JPS59134735A - 抗腫瘍組成物 - Google Patents

抗腫瘍組成物

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JPS59134735A
JPS59134735A JP58169484A JP16948483A JPS59134735A JP S59134735 A JPS59134735 A JP S59134735A JP 58169484 A JP58169484 A JP 58169484A JP 16948483 A JP16948483 A JP 16948483A JP S59134735 A JPS59134735 A JP S59134735A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 A0発明の分野 この発明は、ヒトを含む動物体における新生物細胞の増
殖を阻害するため、及び腫瘍状態又は癌状態に感受性の
個体の遺伝的又は環境的素質に由米する免疫系不調の治
療のための、インターフェロン(IFN )と組合わせ
た又はインターフェロンを伴わない二重鎖リポース核酸
(ds RNA )の使用に関する。この発明はさらに
、腫瘍状態又は癌状態を治療するための、他の化学的薬
剤及び生物学的薬剤と併用するdsRNAの使用に関す
る。
B6発明の背景 5RNA IFNは、動物細胞中でウィルスの増殖を阻害すること
ができる蛋白質である。これらは細胞に由米し、試験管
内又は生体内で生産され、そして非常に広範囲の物質に
よシ刺激される[ Encyclopedlaof B
lochemlstry t tffジャー・ウィリア
ムス(Roger Wllllmmm )及びニドウィ
ン、・ランスフォード(Edwln Lan5ford
 ) 編+レインフォールド−)J?ブリッジング(R
@jnhold Pabllahlng)社、1967
年〕。IFNが抗ウィルス作用のtlかに抗細胞増殖作
用を有することが知られている( Nature 、 
262 、300 + 1976年:FJxptl。
Ce1l Res、、 121 、111 、1979
年)。さらに、インターフェロンがグラスミノ−rン活
性化物員の分泌を低下せしめ(Nature + 27
6 + 82EL+1978)、接触阻害を確立しく 
J、C111Blol、。
56.846.1973年)、そして半固形寒天中での
新生物細胞の増殖を阻害する( Nature +23
1、.20.1971年)ことが知られている。
d+5RNAは種々の分子形(白血球性及び線維芽細胞
性を含む)及び免疫型のヒ)−IFNのインデューサー
で6って(J、R@Nculo@ndothelial
Soci!ty、23.299 、1978 )、天然
dsRNA及び合成dgRNAのいずれもIFN生産を
刺激することができる。インターフェロン誘発物質とし
てのポリリボイノシン酸とポリリゾシチジン酸の複合体
の形の合成ds RNA(rIn−rCn)の使用が、
同えばランプソン(Lampson )等の米国特許第
3 、666 、646号において矧られている。ds
RNAはIFN誘発物質であるほか、IFNK:誘導さ
れる2種類の酵素、すなわちプロティンキナーゼ及び2
’−5’オリゴアデニレートシンセターゼの活性化物質
でもある( Pro、natl、Acad、Sel 、
+ 75 +5893.1978年)。しかしながら、
インターフェロンの抗細胞増殖作用及び抗新生物作用の
分子的基碇は未知であシ、そしてこの発明に先立ってイ
ンターフェロン誘発物質としての機能以外のdi RN
Aの抗細胞増殖効果もなんら知られていなかった。
1、dsRNAの合成不均整類似体 さらに量近、Ts’o及びカーター(Carter )
の米国%計第4 、130.641号、及び第4,02
4,222号に開示されているとと(、IFNはrl 
−rCの不n     n 均整類似体によっても誘発され得ることが見出された。
これらの特許の記載を引用によりこの明細に組み入れる
。これらの類似体は、ポリリゾシチジン酸) (rCn
)Iにそって非対塩基(ウラシル又はグアニン)を導入
することにより r I n−r Cnを変形すネこと
によシ、又はポリリボイノシン酸(rIn)のリボース
主鎖を変形することによ多形成される。不均整類似体、
特にrC鎖におい゛て変形された類似体は、第1図に示
すごとき一定の構造的要求に合致する限シインターフェ
ロン誘発能力を保有する。第1図において、完全な塩基
対からなるdsRNAの長い傾城はインターフェロン誘
、発のために必要でない。実際に、完全な塩基対dsR
NAの1/2〜1回転の螺旋が保持されていればインタ
ーフェロン合成を開始する(引金を引く)ための構造上
の先行条件が満たされる。
発明者等は、不均整重合体がヌクレアーゼに暴露された
場合/Jll水分解速度は上昇する( J 、Mo1e
c 。
Blol、 、70 、567 、1972年)が、こ
れらのds RNAは、インターフェロンの誘発に関し
て変形されていないr I n−r Cnとほとんど異
らない活性を有することを見出した。障害を受けていな
い二重螺旋構造が長時間保持されることによシ、dsR
NAに対する薬剤毒性として一般に記載されている他の
多くの生物学的反応が生ずることが報告された。撞々の
MJ物系における不均整類似体r I n ’ r (
CI 21 U ) n(アンシリダン(Ampl I
gen )、HEMリデーチ社の商標〕の研究によシ、
rln−r(C,2,U)nはr I 、 ・r Cn
に比べて毒性が少ないことが示された[ Po1y I
Cwith m!5rnatchedbases + 
prospects for cancer ther
apy 。
Augmenting Agents In Canc
@r Therapy 。
E、M・″−シー(Hersh )等編、レーブン・プ
レス(R1LV@n press )−ニューヨーク、
177゜1981年)。特に、r f n−r (C,
2+ U)。をマウスに反復投与する場合、骨髄要素、
肝細胞、胸腺細胞及び肺細胞を含む非常に感受性の器官
に対する毒性が非常に低((J 、Mo1ec、Bto
l 、40 + 567 r1972年)、池方棟々の
致命的なウィルスの攻撃に対する保峨において有効であ
る( Mo1ea。
Pharm、+12 、299 + 1976年)。
さらに、r I n ’ r (C72・U)nは、I
■。・rCnに比べて、家兎において低下した発熱性(
1/100に低下)、マウス及びヒトの細胞を用いる試
験管内叔験における低い有糸分裂修Lt41/s〜1/
10に低下)、及び家兎及びマウスにおける低下したd
sRNA抗体生産性(115〜1/10に低下)を水子
。この低下したi+ h、i毒性の背景に対して、rl
、−r(C,、、U)nはインターフェロンを誘発し、
天然キラー(NK)細胞様能を刺激しく J 、Imm
uno + 124 、1852 、1980)、そし
て前記の細胞内媒介体である2’−5’−オリゴ−アデ
ニレートシンセターゼ及び特異的プロティ。
ンキナーゼを活性化する(共同発明者の未発光データ)
。従って、種々の試験系(家兎、マウス及びヒト)にお
いて、そして、櫨々の毒性及び治療効果を測定するため
の種々の投与鷺において、不均整類似体rln−r(C
12yU)m(アンシリダン)は強化された治療率を有
することが明らかである。
この不均整誘発物質/活性化物質の調製及び製剤はすで
にd己載されている( J、Mo1ec、BIo、70
 。
567 、1972 )。
動′+//J細胞内でインターフェロン生産を誘発して
ウィルスによる攻撃に対抗することのみを目的とする変
形rr、−rCnfA似体の使用については、例えば前
記の米国特許第4,130,641号及びm 4,02
4,222号に記載されている。しかしながら、インタ
ーフェロンの抗細胞増殖剤としての使用の観点からは、
多くの個体においてIFNは周辺的効果のみ生じさせる
というIFN療法に対する障害が任在する。従って、比
較的多址のインターフェロンを投与する必要があシ、こ
のために通常のウィルス感染に対するヒトの通常の反応
の過程で生ずることがない程不自然に高い体内IFNレ
ベルが生ずる。このような商いレベルにおいては、体は
IFNを外来物質として扱うことができ、そして処理式
れた個体はIFNに対する抗体を形成する能力を有する
さらに、特に新生物細胞は、IFHの治療的性質に対す
る耐性を獲得する能力を有する。後記のごとく、IFH
に対する耐性を発生せしめる新生物のこの能力は非−無
作為的表現型(non−randomphenotyp
e )として獲得され、そしてそれ故にIFNのみの使
用に基く細胞増殖の阻害を意図する治療方法に対して深
刻な欠点をもたらす。この発明は、細胞がIFN耐性を
獲得するか否かにかかわらず癌細胞の増加を停止せしめ
又は劇的に妨害する新規な抗細胞増殖剤及び組成物を開
示することによシ従来技術が有する前記の欠点を除去す
る。
さらにこの発明は、従来技術によシ達成されるレベルニ
比へてインターフェロンの体内レベルが20〜50の係
数をもって低いが、非零に大きな治療効果をもたらすイ
ンターフェロン含有組成物、を提供する。da RNA
を含有するこの発明の組成物は上側的に作用するため投
与に必要なds RNAレベルも同時に従来技術によシ
開示されているそれよシも低い。
過去2年間に、新生物細胞に対する免疫監視機構におけ
るNKiH胞集団の中心的役割を支持する多くの報告が
発表された。高いNK−細胞活性を有するマウスは低い
NK−細胞活性を有するマウスに比べてNK−感受性腫
瘍細胞の増殖に対し高い耐性を有する( Immuno
l、Rev、、 44 + 165 +1979)。さ
らに最近、選択的NK細胞欠損を有するベージュマウス
が、正常なNK細胞活性を有する同質遺伝子的マウスに
比べて腫瘍増殖に対して感受性であることが報告された
[Nature(0ンドン) + 284 + 622
 、1980 ;Nature。
284.624.1980)。チェディアクーヒガシ(
Chedlak −H1gas旧)症候群を有するヒト
においても同様の状態が任在し、そしてこの疾患におけ
るNKf田胞欠損は原因として、これらの患者における
リンノ臂腫の発達と関連することが水製された( J、
Exp、M@d、、151 、1939 、1980 
:J、Exp、Med、、 151. 1049 、1
980 ;Nature (ロンドン) 、 284 
 、 553 、1980:]。
慢性リンパ球性白血病(CLL)患者は二仄悪性腫瘍の
高い発生率を有することが知られている。最近、テグラ
ー(Zlgler )及びツアーリング(Zarlln
g)(Int、J、Caneer+ 27 、 321
 + 1981 )は、白血病細胞を取シ出した後、慢
性白血病患者からのリンパ球中のNK細胞活性を評価し
た。CLL患者の多くは、NK−感受性標的に結合した
リング(球の存在にもかかわらず、最小の又は検知でき
ないNK細胞活性を有する。さらに、多量の免疫抑制剤
によ多処理された腎臓移殖受容体は、約100倍高い二
次蕾、性腫瘍発生の危険性を有し、そして又非常に抑制
されたNK細胞活性を有し又はこの活性を喪失している
( Transplanta口on、29゜214.1
980)。これに対して、これらの受容体において、抗
体依存性細胞性細胞毒性[antibody−deps
ndent   cell−medlatedcylo
toxlcity (ADCC) )は抑制されない。
このことは、NK細胞活性の欠損(又は損傷)は非常に
%列的であシ、そして現在のととろ、高い二次悪性腫瘍
発生傾向と関連しているように思われる。
従って、幾つかの別個の研究室によシなされた最近の証
明によシ、ヒトにおける新生物に対する免疫監視機構と
してのNK細胞系の東壁性が確認される。発明者等はこ
こに、ヒトにおけるNK活件の欠損が実際にヒトー癌を
訪導し、そしてこの欠損はインターフェロン単独ではな
くある種の不均整dsRNAk併用することによシ完全
に修正され得ることを発見した。
lV、NK細胞機能の内的側(至)物質としてのIFN
インターフェロンのごとき天然制御物質の主要な有用性
は、腫瘍クローン(これが発生する場合には)の生理的
コントロールを強化することにより、そしてN K I
¥(il胞系のごとき天然免役経路を強化することによ
って明白な二次腫瘍発生過程を防止する点にある。発明
者等は、内生インターフェロンが存在しない場合これら
の経路の機能は限界レベルよシ低くなっておシ、又は全
く休止していると推論する。さらに、幾つかの別個の研
究室による最近の証明によfi、NK細胞系の内性活性
化物質としてのインターフェロンの役割が確認されつつ
ある。ハンテ(Hanna )及びフィルダー(Fil
