JPS5840669B2 - 密閉形圧縮機 - Google Patents
密閉形圧縮機Info
- Publication number
- JPS5840669B2 JPS5840669B2 JP53004289A JP428978A JPS5840669B2 JP S5840669 B2 JPS5840669 B2 JP S5840669B2 JP 53004289 A JP53004289 A JP 53004289A JP 428978 A JP428978 A JP 428978A JP S5840669 B2 JPS5840669 B2 JP S5840669B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction
- partition member
- tail pipe
- space
- refrigerant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compressor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は空気調和機等に用いられる密閉形圧縮機の騒
音低減構造に関するものである。
音低減構造に関するものである。
一般に密閉ケース内部にフレームを介して上部に電動機
体、下部に圧縮機体を一体内勺に形成した電動圧縮機体
を備えた密閉形圧縮機においては、冷媒の流れ音、吸込
弁吐出弁の打撃音、冷媒の圧縮音等の要因による。
体、下部に圧縮機体を一体内勺に形成した電動圧縮機体
を備えた密閉形圧縮機においては、冷媒の流れ音、吸込
弁吐出弁の打撃音、冷媒の圧縮音等の要因による。
騒音が発生し、その騒音低減のために種々の試みがなさ
れている。
れている。
それらのうち吸込系の音に関しては従来前記フレーム面
をその上部に位置する前記電動機体下部面とにより形成
される吸込空間に、冷媒吸込孔を有し単にその空間を2
分割するような仕切部材を設けたり、この仕切部材に垂
直に円筒状の吸込尾管を設けたりしていた。
をその上部に位置する前記電動機体下部面とにより形成
される吸込空間に、冷媒吸込孔を有し単にその空間を2
分割するような仕切部材を設けたり、この仕切部材に垂
直に円筒状の吸込尾管を設けたりしていた。
ところがこの吸込系の音は低周波数音から高周波数音に
まで及ぶ広い周波数の音を含んでおり、特に長い波長を
持つ低周波数の音については前記仕切部材の冷媒吸込孔
を極度に小さくするか、あるいは前記吸込尾管を充分に
長くしないと充分な低減効果は得られない。
まで及ぶ広い周波数の音を含んでおり、特に長い波長を
持つ低周波数の音については前記仕切部材の冷媒吸込孔
を極度に小さくするか、あるいは前記吸込尾管を充分に
長くしないと充分な低減効果は得られない。
しかし冷媒吸込孔を小さくしすぎると冷凍能力が減少す
るという欠点があり、また長い吸込尾管を前記空間内に
垂直に設けるためには、この空間の高さ方向の距離を太
きくしなければならず、密閉形圧縮機全体が大形化しさ
らにそれに伴う材料費等の経費が増大するという欠点が
あった。
るという欠点があり、また長い吸込尾管を前記空間内に
垂直に設けるためには、この空間の高さ方向の距離を太
きくしなければならず、密閉形圧縮機全体が大形化しさ
らにそれに伴う材料費等の経費が増大するという欠点が
あった。
この発明は前記仕切部材に一壁面をこの仕切部材で形成
した断面略U字形の円弧状の吸込尾管を水平方向に配置
して設けて前記欠点を改善し、定の冷凍能力を維持しな
がらしかも密閉形圧縮機全体を大形化することなしに低
周波数音についても充分な騒音低減効果を得ることを目
的としている。
した断面略U字形の円弧状の吸込尾管を水平方向に配置
して設けて前記欠点を改善し、定の冷凍能力を維持しな
がらしかも密閉形圧縮機全体を大形化することなしに低
周波数音についても充分な騒音低減効果を得ることを目
的としている。
この発明の一実施例につき図面にもとづいて説明すると
、第1図において密閉ケース1には吸込管2と吐出管3
が取付けられており、その内部には上部に電動機体4、
下部に圧縮機体5がフレーム6を介して固定板7とメイ
ンボルト8によって一体的に形成された電動圧縮機体9
が設けられている。
、第1図において密閉ケース1には吸込管2と吐出管3
