸素で酸化することを特徴とする1・8−ナ
フタレンジカルボン酸類又はその酸無水物の製造法であ
り、第2の発明はアセナフテン又は水酸基及びアミノ基
以外の置換基を有するアセナフテン類を有機溶媒中にお
いて1重金属化合物触媒又は重金属化合物と無機若しく
は有機の臭素化合物とからなる触媒2無水酢酸 所望によりさらに 3脂肪族第3級アミン、芳香族第3級アミン、N−N−
ジアルキル、置換アミド、複素環式窒素塩基から選ばれ
た少なくとも一種以上の助触媒の存在下分子状の酸素で
酸化し、得られた酸化生成物を更にアルカリ水溶液又は
これと有機溶媒との混合液中、過酸化物又は次亜ハロゲ
ン酸塩で処理することを特徴とする1・8−ナフタレン
ジカルボン酸類又はその酸無水物の製造法である。
尚、本発明において所望により使用する助触媒の作用は
必ずしも明らかではないが、金属化合物に配位して急激
な反応を抑制し副反応をおさえ、温和な反応を進行させ
る役割をはたすものと思われる。事実助触媒を使用する
と酸素の吸収は初期に急激な立ち上りがなく定常的な進
行が認められる。第1の発明を実施するに当つて使用す
る重金属化合物は触媒として使用するものであるが、C
O、Mn.Cr.Ce,.Fe.Ni,.Cu,.Ru
,.Pd、Pt、rなどの金属の塩、酸化物又は水酸化
物をあげることができる。
必ずしも明らかではないが、金属化合物に配位して急激
な反応を抑制し副反応をおさえ、温和な反応を進行させ
る役割をはたすものと思われる。事実助触媒を使用する
と酸素の吸収は初期に急激な立ち上りがなく定常的な進
行が認められる。第1の発明を実施するに当つて使用す
る重金属化合物は触媒として使用するものであるが、C
O、Mn.Cr.Ce,.Fe.Ni,.Cu,.Ru
,.Pd、Pt、rなどの金属の塩、酸化物又は水酸化
物をあげることができる。
この中では酢酸コバルトや酢酸マンガンなどの塩類が好
ましい。又、これらの金属化合物の混合物として使用も
可能である。
ましい。又、これらの金属化合物の混合物として使用も
可能である。
その場合CO化合物を主体とし、上記のその他の金属化
合物を混合したものを使用すると最もよい結果が得られ
る。重金属化合物の使用量は、反応溶液内の濃度として
3×10−3内至1×10−1m01/l被酸化物1モ
ル比に対し0.01乃至0.2モル使用できるが、0.
02〜0.04モル使用するのが好ましい。
合物を混合したものを使用すると最もよい結果が得られ
る。重金属化合物の使用量は、反応溶液内の濃度として
3×10−3内至1×10−1m01/l被酸化物1モ
ル比に対し0.01乃至0.2モル使用できるが、0.
02〜0.04モル使用するのが好ましい。
臭素化合物としてはHBr.Br2、LiBrlNaB
r,.KBr,.CaBr2、BaBr2、COBr2
、NiBr2、MnBr2等の無機臭素化合物、テトラ
ブロモエタン、ジブロモアクリル酸、モノブロモ酢酸、
ベンジルブロマイド等の有機臭素化合物、いずれも使用
可能であり、使用する濃度範囲は、5X10−5乃至2
×10−1m01/lで重金属化合物1モル比に対し0
.1乃至2.5モル比の量が好結果を与える。本発明に
使用する無水酢酸は反応の促進剤として作用するものと
考えられ、反応中に連続的に又は断続的に添加するのが
好ましい。その使用量は被酸化物の1モルに対し0.1
〜10モルである。所望により使用される助触媒として
は脂肪族又は芳香族の3級アミン、N−N−ジアルキル
置換アミド類、複素環式窒素塩基であり、例えばトリフ
エチルアミン、ジメチルベンジルアミン、ジメチルアニ
リン、トリエタノールアミン、DMFlジメチルアセト
アミド、ピリジン、キノリン、ヒビリシン、フエナンス
ロリン等が使用される。
r,.KBr,.CaBr2、BaBr2、COBr2
、NiBr2、MnBr2等の無機臭素化合物、テトラ
ブロモエタン、ジブロモアクリル酸、モノブロモ酢酸、
ベンジルブロマイド等の有機臭素化合物、いずれも使用
可能であり、使用する濃度範囲は、5X10−5乃至2
×10−1m01/lで重金属化合物1モル比に対し0
.1乃至2.5モル比の量が好結果を与える。本発明に
使用する無水酢酸は反応の促進剤として作用するものと
考えられ、反応中に連続的に又は断続的に添加するのが
好ましい。その使用量は被酸化物の1モルに対し0.1
〜10モルである。所望により使用される助触媒として
は脂肪族又は芳香族の3級アミン、N−N−ジアルキル
置換アミド類、複素環式窒素塩基であり、例えばトリフ
エチルアミン、ジメチルベンジルアミン、ジメチルアニ
リン、トリエタノールアミン、DMFlジメチルアセト
アミド、ピリジン、キノリン、ヒビリシン、フエナンス
ロリン等が使用される。
この助触媒の使用量は、使用する重金属化合物1モル比
に対し、0.1乃至3モル比で、特に、0.2〜2.5
モル比が適当である。反応に使用する有機溶媒としては
、酢酸、プロピオン酸、酪酸等の低級脂肪酸、トリクレ
ン、パークレン、モノクロロベンジン、ジクロロベンゼ
ン類、トリクロロベンゼン類等のハロゲノ炭化水素類、
ニトロベンゼン、ニトロトルエン類等のニトロ化合物、
ベンゼン、トルエン、ナフタレン、オクタン、ノナン、
デカン、デカリン等の炭化水素類或はこれらの混合物が
使用できる。
に対し、0.1乃至3モル比で、特に、0.2〜2.5