dler ) (J、Nat、Caneer  Inm
t、、 64(4) +80.1980)は、低NK細
胞活性を有する3週令マウスをインターフェロン誘発物
質で処理することによJNK細胞活性が増強され、そし
て転移形成(腫瘍の拡散)が阻害されることを示した。
ライド(Raid)等(Proc、N1t1.Acad
、Scj 、。
USA、78(2)、1171.1981)は、ヌード
マウスを抗−マウスインターフェロン抗血清で処理する
ことによりインターフェロン生産及びNK細胞活性の両
者を低下せしめた。さらに、抗−インターフェロン処理
によシヒトー腫瘍移植成功率、及びヌードマウス中での
増殖が非常に増加した。
この結果は、正常なレベルの内生インターフェロンが、
NK細胞のごとき免疫系成分を介して間做的に作用する
ことによυ、腫瘍細胞の増殖、侵入及び転移において重
要な役割を演することと一致する。最後に、ニドワード
(Edwardll )及びデーデン(Borden 
) (Proceedings AACR,1153+
1981年)は、NK細胞を抗−インターフェロン抗血
清とプレインキーベートすることによシ正當なヒトのN
K、1iifl胞活性が減少し又は消滅することを示し
た。すなわち、ヒトにおいてNK細胞が正常に億i粍す
るためには細胞表面に結合したインターフェロンが常に
存在することか必須のようである。すなわち、多くの研
究室による最近の証明によシ、天然キラー細胞系の内生
制御物質としてのインターフェロンの詳細な役割が確認
されつつある。IFNの内生誘発の概略を第1表Vこ示
す。
以下余白 鋼)lイ〈 ヒトインターフェロンの誘発  −・−インターフェロ
ンの型  誘発物質     備    考線維芽細胞
型  rIo−rCn   誘発系にシクロへ含めるこ
とによシ 生産が強化される。
白  血 球 型    センメイライノ12ス免 疫
 型  PHA、ConA  マクロファージの存在下
でリンパ球 を誘発することに より生産が増強さ れる。
免 疫 uh異抗原  リンパ球を特異抗原によシ感作
自な′ ければならない。
リンパ芽球型  ツ痢つイ秘 腫瘍ウィルスを含細胞は
主としてα 一インターフェロ ン及び少姓のβ− インターフェロン を生産する。
発明者等の測定方法によシI X 10−”M未満の製
置に対応する約1ピコグラム/ mlという微少敞のイ
ンターフェロンを測定することができる。
しばしば、同じ型の細胞が複数の型のインターフェロン
を生産し、d数の遺伝部位の存在が示唆される。
発明者等は、精製ヒト−インターフェロン及びその誘発
物質の両者が、ヒト白血病細胞系(K562)に対する
ヒ)−NK細胞の細胞毒性を鎗蓄に増加せしめることを
観察した。発明者咎は又、インターフェロンが正盾なヒ
ト−リンパ球を活性化して種々の患者からの新鮮な白血
病細胞を溶解せしめることを見出した( J、Immu
nol、、124(4)* 1852+1980 : 
J、Immunol、、123 、 63 、1979
)。
さらに、ハトレストン(Hudlestone )、メ
リガン(Marlgin )及びオールドスト−y’(
Oldo−gtone ) (Nature、 282
.417.1979 )は、ナン/IP腫思者において
NK活性欠損が生ずるこ七を示唆した。そして、この研
究により、外生インターフェロンが治療効果を伴ってこ
の欠損を修正することができるととが示唆された。
発明の概要 この発明は、ds RNA、 141えばrIn−rC
nが、IFN生産を誘発する本来的能力のほかに抗細胞
増殖効果を発揮する能力を有するという発見に基礎を置
いている。この能力は、rI−rC又はそのn    
 n 変形された類似体がIFN耐性(IFNr)ヒト腫瘍細
胞、すなわち高諌鍵のIFNの存在下においても生育し
そして増殖する能力を獲得している腫瘍細胞の増殖を阻
害することができるという事実にょシ最も顕著に証明さ
れる。発明者等はさらに、腫瘍細胞がrFN耐性であっ
ても、外生インターフェロンをdsRNAと組合わせて
使用することによシ、抗細胞増殖作用に関して相乗効果
又Fi増強された効果が生ずることを確定した。すなわ
ち、IFN治療に対して周辺的応答のみを示す個体にお
いて、外生IFN及びds RNAを組合わせて使用(
併用)することによ!+、d@RNAのみを使用する治
療により生ずる効果を超える新生物細胞に対するda 
RNAの強化された抗細胞増殖効果が生ずる。
さらに、rF’N僚法は、多くの個体について実行し得
る治療方法を構成する。すなわち、とれらの個体は異状
に高い投与緻レベルのインターフェロンを必伸とせず、
従ってIFNに対する抗体が形成きれる危険性及びIF
N投与敏に直接関連する他の副作用が生ずる危険性が非
常に少ない。これらの対象において、ds RNAはI
FNの作用を増強し、そしてこれによりIFN療法がさ
らに効果的な治療方法となる。f:って、発明者等の治
療方法及び組成物はIFNのみに基礎を置〈従来の治療
方法を改良し、さらに前記の1又は複数の理由によシこ
の方法以外の方法によっては効果的な治療を営けること
ができない個体に対するこの方法の通用を可能にする。
この発明の好ましい態様においては、ds RNAはr
In−rCnの不均整類似体である。MiJ記のごとく
、これらの不均整類似体は、非対塩基(すなわちワトソ
ンークリック塩基対を構成しない塩基)、例えはウラシ
ル又はグアニンを滲っていずれか一方の鎖を中断するこ
とによシ得られる。この類似体は、変形されていないr
I ・rc  の抗細胞増殖効果n。
を保持しているが不所望の副作用、ρ1」えは発熱、非
特異的細胞死(すなわち正常体細胞の死)、及び抗原性
を発生させる傾向が非常に低下しているため、好ましい
具体列である。
さらにまた、発明者等は、不均整類似体rIn・(rC
42,U)n(アンブリダン)が、典型的なdsRNA
、例えばyr −rCの抗細胞増殖能力と関n    
 n 連させて前記した効果を超える劇的な効果を発揮するこ
とを見出した。さらに詳しくは、この類似体は、腫瘍細
胞における欠点を修正して該aI胞を再プログラムしそ
して機能的に正常化すること、を可能にする。発明者等
は患者から癌細胞を実際に分離し、そしてこの現象を繰
返し観察した。発明者等はさらに、IFNが実際に前記
の治療に対して障害となる状況においてアンブリダンが
癌細胞正常化剤として有効に機能し得ることを見出した
ある種の化学的物質及び生物学的物質が独立して癌細胞
を正常化する幾らかの能力を有することが知られている
。開明者等は、アンブリダンがこのタイプの癌細胞正常
化活性を有するが、IFNはしばしば逆の効果を肩する
ととすなわち前記の正常化過程を低下せしめ、消滅せし
めることを見出してお少、このことを後d己する。
さらに父、この発明は、家族的背景(すなわち遺@)に
より又は免疫系の欠損によシ癌発生の素因を有する個体
における免疫不調を修正することをOJ能にする。この
能力が非−IFN効果であり、そして不均整dsRNA
が、IFNの与では生じない重重な程綻において、癌細
胞に影響を与えることができることの証明である。
この発明の治fll成物及び方法は癌、腫瘍及び新生物
細胞の治療のために使用される。ここで「治療」なる飴
は、癌の予防、腫瘍の1且止(部分的又は完全な)、従
来の治療法によってすでに治療てれた患者における腫瘍
の再発の防止、及び癌関連免疫欠損の修正を含む一般的
な用語である。
重要なことに、この発明が一旦臨床的に発現した癌又は
腫瘍の治療に適用されるのみならず、初期の又は前臨床
的なこれらの悪性腫瘍の予防又は消滅のためにも適用さ
れることが確定的に理鳴される。すなわち、癌状態は、
明らかに発現しそして従来の治療法の対象になる画数1
0年にわたシ前臨床的状噛にある。この発明は油力にお
いて、例えば癌への高い傾向を示す背景を有する個体に
おいて臨床的に明らかな段階に達する前に癌を除去する
方法を提供する。他の見方をすれば、癌は潜在的に数1
0年の長きにわたる生物学的連続の単なる一部分であp
lこの連続の初期は単なる素因である。この発明は、明
らかに発現した癌の修正をもたらすのみならす、この連
続の初期段階において、おそらく癌が実際に発現する数
10年前に、治療を行うならば癌の予防をも可能にする
であろう。
従ってとの発明は、ヒトを含む動物における癌の治療に
有用な治療方法及び組成物を提供することを目的とする
。ここで「治療」なる語は(癌、腫瘍等との関連で使用
する場合には)aの予防、腫瘍の阻止(部分的な又は完
全な)、従来の治療法によシすでに治療された患者にお
ける腫瘍の再発防止、腫瘍細胞の正常化、又は癌関連免
疫欠損の修正を含む一般的用語である。
この発明はさらに、治療を必要とする動物にdsRNA
を投与することを%徴とするヒトを含む動物における新
生物細胞の増殖阻害のための改良・された治療方法を提
供することを目的とする。
この発明はさらに、治療を必曹とする動物にds RN
Aを投与することを42[とするヒトを合む動物におけ
るIFN−耐性新生物細力包の増殖を阻害するための改
良された治療方法を提供することを目的とする。
この発明はさらに、da RNAをIFNと組合わせて
動物に投与することを性徴とするヒトを含む動物におけ
る新生物細胞に対するds RNAの抗細胞増殖効果を
増強するための方法及び組成物を提供するととを目的と
する。
この発明はさらに、ds RNAをIFNと組合わせて
動物に投与することを0Mとするヒトを含む動物体にお
ける癌細胞又は腫瘍細胞を機能的に正常化する方法を提
供する。
この発明はさらに、アンプリグンを、新生物細胞を正常
化する幾らかの能力を独立して有する他の化学的物質又
は生物学的物質と組合わせてヒトを含む動物に投与する
ことを!ff&とする動物体中の癌細胞又は腫瘍細胞を
機能的に正常化するための方法及び組成物を提供するこ
とを目的とする。
この発明はさらに、有効量のアンデリグンを個体に投与
することを%徴とする癌発生の素因を有する個体中の免
疫不調を(li正するための方法を提供することを目的
とする。
耐性 前記のごとく、多くの個体がIFNのみの使用を基媚と
する癌治療法に満足に反応しない・従って・高い投与レ
ベルが必要であシ、この結果個体がその体内生成物であ
るTFNに対する耐性を実際に獲得する。その上、生新
物細胞によシ非−無作為的に獲得された表現型として他
の種類の耐性が生ずるという事実は、rFNのみを使用
して細胞増殖を阻害することを目的とする方法と比べて
この発明の治療組成物及び方法が供するllj的な改良
を理解する場合に非常にff1ffであると考えられる
。ヒトー新生物帷胞がIFNの抗細胞増殖作用に対して
容易に耐性を獲得することを示すために、発明者等はル
リアーデルプリーツク(Lurla −Delbruc
k )揺動分析を用いてヒ) −f(T1080線維肉
腫細胞系及びヒ)−4T4表皮癌細胞系に対する前記の
効果を特色付けた。これにより、表現型としてのIFN
−耐性の非−無作為的獲得は選択の時点でNFNによシ
誘発されるらしいことが示された。
最初微生物系のために開発されたルリアーデルブリュッ
ク揺拗分析は、ヒト−細胞の集団におけるある棟の表現
型の獲得が無作為的(自発的)過程であるか非−無f′
F=為的(誘発的)過程であるかを決定するために使用
する統系的方法を提供する。
最初に単一クローンから始まる一連の個別的培養物を適
当な世代数にわたって増殖せしめる場合、耐性が無作為
的に獲得されるのであれば各培養物中に得られる耐性コ
ロニーの頻度の変動は大きく、耐性が非−無作為的に獲
得されるのであれば小さいであろう。理論的には、変動
対平均の比率されたのでおれば1以下であシ、無作為的
に獲得されたのであれば1以上である。
非−無作為的(誘発される)過程としてのIFN耐性の
獲得金示すために、IFN感受性(IFNll)細胞の
クローン性集団をHT1080細胞系及びRT4細胞系
から分離した。HT1080クローン系(HT1080
−2)及びRT4クローン系(RT4−1)は、12時
間にわたって試験した場合、それぞれ400IU/ln
l及び80IU/ldのヒトー線維芽細胞インターフェ
ロンにおいて、完全な増殖阻害を示した。各もとのコロ
ニーから10個の個別的培養物を確立することにより揺
動分析を開始し、そして選択培地に移植する前に、次の
第2表に示すごとく、各培養物を16倍化世代にわたっ
て連続的に増殖せしめた。結果を第2表に示す。
第  2  表 インターフェロン耐性獲得についての ルリアーデルプリーツク揺動分析 1    39.3     7.6    1262
   36.9     2.4    1453  
  38.2     6.1    1274   
 35.7    14.2    1275   4
1.1     0.0    976    42.
