JPH08200272A - 回転圧縮機の消音装置 - Google Patents

回転圧縮機の消音装置

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JPH08200272A
JPH08200272A JP1286095A JP1286095A JPH08200272A JP H08200272 A JPH08200272 A JP H08200272A JP 1286095 A JP1286095 A JP 1286095A JP 1286095 A JP1286095 A JP 1286095A JP H08200272 A JPH08200272 A JP H08200272A
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JP
Japan
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cylinder
silencer
frame
rotary
groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP1286095A
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English (en)
Inventor
Kenzo Matsumoto
兼三 松本
Masaji Yamanaka
正司 山中
Takehiro Nishikawa
剛弘 西川
Takashi Sato
孝 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高周波数域の騒音レベルを低減できる回転圧
縮機の消音装置を提供する。 【構成】 密閉容器1内の上側に収納される電動要素2
と、下側に収納される回転圧縮要素3と、電動要素2の
回転力を回転圧縮要素3に伝える回転軸5とを備え、回
転圧縮要素3は円筒状のシリンダ7を有するシリンダブ
ロック10と、シリンダ7の内壁に沿って回転軸5の偏
心部11によって回転するローラ12と、ローラ12に
接してシリンダ7内を高圧室14及び低圧室15とに区
画するベーン16と、シリンダ7の開口を封じる枠体1
7,18とを備え、枠体17,18に凹所19を設け、
この凹所を板体20にて閉塞して内部に膨張型の消音器
を形成すると共に、この枠体17,18のシリンダ7側
の端面にシリンダ7内へ開口する溝部23を設け、この
溝部を共鳴型消音器として形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は回転圧縮要素に膨張型
消音器と共鳴型消音器の両機能を備えた低騒音な回転圧
縮機の消音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般の回転圧縮機の消音装置は、例
えば特公平6−52078号公報に開示されているよう
に、密閉容器内の上側に収納される電動要素と、下側に
収納される回転圧縮要素と、前記電動要素の回転力を回
転圧縮要素に伝える回転軸とを備え、前記回転圧縮要素
は円筒状のシリンダを有するシリンダブロックと、前記
シリンダの内壁に沿って回転軸の偏心部によって回転す
るローラと、前記ローラに接して前記シリンダ内を高圧
室及び低圧室とに区画するベーンと、前記シリンダの開
口を封じる枠体とを備え、この枠体にカップ体を装着し
て膨張型の消音器を設けて構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回転圧縮機の消音装置は、カップ体を上側の枠体に設け
る場合には構造上の制約からカップ体の容積を十分確保
することができず、吐出ガスの脈動を効果的に減衰でき
ないため、密閉容器内に気柱共鳴現象を励起し易いとい
う問題があった。また、下側の枠体にカップ体を設ける
場合には、カップ体の形状、剛性に起因して、高周波数
域の振動加振に対してカップ体自体も振動し易く、高周
波数域の騒音レベルを効果的に低減できないという問題
があった。
【0004】この発明は上記の問題を解決するもので、
吐出ガスの脈動を効果的に減衰でき、密閉容器内に気柱
共鳴現象を励起し難く、加えて、高周波数域の振動加振
に対して消音装置自体が振動し難く、高周波数域の騒音