が取付けられており、その内部には上部に電動機体4、
下部に圧縮機体5がフレーム6を介して固定板7とメイ
ンボルト8によって一体的に形成された電動圧縮機体9
が設けられている。
電動機体4は固定子10と内周部付近に複数個の冷媒吸
込孔11aを有する回転子11とから戒り、固定子10
には巻線が装着され上下で各各コイルエンド12.13
が形成されている。
込孔11aを有する回転子11とから戒り、固定子10
には巻線が装着され上下で各各コイルエンド12.13
が形成されている。
また回転子11には上下に各々エンドリング14゜15
が設けられている。
が設けられている。
一方圧縮機体5はフレーム6と一体的に形成されたAシ
リンダ16AとBシリンダ16Bとを有し、このシリン
ダの内部にはピストン17A、17Bが回転子11を固
着したクランク軸18に回転自在に取付けられたコンロ
ッド19A、19Bに接続されて摺動自在に設けられて
いる。
リンダ16AとBシリンダ16Bとを有し、このシリン
ダの内部にはピストン17A、17Bが回転子11を固
着したクランク軸18に回転自在に取付けられたコンロ
ッド19A、19Bに接続されて摺動自在に設けられて
いる。
またシリンダ16A、16Bの端面には弁体20A、2
0Bが取付けられており、さらにこれらには吐出マフラ
21A、21Bが連結されている。
0Bが取付けられており、さらにこれらには吐出マフラ
21A、21Bが連結されている。
これらの圧縮機体5の下部にはクランク軸18のスラス
ト荷重を支えるサブベアリング22がサブボルト23に
よって固定されている。
ト荷重を支えるサブベアリング22がサブボルト23に
よって固定されている。
また電動機体4の上部には冷媒吸込孔を有するモータカ
バー24が上部コイルエンド12をおおうようにして固
定板7に加締密閉保持されている。
バー24が上部コイルエンド12をおおうようにして固
定板7に加締密閉保持されている。
さらに電動圧縮機体9は上部でスプリング25で支持さ
れている。
れている。
そして前記電動機体4の下部面と前記フレーム6の面と
で形成された吸込通路の密閉空間には、この空間を上下
に2分割するとともに冷媒吸込孔26aを有する仕切部
材26がフレーム6に取付けられており、この仕切部材
26の下面には水平方向に配置して設けられ一壁面をこ
の仕切部材26で形成した断面略U字形の長い吸込尾管
27が取付けられている。
で形成された吸込通路の密閉空間には、この空間を上下
に2分割するとともに冷媒吸込孔26aを有する仕切部
材26がフレーム6に取付けられており、この仕切部材
26の下面には水平方向に配置して設けられ一壁面をこ
の仕切部材26で形成した断面略U字形の長い吸込尾管
27が取付けられている。
この仕切部材26は第2図乃至第4図に示すように環状
で、その内外周部には立上り部26b、26Cが設けら
れている。
で、その内外周部には立上り部26b、26Cが設けら
れている。
このような環状形状とすれば製造性が良くしかも組立て
も容易にでき、さらに立上り部を設けることにより作業
性が良くフレームに単に圧入するという簡単な方法で取
付けられる。
も容易にでき、さらに立上り部を設けることにより作業
性が良くフレームに単に圧入するという簡単な方法で取
付けられる。
また吸込尾管27も仕切部材形状に合わせて円弧状に設
けられ、全体として略環状に配設されている。
けられ、全体として略環状に配設されている。
このため高さ方向の距離が小さい仕切部材26とフレー
ム面とで形成される下部空間でも充分な長さの吸込尾管
を得ることができる。
ム面とで形成される下部空間でも充分な長さの吸込尾管
を得ることができる。
さらに前記下部空間は断面略U字形の環状をなしており
、この下部空間内には吸込尾管27が形成されているの
で吸込尾管の設置スペースを除いた空間で狭い通路を形
成している。
、この下部空間内には吸込尾管27が形成されているの
で吸込尾管の設置スペースを除いた空間で狭い通路を形
成している。
次にこの発明の作用について説明する。
図示しない電動機体端子への通電により回転子11が回
転しクランク軸18も同時に回転する。
転しクランク軸18も同時に回転する。
クランク軸18の回転によりコンロッド19A、19B
を介してピストン17A、17Bが往復動する。
を介してピストン17A、17Bが往復動する。
