JPS5913812Y2 - 水中施肥料補給基材 - Google Patents
水中施肥料補給基材Info
- Publication number
- JPS5913812Y2 JPS5913812Y2 JP1980096677U JP9667780U JPS5913812Y2 JP S5913812 Y2 JPS5913812 Y2 JP S5913812Y2 JP 1980096677 U JP1980096677 U JP 1980096677U JP 9667780 U JP9667780 U JP 9667780U JP S5913812 Y2 JPS5913812 Y2 JP S5913812Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base material
- fertilizer
- seaweed
- supply base
- seaweed net
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Cultivation Of Seaweed (AREA)
- Fertilizing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、水中施肥料補給基材に関し、更に訂しくは、
海苔養殖における水中施肥料補給基材に関するものであ
る。
海苔養殖における水中施肥料補給基材に関するものであ
る。
海苔養殖に於て、海苔の生産に極めて重要な時期として
採苗及び育苗の同期間がある。
採苗及び育苗の同期間がある。
この期間中に海苔の成長に必要な養分を補給する目的で
淘苔網自体に施肥加工を施した海苔網を使用している。
淘苔網自体に施肥加工を施した海苔網を使用している。
ところが、上記した加工海苔網だけでは養分が不足する
ため採苗及び育苗の雨期間中は海苔網を栄養液に浸漬し
たり、海苔網に肥料を定期的に散布したり、或いは固形
肥料や肥料を充填した容器を海苔網に1つ1つ取り付け
る方法等が行われている。
ため採苗及び育苗の雨期間中は海苔網を栄養液に浸漬し
たり、海苔網に肥料を定期的に散布したり、或いは固形
肥料や肥料を充填した容器を海苔網に1つ1つ取り付け
る方法等が行われている。
しかし、いずれの方法も施肥作業にかなりの労力と煩雑
さを要し、しかも肥料が潮に流されることも多く施肥効
果はあまり期待できない。
さを要し、しかも肥料が潮に流されることも多く施肥効
果はあまり期待できない。
また、固形肥料や肥料を充填した容器を海苔網に1つ1
つ取り付ける方法の場合は、固形肥料や肥料を充填した
容器を海苔網に、直接にひとつひとつ取り付けるか、海
苔網に近接し7て配置しなければならず、このことは、
施肥作業にがなりの労力と煩雑さを要し、しかも肥料が
潮に流されることも多く施肥効果は期待できないばかり
でなく、波浪によって容器が海苔網に絡んで海苔網を破
損したり、更には浮遊物が引っ掛り容器を覆ってしまい
結局施肥ができない等の欠点を有している。
つ取り付ける方法の場合は、固形肥料や肥料を充填した
容器を海苔網に、直接にひとつひとつ取り付けるか、海
苔網に近接し7て配置しなければならず、このことは、
施肥作業にがなりの労力と煩雑さを要し、しかも肥料が
潮に流されることも多く施肥効果は期待できないばかり
でなく、波浪によって容器が海苔網に絡んで海苔網を破
損したり、更には浮遊物が引っ掛り容器を覆ってしまい
結局施肥ができない等の欠点を有している。
本考案は、上記した施肥作業を省略するとともに施肥効
果を高めた水中施肥料補給基材を提供することを目的と
するもので′ある。
果を高めた水中施肥料補給基材を提供することを目的と
するもので′ある。
即ち、本考案は、柔軟性を有する含浸性素材を使用し、
この含浸性素材を海苔網とほぼ同一か又は海苔網よりや
や狭小なシート状または賛成に形成して補給基材とし、
この補給基材には多数の通水孔または通水間隙が形成さ
れており、この補給基材に肥料を含浸保有させた水中施
肥料補給基材である。
この含浸性素材を海苔網とほぼ同一か又は海苔網よりや
や狭小なシート状または賛成に形成して補給基材とし、
この補給基材には多数の通水孔または通水間隙が形成さ
れており、この補給基材に肥料を含浸保有させた水中施
肥料補給基材である。
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第4図は、本考案の実施例を示す斜視図で
、肥料の補給基材1は、柔軟性を有する含浸性素材を使
用し、この含浸性素材を海苔網5とほぼ同一か又は海苔
網5よりやや狭小なシート状または賛成に形成してなる
。
、肥料の補給基材1は、柔軟性を有する含浸性素材を使
用し、この含浸性素材を海苔網5とほぼ同一か又は海苔
