JPS59128324A - 防菌性粒状物及びその製造方法 - Google Patents

防菌性粒状物及びその製造方法

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JPS59128324A
JPS59128324A JP68783A JP68783A JPS59128324A JP S59128324 A JPS59128324 A JP S59128324A JP 68783 A JP68783 A JP 68783A JP 68783 A JP68783 A JP 68783A JP S59128324 A JPS59128324 A JP S59128324A
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JP
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benzalkonium chloride
aqueous solution
acidic polysaccharide
acidic
polysaccharide
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JP68783A
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Taku Tabuchi
田渕 卓
Hajime Ito
元 伊藤
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Mitsubishi Acetate Co Ltd
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Mitsubishi Acetate Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は防菌性を有する酸性多糖類の粒状不溶化物及び
その製造方法に関する。
逆性セッケンは汎用消毒剤として手洗浄用に広く常用さ
れておシ、その一つとして塩化ベンザルコニウムも常用
されているが、−該薬剤は101〜α1チ程度の稀薄な
溶液として供されているため、使用前に溶かして使用に
供するという手間を有し、また水溶液を軽便に持ち運ぶ
ことはできない。したがって該液を何らかの方法で固定
化できれば極めて簡便に持ち運びでき、しかも長期間保
存してもその効果を失わ々いようにすることができる。
簡便に持ち運べるお手拭きとして紙、不織布にアルコー
ル、逆性石鹸等を含浸したものがあるが、保存中に乾い
てしまって用をなさなくなるあるいは液の逸散を防止す
るために厳重な密封を必要とする等不便である。
また酸性多糖類は天然物であり、微生物等の攻撃をうけ
て容易に分解しやすいものであることが知られており、
酸性多糖類を防菌剤の一部として用いることは全く知ら
れていなかったのである。
本発明者らは塩化ベンザルコニウムが4級アンモニウム
塩であシ水溶性酸性多糖類と極めて迅速に反応して酸性
多糖類を不溶化し、更に反を見出し、本発明に到達した
ものである。
すなわち本発明は内部に塩化ベンザルコニウム水溶液を
含有する塩化ベンザルコニウムによシ水不溶化された粒
状大渉犠酸性多糖類に関するものであシ、さらには流動
性を有する水溶性酸性多糖類[1,1乃至40チ水溶液
1部と塩化ベンザルコニウム0.014以上の水溶液0
.1乃至5部の一方又は双方を攪拌しつつ接触せしめる
ことを特徴とする内部に塩化ベンザルコニウム水溶液を
含有する塩化ベンザルコニウムにより水不溶化された粒
状≠箒拗酸性多糖類の製造方法にある。
本発明ていう酸性多糖類とは1以上の単糖からなる繰り
返し単位の中に1以上の酸性基を有する多糖類をいい、
例えば以下のものを挙げることができる。
硫酸基を有するもの:カラギーナン、ファーセレラン、
寒天、フコダイン カルボキシル基を有するものニアルギン酸ナトリウム、
ペクチン、アラビアガ ム 中性多糖にカルボキシル基を導入したもの:カルボキシ
メチルセルロース・ ナトリウム塩、カルボキシメチ ルグア・ナトリウム塩 本発明においてはこれらの多糖類の1つあるいは2以上
の組合せとして用いることができる。
本発明の塩化ベンザルコニウム水溶液を含有する粒状不
溶化多糖類において含有される塩化ベンザルコニウム水
溶液は001%以上であることが好ましく、0,01%
以下では粒状物形成時に充分不溶化できないという欠点
があり、出来上った粒状体も水が抜は易くなる欠点を有
する。
さらに充分な殺菌効果を有するためにはα025チ以上
であることがより好ましい。
塩化ベラザルコニウム水溶液濃度の上限は特に規制され
ないがこれ以上濃度が高くても効果の増大はみられない
ため実用上は10%以下であることが好ましい。
粒状体の形状はいかなる形でもよいが大きさとしては直
径02覇乃至5咽であることが好ましく、0.2w11
未満では塩化ベンザルコニウム水溶液の含有量が少なく
また押しつぶして手等の消毒に供する場合につぶし難い
という欠点を有し、5■よシ大きいとつぶし難いとかつ
ぶした時に水溶液が多すぎて衣服等にかかるという危険
性がある。
粒状体を形成する壁は中の水溶液が充分保持できるだけ
の緻密さ、壁厚があればどのような形状、厚みであって
もよい。
次に本発明の水不溶化粒状表鋭キ酸性多糖類の製造方法
について説明する。
酸性多糖類を常温であるいは必要に応じて加熱溶解して
0.1チ以上40チ未満の濃度の流動性を有する水溶液
とする。0.1チ未満の低濃度では多糖類の不溶化時に
不定形沈澱状態となり、粒状体が得られない。また濃度
が4部チ以上になると酸性多糖類が流動性を有さす、粒
状化に不溶化することができないため不適当である。
さらに濃度が40チ以下であっても多糖類の種類によっ
ては加熱しても流動性を示さないものがあり、流動性を
示さない多糖類は本発明の製造方法には使用できない。
流動性を示す上限は多糖類によって異なり、例えばカラ
ギーナンは5チ以上の高濃度では80℃以上の高温に加
熱しても流動性を実質的に示さず、カラギーナンを用い
る場合は5チ未満の水溶液が用いられる。一方アラビア
ガムは40チという高濃度でも低温で流動性を示し、4
0チ以下であれば使用できる。ただしアラビアガムでも
40チをこえると溶解が困難に々るという欠点が生じ好
ましくない。
壕だ、流動性を有する酸性多糖類水溶液とは必ずしも室
温で流動性を有する必要に々く、塩化ベンザルコニウム
水溶液と反応させる温度で流動性を有していれば良い。
塩化ベンザルコニウムも水溶液にして酸性多糖類水溶液
