JPS59126786A - 片面電気メツキ鋼板の製造法 - Google Patents

片面電気メツキ鋼板の製造法

Info

Publication number
JPS59126786A
JPS59126786A JP95183A JP95183A JPS59126786A JP S59126786 A JPS59126786 A JP S59126786A JP 95183 A JP95183 A JP 95183A JP 95183 A JP95183 A JP 95183A JP S59126786 A JPS59126786 A JP S59126786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
steel plate
protective
protective plating
grinding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP95183A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kureko
紅粉 寿雄
Nobukazu Suzuki
鈴木 信和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP95183A priority Critical patent/JPS59126786A/ja
Publication of JPS59126786A publication Critical patent/JPS59126786A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、片面電気メッキにおける非メッキ面のメッキ
液中での酸焼けを防止する片面電気メツキ鋼板の製造法
に関する。
自動車用鋼板として、片面電気メツキ鋼板が汎用されて
いるが、その連続的製造に当っては、各メソキセルにお
いて非メツキ面側に関し電解を行わないことによシ行う
一方、自動車用鋼板としては近年カチオン電着塗装が主
流と々りつつあるため、従来の亜鉛または亜鉛合金主体
の鋼板ではその塗膜の密着性に劣るだめ、FeまたはF
e −Zn系のメッキを最表層とすることが行なわれて
いる。
しかるに、本発明が対象とする片面電気メツキ鋼板の製
造の場合、ここに大きな問題がある。
すなわち、電気メッキに用いられるメッキ液のPHはた
とえば1〜2と低く、1だカチオン塗装の密着性向上に
よる耐食性改善のためのFeまだはFe −Zn系メッ
キを施す場合、陽極として不溶性陽極を用いたとき、陽
極酸化によpFe  濃度がたとえば2000〜500
0 ppmとなシ、かかるノソキ液に鋼板を通板させる
と、酸およびFe  のアタックによシ、非メッキ面(
裸面)の溶解(エツチング〕が起シ、非メッキ面が黒色
に変化し、光沢を失って商品価値が低下するとともに、
続くリン酸処理性を低下させる(以下この現象を「酸焼
け」という)。
この酸焼けを防止する手段として、たとえば特開昭54
−121241号公報記載のように、キレート樹脂を用
いる方法がある。しかし、キレート樹脂は高価であるば
かシでなく、上記のように特にFe −Zn系メッキの
場合のような4Fe  濃度の場合、Fe  の全てを
除去する能力がなく、せいぜい数十〜数百ppmのオー
ダーが限界である。他方、酸焼は面を硫酸で電解する方
法も考えられるが、この場合製品のメッキ面も溶解して
しまうし、酸焼けが極端に進行した場合には硫酸電解傾
よっても酸焼は面を改善することが出来ない。
このように、片面電気メツキ製造に当っては、酸焼けが
致命的な問題である。実際、鋼種にもよるけれども、通
常の冷延鋼板で1分間当シ1〜3Vm2.1リン入シ高
張力鋼板の場合で5〜10仏2の溶解による酸焼けがあ
る。
本発明は前記酸焼けの問題点を巧妙に解決したもので、
その後の化成処理性、しいては塗膜特にカチオン電着塗
膜の密着性の向上を図らんとするものである。
この目的に適う、本第1発明の要旨 は、鋼板の非メッキ面に、メッキ液中での酸焼は防止用
の保護メッキを施し、その後保護メッキを電解除去する
ことを特徴とする片面電気メツキ鋼板の製造法、にある
第2発明の要旨 は、鋼板の非メッキ面に、メッキ液中での酸焼は防止用
