JPH0146791B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0146791B2 JPH0146791B2 JP4547885A JP4547885A JPH0146791B2 JP H0146791 B2 JPH0146791 B2 JP H0146791B2 JP 4547885 A JP4547885 A JP 4547885A JP 4547885 A JP4547885 A JP 4547885A JP H0146791 B2 JPH0146791 B2 JP H0146791B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- raw material
- furnace
- hopper
- charging
- chute
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims description 99
- 238000009826 distribution Methods 0.000 claims description 30
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 5
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 13
- 238000005204 segregation Methods 0.000 description 5
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 3
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 3
- 230000008021 deposition Effects 0.000 description 2
- 238000006722 reduction reaction Methods 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000571 coke Substances 0.000 description 1
- 229910001873 dinitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 239000008187 granular material Substances 0.000 description 1
- 230000002401 inhibitory effect Effects 0.000 description 1
- -1 ore Substances 0.000 description 1
- 239000008188 pellet Substances 0.000 description 1
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 1
- 238000009827 uniform distribution Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Manufacture Of Iron (AREA)
- Blast Furnaces (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、高炉等の竪型炉における原料装入方
法及び同方法に用いる装置に関する。
法及び同方法に用いる装置に関する。
従来、高炉等の竪型炉に原料を装入するための
ベル無し炉頂装入装置として、例えば特公昭48−
34082号公報に記載されているものがある。
ベル無し炉頂装入装置として、例えば特公昭48−
34082号公報に記載されているものがある。
このベル無し炉頂装入装置においては、第5図
に示すように、装入ベルトコンベア1によつて炉
頂へ運ばれた装入原料は、ヘツドプーリ2から切
替シユート3を経由して、一方の上部シール弁4
−1を開の状態にして、2個配置した固定ホツパ
の一側固定ホツパ5−1に装入される。原料装入
が完了すると上部シール弁4−1を閉とし、固定
