JPS6110508A - カプセル及びその製法 - Google Patents
カプセル及びその製法Info
- Publication number
- JPS6110508A JPS6110508A JP13179084A JP13179084A JPS6110508A JP S6110508 A JPS6110508 A JP S6110508A JP 13179084 A JP13179084 A JP 13179084A JP 13179084 A JP13179084 A JP 13179084A JP S6110508 A JPS6110508 A JP S6110508A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrageenan
- capsule
- polyhydric alcohol
- sheet
- capsules
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- Pending
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- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はカラギーナンを含有する多糖類を主成分とする
カプセル及びその製法に関する。
カプセル及びその製法に関する。
[従来の技術]
従来、医薬、健康食品でのソフトカプセル基剤としては
ゼラチンが使用されているが、ゼラチンはそのゲル形成
能が低く、又、多価アルコールとの相溶性が悪いためソ
フトカプセルを作る場合例えば小麦胚芽油等内容物の溶
は出しを防ぐためゼラチンの固形分を40〜60重量%
とにし、且つ、融着性の面からカプセルの膜厚も厚くす
る必要があった。又、ゲルの保水力が比較的弱いため保
存中にカプセルの硬さが経時的に上昇して行く現象が見
られ、これが服用時に不快感をもたらす原因となってい
る。又ゼラチンからなるソフトカプセルは体内での崩壊
が充分には行なわれず、このためカプセル内の有用成分
が充分に吸収されないという欠点もある。又、ゼラチン
の固形分が高いためにソフトカプセル基剤のコストが高
くなるという欠点もある。
ゼラチンが使用されているが、ゼラチンはそのゲル形成
能が低く、又、多価アルコールとの相溶性が悪いためソ
フトカプセルを作る場合例えば小麦胚芽油等内容物の溶
は出しを防ぐためゼラチンの固形分を40〜60重量%
とにし、且つ、融着性の面からカプセルの膜厚も厚くす
る必要があった。又、ゲルの保水力が比較的弱いため保
存中にカプセルの硬さが経時的に上昇して行く現象が見
られ、これが服用時に不快感をもたらす原因となってい
る。又ゼラチンからなるソフトカプセルは体内での崩壊
が充分には行なわれず、このためカプセル内の有用成分
が充分に吸収されないという欠点もある。又、ゼラチン
の固形分が高いためにソフトカプセル基剤のコストが高
くなるという欠点もある。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明者はこの様な現状から上記の欠点を改良して、固
形分濃度が低くても充分なゲル化能を有する材料を種々
検討し、カプセルに充分な柔軟性を付与する溶奴な種々
検討した結果、カラギーナンを含有する多糖類に多価ア
ルコールを加えた基剤からなるカプセルがカプセルの不
崩壊分が無く優れた柔軟性を示し不快感のないことを見
出し、本発明に到達したものである。即ち、本発明の目
的は膜厚が薄く、不快感のないカプセルを提供すること
にある。
形分濃度が低くても充分なゲル化能を有する材料を種々
検討し、カプセルに充分な柔軟性を付与する溶奴な種々
検討した結果、カラギーナンを含有する多糖類に多価ア
ルコールを加えた基剤からなるカプセルがカプセルの不
崩壊分が無く優れた柔軟性を示し不快感のないことを見
出し、本発明に到達したものである。即ち、本発明の目