モル比が適当である。反応に使用する有機溶媒としては
、酢酸、プロピオン酸、酪酸等の低級脂肪酸、トリクレ
ン、パークレン、モノクロロベンジン、ジクロロベンゼ
ン類、トリクロロベンゼン類等のハロゲノ炭化水素類、
ニトロベンゼン、ニトロトルエン類等のニトロ化合物、
ベンゼン、トルエン、ナフタレン、オクタン、ノナン、
デカン、デカリン等の炭化水素類或はこれらの混合物が
使用できる。
しかし反応溶媒としては低級脂肪酸が好ましいが、混合
溶媒を用いた場合でもこの中に低級脂肪酸が被酸化物1
モルに対し少なくとも0.5モル以上存在しているのが
好ましい。溶媒の使用量は、被酸化物の2〜20重量倍
が好ましい。
溶媒を用いた場合でもこの中に低級脂肪酸が被酸化物1
モルに対し少なくとも0.5モル以上存在しているのが
好ましい。溶媒の使用量は、被酸化物の2〜20重量倍
が好ましい。
酸化反応を実施する温度は好ましくは30℃以上、特に
反応初期に30℃乃至90℃、反応の末期に90℃乃至
140℃と反応の進行に伴つて昇温する場合、好結果を
与える。
反応初期に30℃乃至90℃、反応の末期に90℃乃至
140℃と反応の進行に伴つて昇温する場合、好結果を
与える。
反応系内の酸素分圧は、特に制限はないが、0.1〜5
気圧程度が適当であるが、さらにこれより減圧下、加圧
下、いずれにても実施できる。
気圧程度が適当であるが、さらにこれより減圧下、加圧
下、いずれにても実施できる。
また、原料の仕込は、最初から全量仕込んでも良いし、
無水酢酸又は反応溶媒と共に、連続的に添加して行つて
もよい。反応は、酸素の吸収が極めて、わずかになるま
で行う。
無水酢酸又は反応溶媒と共に、連続的に添加して行つて
もよい。反応は、酸素の吸収が極めて、わずかになるま
で行う。
反応初期に誘導期が存在したり、反応中、酸素の吸収量
が不充分な段階で反応を停止させたりして、再開後の反
応進行が不満足な場合には、一般的によく知られた開始
方法、例えば、アゾビスイソブチロニトリル等の開始剤
、或は、ハイドロパーオキサィド等の有機過酸化物等を
微量添加する方法によつて解決できる。
が不充分な段階で反応を停止させたりして、再開後の反
応進行が不満足な場合には、一般的によく知られた開始
方法、例えば、アゾビスイソブチロニトリル等の開始剤
、或は、ハイドロパーオキサィド等の有機過酸化物等を
微量添加する方法によつて解決できる。
目的とする1・8−ナフタレンジカルボン酸類は、反応
溶液から沢過、等の方法によつて採取する。
溶液から沢過、等の方法によつて採取する。
本発明の方法によつてアセナフテン類を有機溶媒中、触
媒、無水酢酸、場合により助触媒を添加して、分子状酸
素によつて酸化反応を行つた生成物は、目的とする1・
8−ナフタレンジカルボン酸と共に、酸化の中間生成物
を同伴する場合がある。このような場合は、第1の発明
の実施例の反応系から好ましくは低級脂肪酸を蒸留した
後該反応液中の酸化生成物を同浴で又は第1の発明の実
施後酸化生成物を沢別して本発明の第2の発明方法に従
つて処理し上記酸化生成物中の酸化中間体を更に酸化し
て、18−ナフタレンジカルボン酸類とすることは、収
率面からも又、製品の純度を向上させる上からも極めて
望ましい事である。
媒、無水酢酸、場合により助触媒を添加して、分子状酸
素によつて酸化反応を行つた生成物は、目的とする1・
8−ナフタレンジカルボン酸と共に、酸化の中間生成物
を同伴する場合がある。このような場合は、第1の発明
の実施例の反応系から好ましくは低級脂肪酸を蒸留した
後該反応液中の酸化生成物を同浴で又は第1の発明の実
施後酸化生成物を沢別して本発明の第2の発明方法に従
つて処理し上記酸化生成物中の酸化中間体を更に酸化し
て、18−ナフタレンジカルボン酸類とすることは、収
率面からも又、製品の純度を向上させる上からも極めて
望ましい事である。
分子状酸素によつて酸化された生成物を処理する方法と
して、アルカリ水溶液或はこれと有機溶媒との混合溶媒
中において過酸化物或は次亜・・ロゲン酸塩と接触させ
るのが適当である。この第2番目の酸化段階で使用する
過酸化物としては、過酸化水素水が、次亜ハロゲン酸塩
としては、次亜塩素酸塩が工業的に有利であるが、これ
に限定されない。アルカリ水溶液としては、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等が使用できる。これと場合に
より使用する有機溶媒としては、この条件において安定
な化合物が使用されるが、代表的なものとして、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン類、ニトロベンゼン、ニトロト
ルエン類、ニトロキシレン類、ハロゲノベンゼン類、オ
クタン、ノナン、デカン、デカリン等があげられる。酸
化剤の使用量は、第1段の酸化条件によつて異なるが、
およそ0.2〜15倍モルが使用される。
して、アルカリ水溶液或はこれと有機溶媒との混合溶媒
中において過酸化物或は次亜・・ロゲン酸塩と接触させ
るのが適当である。この第2番目の酸化段階で使用する
過酸化物としては、過酸化水素水が、次亜ハロゲン酸塩
としては、次亜塩素酸塩が工業的に有利であるが、これ
に限定されない。アルカリ水溶液としては、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等が使用できる。これと場合に
