JPS59133340A - 希土類コバルト永久磁石合金の製造方法 - Google Patents
希土類コバルト永久磁石合金の製造方法Info
- Publication number
- JPS59133340A JPS59133340A JP58006972A JP697283A JPS59133340A JP S59133340 A JPS59133340 A JP S59133340A JP 58006972 A JP58006972 A JP 58006972A JP 697283 A JP697283 A JP 697283A JP S59133340 A JPS59133340 A JP S59133340A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic field
- rare earth
- alloy
- magnet alloy
- macrostructure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、Ｒ２ＴＭ、７型結晶を主体とする合金組成
物を溶解、鋳造する過程で、鋳造に際して２ ＫＯｅ以
上の磁場を加えながら、前記合金を製造することに係わ
るものである。本発明の目的は、上記永久磁石合金を溶
解、鋳造し合金を製造する工程において磁場中で鋳造す
ることにより、インゴットのマクロ組織の柱状晶化を促
進させ、且つ磁気特性を大巾に改善させることを目的と
する。
物を溶解、鋳造する過程で、鋳造に際して２ ＫＯｅ以
上の磁場を加えながら、前記合金を製造することに係わ
るものである。本発明の目的は、上記永久磁石合金を溶
解、鋳造し合金を製造する工程において磁場中で鋳造す
ることにより、インゴットのマクロ組織の柱状晶化を促
進させ、且つ磁気特性を大巾に改善させることを目的と
する。
本願発明者らは、すでに特願昭５５−５２２６号で、Ｒ
２ＴＭ１７系永久磁石合金の製造方法として、合金の柱
状晶を促進させることによって、微粉末結合型磁石の磁
気特性なかでも高１Ｈｃ化できることを提案した。しか
しながらその後の実験によりＲ２ＴＭ１７合金の溶解、
鋳造では、鋳型へ溶湯を注入する場合、湯の対流、攪拌
作用によって１どうしても鋳壁面に生成したＭ固接は脱
落しやすいことがわかった。また、比重の高い（約８４
〜８５）溶湯が急激に鋳型内に注入されるため振動とい
う現象も凝固核の脱落により、等軸晶を生成する不具合
があった。前記した事実によって、合金インゴット内部
のマクロ組織は、柱状晶と等軸晶が混在した様相を呈す
ることを容認しなければならなかった。その結果として
、永久磁石の磁気特性はバラツキが大きく、歩留りの低
下（不良率の増大）によって、コストアップ、生産性低
下などの問題もあった。本発明合金では、このような従
来方法の欠点を改善するための新しい柱状晶化率の高い
合金インゴット製造方法を提案するものである。ここで
Ｒ２ＴＭ、□型箱土類金属間化合物とは、以下の組成範
囲で構成されるものである〇一般式Ｒ（Ｏａｒ −ｕ−
ｖ−ｗｏｕｕＦｅｖＭｗ） ｚ（ＲはＹ、Ｌａ、Ｏｓ、
Ｓｍ、Ｐｒ、Ｎｄ、ミソシュメタルの１種又は２種以上
の元素であり、Ｍは、’ｌ”ｉ、Ｏｒ、Ｍｕ、Ｎｉ、Ｚ
ｍ、Ｚ’ｒ、Ｎｂ、Ｈｆ、Ｔａ、Ｗの１種または２種以
上の元素で構成される合金である。また各ｃｔ、ｖ、ｗ
の範囲は、それぞれ００１≦Ｕ≦０．１５ 、０．１≦
■≦０、４０ 、０．００１≦Ｍ≦０．２ 、６．５≦
２≦８８の７ 範囲の組成を有する粉末結合型希土類コ
バルト永久磁石合金を対象とす、る。
２ＴＭ１７系永久磁石合金の製造方法として、合金の柱
状晶を促進させることによって、微粉末結合型磁石の磁
気特性なかでも高１Ｈｃ化できることを提案した。しか
しながらその後の実験によりＲ２ＴＭ１７合金の溶解、
鋳造では、鋳型へ溶湯を注入する場合、湯の対流、攪拌
作用によって１どうしても鋳壁面に生成したＭ固接は脱
落しやすいことがわかった。また、比重の高い（約８４
〜８５）溶湯が急激に鋳型内に注入されるため振動とい
う現象も凝固核の脱落により、等軸晶を生成する不具合
