JPS5913800A - 9−(β−D−アラビノフラノシル)アデニンの製造方法 - Google Patents
9−(β−D−アラビノフラノシル)アデニンの製造方法Info
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- JPS5913800A JPS5913800A JP57123913A JP12391382A JPS5913800A JP S5913800 A JPS5913800 A JP S5913800A JP 57123913 A JP57123913 A JP 57123913A JP 12391382 A JP12391382 A JP 12391382A JP S5913800 A JPS5913800 A JP S5913800A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、高純度の9−(β−D−アラビノフラノシル
)アデニンを高収率で製造する新規な方法に関するもの
である、。
)アデニンを高収率で製造する新規な方法に関するもの
である、。
9−(β−D−アラビノフラノシル)アデニン(以下ア
ラビノフラノシルアデニンと略す)は、ヘルペス・シン
プレックス・ウィルス(HerpesSimplex
Virus)、バキニア・ウイルス(Va−ccinj
a Virus)などに対する抗ウイルス性作用を有す
る化合物であり、ヘルペス性の角膜炎及び脳炎の治療薬
として用いられている、。
ラビノフラノシルアデニンと略す)は、ヘルペス・シン
プレックス・ウィルス(HerpesSimplex
Virus)、バキニア・ウイルス(Va−ccinj
a Virus)などに対する抗ウイルス性作用を有す
る化合物であり、ヘルペス性の角膜炎及び脳炎の治療薬
として用いられている、。
これまで、アラビノ7ラノフルアデニンの製法としては
、2’,3’−エボキシアデノシンを製造し、これを開
環反応させる方法(J、Am、Chem、Soc、第8
2巻、第2648ページ)、置換アラビノースとアデニ
ン誘導体とを直接縮合させる方法(J.Org、Che
m、第28巻、第3004ページ)、アラビノフラノチ
オギザシリジンとニトロピリミジンとを縮合させ、これ
を還元後環化してメルカプトプリンヌクレオシドとし、
これを脱硫する方法(米国特許第3,948,883号
明細書)、8.2’−型ブリシンクロヌクレオシドを開
裂させる方法(特公昭47−7271号公報、特開昭4
8−14694号公報)、3′,5’−0アシルアデノ
シン誘導体を酸化してケト誘導体に変え、次いで還元す
る方法(特開昭54−73795号公報)などが提案さ
れている。
、2’,3’−エボキシアデノシンを製造し、これを開
環反応させる方法(J、Am、Chem、Soc、第8
2巻、第2648ページ)、置換アラビノースとアデニ
ン誘導体とを直接縮合させる方法(J.Org、Che
m、第28巻、第3004ページ)、アラビノフラノチ
オギザシリジンとニトロピリミジンとを縮合させ、これ
を還元後環化してメルカプトプリンヌクレオシドとし、
これを脱硫する方法(米国特許第3,948,883号
明細書)、8.2’−型ブリシンクロヌクレオシドを開
裂させる方法(特公昭47−7271号公報、特開昭4
8−14694号公報)、3′,5’−0アシルアデノ
シン誘導体を酸化してケト誘導体に変え、次いで還元す
る方法(特開昭54−73795号公報)などが提案さ
れている。
しかしながら、2’,3’−エボキシアデノシンを経る
方法及び置換アラビノースとアデニン誘導体とを反応さ
せる方法は、多くの反応工程を要し、また縮合反応に際
し多くの副生物を伴うため、はん雑な精製処理を行わな
ければならない上に、収率も低くなるのを免れないとい
う欠点がある。また、アラビノフラノチオギザシリジン
とニトロピリミジン誘導体とから出発する方法は、反応
に長時間を要する上に、縮合環化反応の操作も厄介であ
り、工業的製法として適当なものとはいえない。さらに
8,2′−型ブリンシクロヌクレオシドを経る方法は、
これの開裂反応を高温、高圧下で長時間行わなければな
らず、また脱硫反応においてはラネニッケルのような特
殊の触媒を用いて加熱する必要があるなど、装買やコス
トの面で問題がある。
方法及び置換アラビノースとアデニン誘導体とを反応さ
せる方法は、多くの反応工程を要し、また縮合反応に際
