JPH05245366A - 内側面が非水溶化された皮膜を有するシームレスカプセルとその製造方法 - Google Patents

内側面が非水溶化された皮膜を有するシームレスカプセルとその製造方法

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JPH05245366A
JPH05245366A JP4678592A JP4678592A JPH05245366A JP H05245366 A JPH05245366 A JP H05245366A JP 4678592 A JP4678592 A JP 4678592A JP 4678592 A JP4678592 A JP 4678592A JP H05245366 A JPH05245366 A JP H05245366A
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gelatin
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gel
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JP4678592A
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Yoshimasa Kamaguchi
良誠 釜口
Toru Ono
徹 大野
Nobuyuki Shibata
伸之 柴田
Hidetsugu Ishida
英嗣 石田
Toshiya Ueki
利也 植木
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Morishita Jintan Co Ltd
Original Assignee
Morishita Jintan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 皮膜と内容物とからなるシームレスカプセル
において、上記皮膜がゼラチン以外のゲル形成成分を含
有し、上記内容物が上記ゼラチン以外のゲル形成成分を
ゲル化し得るゲル化剤を含有し、そして、皮膜と内容物
との界面で上記ゲル形成成分が上記ゲル化剤でゲル化さ
れることにより、上記皮膜の内側面が非水溶化されてい
るシームレスカプセル。 【効果】 親水性の内容物を内包させた場合でも長期間
にわたってゼラチン皮膜が膨潤、軟化または脆弱化しな
いシームレスカプセルおよびその製造方法が提供され
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシームレスカプセルおよ
びその製造方法に関し、特に、内側面が非水溶化された
皮膜を有するシームレスカプセルとその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ゼラチンの皮膜を有するシームレスカプ
セルは滴下法により安価かつ簡便に製造可能なので、従
来から各種の用途に使用されている。しかしながら、ゼ
ラチンは水溶性なので、カプセルの内容物は、一般に、
液状油または粉末懸濁油のような疎水性組成物に限定さ
れる。
【0003】水性媒体中に親水性成分を含有する親水性
組成物をゼラチン皮膜でカプセル化した場合はゼラチン
皮膜が水性媒体に相溶する。その結果、ゼラチン皮膜が
膨潤、軟化あるいは脆弱化する。そのことにより、カプ
セルからの内容物の漏れ、カプセルの相互付着および内
容物の経時的な皮膜への移行のような問題が生じる。ま
た、水分を含むゼラチンは変質し易く、カビのような菌
類が繁殖し易い。したがって、衛生面の問題も生じる。
【0004】特願平3-52639号公報には、親水性の内容
物とゼラチン皮膜との界面にショ糖の低級脂肪酸エステ
ルの膜を有するシームレスカプセルが開示されている。
【0005】しかしながら、ここで開示されている疎水
性の膜は低分子化合物の集合体なので、親水性物質が有
効に遮断されない。したがって、たとえば、このような
シームレスカプセルを長期間保存する場合、または30℃
を上回る比較的高温で保存する場合は、親水性物質の水
分が水蒸気としてゼラチン皮膜に透過移動し、上述の問
題が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題を解決するものであり、その目的とするところは、親
水性の内容物を内包させた場合でも長期間にわたってゼ
ラチン皮膜が膨潤、軟化または脆弱化しないシームレス
カプセルおよびその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明は、皮膜と内容物と
からなるシームレスカプセルにおいて、上記皮膜がゼラ
チンとゼラチン以外のゲル形成成分とを含有し、上記内
容物が上記ゼラチン以外のゲル形成成分をゲル化し得る