があった。前記した事実によって、合金インゴット内部
のマクロ組織は、柱状晶と等軸晶が混在した様相を呈す
ることを容認しなければならなかった。その結果として
、永久磁石の磁気特性はバラツキが大きく、歩留りの低
下（不良率の増大）によって、コストアップ、生産性低
下などの問題もあった。本発明合金では、このような従
来方法の欠点を改善するための新しい柱状晶化率の高い
合金インゴット製造方法を提案するものである。ここで
Ｒ２ＴＭ、□型箱土類金属間化合物とは、以下の組成範
囲で構成されるものである〇一般式Ｒ（Ｏａｒ −ｕ−
ｖ−ｗｏｕｕＦｅｖＭｗ） ｚ（ＲはＹ、Ｌａ、Ｏｓ、
Ｓｍ、Ｐｒ、Ｎｄ、ミソシュメタルの１種又は２種以上
の元素であり、Ｍは、’ｌ”ｉ、Ｏｒ、Ｍｕ、Ｎｉ、Ｚ
ｍ、Ｚ’ｒ、Ｎｂ、Ｈｆ、Ｔａ、Ｗの１種または２種以
上の元素で構成される合金である。また各ｃｔ、ｖ、ｗ
の範囲は、それぞれ００１≦Ｕ≦０．１５ 、０．１≦
■≦０、４０ 、０．００１≦Ｍ≦０．２ 、６．５≦
２≦８８の７ 範囲の組成を有する粉末結合型希土類コ
バルト永久磁石合金を対象とす、る。
次に前記組成物になるよう原料調合した後、アルゴンガ
ス雰囲気中で、高周波炉で溶解し、所望形状の鋳型に鋳
造する。この時、鋳型に磁場を加えておくと注湯による
振動、湯の対流が抑制され鎮静な状態を現出できる。こ
のため凝固核は鋳壁面にしっかりと固定され、これを核
として結晶成長を開始する。結果的に該合金インゴット
のマクロ組織は、はとんど９０％以上は柱状晶化を達成
できた。ここで磁場の強さは、０．５ＫＯｅ以上が好ま
しい。
ス雰囲気中で、高周波炉で溶解し、所望形状の鋳型に鋳
造する。この時、鋳型に磁場を加えておくと注湯による
振動、湯の対流が抑制され鎮静な状態を現出できる。こ
のため凝固核は鋳壁面にしっかりと固定され、これを核
として結晶成長を開始する。結果的に該合金インゴット
のマクロ組織は、はとんど９０％以上は柱状晶化を達成
できた。ここで磁場の強さは、０．５ＫＯｅ以上が好ま
しい。
その理由は前記合金の熱処理前件磁力は０．５ＫＯｅ程
度であるから凝固時に結晶成長を特定方向へ促進できる
からである。また他の理由は、溶湯状態で湯の対流を押
える効果の得られる磁場の強さは、０．５ＫＯｅ付近で
、より好ましくは１〜２ＫＯｅ以上である。
度であるから凝固時に結晶成長を特定方向へ促進できる
からである。また他の理由は、溶湯状態で湯の対流を押
える効果の得られる磁場の強さは、０．５ＫＯｅ付近で
、より好ましくは１〜２ＫＯｅ以上である。
以下本発明を実施例に沿って説明する。
一般式ｓｍ（ｃｏ ａｕαｏ７Ｆｅｏ、ｇｏｚｒｏ、
ｏ＋６）ｚ７になるよう成分組成元素を秤量し、低周波
溶解炉で溶解した。溶解、鋳造条件は第１表に示す。
ｏ＋６）ｚ７になるよう成分組成元素を秤量し、低周波
溶解炉で溶解した。溶解、鋳造条件は第１表に示す。
第 １ 表 鋳造条件
ここで従来法は、第１図に示した鋳型へ鋳造する０１は
８８４１材でつくられた鋳造で、２は同材質からなる底
板である０３は鋳込まれた、前記組成からなる溶湯であ
る０ここで得られた従来法合金インゴットの断面マクロ
組織を第２図に示す。
８８４１材でつくられた鋳造で、２は同材質からなる底
板である０３は鋳込まれた、前記組成からなる溶湯であ
る０ここで得られた従来法合金インゴットの断面マクロ
組織を第２図に示す。
４は鋳壁部分から成長した柱状晶で、５は、等軸晶であ
る。さらにこのインゴットの厚みは、約４０′Ｘである
０このように従来法は、どうしてもインゴット中心部付
近に等軸晶が存在する〇一方木本発明方法鋳造方法を第
６図に示す。
る。さらにこのインゴットの厚みは、約４０′Ｘである
０このように従来法は、どうしてもインゴット中心部付
近に等軸晶が存在する〇一方木本発明方法鋳造方法を第
６図に示す。
１．２はＳＳ４１材でつくられた鋳型で、溶湯は乙の空
間部分に注がれる０まだ鋳型外部からは、磁場を加える
ため電磁石を別設しであるｏ５は純鉄からなるポールピ
ース、６は磁場発生コイルで本装置に外部から直流を印
加する０この時に得た磁場は実施例試料ｍ’１〜５に示
した通りである。