このピストン17A、17Bの往復動により吸込管2か
ら密閉ケース1内に吸入された冷媒がモータカバー24
の図示しない冷媒吸込孔よりモータカバー内空間に導入
される。
ら密閉ケース1内に吸入された冷媒がモータカバー24
の図示しない冷媒吸込孔よりモータカバー内空間に導入
される。
このモータ勺バー内の冷媒は次に電動機体固定子10と
回転子11とのエアーキャップ、及び回転子に設けられ
た冷媒吸込孔11a等を通って電動機体4の下部面と仕
切部材26で形成された空間内に吸込まれ、仕切部材の
冷媒吸込孔26aと吸込尾管27を通って下部空間に吸
込まれ、図示しないフレーム6の吸込孔を通ってシリン
ダ16A、16Bに吸入され、ここで圧縮されて吐出マ
フラ21 A、 21 Bヲ通り吐出管3よりケース1
外へ吐出される。
回転子11とのエアーキャップ、及び回転子に設けられ
た冷媒吸込孔11a等を通って電動機体4の下部面と仕
切部材26で形成された空間内に吸込まれ、仕切部材の
冷媒吸込孔26aと吸込尾管27を通って下部空間に吸
込まれ、図示しないフレーム6の吸込孔を通ってシリン
ダ16A、16Bに吸入され、ここで圧縮されて吐出マ
フラ21 A、 21 Bヲ通り吐出管3よりケース1
外へ吐出される。
一方これらの過程でシリンダ付近で発生する吸込弁等の
低周波数音から高周波数音の広い周波数の音を含む吸込
系の音は、前記冷媒の流れとは逆にフレーム6の吸込孔
を通って仕切部材26で形成された前記下部空間に伝播
され、仕切部材26によって遮音されるとともに吸込尾
管27を通って電動機体下部面と仕切部材26によって
形成された上部空間に伝播される。
低周波数音から高周波数音の広い周波数の音を含む吸込
系の音は、前記冷媒の流れとは逆にフレーム6の吸込孔
を通って仕切部材26で形成された前記下部空間に伝播
され、仕切部材26によって遮音されるとともに吸込尾
管27を通って電動機体下部面と仕切部材26によって
形成された上部空間に伝播される。
この際音は長い吸込尾管27と、ざらに吸込尾管27に
至るまでに下部空間の狭い通路を通るために騒音低減効
果が大きく、波長の長い低周波数音も充分に低減できる
。
至るまでに下部空間の狭い通路を通るために騒音低減効
果が大きく、波長の長い低周波数音も充分に低減できる
。
また本実施例のように複数のシリンダを備えた密閉形圧
縮機において吸込尾管は音波及び圧力脈動波の周期をず
らす効果がある。
縮機において吸込尾管は音波及び圧力脈動波の周期をず
らす効果がある。
前記上部空間に伝播された音はこの空間で急激に膨張し
拡散して低減され、さらに電動機回定子10と回転子1
1とのエアーキャップ及び回転子冷媒吸込孔11aを通
って前記モータカバー内空間に伝播され、ここで再び膨
張拡散しさらにモータカバーが遮音作用するため前記吸
込弁等の音は著るしく低減する。
拡散して低減され、さらに電動機回定子10と回転子1
1とのエアーキャップ及び回転子冷媒吸込孔11aを通
って前記モータカバー内空間に伝播され、ここで再び膨
張拡散しさらにモータカバーが遮音作用するため前記吸
込弁等の音は著るしく低減する。
第5図乃至第7図は仕切部材と吸込尾管の他の実施例を
示すものでこのように複数の冷媒吸込孔及び吸込尾管を
設けてもよい。
示すものでこのように複数の冷媒吸込孔及び吸込尾管を
設けてもよい。
この発明は以上説明したように、吸込尾管を環状の仕切
部材に水平方向に配置するとともに、円弧状に形成して
設けたので、密閉形圧縮機全体の高さを大きくすること
なしに、充分に長い吸込尾管が得られ、一定の冷凍能力
を維持しなから吸込系の騒音を著るしく低減できる。
部材に水平方向に配置するとともに、円弧状に形成して
設けたので、密閉形圧縮機全体の高さを大きくすること
なしに、充分に長い吸込尾管が得られ、一定の冷凍能力
を維持しなから吸込系の騒音を著るしく低減できる。
また、吸込尾管の一壁面を仕切部材で形成したので材料
費が節約できると共に構成が簡単で重量も軽減できる効
果がある。
費が節約できると共に構成が簡単で重量も軽減できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る密閉形圧縮機の縦断面
図、第2図は第1図に示した仕切部材の平面図、第3図
は第2図のA−A’断面図、第4図は第2図のB−B′
断面図、第5図乃至第7図は本発明の他の実施例に係る