レベルを効果的に低減できる高性能な回転圧縮機の消音
装置を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、請求項1に
記載の如く、密閉容器内の上側に収納される電動要素
と、下側に収納される回転圧縮要素と、前記電動要素の
回転力を回転圧縮要素に伝える回転軸とを備え、前記回
転圧縮要素は円筒状のシリンダを有するシリンダブロッ
クと、前記シリンダの内壁に沿って回転軸の偏心部によ
って回転するローラと、前記ローラに接して前記シリン
ダ内を高圧室及び低圧室とに区画するベーンと、前記シ
リンダの開口を封じる枠体とを備え、この枠体に消音器
を設けた回転圧縮機の消音装置において、前記枠体に凹
所を設け、この凹所を板体にて閉塞して内部に膨張型の
消音器を形成すると共に、この枠体のシリンダ側の端面
に前記シリンダ内へ開口する溝部を設け、この溝部を共
鳴型消音器として形成したものである。
【0006】また、請求項2に記載の如く、密閉容器内
の上側に収納される電動要素と、下側に収納される回転
圧縮要素と、前記電動要素の回転力を回転圧縮要素に伝
える回転軸とを備え、前記回転圧縮要素は円筒状のシリ
ンダを有するシリンダブロックと、前記シリンダの内壁
に沿って回転軸の偏心部によって回転するローラと、前
記ローラに接して前記シリンダ内を高圧室及び低圧室と
に区画するベーンと、前記シリンダの開口を封じる枠体
とを備え、この枠体に消音器を設けた回転圧縮機の消音
装置において、前記枠体に凹所を設け、この凹所を板体
にて閉塞して内部に膨張型の消音器を形成すると共に、
この枠体のシリンダ側の端面において前記ベーンからの
クランク角が150〜200゜の位置に、前記シリンダ
内へ開口すると共に内容積が前記シリンダの排除容積に
対して0.5〜5%の溝部を設け、この溝部を共鳴型消
音器として形成したものである。
【0007】更に、請求項3に記載の如く、密閉容器内
の上側に収納される電動要素と、下側に収納される回転
圧縮要素と、前記電動要素の回転力を回転圧縮要素に伝
える回転軸とを備え、前記回転圧縮要素は円筒状のシリ
ンダを有するシリンダブロックと、前記シリンダの内壁
に沿って回転軸の偏心部によって回転するローラと、前
記ローラに接して前記シリンダ内を高圧室及び低圧室と
に区画するベーンと、前記シリンダの開口を封じる枠体
とを備え、この枠体に消音器を設けた回転圧縮機の消音
装置において、前記枠体に凹所を設け、この凹所を蓋体
にて閉塞して内部に膨張型の消音器を形成すると共に、
この枠体に前記蓋体との位置決め溝を形成する一方、蓋
体に前記位置決め溝と合致する位置決め片を設け、更
に、前記枠体のシリンダ側の端面に前記シリンダ内へ開
口する溝部を設け、この溝部を共鳴型消音器として形成
したものである。
【0008】
【作用】この発明は上記の請求項1のように構成したこ
とにより、下側の枠体自身に膨張型の消音室を形成でき
るようにして、密閉容器内に吐出するための十分な通路
を形成することを可能とし、吐出ガスの脈動による振動
や共鳴現象を抑制すると共に、下側の枠体のフランジ部
端面にシリンダ内で発生する高周波の圧力脈動を減衰さ
せるための共鳴型の消音器を形成でき、高周波音を効果
的に減衰できる。即ち、下側の枠体自身に膨張型と共鳴
型の双方の消音器を形成することにより、吐出ガスの脈
動を効果的に減衰して密閉容器内に気柱共鳴現象を励起
し難くできると共に、高周波数域の騒音レベルをも効果
的に低減でき、低周波数域から高周波数域までの幅広い
範囲で騒音レベルを効果的に減衰できる。
【0009】また、請求項2の構成のように、枠体のシ
リンダ側の端面において前記ベーンからのクランク角が
150〜200゜の位置に、前記シリンダ内へ開口する
と共に内容積が前記シリンダの排除容積に対して0.5
〜5%の溝部を設け、この溝部を共鳴型消音器として形
成することにより、圧縮行程におけるシリンダ内の容積
変化によって生ずるシリンダ内の圧力脈動を、その圧縮
行程中に効果的に干渉させて減衰させることができ、ま
た、特に圧縮機の騒音として問題のあった500〜80
0Hzの低周波数域の騒音と、1〜10KHzの高周波
数域の騒音を効果的に減衰できる。
【0010】更に、請求項3の構成により、枠体の凹所
を蓋体にて閉塞して内部に膨張型の消音器を形成するた