間部分に注がれる０まだ鋳型外部からは、磁場を加える
ため電磁石を別設しであるｏ５は純鉄からなるポールピ
ース、６は磁場発生コイルで本装置に外部から直流を印
加する０この時に得た磁場は実施例試料ｍ’１〜５に示
した通りである。
なお、７はアルミナでつくられたタンディツシュで、注
湯時の湯受けに相当する０こうして得た合金インゴット
の断面マクロ組織を第４図に示す。
湯時の湯受けに相当する０こうして得た合金インゴット
の断面マクロ組織を第４図に示す。
これは試料阻３で得たもので、９０％以上は柱状晶で、
等軸晶はマクロ組織から観察する範囲明確に見られなか
った。明らかに磁場による、結晶制御が行われたといえ
る。
等軸晶はマクロ組織から観察する範囲明確に見られなか
った。明らかに磁場による、結晶制御が行われたといえ
る。
次に各試料は、磁気特性評価のため、第５図に示す工程
に従って永久磁石をつくった。得られた特性を第２表に
示す。
に従って永久磁石をつくった。得られた特性を第２表に
示す。
第 ２ 表 磁気特性
このように本発明方法では、磁気特性の中でも高エネル
ギー積化を達成できた。また磁場の強さは、高い程良い
が工業生産性を考えれば、好ましくはＩＫＯθ〜８ＫＯ
ｅ程度の範囲である。磁場の方向は柱状結晶成長方向と
同じ方向でもまた、直角方向でも効果は同じである。さ
らに鋳型材質は強磁性材、非磁性材のいずれでも良い。
ギー積化を達成できた。また磁場の強さは、高い程良い
が工業生産性を考えれば、好ましくはＩＫＯθ〜８ＫＯ
ｅ程度の範囲である。磁場の方向は柱状結晶成長方向と
同じ方向でもまた、直角方向でも効果は同じである。さ
らに鋳型材質は強磁性材、非磁性材のいずれでも良い。
望ましい材料は、５Ｓ４１．８１５０，８４５０．Ｆｃ
１５〜４０ ５ＵＳ３’０４，３０３，３１０．ハステ
ロイ、ステライトなどである。
１５〜４０ ５ＵＳ３’０４，３０３，３１０．ハステ
ロイ、ステライトなどである。
次に本発明方法の適用できる永久磁石とは、析出硬化型
Ｒ２ＴＭ、７系希土類金属間化合物合金を対象とする・
その粉末結合方式は、樹脂結合（圧縮成形、射出成形、
押し出し成形）、メタル結合に採用することに大いに効
果がある。
Ｒ２ＴＭ、７系希土類金属間化合物合金を対象とする・
その粉末結合方式は、樹脂結合（圧縮成形、射出成形、
押し出し成形）、メタル結合に採用することに大いに効
果がある。
第１図は従来法の鋳型断面図。
第２図は従来法で得た合金の断面マクロ組織。
第３図、第４図、第５図は本発明法の一実施態様を示す
図。 第３図・・・・・・鋳造方法 第４図・・・・・・合金インゴットのマクロ組織第５図
・・・・・・永久磁石の製造工程以上 出願人 株式会社諏訪精工舎 代理人 弁理士 最上 務 第５図
図。 第３図・・・・・・鋳造方法 第４図・・・・・・合金インゴットのマクロ組織第５図
・・・・・・永久磁石の製造工程以上 出願人 株式会社諏訪精工舎 代理人 弁理士 最上 務 第５図
Claims (1)
- 希土類（以下Ｒ）と遷移金属（以下ＴＭ）の組成で、主
体的にＲ，ＴＭ、□型結晶からなる金属間化合物磁石合
金を溶解、鋳造に際して、印加磁場０．５ＫＯｅ以上加
えながら凝固させて該合金を製造することを特徴とする
希土類コバルト永久磁石合金の製造方法６
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58006972A JPS59133340A (ja) | 1983-01-19 | 1983-01-19 | 希土類コバルト永久磁石合金の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58006972A JPS59133340A (ja) | 1983-01-19 | 1983-01-19 | 希土類コバルト永久磁石合金の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59133340A true JPS59133340A (ja) | 1984-07-31 |
Family
ID=11653112