ホツパ5−1内を高炉ガス又は窒素ガスにより炉
頂圧力に等しくなるように均圧する。
に示すように、装入ベルトコンベア1によつて炉
頂へ運ばれた装入原料は、ヘツドプーリ2から切
替シユート3を経由して、一方の上部シール弁4
−1を開の状態にして、2個配置した固定ホツパ
の一側固定ホツパ5−1に装入される。原料装入
が完了すると上部シール弁4−1を閉とし、固定
ホツパ5−1内を高炉ガス又は窒素ガスにより炉
頂圧力に等しくなるように均圧する。
次ぎに、下部シール弁7−1を全開状態にし、
原料排出量をゲート弁6−1によつて流量調整
し、さらに希望の炉内装入分布形状が得られるよ
う炉内シユート11を傾動、旋回を連続的に行つ
て原料を炉内へ導く。そして固定ホツパ5−1か
ら炉10内へ原料を装入している間、切替シユー
ト3を旋回して前述と同様に片側の固定ホツパ5
−2へ原料を装入貯留する。
原料排出量をゲート弁6−1によつて流量調整
し、さらに希望の炉内装入分布形状が得られるよ
う炉内シユート11を傾動、旋回を連続的に行つ
て原料を炉内へ導く。そして固定ホツパ5−1か
ら炉10内へ原料を装入している間、切替シユー
ト3を旋回して前述と同様に片側の固定ホツパ5
−2へ原料を装入貯留する。
以上のように、2個の固定ホツパ5−1及び5
−2は互いに炉心から180度方向に配置する構成
として、装入スケジユールに従つて各々のホツパ
から1バツチ毎に交互に原料を炉10内へ装入す
るようになつている。
−2は互いに炉心から180度方向に配置する構成
として、装入スケジユールに従つて各々のホツパ
から1バツチ毎に交互に原料を炉10内へ装入す
るようになつている。
ところが、このような従来のベル無し炉頂装入
装置においては、炉内旋回シユート11を同一傾
動角度に保持しながら連続旋回させて原料を炉1
0内に装入することから、炉内装入原料の装入分
布が一様とはならない。これは、実機稼動状況及
び縮尺モデルにおける粉粒体流れに関する実験で
も確認されており、炉10内での装入分布は円周
方向に一様でなく円周バランスが乱れるという現
象を生じる。
装置においては、炉内旋回シユート11を同一傾
動角度に保持しながら連続旋回させて原料を炉1
0内に装入することから、炉内装入原料の装入分
布が一様とはならない。これは、実機稼動状況及
び縮尺モデルにおける粉粒体流れに関する実験で
も確認されており、炉10内での装入分布は円周
方向に一様でなく円周バランスが乱れるという現
象を生じる。
この装入分布の非一様性は、固定ホツパ5−
1,5−2からの原料が逆円錐形の集合シユート
8及び垂直シユート9を通過し炉内旋回シユート
11に落下する時に、原料の主流線の軌跡が垂直
シユート9の軸線からずれる事及び固定ホツパ5
−1,5−2の位置と炉内旋回シユート11の旋
回方向の相対関係によつて助長される。
1,5−2からの原料が逆円錐形の集合シユート
8及び垂直シユート9を通過し炉内旋回シユート
11に落下する時に、原料の主流線の軌跡が垂直
シユート9の軸線からずれる事及び固定ホツパ5
−1,5−2の位置と炉内旋回シユート11の旋
回方向の相対関係によつて助長される。
以上のような原料の分布を第6図により定性的
に説明する。
に説明する。
同図において、固定ホツパ5−1から排出され
た原料は、集合シユート8を落下するときに加速
され、垂直シユート9内で原料の落下主流線は粉
粒体流れの慣性によつて炉10中心軸y−yより
も他側の固定ホツパ側5−2方向へ偏流する。
た原料は、集合シユート8を落下するときに加速
され、垂直シユート9内で原料の落下主流線は粉
粒体流れの慣性によつて炉10中心軸y−yより
も他側の固定ホツパ側5−2方向へ偏流する。
今、炉内旋回シユート11が実線で示す位置に
あるとき、原料の炉内旋回シユート11底への衝
突位置は、炉中心軸y−yよりも炉内旋回シユー
ト11先端側になる。一方、炉内旋回シユート1
1が想像線で示す位置にあるときには、原料の衝
突位置は、炉中心軸y−yよりも炉内旋回シユー
ト11後端側になる。
あるとき、原料の炉内旋回シユート11底への衝
突位置は、炉中心軸y−yよりも炉内旋回シユー
ト11先端側になる。一方、炉内旋回シユート1
1が想像線で示す位置にあるときには、原料の衝