の保護メッキを施し、その後保護メッキを電解除去し、
次いで保護メッキ及び鋼板表面を機械的に研削除去する
ことを特徴とする片面電気メツキ鋼板の製造法、にある
第3発明の要旨 は、鋼板の非メッキ面に、メッキ液中での酸焼は防止用
の保護メッキを施し、その後保護メッキを電解除去し、
次いで保護メッキ及び鋼板表面を機械的研削によシ除去
し、しかる後その表面にNi。
Zn、Ti +Mrn+Co、Cu+Mo+W+Sn+
Crの群から選ばれた1積重たは2種以上の金属を付着
させることを特徴とする片面電気メツキ鋼板の製造法、
にある。
本発明の基本的な思想は、非メッキ面の酸焼は防止のた
めに、その非メッキ面にも保護メッキを行うことにより
その面を保護しようとするものである。この場合、保護
メッキそのものの機能は酸焼は防止にあわ、他方多量に
付着させるとすれば、メッキ液および電流の消費量が大
となるから、あくまでも保護の目的の範囲内で可能な限
シ微量のメッキを行わんとするものである。
一方、最終的に非メッキ面にはメッキが付着してはなら
ないので、これを除去する必要がある。
この手段として電解除去法を採る。除去法として、切削
手段を採用することも考えられ、そのためにナイロンブ
ラシ等を用いるが、この種の場合、板巾方向に均一に除
去し難く、その結果その後の化成処理性を悪化させる懸
念がある。また、研削方式では、除去ムラのために、保
護メッキ付着量はたとえl仏2以下の極薄メッキとする
必要があるけれども、非メッキ面への保獲メッキ時ライ
ンスピードが変った場合や板巾方向の不均一性のために
、極薄メッキの場合には、保護メッキが付着していない
個所が生じる危険性がある。そこで、保護メッキとして
はある程度厚い方が望ましい。この厚い保護メッキを除
去するためには、研削手段では無理であるため、電解除
去による除去法を用いて、工業的にみたときの信頼性を
担保しようとするものである。
また好適な例として、電解除去後、機械的研削が行なわ
れる。後に詳述するように、電解除去だけでは、メッキ
の前処理段階で劣化した裸面の化成処理性までも改善で
きなり0そこでこの改善のために、機械的研削工程を付
加する。
さらに、化成処理性を向上させるために、Ni等の金属
を電着させるのである。
次いで、さらに本発明を詳述する。
まず、第1図によって、本発明の概要について述べ、後
に各工程を分脱する。
対象冷延鋼板1は、メッキに先立って、公知の脱脂およ
び酸洗等の前処理工程z1を経た後、多数の横型メツキ
セル2,2・・・を備えたメッキ工程z2に搬送される
。その後、電解除去槽3を有する電解除去工程z3、ブ
ラシ4を有する研削工程z4、フラッシュメツキセル5
を有するフラッシーメッキ工程Z5を経て、成品とされ
る。第1図例は、横型メツキラインを示しであるが、竪
型メツキラインも可である。6はコンダクタ−ロールで
ある。
前処理後の鋼板1は、たとえば10基の横型メツキセル
2,2・・・を通る過程で、メッキ面(図示例では下面
)に所定のメッキが施されるとともに、非メッキ面(上
面)に本発明が特徴の一つとしている保護メッキが施さ
れる。このため、各セルにおけるメッキ液が満される上
セルおよび下セル内のそれぞれに陽極7が設けられ、こ
れに対してコンダクタ−ロール6.6・・・を介して鋼
板1が陰極に帯電情せられる。
陽極としては、可溶性陽極でもよいのであるが、取替等
の点を綜合的に考えると不溶性陽極が望ましい・メッキ
面に対するメッキの態様は限定されない。そのメッキが
単層であってもよいし、複層メッキであってもよい。複
層メッキの場合は、前段のセルと後段のセルとでそのメ
ッキ液組成が変えられる。この場合好ましいのは、下層
として防食を狙ったZnまたはZn合金層となし、上層
として化成処理性の向上のためにFeまたはFe合金た
とえばFe −ZnもしくはFe −Niとするもので
ある。単層の場合、Fe−Znメッキが好ましく、特に
Fe%が6θ%以上のものが望ましい。
このメッキ工程Znにおいて、前述の酸焼は防止のため
に、非メッキ面に保護メッキが行なわれる。
この保護メッキは、全セルで行ってもよいし、1つおき
のセルで行ってもよいし、入側の数セルのみなど適宜の
セルを選定すればよい。この選定に当っては、メッキ液
がたとえば硫酸浴である場合、鋼板の移動につれて約1