仕切部材の平面図である。 1・・・・・・密閉ケース、2・・・・・・吸込管、4
・・・・・・電動機体、5・・・・・・圧縮機体、6・
・・・・・フレーム、9・・・・・・電動圧縮機体、1
6A、 16B・・・・・・シリンダ、17A、 17
B・・・・・・ピストン、18・・・・・・クランク軸
、26・・・・・・仕切部材、27・・・・・・吸込尾
管。
図、第2図は第1図に示した仕切部材の平面図、第3図
は第2図のA−A’断面図、第4図は第2図のB−B′
断面図、第5図乃至第7図は本発明の他の実施例に係る
仕切部材の平面図である。 1・・・・・・密閉ケース、2・・・・・・吸込管、4
・・・・・・電動機体、5・・・・・・圧縮機体、6・
・・・・・フレーム、9・・・・・・電動圧縮機体、1
6A、 16B・・・・・・シリンダ、17A、 17
B・・・・・・ピストン、18・・・・・・クランク軸
、26・・・・・・仕切部材、27・・・・・・吸込尾
管。
Claims (1)
- 1 密閉ケースと、このケース内部に弾性支持されフレ
ームを介して電動機体および圧縮機体を一体的に形成し
た電動圧縮機体とを備えた密閉形圧縮機において、前記
フレームと前記電動機体とで形成される吸込空間に、そ
の空間を分割するとともに冷媒吸込孔を有する環状の仕
切部材と、この仕切部材に水平方向に配置して設けられ
一壁面を仕切部材で形成した断面略U字形の円弧状の吸
込尾管とを具備することを特徴とする密閉形圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53004289A JPS5840669B2 (ja) | 1978-01-20 | 1978-01-20 | 密閉形圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53004289A JPS5840669B2 (ja) | 1978-01-20 | 1978-01-20 | 密閉形圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5497805A JPS5497805A (en) | 1979-08-02 |
JPS5840669B2 true JPS5840669B2 (ja) | 1983-09-07 |
Family
ID=11580352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53004289A Expired JPS5840669B2 (ja) | 1978-01-20 | 1978-01-20 | 密閉形圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5840669B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0535316B2 (ja) * | 1984-12-11 | 1993-05-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57123982U (ja) * | 1981-01-27 | 1982-08-02 | ||
JP4952006B2 (ja) * | 2006-03-07 | 2012-06-13 | 株式会社デンソー | 遠心式送風機 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48105106U (ja) * | 1972-03-08 | 1973-12-07 | ||
JPS52134103U (ja) * | 1976-04-07 | 1977-10-12 |
-
1978
- 1978-01-20 JP JP53004289A patent/JPS5840669B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0535316B2 (ja) * | 1984-12-11 | 1993-05-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5497805A (en) | 1979-08-02 |
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