突位置は、炉中心軸y−yよりも炉内旋回シユー
ト11後端側になる。
このように、炉内旋回シユート11の旋回位置
によつて落下する原料の助走距離は異なり、その
結果炉内旋回シユート11先端に於ける原料放出
速度及び炉10内への原料落下軌跡が異なるよう
になる。
によつて落下する原料の助走距離は異なり、その
結果炉内旋回シユート11先端に於ける原料放出
速度及び炉10内への原料落下軌跡が異なるよう
になる。
以上の要因により、炉10内の装入原料分布が
炉中心軸y−yに対してアンバランス、即ち、炉
中心軸y−yからの装入原料の山の距離x1,x2が
不一致をもたらすことになる。
炉中心軸y−yに対してアンバランス、即ち、炉
中心軸y−yからの装入原料の山の距離x1,x2が
不一致をもたらすことになる。
このようなベル無し炉頂装入装置における問題
点を解消するための装入装置として、特開昭58−
58211号公報に記載されているものがある。
点を解消するための装入装置として、特開昭58−
58211号公報に記載されているものがある。
これは第7図に示すように2個の固定ホツパ1
4,15を炉10中心軸上に上下に配設し、下部
固定ホツパ15の下端に流量調整弁13を設けて
垂直シユート9の下方に位置する炉内旋回シユー
ト11への原料を垂直に落下させ、円周バランス
の乱れ発生を防止する構成としたものである。
4,15を炉10中心軸上に上下に配設し、下部
固定ホツパ15の下端に流量調整弁13を設けて
垂直シユート9の下方に位置する炉内旋回シユー
ト11への原料を垂直に落下させ、円周バランス
の乱れ発生を防止する構成としたものである。
ところが、この固定ホツパ14,15を上下に
配置すると、必然的に炉高が大きくならざるを得
ず、装置の高さを従来装置並に押えるためには、
上下の固定ホツパ14,15の径を大きくして容
量を確保する必要がある。
配置すると、必然的に炉高が大きくならざるを得
ず、装置の高さを従来装置並に押えるためには、
上下の固定ホツパ14,15の径を大きくして容
量を確保する必要がある。
しかし、固定ホツパ14,15の径が大きくな
ると、下部固定ホツパ15内の堆積原料12−2
における粒度分布は中心部分が細粒となり、中心
から半径方向へ離れる程粗粒となつた円錐形状を
呈する。
ると、下部固定ホツパ15内の堆積原料12−2
における粒度分布は中心部分が細粒となり、中心
から半径方向へ離れる程粗粒となつた円錐形状を
呈する。
従つて、下部固定ホツパ15内の原料12−2
を垂直シユート9と炉内旋回シユート11を経て
炉内へ分配すると、炉10内に堆積する原料は経
時的に偏粒分配となり、排出時間の経過と共に、
偏流も複雑に変化する。
を垂直シユート9と炉内旋回シユート11を経て
炉内へ分配すると、炉10内に堆積する原料は経
時的に偏粒分配となり、排出時間の経過と共に、
偏流も複雑に変化する。
更に、この変化の度合はコークス、鉱石、ペレ
ツト等原料の種類によつても著しく異なり、装入
原料内の円周方向の粒度偏析による上昇ガス流の
不均一をもたらし、炉内ガスの還元反応への利用
率を低下させ、燃料比低減の阻害及び炉況不安定
の要因となつていた。
ツト等原料の種類によつても著しく異なり、装入
原料内の円周方向の粒度偏析による上昇ガス流の
不均一をもたらし、炉内ガスの還元反応への利用
率を低下させ、燃料比低減の阻害及び炉況不安定
の要因となつていた。
本発明は、かかる上下に二連配置した固定ホツ
パを有するベル無し装入装置における欠点を除去
するもので、固定ホツパと炉内旋回シユートとの
相互位置関係から生ずる装入原料分布のアンバラ
ンス及び、固定ホツパ内の原料堆積形状から生ず
る装入原料粒度のアンバランスを解消することを
目的としたものである。
パを有するベル無し装入装置における欠点を除去
するもので、固定ホツパと炉内旋回シユートとの
相互位置関係から生ずる装入原料分布のアンバラ
ンス及び、固定ホツパ内の原料堆積形状から生ず
る装入原料粒度のアンバランスを解消することを
目的としたものである。
本発明は、ホツパを上下に二連配置した構成の
竪型炉の原料装入装置において、上部ホツパ内に
装入する原料を上部ホツパ内で分布制御し、下部
ホツパは上部ホツパ内で分布制御された原料をマ
