JPS59137457A - スルフアミド誘導体およびそれを含む選択性除草剤 - Google Patents

スルフアミド誘導体およびそれを含む選択性除草剤

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JPS59137457A
JPS59137457A JP58009968A JP996883A JPS59137457A JP S59137457 A JPS59137457 A JP S59137457A JP 58009968 A JP58009968 A JP 58009968A JP 996883 A JP996883 A JP 996883A JP S59137457 A JPS59137457 A JP S59137457A
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JP
Japan
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dimethyl
sulfamide
compound
nitrophenyl
selective herbicide
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JP58009968A
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Yoshiharu Hayashi
林 善晴
Takashi Tanaka
田中 尭
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Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式〔l) (式中、Xはハロゲン原子または低級ハロゲノアルキル
基を示す)で表わされる、N、N−ジメチルN/  (
4−ニトロフェニル)スルファミド誘導体および該化合
物を有効成分とする選択性除草剤に関する。
イネ、コムギ、大豆、ワタ、トウモロコシ等は世界的に
重要な農作物であシ、これらの主要作物の栽培にあたっ
て雑草害を軽減するために除草剤を使用することは不可
欠である、 従来、スルファミドを骨格とする化合物の中で殺草活性
を有するものとしては、例えばフランス特許第2076
734号明細書に記載されている化合物がある。、この
化付物のベンセン壌土の置換基についてみれば、無置換
体、3位または4位のモノ置換体、:(位及び4位のジ
置換体である。
しかし、この化合物を用いた除草剤は、本願発明の比較
例に示すように、殺草能力が低くしかも雑草の種類によ
ってはその効果が期待できない。
不発明者らは、イネ、コムギ、大豆、ワタ、トウモロコ
シ等に対しては選択性を有し、雑草に対しては低濃度で
枯殺もしくは成長を完全に抑制し、人畜及び魚介類に対
しては毒性の低いスルファミド誘導体について研死を行
った結果、一般式子または低級ハロゲノアルキル基を示
す)で表わされる化合物が、上記目的に応える化合物で
あること、及びこの化合物を有効成分として含有する除
草剤は、水田及び畑地における種々の雑草の駆除を可能
にすることを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、一般式 (式中、Xはハロゲン原子または低級ハロゲンアルキル
基を示す) で表わされるN、N−ジメチル−N’−(4−ニトロフ
ェニル)スルファミド誘導体、及びこのスルファミド誘
導体を有効成分として含有する選択性除草剤である。
本発明のスルファミド誘導体は、前記したフランス特許
に記載された化合物とは異なり、ベンゼン頂上の置換位
置が2位及び4位のジ置換体で、4位の置換基としてニ
トロ基、2位の置換基として、フッ素原子、塩素原子、
臭素原子などのハロゲン原子・またはトリフルオロメチ
ル基などの低級ハロゲノアルキル基である新規化合物で
あり、また、この化合物を有効成分として含有する除草