的は膜厚が薄く、不快感のないカプセルを提供すること
にある。
[問題点を解決するための手段]
本発明の要旨は少なくともカラギーナンを含有した多糖
類と多価アルコールとを含有する基剤からなるカプセル
にあり、さらに、水/多価アルコールの比率が9515
乃至40/60である多価アルコール水溶液に少なくと
もカラギーナンを含有する多糖類を濃度30重量%以下
になるよう溶解した溶液からシートを作成し、該シート
をその融点以上に加熱して凹状に打ち抜き、打ち抜かれ
た2つで1組の凹状物を互いに融着させ乾燥することを
特徴とするカプセルの製法にある。
類と多価アルコールとを含有する基剤からなるカプセル
にあり、さらに、水/多価アルコールの比率が9515
乃至40/60である多価アルコール水溶液に少なくと
もカラギーナンを含有する多糖類を濃度30重量%以下
になるよう溶解した溶液からシートを作成し、該シート
をその融点以上に加熱して凹状に打ち抜き、打ち抜かれ
た2つで1組の凹状物を互いに融着させ乾燥することを
特徴とするカプセルの製法にある。
本発明において多糖類としてはカラギーナンを含有して
いればよく、カラギーナン単独でも良いし、カラギーナ
ンと他の多糖類との組合わせでもよい。カラギーナンと
組合わせる多糖類の例としてはタブリントガム、ペクチ
ン、ゼラチン、アルキン耐塩、寒天、ファーセレラン、
セルロース誘導体、ローカストビーンガム、グアーガム
等を挙げることができる。カラギーナンと他の多糖類と
を組合わせる場合はカラギーナンが20重量%以以上型
れていることが好ましい。組合わせる多糖類の中ではガ
ラクトマンナンが好ましく中でもローカストビーンガム
が特に好ましい。
いればよく、カラギーナン単独でも良いし、カラギーナ
ンと他の多糖類との組合わせでもよい。カラギーナンと
組合わせる多糖類の例としてはタブリントガム、ペクチ
ン、ゼラチン、アルキン耐塩、寒天、ファーセレラン、
セルロース誘導体、ローカストビーンガム、グアーガム
等を挙げることができる。カラギーナンと他の多糖類と
を組合わせる場合はカラギーナンが20重量%以以上型
れていることが好ましい。組合わせる多糖類の中ではガ
ラクトマンナンが好ましく中でもローカストビーンガム
が特に好ましい。
多価アルコールとしては例えばソルビット、ブドウ糖、
蔗糖、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブタン
ジオール、グリセリンを挙げることができる。この多価
アルコールの中ではグリセリンがカラギーナンとの相溶
性に優れる点で好ましい。
蔗糖、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブタン
ジオール、グリセリンを挙げることができる。この多価
アルコールの中ではグリセリンがカラギーナンとの相溶
性に優れる点で好ましい。
多糖類と多価アルコールの比率はl : 500乃至2
0:lであることが好ましく、l:50乃至lO・lで
あることがより好ましい。多価アルコールの比率がこの
範囲より高いと多糖類が均一に溶解し難くなり、この範
囲より低いと乾燥後のカプセルが脆弱となり、保存時に
ひび割れが生じたり、服用時に不快感を伴なうおそれが
あり、好ましくない。
0:lであることが好ましく、l:50乃至lO・lで
あることがより好ましい。多価アルコールの比率がこの
範囲より高いと多糖類が均一に溶解し難くなり、この範
囲より低いと乾燥後のカプセルが脆弱となり、保存時に
ひび割れが生じたり、服用時に不快感を伴なうおそれが
あり、好ましくない。
カプセルは完全に乾燥して水を除去しても良いが、若干
量水が残存している方がカプセルに柔軟性が付与される
ため好ましい。
量水が残存している方がカプセルに柔軟性が付与される
ため好ましい。
カプセル基剤に存在する水分量は50重量%を越えない
ことが好ましい。これを越えると粘着性が生ずるため好
ましくない。柔軟性を考慮すると水分量は10乃至35