5     0.0    ’1027   44.6
    18.0    968   39.1   
  0.0    1199    37.1    
 2.5    12210    35.9    
 2.7    108変動    7.73    
35.25   224.09平均   39.04 
   5.35   116.90補正変動/平均  
0.15      6.56     0.31HT
1080系についての第2表のデータは、ラーグ(La
ug)等(J、Natl、 Cancer、 In5t
L←173,1975)にょシ記載されているように、
半固形寒天中でHT1080細胞をクローニングするこ
とによシ得た。激しく増殖中のコロニーを分離し、セし
て2疋の増殖培地を収容した35簡のディツシュに移し
、ピペッティングを反復することによシ放出し、そして
密着と増殖を可能にした。こうして形成された単層をト
リグシン処理によりグレートから脱着し、そして一連の
増殖のための75 cm”のフラスコに移した。こうし
て形成された集合単層(confluent rnon
olayer)から成る細胞をトリゾシン処理により脱
着し、そしてディツシュ当シ100細胞ずつを35mm
のディアシ−10個に接種することにょ10個の個別的
培養を開始した。集合状態に達した後、各培養物の全細
胞をトリノシン処理によυ脱着し、そして別々の75備
2のフラスコに移し10個の培養物を独立に維持した。
最初の個別的培養物を確立してから合計16倍化世代の
増殖の後、75cm”のフラスコ中の集合単層をトリグ
シン処理により脱着し、そしてIFNr細胞の頻度を、
HulFN−βを含有する液体培地中100mnディツ
シュ当シI X 104細胞の接種密度において測定し
た。6TGrの獲得についての揺動分析を、前記の選択
条件(Mutat、Res、70,221.1980)
を用いて同時に行った。
RTd系についての第2表のデータを得るために、Me
thods In Ce1l Biology、 6 
* 209〜281゜(1973]C記載されている寒
天被覆法によシRT4クローンを分離し、2mgの増殖
培地を含有する35簡のディツシュに移し、セしてHT
1080クローンの場合と同様に処理した。RT4細胞
を、100腿デイツシー当シ1×10舞胞の濃度におい
て工FN@有培地に接種した。
HT−1080系及びRTA系のいずれの場合にも、H
u I FN (HT 1080.1000 IU/7
nl : RT 4.150IU7m/)を含有する増
殖増地(1週間に2回置換)又は6TG(3μm97m
1)を含有する増殖増地により選択培地を構成した。示
された結果はプレート効果について補正した。無作為サ
ンプリング変動は、個別的培養物と同じ方法で調製した
単一の大培養物において観察される頻度分布を分析する
ことKより決定した。平均値で割る前に個別的培養物の
変動から無作為サンプリング変動を差引くことによりサ
ンプリング誤差を補正した。これらの研究に使用したヒ
) −IFN−β(線維芽細胞由来)は、コンカナバリ
ンA−七ファロース及ヒフェニルーセファa−スアフィ
ニティークロマ゛トゲ2フィー(J、 Biol、 C
heTh、 、 251 、7620 、1976 )
により逐次精製した後2×106エU/m9蛋白質−(
HEMリザーチ製、ロックビレ〜、メリーランド)〜2
 X 10  IU/mA蛋白質(W、A、 カーク=
)ノ比活性を有していた。
HT1080−2集団の場合、各個別的培養物において
、細胞の3.7〜4.5q6がIFN−含有培地(1o
oo xU/ml)中でコロニーを形成することができ
た。対照とNFN処理細胞の間で平均コロニーサイズ及
び細胞形態に差が無かった。この一連の個別的培養物か
ら得られた耐性コロニー数の頻度分布は7.73の変動
(VI)を示した。単−犬培養物(v2.無作為サンプ
リング対照)におけ・るコロニー数分布の変動は2.0
4であることが見出された。無作為サンシリング対照に
ついて補正した後、一連の培養物からの耐性コロニー数
の頻度分布のVMRは0.15であった。これに対して
、RT4−1細胞を同様に処理した場合、IFN耐性コ
ロニーは0.11係の頻度で生じ、HT1080−2細
胞において観察された頻度に比べて30〜40分の1で
あった(第2表)。しかしながら、一連の10個の個別
的培養から得られた分布の■訊は低く0.31であるこ
とが見出された。これと同時に行った6−チオグアニン
耐性(6TGr)(公知の自発的形質獲得)の獲得につ
いてのHT1080−2培養物の試験の結果、補正VM
Rは6,79であった(第2表)。高いVMRは無作為
的に獲得された形質を示し、そして無作為獲得表現型と
非−無作為獲得表現型を区別するのに16倍化世代の増
殖で十分であることを示している。ルリア及びデルプリ
ーツクのP0法を用い、6TGrの獲得に関する第2表
に示された値から1.8 X 10””変異/細胞/世
代の変異率が計算される。この率は他の系において種々
の場所で得られている公知の変異率と一致する。このこ
とは実験方法の正しさと結果の完全性を証明している。
このようにして分析した場合にIFN耐性獲得のVMR
が1より小であることは、インターフェロン耐性が、変
異又は染色体組替のごとき自発的事象の結果としての表
現型ではなく、むしろIFN処理によシ誘発される表現
型であることを示している。
非−無作為的に獲得された表現型としてのIFN耐性の
獲得をさらに、IFHの増殖阻害効果に対する耐性の遺
伝性を試験することによっても特徴付け、この結果を第
2図A及びCに示した。これらの図は、コロニーをNF
N含有培地で増殖せしめ、次に分離し、そして1000
IU/i/(HT1080 )又は100 IU/mA
(RT4)のHuIFN−βを合有する培地の存在下で
増殖せしめ、これを試験することにより得た。約16倍
化世代の増殖の後培地からHuIFN−βを除去し、そ
して細胞のIFN耐性を、IFN不含培地で種々の期間
にわたって増殖せしめた後に試験した。この期間を図面
の簡単な説明の欄に記載した。
耐性集団から誘導された分離コロニーの試験により、N
FNr細胞は、通常は増殖が完全に停止する濃度のIF
Hの存在下及び不存在下ておいて同一の世代倍化時間を
有することが明らかになった。
しかしながら、IFN耐性が誘発された性質であるとす
る認識と一致して、耐性コロニーは、復帰に種々の時間
を要するが、感受性状態に復帰することが見出された。
HT1080−IFNr細胞のあるクローンはIFN不
言培地で4週間増殖した後耐性を保持しているが、培地
からIFNを除去した後15週間で感受性状態に復帰し
く第2図A)、他方耐性RT4細胞のクローンは分離直
後にはIFNに対して十分に耐性であるが、培地からI
FNを除去した後4週間で完全に復帰する(第2図C)
ことが見出された。フィンター(Finter)(N、
J、Gen、Vlrol。
旦、419.1969)の色素吸収法によりIFNの同
一溶液の力価を測定するためのアッセイ細胞として使用
する場合、次の第3表に示すごとく、攻撃ウィルスとし
て水痘性口内炎ウィルスを使用する場合においては耐性
状態にある耐性細胞は少なくともその親と同等に感受性
がある。
第3表 IFHの抗ウィルス作用に対する親IFN8細胞細胞系
       力 価 HT1080−cl 2   IFNsl、5HT10
80−cl 2 、 IFNr4.5RT4−cl I
    IFN’  30.2RT4−cl I   
 IFNr28.0この試験は、IFNのストック溶液
(濃度5゜IU/mA )の力価測定のためのアッセイ
細胞としてHT1080系及びRT4系からのIFN”
細胞又はIFNr細胞の集合単層(1,51yn直径)
を使用し、攻撃ウィルスとして小庖性口内炎ウィルスを
用いるフィンターの色素吸収法を使用して行った。
第3表のデータは、IFHの抗細胞増殖作用に対する耐
性が、IFNの抗ウィルス作用に対する感受性の変化と
必然的に関連するものではないことを示している。しか
しながら、異るウィルスは抗ウイルス状態に関する異る
機構により影響を受は得ること(Nature 286
+ J、78+1.960: Virol 、 37 
827+1981 ;Proc、 Natl、 Aca
d、 Sci、 7712528.1980)に注意す
る必要がある。
簡単に記載した第2図A及びCの結果は、IFHの増殖
阻害効果に対して以前に感受性であった耐性細胞は感受
性の状態に復帰することを示しておシ、この結論はIF
N耐性は非−無作為的に獲得された表現型であるという
提案を支持している。対照培地及びIFN−β含有培地
中で形成されたコロニーについて平均サイズの差が観察
されないから、耐性の誘発はIFN暴露後24〜48時
間以内に急速に生じなければならない。あるいは、この
世代の細胞はその生理的状態又は発育状態に依存してI
FNr又はIFN’のいずれかの状態で存在するの力・
もしれない。IFNの添加によシあらかじめ存在してい
た耐性細胞の亜集団が選択され、そしてさらに耐性が維
持されるのかも知れない。
この発明のこの段階の結果はグレッサ−(Grssse
r)等のそれと対立する。彼らは、同様の分析により、
耐性表現型は無作為的に獲得され、そして体細胞突然変
異と同じ頻度で生ずる(J。
Natl、Cancer  In5t、  52+  
553 +  1974)と結論した。し力)シながら
、グレソサー等は、1つの大きな腫瘍細胞培養物から分
離された種々のクローンにより示される耐性の比較から
彼らの高い九正を得た。腫瘍細胞の集団からのクローン
性分離体の、IFHの抗細胞増殖作用に対する感受性は
広範囲に変化し得るという最近の観察(Prac。
Natl、 Acad、 Sc1.77 、1471.