剤は、イネ科の植物に対しては高度な選択性を有し1、
一方体範囲の雑草例えば水田−年少雑草であるコナギ、
アゼナ、キカシグサ、多年生雑草であるウリカワ、ミズ
ガヤツリ、ホタルイ、更に畑地雑草であるメヒシバ、イ
ヌビニ、オオイヌダテなどに対し2て強力な殺草または
成長抑制効果を有する。
本発明化合物の殺草作用をさらに詳しく述べると、本発
明化付物は、雑草の発芽前処理および発芽後処理のいず
れにおいても広範囲の雑草に対し強い殺−tti活性を
示す。
本発明化合物CI)を水田に用いる際には雑草の発芽前
および発芽後に土壌処理さらに発芽後茎葉処理すること
により、移植水稲および直播水稲に対し、害作用を及ば
ずことなく、通常の除草剤では除草が困難なウリカワ、
ミズガヤツリ、ホタルイなどの多年生雑草を強力に駆除
することができる。濱うにコナギ、ターqガヤツリなど
の一年生単子葉雑草ま/こアゼナ、キカシグサ、ミズノ
・コベ、ミゾハコベなどの広葉雑草をも有効に駆除する
ことができる。しかも従来知られているスルファミド系
除草剤に比較して、本発明化合物(1)は散布時期を遅
らせても十分な除草効果を示すという特長を持つ。
また畑地においては、雑草の発芽前土壌処理または発芽
後茎葉兼土壌処理することにより畑地の強害雑草である
ハコベ、イヌビニ、アカザなどの広葉雑草を有効に駆除
することができる。さらに単子葉雑草ではカヤツリグサ
などのカヤソリブザ科雑草に有効である。一方、実用施
用薬量では、イネ、コムギ、トウモロコシ、ダイズ、ワ
タなどの作物は薬害をうけることはない。さらに本発明
化合物の有する広い殺草スペクトルを利用すれば、水田
、畑地はもとより牧草地、樹園地、造林地、非農耕地用
の除草剤として使用することもできる。
本発明者らは、入幕に対し低毒性であり、前に述べたよ
うに多くの雑草に対し、特に問題になっている水田多年
生雑草に対し強力々殺草活性を有し、その上、イネに対
し高度な選択性を有するスルファミド誘導体を見い出し
、本発明を完成するに至った。
以上説明したように、本発明化合物[1〕は選択性およ
び殺草スペクトルの広さの点においてすぐれており、極
めて有用な化合物である。
本発明化合物〔l)は新規化合物であり、次の方法によ
り製造することができる。
(a)一般式 (式中のXは前に定義した通りである)で表わされる4
−二l・ロアニリン誘導体とジメチルアミンおよび塩化
スルフリルより得られる、ジメチルスルファモイルクロ
ライドとを反応させる。この反応は、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、テトラヒドロフラン、1.4−iジオキ
サン、クロロホルム、ピリジン、N、N−ジメチルホル
ムアミド、N、N−ジメチルアセトアミドなどの有機溶
媒またはその混合物中において行われる。ピリジン、ト
リエチルアミン、炭酸カリウムなどの脱塩化水素剤を用
いることにより反応を高収率で行なうことができる。こ
の反応は冷却下、室温下あるいは加熱することにより行
なわれる。反応時間は主に反応温度、使用する試薬の種
類によって異なるが、0.5〜24時間程度である。反
応終了後、目的物は常法に従って反応混合物より分離取
得することができる。
(り一般式 (式中、Xは前に定義した通りである)で表わされる、
N、N−ジメナルーN/  (2−置換フェニル)スル
ファミド誘導体におけるベンゼン環の4位を位置選択的
にニトロ化する反応である。二10化反応に用いるニト
ロ化剤としては、硝酸と硫酸を組み合せたいわゆる混酸
、硝酸アセチル、硫酸中硝酸カリウム、ニトロニウムテ
トラフルオロボラートおよび類似のものがあけられる。
反応温度は一般的に氷点下20°C乃至100”C1好
ましくは氷点下15℃乃至50°Cで行なうことができ
る。またニトロ化反応は、場合によっては不活性有機溶
媒、例えば1,2−ジクロルエタンなどの塩素化炭化水
素の存在下で実施することができる。反応時間は、主に
反応温度、使用する試薬の糧類によって異なるが、0.
