JPS59136597A

JPS59136597A - ロ−タリ式圧縮機

Info

Publication number: JPS59136597A
Application number: JP979783A
Authority: JP
Inventors: Shigetaro Tagawa; 茂太郎田川; Yoshihisa Uneyama; 宇根山　祥久; Kazuo Sekigami; 和夫関上; Masahiko Sugiyama; 雅彦杉山; Minoru Sato; 実佐藤
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1983-01-26
Filing date: 1983-01-26
Publication date: 1984-08-06
Also published as: JPH0512556B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は冷蔵庫、空気調和機なとに使用されるロータリ
式圧縮機に関し、特に消音構造と、略水平にクランクシ
ャフトを設置した横形ロータリ式圧縮機の給油構造に関
するものである。

〔従来技術〕

第１図は従来公知の横形ロータリ式圧縮機（以下圧縮機
と云う）の縦断面図で、ここでは公開特許公報昭５７−
１０５５８７号を引用して説明すると、腕曲した給油管
１１がケース１の下方に貯溜されたオイル１５中に浸漬
され、給油管１１内にクランクシャフト４と共に回転す
るコイルスプリング１２が内装され、コイルスプリング
のＩＪ−ドにより、オイルを移送するものであった。ま
た、シリンダ６内で圧縮された吐出ガスはサブベアリン
グ９に設けられた吐出バルブ（図示せず）から薄板を絞
り形成したカップ状の吐出サイレンサ１０て覆われた消
音室１６内へ放出された後、ケース１内へ吐出されるも
のである。

ここで、この種の圧縮機は次の欠点を有していた。すな
わち、コイルスプリング１２は給油管１１の内壁と全周
、全長に渡り接触もしくは微少な間隙て摺動することが
給油能力を得るための必要条件であり、このためある程
度の、（′１１動ロスによるｒＴＥ縮機の人力アップは
避けられない。また、縦形の圧縮機と比較して部品点数
が増加となり、圧縮機コストが割高となる。

また、横形にかかわらず縦形においても、従来の圧縮機
は薄板をカップ状に絞り形成して消音室１６を構成して
いたが、吐出ガスはかなりの衝撃音を伴って吐出ポート
（図示せず）から放射されるので薄板の吐出サイレンサ
１０は剛性が低くかっケース外まで騒音振動が伝播され
る。

また薄板であるため遮音性能が不十分であり、透過する
騒音も犬であった。従来この対策として、公開特許公報
昭５７−４６０８５号にみられる様に、吐出ポートの一
部に共鳴形のサイレンサを設けるなどの手段が具体化さ
れているが、特に圧縮比の高い低温用の圧縮機に採用す
ると、共鳴サイレンサの容積がトップボリュームの増大
となり性能低下を招くので実用化には問題があった。

〔発明の１コ的〕本発明の目的は新給油機構の具体化と、静粛な運転が可
能な安価で信頼性の高い横形圧縮機を市場に提供せんが
ためになされたものである。

〔発明の概要〕

すなわち、サブベアリングに外周りブを設け、厚板状の
吐出カバーを該リブに当接させて係止し消音室を形成す
ると共に、ベーン背部にメインベアリング端部とサブベ
アリング端部により略密閉空間を形成し、該リブの厚肉
部に設けたテーパ形状穴で形成される弁要素と連通させ
、べ・−ン背面の往復運動によるポンプ作用を利用し、
がっテーパ形状の穴に生ずる流体抵抗の差を吐出弁とし
て利用して、給油Ｈｌｔｊ、￥を構成したものである。