〜5 F!/m2分の割合でメッキ皮膜が溶解してしま
うので、メッキ工程中に保護メッキが溶解して裸面が露
出しないよう、保護メッキの目伺量、電流密度、鋼板の
搬送速度等から綜合的に判断する必要がある。
また保巡メッキは、メッキ工程Z2の出側で、最大3 
jj/m2、通常2g/rn2以下とするのが望ましい
保護メッキはあくまでも保護のためであり、後に除去す
るものであるから、メッキ液および電力の消費を考えれ
ば少い方が望ましい。他方、保護メンキ時の条件変動等
によシ、長手方向および巾方向に必らずしも均一に保護
メッキが形成されるとは限らないので、ばらつきを考え
ある程度の目付量、通常0.597m2以上の目付量を
目標とすべきである。
このように酸焼は防止のために形成された保護メッキは
、電解除去工程z3において除去される。
電解除去法としては、後述するように直接通電法であっ
てもよいし間接通電法であってもよい。電解液のPHは
全域が可能であるが、素地の溶解防止という点からPH
は高いのが望ましく、8〜11が好ましい。電解液とし
ては、Na2804 、 H2SO4まだはNaOH等
の導電性薬剤および必要によシPH調整剤が用いられる
。温度は0〜70℃の範囲、通常は常温〜50℃が採用
される。電解槽は竪型でちってもよい。電解時間は、メ
ッキ工程の出側での保護メッキの付着量から適宜法めれ
ばよく、通常ラインスピード60m/secの場合、素
地の溶解防止のために5秒以下とされる。
電解除去における通電に際しては、第2図に示す、直接
通電法を用いることができる。すなわち、下側陽極8お
よび上側コンダクタ−ロール9をフ。
ラス、上側陰極10および下側コンダクタ−ロール11
をマイナスに帯電させることによって、除去するもので
ある。他方、第3図に示すように、鋼板1を直接通電さ
せることなく、陽極8および陰極10との関係で、鋼板
1の上面を間接的にフ。
ラスに帯電させる間接通電法を用いてもよい。
なお、直接通電の場合メッキ面側の溶解を防ぐために、
メッキ面側に5〜20 A/dm 程度の防食電流を流
しておくのが望ましい。
直接通電法においては、鋼板の巾の変化によって、電流
の鋼板側部への巻込みがあり、メッキ面もとけてしまい
、公知のマスキング装置が必要となシ・その設備費が嵩
むしかつその制御も困難である。ただ、電力消費量は少
いので望ましい。これに対して、間接通電法では、マス
キング装置が不要であるから好ましいのであるけれども
、電力使用量が大きくなるのが欠点である。これらの点
を考えて、通電法を選定するべきである。
このような一連の工程によれば、メッキ工程での酸焼け
を保護メッキの存在によシ防止できる。
したがって、メッキ工程に由来する化成処理性の低下を
防止できるのである。
しかし、一方では次の問題点も残されている。
つまシ、メッキ前処理として酸洗等が行なわれる。
その結果、冷延鋼板に焼鈍中において形成されたMnの
表面製化度が酸洗によって溶出させてしまうことになる
。このMn濃化層は、鋼板表面の酸化膜を活性化(アノ
ード欠陥の形成)させる効果があるといわれておシ、化
成処理性の面からは、Mn濃化層の存在は有利である。
このことが理由となって、本発明に従って酸焼けを防止
したとしても、すてに酸洗工程において消失したMna
化層を回復することができず、もって化成処理性の向上
には一定の限界がある。さらに、電解除去時においてA
低PHの電解流条件とすると、Fe、−OH結合を有す
る酸化膜が形成されてしまい、化成処理性の低下を招く
このように、前処理工程でのMn濃化層の消失および電
解工程での酸化膜生成の問題点を好適に解決するのが、
続く機械的研消工程である。この研削を行うことによっ
て、消失したMn濃化層に代って、ブラシの当った部分
を活性化でき、また酸化膜を除去でき、もって化成処理
性の向上を達成できるのである。
しからば、薄メッキ後、酸化膜の形成防止のために、電
解除去を経ることなく直に研削を行えばよいとも考えら
れよう。しかし、研削方式は、保護メッキ除去の均一性
に欠け、まだ研削代も1基轟シ0.5 g/rn程度で
あシ大きくないし、したがってたとえばメッキ出側で2
9/m2の保護メッキを行ったならば、4基のブラシが
必要となるけれども、1基そのものの研削の均一性が確
