JPS5913502B2 - Ng−置換−N↑2−ナフタレンスルホニルアルギニンアミド類またはその酸付加塩の製造法 - Google Patents

Ng−置換−N↑2−ナフタレンスルホニルアルギニンアミド類またはその酸付加塩の製造法

Info

Publication number
JPS5913502B2
JPS5913502B2 JP50115183A JP11518375A JPS5913502B2 JP S5913502 B2 JPS5913502 B2 JP S5913502B2 JP 50115183 A JP50115183 A JP 50115183A JP 11518375 A JP11518375 A JP 11518375A JP S5913502 B2 JPS5913502 B2 JP S5913502B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
general formula
substituted
formulas
tables
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP50115183A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5239662A (en
Inventor
彰祐 岡本
亮二 菊本
嘉邦 玉尾
和夫 大窪
徹 手塚
信二 殿村
明子 土方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
Priority to JP50115183A priority Critical patent/JPS5913502B2/ja
Publication of JPS5239662A publication Critical patent/JPS5239662A/ja
Publication of JPS5913502B2 publication Critical patent/JPS5913502B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なNG一置換−N2−ナフタレンスルホニ
ルアルギニンアミド類またはその酸付加塩の製造法に関
する。
さらに詳しくはNG一置換アルギニンアミド類またはそ
の酸付加塩と置換ナフタレンスルホニルハロゲニドとを
反応させてNG一置換−N2−ナフタレンスルホニルア
ルギニンアミド類またはその酸付加塩を製造する方法に
関する。本発明で得られるNG一置換−N2−ナフタレ
ンスルホニルアルギニンアミド類は抗トロンビン作用を
有するN2−ナフタレンスルホニルアルギニンアミド類
の製造中間体として有用である。
即ちNG一置換−N2−ナフタレンスルホニルアルギニ
ンアミド類を酸分解または接触的水素化分解するとN2
−ナフタレンスルホニルアルギニンアミド類が容易に得
られる。N2−ナフタレンスルホニルアルギニンアミド
類またはその酸付加塩は血液凝固系に関与するたんぱく
質分解酵素の一つであるトロンビンに対し強い阻害作用
を示し、医薬上血液凝固を抑制する特異な生理活性物質
であ《(上記一般式(1)中でR″とR″が結合してい
ない場合にはR′およびR″はそれぞれアルキル基を表
わし、R′とR″が結合している場合には−R′−R″
一はアルキレン基を表わす。また、上記一般式(n)中
でX′はハロゲン原子を表わす。)で表わされる置換ナ
フタレンスルホニルハロゲニドを反応させることを特徴
とする下記一般式(ホ)り、その抗トロンビン作用が持
続的であるという特徴を有する。
本発明は、このように有用なN2−ナフタレンスルホニ
ルアルギニンアミド類またはその酸付加塩の中間体であ
るNG一置換−N2−ナフタレンスルホニルアルギニン
アミド類またはその酸付加塩の製法を提供することを目
的とするものであり、この目的は下記一般式(1)(上
記一般式(1)中でXおよびYは水素原子またはニトロ
基およびオキシカルボニル基から選ばれるグアニジノ基
の保護基を表わし(ただしXおよびYのうち少なくとも
一つはグアニジノ基の保護基を表わす。
)、Rは一般式(1)−N<.R1(式中でR2Rlお
よびR2は水素原子、アルキル基またはアルコキシ基も
しくはアルコキシカルボニル基で置換されたアルキル基
を表わす。
)、または一般式(2)′1\−NZ(式中でZはメチ
レン基−CH2−および\1Zモノ置換メチレン基−
C −( R3はアルキル基、アシル基、アルコキシ基
またはアルコキシカルボニル基を表わす。
)から選択される2以上の基ならびにオキシ基−o−、
アルキル置換イミノ基−N −( R4はアルキル基を
表わす。)、アシル置換イミノ基 −N − ( R5
はアルキル基をを表わす。)およびフエニレン基−1f
− +から選択されるoまたは1以上の基が任意の順序
に結合した2価基を表わす。)で表わされる。)で表わ
されるNG−置換アルギニンアミド類またはその酸付加
塩に下記一般式(自)(上記−般式(自)中でR’とR
″が結合していない場合にはR’およびR″はそれぞれ
アルキル基を表わし、R’とR″が結合している場合に
は−R’−R″一はアルキレン基を表わす。
また、上記一般式(資)中でX’はハロゲン原子を表わ
す。)で表わされる置換ナフタレンスルホニルハロゲニ
ドを反応させて下記−般式叫(上記一般式叫中でX,.