スフローにより下部ホツパ内で分級・偏析させる
ことなく炉内に装入可能とするものである。
竪型炉の原料装入装置において、上部ホツパ内に
装入する原料を上部ホツパ内で分布制御し、下部
ホツパは上部ホツパ内で分布制御された原料をマ
スフローにより下部ホツパ内で分級・偏析させる
ことなく炉内に装入可能とするものである。
以下、第1図、第2図及び第3図に示す実施例
に基づいて本発明を説明する。
に基づいて本発明を説明する。
同図において、第5図〜第7図に示した従来装
置と同一部分は同一の記号によつて示す。
置と同一部分は同一の記号によつて示す。
第1図において、18は上部固定ホツパ14内
の内壁近くに複数配置した分布制御板で、同分布
制御板18は油圧シリンダ等の駆動装置20によ
り任意角度に傾動自在である。
の内壁近くに複数配置した分布制御板で、同分布
制御板18は油圧シリンダ等の駆動装置20によ
り任意角度に傾動自在である。
この分布制御板18はその上端を支持部材に枢
着され、旋回シユート3からの原料の流れの領域
に位置可能な大きさとするとともに、駆動装置2
0による傾斜角により流れの全体及びその一部に
対して邪魔板としての機能を果たせるように構成
することが必要である。また、上部固定ホツパ1
4内における配置は、第2図で示すように上部固
定ホツパ14内壁に沿つて円周方向に適当なピツ
チで複数設けるものとし、旋回シユート3の旋回
による原料の放出領域を分布制御板18が最大角
度傾斜したときには略全て含むことができる構成
とする。尚、駆動装置20の動作を制御する制御
系には原料の特性や供給量等の制御フアクタを組
込んで、適切な原料の均一分布を達成できるよう
にしておくことも必要な条件であることは言うま
でもない。
着され、旋回シユート3からの原料の流れの領域
に位置可能な大きさとするとともに、駆動装置2
0による傾斜角により流れの全体及びその一部に
対して邪魔板としての機能を果たせるように構成
することが必要である。また、上部固定ホツパ1
4内における配置は、第2図で示すように上部固
定ホツパ14内壁に沿つて円周方向に適当なピツ
チで複数設けるものとし、旋回シユート3の旋回
による原料の放出領域を分布制御板18が最大角
度傾斜したときには略全て含むことができる構成
とする。尚、駆動装置20の動作を制御する制御
系には原料の特性や供給量等の制御フアクタを組
込んで、適切な原料の均一分布を達成できるよう
にしておくことも必要な条件であることは言うま
でもない。
その他の構造は第7図で示したものと略同じで
あるが、下部固定ホツパ15は原料流れのマスフ
ロー化を図るために下方に向けて大幅に内径が縮
小する逆円錐形をなしている。
あるが、下部固定ホツパ15は原料流れのマスフ
ロー化を図るために下方に向けて大幅に内径が縮
小する逆円錐形をなしている。
すなわち、第4図に示すように、下部固定ホツ
パ15の壁面22の角度23を水平に対して十分
大きくとれば、排出時、原料層24が一様に降下
するようになる。この流動状態がマスフローであ
り、最初に装入された原料から先に排出されるこ
とになる。
パ15の壁面22の角度23を水平に対して十分
大きくとれば、排出時、原料層24が一様に降下
するようになる。この流動状態がマスフローであ
り、最初に装入された原料から先に排出されるこ
とになる。
上記構成において、ベルトコンベア1のヘツド
プーリ2から旋回シユート3に投入された原料は
旋回シユート3下端に設けた流量調整ゲート弁2
1から上部固定ホツパ14内に装入される。
プーリ2から旋回シユート3に投入された原料は
旋回シユート3下端に設けた流量調整ゲート弁2
1から上部固定ホツパ14内に装入される。
このとき、原料はその傾斜角度を制御系によつ
て設定された分布制御板18に当たり、水平方向
の速度ベクトルを持つ原料の自然落下方向を強制
的に変えて原料の落下堆積位置を調整する。
て設定された分布制御板18に当たり、水平方向
の速度ベクトルを持つ原料の自然落下方向を強制
的に変えて原料の落下堆積位置を調整する。
この原料の落下堆積位置は、分布制御板18の
傾斜角度、旋回シユート3からの原料の流線形
状、流線断面、及び粒度分布等様々な要素により
