JPS5913162Y2 - 車輌用カ−ペツト - Google Patents

車輌用カ−ペツト

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Publication number
JPS5913162Y2
JPS5913162Y2 JP11931079U JP11931079U JPS5913162Y2 JP S5913162 Y2 JPS5913162 Y2 JP S5913162Y2 JP 11931079 U JP11931079 U JP 11931079U JP 11931079 U JP11931079 U JP 11931079U JP S5913162 Y2 JPS5913162 Y2 JP S5913162Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carpet
notch
welding
welded
horn
Prior art date
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Expired
Application number
JP11931079U
Other languages
English (en)
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JPS5636536U (ja
Inventor
辰雄 本田
Original Assignee
池田物産株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 池田物産株式会社 filed Critical 池田物産株式会社
Priority to JP11931079U priority Critical patent/JPS5913162Y2/ja
Publication of JPS5636536U publication Critical patent/JPS5636536U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案はカーペットの裏面に熱可塑性樹脂層を形成し所
定の位置にアクセルやブレーキのベタル類等の部材を挿
通するための切欠部を設けた車輌用カーペットに関する
ものである。
(従来技術) 従来、車輌用カーペットの切欠部は、そのまま放置する
とほつれたりするので、切欠部の縁をががり縫いしてい
た。
切欠部でもサイドブレーキ挿通用のそれは、穴が大きい
のでオーバロックミシンで縁かがりすることが可能であ
ったが、スリット状の切欠部、例えばプレーキペタル挿
通用やシートベルト挿通用のそれは、オーバロック加工
が困難であった。
さらに縁かがりをすること自体多大の手間と時間を要し
、かつカーペットを傷めたりする等の不都合があった。
このような欠点を解消するものとしては、実開昭53−
78754号公報に記載のものが知られている。
これは、熱可塑性樹脂により裏打ちしたカーペットを所
望形状に形成すると共に所定位置にサイドベレーキその
他の部材を挿通する穴を穿設した車輌用カーペットにお
いて、前記穴の穿設個所の裏面に所望の穴を設けたクッ
ション材を当接して加熱加圧して前記穴穿設置個所を比
較的深く凹状に突出形成すると共にさらに前記凹状突出
部の底部のみを切除して所望の穴を設けて形成したもの
である。
しかし、このような従来技術では、穴の周縁部が内側に
突出して処理されているため、車床にこのカーペットを
載置すると、穴の部分が車床に密接せず盛り上ってしま
うことになり、おさまり具合がはなはだ悪い。
さらに、この従来技術は凹状突出部を形成する構成であ
るため、形成できるのは穴に限定されスリットのような
ものの縁の処理は困難であった。
なおまた、熱プレスの装置が必要となり、このような装
置は大型化し、かつ迅速な加工も困難であり、大量かつ
迅速な処理には不向きであった。
(目 的) 本考案は、切欠部、特にスリット状の切欠部をほつれた
り、体裁を悪くしたすせずに処理した車輌用カーペット
を提供することを目的とするものである。
(構 戊) 上記目的を遠戚するため、本考案は、合成樹脂からなる
毛屑を有するカーペットの裏面に熱可塑性樹脂層を形成
したものの所定の位置に切欠部を設けた車輌用カーペッ
トであって、前記切欠部周囲の毛屑が一部カットされる
とともに当該カットされて残った主扉に超音波振動が加
えられてこの主扉と熱可塑性樹脂とが溶着された溶着部
を有するもので構成した。
(実施例) 以下に本考案の好適な実施例を図面を参照しつつ説明す
る。
カーペット1が麻糸等を織った下地2に対してナイロン
やアクリル等の合成樹脂繊維の糸を織り立てた主扉3を
形成して威り、下地2の裏面に軟質ポリエチレン等の熱
可塑性樹脂層4を形成しである(第1図参照)。
そして、このカーペット1を所望の凹凸形状を威す雌雄
一対の金型(図示せず)に装着し加熱することにより樹
脂層4を軟化させるとともに、加圧して車輌の床面形状
に合わせて成形する。
そして、立体的に加工されたカーペット1の所定の位置
に切欠部5が設けられる(第2図参照)。
切欠部5を設けるのは、立体加工の前でも後でも良い。
前記切欠部5を設けるには、第3図に示すように、超音
波発生装置の発振器(図示せず)に関連して上下振動を
行う振動子6の上端面に振動振幅拡大用ホーン7を固定
し、こおホーン7に対して接離する方向で上下に移動す
る部材8に振動モータ9を取付け、このモータ9にホー
ン7と協同してかがり縫目と同様な枠状の溶着部A(第
4図参照)を溶着する溶着面11を有する溶着部材10
を゛モータ9の駆動に連動して上下に振動するように設
けた装置でカーペット1の切欠部5を設けるべき個所の
周囲の主扉3の部分に溶着部Aを設ける。
次いで、この溶着部Aに囲まれた部分に適宜手段により
スリット状の切欠部5を形成すれば良い。