5〜24時間程度である。反応終了後、目的物は常法に
従って反応混合液から取得される。
次に、一般式CI)で表わされる本発明化合物を例示す
ると以下のようになるが、本発明をこれらに限定するも
のでないことはいうまでもない。
(上記化合物番号は以下の製造例及び試験例においてそ
の1ま使用する。) 本発明化合物〔1〕を実際に使用する際は、原体そのも
のを散布することかでき、また水利剤、乳剤、粒剤、粉
剤などのいずれの製剤形態のものでも使用できる。
これらの製剤品を作製するに当って、固体担体としては
例えば鉱物質粉末(カオリン、ベントナイト、クレー、
モンモリロナイト、タルク、ケインウ土、雲母、バーミ
キュライト、石こう、炭酸カルシウム、リン石灰など)
、植物質粉末(大豆粉、小麦粉、木粉、タバコ粉、でん
ぷん、結晶セルロースなど)、高分子化合物(石油樹脂
、ポリ塩化ビニル、ケトン樹脂など)、さらにアルミナ
、ワックス類などがあげられる。また液体担体としては
、7ヒとえばアルコール類(メタノール、エタノール、
ブタノール、エチレングリコール、ベンジンアルコール
など)、芳香族炭化水素類(トルエン、ベンゼン、キシ
レン、メチルナフタレンなど)、塩素化炭化水素類(ク
ロロホルム、四塩化炭素、モノクロルベンゼンなど)、
エーテル類(ジオキサン、テトラヒドロフランなど)、
ケトン類(アセトン、メチルエテルケトン、シクロ、ヘ
キサノンなど)、エステル類(酢酸エチル、酢酸メチル
、エチレングリコールアセテートなど)、酸アミF類(
N、N−ジメチルホルムアミPなど)、二)・ジル類(
アセトニトリルなど)、エーテルアルコール類(エチレ
ングリコールエチルエーテルなど)、および水などがあ
げられる。
乳化、分散、拡散等の目的で使用さ扛る界面活性剤は、
非イメン性、陰イオン性、陽イオン性および両性イメン
性のいずれのものも使用できる。
使用される界面活性剤の例をあげると、ホリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルア
リールエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、
ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンンルl
ピ゛タン脂肪酸エステル、オキ/エチレン、オキシプロ
ピレンポ1ツマ−、ポリオキシエチレンアルキルリン酸
エステル、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキ
ルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アル
キルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキル硫
酸エステル、第4級アンモニウム塩、オキシルアルキル
アミン等であるが、もちろんこれらのみに限定されるも
のではない。また必要に応じてゼラチン、カゼイン、ア
ルギン酸ソーダ、でん粉寒天、ポリビニルアルコールな
どを補助剤として用いることができる。
以下に本除草剤の代表的な配合方法を説明する配合方法
1(水利剤の調製ン 本発明化合物25重置部、ポリオキンエチレンアルキル
アリールニーデル系界面活性剤5重量部およびタルク7
0重量部をよく粉砕して混合して水利剤とする。
配合方法2(乳剤の調製) 本発明化合物10重量部、ポリエチレングリコールエー
テル系界面活性剤10重量部、n−ブタノール40重量
部およびキシレ/40重量部をよく混合して乳剤とする
配合方法3(粒剤の調製) 本発明化合物5重量部、ベントナイト45重量部、クレ
ー40重量部、リグニンスルフ1=ン酸ナトリウム5重
量部およびドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5重
量部をよく粉砕混合し、水を力日えてよく練9合わせた
後、造粒乾燥して粒剤とす、  る。
