JPS59128335A - α↓1−アンチトリプシンの分離取得方法 - Google Patents
α↓1−アンチトリプシンの分離取得方法Info
- Publication number
- JPS59128335A JPS59128335A JP58002199A JP219983A JPS59128335A JP S59128335 A JPS59128335 A JP S59128335A JP 58002199 A JP58002199 A JP 58002199A JP 219983 A JP219983 A JP 219983A JP S59128335 A JPS59128335 A JP S59128335A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alpha1
- antitrypsin
- polyethylene glycol
- plasma
- precipitate
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
と略記する。)を血漿から簡便な手段で大量生産しうる
手段を提供するものである。
手段を提供するものである。
α1−ATは抗トリフ0シン活性をもつ血清糖蛋白であ
り、血液凝固阻止作用と弱い線溶阻害−作用を示す。そ
して、このα1−ATは炎症とか悪性腫瘍が生体内に存
在するときに増加する急性相反応物質として注目されて
いる。
り、血液凝固阻止作用と弱い線溶阻害−作用を示す。そ
して、このα1−ATは炎症とか悪性腫瘍が生体内に存
在するときに増加する急性相反応物質として注目されて
いる。
従来のα1−ATの取得方法はイオン交換クロマトグラ
フィー、アフィニティークロマトグラフィー、ゲルクロ
マトグラフィーなどを組み合わせた複雑な方法であった
。例えば、血漿を出発原料として、セファロース・ブル
ー・デキストラン、セファデックスG ”’− 7 5
、及ヒDEAE−セルロースで次々にカラムクロマト
グランイーを行々うJ.Travjgらの方法、あるい
は、血清を出発原料として、硫安塩析を行なったのち、
DEAE−セルロース、七ンアデックスG−100、D
E〜52、DE − 3 2、Con A−セファロー
ス4Bの各カラムクロマトグラフィーを組み合わせだM
oriiらの方法などが知られている。このほかにもい
くつかの方法があるが、いずれも上述の方法と類似して
おりカラムクロマトグラフィーを多用していた。このよ
うな方法では、α1−ATが高価なものになってしまい
、かつ分離取得に多大な労力と時間を要するところから
、その大量生産は望むべくもなかった0 本i明者らは簡便で効率的なα1−ATの分離取得方法
を確立すべく種々検討の結果、血漿から得られだα、−
AT含有画分に対するポリエチレングリコール処理の精
製効果が極めて大きいことを見出し、これに基いて本発
明を完成するに至った。
フィー、アフィニティークロマトグラフィー、ゲルクロ
マトグラフィーなどを組み合わせた複雑な方法であった
。例えば、血漿を出発原料として、セファロース・ブル
ー・デキストラン、セファデックスG ”’− 7 5
、及ヒDEAE−セルロースで次々にカラムクロマト
グランイーを行々うJ.Travjgらの方法、あるい
は、血清を出発原料として、硫安塩析を行なったのち、
DEAE−セルロース、七ンアデックスG−100、D
E〜52、DE − 3 2、Con A−セファロー
ス4Bの各カラムクロマトグラフィーを組み合わせだM
oriiらの方法などが知られている。このほかにもい
くつかの方法があるが、いずれも上述の方法と類似して
おりカラムクロマトグラフィーを多用していた。このよ
うな方法では、α1−ATが高価なものになってしまい
、かつ分離取得に多大な労力と時間を要するところから
、その大量生産は望むべくもなかった0 本i明者らは簡便で効率的なα1−ATの分離取得方法
を確立すべく種々検討の結果、血漿から得られだα、−
AT含有画分に対するポリエチレングリコール処理の精
製効果が極めて大きいことを見出し、これに基いて本発
明を完成するに至った。
すなわち本発明は、血漿より得られだα1−AT含有画
分からα1−ATを分離取得する方法において、α1−
AT含有溶液に、71Jエチレングリコールを添加し、
生成した沈澱物を除去することを特徴とするα1−AT
の分離取得方法に関するものである。
分からα1−ATを分離取得する方法において、α1−
AT含有溶液に、71Jエチレングリコールを添加し、
生成した沈澱物を除去することを特徴とするα1−AT
の分離取得方法に関するものである。
血漿はヒト血漿のみならず、兎、馬、羊、豚等の動物の
血漿であってもよい。
血漿であってもよい。
血漿よりα、−AT含有画分を得る方法は特に限定され
るものではなく、例えば、低温下でエタノール分画を行
なうCohnらの各種方法のほか、硫安分画を組み込ん
だWinzlerらの方法、MichonとBourr
illonによって開発された方法AWeimerらの
方法、イオン交換樹脂における吸着法を取り入れたSc
hmidらの方法、DEAg−セルロースを用いたHa
rdwicke C)の方法−カルボキシメチルセルロ
ースを用いたWinzlerらの方法などであってもよ
い。
るものではなく、例えば、低温下でエタノール分画を行
なうCohnらの各種方法のほか、硫安分画を組み込ん
だWinzlerらの方法、MichonとBourr
illonによって開発された方法AWeimerらの
方法、イオン交換樹脂における吸着法を取り入れたSc
hmidらの方法、DEAg−セルロースを用いたHa