網5よりやや狭小なシート状または賛成に形成してなる
。
柔軟性を有する含浸性素材としては発泡プラスチック、
例えば発泡ポリウレタン、軟質発泡スチロール等の合成
樹脂、或いはフェルト等の不織布、綿糸等の天然素材を
用いる。
例えば発泡ポリウレタン、軟質発泡スチロール等の合成
樹脂、或いはフェルト等の不織布、綿糸等の天然素材を
用いる。
補給基材1は、第1図ないし第3図に示すようにシート
状に形成するが、第4図に示すように賛成に形成しても
よい。
状に形成するが、第4図に示すように賛成に形成しても
よい。
そして、一般的には海苔網5とほぼ同じ大きさであるが
、海苔網5よりやや狭小でもよい。
、海苔網5よりやや狭小でもよい。
補給基材1には多数の通水孔2または通水間隙が形成さ
れている。
れている。
通水孔2の形成にあたっては、第1図に示すように、板
状またはシート状の素材に一定方向の切れ目を交互に入
れ、この素材を切れ目と直角方向に拡開したスリットネ
ットとするか、第2図のように、細長の含浸性素材を複
数本交差させて網状に形成し、その交差点を融着した融
着ネットとするか、更には第3図に示すように、板状ま
たはシート状の素材に多数の通水孔2を打ち抜き形成す
る等の方法があるが、これらに限定されるものではない
。
状またはシート状の素材に一定方向の切れ目を交互に入
れ、この素材を切れ目と直角方向に拡開したスリットネ
ットとするか、第2図のように、細長の含浸性素材を複
数本交差させて網状に形成し、その交差点を融着した融
着ネットとするか、更には第3図に示すように、板状ま
たはシート状の素材に多数の通水孔2を打ち抜き形成す
る等の方法があるが、これらに限定されるものではない
。
また、補給基材1には第4図に示されるように線状また
は棒状の含浸性素材を複数本近接または隣接して並べ、
縄あるいは糸などで結んで管状に形成してもよい。
は棒状の含浸性素材を複数本近接または隣接して並べ、
縄あるいは糸などで結んで管状に形成してもよい。
この場合は通水孔2は、細長の通水間隙となる。
補給基材1には、肥料を含浸保有させる。
第5図は、補給基材1を構成する含浸性素材のうち発泡
プラスチックの一部拡大図であり、含浸性素材は、一般
的には連続した気泡状の空隙部3を有し、空隙部3には
液状の肥料4を保有している。
プラスチックの一部拡大図であり、含浸性素材は、一般
的には連続した気泡状の空隙部3を有し、空隙部3には
液状の肥料4を保有している。
なお、肥料4には、液体の中に粒子が分散したものも含
む。
む。
次に、本考案に係る肥料補給基材の使用方法について説
明する。
明する。
まず採苗の場合は、海苔網5を30〜40枚位重ねて種
付けをするわけであるが、この作業の際に海苔網5の間
に補給基材1をはさみ込むか、或いは、補給基材1の間
に海苔網5をはさみ込む。
付けをするわけであるが、この作業の際に海苔網5の間
に補給基材1をはさみ込むか、或いは、補給基材1の間
に海苔網5をはさみ込む。
補給基材1には肥料4を保有させているので、海水が補
給基材1と海苔網5との間を通過する際に、補給基材1
から滲出した肥料4は海苔網5に運ばれ施肥作業が行な
われる。
給基材1と海苔網5との間を通過する際に、補給基材1
から滲出した肥料4は海苔網5に運ばれ施肥作業が行な
われる。
又、海苔様が肉眼で検出できる一週間後には、海苔網5
を5枚張りに展開して育苗するが、この場合も補給基材
1の配置やその働き等は、採苗の場合と同じである。
を5枚張りに展開して育苗するが、この場合も補給基材
1の配置やその働き等は、採苗の場合と同じである。
なお、育苗期間中、海苔が2= 5 cnn位発育した
時点で海苔網5を1枚張りにするので、その後は補給基
材1は不要となる。
時点で海苔網5を1枚張りにするので、その後は補給基
材1は不要となる。
このように、この考案に係る補給基材は、柔軟性を有し
ており、しかも海苔網とほぼ同一が又は海苔網よりやや
狭小なシート状または管状に形成しているため、海苔網
の間にはさみ込んで使用できるため、海苔網と同様に取
り扱うことができ作業性に優れている。
ており、しかも海苔網とほぼ同一が又は海苔網よりやや
狭小なシート状または管状に形成しているため、海苔網
の間にはさみ込んで使用できるため、海苔網と同様に取
り扱うことができ作業性に優れている。
また、含浸性素材を補給基材とし、この補給基材の空隙
部に肥料液を含ませて肥料を保持させるので、水槽など
に肥料液を入れ、補給基材を浸漬するだけで肥料を保持
させることができるため肥料保有作業は、きわめて容易
である。
部に肥料液を含ませて肥料を保持させるので、水槽など
に肥料液を入れ、補給基材を浸漬するだけで肥料を保持
させることができるため肥料保有作業は、きわめて容易
である。