ゲル化剤を含有し、そして、皮膜と内容物との界面で上
記ゲル形成成分が上記ゲル化剤でゲル化されることによ
り、上記皮膜の内側面が非水溶化されているシームレス
カプセルを提供するものであり、そのことにより上記目
的が達成される。
【0008】本発明のシームレスカプセルは、a)ゼラチ
ンとゼラチン以外のゲル形成成分とを含有する均一混合
皮剤を提供する工程;b)上記ゼラチン以外のゲル形成成
分をゲル化し得るゲル化剤を含有する内容物を提供する
工程;およびc)少なくとも2重のノズルを有する多重ノ
ズルを用いて、滴下法により上記内容物を上記均一混合
皮剤で内包する工程;を包含する方法により製造される
ことが好ましい。
【0009】本発明のシームレスカプセルの皮膜を形成
するために用いられる均一混合皮剤はゼラチンとゼラチ
ン以外のゲル形成成分とを含有する。
【0010】本発明の均一混合皮剤に用い得るゼラチン
以外のゲル形成成分は、温度に依存しないゲル化特性を
有するゲル形成成分であれば特に限定されない。具体例
としては、カラギーナン、ファーセレランおよびアルギ
ン酸塩のような海藻抽出物、ローカストビーンガムおよ
びタマリンドガムのような植物種子多糖類、高メトキシ
ルペクチンおよび低メトキシルペクチンのような果実多
糖類、キサンタンガムおよびジェランガムのような微生
物多糖類、大豆蛋白質のような蛋白質、およびこれらの
混合物が挙げられる。
【0011】ゼラチンは本発明の均一混合皮剤中に皮剤
の総重量の65〜85重量%の量で含有されることが好まし
い。皮剤中に含有されるゼラチンの量が65重量%を下回
ると皮膜強度が低下し、85重量%を上回ると可塑性が低
下するからである。
【0012】本発明の均一混合皮剤に含有されるゼラチ
ン以外のゲル形成成分の量は皮剤の総重量の1〜20重量
%であることが好ましく、3〜15重量%であることがさ
らに好ましい。ゼラチン以外のゲル形成成分の量が1重
量%を下回ると本発明に於ける非水溶化された皮膜の形
成が困難となり、20重量%を上回ると皮膜粘度が上昇
し、カプセル形成が困難となるからである。
【0013】本発明の皮剤にはグリセリンおよびソルビ
トールのような可塑剤または保湿剤、および当上記技術
分野で通常用いられるその他の添加剤を適宜配合し得
る。
【0014】上述の成分を当上記技術分野で通常用いら
れる方法で混合することにより本発明の均一混合皮剤が
得られる。
【0015】本発明において上記皮剤で内包される内容
物は上記ゲル形成成分をゲル化し得るゲル化剤を含有す
る。
【0016】本発明の内容物に含有されるゲル化剤は、
内容物に溶解または懸濁し得るゲル化剤であれば特に限
定されない。
【0017】本発明の内容物に含有されるゲル化剤の具
体例としては、カリウムおよびカルシウムのような陽イ
オンを含む化合物(カラギーナンおよびファーセレラン
等を上記ゲル形成成分として用いる場合)、カルシウム
イオンを含む化合物(アルギン酸塩、ジェランガムおよ
び大豆蛋白質等を上記ゲル形成成分として用いる場
合)、キサンタンガムを含む化合物(ローカストビーンガ
ムを上記ゲル形成成分として用いる場合)、糖分または
アルコールを含む化合物(タマリンドガム等を上記ゲル
形成成分として用いる場合)、低いpH、好ましくは3.5以
下のpHを有する成分と砂糖のような糖類(糖度は55%以
上)とを含む化合物(高メトキシルペクチンを上記ゲル形
成成分として用いる場合)、カルシウム、マグネシウム
のような2価以上の陽イオンを含む化合物(低メトキシ
ルペクチンを上記ゲル形成成分として用いる場合)、お
よびローカストビーンガムを含む化合物(キサンタンガ
ムを上記ゲル形成成分として用いる場合)等が挙げられ
る。
【0018】これらのゲル化剤が本発明の内容物中に含
有される量は、内容物の種類、用いられるゲル形成成分
およびゲル化剤の組み合せ、並びに得られるカプセルに
要求される特性に依存して変化するが、一般に内容物中
0.001〜100重量%、好ましくは0.003〜70重量%の量で
あることが好ましい。内容物に含有されるゲル化剤の量
が0.001重量%を下回るとゲル形成成分をゲル化するこ
とが困難となるからである。
【0019】たとえば、ゲル形成成分として低メトキシ
ルペクチンを用い、ゲル化剤として塩化カルシウムを用
いる場合はゲル化剤を0.004〜1.0重量%の量で用いるこ
とが好ましい。
【0020】本発明の内容物は、少なくとも2重のノズ
ルを有する多重ノズルを用いる滴下法により上述の均一
混合皮剤で内包される。その際の操作条件は従来のカプ
セルを形成するための条件を使用し得る。また、本発明
においては皮膜総重量をカプセル総重量の5〜50重量%
の範囲となるようにシームレスカプセルを形成すること
が好ましい。この範囲外ではカプセル化が困難だからで
ある。
【0021】本発明のシームレスカプセルでは、カプセ
ル形成後に内容物に含有されるゲル化剤が皮膜に含有さ