rdwicke C)の方法−カルボキシメチルセルロ
ースを用いたWinzlerらの方法などであってもよ
い。
α、−AT含有画分からα1−ATを分離取得する方法
ニオイて、α1−AT含有溶液にポリエチレングリコー
ルを添加する。α1−AT含有溶液はこの方法のいかな
る工程のものであってもよい。しかしながら、本発明の
ポリエチレングリコール処理は不純蛋白を除去する機能
が大きいところからなるべく早い工程に適用するのがよ
く、通常はα1−AT含有画分が固体ないし半固体の場
合にはpH5〜8程度のリン酸緩衝液、酢酸緩衝液外と
の緩衝液、あるいは水、生理食塩溶液などでαI−AT
を抽出してこの抽出液にポリエチレングリコールを添加
し、α1 AT含有区分が溶液の場合には必要によりα
、−ATの濃度を濃縮あるいは希釈などによって調節す
るなどしてその!、まポリエチレングリコールを添加す
ればよい。いずれにせよ、α1−AT浴溶液蛋白の濃度
が1〜5%程度でPH5〜7程度にする。
ニオイて、α1−AT含有溶液にポリエチレングリコー
ルを添加する。α1−AT含有溶液はこの方法のいかな
る工程のものであってもよい。しかしながら、本発明の
ポリエチレングリコール処理は不純蛋白を除去する機能
が大きいところからなるべく早い工程に適用するのがよ
く、通常はα1−AT含有画分が固体ないし半固体の場
合にはpH5〜8程度のリン酸緩衝液、酢酸緩衝液外と
の緩衝液、あるいは水、生理食塩溶液などでαI−AT
を抽出してこの抽出液にポリエチレングリコールを添加
し、α1 AT含有区分が溶液の場合には必要によりα
、−ATの濃度を濃縮あるいは希釈などによって調節す
るなどしてその!、まポリエチレングリコールを添加す
ればよい。いずれにせよ、α1−AT浴溶液蛋白の濃度
が1〜5%程度でPH5〜7程度にする。
ポリエチレングリコールは分子量が2000〜1000
0程度のものがよく、4000〜6000程度のものが
特に好適である。添加量は、分子量が6000のものの
場合には5〜20チ程度、特に15〜20%程度が適当
である。他の分子量のものについては予め試験を行なっ
て適当な添加量を定めればよい。
0程度のものがよく、4000〜6000程度のものが
特に好適である。添加量は、分子量が6000のものの
場合には5〜20チ程度、特に15〜20%程度が適当
である。他の分子量のものについては予め試験を行なっ
て適当な添加量を定めればよい。
ポリエチレングリコールの添加後は15〜30℃で攪拌
混合後30分間程度静置して、生成した沈澱物を遠心分
離、濾過などによって除去する。
混合後30分間程度静置して、生成した沈澱物を遠心分
離、濾過などによって除去する。
、t? IJエチレングリコールで処理するほかは、血
漿より得られたα、−AT含有区分からα1−ATを分
離取得する公知の方法に準じて精製を行なえばよい。し
かしながら、α、−AT含有区分にポリエチレングリコ
ール処理を直接適用した場合には、生成した沈澱物を分
離した上清に含まれる主な不純物は少量のアルブミンと
残存するポリエチレングリコールであるから、これらを
除去するだけで相当高純度のα、−A’rを得ることが
できる。アルブミンは例えばブルーセファロースにパッ
チ吸着させて除去すればよく、ポリエチレングリコール
は例えばDE−・52を用いて、αI−ATを選択吸着
させることによって除去すればよい。
漿より得られたα、−AT含有区分からα1−ATを分
離取得する公知の方法に準じて精製を行なえばよい。し
かしながら、α、−AT含有区分にポリエチレングリコ
ール処理を直接適用した場合には、生成した沈澱物を分
離した上清に含まれる主な不純物は少量のアルブミンと
残存するポリエチレングリコールであるから、これらを
除去するだけで相当高純度のα、−A’rを得ることが
できる。アルブミンは例えばブルーセファロースにパッ
チ吸着させて除去すればよく、ポリエチレングリコール
は例えばDE−・52を用いて、αI−ATを選択吸着
させることによって除去すればよい。
本発明の方法はポリエチレングリコール処理を組み込む
ことによって3〜4工程程度で高純度のα1−ATを取
得することができ、工業的にα1−ATを量産しうるは
じめてのものである。
ことによって3〜4工程程度で高純度のα1−ATを取
得することができ、工業的にα1−ATを量産しうるは
じめてのものである。
以下、実施例を示す。
実施例
コーン分画■−iの凍結乾燥品を200 mMNacA
を含むpH7,0の50mMリン酸緩衝液に2 W/G
%になるように溶解した。この溶液に40%ポリエチ
レングリコール6000溶液を20w′//v%になる
ように添加して室温で30分間攪拌し、次いで、30分
間静置した。それから、遠心分離して上清液を集めた。
を含むpH7,0の50mMリン酸緩衝液に2 W/G
%になるように溶解した。この溶液に40%ポリエチ
レングリコール6000溶液を20w′//v%になる
ように添加して室温で30分間攪拌し、次いで、30分
間静置した。それから、遠心分離して上清液を集めた。
この上清液をpH7,0の25mM!Jン酸緩衝液で希
釈し同緩衝液で平衡化してお−、たDE −52400
m/中に加えα1−ATをBatch吸着させた。攪拌
、吸着後、400 mMNactを含む25 mMリン
酸緩衝液PH7,0でα1−ATを溶出させた。
釈し同緩衝液で平衡化してお−、たDE −52400
m/中に加えα1−ATをBatch吸着させた。攪拌
、吸着後、400 mMNactを含む25 mMリン
酸緩衝液PH7,0でα1−ATを溶出させた。
限外沖過を用い脱塩、濃縮を行った後、予めPH7、0