より使用する有機溶媒としては、この条件において安定
な化合物が使用されるが、代表的なものとして、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン類、ニトロベンゼン、ニトロト
ルエン類、ニトロキシレン類、ハロゲノベンゼン類、オ
クタン、ノナン、デカン、デカリン等があげられる。酸
化剤の使用量は、第1段の酸化条件によつて異なるが、
およそ0.2〜15倍モルが使用される。
反応温度は、室温乃至100℃で、0.5〜5時間程度
処理するのが適当である。次に実施例により説明する。
処理するのが適当である。次に実施例により説明する。
実施例 1
100m1フラスコに、恒圧滴下ロウト、温度計を取り
付け、全体を密閉系とし、系内のガスが吸収されたら、
新しく酸素ガスを補つて、全圧を大気圧に保つて反応さ
せる装置を用いた。
付け、全体を密閉系とし、系内のガスが吸収されたら、
新しく酸素ガスを補つて、全圧を大気圧に保つて反応さ
せる装置を用いた。
反応器の加熱には、恒温槽を用いた。上述のフラスコに
、5・6−ジクロロアセナフテン10y、酢酸コバルト
・4水物0.47、酢酸マンガン−4水物0.02y1
臭化ソーダ0.05y1トリエタノールアミン0.18
m11酢酸20m11クロロベンゼン40m1を仕込む
。
、5・6−ジクロロアセナフテン10y、酢酸コバルト
・4水物0.47、酢酸マンガン−4水物0.02y1
臭化ソーダ0.05y1トリエタノールアミン0.18
m11酢酸20m11クロロベンゼン40m1を仕込む
。
恒圧滴下ロウトには、9m1の無水酢酸を仕込み、系内
を酸素ガスで置換した。70℃まで昇温し、密閉系とす
ると、この時点で酸化反応は開始していた。
を酸素ガスで置換した。70℃まで昇温し、密閉系とす
ると、この時点で酸化反応は開始していた。
無水酢酸を徐々に滴下しながら反応させ、約3時間経過
した後、1000m1の酸素を吸収していた。
した後、1000m1の酸素を吸収していた。
ここで80℃に昇温した。更に、無水酢酸を滴下しなが
ら反応させ、15時間後90℃に昇温した。更に8時間
後、酸素吸収は昇温時の補正を行つて2400mI3(
理論の96%)に達した。この時点で無水酢酸は、9m
1を丁度滴下し終つた。110℃まで徐々に昇温して、
反応を終了した。
ら反応させ、15時間後90℃に昇温した。更に8時間
後、酸素吸収は昇温時の補正を行つて2400mI3(
理論の96%)に達した。この時点で無水酢酸は、9m
1を丁度滴下し終つた。110℃まで徐々に昇温して、
反応を終了した。
反応時間は計14.5時間を要した。生成した結晶を1
部とり、ガスクロマトグラフにより分析した。4・5−
ジクロロ−1・8−ナフタレンジカルボン酸又は、その
無水物が79%、5・6−ジクロローアセナフテン一1
・2−ジオンが16%生成していた。
部とり、ガスクロマトグラフにより分析した。4・5−
ジクロロ−1・8−ナフタレンジカルボン酸又は、その
無水物が79%、5・6−ジクロローアセナフテン一1
・2−ジオンが16%生成していた。
反応混合物から酢酸を減圧留去し、力性カリ127を溶
解した水150m1中に、注ぎ込む。
解した水150m1中に、注ぎ込む。
90℃で20分間撹拌し、残存しているクロロベンゼン
を水蒸気蒸留により回収した。
を水蒸気蒸留により回収した。
得られた水溶液を室温で沢過し、金属触媒を水酸化物の
形で回収した。
形で回収した。
F5液を塩酸で酸析し、▲過後、得られた結晶を80℃
で5時間乾燥して、淡褐色の4・5−ジクロロナフタレ
ン−1・8一ジカルボン酸無水物8.27を得た。収率
68%o実施例 2実施例1と同じ装置を用いて酸化反
応を行なつた。
で5時間乾燥して、淡褐色の4・5−ジクロロナフタレ
ン−1・8一ジカルボン酸無水物8.27を得た。収率
68%o実施例 2実施例1と同じ装置を用いて酸化反
応を行なつた。
5・6−ジクロロアセナフテン107、酢酸コバルト・
4水物0.457、酢酸マンガン・4水物0.045y
1クロロベンゼン50m11酢酸30m1を100m1
のフラスコに仕込み無水酢酸13m1を恒圧滴下ロウト
に仕込んだ。
4水物0.457、酢酸マンガン・4水物0.045y
1クロロベンゼン50m11酢酸30m1を100m1
のフラスコに仕込み無水酢酸13m1を恒圧滴下ロウト
に仕込んだ。
実施例1と同様にして無水酢酸を滴下しながら、反応温
度75℃で反応させた。4.5時間後、1000m1の
酸素が吸収され、ここで反応温度を88℃とした。
度75℃で反応させた。4.5時間後、1000m1の
酸素が吸収され、ここで反応温度を88℃とした。
更に反応を続け、7時間後吸収された酸素は1600m
1に達した。ここて俳酸コバルト・4水物0.1y1酢
酸マンガン・4水物0.037を追加した。更に無水酢
酸を滴下しながら反応させ、計40時間後、最早、酸素
は吸収されなくなつた。酸素吸収量は、昇温時の補正を
行つて1914m1(76.2%)に達した。得られた
反応混合物から、減圧にて酢酸を留去し、全体を300
m1フラスコに仕込み、クロロベンゼンを少量添加し、
全量を60m1とした。ここに水1507に力性カリ1
2yを溶解したものを加え、50〜60℃にて18T!