め、枠体と蓋体を同じボルトでシリンダに固定すること
ができ、組立作業性を向上するだけでなく、消音器の剛
性を向上して高周波数域の騒音低減効果を助長できる。
しかも、枠体には蓋体との位置決め溝がある一方、蓋体
には前記位置決め溝と合致する位置決め片があるため、
組立精度が向上するだけでなく、組立行程の自動化にも
容易に対応できる。
【0011】
【実施例】以下この発明を図に示す実施例に基づいて説
明する。
【0012】図1はこの発明の一実施例を示す回転圧縮
機の断面図である。
【0013】1は密閉容器で、この容器内には上側に電
動要素2が、下側にこの電動要素によって駆動される回
転圧縮要素3が夫々収納されている。電動要素2は固定
子4と、この固定子の内側に配置される回転子5と、こ
の回転子の中央に挿入して取付けられる回転軸6とで構
成されている。
【0014】回転圧縮要素3は円筒状のシリンダ7を有
するシリンダブロック10と、回転軸6の偏心部11に
よってシリンダ7の内壁に沿って回転されるローラ12
と、シリンダブロック10に形成された摺動溝13内を
摺動してローラ12に接してシリンダ7内を高圧室14
及び低圧室15に区画するベーン16と、シリンダ7の
開口を封じる上部枠体17及び下部枠体18とを備えて
構成されている。
【0015】この下部枠体18には凹所19が設けら
れ、この凹所19を蓋体20にて閉塞してボルト22に
て下部枠体18と一体にシリンダブロック10に固定す
ることにより内部に膨張型消音器21が形成されてい
る。
【0016】23は、前記下部枠体18のフランジ部に
おけるシリンダブロック10側の端面において前記ベー
ン16からのクランク角が150〜200゜の位置に、
前記シリンダ7内へ開口すると共にその内容積が前記シ
リンダ7の排除容積に対して0.5〜5%の大きさに形
成されると共に通路部24を有するよう形成された溝部
であり、この溝部23はヘルムホルツ共鳴型消音器とし
て形成されている。
【0017】この消音器は1〜4KHzの減衰周波数と
なるよう設定される。即ち、図5に示す如く、溝部23
の容積Vと、通路部24の断面積S及び長さLとが、下
記の関係式で得られる共鳴周波数を1〜4KHzとする
ことができるように設定する。
【0018】
【数1】 前記下部枠体18には前記蓋体20との位置決め溝25
を形成する一方、蓋体20には前記位置決め溝25と合
致する位置決め片26が折り曲げ形成されている。
【0019】27は下部枠体18に形成されたボルト2
2のボルト孔である。
【0020】下部枠体18にはシリンダ7内と凹所19
内とを連通する吐出ポート28が設けられている。この
吐出ポート28は吐出弁29によって開閉されている。
また、吐出ポート28と反対側には連通孔30が形成さ
れており、この連通孔30はシリンダブロック10及び
上部枠体17を貫通して密閉容器1内に吐出ガスの吐出
口として開口されている。
【0021】31はシリンダ7内に連通する吸込管で、
この吸込管にはアキュームレータ32が溶接によって取
付けられている。33は密閉容器1の上壁に取付けられ
た吐出管である。
【0022】このように構成された回転圧縮機の消音装
置において、図6に溝部23の位置がクランク角(ベー
ン16の溝13の中心からの角度)で170゜、溝部2
3の容積Vがシリンダ7の内容積の1.0%という設定
で行った1/3オクターブの騒音試験結果を示す。
【0023】実験条件は1馬力クラスの回転圧縮機を6
0Hzで運転し、吐出圧力が2.14Mpa、吸入圧力
0.62Mpa、吸入温度35℃で行った。
【0024】実験結果によれば、図6のハッチング部分
が示すように、従来例(溝部23の無い構造のもの)に
比べてA特性で6dB程度の減衰効果が確認でき、しか
も、低周波数域から高周波数域までの幅広い範囲で騒音
レベルを効果的に減衰できたことが確認された。
【0025】これは、図6中A部が凹所19の膨張型消
音器による効果と考えられ、B部が前記膨張型消音器と
溝部23による共鳴型消音器との双方の効果と考えられ
る。
【0026】また、他の実施例として図7〜図9に実験
結果を示す。
【0027】図7は、溝部23の位置がクランク角(ベ
ーン16の溝13の中心からの角度)で150゜、溝部
23の容積Vがシリンダ7の内容積の1.0%という設
定で行ったもの。