変化するが、原料流れに関する条件を除けば分布
制御板18の傾斜角度によつて一義的に決定され
る。
傾斜角度、旋回シユート3からの原料の流線形
状、流線断面、及び粒度分布等様々な要素により
変化するが、原料流れに関する条件を除けば分布
制御板18の傾斜角度によつて一義的に決定され
る。
従つて、分布制御板18の傾斜角度の調整によ
つて、上部固定ホツパ14内に貯溜される堆積原
料12−1の二次元的な断面は図示のようなM形
となつたり、或いはV形、逆V形の任意の分布形
状とすることができる。そして、このように上部
固定ホツパ14内における原料の分布形状を調整
することにより、上部固定ホツパ14下端のゲー
ト弁17から短時間に下部固定ホツパ15へ排出
できるように原料の量的分布及び粒度分布を得る
ことができる。
つて、上部固定ホツパ14内に貯溜される堆積原
料12−1の二次元的な断面は図示のようなM形
となつたり、或いはV形、逆V形の任意の分布形
状とすることができる。そして、このように上部
固定ホツパ14内における原料の分布形状を調整
することにより、上部固定ホツパ14下端のゲー
ト弁17から短時間に下部固定ホツパ15へ排出
できるように原料の量的分布及び粒度分布を得る
ことができる。
尚、流量調整ゲート弁21は、ベルトコンベヤ
1から投入した原料の水平方向の速度ベクトルを
相殺するためのもので、原料の種類、装入量に応
じてその弁開度を調節する構成である。この流量
調節ゲート弁21は原料によつては必ずしも設け
る必要はない。
1から投入した原料の水平方向の速度ベクトルを
相殺するためのもので、原料の種類、装入量に応
じてその弁開度を調節する構成である。この流量
調節ゲート弁21は原料によつては必ずしも設け
る必要はない。
さらに、上部固定ホツパ14の下部には単数又
は複数のゲート弁17を有し、同ゲート弁17と
下部固定ホツパ15の上部に設けた単数又は複数
の上部シール弁16とを開閉することにより、上
部固定ホツパ14内の原料は下部固定ホツパ15
内へ排出される。
は複数のゲート弁17を有し、同ゲート弁17と
下部固定ホツパ15の上部に設けた単数又は複数
の上部シール弁16とを開閉することにより、上
部固定ホツパ14内の原料は下部固定ホツパ15
内へ排出される。
この下部固定ホツパ15は、上部固定ホツパ1
4内の堆積原料12−1がマスフローにより排出
されるように60゜〜70゜程度のテーパ角を有する鋭
い逆円錐形状をなし、さらに下部には炉10内へ
の原料排出量を調整、制御するための流量調整弁
13を設けている。
4内の堆積原料12−1がマスフローにより排出
されるように60゜〜70゜程度のテーパ角を有する鋭
い逆円錐形状をなし、さらに下部には炉10内へ
の原料排出量を調整、制御するための流量調整弁
13を設けている。
このように下部固定ホツパ15は下端の排出側
に向けて断面が縮小するので、下部固定ホツパ1
5の内部の堆積原料12−2は、原料流動時にお
ける分級を生じることはなく、しかも粒度偏析や
不均一流れを防止することができる。
に向けて断面が縮小するので、下部固定ホツパ1
5の内部の堆積原料12−2は、原料流動時にお
ける分級を生じることはなく、しかも粒度偏析や
不均一流れを防止することができる。
尚、下部固定ホツパ15には、上部シール弁1
6と下部シール弁19を備え、原料装入時にそれ
ぞれを操作することにより、下部固定ホツパ15
内を炉内圧力及び大気圧に保つことができる。
6と下部シール弁19を備え、原料装入時にそれ
ぞれを操作することにより、下部固定ホツパ15
内を炉内圧力及び大気圧に保つことができる。
本発明によれば、ベルトコンベヤ1から投入さ
れた原料は、旋回シユート3の旋回による上部固
定ホツパ14内に供給時の円周方向分布の均一
化、旋回シユート3下端の流量調整ゲート弁21
による原料の特性・粒度条件に基づく流れの均一
補正化、及び分布制御板18による原料落下位置
の調整の各作用を受けながら上部固定ホツパ14
に供給される。
れた原料は、旋回シユート3の旋回による上部固
定ホツパ14内に供給時の円周方向分布の均一
化、旋回シユート3下端の流量調整ゲート弁21
による原料の特性・粒度条件に基づく流れの均一
補正化、及び分布制御板18による原料落下位置