れるゲル形成成分と接して反応することにより、内容物
に直接接する皮膜の内側面が架橋される。そのことによ
り、皮膜と内容物との界面において皮膜の内側部分が非
水溶化される。この皮膜の非水溶化部分は架橋されたゲ
ル化物からなるので良好な遮断特性を有し、たとえば、
水蒸気も有効に遮断する。その結果、内容物に含有され
る水分または酸性成分のようなゼラチンを浸蝕し得る成
分は皮膜の非水溶化部分に遮られ、皮膜のゼラチンを侵
さない。
【0022】従って、本発明で用い得る内容物は従来の
ようにゼラチンと相溶性を有しない疎水性組成物には限
定されない。本発明の内容物としては、たとえば、酸味
剤のような酸性物質または甘味剤を含有する水溶液、ア
ルコールおよびアミラーゼ等の酵素類、塩類のような親
水性組成物を用い得る。
【0023】本発明の好ましい実施態様では、カプセル
化工程の際に3重ノズルを用い、最外ノズルから皮剤
を、最内ノズルから内容物を、そして中間ノズルから水
およびゼラチンの両方と非相溶性の粘調液を同時に押し
出す滴下法により、内容物と皮膜との間に粘調液層を有
するシームレスカプセルが形成される。このような実施
態様では、シームレスカプセル形成工程中に内容物が皮
剤に接しないので、工程中には上記非水溶化部分が形成
されない。したがって、より均一な皮膜厚および球形を
有するシームレスカプセルが形成される。
【0024】その後、内容物と皮膜との間に形成された
上記粘調液層は凝集することにより皮膜の内側面から剥
離し、内容物の相中に沈澱する。その結果、内容物と皮
膜とが直接接することとなり、上述のように、皮膜の内
側面が非水溶化される。
【0025】本発明で用い得る粘稠液は100℃で1000cps
以下の粘度を有する水およびゼラチンの両方と非相溶性
の液体であれば特に限定されない。具体的には、HLB値
2〜8の非イオン系乳化剤(例えば、ショ糖脂肪酸エス
テル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、長鎖脂肪
酸トリグリセライドおよび中鎖脂肪酸トリグリセライド
のようなグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸
エステル、両性イオン系乳化剤のレシチン、およびこれ
らの混合物があげられる。このような粘調液体はカプセ
ル総重量の0〜50重量%の量で用いることが好ましい。
【0026】
【実施例】本発明を以下の実施例により更に詳細に説明
する。但し、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0027】
【実施例1】皮剤に低メトキシルペクチンを、内容物に
塩化カルシウムを含有させることにより、内部皮膜を有
するシームレスカプセルを製造した。
【0028】まず、MCT99.68重量部および塩化カルシウ
ム0.32重量部を混合することにより内容物を調製した。
【0029】次いで、ゼラチン12.00重量部、低メトキ
シルペクチン2.40重量部、D-ソルビトール1.60重量部お
よび水84.00重量部を混合することにより均一混合皮剤
を調製した。
【0030】そして、同心二重ノズルを用いて内側ノズ
ルから内容物を、外側ノズルからは皮剤を同時に二相ジ
ェットとし、12℃に冷却した植物油中に射出することに
よりシームレスカプセルを得た。
【0031】得られたシームレスカプセルをガラスビン
中に密栓し、室内に6ヶ月放置した場合と、40℃および
75%RHで1ヶ月放置した場合との状態を観察することに
より保存安定性を評価した。結果を以下の表1に示す。
【0032】
【実施例2】皮剤に低メトキシルペクチンを、内容物に
塩化マグネシウムを含有させることにより、耐酸性内部
皮膜を形成させ、内容物としてdl-リンゴ酸を充填した
シームレスカプセルを製造した。
【0033】まず、dl-リンゴ酸10.00重量部、塩化マグ
ネシウム0.50重量部、PEG400(平均分子量400を有するポ
リエチレングリコール、日本薬局方のマクロゴール400
の89.00重量部および甘味剤0.50を混合することにより
内容物を調製した。
【0034】次いで、ショ糖脂肪酸エステル80.00重量
部、l-メントール1.00重量部および香料19.00重量部を
混合することにより粘調液を調製した。
【0035】次いで、ゼラチン12.00重量部、低メトキ
シルペクチン2.40重量部、D-ソルビトール1.60重量部お
よび水84.00重量部を混合することにより均一混合皮剤
を調製した。
【0036】そして、同心三重ノズルを用いて内側ノズ
ルから内容物を、中間ノズルからは80℃に加熱した粘稠
液体を、外側ノズルからは皮剤を同時に三相ジェットと
し、12℃に冷却された植物油中に射出することによりシ
ームレスカプセルを得た。得られたカプセルは酸味の効
いた透明で食感及び呈味の良いものであった。