配合方法4(粉剤の調製) 本発明化合物5重量部およびクレー95重量部0  を
よく粉砕混合して粉剤とする。
本発明の除草剤の使用量は、使用方法、使用場所あるい
は対象雑草の種類により異なるが、通常1アール当り2
〜60g−(有効成分)用いれば十分である。−土だ本
発明化合物は、除草剤としての効力向上を目的とし、他
の除草剤との混用も可能であり、場合によっては相乗効
果を期待することもできる。たとえば次に記載の成分を
使ってもよい。
(A)  フェノキシ系除草剤 2、4−、)クロルフェノキシ酢酸;2−メチル−4−
クロルフェノキシ酢酸;2−メチル−4−りロルフエノ
キシチオ酢酸−8−エチル;2−メチル−4−クロルフ
ェノキシ酪酸エテル(それぞれのエステル、塩類を含む
)など。
(B)  ジフェニルエーテル系除草剤2.4− ジク
ロルフェニル−4′〜ニトロフェニルエーテル;2,4
.6− トリクロルフェニル−4′−ニトロフェニルエ
ーテルi 2,4− ジクロルフェニル−47−二トロ
〜3’ −メトキシフェニルエーテル;2.4− ジク
ロルフェニル−37−メドキシカルyR=ルー4′−ニ
トロフェニルエーテル;2−クロロ−4−トリフルオロ
メチルフェニル−3′−エトキ/−4′−二トロフェニ
ルエーテル;5−(2−り0ロー4−トリフルオロメチ
ルフェノキン)−2−二トロ安息香酸ナトリウム塩など
(C)トリアジン系除草剤 2−クロル−4,6−ピスエチルアミノー1,3.5−
トリアジン12−10ルー4−エチルアミノ−6−イン
ブロビルアミノー1,3.5− )リアジン;2−メチ
ルチオ−4,6−ピスエチルアミノー1,3゜5−トリ
アジン;2−メチルチオ−4,6−ピスイソプロピルア
ミノー1,3.5−トリアジン;2−メチルチオ−4−
エチルアミノ−6−(1,2−ジメチルプロピルアミノ
) −1,3,5−トリアジン;2−メチルチオ−4−
エチルアミノ−6−インブロビルアミノー1,3.5−
 )リアジンなど。
CD)  尿素系除草剤 3− (3,4−ジクロルフェニル)−Ll−ジメチル
ウレア; 3− (3,4−1クロルフエニル)−1−
メトキシ−1−メチルウレア13−(3−クロロ−4−
ジフルオロクロロメチオフェニル)−1,1−ジメチル
ウレア+3  (α、α、α−トリフルオルーIn  
)ジル)−Ll−ジメチルウレア:3−44−(4−1
0ロフエノキシ)フェニル〕−1,1−ジメチルウレア
13−(4−ベンジルオキシフェニル)−1−メトキシ
−1−メチルウレア13−44−(4−メチルフェネチ
ルオキシ)フェニル〕−1−メトキシー1−メチルウレ
アなど。
(E)  カー・々メート系除草剤 インプロピルーN−’(3−クロルフェニル)カーノコ
メート;メチル−N−(3,4−=)クロルフェニル)
カーノぐメート:4−クロル−2−フーt−ニル−N−
(3−クロルフェニル)カーノ々メートナト。
(F)  チオールカーバメート系除草剤S−エチル−
N、N−へキサメテレンチオールカーパメー)、、5−
(4−クロルベンジル) −N、N−ジエチルチオール
カーバメート;S−エチルジゾロビルチオールカーパメ
ートなど。
(0)  アニリド系除草剤 3.4−ジクロルゾロピオンアニリFAN−メトキシメ
チル−2,6−ダニチル−2−クロルアセトアニリド:
2−クロル−2/、6/−ジエチル−N−(ブトキシメ
チル)−アセトアニリド;2〜クロル−2’、6’−ジ
エチル−N−(7’ロポキシエチル)−アセトアニリド
;α−(2−ナフトキシ)プロピオンアニリド;2−ベ
ンゾチアゾール−2−イルオキシ−N−メチルアセトア
ユ。リドなど。
(H)  ウラシル系除草剤 5−ブロム−3−sec −ブチル−6−メチルウラシ
ル;3−シクロへキシル−5,6−トリメテレンウラシ
ルなど。
(I)  ジピリジニウム塩系除草剤 1.1′−ジメチル−4,4’−、ジピリジニウムジク
ロライドil、1’−エチレン−2,2′−ジピリジニ
ウムジプロマイドなど。
(J)  リン系除草剤 N−(ホスホノメチル)グリシン;0−エチル−o−(