保されていないので、ばらつきが倍加されてし壕う。こ
の点、研削に先立って、電解除去を行っておけば、研削
工程での負担が軽くなるし、かつ、保護メッキを研削と
相俟って結果的に均一に除去できる。
研削はたとえばナイロンブラシによって行う。
ブラシの太さ、腰の強さ、押込み圧、段数は研削すべき
保護メッキ皮膜の種類および残存付着量によって適宜選
択できる。通常、1段(基)当シ0、5 g/m2の付
着量の除去が可能である。また電解除去と研削とを併用
する場合、それらの除去量の配分は1:0〜2:1が望
ましい。
研削に当って、理想的には残存保護メッキ付着量を正し
くゼロにして裸面までも研削しないことである。しかし
、研削における不確実性がある故、裸面の表面から0.
05〜0.5μ程度までの研削を目標とすべきである。
もし、研削後、保護メッキ時に由来するZnが残ってい
ると、化成処理したとき、好ましくないホーバイト(H
opeite )[Zn3(PO4)2〕が生成するの
で、完全に除去するのが望ましい。
研削工程の後に、Ni等の金属を微量付着させる、いわ
ゆるフラッジ−メッキを行うことは特に好ましい。フラ
ッシュメッキは、通常のメッキ方法による。勿論、電気
メツキ方法以外に、置換メッキまたは蒸着メッキ等の方
法も可能である。
フラノシーメッキ金属としては、N l+ Z n +
 T t + Mn +Co+Cu+Mo+W+Sn+
Cr等の群から1種または2種以上用いることができる
。その中でも、Ni、Zn−Ni +S屯、 Mnは特
に好適である。
ところで、冷延鋼板の化成処理性向上のために、Ni等
の金属を付着させたシ、研削したシすること自体は公知
である。しかし、片面電気メツキ鋼板の製造時に当って
、酸焼けを起してしまったものに対して、上記公知法を
適用しても、化成処理性の改善に殆んど効果がない。こ
の点で、本発明では、酸焼は防止のだめの保護メッキを
一旦行い、しかる後これを除去して裸面を露出させた上
で、フラッジ−メッキを行うことによシ、フラノン−メ
ッキ本来の機能を発現させるという手法を採るものであ
シ、その意味するところが公知例とは異なるのである。
一般に、自動車用鋼板については、化成処理としてのリ
ン酸塩処理後はカチオン電着塗装が多く用いられる。こ
のカチオン電着塗装に対するリン酸塩処理としては、ホ
ーバイト型よりもホスホフィライト(Phosphop
hyllite ) [:Zn2Fe(PO4)2)型
が好ましいことが知られている。このホスホフィライト
はポーバイトが析出した後に、znの一部がFeに置換
することによって生成すると云われている。しだがって
、リン酸塩処理に当って、ホーバイト型いかに析出させ
、これをいかにホスホフィライトに置換するようになす
ことが重要である。
一方、ホーバイトの析出する核は、鋼板表面上のカソー
ド部でチシ、この核を起点として結晶が生長する。その
ために、リン酸塩処理の反応としては、アノード律速型
の反応を生じさせることが重要である。
そこで、前処理工程での酸洗等によって鋼板表面のMn
濃化層等のカソード部が除去され、リン酸塩処理性が劣
化したものを、本発明ではNi等をフラッシュメッキす
ることにより、カソード部の核を提供することによシ、
アノード律速型のリン酸塩処理性を促進させるのである
。また、Ni等を微量析出させることによシ、リン酸塩
結晶を微細化し、リン酸塩皮膜のポロシティ−を低減さ
せ、もって塗−装後の耐食性を向上させるものである。
このように、微量の金属を付着させるものであ1) 、
0.597m以上付着させると、かえって化成処理性が
悪くなる。したがって、0.OOl 97m2−0.5
¥m2、特に0.0197m〜0.197m が望まし
い。後述の実施例ではNiを主として例に挙げているが
、2,3の例から他の金属でもよいことが推測できよう
なお、化成処理に伴って、ホスホフィライト型リン酸塩
皮膜を形成できるというためには、P/P+Hの比、つ
tbホスホフィライト結量とホーバイト結晶との比が0
.8以上であることが必要とされ、P/P+Hの比が0
8以上であってはじめて塗装後の耐食性として満足でき
るものとなる。
第4図〜第7図に、走査型電子顕微鏡(SEM )によ
シ観察した結果を示した。各図は、各供試材にリン酸塩
処理した後の倍率1000倍の金属組織を示す写真であ