〔発明の実施例〕

以Ｆ本発明の一実施例を第２図〜５図により説明する。

ケース１内に電動要素２と圧縮要素３が収納され、下部
にはオイル１５が貯溜されている。

圧縮要素３はシリンダ６と電動要素２により駆動される
クランクシャフト４とこれに１し１ス動されシリンダ６
内を偏心回転するローラ７とローラ７に接しつつ往復運
動するベーン８とシリンダ６の両側に配設されクランク
シャフト４を回転自在に支持するメインベアリング５と
サブベアリング２ｏがら成っている。一方ベーン８はオ
イル１５の水平面に対し、略垂直な方向に上下往復運動
する様に配設されており、メインベアリング５の端部と
サブベアリング２０の端部はオイル１５中に没入し、ベ
ー７８の背部にオイルの充満した略密閉空１１１２４を
形成している。またベーン８の背部には、常にローラ７
の方向に荷重を状勢するスプリング１３が配設されてい
る。第２図、第３図により詳細に説明すると、サブベア
リング２０にはベアリングボス２０Ｃと吐出ポート（図
示せず）と吐出バルブ（図示せず）とりテーナ１８が配
設されている。サブベアリング２０の外周には、ベアリ
ングボス２０Ｃと同一高さの外周りブ２０ａを設け、前
記略密閉空間２４を覆う位置の外周りブ２０ａは厚肉に
形成し、ここに、弁要素２１を配設したものである。該
弁要素は略密閉空間２４に開口する大径部と、反シリン
ダ側に開口する小径部から成るテーパ形状あるいはラッ
パ形状の穴で成り、小径部の穴端面２１ａはエツジ形状
に形成される。

池の複数の厚肉部２０ｂにはボルト穴が設けられる。ま
た、該サブベアリング２０の形状と略同−な形状で厚板
状の吐出カバー２２は、上記ボルト穴と、クランクシャ
フト４の給油経路４ａと連通ずる穴と、上記弁要素２１
に連通ずる穴２２ａが配設され油流通路２３が併設され
、上記外周りブ２０ａに当接係止されている。このよう
に構成された本発明の圧縮機の一実施例において、以下
動作と機能を説明すると、ローラ７の回転により圧縮さ
れた高ｔ［ガスはサブベアリング２ｏの吐出ボートから
かなりの衝撃音を伴って断続的に吐出される。この時発
生した騒音は外周りブ２０ａに囲まれ吐出カバー２２で
覆われた消音室１６に放射される。外周りブ２０ａおよ
び吐出カバー２．２は、従来の絞りにより形成されたカ
ップ状の吐出サイレンサと比較して容易に肉厚を増すこ
とができるため、剛性が高くかつ質量も大てあり上記衝
撃音によって加振されにくく、しがも遮音性能を大幅に
向上できる。

第４図は圧縮機に本構造を採用したことによる上述の効
果を確認したものであり１図中斜線で示す範囲の広い周
波数帯域に渡って騒音が低減されている。なお、該効果
は圧縮機の縦形、横形にがかわりなく発揮できるもので
ある。次に給油機構について説明すると、ベーン８の上
下往復運動によりベーン８背部の略密閉空間に充満した
オイルにポンプ作用が作用する。ここで、第２図に示す
様にサブベアリング２０に設けた弁要素２１が吐出弁と
して作用し、給油ポンプ機能を発揮するものである。す
なわちベーン８の降下に伴いテーパ形状の弁要素２ユｉ
Ｊ）つ吐出された吐出オイル２６は、ベーン８の上昇に
伴い略密閉空間２４に逆流する力が作用するが、小径部
穴端面２１ａがエツジ形状であるため、流体抵抗が増大
する。このため結局、オイルは振幅を伴いながら前述の
油流通路２３内壁を経てクランクシャフトの給油経路４
２】へＩＦ　送されるものである。またメインベアリン
グ５にも同様なテーパ穴２５を配設して吸入弁としての
効果を発揮させることも容易である。第５図は本発明の
一実施例で上述した構造の圧縮機にて、クランクシャフ
ト４の給油経路４ａへの給油計を測定したものである。

この場合、ベーンの往復距離は約０６副、ベーンの幅は
０．３２ｃｎ１、高さは１．２５０のもので、３０００
ｒｐｍの回転数で運転した場合、ベーン背部の押し除は
量はｖｔｈ＝０．３２Ｘ１．２５Ｘ０．６Ｘ３０００＝
７２０ｃｃ、／ｆｎｉｎである。これに対し、実測値は
第５図に示す通りである。