更に、補給基材は、シート状または管状に形成されてい
るので海苔網の間に挾むことができ、しかもこの補給基
材には多数の通水孔または通水間隙が形成されているた
めに潮の流れを妨げずに潮の流れと共に広範囲に渡って
海苔網に肥料を散布することができる。
るので海苔網の間に挾むことができ、しかもこの補給基
材には多数の通水孔または通水間隙が形成されているた
めに潮の流れを妨げずに潮の流れと共に広範囲に渡って
海苔網に肥料を散布することができる。
このため肥料が潮に流されることも少なく経済的である
等多くの効果をもたらすものである。
等多くの効果をもたらすものである。
図面は本考案の実施例を示し、第1図ないし第4図は補
給基材の平面図、第5図は補給基材の一部拡大図、第6
図及び第7図は、使用例図である。 1・・・・・・補給基材、2・・・・・・通水孔、3・
・・・・・空隙部、4・・・・・・肥料、5・・・・・
・海苔網。
給基材の平面図、第5図は補給基材の一部拡大図、第6
図及び第7図は、使用例図である。 1・・・・・・補給基材、2・・・・・・通水孔、3・
・・・・・空隙部、4・・・・・・肥料、5・・・・・
・海苔網。
Claims (1)
- 柔軟性を有する含浸性素材を使用し、この含豪性素材を
海苔網とほぼ同一か、又は海粟網よりべや狭小なシート
状または賛成に形成して補給暴落とし、この補給基材に
は多数の通水孔または適寸間隙が形成されており、この
補給基材に肥料を1浸保有させたことを特徴とする水中
施肥料補給基材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980096677U JPS5913812Y2 (ja) | 1980-07-07 | 1980-07-07 | 水中施肥料補給基材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980096677U JPS5913812Y2 (ja) | 1980-07-07 | 1980-07-07 | 水中施肥料補給基材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5718352U JPS5718352U (ja) | 1982-01-30 |
JPS5913812Y2 true JPS5913812Y2 (ja) | 1984-04-23 |
Family
ID=29458493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980096677U Expired JPS5913812Y2 (ja) | 1980-07-07 | 1980-07-07 | 水中施肥料補給基材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5913812Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3321261C2 (de) * | 1983-06-11 | 1985-10-24 | Rhodia Ag, 7800 Freiburg | Vorrichtung zur Überwachung von drehenden Teilen auf entstehende Wickel bzw. Aufläufe |
JPS60148771U (ja) * | 1984-03-11 | 1985-10-02 | 住友電気工業株式会社 | 電線用ボビン |
JPS63310442A (ja) * | 1987-06-10 | 1988-12-19 | Sumitomo Electric Ind Ltd | テ−プ巻機のテ−プ無し検出方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51100496A (ja) * | 1975-02-25 | 1976-09-04 | Mitsui Petrochemical Ind | Suichuisehihoho |
-
1980
- 1980-07-07 JP JP1980096677U patent/JPS5913812Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51100496A (ja) * | 1975-02-25 | 1976-09-04 | Mitsui Petrochemical Ind | Suichuisehihoho |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5718352U (ja) | 1982-01-30 |
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