11の35%の過酸化水素を5時間で滴下し、反応させ
た。反応終了後、クロロベンゼンを水蒸気蒸留し、得ら
れた水溶液に、活性炭1yを添加し、室温まで冷却して
沢過し、触媒を回収した。▲液を酸析し、▲過した。9
0℃で加熱乾燥後7.87(収率65%)の黄白色の4
・5−ジクロロナフタレン−1・8−ジカルボン酸無水
物を得た。
1に達した。ここて俳酸コバルト・4水物0.1y1酢
酸マンガン・4水物0.037を追加した。更に無水酢
酸を滴下しながら反応させ、計40時間後、最早、酸素
は吸収されなくなつた。酸素吸収量は、昇温時の補正を
行つて1914m1(76.2%)に達した。得られた
反応混合物から、減圧にて酢酸を留去し、全体を300
m1フラスコに仕込み、クロロベンゼンを少量添加し、
全量を60m1とした。ここに水1507に力性カリ1
2yを溶解したものを加え、50〜60℃にて18T!
11の35%の過酸化水素を5時間で滴下し、反応させ
た。反応終了後、クロロベンゼンを水蒸気蒸留し、得ら
れた水溶液に、活性炭1yを添加し、室温まで冷却して
沢過し、触媒を回収した。▲液を酸析し、▲過した。9
0℃で加熱乾燥後7.87(収率65%)の黄白色の4
・5−ジクロロナフタレン−1・8−ジカルボン酸無水
物を得た。
実施例 5
実施例1と同様の装置にて反応させた。
5・6−ジクロロアセナフテン107、酢酸コバルト・
4水物0.3f、酢酸マンガン・4水物0.015y1
臭化ソーダ0.0377、トリエタノールアミン0.1
8m11クロロベンゼン35m11酢酸15m11及び
滴下ロウトには無水酢酸を8m1仕込んだ。
4水物0.3f、酢酸マンガン・4水物0.015y1
臭化ソーダ0.0377、トリエタノールアミン0.1
8m11クロロベンゼン35m11酢酸15m11及び
滴下ロウトには無水酢酸を8m1仕込んだ。
系を酸素ガスで置換して68℃にて、反応を開始し、無
水酢酸を滴下しながら反応を続けた。
水酢酸を滴下しながら反応を続けた。
3時間後、酸素の吸収量は、1000TI11に達し、
ここで75℃に昇温した。
ここで75℃に昇温した。
更に2時間後、酸素の吸収量は1270m1に達した。
ここで85℃まで昇温し、3時間後90℃に昇温した。
計18時間反応後、酸素吸収量は、昇温時の補正を行な
つて、2300m1に達した。(理論の91.6%)得
られた反応混合物より酢酸を減圧留去し、全体を300
m1のフラスコに移し、クロロベンゼンで全量で100
m1とし、力性カリ127を溶解している水160m1
を加え60〜80℃にて、過酸化水素水(35%)20
m1を滴下しながら1.5時間反応させた。クロロベン
ゼンを水蒸気蒸留し活性炭17を加え冷却し、沢過した
。得られた沢液を酸析し、沢過、90℃で加熱乾燥して
10.9yの4・5−ジクロロナフタレン−1・8−ジ
カルボン酸無水物を得た。収率91%o製品をガスクロ
マトグラフで分析して、純度97.2%中和分析、純度
98,5%の結果を得た。実施例 4 実施例1と同じ装置を用いた。
ここで85℃まで昇温し、3時間後90℃に昇温した。
計18時間反応後、酸素吸収量は、昇温時の補正を行な
つて、2300m1に達した。(理論の91.6%)得
られた反応混合物より酢酸を減圧留去し、全体を300
m1のフラスコに移し、クロロベンゼンで全量で100
m1とし、力性カリ127を溶解している水160m1
を加え60〜80℃にて、過酸化水素水(35%)20
m1を滴下しながら1.5時間反応させた。クロロベン
ゼンを水蒸気蒸留し活性炭17を加え冷却し、沢過した
。得られた沢液を酸析し、沢過、90℃で加熱乾燥して
10.9yの4・5−ジクロロナフタレン−1・8−ジ