1980)は、このようなりローン間の比較はIFN耐
性獲得の無作為性の決定に使用することができないこと
を示している。その上、ここに報告された耐性細胞は、
グレッサー等により記載されたそれとは異シ、IFHの
抗ウィルス作用に対する感受性を保持しており、このこ
とは耐性が単にIFN受容体の不存在に基ずくものでは
ないことを示しておυ、そしてIFNの増殖阻害効果に
対して耐性を有する、ラウス・サルコマウィルスで変性
されたヒトー線維芽細胞において、IFHにより抗ウイ
ルス状態が誘発されるとする先報告(J、Gen、Vi
rol−33+ 7+1976)と一致する。
抗ウイルス状態の確立におけるdsRNAの場与及び外
米性d s RNAの毒性の観点(Proc、 Nat
l。
Acad、 Sci 、 77 、 2528 、19
8のから、NFN耐性系は、第2図B及びDに示すごと
く、合成dsRNAすなわちrI。・rCnの抗細胞増
殖作用に対する前記系の感受性に関連して特徴ずけられ
る。
IFNr細胞の増殖に対するrI −rCnの効果(す
なわちd s RNA介在毒性)を示す第2図B及びD
を得るために、第2図A及びCについて記載したのと同
様の実験方法を行った。図中に記載した濃度のHuIF
N−βの存在下でおよそ16倍化世代増殖せジメタ後、
5 X 10’ (HT1080− IFNr)又H]
、 X10”(RT4− IFN’)細胞を3朔のディ
ツシュに接種し、そして−夜密着せしめた。次の日(時
間0)に、ディツシュ当υの細胞数を測定し、残シの単
層に図中に記載した種々の濃度のrIn−rCnを補給
し、そしてその後24時ごとにディツシュ当りの細胞数
を測定した。
HT1080−2 (第2図B)及びRT4−1(第2
図D)の耐性系は、それぞれこれらの親であるHT10
80−2系及びRT4−1系と同様のrlll−rcy
1介在毒性を示すことが見出された。HT1080.−
IFNr集団について、細胞増殖を完全に阻害するのに
0.5〜1.0mMのrIn−rCnが必要であり、1
mMを超えるrI。・rCn濃度においては24時間以
内に顕著な細胞死が生ずる。このような千件下で培地に
分泌されるIFN濃度は3Iツ句を超えなかった。RT
4−IFNr細胞における検知し得るrIn−rCn 
 誘発毒性は0.1mMの低濃度において観察され、培
地中における誘発IFNは検知されなかった。しかしな
がら、HT1080−2細胞において観察される長期の
細胞毒作用と対照的に、RT4−IFNr細胞の幾つか
のクローンは24時間後にd s RNA−介在毒性か
ら回復し、そして処理前と同じ増殖速度を示した。24
時間目又は48時間目におけるr’I。・rCflの再
添加によシ回復した増殖速度が変化しなかったから、こ
の回復はr In−rclが急速に分解した結果ではな
い・rIn−rCn−処理細胞の培地にヒト−IFN−
βに対する抗血清(最終濃度100中和単位/rnll
)を添加することによf) rIn−rCnにより誘発
された細胞毒性の程度が低下し又は変化−することがな
く、このことは低い濃度のIFNがrI。・rCn−介
在毒性に役割を演じなかったことを示している。
耐性細胞は、IFN’親細胞系により示される感受性と
異らないd s RNA−誘発毒性に対する感受性を保
持していることが見出された。このことは、IFNを用
いる癌の治療のための化学療法管理の開発において重要
な知見であり、そして癌の治療においてIFNのdsR
NAと併用することがIFN単独の場合より効果的であ
る可能性を示している。さらに、このデータは、IFH
の抗細胞増殖効果における、IFNで誘発されたdsR
NAに依存する公知の酵素の役割と対立する。72時間
までの期間IFHにより前処理された有糸分裂−刺激正
常ヒトー線維芽細胞においてIFN−介在増殖阻害の程
度の検知し得る低下が観察されず、そして正常なヒトー
線維芽細胞の感性性系の6週間までの連続サブ培養にお
いて耐性集団が生じないことが示されており、このこと
は正常細胞が容易にIFN耐性を獲得しないことを示し
ている。
第3図から、rI。・rC+。のどときdsRNAが実
際にヒト−新生物細胞に対する高い抗細胞増殖効果を示
すことが認められよう。第3図の基礎として使用したデ
ータは、HT1080細胞(第3表A〜C)を、10係
のウシ胎児血清を補給したイーグルの最少必須培地の存
在下で増殖せしめ、そしてRT4細胞(第3図D−F)
を15係のウシ胎児、血清を補給したマツコイ(McC
oy)培地で増殖せしめることによシ得た。細胞を2 
rnlの増殖培地を収容した35調デイツシユ当シ5×
10細胞(HT1080)又は1×10細胞(RT4 
)の濃度で接種し、そして−夜密着せしめた。次の日(
時間0)に、トリプシン処理しそして血球針にょシ計数
することにより2つのディツシュから細胞数を求めた。
IFN又tdrIn、rCnのいずれかを残りの培養物
に加え、そしてその後72時間にわたって24時間ごと
に2枚ずつのディッシーから細胞数を、求めた。IFN
又はrI。・rclの濃度は第3図中に示す。第3図の
種々のザブプロットを比較することにより、rln−r
CnはIFN単独と同じオーダーでNF’N感受性(I
FN’)新生物細胞の増殖を阻害することができること
が示される。さらに、そして重要なことに、このデータ
はdsRNAが、IFN単独の細胞増殖阻害作用に対し
て耐性となっている新生物細胞の増殖を阻害し得ること
を示している。
さらに、次に示す第4表は、rIn−rcnはIFNに
対する中和量の抗体の存在下でもなお抗細胞増殖作用を
示すから、rIn−rchの抗細胞増殖作用はIFNに
より介在されないことを示している。第4表は、r I
n−rCn存在下におけるIFH8及びIFN”のHT
1080−2細胞及びRT4−1細胞のコロニー形成に
対する抗−ヒ) IFN−β抗体の作用を測定し、そし
てrI。・rCn単独の作用による新生物細胞系のクロ
ーニング効率の低下を明確に評価することにより得た。
100鱈のディツシュにHT1080細胞(IXIO)
又はRT4細胞(5X10)を接種することによりデー
タを得た。次の日に、抗−HuIFN−β抗体(抗体を
加える場合の最終濃度は200中和U/m/)を伴う又
は伴わない各ディツシュに、rIn−rCllを含有す
る培地を加えた。8日間(HT1080−c2)又は2
週間(RT4−cl )コロニーを形成せしめ、そして
メタノール固定及びギームサ(Giemsa)染色を行
った。データは、rIn−rCnがIFN’!又はIF
Nr新生物細胞系のクローニング効果を区別なく低下せ
しめ、そしてこの効果は前記細胞系に対するIFHの影
響が存在しない場合に大きく生ずる。
以下余白 第4表 rll−rclの存在下におけるIFN”系及びIFN
r系のクローニング効率に対する抗−HuIFN−βノ
影響 HT1080−cl  2   IFN8   ±  
    0    100IFN”   −IF5M 
    3IFN”   +   10−5M    
 IHT1080−cl 2   IFNr   ± 
   0   10゜IFNr  −10−3M   
  2IFNr   +   10−’M      
 2RT4−cl  I    IFN    ±  
  o     io。
IFN”   −10”’M    8IFN8   
+   10−5M       7RT4−cll 
   IFNr  f:     0    100I
FNr−10−”M    8 IFNr+   10−5M    7IFN耐性をす
でに有する細胞の場合、次の第5表に示す世代倍化時間
のデータにより示されるように、rlll−renの抗
細胞増殖作用はIFNとの併用投与により強化される。
第5表 高工FN濃度ニオケルHT1080−IFNrノ世代倍
化時間 0     17.7  −  −  16.60.5
    49.3 73.1 96:9142.11.
0    133.8139.1143.1 142.