し多くの副生物を伴うため、はん雑な精製処理を行わな
ければならない上に、収率も低くなるのを免れないとい
う欠点がある。また、アラビノフラノチオギザシリジン
とニトロピリミジン誘導体とから出発する方法は、反応
に長時間を要する上に、縮合環化反応の操作も厄介であ
り、工業的製法として適当なものとはいえない。さらに
8,2′−型ブリンシクロヌクレオシドを経る方法は、
これの開裂反応を高温、高圧下で長時間行わなければな
らず、また脱硫反応においてはラネニッケルのような特
殊の触媒を用いて加熱する必要があるなど、装買やコス
トの面で問題がある。
最後に、3′,5′−0−アシルアデノシンから出発す
る方法は、アンル体の分離、精製が必要で、しかも、酸
化生成物、還元生成物の精製には、イオン交換樹脂カラ
ム、を用いることが不可欠なため、生産効率の低下を免
れないという欠点がある。
る方法は、アンル体の分離、精製が必要で、しかも、酸
化生成物、還元生成物の精製には、イオン交換樹脂カラ
ム、を用いることが不可欠なため、生産効率の低下を免
れないという欠点がある。
このように、これまで知られているアラビノフラノンル
アアニンの製造方法は、いずれも工業的に大量生産する
方法としてはなんらかの欠点を有し、必ずしも満足しう
るものとはいえない。
アアニンの製造方法は、いずれも工業的に大量生産する
方法としてはなんらかの欠点を有し、必ずしも満足しう
るものとはいえない。
本発明者らは、このような従来方法のもつ欠点を克服し
、安価な原料から簡乍な操作で、しかも収率よく高純度
のアラビノフラノシルアデニンを製造するだめの工業的
に行うのに適した方法全開発すべく鋭意研究を重ねた結
果、3’,5’−0−(テトライノプロピルジシロキサ
ン−1,3−ジイル)アデノシンを出発原料とし、これ
をジメチルスルホギシドと無水酢酸とにより処理し、次
いでその反応生成物を還元すると、容易にアラビノフラ
ノシルアデニンに変換しうる9−{3′,5′−0−(
テトライソプロピルジシロキザン−1.3−ジイル)−
β−D−アラビノフラノンル〕アデニンと出発原料であ
る3’、5’−0−(テトライングロピルジシロキサン
−1,3−ジイル)アデノシンのみが生成し、しかもこ
の際には他の副生物を伴わないので、特にイオン交換樹
脂その曲特別の精製手段によるはん雑な精製を必要とし
ないことを見出し、この知見に基づいて本発明をなすに
至った。
、安価な原料から簡乍な操作で、しかも収率よく高純度
のアラビノフラノシルアデニンを製造するだめの工業的
に行うのに適した方法全開発すべく鋭意研究を重ねた結
果、3’,5’−0−(テトライノプロピルジシロキサ
ン−1,3−ジイル)アデノシンを出発原料とし、これ
をジメチルスルホギシドと無水酢酸とにより処理し、次
いでその反応生成物を還元すると、容易にアラビノフラ
ノシルアデニンに変換しうる9−{3′,5′−0−(
テトライソプロピルジシロキザン−1.3−ジイル)−
β−D−アラビノフラノンル〕アデニンと出発原料であ
る3’、5’−0−(テトライングロピルジシロキサン
−1,3−ジイル)アデノシンのみが生成し、しかもこ
の際には他の副生物を伴わないので、特にイオン交換樹
脂その曲特別の精製手段によるはん雑な精製を必要とし
ないことを見出し、この知見に基づいて本発明をなすに
至った。
すなわち、本発明は、
(イ)3′、5′−〇−(テトライソプロピルジンロキ
サン−1,3−ジイル)アテノシンをジメチルスルホキ
ンド及び無水酢酸で処理して対応する2′−ケト体に変
換する工程、 (ロ)(イ)工程で得た2′−ケト体を還元処理する工
程、 (ハ)(ロ)工程の反応混合物から9−[3’、5’−
0−(テトライソプロピルジルシロキサン−1,3−ジ
イル)−β−D−アラビノフラノシル〕アデニンと3’
、5’−〇−(テトライングロビルジ/l−Jキリノー
1.3−ジイル)アデノシンとを分離し、後者を(イ)
工程へ循環させる工程及び (ニ)(ハ)工程で分離された9−[3′、5’−0−
(テトライソグロピルジシロキサン−1,3−ジイル)
−β−D−アラビノフラノシル〕アデニンから保護基を
脱離さ硝ることにより9−(β−J)−アラビノフラノ
ノル)アデニンを得る工程 から成ることを特徴とする9−(β−D−アラビノフラ
ノシル)アデニンの製造方法を提供するものである。
サン−1,3−ジイル)アテノシンをジメチルスルホキ
ンド及び無水酢酸で処理して対応する2′−ケト体に変