に接触させるが濃度が001%未満であると粒状不溶化
多糖類がイηられない。あるいは粒状多糖類が得られた
としても不溶化が不充分となり好ましくない。濃度は0
,01%以上であればどのような濃度でも用い得るが濃
度が高すぎると消毒剤として用いる場合皮膚への刺激が
強すぎるという欠点があり10チ以下であることが好ま
しく、さらには01%〜5%の範囲であることが好まし
い。
酸性多糖類と塩化ベンザルコニウムの反応温度は特に限
定はされないが、用いる酸性多糖類水溶液が実質的に流
動性を示す温度であることが必要であり溶液の沸点以下
、かつ酸性多糖類の熱変性が生じない温度であることが
好ましい。
例えば力?ギーナンの1多溶液を用いる場合は25℃以
上とすることが必要であ、!1l130〜70℃で行な
うことが好ましい。
本発明においては塩化ベンザルコニウム水溶液を内部に
含有する粒状不溶化多糖類を得ることを目的としている
が、酸性多糖類水溶液と塩化ベンザルコニウム水溶液と
を接触させると瞬時に反応が進行し、酸性多糖類が不溶
化するため、塩化ペンプルコニウム水溶液を液滴あるい
は液塊状で酸性多糖類に接触させることが好ましい。し
たがって、例えば静置したあるいはおだやかに攪拌して
いる酸性多糖類水溶液に塩化ベンザルコニウム水溶液を
滴下する方法、酸性多糖類水溶液と塩化ベンザルコニウ
ム水溶液を1000回転/回転止の攪拌条件で混合して
得られる不溶化物をp過等の方法によ、lb出して塩化
ベンザルコニウム水溶液を内包する直径003乃至3w
nの粒状物を製造することができる。この粒状体を使用
に際し圧力をかけて破壊することによシ塩化ベンザルコ
ニウムの殺菌効果を発揮せしめることができる。
以下束IM例により本発明を説明する。
実施例1 45℃に保持しだカラギーナン1.5チの水溶液1部と
αδチの塩化ベンザルコニウムの水溶液1部をホモジナ
イザーで2000回転/回転滑拌混合した、処不溶性粒
状物が生成した。該粒状物を取出し30℃で8時間乾燥
した。該粒状物は0.3 mm乃至1.0咽の直径を有
しかつその内部には12%の塩化ベンザルコニウム水溶
液を包含していた。
該粒状物0051を指で押し潰した前後の指の生菌汚染
を指を標準寒天培地におしつけ培養することにより調査
した。該粒状物を押し潰す前の指には明らかに生菌汚染
がみとめられたが押し潰した後には、生菌汚染はみとめ
られなかった。
実施例2〜5 多糖類の種類、多糖類水溶液の濃度、温度、塩化ベンザ
ルコニウムの濃度を第1表に示したものを用いた以外は
実施例1と同様にして粒状物を得、その防菌性を調べた
。得られた粒子の直径、包含塩化ベンザルコニウム水溶
液の濃度を第1表に示す。いずれも実施例1と同様の防
菌性を示した。
第  1 実施例2 同水溶液濃度  1% 同  温度   20℃ 粒子直径 (朋)0.3〜09 実施例3 実施例4実施例5 1%   25%  1.5俤 40℃   20℃  45℃ 1%   5%   1チ 0.3〜1.0  [18〜23a2〜0.8[13チ
  α5チ  0.3チ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 内部に塩化ベンザルコニウム水溶液を含有し、外
    部が塩化ベンザルコニウムによシ水不溶化された酸性多
    糖類からなる防菌性粒状物。 2 酸性多糖類がカラギーナン、ファーセレラン、寒天
    、アルギン酸ナトリウム塩、ペクチン、カルボキシメチ
    ルセルロースナトリウム塩、カルボキシメチルグアナト
    リウム塩、アラビアガム又はこれらのうち2種以上から
    なることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の防菌
    性粒状物。 五 流動性を有する水溶性酸性多糖類α1乃至40チ水
    溶液1部と塩化ベンザルコニウムαo 1qbiH上の
    水溶液[11乃至5部の一方又は双方を攪拌しつつ接触
    せしめることを特徴トスル内部に塩化ベン゛ザルコニウ
    ム水溶液を含有し、外部が塩化ベンザルコニウムによシ
    水不溶化された酸性多糖類からなる防菌性粒状物の製造
    方法。 4、 酸性多糖類がカラギーナン、ファーセレラン、寒
    天、アルギン酸ナトリウム塩、ペクチン1、カルボキシ
    メチルセルロースナトリウム塩、カルボキシメチルグア
    ナトリウム塩、アラビアガム又はこれらのうち2種以上
    の組合せからなることを特徴とする特許請求の範囲第3
    項記載の製造方法。
JP68783A 1983-01-06 1983-01-06 防菌性粒状物及びその製造方法 Granted JPS59128324A (ja)

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JPH0465801B2 JPH0465801B2 (ja) 1992-10-21

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4797234A (en) * 1987-06-19 1989-01-10 Temple University Production of sustained release composition from salt-form reactants
FR2815355A1 (fr) * 2000-10-18 2002-04-19 Rhodia Chimie Sa Composition a base de polysaccharide anionique pour le soin du linge

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WO2002033034A1 (fr) * 2000-10-18 2002-04-25 Rhodia Chimie Composition a base de polysaccharide anionique pour le soin du linge
US8128712B2 (en) 2000-10-18 2012-03-06 Rhodia Chimie Process for protecting the colors of colored textile articles or for providing crease resistance to textile articles

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