12.5    −42.7−42.9−33.0−3
3.735咽のクラスターウェルにHT 1080細胞
(1×105)を接種することによシデータを得た。2
4時間密着せしめた後、培讐物に種々の濃度でIFN及
び/又はrIn−rCnを含有する培地を加えた。処理
後72時間にわたって24時間ごとに細胞数を測定する
ことによシ世代倍化時間を測定した。マイナスの符号は
細胞数が晃に減少(細胞の死滅)する期間を時間単位で
示したものである。細胞系がIFN耐性であるから、I
FN単独では抗細胞増殖効果が低く、又は効果がない。
従ってこのデータから、新生物細胞に対する毒性の増加
は、抗細胞増殖効果に対するIFNの単なる附随的な寄
与によるのではなくrIn−rCnの作用の強化により
生ずると見ることができる。
アングリグン及びIFNが相乗的組合わせを構成するこ
とは次の第5−B表のデータによりさらに見ることがで
きる。         (J、下余白第5−B表 種りのヒト−インターフェロンのみ、又はこれとアンプ
リケ゛ンとの組合せの存在下でのヒト−膀胱癌細胞の試
験管内増殖:アンプリグン久びインターフェロンの混合
の相乗効果 (250IR眸)98  44  2°23倍第5−B
表中の「観察されたアンプリケ・ンの相乗効果」の欄は
、インターフェロン+アングリケ゛ンの予想される相加
効果を超え、そしてそれよシ高い効果を示す。アンプI
J rン単独では腫瘍細胞の増殖を14%低下せしめた
。細胞は、5 % co、、。
雰囲気下のベトリ側中で標準的方法によシ増殖せしめ、
そしてすべての結果は3回反復して得た。
使用したインターフェロンは種々の純度(IXIO”I
 RU/■蛋白質〜1×108■RU/■蛋白質)を有
し、疎水性アフィニティークロマトグラフィー(力ター
、Pharmacology and Therape
utics+第8巻、359〜377頁、1980)に
より、又は固定化モノクローン抗体によシ精製した。こ
れらすべての技法はこの分野において一般に行われてい
る。構成成分を混合することによシ薬剤の組合わせを調
製し、これを直接腫瘍細胞に加えた。
同時に、処理9前後における腫瘍細胞を、癌遺伝子(o
ncogen)含量の減少(%)に関して試験した。癌
遺伝子(この明細書において「onc」と略す)は、活
性化された場合に制御されない細胞増殖を惹起すること
ができる、ヒト及び動物の染色体に存在する特異的核酸
配列であシ、言い替えれば悪性それ自体である。癌遺伝
子は腫瘍ウィルスによυヒトを含む生細胞に付与され、
そして遺伝的に伝達され得る。従って癌遺伝子め制御に
よQ、早期の又は最初のある段階において癌を阻止する
新規かつ自明でない手段が提供される。
上記の実験において測定した癌遺伝子は「RouIIB
are J及び[Harvey Ras Jと称される
ものから成っておシ、これらの活性(発現)を〔プレッ
サー(Bresaer)等、 Proceedings
 NatlonalAcademy of 5cien
cea+ U、S、+(印刷中)。
1983)に記載されているクイック−プロット(Qu
ick−blot )法によシ監視した。癌遺伝子70
−ブを標準法により調製し、そして記載されている通り
、NaIを用いて、ニトロセルロース済紙上で測定を行
った。癌遺伝子活性の低下(チ)を測定する場合の参照
基準として全細胞DNA含量を用いた。
重要なことに、アングリグンと試験した各インターフェ
ロンとの組合わせによシ、ヒト−膀胱癌細胞における癌
遺伝子発現に対する相乗的阻害効果が生じた。異なる癌
遺伝子、例えば[v−ras−Harvey J、「c
−ras−Harvey j N r v−ras −
Kirsten J、r v−abl J 、re−m
yc J、「v−sisJ、「c−mosJ、rv−s
ac−Rous J ’Iと称される癌遺伝子を有する
他の種々のヒト−癌細胞においても同様の効果が観察さ
れよう。
アンfIJグン治療は、腫瘍がインターフェロンに対し
て耐性になった場合に、患者に医療の機会をもたらす。
典型的な医療ケーススタディ−は次の通9である。中年
の白人男性(F、Z )が直腸癌を有すると診断され、
新鮮な腫瘍標本がクローン形成試験の分析のために採取
された(第5−C表の注を参照)。インターフェロン治
療の開始前には、インターフェロン−β(500IRU
/m/ )に曝露することによシロ3%の腫瘍細胞が死
滅し、65箇月の治療の後、生検を反復することにょシ
、試験管内において同じ濃度のインターフェロンによシ
死滅する腫瘍細胞は40チ未満であることが示された。
興味あることには、患者が非常に低い日用量のインター
フェロン(300,0OOIRU)の投与を受け、そし
てその腫瘍細胞はなお耐性となった。
(癌を有する成人には1日当シ300,000,000
 IRUまで投与することができ、この場合にも耐性腫
瘍細胞の発生が導かれる。ン インターフェロン治療の前及び後において、患者(’F
、Z)の腫瘍細胞はアンプリグンに対して感受性のまま
であり、2!50μp/mlにより常に56チを超える
腫瘍細胞が死滅した。
第5−C表に示すごとく、アンゾリグン治療は、腫瘍細
胞がはじめからインターフェロン耐性であった患者につ
いて医療の機会をもたらす。
す、下余白 第5−C表 腫瘍細胞クローン形成試験における種りの新鮮なヒト−
腫瘍に対するrIn6r(C12+U)n(アンプリー
グンの抗細胞増殖(細胞増殖阻害)の活性1、    
  腎        97.6%減少2、     
腎        88.8%減少3、      腎
        87.9チ減少4、     腎  
      87.3%減少5、      腎   
     86.7%減少6、      腎    
    819%減少7、      腎      
  80.5%減少8、      結 腸     
 78.5%減少9、      腺癌(由来不明)7
2.4チ減少10、       腎        
718チ減少11      腎        68
1%減少12、       黒色腫      62
.2%減少13、      卵 巣      58
.9%減少14、      黒色腫      57
.8%減少15、       類癌肺      5
・6.0%減少16、      乳 房      
52.1%減少17、       腎       
 43.0%減少18、      乳房      
 41.1% 減少19、      腎      
  40.4%減少20、      平滑筋肉腫  
  37.8%減少21、      子宮内膜間質腫
  34.1%減少22、      神経線維肉腫 
  29.3%減少23、      類癌腫    
  19.7チ減少24、      卵 巣    
  19.1%減少25、      結 腸    
  18.6%減少26゜     中皮腫     
 16.9%減少27、       乳 房    
  16.5%減少28、      結 腸    
  15.4%減少29、      卵 巣    
  11.0%減少30、      結 腸    
   9.5%減少31、      黒色腫    
   0.0%減少32、      平滑筋肉II!
      9.3%増加注:すべての試験はアンゾリ
グン濃度250μに旬。
において行った。コロニーの計測は細胞の増殖速度に応
じて10〜21日目に行日日。方法はサーモ:/ (S
a、1mon )等、Recent Re5ultsI
n Cancer Re5earch、第74巻、30
0〜305頁、1980:及びNew England
 Journal ofMedicine+第298巻
、 1321〜1327頁。
1978年に記載されている。
第5−C表は、感受性の基準を、腫瘍細胞コロニーの5
0%以上の減少として定義する場合、ヒト−腫瘍の代表
的な試料の50%がアンプリグンに対して感受性である
ことを示している。このような基準はこの分野の実施者
によシ認識されておシ、そしてこの測定法における腫瘍
細胞の50%以上の減少によシ試験薬剤に対する好まし
い臨床反応が予測されることが認められている。腎臓癌
を有する7人の患者の内3人がインターフェロンのみに
対しては反応しなかった。例えば、患者5は非常に高い
濃度のヒト−β−インターフェロン(2,400IRU
/yd)において32襲未満の腫瘍細胞の減少を示した
が、この患者はアンズリグンヘの暴露において86.7
%の減少を示した。
特許請求の範囲における「混合物」なる語は、成分の生
体内活性を調節するため、及び相乗効果を生じさせるた
めの、混合物中のいずれかの成分の不活性担体への付加
(例えばインターフェロンのアルブミンへの付加、又は
アンプリグンのポリカチオン性化合物、例えばポリリジ
ンへの付加)をも含む。
NFN及び任意のd s RNA %すなわち完全に塩
基対をなしたdsRNA又は不均整dsRNA、の「併
用」投与姉は、両薬剤を医薬混合物として一緒に投与す
る場合及び両薬剤を別々に、しかし同時に、例えば別々
の静脈を通して小形の個体に投与する場合が含まれる。
「併用」投与にはさらに、薬剤の一方を捷ず投与しそし
てそれから短時間後に第二の薬剤を投与する分離投与も
含まれる。これら3種類の態様はそれぞれ固有の利点を
有する。分離同時投与により、例えば各薬剤を別々に制
御することができ、それにより個々の患者について治療
の最適化を行うことができる。分離投与により、例えば
IFN単独による細胞に対する弱い効果を確立し、次に
この効果をアンプリグンの使用により強化することがで
きる。最適レベルがすでに確立されている場合には、I
FN及びdsRNAの混合剤が医薬組成物となることは
もちろんである。これらのことは、1つの薬剤が他のも
のと「併用」されるとするこの発明のすべての場合妬適
用される。
同様に、この発明の薬剤又は組成物は医療分野において
一般に用いられそして知られている任意の経路により投
与することができる。静脈内投与についてはすでに記載
しだが、筋肉内投与、膜内(Intrathecal)
投与、頭蓋内投与、及び腹腔内投与を含む他の経路の投
与もこの開示の範囲である。
IFN及び任意のdsRNA(アンシリダンを含む)を
併用投与する場合、体液すなわち生物内を循還しそして
組織を浸している血清、塩、ビタミン等の溶’711 
mlに対して1〜1,000μgdsRNAのレベルに
なる量においてdsRNAを投与するととができる。例
えば、10m9のdsRNAを含有する組成物を体重1
60 tbの個体に投与する場合、dsRNAレベルは
約1μg/mlとなる。同様に、da RNA −IF
N併用投与の場合のIFNは体液当シ1〜100,00
01RU/m1(DVレベルなる量とする。併用投与方
法は前記の通り、すなわち混合投与、分離同時投与又は
分離逐次投与である。物理的な態様のいかんにかかわら
ず、併用は機能的に相乗的である。
dsRNA(アンシリダンを含む)を単独で投与する場
合、体液1 mllクシ1〜1000μgのレベルにな
るような量において投与する。
めに使用するd s RNAが不均整dsRNA、  
例えばr I n・(C,2,U、)n(アンシリダン
)である場合にこの発明の好ましい形態が存在する。発
明者等は、不均整dsRNAは完全な塩基対をなすds
RNAに比べて穏和な薬理学的効果を発生せしめること
を見出した。
発明者等は臨床試験を行い、この試験はアンシリダンを