換する工程、 (ロ)(イ)工程で得た2′−ケト体を還元処理する工
程、 (ハ)(ロ)工程の反応混合物から9−[3’、5’−
0−(テトライソプロピルジルシロキサン−1,3−ジ
イル)−β−D−アラビノフラノシル〕アデニンと3’
、5’−〇−(テトライングロビルジ/l−Jキリノー
1.3−ジイル)アデノシンとを分離し、後者を(イ)
工程へ循環させる工程及び (ニ)(ハ)工程で分離された9−[3′、5’−0−
(テトライソグロピルジシロキサン−1,3−ジイル)
−β−D−アラビノフラノシル〕アデニンから保護基を
脱離さ硝ることにより9−(β−J)−アラビノフラノ
ノル)アデニンを得る工程 から成ることを特徴とする9−(β−D−アラビノフラ
ノシル)アデニンの製造方法を提供するものである。
本発明方法において、出発原料として用いる3′,5’
−0−(テトライソプロピルジシロキサン−1,3−ジ
イル)−アゾンシンは、容易に人手できる安価なアゾン
シンに、1.3−ジクロル−1、1.3、3−テトライ
ノプロピルジシロキサンを反応さぜることにより定量的
収率で得られる化合物であり、このものはなんら精製処
理を施すことなくそのまま後続工程に供すことができる
ので工業的に実施する方法の出発原料としては好適なも
のである。
−0−(テトライソプロピルジシロキサン−1,3−ジ
イル)−アゾンシンは、容易に人手できる安価なアゾン
シンに、1.3−ジクロル−1、1.3、3−テトライ
ノプロピルジシロキサンを反応さぜることにより定量的
収率で得られる化合物であり、このものはなんら精製処
理を施すことなくそのまま後続工程に供すことができる
ので工業的に実施する方法の出発原料としては好適なも
のである。
本発明方法の(イ)工程は、前記の3’,5’−0−(
テトライソプロビルジシロキサン−1,3−ジイル)ア
テノシンを、室温下で8〜12倍量のジメチルスルホキ
シドに溶解し、次いでこれに原料の4〜6倍用の無水酢
酸を加え、暫時かきまぜたのち、5〜20時間枚置す装
ことによっておこなわれる。
テトライソプロビルジシロキサン−1,3−ジイル)ア
テノシンを、室温下で8〜12倍量のジメチルスルホキ
シドに溶解し、次いでこれに原料の4〜6倍用の無水酢
酸を加え、暫時かきまぜたのち、5〜20時間枚置す装
ことによっておこなわれる。
次にこれを加水分解し、適当な溶媒例えば酢酸エチルで
抽出し、洗浄後溶媒を留去することにより、高純度の対
応するケト体が得られる。
抽出し、洗浄後溶媒を留去することにより、高純度の対
応するケト体が得られる。
このように(イ)工程は、以下の反応式に従って進行す
る。
る。
(式中のRはイソプロピル基)
次に本発明方法の(ロ)工程は、(イ)工程で得た2′
−ケト体を、適当な溶媒例えばベンゼン−エタノール混
液中に溶解し、慣用の還元剤例えば水素化ホウ素ナトリ
ウム2〜3倍モルを加え、冷却しながら反応させること
により行われる。この処理により2位のケト基が還元さ
れて水酸基となるが、この際、意外にも2′−水酸基が
3′−置換基に対してトランス型配置をとるアラビノフ
ラノンル体が圧倒的に多く生成し、/ス型配置のものの
生成用は少ない。
−ケト体を、適当な溶媒例えばベンゼン−エタノール混
液中に溶解し、慣用の還元剤例えば水素化ホウ素ナトリ
ウム2〜3倍モルを加え、冷却しながら反応させること
により行われる。この処理により2位のケト基が還元さ
れて水酸基となるが、この際、意外にも2′−水酸基が
3′−置換基に対してトランス型配置をとるアラビノフ
ラノンル体が圧倒的に多く生成し、/ス型配置のものの
生成用は少ない。
この(ロ)工程は、以下の反応式に従って進行する。
」
(式中のRは前記と同じ)
本発明方法の(ハ)工程においては、上記のようにして
得たトランス製ののものすなわチ9−〔3’,5′−0
−(テトライソプロビルジノロキサン−1.3ージイル
)−β−D−アラビノフラノシル〕アブニンとシス型の
ものずなわち3’,5’−〇−(テトライノプロビルジ
ンロキザン−1,3−ジイル)′アゾノシンとを分離し
、後者を(イ)、工程に循環させ再使用するのであるが
、この分離は例えばノリカゲル又はアルミナを用いたク
ロマトグラノィーにより容易に行うことができる。この
工程で分離される9−〔3’,5′−0−(テトライソ
プロビルジシロキサン−1,3−ジイル)−β−D−ア
ラビノフラノシル〕アブニンは文献未載の新規化合物で