る。第4図は素材としての冷延鋼板で、浸漬タイプ化成
処理の典型的なホスホフィライト(板状)結晶がみてと
れる。第5図は、保護メッキを1.0 !Vrn2の目
付量で施した後、電解除去のみを行ったものである。こ
の図から、電解除去のみでは、部分的なスケやホーバイ
ト(針状)結晶がわずかKみられる。またホスホフィラ
イトも柱状結晶となっておシ、塗装耐食性の面からはや
や劣る。第6図は、L Ofj/m2の保護メッキ、電
解除去後に研削工程を付加したものである。スケやホー
バイトが皆無となってお9、またホスホフィライト結晶
寸法も微細化していることが判る。
第7図は同工程の後に、Niフラッシ一工程を加えたも
ので、ホスホフィライトがさらに微細化し、理想的な結
晶構造にほぼ近似していることがわかる。
以上詳述したように、本発明によれば、片面電気メツキ
鋼板の製造に当って、酸焼けを確実に防止でき、しかも
化成処理性および塗装後の耐食性に優れたものを提供で
きる。
次に実施例を示し、本発明の効果について説明する。
実施例 dl l 000mm×厚み0.5 mmの冷延鋼帯を
、アルカリ脱脂、HC6酸洗後、10個の電気メツキセ
ルを有する連続メツキラインにおいて、第1表に示すメ
ッキ浴を用い、片図Fe−Zn合金電気メッキを行った
第1表 その際、メッキ面の電流密度を60A/dm2とし、銅
帯の走行速′度を60 m/minとした。同時に酸焼
けを防止するため、非メッキ面にも同一メッキ浴を用い
、保護メッキを施し、さらに電解除去により保護メッキ
を除去し、さらに後処理として、研削、場合によっては
N1フラ、ンユメノキを施した。
その条件は、第2表の通シである。
第2表 また、それぞれ保護メッキ条件を変え、電解除去の有無
、研削の有無、N1フラツ7ユメツキの有無について実
施したサンプルを採取し、非メッキ面の外観を観察後、
化成処理を施し、化成処理性を調査するとともに、さら
に塗装後の耐食性についても調査した。化成処理および
塗装条件は、第3表の通9である。
第3表 これら一連の結果を第5表に示す。
また、第5表には、Nlフラノンユメノキ以外の結果も
示した。そのフラノ7ユメノキ条件は、第4表に示す通
りである。
かかる結果から、本発明法が醜貌は防止に優れ、かつ化
成処理性および塗装後の耐食性の向上に有効であること
が判る。また、研削およびフランシュメッキを施せばさ
らに好ましいことも判る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明法の具体例を示す概要図、第2図および
第3図は電解除去時の通電態様説明図、第4図〜第7図
は、各供試材に化成処理を施した後の金属表面組織の走
査型電子顕微鏡を用いた倍率1000倍の写真である。 1・・・鋼板、2・・・メツキセル、3・・・電解除去
槽、4・・・ブラシ、5・・・フラッシュメツキセル。 第4図     第5図 第6図     第7図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋼板の非メッキ面に、メッキ液中での酸焼は防止
    用の保設メッキを施し、その後保護メッキを電解除去す
    ることを特徴とする片面電気メツキ鋼板の製造法。
  2. (2)鋼板の非メッキ面に、メッキ液中での酸焼は防止
    用の保護メッキを施し、その後保護メッキを電解除去し
    、次いで保護メッキ及び鋼板表面を機械的に研削除去す
    るととを特徴とする片面電気メツキ鋼板の製造法。
  3. (3)鋼板の非メッキ面に、メッキ液中での酸焼は防止
    用の保護メッキを施し、その後保護メッキを電解除去し
    、次いで保護メッキ及び鋼板表面を機械的研削により除
    去し、しかる後その表面にNi +Zn+Ti +Mn
    +Co+Cu+Mo+W、5nzCrの群から選ばれた
    1種または2種以上の金属を付着させることを特徴とす
    る片面電気メツキ鋼板の製造法。