使用することによって得られる有利な医療効果を示した
。多発性骨髄腫(2)、急性(1)及び慢性(1)骨髄
性白血病、並びに前立腺癌(1)を含む種々の発達した
悪性疾患を有する5人の患者を、ヒューマンリザーチコ
ミティーの認可と患者の承諾の下にアンシリダンのフェ
ーズI〜■の研究として、静脈投与によシ治療した。3
人の患者において抗腫瘍効果が臨床的に証明された。唯
一の有意な副作用は4〜6時間続く一過性の発熱であっ
た。次の例は各患者についての検討結果の詳細である。
例1゜ 第1の患者はIF、G多発性骨髄腫の8年の病歴を有す
る59歳の白人の玄妙であった。彼女はメルパラン、プ
レドニゾン、シクロホスファミド及びBCNTJを庁む
幾つかの標準的な化学療法剤によりすでに治療を受けて
いた。さらに骨癌を制御するために複数回の局部放射線
療法を受けていた。最も最近において、彼女の発達した
疾恵がへキサメチルメラミンを受容しながら証明された
。骨のX線像は、大腿骨、ンモ’) (humori)
 、骨盤及び頭骨を含むすべての主要な骨において典型
的カ多発性溶解性病変を示した。アンシリダンで治療す
る2箇月前にすべての化学療法剤の投与を中止した。
フィボナッシ(Fjbonacci ) (投与量増加
)法の変法を用いて10の投与量でアンシリダンを投与
した。6週間に合計450即を投与した。患者は治療に
良く耐え、そして臨床的に有意な毒性は認められなかっ
た。副作用には悪感、一過性発熱、血清クレアチニン及
びアルカリホスファターゼの穏和な上昇(2倍)が含ま
れた。重要なことに、rI−rCの場合に観察されてい
る凝固、肝臓又は    n 骨髄機能の異常は観察されなかった。臨床的に有意義な
ことには、尿中カッパー鎖の24時間分泌速度が治療前
5〜7 F!/24時間から治療4〜5週間後1〜2 
g724時間に低下したことである。
さちに、治療中の多数の時点において、IFN関連細胞
内調停物質である2’−5’−オリゴアデニレートシン
セターゼのレベルが上昇シ、血清インターフェロンのレ
ベルが低いことが証明された。6週間の治療の後、患者
に泌尿器感染、次にダラム陰性敗血症が生じ、そして患
者は死亡した。
例2゜ 第2の患者は、骨、肝臓及び肺に転移した前立腺癌を有
する66歳の白人の男性であった。さらにこの患者は進
行した心臓病及びうつ血性心臓機能不全を有していた。
アンブリダンを最初に10■投与した後、患者は激しい
骨癌から急速に救済された。第2回目の10■の投与の
後、血清前立腺酸性ホスファターゼが6倍上昇した(第
1図)。
肝、腎又は骨髄毒性の徴候はなかった。前立腺酸性ホス
ファターゼの急速な増加はおそらく患者の前立腺腫瘍細
胞に対するアングリダンの特異的効果を示すものであろ
う。共同発明者の他の研究においては、事実、アンブリ
ダンが、すべてのヒ)−生殖泌尿管の種々の癌の増殖を
防止するために非常に効果的であることを確立している
例3゜ 第3の患者は、ペンスージョーンズ蛋白尿を伴わないI
gG多発性骨髄腫を有する48歳の白人の男性である。
この患者には病気の進行と共に3週間に70■のアング
リダン(10〜15m9ずつ1週間に2回)を投与した
。凝固、肝臓、腎、又は骨髄の機能の異状は観察されな
かった。
例4、 第4の患者は、ダウノマイシン、シトシンアラビノシド
及び6−チオグアニンに反応しない急性骨髄性白血病を
有する16歳の白人の男性であった。患者に3回の漸増
量のアンブリダン(10■、151n9及び30m9)
を投与した。なんら毒性又は反応が生じなかった。
例5゜ 第5の患者は、慢性段階において常法の治療を5年間受
けた後芽球性発症に入った慢性骨髄性白血病(フィラデ
ルフィア染色体陽性)を有する45歳の白人の男性であ
った。m −AMSA及び5−アサシチジンの併用によ
る寛解傾向が得られなくなった時標準的な治療方法が放
棄され、アンブリダンが投与された。患者に、3週間の
休止間隔をおいてrIn−r(C1□、U)n治療を2
サイクル施しだ。
両誘導サイクルの間、連続的な末梢血の計測値(第5−
1表、第5−2表)はアングリダンの分化促進、(すな
わち細胞正常化)活性と一致した。
誘導サイクル2の後、患者を実際に、その体内の白血病
細胞の相当の部分の分化(正常化)を促進しながら白血
球数を制御するように計画された維持養生下においだ。
この治療はアングリダン(1〜2週間ごとに10m9)
、並びにヒドロキシ尿素(1g)及び6−チオグアニン
(40■)(それぞれ毎日)の投与から成る。後者の2
つの化合物のみでは病気の抑制に効果的でないことがす
でに証明されている。病気は、4箇月間のこの治療法に
よシ占<抑制され、そして患者は10〜12時間/日の
作業予定を含む通常の活動を取り戻すことができた。き
らに、32〜58%の成熟顆粒球及び0.27%の骨髄
芽球を伴なう14〜22,000/間の安定な白血球細
胞数が維持された。
臨床結果は、アングリダンが種々のヒト−腫瘍に対して
生体内活性を有することを示しだ。副作業は非常に小さ
く、これには4〜6時間継続する一過性発熱を伴う悪感
(5人中4人の患者)、血清クレアチニン及びアルカリ
ホスファターゼの非常に穏和な上昇(5人中1人の患者
において2倍上昇)が含まれる。最も重要なことには、
凝固(血清フィプリノーケ゛ン、フィブリン切断生成物
、プロスロンビン、部分的スロンテフラステン、及び連
続スロンビン時間)、血圧(高血圧又は低血圧)、骨髄
機能(白血球減少症又は血小板減少症)又は腎臓機能(
上記のものをのぞく)の異状は、いずれの患者において
も観察されなかった。
上に例示した臨床的研究のほかに、発明者等はさらに末
梢血についての一連の研究を行い、その結果を第5−1
表及び第5−2表に示した。このデータは、アンノリダ
ンの投与にょシ腫瘍細胞の再プロブラミングが実際に可
能となシ、その機能的正常化が生ずることを確定的に示
している。第5−1表(アンブリダンを用いる治療の第
1サイクルにおける血球数を示す)において、末梢血数
は、骨髄球のピーク(42%)が後骨髄球のピーク(1
6%)に先行し、そしてこのピークは成熟顆粒球のピー
ク(36%)K先行することを示した。同様に、第5−
2表(アンブリダンを用いる治療の第2サイクルにおけ
る血球数を示す)において、骨髄球のピーク(20%)
は後骨髄球のピーク(10%)に先行し、このピークは
成熟顆粒球のピーク(34%)に先行する。
上に結論したように、これらの研究は、腫瘍細胞の再プ
ログラミングを可能にするアングリダンの分化促進作用
を示しておυ、そしてこのために、新鮮な末梢血の骨髄
芽球の試験管内での分化能を注意深く試験した。通常、
発明者等の培養条件下では白血病患者からの芽球性細胞
は全く分化しない。従って、フィコール勾配(細胞の精
製法)を用いて、アングリダン治掠後の末梢血から骨髄
芽球を分離し、そして短時間の培養におくことによって
分化促進作用を試験した。第5図は培養においた直後(
0日)のこれらの新鮮な骨髄芽球の典型的な未熟な悪性
を示す。3日までに白血病細胞の80〜90%の細胞質
に分化過程の開始を示すエオシン親和性顆粒が現われた
。7口重でに分化が生じ、さらに、多くの細胞が多くの
細胞質顆粒を含有していた(第6図)。しかしながら試
験管内では、多くの細胞が分化の前骨髄球/骨髄球レベ
ルで遮断され、少量の細胞のみが成熟多形核白血球又は
「バンド」段階に発達した。この結果は、分化プログラ
ムを開始した芽球性細胞の多くが容易に成熟細胞形に発
達する、すなわち完全に正常化する生体内の状況と対照
的である。
これらの結果は、アンブリダンがある種のヒト−腫瘍細
胞に対する抗細胞増殖効九を有するのみならず、腫瘍(
白血病)細胞の分化の末端を実際に促進する新規な性質
、すなわち腫瘍細胞を正常細胞に転化又は再プログラム
する能力、を有することを示している。先行する試験管
内試験において、インターフェロン系はすでに細胞分化
調節能力を示している。ある条件下においてインターフ
ェロンは分化過程を阻害することができ(Proc 。
Natl、Acad、Sci、USA+74 + 20
38.1977;Proc。
Natl、Acad、Sct、USA、77.4099
.1980)、一方他の条件下ではインターフェロンは
下等動物における。
細胞分化を促進することができる(Cancer Re
s 、 。
穀、2919,1980)。特に、トミダ及びその共同
研究者ハ、マウスのインターフェロンが明らかに無関係
の化合物の一群によシ開始された骨髄性白血病(ロ)細
胞の分化の誘発を強化し得ることを示した。
アングリダンの分化促進活性はdaRNA分子それ自体
、rIn−r(C12,U)によシ誘発されたインター
フェロンの生物学的混合物、又はこの両者に固有のもの
であろう。関与する機構がどうであれ、ヒト−腫瘍細胞
の機能的及び形態学的正常化を刺激する能力はdsRN
A、特にアングリダンの全く新規な特徴であシ、そして
発明者等が不変的に見出したこの性質はIFNのみを投
与する場合には容易に観察することができないものであ
る〇 前記のごと(、IFNは多くの個体及び/又は個個の腫
瘍において周辺的な抗腫瘍効果を有するのみであるから
、高レベルのIFNを投与する必要がちシ、抗体形成及
び他の種々の薬剤関連毒性を含む副作用を伴い、IF′
Nを単独で用いる治療法は実際的でない場合がある。こ
れに対して、他の個体はIFN治療に対して非常に高い
そして医療的にさらに有意義な反応を示す。IFHによ
る抗腫瘍治療が最も適切なのはこのタイプの個体に対し
てである。発明者等は、dsRNA、例えば不均整ds
 RNA(アングリダン)がNFNが、単独で正の医療
反応を示す状況においてさえヒト−腫瘍の治療のために
使用される種々のIFNの効果を増強するような個体を
発見し、ここで記載する。IFN抗腫瘍効果増強は個別
化された投与療法の開発において考慮すべき重要ガ点で
ある。上記のごとく、異なる個体、及び異なる腫瘍はI
FN療法に対し異る生物学的反応を示す。dsRNA、
例えばアングリダンをIFNと併用することによシ、種
々の個体及び/又は腫瘍にわたる生物学的反応の多様性
を回避することができる。IFN治療を施すことができ
る個体においては抗腫瘍効果を強化することができる。
他方、IFHのみに対する反応が全く不十分である個体
の場合には、工FVd8RNA併用治鉱より他の。
方法によっては実行不可能な抗腫瘍療法プログラムが実
施可能となる。
daRNAKよるIFNの抗腫瘍効果の増強を評価する
ために、発明者等は、dsRNA及びIFNの併用効果
を示し、そしてこれら個々の薬剤単独の効果を分離する
ように設計された1つの研究群を構成した。次の第6表
に示すように、この研究群は1つの対照亜群及び5つの
実験亜群から成る。
!jT系ム 第   6   表 d+5RNAによシヒトー膀胱癌に対するIFNの抗腫
瘍効果の増強 ス) +rIn−rCn ’PJ−rIn、rCn100mQ3回/週     
 97±311アグリダン」 第6表に関し、各亜群はO日月にヒト−膀胱癌細胞(R
T−4)を注射された10匹の成熟無胸腺マウスから成
る。ヒト−腫瘍細胞を背部に皮下注射し、こうすること
によって、毛細管を用いて腫瘍の体積を測定することに
よシ腫瘍の増殖を正確に測定できるようにした。すべて
の薬剤は腹腔内注射により投与した。
腫瘍が触知できそして測定できる全期間(13日日月実
験の終了まで)にわたってIFN−d@RNA(アンプ
リダン)の併用療法によシ治療された動物はヒト−膀胱
癌細胞の増殖に対する最大の抑制を示した。重要なこと