、通常無晶形で得られる。
得たトランス製ののものすなわチ9−〔3’,5′−0
−(テトライソプロビルジノロキサン−1.3ージイル
)−β−D−アラビノフラノシル〕アブニンとシス型の
ものずなわち3’,5’−〇−(テトライノプロビルジ
ンロキザン−1,3−ジイル)′アゾノシンとを分離し
、後者を(イ)、工程に循環させ再使用するのであるが
、この分離は例えばノリカゲル又はアルミナを用いたク
ロマトグラノィーにより容易に行うことができる。この
工程で分離される9−〔3’,5′−0−(テトライソ
プロビルジシロキサン−1,3−ジイル)−β−D−ア
ラビノフラノシル〕アブニンは文献未載の新規化合物で
、通常無晶形で得られる。
このものは、他の共存物質からの分離が容易であり、し
かも保護基の脱離及び脱離後の生成物の精製が容易であ
るという特徴をゆうしている。
かも保護基の脱離及び脱離後の生成物の精製が容易であ
るという特徴をゆうしている。
本発明方法の(ニ)工程においては、前工程で分離され
た9−〔3’,5’−0−テトライソプロピルジシロキ
サン−1,3−ジイル)−β−D−アラビノフラノシル
〕アブニンを例えばテトラヒドロ−7ランのような溶媒
に溶解し、これにテトラブチルアンモニウムフルオライ
ドを加えて反応させることによっり保護基を脱離させる
。このようにして得られる目的物のアラビノフラノシル
アデニンは、なんらイオン交換クロマトグラフィーなど
特殊な精製手段を用いることなく、中に含水メタノール
を加えて結晶化させるたけで、はとんど定量的に回収さ
れる。
た9−〔3’,5’−0−テトライソプロピルジシロキ
サン−1,3−ジイル)−β−D−アラビノフラノシル
〕アブニンを例えばテトラヒドロ−7ランのような溶媒
に溶解し、これにテトラブチルアンモニウムフルオライ
ドを加えて反応させることによっり保護基を脱離させる
。このようにして得られる目的物のアラビノフラノシル
アデニンは、なんらイオン交換クロマトグラフィーなど
特殊な精製手段を用いることなく、中に含水メタノール
を加えて結晶化させるたけで、はとんど定量的に回収さ
れる。
このようにして得られたアラビノフラノシルアラニンの
赤外線吸収スペクトル、紫外部吸収スベりトルは、標品
のそれと完全に一致した。
赤外線吸収スペクトル、紫外部吸収スベりトルは、標品
のそれと完全に一致した。
この(ニ)工程は、以下の反応式に従って進行する。
本発明方法は、人手の容易なアデノシンから簡単に製造
される3’,5’−0−(デトライノブロビルジシロキ
サン−1,3−ジイル)アデノシンを出発原料とし、少
数の工程で、高収率かつ高純度で目的物たるアラビノフ
ラノシルアデニンを得ることができる上に、製造過程中
で生じる唯一の副生物である3’,5’−0−(テトラ
イソプロピルジシロキサン−1,3−ジイル)アデノシ
ンはそのまま出発原料として循環再使用しうるので、工
業的方法として好的である。
される3’,5’−0−(デトライノブロビルジシロキ
サン−1,3−ジイル)アデノシンを出発原料とし、少
数の工程で、高収率かつ高純度で目的物たるアラビノフ
ラノシルアデニンを得ることができる上に、製造過程中
で生じる唯一の副生物である3’,5’−0−(テトラ
イソプロピルジシロキサン−1,3−ジイル)アデノシ
ンはそのまま出発原料として循環再使用しうるので、工
業的方法として好的である。
次に実施例により本発明をさらに、詳細に説明する。
参考例
アデノシン8.0g(:30mmole)をビリノン1
50mlに懸濁し、室温でかきまぜなから、1,3−ジ
クロル−1、1.3、3−テトライソプロピルジシロキ
サン10.4g(33m mole)とビリジン15m
lとの混液を10分間で滴下した。次いで1時間かきま
ぜ、ジメチルホルミアド15mlを添加してさらに1時
間かきまげると反応混合物は溶液となった。
50mlに懸濁し、室温でかきまぜなから、1,3−ジ
クロル−1、1.3、3−テトライソプロピルジシロキ
サン10.4g(33m mole)とビリジン15m
lとの混液を10分間で滴下した。次いで1時間かきま
ぜ、ジメチルホルミアド15mlを添加してさらに1時
間かきまげると反応混合物は溶液となった。
次に反応液を減圧下留去し、得られた残渣に酢酸エチル
300mlを加えて溶解し、炭酸水素ナトリウム水溶液
、次いで水で洗浄し、無水硫酸マグネンウムで脱水処理
後、減圧下に溶剤を残留し、無晶形の表題化合物15.
