JPS59126744A - 耐食性に優れた銅合金 - Google Patents
耐食性に優れた銅合金Info
- Publication number
- JPS59126744A JPS59126744A JP47683A JP47683A JPS59126744A JP S59126744 A JPS59126744 A JP S59126744A JP 47683 A JP47683 A JP 47683A JP 47683 A JP47683 A JP 47683A JP S59126744 A JPS59126744 A JP S59126744A
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- JP
- Japan
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- corrosion resistance
- alloy
- copper alloy
- owt
- copper
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は優れた耐食性を有する銅合金で復水器、給水加
熱器、蒸留器、冷却器、造水装置などの熱交換器用の材
料として特に自動車等に用いられるラジェーターのタン
ク(容器)、チューブ(管)、フィン等の材料として最
適な銅合金に関するものである。
熱器、蒸留器、冷却器、造水装置などの熱交換器用の材
料として特に自動車等に用いられるラジェーターのタン
ク(容器)、チューブ(管)、フィン等の材料として最
適な銅合金に関するものである。
黄銅は一般に機械的性質や成形性が良好であり、そのほ
かの銅合金にくらべて価格も安いため、広範囲の用途で
使用されている。自動車用ラジェーターとしても好んで
使用されているが。
かの銅合金にくらべて価格も安いため、広範囲の用途で
使用されている。自動車用ラジェーターとしても好んで
使用されているが。
黄銅は環境によっては脱亜鉛腐食現象が起き。
これが大きな問題となっている。
自動車用ラジェーターは本体の温度を調節するために液
体を冷却媒体としてエンジンとラジェーターとを循環さ
せて熱を放散させるもので。
体を冷却媒体としてエンジンとラジェーターとを循環さ
せて熱を放散させるもので。
ラジェーターは冷却媒体と常時接触しており。
この冷却媒体により内面から腐食が生じる問題がある。
オだ、自動車の走行中にラジェーターは排気ガス、塩分
を含む海岸大気さらには工場大気のSO,ガス等にさら
されている場合には外面からも腐食される。
を含む海岸大気さらには工場大気のSO,ガス等にさら
されている場合には外面からも腐食される。
従来ラジェーターに使用されている材料としては銅65
wt% 、亜鉛35 wt%からなる黄銅が用いられ
ているが、腐食環境の悪化等により従来の黄銅を用いた
ラジェーターの寿命が短かくなりつつある。
wt% 、亜鉛35 wt%からなる黄銅が用いられ
ているが、腐食環境の悪化等により従来の黄銅を用いた
ラジェーターの寿命が短かくなりつつある。
さらにまた近年特にラジェーターチューブ(管)には従
来のカシメによるロックシームチューブにかわってコス
ト低減と生産効率の向上の面から高周波抵抗溶接または
高周波誘導溶接による銅合金溶接管が採用されるように
なってきた。しかしながら銅合金溶接管はその組織の特
異性からその溶接部は他の部分と比較して耐食性が大幅
に劣るという欠点を持っている。このことは銅合金溶接
管の使用上の大きな制約となる。さらには銅合金溶接管
の製造の際に溶接方法として高周波誘導溶接もしくは高
周波抵抗溶接を用いた場合その溶接方法の特徴から特に
溶接割れを発生しやすいという製造上の難点を持ってい
る。
来のカシメによるロックシームチューブにかわってコス
ト低減と生産効率の向上の面から高周波抵抗溶接または
高周波誘導溶接による銅合金溶接管が採用されるように
なってきた。しかしながら銅合金溶接管はその組織の特
異性からその溶接部は他の部分と比較して耐食性が大幅