YおよびRは上記−般式(I)で定義したとおりであり
、R’およびR″は上記一般式(資)で定義したとおり
である。
)で表わされるNG−置換−N2−ナフタレンスルホニ
ルアルギニンアミド類またはその酸付加塩を得ることに
よつて達成される。本発明を詳細に説明すると、本発明
で原料として用いられるNG−置換アルギニンアミド類
は、通常NG−置換−N2−置換アルギニン類(N”一
置換基は通常ベンジルオキシカルボニル基、t−プトキ
シカルボニル基等のアミノ保護基であι)とアミン類を
酸アジド法、混合酸無水物法、活性エステル法、カルボ
ジイミド法等によつて縮合させて後、N2−置換基のみ
を接触水素分解または酸分解によつて選択的に分解除去
することによつて得られる。
NG−置換アルギニンアミド類は上記一般式(I)で表
わされるが、上記一般式(I)中のRを例示すれば次の
通りである。R,およびR2は水素原子、通常炭素数1
0以下のアルキル基または通常炭素数10以下のアルコ
キシ基もしくは通常炭素数10以下のアルコキシカルボ
ニル基で置換された通常炭素数10以下のアルキル基を
表わす。
さらに具体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、イ
ソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、
ヘキシル基、へブチル基などのアルキル基;メトキシエ
チル基、メトキシプロピル基、エトキシエチル基、エト
キシカルボニルメチル基、2−メトキシカルボニルエチ
ル基、2−エトキシカルボニルエチル基、3−エトキシ
カルボニルプロピル基などのアルコキシ基もしくはアル
コキシカルボニル基で置換されたアルキル基等を挙げる
ことができる。
(2)R=−NZの場合 、−/ zはメチレン基− CH2−およびモノ置換メチレン基
一C− (R3は通常炭素数10以下のアル キル基、アシル基、アルコキシ基、もしくはアルコキシ
カルボニル基を表わす。
)から選択される2以上の基、ならびにオキシ基−0ア
ルキル置換イミノ基−N−(R4は通常炭素数10以下
のアルキル基を表わす。
)、アシル置換イミノ基 −N− (R5は通常炭素
数10以下のアルキル基を表わす。)およびフエニレン
基一ト ヨ一から選択されるOまたは1以上の基が任意
の順序に結合した2価基を表わし、上記の結合する基の
数は通常20以下である。さらに具体的には上記Rは1
−アジリジニル基、1−アゼチジニル基、3−メトキシ
−1−アゼチジニル基、3−エトキシ−1−アゼチジニ
ル基、1−ピロリジニル基、ピペリジノ基、4−メチル
ピペリジノ基、4−エチルピペリジノ基、4−プロピル
ピペリジノ基、4−イソプロピルピペリジノ基、2−メ
チルピペリジノ基、3−メチルピペリジノ基、2−エト
キシカルボニル−1−ピロリジニル基、4−メトキシピ
ペリジノ基、4−アセチルピペリジノ基、4−メトキシ
カルボニルピペリジノ基、1−ヘキサメチレンイミニル
基、1−オクタメチレンイミニル基などの1−ポリメチ
レンイミニル基またはその誘導体;3−オキサゾリジニ
ル基などのオキサゾール系の基;2−イソオキサゾリジ
ニル基などのイソオキサゾール系の基;モルフオリノ基
、2・6−ジメチルモルフオリノ基、テトラヒトロー1
・3−オキサジン一3−イル基などのオキサジン系の基
;4−メチル−1−ピペラジニル基、4−アセチル−1
−ピペラジニル基、2−イソインドリニル基、1−イン
ドリニル基、1・2・3・4−テトラヒトロー2−イソ
キノリル基、1・2・3・4−テトラヒドロ1−キノリ
ル基等である。
上記一般式(1)中でXおよびYは水素原子またはグア
ニジノ基の保護基を表わすが、XおよびYの少なくとも
一つはグアニジノ基の保護基を表わす。
グアニジノ基の保護基としてはニトロ基またはベンジル
オキシカルボニル基、p−ニトロベンジルオキシカルボ
ニル基、p−メトキシベンジルオキシカルボニル基もし
くはt−ブトキシカルボニル基などのオキシカルボニル
基が挙げられる。NG一置換アルギニンアミド類(1)
の酸付加塩としては叩、HBr..HCl等の鉱酸の塩
、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホ
ン酸等の有機酸の塩を挙げることができる。NG一置換
−N2−ナフタレンスルホニルアルギニンアミド類(ホ
)またはその酸付加塩のもう一つの原料である置換ナフ
タレンスルホニルハロゲニ゛ドは上記一般式(6)で表
わされるが、上記一般式(自)中でR′とR″が結合し
ていない場合にはR′およびR″はメチル基、エチル基
、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル
基、t−ブチル基等の通常炭素数10以下、好ましくは
炭素数5以下のアルキル基を表わし、R1とR2が結合
している場合には−R′−R7−はメチレン基、エチレ
ン基、トリメチレン基等、通常炭素数10以下のアルキ
レン基を表わす。
なお、アルコキシ基(−0R′、−0R″)またはアル
キレンジオキシ基(−0R′−R2O−)、およびスル
ホニル基はナフタレ7環のC1〜C8のいずれの炭素原
子に結合していてもよい。
通常、スルホニル基の位置は1位または2位であり、ア
ルキレンジオキシ基は6・7ーアルキレンジオキシ基で
ある。また、上記一般式(n)中でX′はCl.Br等
のハロゲン原子を表わすが、通常置換ナフタレンスルホ
ニルハロゲニドとしては置換ナフタレンスルホニルクロ
リドが用いられる。
NO一置換アルギニンアミド類(1)またはその酸付加
塩と置換ナフタレンスルホニルハロゲニド(n)の反応
は通常塩基の存在下に行われる。
塩基は反応で生成するハロゲン化水素を捕捉し反応を促
進する。塩基としてはトリエチルアミン、ピリジン等の
有機塩基、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カ
リウム、炭酸水素ナトリウム等の一般的な無機塩基を挙
げることができる。無機塩基は通常水溶液として用いら
れる。塩基はNG一置換アルギニンアミド類(1)に対
し通常当量以上使用される。原料としてNG一置換アル
ギニンアミド類(1)の酸付加塩を使用する場合には酸
付加塩を中和する .に十分な量の塩基を用いることが
好ましい。
置換ナフタレンスルホニルハロゲニド([I)はNG一
置換アルギニンアミド類(1)またはその酸付加塩に対
し通常等モル使用される。NG一置換アルギニンアミド
類(1)またはその酸 1付加塩と置換ナフタレンスル
ホニルハロゲニド(11)の反応は一般には溶媒中で行
われ、溶媒としては水;塩化メチレン、クロロホルム、
四塩化炭素などの塩素系溶媒;ベンゼン、トルエン、キ
シレンなどの芳香族炭化水素;エーテル、テトラヒドロ
1フラン、ジオキサンなどのエーテル系溶媒;アセト
ン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケト
ン系溶媒;ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミ
ド、テトラメチル尿素、N−メチルピロリドン、ピリジ
ン、キノリンなどの塩基性 冫溶媒またはこれら溶媒を
2以上混合したものが用いられる。
塩基性溶媒を用いると、これら溶媒は酸受容剤として作
用するので塩基を添加する必要はない。
反応温度は使用するNG一置換アルギニンアミド類(1
)および塩基によつて異なるが、一般には10℃から溶
媒の沸点までの温度から選ばれる。反応時間は使用する
NG一置換アルギニンアミド類(1)、塩基および反応
温度によつて異なるが、通常5分から24時間の範囲か
ら選ばれる。反応終了後、溶媒および塩基類を留去し、
生成した塩類を水洗して除去した後、NG一置換N2−
ナフタレンスルホニルアルギニンアミド類(ホ)を適当
な溶媒で再結晶あるいは再沈澱して精製する。なお、反
応終了後溶媒を留去して後、反応混合物をクロマトグラ
フイ一によつて精製分離することも可能である。クロマ
トグラフイ一展開溶媒としては、一般にクロロホルムあ
るいは塩化メチレン等の塩素系溶媒またはアルコールを
含有したこれら塩素系溶媒が使用される。本発明方法に
よつて得られるNG一置換−N2ナフタレンスルホニル
アルギニンアミド類四またはその酸付加塩を水素化分解
あるいは酸分解すると抗トロンビン作用を有するN2−
ナフタレンスルホニルアルギニンアミド類(代)または