2−二1・ロー5−メチルフェニル)−N−5ec−ブ
チルホスホロアミドチオエート;。−メクールーo−(
2−二トロー4−メチルフェニル)−N−インゾロビル
ホスホロアミドチオエート;5−(2−メチル−1,1
−ピペリジルカルボニル7メチル ェ−);(2−アミノ−4−メチルホスフイノゾチリル
)アラニルアラニンナトリウム塩など。
(K)トルイジン系除草剤 α,α,αートリノルオロー2,6−シニトローN,N
−ジプロピル−p−)・ルイジン;N−(シクロプロピ
ルメチル)−α,α,αートリフルオルー2,6−ジニ
トロ−N−プロピル−p−)ルイジンなど。
(L)  その他の除草剤 N −5ee−ブチル−4−tert−ブチル−2,6
−シニトロアニリン;5  tcrt−ブチル〜3− 
(2゜4−、) りo o −5−インプロポキシフェ
ニル)−i、3’、4−オキサジアゾリン−2−オン:
3−インfロビルー2.1.3−ベンゾチアデアジノン
−4,2゜2−ジオキシド;2−(α−ナフトキシ) 
−N、N−ジエチルプロピオンアミド;3−アミノ−2
,5−ジクロル安息香酸i 2− see −ブチル−
4,6−シニトロフエノールi 4− (2,4−−、
#ロロベンゾイル) −1,3−ジメチルピラゾール−
5−−1ルーp−トルエンスルホネート;2−クロロ−
N−〔(4−メトキシ−6−メチル−1,3,5−トリ
アジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホ
ンアミド;N−(α、α−ジメチルベンジル)−α−ブ
ロモターシャリ−ブチルアセトアミrなど。
以上のものは単なる例示であって、もちろん本発明化合
物と併用できる他の除草剤がこれらに限られるものでな
いことはいうまでもない。本発明の除草剤は、また、ピ
レスロイド系殺虫剤、その他の殺虫剤、殺菌剤、植物生
長調節剤、微生物農薬、肥料との混用も可能である。
なお、本発明化合物は哺乳動物および魚介類に対する毒
性が極めて低く、この点においても除草剤として使用す
るのに好適である。
次に本発明化合物の製造例及び本発明の除草剤組成物の
試験例をあげて本発明をさらに詳しく説明するが、本発
明の範囲をこれらの例に限定するものでないことはいう
までもない。
製造例1 前記方法(a)によるN、N−ジメチル−N’−(2−
クロロ−4−二トロフェニル)スルフアミ)’(前記化
合物(2))の製造。
2−クロロ−4−ニトロアニリン3.5fFヲヒlJジ
ン10m、lに溶解し、これにジメチルスルファモイル
クロライl”3.25’を室温下で滴下した。滴下終了
後、60℃で1時間、さらに100℃で3時間反応した
。冷却後、反応混合液を濃塩酸中に注ぎ込み、析出した
粗結晶を濾別し、希塩酸続いて水f 洗浄後乾燥し、エ
タノール−ベンゼンの混合溶媒で再結晶し、淡褐色結晶
2.6zを得た。この結晶の融点、元素分析及びNMR
は下記の如くであった。
融点:」31〜132℃ 元素分析値:C(%)H(%)  N(ヂ)  S(%
)計算値(OBH1oOAN3048 ) 34 、3
5  :う、5815.0311.4’5実測値   
    34.38 3.6014,9811.38H
MRデータ:δCDC4(ppm )2.91(S、6
)() 、 7.29(bs、IH)7.63〜8.2
9(3H) 製造例2 前記方法(blによるN、N−ジメチル−N/−(4−
ニトロ−2−トリフルオロメチルフェニル)スルファミ
ド(前記化合物(4))の製造。
N、N−ジメチル−N’−(2−トリフルオロメチルフ
ェニル)スルファミド5−4 y−全1IHjfE酸2
7 !i’および1,2−ジクロロエタン15ゴの混合
溶媒に溶解し、氷点下15°Cに冷却した。反応温度を
氷点−[12℃乃至氷点下10℃に保ちながら、硝酸カ
リウム3?を少量ずつ添加した。反応混合物をさらに3
0分間攪拌後、次にこれを氷水中に注入し、クロロホル
ムで抽出した。続いて生成物をクロロホルム層から2規
定の水酸化ナトリ、ラム水溶液中に再抽出した後、活性