あるいは、前記溶着部材10に溶着面11の他に切欠部
5を溶断形成するための切断刃12を形成しておき、こ
の切断刃12により切欠部5の形成と同時に溶着部Aを
形成するようにしても良い。
カーペット1は振動子6のホーン7上に載せ、部材8を
駆動し溶着部材10によりホーン7上のカーペット1を
一定の圧力で押圧した後に図示しない発振器およびモー
タ9を駆動すると、モータ9の駆動による溶接部材10
の振動が下方に向うときはカーペット1を介するホーン
7に対する溶着部材10の押圧力が増大するので発振器
によるホーン7の発振軌道が困難であるが、続くモータ
9の振動による溶着部材10の振動が上方に向うときは
溶着部材10はホーン7から離れる方向に移動するから
ホーン7に対して無負荷の状態となり、この状態でホー
ン7は容易に発振しカーペット1に対して溶着、溶切断
を威し得る。
この装置の場合、モータ9による溶着部材10の単位時
間内の振動数は超音波装置の振動数(ホーン7の振動数
)より極端に少ないものとし、溶着部材10によりホー
ン7上のカーペット1を一定の圧力で押圧しても溶着部
材10が上下振動の1サイクル中の上方に振動するとき
は無負荷の状態となり、溶着部材10がホーン7上のカ
ーペット1を一定の圧力で押圧しつづけるもののように
ホーン7の振動発生のための軌道が困難となることがな
く、力−ペツ1〜1を迅速に溶着できるものである。
また、切欠部5周辺の主扉3の一部は、溶着に先立って
カットされていて、切欠部の周辺に不必要に厚い溶着部
が形成されるのを防いでいる。
なお、切欠部5周辺の主扉3のカットと溶着とを同時に
行うように、あるいは主扉3のカットと溶着及び切欠部
5の形成とを同時に行うように溶着部材10を設計する
ことも可能である。
超音波による溶着装置は、第3図に示すものに限定され
るものではなく、各種装置を使用することができるもの
であり、要は切欠部5を形成すべき個所の周囲あるいは
切欠部5を形成した個所の周囲を超音波溶着し切欠部5
の縁の主扉3と熱可塑性樹脂層4とを溶着すれば良い。
主扉3に超音波振動を加えると、主扉3があたかも除去
されたが如く樹脂層4と下地2と主扉3との積層物全体
が略平板状になり、毛房3上に溶着部Aが形成されるこ
とが実験の結果判明している。
(効 果) 以上説明したように、本考案によれば、切欠部周囲毛屑
が一部カットされるとともに当該カットされて残った主
扉に超音波振動が加えられてこの主扉を熱可塑性樹脂と
が溶着された溶着部を有するものとなるので、切欠部の
縁がほつれることがないばかりか、従来きわめて困難と
されていたスリット状の切欠部の縁かがりをかがり縫い
をしたと同様に処理することができる。
特に、従来の熱プレス手段を用いた切欠部の処理では到
底不可能であったスリット状の切欠部の処理を迅速かつ
連続的に処理できることは画期的である。
また、超音波振動による溶着であるため、設備的にも大
型化せず、大量かつ迅速に処理が可能となる。
さらに、向上の生産ラインに超音波振動を行う過程を付
与するのは容易であり、例えばカーペットを所望形状に
加圧成形する過程の直後に溶着を行うことが可能であり
、作業能率を向上させることができる。
さらにまた、玉房が溶着前に一部カットされているので
、切欠部周辺に不必要に厚い溶着部が形成され、体裁を
悪くするようなことは全くない。
【図面の簡単な説明】
第1図はカーペットの断面図、第2図は立体的に加工さ
れ車輌の床に敷くようにしたカーペットの斜視図、第3
図は超音波溶着装置の一例を示す主要部の縦断面図、第
4図は第3図の装置により溶着、溶切断されたカーペッ
トの切欠部とその周辺を示す平面図である。 1・・・カーペット、2・・・下地、3・・・玉房、4
・・・熱可塑性樹脂層、5・・・切欠部、A・・・溶着
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂から成る毛屑を有するカーペットの裏面に熱可
    塑性樹脂層を形成したものの所定の位置に切欠部を設け
    た車輌用カーペットであって、前記切欠部周囲の毛屑が
    一部カットされるとともに当該カットされて残った毛屑
    に超音波振動が加えられてこの毛屑と熱可塑性樹脂とが
    溶着された溶着部を有することを特徴とする車輌用カー
    ペット。
JP11931079U 1979-08-30 1979-08-30 車輌用カ−ペツト Expired JPS5913162Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11931079U JPS5913162Y2 (ja) 1979-08-30 1979-08-30 車輌用カ−ペツト

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11931079U JPS5913162Y2 (ja) 1979-08-30 1979-08-30 車輌用カ−ペツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5636536U JPS5636536U (ja) 1981-04-08
JPS5913162Y2 true JPS5913162Y2 (ja) 1984-04-19

Family

ID=29351515

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11931079U Expired JPS5913162Y2 (ja) 1979-08-30 1979-08-30 車輌用カ−ペツト

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JPS5636536U (ja) 1981-04-08

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