重量%であることがより好ましい。
ことが好ましい。これを越えると粘着性が生ずるため好
ましくない。柔軟性を考慮すると水分量は10乃至35
重量%であることがより好ましい。
本発明のカプセルの製法に関してはまず、水/多価アル
コールの比率が9515乃至40/60である多価アル
コール水溶液に少なくともカラギーナンを含有する多糖
類を濃度30重量%以下になるよう溶解するが、多糖類
としてカラギーナンと他の多糖類との混合物とする場合
はあらがじめカラギーナンと他の多糖類とを粉体でブレ
ンドし、これを多価アルコール水溶液に溶解させる方法
が好ましく用いられる。
コールの比率が9515乃至40/60である多価アル
コール水溶液に少なくともカラギーナンを含有する多糖
類を濃度30重量%以下になるよう溶解するが、多糖類
としてカラギーナンと他の多糖類との混合物とする場合
はあらがじめカラギーナンと他の多糖類とを粉体でブレ
ンドし、これを多価アルコール水溶液に溶解させる方法
が好ましく用いられる。
水と多価アルコールの比率は上記のように9515乃至
40/60である必要がある。 40/60より水が
少なくなると多糖類を溶解することが実質的に難かしく
なると同時にゲル化温度が著しく高くなるために凹状物
を融着するのが難かしくなるという欠点がある。唯しこ
の融着の場合は融着前に霧吹き等で溶融着面に水を吸収
させることによりこの欠点を改良することも可能である
。
40/60である必要がある。 40/60より水が
少なくなると多糖類を溶解することが実質的に難かしく
なると同時にゲル化温度が著しく高くなるために凹状物
を融着するのが難かしくなるという欠点がある。唯しこ
の融着の場合は融着前に霧吹き等で溶融着面に水を吸収
させることによりこの欠点を改良することも可能である
。
また、9515より水が多くなると多価アルコールの持
つ保水性を充分に発揮できなくなると同時にカプセルを
乾燥して薄膜にする時にカプセルがつぶれたり、しわが
よったりして不良品が出来易くなり好ましくない。
つ保水性を充分に発揮できなくなると同時にカプセルを
乾燥して薄膜にする時にカプセルがつぶれたり、しわが
よったりして不良品が出来易くなり好ましくない。
また、多価アルコール水溶液に溶解する多糖類の濃度は
0.1乃至50重量%であることが好ましく、0.■乃
至30重量%であることがより好ましい。さらに好まし
くは0.5乃至15重量%である。
0.1乃至50重量%であることが好ましく、0.■乃
至30重量%であることがより好ましい。さらに好まし
くは0.5乃至15重量%である。
50重量%を越えると均一に溶解するのが困難なり、O
,1重量%より低い濃度では多糖類のゲル化能が充分発
揮できなくなる。
,1重量%より低い濃度では多糖類のゲル化能が充分発
揮できなくなる。
本発明の製法においてはカラギーナンを含有する多糖類
を多価アルコール水溶液中に分散させ、75〜80℃に
加熱、多糖類を溶解させるか、該多糖類を水又は多価ア
ルコールの濃度の低い多価アルコール水溶液に加熱溶解
させた後所望量の多価アルコールを添加四合して得られ
る溶液を熱時スリットより押出したり、流延したりして
シート状に成形し、これを冷却することにより得ること
ができる。
を多価アルコール水溶液中に分散させ、75〜80℃に
加熱、多糖類を溶解させるか、該多糖類を水又は多価ア
ルコールの濃度の低い多価アルコール水溶液に加熱溶解
させた後所望量の多価アルコールを添加四合して得られ
る溶液を熱時スリットより押出したり、流延したりして
シート状に成形し、これを冷却することにより得ること
ができる。
このシートに第3成分を添加しておくことも可能であり
、この場合は上記加熱溶解した溶液に第3成分を添加し
てもよく、出来上がったゲルプレートに第3成分の溶液
又は分散液を塗布又は含浸してもよい。出来上がったゲ
ルプレートに後から第3成分を添加する場合、添加前に
ゲルプレートを乾燥し工含有する水分の少なくとも一部