炭で処理し、濾過しそして6規定塩酸水溶液を添加し、
溶液を酸性とした後、クロロホルムで抽出した。有機層
をよく水洗した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減
圧下で溶媒を留去し、得られた粗結晶をエタノールで再
結晶し、淡黄色結晶3.31を得た。乙の結晶の融点、
元素分析値及びNMRは下記の如くであった。
融点: 112.4〜113.4℃ 元素分析値:C(%)  H(%)  N(%′)S(
%)計算値(09H,0F3N30.S)  34.5
0 3.1913.4210.22実測値      
34.55 3.1113.39 io、26HMRチ
ー タ:δCDcL3(ppm)2.92(8,6H)
  、  7.0り(bs、IH)7.80〜8.47
(3H) 製造例3 N、N−ジメチル−N/  (2−フルオロ−4−二ト
ロフェニル)スルファミド(前記化合物(1))の製造
製造例2におけるN、N−ジメチル−N/  (2−ト
リフルオロメチルフェニル)スルファミトニ化えてN、
N−ジメチル−N’−(2−フルオロフェニル)スルフ
ァミドを用いる以外は、製造例2と同様に行った。その
結果を下記に示す。
融点: 127.5〜128.5℃ 元素分析値:C(係)  H(%)  N(チ)  S
(係)計算値(08H,oFN304S)  36,5
0 3.80 15.97 12.17実測値    
  36.55 3.7416.0512.09NMR
,データ:δcoc4 (ppm )2.92(S、6
H) 、 7.24(bs、LH)7.49〜8.13
 (3H) 製造例4 N、N−ジメチル−N/  (2−ブロモ−4−ニトロ
フェニル)スルファミド(前記化合物(2))の製造。
製造例2におけるN、N−ジメチル−N/  (2−ト
リフルオロメチルフェニル)スルファミドに代えて、N
、N−ジメチル−N/  (2−ブロモフェニル)スル
ファミドを用いた以外は、製造例2と同様に行った。そ
の結果を下記に示す。
融点: 114.5〜115.5℃ 元素分析値:C(チ)  H(チ)  N(%)8(%
)計q−値(06111(IBrN304S) 29.
63 3.09 12.96 9.88実測値    
  29.68 3.0412.91 9.84NMI
L −y −p : acD” (ppm)2.90(
S、6H)、 7.19(bs、LH)7.60〜8.
41 (3H) 試験例1 水田土壌1.5Kpずつを詰めた115,000アール
のワグネルポツトを湛水状態にし、2.5葉期のイネを
移植し、さらにヒエ、コナギ、アゼナ、キカシグサなど
の一年生雑草と、多年生雑草のホタルイを播種し、ウリ
カワとミズガヤツリの塊茎を植え、−週間ねかぜだ後、
第1表に示した所定の薬剤′″を湛水土壌処理した。
薬剤処理後21日1に前記の雑草に対する除草効力と薬
害の程度を調査した。調査時に枯れ残つた個々の植物の
地上部を刈り取り、生重量を測定し、無処理区の重禁を
100%として残草率を計算して下記の基準に従って除
草効力および薬害を評価した。その結果を第1表に示す
なお薬剤処理は、前記配合方法2に従って乳剤に調整し
、行なった。なお比較例として、フランス特許第2,0
76.734号に記載の化合物および発明者らが甘酸し
た化合物を同様にして乳剤となし処理した。処理方法に
ついては、所定量の乳剤を水で希釈し、1ポツトあたり
10dずつピペットで滴下した。
薬害および除草効力の評価基準 (注1)比較化合物(a) (フランス特許第2,076.734号明細書記載)(
注2)比較化合物(b) (フランス特許第2,076.734号明細書記載)(
注3)比較化合物(C) 融点;143〜144°C (注4)比較化合物(、d) 融点i 133.6〜134.6℃ 試験例2 115.000アールのワグネルポットに畑地土壌を詰
メ、トウモロコシ、コムギ、メヒシノ々、イヌビニ、オ
オイヌタデを播種し覆土した。所定量の乳剤および展着
剤を17−ル10tの水に乳化させ、ポットの上方から