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58006972A Pending JPS59133340A (ja) | 1983-01-19 | 1983-01-19 | 希土類コバルト永久磁石合金の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59133340A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53127302A (en) * | 1977-04-14 | 1978-11-07 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Method and apparatus for preparing cast alloy |
| JPS58163566A (ja) * | 1982-03-24 | 1983-09-28 | Hitachi Metals Ltd | Ｆｅ−Ｃｒ−Ｃｏ系磁石合金の製造方法 |
-
1983
- 1983-01-19 JP JP58006972A patent/JPS59133340A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53127302A (en) * | 1977-04-14 | 1978-11-07 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Method and apparatus for preparing cast alloy |
| JPS58163566A (ja) * | 1982-03-24 | 1983-09-28 | Hitachi Metals Ltd | Ｆｅ−Ｃｒ−Ｃｏ系磁石合金の製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4536233A (en) | Columnar crystal permanent magnet and method of preparation | |
| JP2003226944A (ja) | 希土類−鉄−硼素系磁石用合金粉末を用いた焼結磁石 | |
| JP2639609B2 (ja) | 永久磁石用合金鋳塊及びその製造法 | |
| JPS59133340A (ja) | 希土類コバルト永久磁石合金の製造方法 | |
| JP3299630B2 (ja) | 永久磁石の製造法 | |
| CN1466231A (zh) | 宽温度范围稀土超磁致伸缩材料 | |
| JPH0125819B2 (ja) | ||
| JP2587617B2 (ja) | 希土類永久磁石の製造方法 | |
| JPH0135056B2 (ja) | ||
| JPH0230369B2 (ja) | ||
| JP3380575B2 (ja) | Ｒ−Ｂ−Ｆｅ系鋳造磁石 | |
| JPH02101710A (ja) | 永久磁石及びその製造方法 | |
| JPS6223060B2 (ja) | ||
| JPS6318604A (ja) | 樹脂結合永久磁石およびその製造方法 | |
| JPH0137461B2 (ja) | ||
| JPS6111304B2 (ja) | ||
| JPS5798640A (en) | Permanent magnet | |
| JPH0483830A (ja) | 永久磁石用希土類合金の磁気特性向上方法 | |
| JPS648445B2 (ja) | ||
| JPS59165402A (ja) | 耐熱性の改良された複合永久磁石 | |
| JPH02129343A (ja) | 希土類永久磁石合金及びその製造方法 | |
| JPS6223059B2 (ja) | ||
| JPH0280538A (ja) | 永久磁石合金薄帯とその製造方法 | |
| JP2002083706A (ja) | 希土類ボンド磁石用磁石粉末の製造方法 | |
| JPS62262403A (ja) | 希土類永久磁石の製造方法 |