に、第6表のデーターから一見して明らかな通り、ds
RNA及びIFNの併用抗腫瘍効果は相乗的である。す
なわち、併用効果はIFN及びd s RNAの単独の
寄与の合計によシ予想される効果より大である。従って
、前記の併用効果は単なる付加効果ではなく真の増強効
果である。
ヒトー線維芽細胞インターフェロン(第6表の亜群■)
以外の他のタイプのIFN(天然の多様なヒトー白血球
インターフェロン及び組換PNA技法により細菌中で生
産されたIFN’i含む)の活性も試験した。すべての
場合において、インターフェロンは、これを単独で注射
した場合にはd a RNAと一緒に注射した場合又は
IFN’i注射し次にd 5RNAを注射した場合に比
べてヒト−腫瘍細胞増殖に対して小さい効果金示した。
これは均整daRNA(rI 。
”n’)又は不均整dsRNA(アンゾリグンーr工H
1r(C1□、U)n:]のいずれかであっても同様で
あった。単独投与された任意のIFNにより達成される
ヒト−腫瘍細胞増殖の最も大きな低下は広範囲のIFN
濃度(105〜3X10’IRU/日)にわたって約3
3チであった。これに対して、dsRNAと併用して1
05IRU、43という少いIFNによシ治療された動
物においてはヒトー鹿瘍細胞の増殖が65%又はそれよ
シ大きく低下した。従って、任意の単−形のIFNと併
用されたd s RNAは量的に卓越した効果を生じさ
せる。さらに、ヒト−腫瘍は一般に、最大の医療効果を
得るために個別化された治療管理全必要とする。従って
発明者等は、治療計画を個別化する努力をさらに行うこ
とによって不均整dsRNA f IFNと併用する場
合にはいつでも10倍又はそれ以上の医療効果が得られ
ると確信する。
データは、dsRNAが天然IFN 、合成(すなわち
組換DNAから誘導されfc)IFN、及びノ・イブリ
ッド形IFN 、例えば一部分がα−IFNから誘導さ
れ他の部分がβ−又はγ−IFNから誘導さ−れたIF
Nを含むあらゆる種類のIFNの医療効果を増強するこ
と全町らかに示している。これらはすべてこの発明の範
囲に入る。従って、dsPNAと任意のIFNとの組合
わせは癌に対する、IFNJI−独の能力をはるかに超
える卓越しfc製剤を構成する。さらに、発明者等が用
いたヒト−腫瘍材料は、ヒトの組織における悪性化過程
及び/又は病理過程に肯定的に寄与し、組織の病変及び
破壊を惹起する。
種々のタイプのウィルス性遺伝情報を含有していること
が知られている。従って重要なことに、これらのデータ
は、d s RNA−I FNの組合せが効果的な抗癌
剤であるのみならず、ウィルス性成分及び疾患に対して
も作用することを示している。たしかに、この発明の医
薬組成物はIFN治療が示唆される任意の疾患に対して
作用するであろう。この疾患には急性、亜急性、潜伏性
又は慢性段階のいずれかにあるウィルス性疾患、及びウ
ィルス活性が発病に寄与するがヒト−「自己免疫」疾患
が自己永続状態になると消滅するヒト異状免疫疾患を含
む。
任意のd g RNA−I FN併用治療の相乗的強化
における任意のdaRNAの役割はIFN誘発剤として
ではないことを強調しなければならない。そうでなけれ
ば相乗作用は観察されないはずである。むしろ、daR
NAはIFNの作用全補足してそして完結し、これによ
ってヒト−ウィルス性疾患及び癌の治療においてdaR
NA又はIFNのいずれか一方のみでは達成され得ない
程度の柔軟性及び有効性を供するという独特の寄与をす
る薬剤である。
■ ヒト−腫瘍細胞の正常化におけるアンシリダン対I
FN 前記の■において、dsRNA 、例えば、アンゾリグ
ンがIFNと一緒になってヒトー肺瘍の増殖を相乗的に
阻害することを示した。発明者等はここで、アンブリダ
ンが、jM瘍細胞の正常細胞への転化を強化する他の化
学的物質及び生物学的物質と相乗的に機能し得ることを
示す。後に詳細に示す「他の化曾物Jはその自体アンプ
リグ9ンと同様にヒトー肺瘍細胞を正常化する幾らかの
能力を有する。
しかしながら、これらの物質のアンブリダンとの組合せ
により相互強化効果が生ずる。発明者等が強調したい重
要な点は、アンブリダン及び前記の物質にIFNが加わ
れば正味効果が相乗作用とは全く逆になるということで
ある。すなわち、アンブリダンと他の正常化物質との組
合わせによって有利に強化された抗1市瘍効果がIFN
の添加により阻害される。従って、アンブリダンは、I
FNが行い得ない性質の方法によって新生物細胞に作用
することがデータ(第7表)により示される。従って発
明者等は、追加の抗細胞増殖能力を有するすでにこの明
細書に開示した抗J康瘍組成物及び方式全提供する。
白血病細胞はその発育過程の初期段階において機能的に
「凍結」され、連続的腫瘍細胞増殖(「自己−更新」)
現象が導かれる。このような制御されない増殖は、健全
な個体において正常細胞が一定臨界濃度又は形状に達し
た場合に停止する通常の細胞増殖の正常なパターンとは
全く異る。
さらに、悪性腫瘍は細胞数に対する正常な身体的生化学
的拘束全上記のように喪失しているのみならず、さらに
細胞の位置に対する身体的拘束をも回避する。・レロえ
ば、白血病細胞細は肺、脳、内臓等に転移する。
他の薬六すと共に使用されるアンブリダンは、この基本
的な生化学的錯乱を修正することができる。
この主張を支持するデータ金第7表に示す。
第7表のデータを得るために、芽球発症にある慢性骨髄
性白血病を有する患者からヒト−白血病。
削11胞(K562)を得た。Aa!胞?、10%のウ
シ胎児血清〔ジブコ(Gibco))及び1チのペニシ
リン/ストレプトマイシン(ジブコ)を保給したRPM
II640培地(ノブコ)中で、37℃にて5q6CO
2のもとで培養して維持′−た。誘導のために、15%
のウシ胎児血清及びIL%のペニシリン/ストレプトマ
イシンに伴うRPM11640培地中に4〜5X10/
dの濃度で細胞を接種した。培養物を1μy・ゴのアン
ブリダン、棟々の濃度の釉々の分子種(7)IFN、及
び0.05 mM (7) ヘミン(?ビン、シグマ)
にょシ処理した。誘導された細胞を96時間培養中に維
持した。トリパンブルー排除により培養物の増殖全毎日
計測し、そして0−ジアニシド(シグマ)ヲ用いるベン
ジシン染料にょシヘモクロビンの生産全試験した。
ヘモグロビンの存在を、悪性化造血細胞(白血病細胞)
が内プログラムされ正常な身体構成細胞になったことの
証明として把握した。この存在を、ヘミン及びアングリ
グリの存在下での24.48.72及び96時間の増殖
の後に監視し、た。各期間後に細胞全ペレット化し、バ
ンクのB55(ジブコ)中で2回洗浄し、そしてスライ
ド上においた。スライドをメタノール9エ 間染色し、除液し、2.5%H2o2中21分間置いた
―Tり′・ ヘミン溶液は、26■のヘミンq O,B mlの0.
5M NaOHVC溶解し、そして次に14のIMI−
リスHC4(p)47.8〜8.0)により中和するこ
とによシ調製した。溶液を蒸留水によシ10m1VC稀
釈し、セして濾過除菌した。この時点でのヘミンの濃度
は4 mMであった。第7表において示されている濃度
は0.05 mMである。
第7表のデータに関し、ヘミンと称する化学物質に暴露
した場合にある比率の腫瘍細胞が正常化し得ることはす
でによく知られている。発明者等の実験は不均整d !
l RNAによる新規な追加の作用、すなわち悪性化細
胞の正常細胞への転化におけるヘミンのごとき他の化学
的物質又は生物学的物質全補助する能力全確立する。第
■欄と第■欄を比較することによシ増強されたヘミン活
性が明らかに示される。さらに、この実験におけるアン
ブリダンの濃度がアンシリダン自体が正常化効果を有す
るとしても小さい(欄■)ように意識的に選択されてい
ることによシ、不均整daRNA、アンシリダン及びヘ
ミンの間の相乗作用が明確に示される。発明者等は、1
00μs、10μp、1μg(第6t)及びO,xμi
含む種々のアンシリダンレベル、並びに種々のヘミン濃
度(0,1mM 、 0.05mM (第6表)、及び
0.025 mM:] k用いて同様の誘導実験を行っ
た。すべての場合において、データ中の結果及び傾向は
同等である。
欄■及び■の比較により、工FNかヘミンの正常化効果
を実際に阻害すること、すなわちアンプリグ9ンとヘミ
ンの間の正の相乗効果に対立する効果が示される。さら
に、欄■及び■の比較にょシ、IFN7jEヘミン−ア
ングリダン共同作用を部分的に消失せしめることが示さ
れる。ヘミン−アンシリダンの正常化機構がいかなるも
のであっても、前記の比較により、この機構はIFN誘
発の結果ではないのみならず、前記の機構は実際に、I
FNKより少なくとも部分的に遮断され又は廃棄される
ことを結論的に示している。発明者等は、この負のイン
ターフェロンの効果が5〜2000 IRU/IdKワ
たる広い範囲のIFN濃度において生ずることを観察し
た。従って発明者等は、IFNが効果を有さず又は−治
療の障害にさえなる状況において腫瘍細胞全正常化する
方法を提供する。
不均整dsRNAがヘミンの正常化効果全肯定的に強化
し得るという発見はさらに他の化学薬剤及び生物学的薬
剤に拡張される。生物学的薬剤とは生物によシ生産され
又は生物から誘導され、そして一般にその分子量が大き
く複雑であるために公知の化学的(生物学的に対して)
経路により現在のところ一般に合成することができない
物質である。
化学的物質とは、生物にょシ生産され又は生物から誘導
される場合もあるが公知の化学的方法を用いて人工的に
合成される(在庵があってもすぐ手に入る)物質である
。発明者等が「化学的」と称する物質の例には、限定的
な意味ではないが、単独で投与した局舎に1idi瘍細
胞を正常化する幾らかの活性を有する物質、例えばビタ
ミン(特にA及びC)、ビタミンの前駆体、プロスタグ
ランジン、ホル?ルエステル(ヘミン)及びそのfJ’
B4体、並びにアンシリダン又は他のdsRNAにょシ
強化される悪性腫瘍修正機構金倉して癌の発育過程を積
極的に制御し得る化学療法剤が宮まれる。発明者等が「
生物学的」と称する物質にはIFN(天然IFN。
合成IFN、及びこれらのペプチドの任意のハイブリッ
ドを含むすべての形のIFN)、T−細胞増殖因子、神
経増殖因子等を含むポリベグチド増殖因子、環状ヌクレ
オチド、及び種々の胸腺由来オリゴ被ゾチド及び/又は
ポリペプチド、並びに胸腺又は他の先便器管に作用する
ペプチドが含ま扛る。この発見も又、アンシリダン又は
他のd 8 RNA ノ存在下で強化された生理的反応
を生じさせ、腫瘍の予防、腫瘍の阻止C部分的又は完全
な)及び/又tま従来の治療法(例えは手術、照射、化
学療法又はこれらの任意の組合わせ)によりすでに治療
全受けている患者における腫瘍の再発の防止を導く化学
的物質又は生物学的物質による任意の治療に゛拡張壊れ
る。
同様に、発明者等の基本的な例は白血病であり之が、発
明者等の発見は、アンシリダン又は他のdsRNAi他
の化学的薬剤又は生物学的薬剤と共に使用してヒト腫瘍
細胞をその対応する正常細胞に修正又は再プログラムす
ることができる腫瘍性又は癌性状態、例えば乳、結腸、
前立腺等の腫瘍性又は癌性状態、すなわち白血病と類似
の生化学的錯乱を生じさせる状態にも拡張さヰる。悪性
化過程全土防止、修正し、停止し又は再プログラムする
ことができる薬剤、組成物、及び方法を扶供することに
より、この発明は、悪性化過程が遺伝的素質、環境的又
は他の原因のいずれによるものであるか関係なく、細胞