25mM jJン酸で平衡化しておいたプルーセファロ
ース4×32cm0カラムを通過させ、通過液を集めた
。これを凍結乾燥した。
25mM jJン酸で平衡化しておいたプルーセファロ
ース4×32cm0カラムを通過させ、通過液を集めた
。これを凍結乾燥した。
得られた結果を下表に示す。
*1ポリエチレングリコール
*2ビーーレット法にて測定
Claims (1)
- 血漿より得られたαI −アンチトリプシン含有画分か
らα1−アンチトリプシンを分離取得する方法において
、αl −アンチトリプシン含有溶液にポリエチレング
リコールを添加し、生成した沈澱物を除去することを特
徴とするαl −アンチトリフ0シンの分離取得方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58002199A JPS59128335A (ja) | 1983-01-12 | 1983-01-12 | α↓1−アンチトリプシンの分離取得方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58002199A JPS59128335A (ja) | 1983-01-12 | 1983-01-12 | α↓1−アンチトリプシンの分離取得方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59128335A true JPS59128335A (ja) | 1984-07-24 |
Family
ID=11522684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58002199A Pending JPS59128335A (ja) | 1983-01-12 | 1983-01-12 | α↓1−アンチトリプシンの分離取得方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59128335A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0097274A2 (en) * | 1982-06-17 | 1984-01-04 | Miles Inc. | Method for separating alpha-1-proteinase inhibitor from blood plasma fractions |
EP2295126A1 (en) | 2002-12-31 | 2011-03-16 | CSL Behring LLC | Method for purification of alpha-1-antitrypsin |
-
1983
- 1983-01-12 JP JP58002199A patent/JPS59128335A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0097274A2 (en) * | 1982-06-17 | 1984-01-04 | Miles Inc. | Method for separating alpha-1-proteinase inhibitor from blood plasma fractions |
EP2295126A1 (en) | 2002-12-31 | 2011-03-16 | CSL Behring LLC | Method for purification of alpha-1-antitrypsin |
US8722624B2 (en) | 2002-12-31 | 2014-05-13 | Csl Behring Llc | Alpha-1-antitrypsin compositions and methods of use |
EP3006462A1 (en) | 2002-12-31 | 2016-04-13 | CSL Behring LLC | Method for purification of alpha-1-antitrypsin |
US9320783B2 (en) | 2002-12-31 | 2016-04-26 | Csl Behring L.L.C. | Methods of treatment using alpha-1-antitrypsin compositions |
US9950046B2 (en) | 2002-12-31 | 2018-04-24 | Csl Behring L.L.C. | Methods of treatment using alpha-1-antitrypsin compositions |
US10335467B2 (en) | 2002-12-31 | 2019-07-02 | Csl Behring L.L.C. | Methods of treatment using alpha-1-antitrypsin compositions |
EP3543254A1 (en) | 2002-12-31 | 2019-09-25 | CSL Behring LLC | Method for purification of alpha-1-antitrypsin |
US11224643B2 (en) | 2002-12-31 | 2022-01-18 | Csl Behring L.L.C. | Methods of treatment using alpha-1-antitrypsin compositions |
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