その酸付加塩が得られる。
(上記一般式(代)中でRは上記一般式(1)で定義し
たとおりであり、R′およびR″は上記一般式(n)で
定義したとおりである。
)NG一置換−N2−ナフタレンスルホニルアルギニン
アミド類両またはその酸付加塩の水素化分解および酸分
解方法について概説すれば次のとおりである。
酸分解に使用される酸としては塩化水素、臭化水素、フ
ツ化水素などのハロゲン化水素、トリフルオロ酢酸、ト
リフルオロメタンスルホン酸、ギ酸、酢酸などの有機酸
を挙げることができる。
酸分解は上述した酸の存在下無溶媒あるいはメタノール
、エタノールなどのアルコール;テトラヒドロフラン、
ジオキサンなどのエーテル;酢酸などの有機酸;酢酸エ
チルなどのエステル等の有機溶媒中−10℃〜100℃
通常は室温で、NG一置換−N2−ナフタレンスルホニ
ルアルギニンアミド類(7)またはその酸付加塩を処理
することによつて行われる。酸分解に要する時間は使用
する酸および溶媒、保護基であるNG一置換基の種類な
らびに処理温度によつて異なるが、10分ないし24時
間である。分解終了後、溶媒および過剰の酸を除去する
かあるいはエーテル、石油エーテル、炭化水素などの不
活性溶媒を反応混合物中に加えて生成する沈澱をf過す
ることによりN2−ナフタレンスルホニルアルギニンア
ミド類(代)またはその酸付加塩が得られる。通常酸を
過剰に用いるため保護基を除去して得られるN2−ナフ
タレンスルホニルアルギニンアミド類(代)は使用した
酸と酸付加塩を形成しているが、これを中和することに
よりN2−ナフタレンスルホニルアルギニンアミド類…
が容易に得られる。水素化分解は一般的な還元水素化に
よつて行われるが、接触的水素化分解が有利である。
接触的水素化分解は水素活性化触媒の存在下水素雰囲気
中で行われる。水素活性化触媒としては通常ラネーニツ
ケル、パラジウム、白金等が用いられる。反応溶媒とし
てはメタノール、エタノールなどのアルコールリジオキ
サン、テトラヒドロフランなどのエーテル:酢酸、プロ
ピオン酸などの有機酸およびこれら2以上の混合溶媒な
どの不活性溶媒を用いることができる。反応温度はグア
ニジノ基の保護基および触媒の活性に応じて適宜選ばれ
るが、通常0℃ないし溶媒の沸点である。
水素圧は反応温度および触媒の活性によつて異なるが、
1気圧以上であれば十分である。反応時間は触媒の活性
、反応温度、水素圧等によつて大きく異なるが、2時間
から120時間程度である。
水素化分解後、触媒を沢去して溶媒を留去するとN2−
ナフタレンスルホニルアルギニンアミド類(代)または
その酸付加塩が得られる。
N2−ナフタレンスルホニルアルギニンアミド類(代)
の酸付加塩を中和すると、容易にN2−ナフタレンスル
ホニルアルギニンアミド類(代)が得られる。N2−ナ
フタレンスルホニルアルギニンアミド類(代)およびそ
の酸付加塩は水、エーテル、アルコール、アセトン等の
溶媒を2以上混合した溶媒を用いて再結晶することによ
り、あるいはこれをアルコール等の溶媒に溶解して後エ
ーテルを加えて、これを沈澱させることにより精製され
る。次にこのようにしてNG一置換−N2−ナフタレン
スルホニルアルギニンアミド類(ホ)またはその酸付加
塩を水素化分解あるいは酸分解して得られるN2−ナフ
タレンスルホニルアルギニンアミド類(代)およびその
酸付加塩の薬理効果を説明する。
既述のとおりN2−ナフタレンスルホニルアルギニンア
ミド類(代)およびその酸付加塩は抗トロンビン作用を
有するので、診断薬として使用されるほか、血栓症等の
治療に使用され得る。そこで既知の抗トロンビン剤であ
るTAME(N2−(p−トリルスルホニル)−L−ア
ルギニンメチルエステル)とN2−ナフタレンスルホニ
ルアルギニンアミド類(代)およびその酸付加塩の抗ト
ロンビン作用をフイブリノーゲン凝固時間を測定して比
較した。フイブリノーゲンの凝固時間の測定は次のよう
にして行つた。牛フイブリノーゲン(コーン フラクシ
ヨン1(COhnFractiOnl)、アーマ一(A
rmOur)社製)150ηを40dのボレート サラ
イン バツフア(BOrateSalineBuffe
r(PH7.4))に溶解した溶液0.87n1と0.