の調整の各作用を受けながら上部固定ホツパ14
に供給される。
この原料の流れに対する各構成の処理により、
原料の特性に応じた最も好ましい堆積分布とする
ことができ、さらに下部固定ホツパ15に排出さ
れる。
原料の特性に応じた最も好ましい堆積分布とする
ことができ、さらに下部固定ホツパ15に排出さ
れる。
この下部固定ホツパ15内においては、そのホ
ツパ内面を下端側に向けて急傾斜としたので、原
料の排出をマスフロー化することができ、偏析を
伴うことなく速やかに炉10方向に移動する。そ
して、下部固定ホツパ15の原料装入時間は、上
部固定ホツパ14への原料装入に比べると1/10程
度のオーダで短いことから、下部固定ホツパ15
内部で原料が分級する度合は極めて小さい。
ツパ内面を下端側に向けて急傾斜としたので、原
料の排出をマスフロー化することができ、偏析を
伴うことなく速やかに炉10方向に移動する。そ
して、下部固定ホツパ15の原料装入時間は、上
部固定ホツパ14への原料装入に比べると1/10程
度のオーダで短いことから、下部固定ホツパ15
内部で原料が分級する度合は極めて小さい。
以上の旋回シユート3から下部固定ホツパ15
間の原料の流動において、上部固定ホツパ14内
で分布制御された最も適切な形態で装入すること
に加え、この一様分布の原料を下部固定ホツパ1
5内でのマスフロー化により、粒度偏析を経時的
に伴うことなく炉10の炉内旋回シユート11に
垂直に落下供給できる。
間の原料の流動において、上部固定ホツパ14内
で分布制御された最も適切な形態で装入すること
に加え、この一様分布の原料を下部固定ホツパ1
5内でのマスフロー化により、粒度偏析を経時的
に伴うことなく炉10の炉内旋回シユート11に
垂直に落下供給できる。
この炉10への供給において、下部固定ホツパ
15下端の流量調整弁13及び下部シール弁19
の開弁とともに円周方向に非一様な粒度分布を生
じることなく炉10の垂直シユート9へ供給でき
る。この垂直シユート9内流れでは偏流を生じる
ことがないので、炉内旋回シユート11には下部
固定ホツパ15で均一化された原料をそのままの
状態で供給することができ、炉10内で原料が円
周方向に偏析することなく装入処理できる。尚、
分布制御板18、流量調整ゲート弁21、流量調
整弁13等を適当に操作することにより、必要と
する経時的粒度変化を有した形態として炉10へ
の装入も無論可能である。
15下端の流量調整弁13及び下部シール弁19
の開弁とともに円周方向に非一様な粒度分布を生
じることなく炉10の垂直シユート9へ供給でき
る。この垂直シユート9内流れでは偏流を生じる
ことがないので、炉内旋回シユート11には下部
固定ホツパ15で均一化された原料をそのままの
状態で供給することができ、炉10内で原料が円
周方向に偏析することなく装入処理できる。尚、
分布制御板18、流量調整ゲート弁21、流量調
整弁13等を適当に操作することにより、必要と
する経時的粒度変化を有した形態として炉10へ
の装入も無論可能である。
尚、ゲート弁17及び上部シール弁16の個数
は炉10内に装入される原料の量、タイムスケジ
ユール及び許容範囲の設備高さによつて決定され
る。
は炉10内に装入される原料の量、タイムスケジ
ユール及び許容範囲の設備高さによつて決定され
る。
第3図において25は旋回シユート先端に配置
した原料反射板で、任意角度に傾動自在である。
この原料反射板は旋回シユート3からの原料の流
れの領域に位置可能な大きさとするとともに、そ
の傾斜角により流れの全体及びその一部に対し
て、邪魔板としての機能を果たせるように構成す
ることが必要である。また、旋回シユート3の旋
回による原料流線を原料反射板25が最大角傾斜
したときに、上部固定ホツパ14の中心部に到達
させるようにすることも必要である。その他の構
造は、第1図で示したものと略同じである。
した原料反射板で、任意角度に傾動自在である。
この原料反射板は旋回シユート3からの原料の流
れの領域に位置可能な大きさとするとともに、そ
の傾斜角により流れの全体及びその一部に対し
て、邪魔板としての機能を果たせるように構成す
ることが必要である。また、旋回シユート3の旋
回による原料流線を原料反射板25が最大角傾斜