カルボン酸無水物を得た。収率91%o製品をガスクロ
マトグラフで分析して、純度97.2%中和分析、純度
98,5%の結果を得た。実施例 4 実施例1と同じ装置を用いた。
5・6−ジクロロアセナフテン10y1酢酸コバルト・
4水物0.26y、酢酸マンガン・4水物0.0267
、臭化ソーダ0,214y1クロロベンゼン50m11
酢酸8m1、恒圧滴下ロウトには無水酢酸を10m1仕
込み、系内を酸素ガス置換し、70℃にて反応を開始す
る。
4水物0.26y、酢酸マンガン・4水物0.0267
、臭化ソーダ0,214y1クロロベンゼン50m11
酢酸8m1、恒圧滴下ロウトには無水酢酸を10m1仕
込み、系内を酸素ガス置換し、70℃にて反応を開始す
る。
メチルエチルケトンパーオキサイドを少量滴下しながら
誘導期を消し、無水酢酸を少量づつ滴下しながら反応さ
せ、段階的に80℃、90℃と昇温した。12時間後吸
収は極めて遅くなつた。
誘導期を消し、無水酢酸を少量づつ滴下しながら反応さ
せ、段階的に80℃、90℃と昇温した。12時間後吸
収は極めて遅くなつた。
この時点で酸素の吸収量は昇温時の補正を行つて232
6m1であり、滴下した無水酢酸の量は9m1であつた
。得られた反応混合物から、減圧で酢酸を留去し残留物
をクロロベンゼン50m1、水180m1、力性カリ1
5yと共に攪拌し50〜70℃にて過酸化水素(35%
)10m1を滴下しながら反応させた。
6m1であり、滴下した無水酢酸の量は9m1であつた
。得られた反応混合物から、減圧で酢酸を留去し残留物
をクロロベンゼン50m1、水180m1、力性カリ1
5yと共に攪拌し50〜70℃にて過酸化水素(35%
)10m1を滴下しながら反応させた。
3時間反応後、冷却して不溶解分を沢過し触媒を回収し
た。
た。
▲液を塩酸により酸析しろ過90℃で加熱乾燥後、10
.3yの4・5−ジクロロナフタレン−1・8−ジカル
ボン酸無水物が得られた。(収率85.5%)実施例
5 実施例3と全く同様にして反応させたが、トリエタノー
ルアミンのかわりにフエナンスロリン0.087を用い
た。
.3yの4・5−ジクロロナフタレン−1・8−ジカル
ボン酸無水物が得られた。(収率85.5%)実施例
5 実施例3と全く同様にして反応させたが、トリエタノー
ルアミンのかわりにフエナンスロリン0.087を用い
た。
21時間反応後、吸収した酸素は、昇温による補正を行
つて2342m1であつた。
つて2342m1であつた。
実施例3と全く同様にして、処理をして、淡黄色の4・
5−ジクロロナフタレン−1・8−ジカルボン酸無水物
10.57が得られた。収率87.5%実施例 6 実施例4と同様にして反応させ、分子状酸素と接触させ
る。
5−ジクロロナフタレン−1・8−ジカルボン酸無水物
10.57が得られた。収率87.5%実施例 6 実施例4と同様にして反応させ、分子状酸素と接触させ
る。
第1段目の酸化に用いる溶媒を次の様に変化させた。そ
の後、実施例4と同じ処理をして、得られた結果を示す
。
の後、実施例4と同じ処理をして、得られた結果を示す
。
ただし(4)の場合、無水酢酸の滴下は行なわなかつた
。
。
実施例 7
実施例3と同様にして反応させたが、酢酸マンガン・4
水物のかわりに次のものを用いた。
水物のかわりに次のものを用いた。
分子状酸素による酸化後も実施例3と同様にした。実施
例 8実施例2と全く同様にして反応させたが、途中、
金属触媒を追加するかわりにジブロモアクリル酸、0.
027を添加した。
例 8実施例2と全く同様にして反応させたが、途中、
金属触媒を追加するかわりにジブロモアクリル酸、0.