1m1のボレート サラインバツフア(対照試料)また
は試料溶液を氷冷下で混和し、さらに5UnitS/7
1L1のトロンビン(持田製薬(株)製試薬)0.1m
1を氷冷下で添加してよく混和し直ちに25℃の恒温槽
に移す。
恒温槽に入れた瞬間にストツプウオツチを始動させ、フ
イプリン系を認めた時までの時間を測定した。試料無添
加の場合(対照実験)の凝固時間は50〜55秒であつ
た。実験結果を表−2に示す。
表−2で凝固時間を2倍に延長する濃度とは、対照実験
での凝固時間50〜55秒を凝固時間100−110秒
に延長するのに必要な濃度を表わす。なお、TAMEに
ついては、その凝固時間を2倍に延長する濃度は110
0μMであつた。下記表−2においてNG一置換−N2
−ナフタレンスルホニルアルギニンアミド類四を水素化
分解あるいは酸分解して得られるN2−ナフタレンスル
ホニルアルギニンアミド類(代)の酸付加塩はR1およ
び付加物を特定することによつて表わす。
次に本発明を実施例にて具体的に説明するが、本発明は
その要旨を超えない限り、これら実施例に限定されない
実施例 1 4−エチル−1−(NG−ニトロ−L−アルギニル)ピ
ペリジン・塩酸塩3.0V(0.0086モル)を水1
0m1およびジオキサン30dからなる混合溶媒に溶解
し、炭酸カリウム2.47(0.017モル)および6
・7ージメトキシ一2−ナフタレンスルホニルクロリド
2.7?(0.0096モル)を室温で攪拌下加える。
室温で3時間撹拌後、析出する沈澱物を沢去し、水層を
分液して除く。ジオキサンを留去して得られる粘稠な油
状物質をクロロホルムで抽出し、不溶物を沢去する。ク
ロロホルムを留去し、10%メタノール含有クロロホル
ムを溶出液とするシリカゲルカラムクロマトグラフイ一
で単離精製し、80%の収率で4−エチル−1−(NG
−ニトロ−N2−(6・7ージメトキシ一2−ナフタレ
ンスルホニル)−L−アルギニル)ピペリジンの粉体を
得る。元素分析:C25H36O,N6Sとして実施例
2 4−メチル−1−(NG−ニトロ−L−アルギニル)ピ
ペリジン・塩酸塩3.0f7(0.0090モル)をク
ロロホルム50dに懸濁させ、トリエチルアミン3.6
y(0.036モル)および6・7ージメトキシ一2−
ナフタレンスルホニルクロリド3.4y(0.012モ
ル)を氷冷下攪拌しつつ加える。
0℃で24時間攪拌後水30m1を加え洗浄し、分液し
て水層を除く。
硫酸ナトリウムで乾燥後、クロロホルムを留去して得ら
れる粘稠な油状物質を実施例1と同様にしてシリカゲル
カラムクロマトグラフイ一で精製すると70%の収率で
4−メチル−1−(NG−ニトロ−N2−(6・7ージ
メトキシ一2−ナフタレンスルホニル)−L−アルギニ
ル)ピペリジンの粉体が得られる。元素分析:C24H
34O,N6Sとして実施例 3 4−(NG−NG−ジベンジルオキシカルボニル−L−
アルギニル)モルホリン●塩酸塩3.0r(0.005
5モル)を塩化メチレン50m1に懸濁させ、トリエチ
ルアミン1.77(0.017モル)および6・7ージ
メトキシ一2−ナJャ^レンスルホニルクロリド1.9y
(0.0066モル)を氷冷下撹拌しつつ加える。
室温で2時間攪拌後、水30m1を加えて洗浄し、硫酸
ナトリウムで乾燥後、塩化メチレンを留去して得られる
粘稠油状物質を実施例1と同様にしてシリカゲルカラム
クロマトグラフイ一で単離精製すると71%の収率で4
(NG−NG−ジベンジルオキシカルボニル−N2−(
6・7ージメトキシ一2−ナフタレンスルホニル)−L
−アルギニル)モルホリンの粉体が得られる。元素分析
:C38H43O,ON5Sとしてその他各種のNG一
置換−N2−ナフタレンスルホニルアルギニンアミド類
四を上記実施例の方法に従つて合成した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I )(上記一般
    式( I )中でXおよびYは水素原子またはニトロ基お
    よびオキシカルボニル基から選ばれるグアニジノ基の保
    護基を表わし、(ただしXおよびYのうち少なくとも一
    つはグラニジノ基の保護基を表わす。 )、Rは一般式(1)▲数式、化学式、表等があります
    ▼(式中でR_1およびR_2は水素原子、アルキル基
    またはアルコキシ基もしくはアルコキシカルボニル基で
    置換されたアルキル基を表わす。)、または一般式(2
    )▲数式、化学式、表等があります▼(式中でZはメチ
    レン基−CH_2−およびモノ置換メチレン基▲数式、
    化学式、表等があります▼(R_3はアルキル基、アシ
    ル基、アルコキシ基またはアルコキシカルボニル基を表
    わす。)から選択される2以上の基ならびにオキシ基−
    O−、アルキル置換イミノ基▲数式、化学式、表等があ
    ります▼(R_4はアルキル基を表わす。)、アシル置
    換イミノ基▲数式、化学式、表等があります▼(R_5