圧縮機の停＋ｌＩ　ｎ”ｊには、油の供給が停市するが
、再始動時にはベーンの往復によるポンプ作用で送油さ
れる前に前記油溜部空間２７の油をシャフト４に供給し
、再始動直後の無給油状態をなくし、円泪な回転が保障
される。

〔発明の効果〕

このように、本発明によれば、サフベっ′リング２０の
吐出ボートから発生する騒音の遮音特性を大幅に向上で
きることから運転騒音の低い静粛な圧縮機を提供できる
。また、サブベアリングの外周り−ブの一部に給油ポン
プの弁要素を収納する構造は焼結金属の型形成などで容
易に実現でき、しかも弁要素からクランクシャフトへの
油流通路も平板状の吐出カバーの係止により同１１冒こ
形成てきるため、油だめが設けであるため、縦形Ｌ［縮
機と比較してほとんどコストアップもなく横形Ｌモ縮機
を製造できる。また、再始動時に、時間差がなく給油を
開始できベアリング部の信頼性を向上できる。更には第
１図に示す様な腕曲した給油管を設ける必要がなく、圧
縮機全体をコンパクトに構成できる。従って本発明によ
りすぐれた横形圧縮機を市場に提供できるため、本発明
の実用上の効果は人である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来公知の横形ロータリ式圧縮機の縦断面図、
第２図は本発明のロータリ式圧縮機の一実施例を示す縦
断面図、第３図は第２図のＡ−Ａ線断面図、第４図は本
発明の一実施例における騒音低減効果を示し、第５図は
給油能力を示す。１・・・ケース、２・・・電動要素、３・・・圧縮要素
、４・・・クランクシャフト、４ａ・・・給油経路、５
・・・メインベアリング、６・・・シリンダ、７・・ロ
ーラ、８・・・ベーン、９・・サブベアリング、１０・
・・吐出サイレンサ、１１・・給油管、１２・・・コイ
ルスプリング、１３・−・スプリング、１４・・・ボル
ト、１５・・・オイル、１６・・・消音室、１８・・・
リテーナ、２０・・・本発明のサブベアリング、２０ａ
・・・外周りブ、２０ｂ・・・厚肉部、２ＱＣ・・・ベ
アリングボス、２１・・・弁要素、２１ａ・・・穴端面
、２２・・・吐出カバー、２２ａ・・・穴、２３・・・
油流通路、２４・・・略密閉空間、２５・・テーバ穴、
２６・・・吐出オイル、２７・・油溜部空間。第１図半、３回国豫峯（

Claims

【特許請求の範囲】

シリンダの両側に、メインベアリングと吐出バルブを有
するサブベアリングを配設し、シリンダ内を偏心回転す
るローラに一端を接しつつ往復運動するベーンを有し、
クランクシャフトを略水平あるいは傾斜してなるロータ
リ式圧縮機において、ベーン背部に上記サブベアリング
端部とメインベアリング端部により覆われた略密閉空間
を形成し、しかも、サブベアリングの反ンリ゛ンダ側に
外周りブ全設けて、このリブの一部に厚肉ｉτＢを形成
し、ここに上記ベーン背部の略密閉空間と連通ずる弁要
素を形成し、平板状の吐出カバーを上記外周りブに当接
させ、係止したことを特徴とするロータリ圧縮機におい
て、吐出カバーにサブベアリングの弁要素の吐出口の位
置および、シャフト給油口位置に連通穴を設け、吐出カ
バーの反サブベアリング取付面側に、弁要素の吐出Ｌｌ
側の穴とシャフト油穴訓穴を連通させるように油流通路
としてカバーを設けたロータリ式圧縮機において、シャ
フト給油口側の吐出カバーの連通穴径をシャツ１−外径
よりも小さくし、かつ、シャフト給油口側端面をサブベ
アリングの端部よりも内側となるようにし、サブベアリ
ング内径とシャフト給油口側端面および吐出カバーで仕
切られた空間を設けたことを特徴とするロータリ式圧縮
機。