JPS59136407A - 高炉の原料装入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高炉における原料の装入装置に関し、特に旋回
シュート内装型の原料装入装置における小ベルホッパ内
の円周方向での原料堆積量の偏差を少なくする原料装入
装置の提案を目的とする◇従来の旋回シュート内装型の
原料装入装置は１第１図（ａ）、（ｂ）に示すように、
所定量の原料Ａをベルトコンベヤ１により上部へラドシ
ュート３へ搬送装入し、下部へラドシュー）４ａＳ４ｂ
および固定シュート５を介し、旋回中の旋回シュート７
を経て小ベル９の小ベルホッパ８内へ装入している。し
かし、ベル四ツド１ｏが下部へラドシュ−）４ａと４ｂ
との中間および固定シュート５、旋回シュート１の中心
を貫通して設けられているため、ベルトコンベヤ１のへ
ラドプーリ−２を高炉の中心軸Ｂの近傍に配設すること
が出来ス、ヘルドコンベヤ１から上部へラドシュート３
に輸送装入された原料は中心軸Ｂ方向に傾斜している下
部へラドシュート４ａ　、４ｂによって中心軸Ｂ近傍に
集められる。このとき、下部へラドシュ−）４ａ、４ｂ
の排出口から固定シュート５へ降下する原料Ａは、第２
図に示すように、固定シュート５上のＣ部分に多く落下
する。このため炉中心軸を通り、ベルトコンベヤの進行
方向に垂直な中心線ｘ　−ｘ’より１８００側へ原料Ａ
が多く落下し、第８図（ａ）に示すように、旋回シュー
ト７がベルトコンベヤ側へ向いた時、ｔＩｉＩ定シュー
ト５からの落下流と旋回シュート７とは対面するので、
旋回シュート７上での原料の流れが滞留し、しかも衝突
後旋回シュート上を流れる距離Ｌ０は艮い。一方第３図
（ｂ）に示すように旋回シュート７がベルトコンベヤ１
と対角方向（１８０°方向）に向いた時、固定シュート
５からの落下流と旋回シュート７とは並行になるため、
原料Ａは旋回シュート７上を順調に流れる。しかも原料
Ａが旋回シュート上を流れる距離Ｌ２が短い。旋回シュ
ート７が旋回中に起る上述のような現象によって、小ベ
ルホッパ８内の円周方向における原料Ａの堆積状態は第
４図に示すようになる。第４図は、横ｎＱＩＩにベルト
コンベヤ１のへラドプーリ−２の直下を基準にして、旋
回シュート７の旋回方向（時計の針の回転方向）に沿っ
た小ベルホッパ８内の位置をとり、縦軸には各方向にお
ける原料堆積高さく　Ｈｉ　）と最小原料高さく　Ｈｍ
ｉｎ　）との差をとって、小ベルホッパ８内の円周方向
における原料への堆積分布状態を示したものである。こ
の第４図から、ベルトコンベヤｌと対角方向の１８０°
方向が最も原料堆積高さが高く、円ＪＮ方向で堆積偏差
が生じ、その堆積量は大幅に異る。この状態が中ベルを
経て大ベルに達しても解消し切れず、炉頂装入物分布の
円周バランスに恕影響を及ぼしている。

本発明は従来の旋回シュート内装型の原料装入装置にお
ける上述のような小ベルホッパ内に装入された原料の堆
積分布状態が、円周方向上において位置的に相違する欠
点を解消した原料装入装置の提供を目的とするものであ
って、その要旨は固定シュート内で、炉中心軸に対しベ
ルトコンベヤと反対側の装入原料堆槓量が多い位置に、
邪魔板を設けることによって、上記の目的を構成するに
至ったのである。

すなわち・本発明装置は、ベルトコンベヤによって搬送
される装入原料を上部へラドシュート、下部へラドシュ
ート、固定シュートおよび旋回シュートからなる従来の
旋回シュート内装型の原料装入装置における上記固定シ
ュート内側に、炉中心軸に対し前記ベルトコンベヤと反
対側で、かつ鉱石とコークスの場合、あるいは装入原料
の粒度構成が異なる場合には、邪魔板の傾斜角度をそれ
ぞれの場合における最適角度に調整可能にした高炉の原
料装入装置である。

以下に、本発明装置１ゴの構成を図面に示す実施例に基
づいて具体的に説明する。

第５図（ａ）（ａ’）は固定シュートの平面図、（ｂ）
はその側面図である。ｌｌａ・ｌｌｂは固定シュート５
（第１図参照）の内面に支持体１２によって支持されて
取り付けられた邪魔仮である。１３ａ・１３ｂは駆動装
にＣ１４ａ・１４ｂに連結されたロッドであり、このロ
ッド１３ａ・１３ｂのストロークｌによって邪魔板の傾
斜角度を任意に変化させることが出来る。

邪魔板１１ａ−１１ｂの取付は位置は、Ｙ−Ｙ’ｒｒｑ
Ｈに対して対称で、かつｘ　−ｘ’軸を通りＹ　−Ｙ’
軸に乗直なｉＩ′Ｉｉとある角度θをもたせて取り付け
、下部へラドシュー）４ａ−４ｂから落下して来た原料
Ａを衝突させ、原料の流れを邪魔仮に后って、あるいは
多少反発させて、炉中心軸Ｂ近傍に原料を集め旋回シュ
ートに落下させる。