027を添加した。
28時間後、酸素吸収は極めて遅くなり、この時点で酸
素吸収量は昇温時の補正をして2335m1に達した。
素吸収量は昇温時の補正をして2335m1に達した。
これを冷却し、析出している結晶を沢別した。少量のエ
タノールで洗い得られた結晶をKOH2Oy、水300
m1と共に攪拌し、80〜95℃にて35%の過酸化水
素水30m1を滴下しながら、5時間反応させた。反応
終了後、全体を冷却し、室温にて沢過した。0.97の
不溶解分があつた。
タノールで洗い得られた結晶をKOH2Oy、水300
m1と共に攪拌し、80〜95℃にて35%の過酸化水
素水30m1を滴下しながら、5時間反応させた。反応
終了後、全体を冷却し、室温にて沢過した。0.97の
不溶解分があつた。
沢液を酸析、沢過、90℃で加熱乾燥し、8.2yの4
.・5−ジクロロナフタレン−1・8−ジカルボン酸無
水物が得られた。収率68%。実施例 9 実施例3と全く同様にして第1段目の酸化を行つた。
.・5−ジクロロナフタレン−1・8−ジカルボン酸無
水物が得られた。収率68%。実施例 9 実施例3と全く同様にして第1段目の酸化を行つた。
分子状酸素により酸化して得られた生成物を沢別した。
これを70m1のクロロベンゼン、12yの力性カリ、
100m1の水と共に撹拌し、ここに、100m1の水
中に7yの力性カリを溶解し、塩素ガスを8y吸収させ
て、調整した次亜塩素酸カリ水溶液を滴下しながら5時
間反応させた。反応終了時次亜塩素酸カリ水溶液は全体
の+の量を添加していた。反応終了後クロロベンゼンを
留去し、冷却後、液を沢過し、触媒を回収した。
100m1の水と共に撹拌し、ここに、100m1の水
中に7yの力性カリを溶解し、塩素ガスを8y吸収させ
て、調整した次亜塩素酸カリ水溶液を滴下しながら5時
間反応させた。反応終了時次亜塩素酸カリ水溶液は全体
の+の量を添加していた。反応終了後クロロベンゼンを
留去し、冷却後、液を沢過し、触媒を回収した。
得られた沢液を塩酸で酸析し、沢過して90℃にて乾燥
し、4・5−ジクロロナフタレン−1・8−ジカルボン
酸無水物8.5y(収率70.8%)が得られた。実施
例 10300m1グラス製オートグレーヴに、酢酸コ
バルト・4水物0.97、酢酸マンガン・4水物0.0
9f7、臭化ソーダ0.08y1トリエタノールアミン
0.37TL11酢酸60m11クロロベンゼン30m
1を仕込み、68℃に加熱した。
し、4・5−ジクロロナフタレン−1・8−ジカルボン
酸無水物8.5y(収率70.8%)が得られた。実施
例 10300m1グラス製オートグレーヴに、酢酸コ
バルト・4水物0.97、酢酸マンガン・4水物0.0
9f7、臭化ソーダ0.08y1トリエタノールアミン
0.37TL11酢酸60m11クロロベンゼン30m
1を仕込み、68℃に加熱した。
内圧を3.5k9/詞として、空気をボンベより41/
Hrの速度で流し更に無水酢酸をポンプで圧入しながら
、5・6−ジクロロアセナフテン、207、クロロベン
ゼン40m1に懸濁したものを、5バツチにわけ、窒素
圧をかけて段階的に圧入した。
Hrの速度で流し更に無水酢酸をポンプで圧入しながら
、5・6−ジクロロアセナフテン、207、クロロベン
ゼン40m1に懸濁したものを、5バツチにわけ、窒素
圧をかけて段階的に圧入した。
3時間で5・6−ジクロロアセナフテンを全量仕込んだ
。
。
その後徐々に昇温し、8時間で90℃まで昇温した。こ
の温度で空気の流速を半分に落とし、5時間反応させ、
無水酢酸の滴下及び空気の流通を止め4時間熟成した。
無水酢酸の全添加量は17m1であつた。反応混合物を
冷却し、析出した結晶を沢別した。
の温度で空気の流速を半分に落とし、5時間反応させ、
無水酢酸の滴下及び空気の流通を止め4時間熟成した。
無水酢酸の全添加量は17m1であつた。反応混合物を
冷却し、析出した結晶を沢別した。
得られた結晶を、オルソジクロロベンゼン60m11力
性カリ25y、水300m1と共に、加熱攪拌し、60
〜8『Cで過酸化水素水(35%)32m1を滴下した
。4時間この温度で反応後、オルソジクロロベンゼンを
水蒸気蒸留し、活性炭3yを添加して冷却した。
性カリ25y、水300m1と共に、加熱攪拌し、60
〜8『Cで過酸化水素水(35%)32m1を滴下した
。4時間この温度で反応後、オルソジクロロベンゼンを
水蒸気蒸留し、活性炭3yを添加して冷却した。
若干浮遊している黒色の沈澱を沢別し、沢液を塩酸で酸
析した。得られた結晶を沢過してとり、90℃で加熱乾
燥して、17.37の4・5−ジクロロナフタレン−1
・8−ジカルボン酸無水物が得られた。(収率72%)
実施例3より収率が低いのは第1段目の酸化のあと反応
混合物を沢過したためであり沢液にも目的物が含まれて
いるからである。
析した。得られた結晶を沢過してとり、90℃で加熱乾
燥して、17.37の4・5−ジクロロナフタレン−1
・8−ジカルボン酸無水物が得られた。(収率72%)
実施例3より収率が低いのは第1段目の酸化のあと反応
混合物を沢過したためであり沢液にも目的物が含まれて
いるからである。
実施例 11
実施例1と同じ装置を用いた。
5−スルホァセナフテン ソーダ塩87、酢酸コバルト
・4水物0.47、酢酸マンガン・4水物0,027、
臭化ソーダ0.057、トリエタノールアミン0.18
m1、酢酸40m1を仕込み、恒圧滴下ロウトに10m
1の無水酢酸を仕込み、系内のガスを酸素で置換した。
・4水物0.47、酢酸マンガン・4水物0,027、
臭化ソーダ0.057、トリエタノールアミン0.18
m1、酢酸40m1を仕込み、恒圧滴下ロウトに10m