したときに、上部固定ホツパ14の中心部に到達
させるようにすることも必要である。その他の構
造は、第1図で示したものと略同じである。
上記構成において、ベルトコンベア1のヘツド
プーリ2から旋回シユート3に投入された原料は
旋回シユート先端に設け、その傾斜角度を制御系
によつて設定された原料反射板25に当たり、水
平方向の速度ベクトルを持つ原料の自然落下方向
を強制的に変えて、原料の落下堆積位置を調整す
る。このように、原料反射板25の作用は第1図
における分布制御板18の作用に置き替わるもの
であり、後の機能は第1図と同じである。
プーリ2から旋回シユート3に投入された原料は
旋回シユート先端に設け、その傾斜角度を制御系
によつて設定された原料反射板25に当たり、水
平方向の速度ベクトルを持つ原料の自然落下方向
を強制的に変えて、原料の落下堆積位置を調整す
る。このように、原料反射板25の作用は第1図
における分布制御板18の作用に置き替わるもの
であり、後の機能は第1図と同じである。
本発明は、装入原料の種類及び、装入量等の可
変要素に対し、炉内の半径方向、円周方向の分布
を均一化でき、しかも炉内へ装入される原料粒度
を操業者が経時的に自在に制御できるという効果
を奏する。
変要素に対し、炉内の半径方向、円周方向の分布
を均一化でき、しかも炉内へ装入される原料粒度
を操業者が経時的に自在に制御できるという効果
を奏する。
第1図は本発明の装入装置の概略断面図、第2
図は同第1図の−線矢視図、第3図は旋回シ
ユート先端に原料反射板を配置した場合の概略断
面図、第4図はマスフローの概念断面図、第5
図、第6図、第7図は従来例の概略断面図であ
る。 1:ベルトコンベア、2:ヘツドプーリ、3:
旋回シユート、8:集合シユート、9:垂直シユ
ート、10:炉、11:炉内旋回シユート、1
2:堆積原料、13:流量調節弁、14:上部固
定ホツパ、15:下部固定ホツパ、16:上部シ
ール弁、17:ゲート弁、18:分布制御板、1
9:下部シール弁、20:駆動装置、21:流量
調節ゲート弁、22:ホツパ、23:角度、2
4:原料層、25:原料反射板。
図は同第1図の−線矢視図、第3図は旋回シ
ユート先端に原料反射板を配置した場合の概略断
面図、第4図はマスフローの概念断面図、第5
図、第6図、第7図は従来例の概略断面図であ
る。 1:ベルトコンベア、2:ヘツドプーリ、3:
旋回シユート、8:集合シユート、9:垂直シユ
ート、10:炉、11:炉内旋回シユート、1
2:堆積原料、13:流量調節弁、14:上部固
定ホツパ、15:下部固定ホツパ、16:上部シ
ール弁、17:ゲート弁、18:分布制御板、1
9:下部シール弁、20:駆動装置、21:流量
調節ゲート弁、22:ホツパ、23:角度、2
4:原料層、25:原料反射板。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 上部と下部に二連のホツパを備えて竪型炉の
炉頂に原料を装入する原料装入方法において、上
部ホツパに原料を装入する第一段階で同ホツパ内
での原料の量的分布及び粒度分布を制御し、さら
にこの制御された原料を下部ホツパ内に装入しか
つ竪型炉に排出する第二段階で原料流れをマスフ
ロー化して竪型炉の炉頂に供給することを特徴と
する竪型炉における原料装入方法。 2 搬送装置からの原料を装入するための旋回シ
ユートを有する上部ホツパと、その下段に配置し
て竪型炉の炉頂に接続した下部ホツパとを有する
原料装入装置において、上部ホツパ内に旋回シユ
ートからの原料流線領域に位置可能な分布制御板
を傾動自在に配置し、さらに下部ホツパの内面を
原料流れマスフロー化のための急傾斜面としたこ
とを特徴とする竪型炉における原料装入装置。 3 搬送装置からの原料を装入するための旋回シ
ユートを有する上部ホツパと、その下段に配置し
て竪型炉の炉頂に接続した下部ホツパとを有する
原料装入装置において、旋回シユートからの原料
流線を自在に変更するために、旋回シユート先端
に傾動可能な原料反射板を配置し、さらに下部ホ
ツパの内面を原料流れマスフロー化のための急傾
斜面としたことを特徴とする竪型炉における原料