【0028】図8は、溝部23の位置がクランク角(ベ
ーン16の溝13の中心からの角度)で175゜、溝部
23の容積Vがシリンダ7の内容積の1.0%という設
定で行ったもの。
【0029】図9は、溝部23の位置がクランク角(ベ
ーン16の溝13の中心からの角度)で200゜、溝部
23の容積Vがシリンダ7の内容積の1.0%という設
定で行ったものであり、何れの場合も各図中ハッチング
部分で示すように騒音低減効果が得られた。
【0030】図10及び図11は比較例を示す実験結果
である。
【0031】図10は、溝部23の位置がクランク角
(ベーン16の溝13の中心からの角度)で145゜、
溝部23の容積Vがシリンダ7の内容積の1.0%とい
う設定で行ったもの。
【0032】図11は、溝部23の位置がクランク角
(ベーン16の溝13の中心からの角度)で205゜、
溝部23の容積Vがシリンダ7の内容積の1.0%とい
う設定で行ったものであり、何れの場合も殆ど騒音低減
効果が現れていないことが確認された。
【0033】一方、溝部23の容積Vは、図12の実験
結果からシリンダ7の排除容積に対して0.5〜5%の
大きさに形成することが望ましいことが確認された。
【0034】即ち、図12に示す如く、溝部23で形成
される消音器の容積とシリンダ7の容積の比を横軸に、
騒音レベルを縦軸にとり、溝部23がクランク角170
゜の位置にある効率比較を行った場合、5%を越えると
効率が低下することが確認された。
【0035】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、請求項
1のように構成したことにより、下側の枠体自身に膨張
型の消音室を形成できるようにして、密閉容器内に吐出
するための十分な通路を形成することを可能とし、吐出
ガスの脈動による振動や共鳴現象を抑制すると共に、下
側の枠体のフランジ部端面にシリンダ内で発生する高周
波の圧力脈動を減衰させるための共鳴型の消音器を形成
でき、高周波音を効果的に減衰できる。即ち、下側の枠
体自身に膨張型と共鳴型の双方の消音器を形成すること
により、吐出ガスの脈動を効果的に減衰して密閉容器内
に気柱共鳴現象を励起し難くできると共に、高周波数域
の騒音レベルをも効果的に低減でき、低周波数域から高
周波数域までの幅広い範囲で騒音レベルを効果的に減衰
できる。
【0036】また、請求項2の構成のように、枠体のシ
リンダ側の端面において前記ベーンからのクランク角が
150〜200゜の位置に、前記シリンダ内へ開口する
と共に内容積が前記シリンダの排除容積に対して0.5
〜5%の溝部を設け、この溝部を共鳴型消音器として形
成することにより、圧縮行程におけるシリンダ内の容積
変化によって生ずるシリンダ内の圧力脈動を、その圧縮
行程中に効果的に干渉させて減衰させることができ、ま
た、特に圧縮機の騒音として問題のあった500〜80
0Hzの低周波数域の騒音と、1〜10KHzの高周波
数域の騒音を効果的に減衰できる。
【0037】更に、請求項3の構成により、枠体の凹所
を蓋体にて閉塞して内部に膨張型の消音器を形成するた
め、枠体と蓋体を同じボルトでシリンダに固定すること
ができ、組立作業性を向上するだけでなく、消音器の剛
性を向上して高周波数域の騒音低減効果を助長できる。
しかも、枠体には蓋体との位置決め溝がある一方、蓋体
には前記位置決め溝と合致する位置決め片があるため、
組立精度が向上するだけでなく、組立行程の自動化にも
容易に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回転圧縮機の縦断面
図である。
【図2】回転圧縮要素の分解斜視図である。
【図3】回転圧縮要素の要部平面図である。
【図4】下部枠体の斜視図である。
【図5】下部枠体の要部断面図である。
【図6】溝部23をクランク角170゜とした場合の騒
音試験結果を示すグラフ。
【図7】溝部23をクランク角150゜とした場合の騒
音試験結果を示す他の実施例のグラフ。
【図8】溝部23をクランク角175゜とした場合の騒
音試験結果を示す他の実施例のグラフ。
【図9】溝部23をクランク角200゜とした場合の騒
音試験結果を示す他の実施例のグラフ。
【図10】溝部23をクランク角145゜とした場合の
騒音試験結果を示す比較例のグラフ。