【0037】得られたシームレスカプセルを実施例1と
同様にして保存安定性について評価した。結果を以下の
表1に示す。
【0038】
【実施例3】皮剤にアルギン酸ナトリウムを、内容物に
塩化カルシウムを含有させることにより、耐酸性内部皮
膜を形成させ、内容物として梅肉エキスを充填したシー
ムレスカプセルを製造した。
【0039】まず、梅肉エキス10.00重量部、塩化カル
シウム1.00重量部およびPEG400の89.00重量部を混合す
ることにより内容物を調製した。
【0040】次いで、ショ糖脂肪酸エステル80.00重量
部、l-メントール5.00重量部および香料15.00重量部を
混合することにより粘調液を調製した。
【0041】次いで、ゼラチン13.60重量部、アルギン
酸ナトリウム0.80重量部、グリセリン1.60重量部および
水84.00重量部を混合することにより均一混合皮剤を調
製した。
【0042】上記の内容物、粘調液および皮剤を用いる
こと以外は実施例2と同様にしてシームレスカプセルを
得た。得られたカプセルは酸味の効いた、機能性に優れ
た梅カプセルであった。
【0043】得られたシームレスカプセルを実施例1と
同様にして保存安定性について評価した。結果を以下の
表1に示す。
【0044】
【比較例1】内容物に塩化マグネシウムを配合せず、皮
剤に低メトキシルペクチンを配合しないこと以外は実施
例2と同様にしてシームレスカプセルを製造した。
【0045】得られたシームレスカプセルを実施例1と
同様にして保存安定性について評価した。結果を以下の
表1に示す。
【0046】
【比較例2】内容物に塩化マグネシウムを配合しないこ
と以外は実施例2と同様にしてシームレスカプセルを製
造した。
【0047】得られたシームレスカプセルを実施例1と
同様にして保存安定性について評価した。結果を以下の
表1に示す。
【0048】
【比較例3】内容物に塩化カルシウムを配合せず、皮剤
にアルギン酸ナトリウムを配合しないこと以外は実施例
3と同様にしてシームレスカプセルを製造した。
【0049】得られたシームレスカプセルを実施例1と
同様にして保存安定性について評価した。結果を以下の
表1に示す。
【0050】
【比較例4】内容物に塩化カルシウムを配合しないこと
以外は実施例3と同様にしてシームレスカプセルを製造
した。
【0051】得られたシームレスカプセルを実施例1と
同様にして保存安定性について評価した。結果を以下の
表1に示す。
【0052】
【表1】 シームレスカプセルの安定性評価結果 実施例No 室内6ヶ月放置後 40℃、75%RH、1ヶ月放置後 実施例1 変化無し 変化無し 実施例2 変化無し 変化無し 比較例1 5日で付着、内容物漏れ 1日で付着、内容物漏れ 比較例2 5日で付着、内容物漏れ 1日で付着、内容物漏れ 実施例3 変化無し 変化無し 比較例3 3日で付着、内容物漏れ 1日で付着、内容物漏れ 比較例4 3日で付着、内容物漏れ 1日で付着、内容物漏れ
【0053】以上の結果から明らかなように、本発明の
シームレスカプセルは保存安定性に優れる。
【0054】
【発明の効果】親水性の内容物を内包させた場合でも長
期間にわたってゼラチン皮膜が膨潤、軟化または脆弱化
しないシームレスカプセルおよびその製造方法が提供さ
れた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 英嗣 大阪府大阪市中央区玉造1丁目1番30号 森下仁丹株式会社内 (72)発明者 植木 利也 大阪府大阪市中央区玉造1丁目1番30号 森下仁丹株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮膜と内容物とからなるシームレスカプ
    セルにおいて、該皮膜がゼラチンとゼラチン以外のゲル
    形成成分とを含有し、該内容物が該ゼラチン以外のゲル
    形成成分をゲル化し得るゲル化剤を含有し、そして、皮
    膜と内容物との界面で該ゲル形成成分が該ゲル化剤でゲ
    ル化されることにより、該皮膜の内側面が非水溶化され
    ているシームレスカプセル。
  2. 【請求項2】 a)ゼラチンとゼラチン以外のゲル形成成
    分とを含有する均一混合皮剤を提供する工程; b)該ゼラチン以外のゲル形成成分をゲル化し得るゲル化
    剤を含有する内容物を提供する工程;および c)少なくとも2重のノズルを有する多重ノズルを用い
    て、滴下法により該内容物を該均一混合皮剤で内包する
    工程;を包含するシームレスカプセルの製造方法。
JP4678592A 1992-03-04 1992-03-04 内側面が非水溶化された皮膜を有するシームレスカプセルとその製造方法 Pending JPH05245366A (ja)

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