小型噴霧器でスプレーした。薬剤処理後21日間温室に
置き、薬害および除草効力を評価した。、評価は試験例
1の基準に準じて行ない、結果を第2表に示した。なお
比較例として、試験例1で用いた比較化合物(aL(b
)、(c)および(d)を同様に乳剤となし、同一処理
を行なった。
(以下余色) 試験例3 115.000アールのワグネルボットに畑地土壌を詰
め、メヒシ/々、イヌビエ、オオイヌタデを播種し、湯
室内であらかじめ各植物が2.5葉期になるまで育成し
た。所定量の乳剤および展着剤を17−ル15tの水に
乳化させ、ポットの上方から供試植物に斑なく小型噴霧
器でスプレーした。薬剤処理後21日間温室に置き、除
草効力を評価した。
評価は試験例1の基準に準じて行ない、結果を第3表に
示した。なお比較例として、試験例1で用いた比較化合
物(a)および(c)を同様に乳剤となし、同一処理を
行なった。
(以下令色) 第3表 手続補正書(自発) 昭和58年3月 3日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1 律件の表示   11:3和58年特許願第 99
68  号2 発明の名称 スルファミド誘導体およびそれを含む 選択性除草剤 a 補正をする者 小作との関係   特許出願人 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2番6号4、補正の対象 5、補正の内容 (1)  出願明細書箱4貞第14の「人畜」を「人畜
」に補正する。
(2)同第26頁の「第1表」を、別紙「第1表」に補
正する。
(3)同第29貝の「第2表」を、別紙「第2表」に補
正する。
(4)同第31頁の「油53表」を、別紙「第3表」に
補正する。
現 以上 8

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)一般式 (式中、Xは)・ロゲン原子または低級・・ロゲノアル
    キル基を示す)で表わされる、N、N−ジメチル−N’
    −(4−二トロフェニル)スルファミド誘導体 (2)  N、N−ジメチル−N’−(2−フルオロ−
    4−ニトロフェニル)スルファミドである特許請求の範
    囲第1項記載の化合物 (3)  N、N−ジメチル−N’−(2−クロロ−4
    −ニトロフェニル)スルファミドである特許請求の範囲
    第1項記載の化合物 (4)  N、N−ジメチル−N’−(2−ブロモ−4
    −ニトロフェニル)スルファミドである特許請求の範囲
    第1項記載の化合物 (5)  N + N−ジメチル〜N’ −(、4−ニ
    トロ−2−トリノルオロメチルフェニル)スルファミド
    である特許請求の範囲第1項記載の化合物 (6)一般式 (式中、Xはハロゲン原子または低級ハロゲノアルキル
    基を示す)で表わされる、N、N−ジメチル−N’−(
    ’4−二トロフェニル)スルファミド誘導体を有効成分
    として含有することを特徴とする選択性除草剤 (7)  N、N−、ジメチル−N/  < 2−フル
    オロ−4−二トロフェニル)スルファミドを有効成分と
    して含有する特許請求の範囲第6項に記載の選択性除草
    剤 (8)  N、N−ジメチル−N′−(2−クロロ−4
    −二トロフェニル)スルファミドを有効成分として含有
    する特許請求の範囲第6項に記載の選択性除草剤 (91N、N−ジメチル−N/  (2−ゾロモー4−
    ニトロフェニル)スルファミドを有効成分として含有す
    る特許請求の範囲第6項に記載の選択性除草剤 (10)  N、N−ジメチル−N/  (4−ニトロ
    −2−トリフルオロメチルフェニル)スルフアミドラ有
    効成分として含有する特許請求の範囲第6項に記載の選
    択性除草剤
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