なお、（ａ′）に示すように邪魔板の駆動装置は場合に
よってはＹ−ｒ軸上に１個１４を設けることにしてもよ
い。

次に本発明装置の操作について説明する。まず、原料貯
蔵ホッパから切り出された所定量の高炉装入原料Ａをベ
ルトコンベヤ１により上部ヘッドシュート８に搬入し、
原料Ａは下部へラドシュート４ａ−４ｂを経て、固定シ
ュート５に落下する。

このとき、固定シュート５に取付けた傾斜角可変な邪魔
板に原料が衝突し、その結果、原料落下流は邪魔仮に旧
って、あるいは多少反撥して、その落下方向を変え炉中
心ｉ！１ｔｌｌ　Ｂ近１労に集められる。次いで、旋回
中の旋回シュート７に落下する。この際、前記の第８図
（ａ）で示したように、旋回シュートがベルトコンベヤ
側へ向いたとき、旋回シュート上での流れの滞留はなく
なり、また第８図（ａ）・（ｈ）の旋回シュート上を流
れる距離はＪＪ□＜Ｌ２となり、旋回シュ・−トより小
ベルホッパ８内の円周方向に均等に装入される。装入原
料が鉄鉱石で、邪ｊ猿板の傾斜角０が７０°の場合にお
ける、小ベルホッパ内の円周方向の原料堆積分布を第６
図に示したが、本実施例によると１８０度方向で原料堆
積高さが多少高いが、第６図で点線で示した従来法に比
較すると大幅に減少した。

第７図には邪魔板の傾斜角と最大の堆積高さの差ΔＨｍ
ａｘ　（最大）Ｉｍａｘ−最小Ｅｉｍｉｎの堆ｔｉｔ　
ｉＷｊさ）の関係を示したが、鉄鉱石では最大堆積高さ
の差ΔＨｍａｘはθが７０度付近で最低になっており、
コークスでは、θが１００度付近で最低になっている。

このように、円周方向における原料の堆積分布の均一性
に及ぼす邪魔板の効果は鉄鉱石とコークスでは異なる。

従って、円周方向における堆積分布を均一にするために
は、鉄鉱石とコークスとでは邪魔板の１４Ｊ斜角度を調
整しなければならないが、両者における邪魔板の傾斜角
度を調整することによって、円周方向における原料堆積
高さを均等にすることが出来る。また原料の粒度構成が
変化した場合も、傾斜角を調整することによって、円周
方向の堆積分布を均等にすることが出来る。

以上説明したように、本発明の装置を設置することによ
り、円周方向における装入原料堆積量に偏差が発生する
ことがほぼ解消され、円周方向における炉内ガス流分布
・温度分布・ガス濃度分布が均等になり、これによって
ガス利用率が向上し、片減り・スリップ等が減少し、ま
た各出銑口における溶銑温度・ｃ　ｓｉ、　）・（Ｓ）
等の偏差が減少することにより、高炉操業が安定して優
れた効果を挙げることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来設備で（ａ）は側面図（ｂ）は止面図、 第２図は原料の落下位置を示す説明図、第３図は原料の
落下流と旋回シュートの関係を示す説明図、 第４図は従来設備における小ベルホッパ内の装入原料の
堆積分布を示すグラフ、 第５図は本発明実施例の説明図で（ａ）（ａ’）は固定
シュートの平曲図（ｂ　）は側面図、第６図は実施例と
従来膜（Ｉｉｉ７との装入原料堆積分布状態の比較を示
したグラフ、 第７図は本発明実施例゛における邪魔板の効果の説明図
である。 ■・・・ベルトコンベヤ、　２・・・ヘッドプーリー３
・・・上部ヘッドシュー）　４ａ−４ｂ・・・下部へラ
ドシュート　　　　　　　　　　５・・・固定シュート
６・・・旋回ドラム　　　　７・・・旋回シュート８・
・・小ベルホッパ　　　９・・・小ベル１０・・・ベル
ロッド　　　　１ｌａｌｌｌｂ・・・邪魔板１２・・・
邪魔板支持棒　　　１８ａ＝１８ｂ・−・邪魔板傾斜用
ロッド　　　　　　　　１４・１４ａ−１４ｂ・−・駆
動袋トｔ・・・ストローク　　　　Ａ・・・原料Ｂ・・
・炉中心軸　　　　　Ｃ・・・原料落下位置０・・・邪
魔板の傾斜角。 第１図 （ａ）（ｂ） １ １ヒｌ 第３図 ＜ｂ＞ 第４図 、トベルＬで９円凰力臼偵３腎 第５図 ＜ａ＞ λ （淋町シフｕｔＨ−７ｆ４　＝ＨＶ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. Ｌ　ベルトコンベヤによって搬送される装入原料を、上
   部へラドシュートと、下部へラドシュートと、固定シュ
   ートと、旋回シュートを介して小ベルホッパ内へ装入す
   る旋回シュート内装型原料装入装置において、上記固定
   シュート内で炉中心軸に関し上記ベルトコンベヤと反対
   側でかつ炉中心軸を通りベルトコンベヤの進行方向に平
   行な面に対称な位置に傾斜角度の調整可能な邪魔板を設
   置したことを特徴とする高炉の原料装入装置。