【図11】溝部23をクランク角205゜とした場合の
騒音試験結果を示す比較例のグラフ。
【図12】溝部23の容積比と騒音レベルの効率比較を
示すグラフ。
【符号の説明】
1 密閉容器 2 電動要素 3 回転圧縮要素 6 回転軸 7 シリンダ 10 シリンダブロック 11 偏心部 12 ローラ 13 摺動溝 16 ベーン 17 上部枠体 18 下部枠体 20 蓋体 21 凹所 22 ボルト 23 溝部 24 通路部 25 位置決め溝 26 位置決め片 28 吐出ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 孝 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内の上側に収納される電動要素
    と、下側に収納される回転圧縮要素と、前記電動要素の
    回転力を回転圧縮要素に伝える回転軸とを備え、前記回
    転圧縮要素は円筒状のシリンダを有するシリンダブロッ
    クと、前記シリンダの内壁に沿って回転軸の偏心部によ
    って回転するローラと、前記ローラに接して前記シリン
    ダ内を高圧室及び低圧室とに区画するベーンと、前記シ
    リンダの開口を封じる枠体とを備え、この枠体に消音器
    を設けた回転圧縮機の消音装置において、前記枠体に凹
    所を設け、この凹所を板体にて閉塞して内部に膨張型の
    消音器を形成すると共に、この枠体のシリンダ側の端面
    に前記シリンダ内へ開口する溝部を設け、この溝部を共
    鳴型消音器として形成したことを特徴とする回転圧縮機
    の消音装置。
  2. 【請求項2】 密閉容器内の上側に収納される電動要素
    と、下側に収納される回転圧縮要素と、前記電動要素の
    回転力を回転圧縮要素に伝える回転軸とを備え、前記回
    転圧縮要素は円筒状のシリンダを有するシリンダブロッ
    クと、前記シリンダの内壁に沿って回転軸の偏心部によ
    って回転するローラと、前記ローラに接して前記シリン
    ダ内を高圧室及び低圧室とに区画するベーンと、前記シ
    リンダの開口を封じる枠体とを備え、この枠体に消音器
    を設けた回転圧縮機の消音装置において、前記枠体に凹
    所を設け、この凹所を板体にて閉塞して内部に膨張型の
    消音器を形成すると共に、この枠体のシリンダ側の端面
    において前記ベーンからのクランク角が150〜200
    ゜の位置に、前記シリンダ内へ開口すると共に内容積が
    前記シリンダの排除容積に対して0.5〜5%の溝部を
    設け、この溝部を共鳴型消音器として形成したことを特
    徴とする回転圧縮機の消音装置。
  3. 【請求項3】 密閉容器内の上側に収納される電動要素
    と、下側に収納される回転圧縮要素と、前記電動要素の
    回転力を回転圧縮要素に伝える回転軸とを備え、前記回
    転圧縮要素は円筒状のシリンダを有するシリンダブロッ
    クと、前記シリンダの内壁に沿って回転軸の偏心部によ
    って回転するローラと、前記ローラに接して前記シリン
    ダ内を高圧室及び低圧室とに区画するベーンと、前記シ
    リンダの開口を封じる枠体とを備え、この枠体に消音器
    を設けた回転圧縮機の消音装置において、前記枠体に凹
    所を設け、この凹所を蓋体にて閉塞して内部に膨張型の
    消音器を形成すると共に、この枠体に前記蓋体との位置
    決め溝を形成する一方、蓋体に前記位置決め溝と合致す
    る位置決め片を設け、更に、前記枠体のシリンダ側の端
    面に前記シリンダ内へ開口する溝部を設け、この溝部を
    共鳴型消音器として形成したことを特徴とする回転圧縮
    機の消音装置。
JP1286095A 1995-01-30 1995-01-30 回転圧縮機の消音装置 Pending JPH08200272A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106704199A (zh) * 2017-01-19 2017-05-24 珠海凌达压缩机有限公司 一种法兰及具有其的消音结构、压缩机
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