3gを得た。粗収率100.3%本品は精製することな
く次の工程に便用することができる。
300mlを加えて溶解し、炭酸水素ナトリウム水溶液
、次いで水で洗浄し、無水硫酸マグネンウムで脱水処理
後、減圧下に溶剤を残留し、無晶形の表題化合物15.
3gを得た。粗収率100.3%本品は精製することな
く次の工程に便用することができる。
実施例1
参考例で得られた3’,5’−0−(テトライソプロビ
ルジシロキサン−1,3−ジイル)−アデノシン5.1
g(10m mole)をジメチルスルホキシド60m
lに溶解し、これに無水酢酸30mlを加え、一夜かき
寸ぜて十分反応させた。得られた反応混合物を氷200
g中に加え、2時間かきオナたのち、酢酸エチル300
mlで2回抽出し、抽出有機層を炭炭酸水素ナトリウム
水浴液、次いで水でそれぞれ数回洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムを加えて脱水乾燥した。次に減圧下に溶剤を留
去し、得られたシロップをベンゼンーエタノール(l:
lv/v)混液150mlに溶解し、0℃に冷却したの
ち、水素化ホウ素ナトリウム1g(26mmole)を
加え、2時間同温度に保ってかきまぜた。これにアセト
ン10mlを加え、さらに30分間かきまぜたのち、反
応液を減圧留去し、残留物を水100mlに溶解した。
ルジシロキサン−1,3−ジイル)−アデノシン5.1
g(10m mole)をジメチルスルホキシド60m
lに溶解し、これに無水酢酸30mlを加え、一夜かき
寸ぜて十分反応させた。得られた反応混合物を氷200
g中に加え、2時間かきオナたのち、酢酸エチル300
mlで2回抽出し、抽出有機層を炭炭酸水素ナトリウム
水浴液、次いで水でそれぞれ数回洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムを加えて脱水乾燥した。次に減圧下に溶剤を留
去し、得られたシロップをベンゼンーエタノール(l:
lv/v)混液150mlに溶解し、0℃に冷却したの
ち、水素化ホウ素ナトリウム1g(26mmole)を
加え、2時間同温度に保ってかきまぜた。これにアセト
ン10mlを加え、さらに30分間かきまぜたのち、反
応液を減圧留去し、残留物を水100mlに溶解した。
次いで10%塩酸を加えてpHを2に調製したのち、酢
酸エチル200mlで2回抽出し、抽出自機層を食塩水
、次いで水でそれぞれ数回洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。これを減圧下に溶媒を留去して得られた
シロップをシリカゲルを充てんしたカラムを用い、クロ
ロホルムーメタノール(95:5v/v)1.2lで展
開し、最初に溶出した0.8lを第一分画とし、その後
の0.4lを第二分画として別々の受器に採取した。こ
の各分画から、それぞれ溶媒を留去することにより第一
分画から3’,5’−0−(デトライソゾピルジシロキ
サン−1.3−ジイル)アデノシン1.2gを、また第
二分画から無晶形の9−〔3’,5’−0−(テトライ
ソプロビリジシロキサン−1.3−ジイル)−β−0−
アラビノフラノシル〕アデニン2.9g(収率74.0
%)を得た。
酸エチル200mlで2回抽出し、抽出自機層を食塩水
、次いで水でそれぞれ数回洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。これを減圧下に溶媒を留去して得られた
シロップをシリカゲルを充てんしたカラムを用い、クロ
ロホルムーメタノール(95:5v/v)1.2lで展
開し、最初に溶出した0.8lを第一分画とし、その後
の0.4lを第二分画として別々の受器に採取した。こ
の各分画から、それぞれ溶媒を留去することにより第一
分画から3’,5’−0−(デトライソゾピルジシロキ
サン−1.3−ジイル)アデノシン1.2gを、また第
二分画から無晶形の9−〔3’,5’−0−(テトライ
ソプロビリジシロキサン−1.3−ジイル)−β−0−
アラビノフラノシル〕アデニン2.9g(収率74.0
%)を得た。
3’,5’−0−(テトライソプロピルジシロキサン−
1,3−ジイル)−アデノノンを、参考例に従って新た
に製造された原料と混合して再度使用したが、なんらの
支障も認められなかった。
1,3−ジイル)−アデノノンを、参考例に従って新た
に製造された原料と混合して再度使用したが、なんらの
支障も認められなかった。
次に、前記のようにして得た無晶形の9−[3’,。
5’−0−(テトライソプロピルジシロキサン−1,3
−ジイル)−β−D−アラビノフラノ〕アデニン2.9
gをテトラヒドロフラン14.5mlにに溶解し、これ