を揮散せしめることが好ましい、水分を揮散させたゲル
プレートは吸水能が高く、低温度でも第3成分を高度に
吸収させることができる。第3成分としては香味料、砂
糖、塩、ハツカ成分等の調味料、薬効成分着色料等を挙
げることができる。
、この場合は上記加熱溶解した溶液に第3成分を添加し
てもよく、出来上がったゲルプレートに第3成分の溶液
又は分散液を塗布又は含浸してもよい。出来上がったゲ
ルプレートに後から第3成分を添加する場合、添加前に
ゲルプレートを乾燥し工含有する水分の少なくとも一部
を揮散せしめることが好ましい、水分を揮散させたゲル
プレートは吸水能が高く、低温度でも第3成分を高度に
吸収させることができる。第3成分としては香味料、砂
糖、塩、ハツカ成分等の調味料、薬効成分着色料等を挙
げることができる。
次にシートから凹状に打抜く方法としてはそのまま又は
必要に応じトリグリセライド等の剥離剤を片面に塗布後
、四部打抜き金型の直前で、加熱板等によりシートを加
熱して該シートの水中融点以−1,にした状態で四部打
抜き金型でカプセル化する。
必要に応じトリグリセライド等の剥離剤を片面に塗布後
、四部打抜き金型の直前で、加熱板等によりシートを加
熱して該シートの水中融点以−1,にした状態で四部打
抜き金型でカプセル化する。
ここで水中融点とは該シートを水中に入れた状態で加熱
してシートの形状が崩れる温度をいう。
してシートの形状が崩れる温度をいう。
打抜かれたカプセルは所望により小麦胚芽油、香味料、
砂糖、塩、ハツカ成分等の調味料、薬効成分、着色料そ
の他食品、嗜好品等を内部に入れ、2つで1組の凹状物
を互いに融着させ、乾燥すると薄膜化したカプセルがで
きあがる。融着にあたって融着すべき部分を水で濡らし
てもよい。
砂糖、塩、ハツカ成分等の調味料、薬効成分、着色料そ
の他食品、嗜好品等を内部に入れ、2つで1組の凹状物
を互いに融着させ、乾燥すると薄膜化したカプセルがで
きあがる。融着にあたって融着すべき部分を水で濡らし
てもよい。
通常、ゼラチン等の単独でゲル化能を有する多糖類は熱
可逆性ゲルを形成し、従って乾燥にあたって加熱するこ
とは好ましくないとするのが常識であるが、本発明のカ
プセルは予想に反して60〜120 ’Cという高温で
乾燥しても形態が崩れることがないという特徴を有する
。従って、内容物の変性がおこらない程度の温度で加熱
乾燥すればよく、カプセル基剤のために温度に制約を受
けることがない。例えば小麦胚芽油を封入した場合は3
0〜60°C程度で通風乾燥することが好ましい。
可逆性ゲルを形成し、従って乾燥にあたって加熱するこ
とは好ましくないとするのが常識であるが、本発明のカ
プセルは予想に反して60〜120 ’Cという高温で
乾燥しても形態が崩れることがないという特徴を有する
。従って、内容物の変性がおこらない程度の温度で加熱
乾燥すればよく、カプセル基剤のために温度に制約を受
けることがない。例えば小麦胚芽油を封入した場合は3
0〜60°C程度で通風乾燥することが好ましい。
乾燥したカプセルはシート作成時の水分含有量にもよる
が、通常ゲル融点が乾燥前より30〜40 ’C向上し
、カプセルの破壊強度も茗しく向上するため、膜厚が薄
くとも充分実用に供し得る。
が、通常ゲル融点が乾燥前より30〜40 ’C向上し
、カプセルの破壊強度も茗しく向上するため、膜厚が薄
くとも充分実用に供し得る。
[実施例]
本発明を以下に実施例を用いてさらに詳しく説明する。
実施例1
カウンターカチオンが主にナトリウムである精製カラギ
ーナン1.5部、精製ローカストビーンガム1.5部を
粉体混合し、これを水67部中に攪拌しながら分散させ
、これを攪拌下に85℃に加熱して溶解させ、均一な溶
液とした。この溶液にグリセリン30部を添加し、さら
に85℃に保ったまま5分間攪拌を続は均一に分散させ
た。この溶液を65℃に保温したストレージタンクに等
量にわけて入れ、夫々従来法と同様にしてスリットから
10℃に冷却した2gjのドラム上に流延して厚み0.