    はアルキル基を表わす。)およびフレニレン基▲数式、
    化学式、表等があります▼から選択される0または1以
    上の基が任意の順序に結合した2価基を表わす。 )で表わされる。)で表わされるN^G−置換アルギニ
    ンアミド類またはその酸付加塩に下記一般式(II)▲数
    式、化学式、表等があります▼(II)(上記一般式(I
    I)中でR′とR″が結合していない場合にはR′およ
    びR″はそれぞれアルキル基を表わし、R′とR″が結
    合している場合には−R′−R″−はアルキレン基を表
    わす。 また、上記一般式(II)中でX′はハロゲン原子を表わ
    す。)で表わされる置換ナフタレンスルホニルハロゲニ
    ドを反応させることを特徴とする下記一般式(III)▲
    数式、化学式、表等があります▼(III)(上記一般式
    (III)中でX、YおよびRは上記一般式( I )で定義
    したとおりであり、R′およびR″は上記一般式(II)
    で定義したとおりである。 )で表わされるN^G−置換−N^2−ナフタレンスル
    ホニルアルギニンアミド類またはその酸付加塩の製造法
JP50115183A 1975-09-23 1975-09-23 Ng−置換−N↑2−ナフタレンスルホニルアルギニンアミド類またはその酸付加塩の製造法 Expired JPS5913502B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50115183A JPS5913502B2 (ja) 1975-09-23 1975-09-23 Ng−置換−N↑2−ナフタレンスルホニルアルギニンアミド類またはその酸付加塩の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50115183A JPS5913502B2 (ja) 1975-09-23 1975-09-23 Ng−置換−N↑2−ナフタレンスルホニルアルギニンアミド類またはその酸付加塩の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5239662A JPS5239662A (en) 1977-03-28
JPS5913502B2 true JPS5913502B2 (ja) 1984-03-30

Family

ID=14656399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50115183A Expired JPS5913502B2 (ja) 1975-09-23 1975-09-23 Ng−置換−N↑2−ナフタレンスルホニルアルギニンアミド類またはその酸付加塩の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5913502B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63163303U (ja) * 1987-02-06 1988-10-25

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4338463A (en) * 1980-10-03 1982-07-06 The Standard Oil Company Process for the production of unsaturated acids and esters
US5150307A (en) * 1990-10-15 1992-09-22 Automation Industrial Control, Inc. Computer-controlled system and method for sorting plastic items

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63163303U (ja) * 1987-02-06 1988-10-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5239662A (en) 1977-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0468231B1 (de) Guanidine
US3978045A (en) N2 -dansyl-L-arginine derivatives, and the pharmaceutically acceptable acid addition salts thereof
US4018913A (en) N2 -alkoxynaphthalenesulfonyl-L-argininamides and the pharmaceutically acceptable salts thereof