1の無水酢酸を仕込み、系内のガスを酸素で置換した。
70℃まで昇温し、密閉系とした。
誘導期が存在したのでメチルエチルケトンパーオキサイ
ド(55%ジメチルフタレート溶液)0.1m1を添加
した。無水酢酸を滴下しつつ反応させ、反応開始後5時
間後、酸素の吸収量は770m1に達した。ここで80
℃に昇温し、更に4時間後90℃に昇温した。90℃で
14時間反応させ、無水酢酸は計9m1を添加した。
ド(55%ジメチルフタレート溶液)0.1m1を添加
した。無水酢酸を滴下しつつ反応させ、反応開始後5時
間後、酸素の吸収量は770m1に達した。ここで80
℃に昇温し、更に4時間後90℃に昇温した。90℃で
14時間反応させ、無水酢酸は計9m1を添加した。
酸素の吸収量は、昇温時の補正を行つて1646m2で
あつた。
あつた。
反応混合物を若干濃縮後、冷却し、生成した結晶を沢別
し、加熱乾燥し、黄白色の1・8−ジカルボキシナフタ
レン−4−スルホン酸ソーダ塩5.57が得られた。収
率59.8%o実施例 12実施例1と同じ装置を用い
、実施例3と同様にして反応させた。
し、加熱乾燥し、黄白色の1・8−ジカルボキシナフタ
レン−4−スルホン酸ソーダ塩5.57が得られた。収
率59.8%o実施例 12実施例1と同じ装置を用い
、実施例3と同様にして反応させた。
ただし原料のアセナフテン誘導体に、5−ニトロアセナ
フテンを10y使用し酸化した。68℃にて酸化を開始
した。
フテンを10y使用し酸化した。68℃にて酸化を開始
した。
誘導期が存在したのでメチルエチルケトンパーオキサイ
ド(55%ジメチルフタレート溶液)0.2m1を添加
し反応させた。無水酢酸12m1を滴下しながら反応さ
せ、4.5時間後、酸素の吸収量は1000m2に達し
、ここで80℃に昇温した。更に5時間後90℃に昇温
し、計25時間反応させた。酸素吸収量は、昇温時の補
正をして2462m1であつた。無水酢酸は、反応開始
後、20時間で添加し終つていた。反応後冷却し、析出
した結晶を沢過し、若干の酢フ酸及びアルコールで洗浄
後、90℃で乾燥し、8.27の黄白色結晶を得た。
ド(55%ジメチルフタレート溶液)0.2m1を添加
し反応させた。無水酢酸12m1を滴下しながら反応さ
せ、4.5時間後、酸素の吸収量は1000m2に達し
、ここで80℃に昇温した。更に5時間後90℃に昇温
し、計25時間反応させた。酸素吸収量は、昇温時の補
正をして2462m1であつた。無水酢酸は、反応開始
後、20時間で添加し終つていた。反応後冷却し、析出
した結晶を沢過し、若干の酢フ酸及びアルコールで洗浄
後、90℃で乾燥し、8.27の黄白色結晶を得た。
赤外吸収スペクトルは5−ニトロナフタレン−1・8−
ジカルボン酸無水物と一致した。収率67.2%o実施
例 13 100m1フラスコに、恒圧滴下ロウト、温度計を取り
付け、全体を密閉系とし、系内のガスが吸収されたら、
新しく酸素ガスを補い全体を、大気圧に保つて反応させ
る装置を用いた。
ジカルボン酸無水物と一致した。収率67.2%o実施
例 13 100m1フラスコに、恒圧滴下ロウト、温度計を取り
付け、全体を密閉系とし、系内のガスが吸収されたら、
新しく酸素ガスを補い全体を、大気圧に保つて反応させ
る装置を用いた。
上述のフラスコにアセナフテン8y、酢酸コバルト・4
水物0.457、酢酸マンガン・4水物0.045y1
臭化ソーダ0.0457、トリエタノールアミン0.1
7m11酢酸30m11クロロベンゼン50m1を仕込
む。
水物0.457、酢酸マンガン・4水物0.045y1
臭化ソーダ0.0457、トリエタノールアミン0.1
7m11酢酸30m11クロロベンゼン50m1を仕込
む。
恒圧滴下ロウトには無水酢酸10m1を仕込み、系内を
酸素ガスで置換した。65℃にて反応を開始し、無水酢
酸を滴下しながら反応させると約2時間で酸素吸収量は
700TrL1に達した。
酸素ガスで置換した。65℃にて反応を開始し、無水酢
酸を滴下しながら反応させると約2時間で酸素吸収量は
700TrL1に達した。
更に75℃で反応させ、85℃、90℃と段階的に昇温
し無水酢酸を滴下しながら反応させた。
し無水酢酸を滴下しながら反応させた。
計42時間反応後酸素の吸収量は昇温時の補正を行つて
3172m1に達した。無水酢酸は7m1を滴下してい
た。
3172m1に達した。無水酢酸は7m1を滴下してい
た。
反応終了後冷却し析出した結晶を沢別して90℃にて加
熱乾燥した。
熱乾燥した。
黄白色の無水ナフタル酸が8.17得られた。
(収率79%)実施例 14
実施例13と同様の装置でフラスコが10m1の装置を
用いた。
用いた。
フラスコ中には0.8f7のアセナフテン、0.037
の酢酸コバルト・4水物0.003yの酢酸マンガン・
4水物を仕込み、反応溶媒として酢酸5W11を添加し
た。
の酢酸コバルト・4水物0.003yの酢酸マンガン・
4水物を仕込み、反応溶媒として酢酸5W11を添加し
た。
促進剤として、無水酢酸1m2を用い実施例1と同様に
して反応させた。酸素吸収量が昇温時の補正をして、1
90m1に達する頃反応を中断した。再開後かなり反応
が遅かつたので残つている無水酢酸中に0.057のメ
チルエチルケトンパーオキサイド(55%ジメチルフタ
レート溶液)を添加し、反応を続けた。40時間後、吸
収量は補正をして286m1に達した。
して反応させた。酸素吸収量が昇温時の補正をして、1
90m1に達する頃反応を中断した。再開後かなり反応
が遅かつたので残つている無水酢酸中に0.057のメ
チルエチルケトンパーオキサイド(55%ジメチルフタ