JP95183A 1983-01-07 1983-01-07 片面電気メツキ鋼板の製造法 Pending JPS59126786A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP95183A JPS59126786A (ja) 1983-01-07 1983-01-07 片面電気メツキ鋼板の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP95183A JPS59126786A (ja) 1983-01-07 1983-01-07 片面電気メツキ鋼板の製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS59126786A true JPS59126786A (ja) 1984-07-21

Family

ID=11487977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP95183A Pending JPS59126786A (ja) 1983-01-07 1983-01-07 片面電気メツキ鋼板の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59126786A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110359069A (zh) * 2019-07-16 2019-10-22 吉林大学 一种液相多金属混合增材制造装置及方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110359069A (zh) * 2019-07-16 2019-10-22 吉林大学 一种液相多金属混合增材制造装置及方法
CN110359069B (zh) * 2019-07-16 2021-01-29 吉林大学 一种液相多金属混合增材制造装置及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4464232A (en) Production of one-side electroplated steel sheet
JPS6121317B2 (ja)
JPS59200789A (ja) 電気メツキ鋼板及びその製造方法
JPS59126786A (ja) 片面電気メツキ鋼板の製造法
JPS62211397A (ja) 密着性に優れた亜鉛系合金メツキ鋼板の製法
JPS59126785A (ja) 片面電気メツキ鋼板の製造方法
JPH0663113B2 (ja) 化成処理性の優れたZn系電気めっき鋼板の製造方法
JPS6028918B2 (ja) 片面亜鉛系電気メッキ鋼板の非メッキ面の後処理方法
JPH0256437B2 (ja)
JPH0158276B2 (ja)
JP2528944B2 (ja) 化成処理性ならびに耐食性に優れたZn系合金電気めっき鋼板の製造方法
JPS59129793A (ja) Zn−Ni系片面電気メツキ鋼板と製造方法
JP3102785B1 (ja) 電気亜鉛めっき鋼板およびその製造方法
JPH01108396A (ja) カチオン電着塗装用ガルバニール鋼板の製法
JPH0369996B2 (ja)
JPS59126788A (ja) 片面電気メツキ方法
JPH0841681A (ja) Ni−Zn系合金めっき鋼板の製法
DE1934081C3 (de) Verfahren zur Verbesserung der ElektroschweiBbarkeit und der Korrosionsfestigkeit von galvanisch verzinktem
JPH0611919B2 (ja) 塗装後の耐食性に優れた冷延鋼板
JPH07316878A (ja) 表面外観に優れた電気亜鉛めっき鋼板の製造方法
KR860000015B1 (ko) 내식성 페인트 코팅이 된 우수한 인산염화능(phosphatizing property)을 가진 냉간압연 강스트립의 제조방법
JPH01219200A (ja) 片面が電気めっきされた鋼帯の製造方法及び装置
JPS637393A (ja) めつき密着性に優れたZn−Ni系電気めつき鋼板の製造方法
KR20050050174A (ko) 인산염처리성과 도장성이 우수한 고강도 고장력 강판의 제조방법
JPH10158885A (ja) リン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法