にテトラプチルアンモニウムフルオライドのテトラヒド
ロフラン溶液(1M)14.5mlを加え、室温で10
分間かきまぜたのち、水5mlを加え、反応液を減圧下
に留去した。ここで得られたシロップを水12mlとメ
タノール60mlの混液に溶解し、種晶して室温で一夜
静置した。
−ジイル)−β−D−アラビノフラノ〕アデニン2.9
gをテトラヒドロフラン14.5mlにに溶解し、これ
にテトラプチルアンモニウムフルオライドのテトラヒド
ロフラン溶液(1M)14.5mlを加え、室温で10
分間かきまぜたのち、水5mlを加え、反応液を減圧下
に留去した。ここで得られたシロップを水12mlとメ
タノール60mlの混液に溶解し、種晶して室温で一夜
静置した。
析出した結晶をろ取し、少量のメタノールで洗浄したの
ち乾燥し、9−(βーDーアラビノフラノシル)アデニ
ンの結晶1.45gを得た収率95.4%、融点255
〜257℃、λmax(ETOH)258.5nm(ε
13800)、また、本晶についての赤外線吸収スペク
トル、薄層クロマトグラフィーの測定結果は標品のそれ
らと完全に一致した。
ち乾燥し、9−(βーDーアラビノフラノシル)アデニ
ンの結晶1.45gを得た収率95.4%、融点255
〜257℃、λmax(ETOH)258.5nm(ε
13800)、また、本晶についての赤外線吸収スペク
トル、薄層クロマトグラフィーの測定結果は標品のそれ
らと完全に一致した。
特許出願人 東進ケミカル株式会社
代理人 阿形 明
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1(イ)3’、5’−O−(テトライソプロピルジシロ
キサン−1.3−ジイル)アデノシンをシメチルスルホ
ギ7ド及び無水酢酸で処理して対応するる2′−ケト休
に変換する工程、 (ロ)(イ)工程で得だ2′−ケト体を還元処理する工
程、 (ハ)(ロ)工程の反応混合物から9−〔3′,5′−
0(デトライノプロピリジシロキサン−1,3−ジイル
)−β−1)−アラビノフラノシル〕アデ二ンと3’,
5’−0−(テトライノプロビルジシロキサン−1,3
−ジイル)アデノシンとを分離し、後者を(イ)工程へ
、循環させる工程及び(ニ)(ハ)工程で分離されだ9
−[3’,5’−0−(テトライノプロピルジシロキサ
ン−1,3−ジイル)−β−D−アラビノフラノシル〕
アデニンから保護基を脱離させることにより9−(β−
D−アラビノフラノノル)アデニンを得る工程から成る
ととを特徴とする9−(β−D−アラビノフラノシル)
アデニンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57123913A JPS5913800A (ja) | 1982-07-16 | 1982-07-16 | 9−(β−D−アラビノフラノシル)アデニンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57123913A JPS5913800A (ja) | 1982-07-16 | 1982-07-16 | 9−(β−D−アラビノフラノシル)アデニンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5913800A true JPS5913800A (ja) | 1984-01-24 |
JPS635040B2 JPS635040B2 (ja) | 1988-02-01 |
Family
ID=14872439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57123913A Granted JPS5913800A (ja) | 1982-07-16 | 1982-07-16 | 9−(β−D−アラビノフラノシル)アデニンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5913800A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0921140A (ja) * | 1995-07-07 | 1997-01-21 | Minoru Tomita | 軽量部材土留パネル工法 |
-
1982
- 1982-07-16 JP JP57123913A patent/JPS5913800A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS635040B2 (ja) | 1988-02-01 |
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