レート溶液)を添加し、反応を続けた。40時間後、吸
収量は補正をして286m1に達した。
用いた促進剤は全量添加した。
反応混合物をガスクロマトグラフで分析するとナフタル
酸又はその無水物が82.2%、アセナフテン一1・2
−ジオンが8,7%生成していた。
酸又はその無水物が82.2%、アセナフテン一1・2
−ジオンが8,7%生成していた。
比較例 1無水酢酸を用いないこと以外は実施例1と同
様に処理した。
様に処理した。
赤色生成物を得た。
ガスクロマトグラフイ一分析でみる限りその中には目的
物が含まれていなかつた。比較例 2 オートクレープに5・6−ジクロルアセナフテン15y
1酢酸コバルト4水物0.0277、酢酸マンガン4水
物0.054f7、臭化アンモン0.0277、酢酸6
0m1を仕込み昇温した。
物が含まれていなかつた。比較例 2 オートクレープに5・6−ジクロルアセナフテン15y
1酢酸コバルト4水物0.0277、酢酸マンガン4水
物0.054f7、臭化アンモン0.0277、酢酸6
0m1を仕込み昇温した。
120℃で空気を液中に導入し始め内圧を32気圧に保
ちながら11/Mmの割合で空気の導入を続けた。
ちながら11/Mmの割合で空気の導入を続けた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アセナフテン又はハロゲン原子、ニトロ基、シアノ
基若しくはスルホン酸基で置換されたアセナフテン類を
有機溶媒中において(1)重金属化合物触媒又は重金属
化合物と無機若しくは有機の臭素化合物からなる触媒(
2)無水酢酸 所望によりさらに (3)脂肪族第3級アミン、芳香族第3級アミン、N・
N−ジアルキル置換アミド、複素環式窒素、塩基から選
ばれた少なくとも一種以上の助触媒の存在下分子状の酸
素で酸化することを特徴とする1・8−ナフタレンジカ
ルボン酸類又はその酸無水物の製造法。 2 アセナフテン又はハロゲン原子、ニトロ基、シアノ
基若しくはスルホン酸基で置換されたアセナフテン類を
有機溶媒中において(1)重金属化合物触媒又は重金属
化合物と無機若しくは有機の臭素化合物からなる触媒(
2)無水酢酸 所望によりさらに (3)脂肪族第3級アミン、芳香族第3級アミン、N・
N−ジアルキル置換アミド、複素環式窒素、塩基から選
ばれた少なくとも一種以上の助触媒の存在下分子状の酸
素で酸化し、得られた酸化生成物を更にアルカリ水溶液
又はこれと有機溶媒との混合液中、過酸化物又は次亜ハ
ロゲン酸塩で処理することを特徴とする1.8−ナフタ
レンジカルボン酸類又はその酸無水物の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5370877A JPS5914016B2 (ja) | 1977-05-12 | 1977-05-12 | 1,8−ナフタレンジカルボン酸類又はその酸無水物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5370877A JPS5914016B2 (ja) | 1977-05-12 | 1977-05-12 | 1,8−ナフタレンジカルボン酸類又はその酸無水物の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53141253A JPS53141253A (en) | 1978-12-08 |
JPS5914016B2 true JPS5914016B2 (ja) | 1984-04-02 |
Family
ID=12950319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5370877A Expired JPS5914016B2 (ja) | 1977-05-12 | 1977-05-12 | 1,8−ナフタレンジカルボン酸類又はその酸無水物の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5914016B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3520841A1 (de) * | 1985-04-26 | 1986-11-06 | Rütgerswerke AG, 6000 Frankfurt | Verfahren zur oxidation von alkylaromatischen verbindungen |
US5144066A (en) * | 1990-06-26 | 1992-09-01 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Method of producing naphthalenedicarboxylic acids and diaryldicarboxylic acids |
US5175352A (en) * | 1991-01-21 | 1992-12-29 | Mitsubishi Petrochemical Co., Ltd. | Process for preparing 2,6-naphthalenedicarboxylic acid |
-
1977
- 1977-05-12 JP JP5370877A patent/JPS5914016B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53141253A (en) | 1978-12-08 |
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