装入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4547885A JPS61202080A (ja) | 1985-03-06 | 1985-03-06 | 竪型炉における原料装入方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4547885A JPS61202080A (ja) | 1985-03-06 | 1985-03-06 | 竪型炉における原料装入方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61202080A JPS61202080A (ja) | 1986-09-06 |
JPH0146791B2 true JPH0146791B2 (ja) | 1989-10-11 |
Family
ID=12720503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4547885A Granted JPS61202080A (ja) | 1985-03-06 | 1985-03-06 | 竪型炉における原料装入方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61202080A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6907988B2 (ja) * | 2018-03-29 | 2021-07-21 | Jfeスチール株式会社 | 高炉における原料搬送方法及び設備 |
JP7303399B1 (ja) * | 2023-01-06 | 2023-07-04 | 日鉄エンジニアリング株式会社 | 原料装入装置および原料装入方法 |
-
1985
- 1985-03-06 JP JP4547885A patent/JPS61202080A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61202080A (ja) | 1986-09-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH046761B2 (ja) | ||
JPH0146791B2 (ja) | ||
US4067452A (en) | Charging apparatus for receptacle | |
JPS59211515A (ja) | 装入物装入装置 | |
JPS6339641B2 (ja) | ||
JP2009299154A (ja) | ベルレス高炉の原料装入装置および原料装入方法 | |
JPH07179916A (ja) | 堅型炉用ベルレス式炉頂装入装置 | |
JPH0225507A (ja) | ベルレス式高炉における原料の装入方法および装置 | |
JPH04235206A (ja) | ベルレス高炉における原料装入方法およびその装置 | |
WO2022176518A1 (ja) | 高炉の原料装入方法 | |
JP3031741B2 (ja) | 高炉のベルレス式原料装入方法 | |
JPS6138901Y2 (ja) | ||
JPS6339642B2 (ja) | ||
JPH02401B2 (ja) | ||
JPH0213919Y2 (ja) | ||
JPS61227109A (ja) | 高炉装入物の装入方法 | |
JPS61272304A (ja) | 装入原料の分配方法 | |
WO2020110444A1 (ja) | 炉頂装置 | |
JPS62260009A (ja) | ベルレス式高炉のペレツト配合原料装入方法 | |
JPS59136407A (ja) | 高炉の原料装入装置 | |
JP4139578B2 (ja) | 高炉への原料装入方法 | |
JPS59157206A (ja) | ベルレス高炉の原料装入方法 | |
JP2770616B2 (ja) | ベルレス高炉における原料装入方法およびその装置 | |
JPH05179320A (ja) | ベルレス高炉における原料装入方法 | |
JP2021195617A (ja) | 炉頂バンカーおよび高炉の原料装入方法 |