が前癌状態になった個体におけるヒトのMe逆行せしめ
又は予防する能カケ含む。
発明者等は、肺癌を有する患者を含む研究群の幾らかの
構成員及び癌の高い家族歴金有する固体においてNK細
胞の活性レベルが低いこと?見出した。この発見全詳細
に下記する。
発明者等は、高い癌の家族歴を有する患者のNK細胞の
低い活性が種々のタイプのインターフェロン及び/又は
アンシリダンの添加によシ正常レベルに復帰するか否か
全試験した。最近の報告は、天然タイプ(Br i t
 、J−Haem、+ 50 。
85.1982)及びクローン化サブタイプ(Can、
Res、、42 、1312 、1982 )のインタ
ーフェロンの間のNK細胞(正常な個体から誘導された
細胞)の増加、効率、の差を示している。発明者等は、
不拘q d a RNAのみが癌が発生する危険性を有
する個体において正常なレベルのNK細胞の増加全達成
する能力を有することを見出した。
第9図(男性及び女性について別々に結果が示しである
)は、癌の高い家族歴を有する個体(40,0%殺)は
、癌の低い家族歴を有する個体(27,1%殺)に比べ
てNK細胞活性が有意に低い(p<o、o 01 )こ
とを示している。第9図は又、癌の低い家族歴を有する
男性(43,5チ殺)は癌の低い家族歴を有する男性(
31,3チ殺)に比べて高いNK細胞活性(p<0.0
5)を有することを示している。同様に癌の低い家族歴
を有する女性(33,9%殺)は癌の高い家族歴ヲ有す
る女性(24,8%殺)に比べて高いNK細胞活性(p
<0.05)ケ有する。癌の高い家族歴は、祖父、親及
び兄弟の中に癌(非−黒色腫性皮膚癌以外)′ff:有
する3人の血縁者を有することを言う。
第10図は男性(41,6%殺)は女性(30,5チ殺
)に比べて有意に高いNK細胞活性(p<0.001)
k有すること金示している。この差は癌の低い家族歴金
有する患者について統計的に有意である(p(0,00
5、第10図)。
第11図は、NK細胞活性の差が男性と女性の間の年令
分布の差によるものでないことを示している。女性のN
K活性が男性のNK活性よυ大である10年代は存在し
ないからである。
すべて、の図に示したNK細胞の結果は別個の4回の測
定(4時間及び5時間、それぞれエフェクター二標的細
胞比25:1及び50:1)(それぞれ4通り行う)の
平均値である。どちらのインキュベーション時間及びエ
フェクター二標的細胞比が研究群の構成員の中からNK
細胞欠損の検出に最適であるかを先験的に決定すること
は不可能であった。従って、NK細胞活性の研究におい
ては常に3種類のインキュベーション時間(3,4、及
び5時間)、及び3種類の異なるエフェクター;標的細
胞比(6,2:1.25:1、及び50 : 1 )を
用いた。これら9個の6(1]定のそれぞれを4通り行
ったから、各個体について36個の別個の測定を行った
履行 第12図は、天然線維等細胞インターフェロン(200
0U/ml、β−IFN)が、高イ()やネルA)、正
常の(ツヤネルB)、又は低い(パネルC,D、E及び
F)NK活性を有する個体のNK細胞活性全増加せしめ
ることを示す。さらに、個体の線維芽細胞インターフェ
ロンに対するそのNK増加反応は異なる。例えば、・ぐ
ネルAは正常な喫煙者におけるNK活性がやや筒いレベ
ルから非常に高いレベルに押上げられること?示してい
る。・PネルBは、正常な非喫煙者におけるNK活性が
正常レベルからやや高いレベルに増加すること?示して
いる。個体の1つにおいてはやや低いNK活性(・ぞネ
ルC)が正常レベルに刺激された。これに対して、その
他の場合には非常に抑制されたNK活性(−′?ネルD
)がわずかに増加した。・ぐネルE及びFにおいては、
癌の高い家族歴を有す全非喫煙者に見られる低いNK活
性が4時間(パネルE)及び5時間(パネルF)のいず
れにおいてもわずかに上昇した。同様の結果が’I −
(Lee )等(Can。
Res、、42.1312.1982)の方法により調
製されたクローン化サブタイプのα(白血球)インター
フェロン、又はフレイス(C4aeys)等(Brit
、J、Haem、、50 、85 、1982 )に記
載されているような種々の天然タイプのα−及び免疫(
r)−インターフェロンを用いてモ得うれた。重要なこ
とにどの形のインターフェロンも、単独で適用された場
合には、高濃度においてさえ欠損を修正することができ
なかった。
第12図のデータは、末梢血リンパ球を天然β−IFN
と共に(100IRU/mJ)又はこれを伴わないで、
60分間インキュベートすることにより得た。洗浄後、
NK細胞活性を測定した。
それぞれ天然の及び組換DNA技法によυ製造されたα
(白血球)IFN及びγ(免疫)IFHについて同様の
結果が得られた。すべての場合において欠損はIFN単
独によっては部分的にのみ修正された。
不均整d s RNA f調製し、そしてツアーリング
(Zarlin3)等(J、Immunol、+ 12
4 + 1852゜1980)に記載されているように
して上記の系において試験し友。この文献の記載全引用
によシこの明細書に組み入れる。すべての場合において
(第4図、)9ネルC,D、E、F)、癌が発生する危
険がある患者からのNK細胞が正常な個体(第12図、
・ぐネルA及びB)から区別できない程欠損が完全に修
正された。
【図面の簡単な説明】
第1図はIFN発現のためのd s RNAの構造的要
求を模式的に示したものであυ;第2図はIFNの増殖
阻害効果に対する耐性の遺伝性、及び培養中のIFNr
細胞の増殖に対するrIn−rCnの影響全2種類の新
生物細胞系について示す一連のグラフであって、AはH
uIFN−β中HT 1080− IFNr細胞の増殖
、BはrI ・rC中)IT 1080− IFNr細
n     n 胞の増殖、CはHu IFN−β中RT 4− IFN
r細胞の増殖、DはrIn−rCn中RT4−IFNr
細胞の増殖をそれとれ示し、A中−△−はIFN−不含
培地に4週間培養した後、−ム一はIFN不含培地に1
5週間培養した後、C中−△−ばIFN不含培地にO週
間培養した後、そして−ム−はIFN不含培地に4週間
培養した後に試験したものであり;第3図はIFN’細
胞及びIFNr細胞に対するrIn−rCnの影響、並
びにIFNI!細胞に対するIFHの影響を2種類の新
生物細胞系について示す一連のグラフであって、AはI
FNの存在下でのIFN’HTI 080−C12細胞
の増殖、BはrInlIrCrの存在下でのIFN’H
T1080−C12細胞の増殖、CはrI。・rCnの
存在下での■FNrHt1080−C12IV+Iil
胞の増殖、DはIFN存在下でのIFNgRT4−C1
1細胞の増殖、EはrI irc  の存在下でのIF
N’RT4−C11細胞n の増殖、そしてFはrIn−rCnの存在下でのIFN
rRT4−C11細胞の増殖上水し:第4図は原発性腫
瘍を有する患者全アンプ+1 rン治療した後の5GO
T 、ビリルビン、及び種々のホフファターゼのレベル
を示すグラフであシ;第5図はアンプリケ゛ン治療の後
末梢血から分離された白血病骨髄芽球〔ライトーキエム
サ(Wright−Giemsa)株〕の0口重の細胞
質遠心分離標品(生物体の形状)の光学顕微鏡写真であ
す;第6図は7日間培養後の広範囲の細胞質顆粒を含有
する白血病骨髄芽球の標品(生物体の形状)を示す光学
顕微鏡写真であシ;第7図は癌の低い又は高い家族歴金
有しそして癌を有しない正常な個体のNK細胞活性を示
すグラフでおシ;第8図は第7図の結果を男と女に分け
て示したものであり;第9図は第8図の結果全10年代
ごとに分けて示したものであり;そして第10図は種々
のタイプの個体における天然インターフェロンによるN
K細胞活性の増強上水し、特に癌発生の素因?有するヒ
トの免疫欠損を部分的にのみ修正する単独投与天然IF
Nの能力を示しており、Aは正常な喫煙者、Bは正常な
非喫煙者、Cは癌の高い家族歴を有する非喫煙者、Dは
癌の高い家族歴を有する非喫煙者、Eは癌の低い家族歴
を有する非喫煙者(4時間測定)、セしてFはEと同じ
(但し5時間測定)を示す。 特許出願人 ウィリアム アルビン カーター(外1名)特許出願代
理人 弁理士 青 木   朗 弁理士 西 舘 和 之 弁理士 福 本   積 弁理士 山 口 昭 之 弁理士 西 山 雅 也 第1回 5RNA 第2面 処理後の日数 @30 24 48 72  24 48 72  24 48
 72処理後の経過時間 第4狛 (日) FIG、!5 FIG、ら 手続補正書(方式) 昭和59年2 月錦」 特許庁長官 若杉和夫 殿 1、事件の表示 昭和58年 特許願  第169484号2、発明の名
称 抗胛陽組成物 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 (タト(兄) 4、代理人 (外 4 名) 5、補正命令の日付 昭和59年1月31日 (発送日) 6、補正の対象 (1)委任状 (21図 面 7、補正の内容 (1)別紙の通り (21図面の浄書(内容に変更なし) 8 添付書類の目録

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、dsRNAとインターフェロンとの治療混合物を含
    んで成る治療組成物。 2、dsRNAがrrn−rCnである特許請求の範囲
    第1項記載の組成物。 3、前記インターフェロンが天然に存在するもの、組侯
    DNA技法によシ誘発されたもの、父はノ・イブリド形
    である特許請求の範囲第1項記載の組成物。 4、前記天然に存在するインターフェロンがヒトー線維
    芽細胞インターフェロン及びヒトー白血球インターフェ
    ロンから成る群から選ばれる特許請求の範囲第3項記載
    の組成物。 5、前記バイブリド形インターフェロンが一部がα−イ
    ンターフェロンから、そして一部かβ−インターフェロ
    ン又はγ−インターフェロンから誘導されたインターフ
    ェロンである特許請求の範囲第3項記載の組成物。 6、前記ds RNAが体液中で1〜1oooμy、’
    uのレベルになる量存在し、そして前記インターフェロ
    ンが体液中で1〜100,000 TRU/lniのレ
    ベルになる量存在する特許請求の範囲第1項記載の組成
    物。 7、前記ds RNAが不均整である特許請求の範囲第
    1項記載の組成物。 8、前記不均整di RNAがr I n’ r (C
    + 2 r U)nである特許請求の範囲第7項記載の
    組成物。 9、dsRNAと、癌細胞に対して治療的に有利に作用
    する能力を独立して有する他の物質との治療的に有効な
    混合物を含んで成る動物の癌の治療に有用な治療組成物
    。 10、前記の物質がビタミンA及びその前駆体、ビタミ
    ンC及びその前駆体、ブロスタグ2ンジン、ファル?ル
    エステル、並びに化学療法剤から成る群から選ばれる特
    許請求の範囲第9項記載の組成物。 11、前記物質がインターフェロン、ポリペデチド増殖
    因子、環状ヌクレオチド、及び胸腺由来オリゴペゾチド
    又はポリペプチドから成る群から選ばれる特許請求の範
    囲第9項記載の組成物。 12、前記物質かヘミンである特許請求の範囲第9項記
    載の組成物。
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