US4791102A (en) Derivatives of the N α-arylsulphonylaminoacyl-p-amidinophenylalaninamides, their preparation process, their use as medicaments and the pharmaceutical compositions containing them
WO2003089411A1 (fr) Derives de n-[phenyl(piperidin-2-yl)methyl] benzamide, leur preparation et leur application en therapeutique
JP2846963B2 (ja) 抗血栓アミジノテトラヒドロピリジルアラニン誘導体
EP2316830A2 (de) N-sulfonylierte Aminosäurederivate und ihre Verwendung als Matriptaseinhibitoren
EP2197854B1 (en) A new class of histone deacetylase inhibitors
JPS5913502B2 (ja) Ng−置換−N↑2−ナフタレンスルホニルアルギニンアミド類またはその酸付加塩の製造法
US4071621A (en) N2 -alkoxynaphthalenesulfonyl-L-argininamides and the pharmaceutically acceptable salts thereof
US4227006A (en) N2 -Dansyl-L-arginine derivatives, and the pharmaceutically acceptable acid addition salts thereof
US4066758A (en) N2 -naphthalenesulfonyl-L-arginine derivatives, and the pharmaceutically acceptable acid addition salts thereof
Dahlgren et al. Novel morpholinone-based D-Phe-Pro-Arg mimics as potential thrombin inhibitors: Design, synthesis, and X-ray crystal structure of an enzyme inhibitor complex
US4168307A (en) N2 -Naphthalenesulfonyl-L-arginine derivatives, and the pharmaceutically acceptable acid addition salts thereof
JPS5913505B2 (ja) Ng−置換−n↑2−ナフタレンスルホニルアルギニンアミド類およびその酸付加塩
JPS5913501B2 (ja) N↑2−ナフタレンスルホニルアルギニンアミド類またはその酸付加塩の製造法
US4670420A (en) N2 -dansyl-L-arginine derivatives, and the pharmaceutically acceptable acid addition salts thereof
US4069329A (en) N2 -Naphthalenesulfonyl-L-arginine derivatives, and the pharmaceutically acceptable acid addition salts thereof
US4069323A (en) N2 -substituted-L-arginine derivatives and the pharmaceutically acceptable acid addition salts thereof
JPS5913504B2 (ja) Ng−置換−n↑2−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1または2−ナフタレンスルホニル)アルギニンアミドまたはその酸付加塩
JPS6047268B2 (ja) N▲g▼−置換−n↑2−クマリンスルホニルアルギニンアミド類およびその酸付加塩
JPS6047266B2 (ja) N↑2−クマリンスルホニルアルギニンアミド類またはその酸付加塩の製造法
JPS6047267B2 (ja) N▲g▼−置換−n↑2−クマリンスルホニルアルギニンアミド類またはその酸付加塩の製造法
JPS5913507B2 (ja) Ng−置換−n↑2−ナフタレンスルホニルアルギニンアミド類またはその酸付加塩
US4066759A (en) N2 -naphthalenesulfonyl-L-arginine derivatives, and the pharmaceutically acceptable acid addition salts thereof