6 m mのシートを作成した。この各シートの接着面
の反対側にヤシ油をローラーアプリケータで塗布した後
70℃に加熱した加熱棒に各々接触させた後、従来法と
同じく四部打抜き金型部で小麦胚芽油を充填、カプセル
化した。このカプセルを40〜45℃の温風で1時間乾
燥して本発明のカプセルを得た。このカプセルは充分な
柔軟性を有しており、優れたソフトカプセルであった。
ーナン1.5部、精製ローカストビーンガム1.5部を
粉体混合し、これを水67部中に攪拌しながら分散させ
、これを攪拌下に85℃に加熱して溶解させ、均一な溶
液とした。この溶液にグリセリン30部を添加し、さら
に85℃に保ったまま5分間攪拌を続は均一に分散させ
た。この溶液を65℃に保温したストレージタンクに等
量にわけて入れ、夫々従来法と同様にしてスリットから
10℃に冷却した2gjのドラム上に流延して厚み0.
6 m mのシートを作成した。この各シートの接着面
の反対側にヤシ油をローラーアプリケータで塗布した後
70℃に加熱した加熱棒に各々接触させた後、従来法と
同じく四部打抜き金型部で小麦胚芽油を充填、カプセル
化した。このカプセルを40〜45℃の温風で1時間乾
燥して本発明のカプセルを得た。このカプセルは充分な
柔軟性を有しており、優れたソフトカプセルであった。
このカプセルの厚みは240#Lであった。
比較例1
グリセリン35部、ソルビトール5部、ゼラチン100
部、水80部の組成で通常のソフトカプセル製造と同様
の方法でカプセルを製造し、柔軟性、厚みを測定したと
ころ柔軟性は実施例1で得られたカプセルの0.3程度
であり、厚みは580#Lmであり、実施例1に比べは
るかに劣っていた。
部、水80部の組成で通常のソフトカプセル製造と同様
の方法でカプセルを製造し、柔軟性、厚みを測定したと
ころ柔軟性は実施例1で得られたカプセルの0.3程度
であり、厚みは580#Lmであり、実施例1に比べは
るかに劣っていた。
実施例2
多糖類を実施例1のカラギーナンとローカストビーンガ
ムの代りにカウンターカチオンがカリウムである精製カ
ラギーナン3部を用いた以外は実施例1と同様にしてカ
プセルを作成した。このカブ茎ルの厚みは210pm、
柔軟性は実施例1の約0.8であった。
ムの代りにカウンターカチオンがカリウムである精製カ
ラギーナン3部を用いた以外は実施例1と同様にしてカ
プセルを作成した。このカブ茎ルの厚みは210pm、
柔軟性は実施例1の約0.8であった。
実施例3
多糖類を実施例1のカラギーナンよローカストビーンガ
ムの代りにゼラチン2部とカウンターカチオンがカリウ
ムである精製カラギーナン1部を用いた以外は実施例1
と同様にしてカプセルを作成した。このカプセルの厚み
は280JLm、柔軟性は実施例1の約0.5であった
。
ムの代りにゼラチン2部とカウンターカチオンがカリウ
ムである精製カラギーナン1部を用いた以外は実施例1
と同様にしてカプセルを作成した。このカプセルの厚み
は280JLm、柔軟性は実施例1の約0.5であった
。
比較例2
カラギーナンの代りにゼラチン3部を用いた以外は実施
例2と同様の製造法でカプセルの作成を試みたが、カプ
セルを作ることはできなかった。
例2と同様の製造法でカプセルの作成を試みたが、カプ
セルを作ることはできなかった。
試験例1
日本薬局法[B]一般試験法の257崩壊試験法に従い
、実施例1〜3及び比較例1のカプセルの崩壊試験を行
った。カプセルは各々作成後室部で1ケ月間保存したも
の各6個を用いた。試験液として第1液を使用し、液温
37±2℃で20分間浸盪後崩壊状況を調べた。実施例
1〜3のカプセルは全て時間内に完全に崩壊したが、比
較例1のカプセル6個の内2個は崩壊せず、残り4個の
内2個が完全に崩壊したのみであった。
、実施例1〜3及び比較例1のカプセルの崩壊試験を行
った。カプセルは各々作成後室部で1ケ月間保存したも
の各6個を用いた。試験液として第1液を使用し、液温
37±2℃で20分間浸盪後崩壊状況を調べた。実施例
1〜3のカプセルは全て時間内に完全に崩壊したが、比
較例1のカプセル6個の内2個は崩壊せず、残り4個の
内2個が完全に崩壊したのみであった。
[効果]
本発明のカプセルは膜厚が薄く、優れた柔軟性を示し、
カプセルの不崩壊分が無く、不快感のないという特徴を
有し、カプセル製造にあたって乾燥温度にカプセル基剤
による制約がないという特徴を有する。
カプセルの不崩壊分が無く、不快感のないという特徴を
有し、カプセル製造にあたって乾燥温度にカプセル基剤
による制約がないという特徴を有する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、少なくともカラギーナンを含有した多糖類と多価ア
ルコールとを含有する基剤からなるカプセル。 2、多糖類がさらにガラクトマンナンをも含有している
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカプセル
。 3、カラギーナンとガラクトマンナンの比率が20:8
0乃至99:1であることを特徴とする特許請求の範囲
第2項記載のカプセル。 4、ガラクトマンナンがローカストビーンガムであるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第2項又は第3項記載の
カプセル。 5、水/多価アルコールの比率が95/5乃至40/6
0である多価アルコール水溶液に少なくともカラギーナ
ンを含有した多糖類を濃度30重量%以下になるよう溶
解した溶液からシートを作成し、該シートをその融点以
上に加熱して凹状に打ち抜き、打ち抜かれた2つで1組
の凹状物を互いに融着させ乾燥することを特徴とするカ
プセルの製法。 6、多糖類がさらにガラクトマンナンをも含有している
ことを特徴とする特許請求の範囲第5項記載のカプセル
の製法。 7、カラギーナンとガラクトマンナンの比率が20:8
0乃至99:1であることを特徴とする特許請求の範囲
第6項記載のカプセルの製法。 8、ガラクトマンナンがローカストビーンガムであるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第6項又は第7項記載の
カプセルの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13179084A JPS6110508A (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | カプセル及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13179084A JPS6110508A (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | カプセル及びその製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6110508A true JPS6110508A (ja) | 1986-01-18 |
Family
ID=15066192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13179084A Pending JPS6110508A (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | カプセル及びその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6110508A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH0376561A (ja) * | 1989-08-16 | 1991-04-02 | Unie Koroido Kk | 耐消化性腸内有用細菌及びその製法 |
FR2767070A1 (fr) * | 1997-08-08 | 1999-02-12 | Laurence Paris | Composition visqueuses aqueuses, limpides ou non, pour la fabrication de capsules molles et de capsules dures, et procede de fabrication de films pour de telles capsules |
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JPWO2002064120A1 (ja) * | 2001-02-13 | 2004-06-10 | 大正製薬株式会社 | 内服ゲル製剤 |
JPWO2004096283A1 (ja) * | 2003-05-02 | 2006-07-13 | 株式会社林原生物化学研究所 | ソフトカプセル皮膜及びソフトカプセル |
JP2007525551A (ja) * | 2003-04-14 | 2007-09-06 | エフ エム シー コーポレーション | カッパ−2カラゲニンを含有する均一で熱可逆性のゲルフィルム及びそれからつくったソフトカプセル |
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US7972620B2 (en) | 2002-04-04 | 2011-07-05 | Fmc Biopolymer As | Polysaccharide capsules and methods of preparation |
-
1984
- 1984-06-26 JP JP13179084A patent/JPS6110508A/ja active Pending
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