に劣るという欠点を持っている。このことは銅合金溶接
管の使用上の大きな制約となる。さらには銅合金溶接管
の製造の際に溶接方法として高周波誘導溶接もしくは高
周波抵抗溶接を用いた場合その溶接方法の特徴から特に
溶接割れを発生しやすいという製造上の難点を持ってい
る。
このような状況から熱交換器特にラジェーターのタンク
(容器)、チューブ(管)、フィン等に耐食性の向上が
要求されると同時に溶接部位においては耐食性と同時に
溶接割れ感受性の低い材料の開発が望まれていた。
(容器)、チューブ(管)、フィン等に耐食性の向上が
要求されると同時に溶接部位においては耐食性と同時に
溶接割れ感受性の低い材料の開発が望まれていた。
この要求に対し、すでに黄銅に添加元素を加え、耐食性
を向上せしめんとする試みは過去にも多くなされてきて
おり、りん、錫、けい素を複合添加した黄銅は優れた耐
食性を有するといわれている。しかし、これは外部から
腐食に対して十分な耐食性を示すのみで、冷却媒体によ
る内部からの腐食に対しては十分な耐食性を示さないこ
とを本発明者らは知見した。
を向上せしめんとする試みは過去にも多くなされてきて
おり、りん、錫、けい素を複合添加した黄銅は優れた耐
食性を有するといわれている。しかし、これは外部から
腐食に対して十分な耐食性を示すのみで、冷却媒体によ
る内部からの腐食に対しては十分な耐食性を示さないこ
とを本発明者らは知見した。
本発明はかかる点に鑑み、りん、錫、けい素を複合添加
した黄銅を改良し、外部及び内部両方からの腐食に対し
て十分な耐食性を有する熱交換器用特にラジェーター用
材料として優れた銅合金を提供するものである。
した黄銅を改良し、外部及び内部両方からの腐食に対し
て十分な耐食性を有する熱交換器用特にラジェーター用
材料として優れた銅合金を提供するものである。
本発明は、亜鉛25〜40 wt係、りん0.005〜
0.070 wt係、錫0.05〜1. Owtチ、け
い素0、005〜1.0 wt%を含み、さらに鉄0.
005〜1. Owt係、鉛Q、005〜0.5 wt
%の白河れか1種又は2種を合計0.005〜1.3
wt係含み。
0.070 wt係、錫0.05〜1. Owtチ、け
い素0、005〜1.0 wt%を含み、さらに鉄0.
005〜1. Owt係、鉛Q、005〜0.5 wt
%の白河れか1種又は2種を合計0.005〜1.3
wt係含み。
残部銅及び不可避的な不純物からなる合金、及び該合金
を最終焼鈍後さらに3〜20係の加工度で冷間圧延をほ
どこしだ合金、及び該合金を最終焼鈍で結晶粒度が0.
015mm以下となるように調整したのち、さらに3〜
20係の加工度で冷間圧延をほどこした合金、及び該合
金を最終焼鈍で結晶粒度が0.015w以下となるよう
に調整された合金であって、優れた耐食性を有する銅合
金に関する。
を最終焼鈍後さらに3〜20係の加工度で冷間圧延をほ
どこしだ合金、及び該合金を最終焼鈍で結晶粒度が0.
015mm以下となるように調整したのち、さらに3〜
20係の加工度で冷間圧延をほどこした合金、及び該合
金を最終焼鈍で結晶粒度が0.015w以下となるよう
に調整された合金であって、優れた耐食性を有する銅合
金に関する。
次に本発明合金を構成する合金成分及び内容の限定理由
を説明する。銅と亜鉛は本発明合金の基本成分となるも
ので加工性1機械的強度にすぐれていると共に熱伝導性
にもすぐれている。
を説明する。銅と亜鉛は本発明合金の基本成分となるも
ので加工性1機械的強度にすぐれていると共に熱伝導性
にもすぐれている。
亜鉛含有量を25〜40 vytlとする理由は、亜鉛
含有量が25 wt%未満では加工性が悪くなること及
び亜鉛含有量が40 wt%をこえると銅−亜鉛合金に
おけるβ相の析出がみられ、耐食性及び冷間加工性が悪
くなるためである。りんの含有量をo、 o o s〜
0.070 wtチとする理由は。
含有量が25 wt%未満では加工性が悪くなること及
び亜鉛含有量が40 wt%をこえると銅−亜鉛合金に
おけるβ相の析出がみられ、耐食性及び冷間加工性が悪
くなるためである。りんの含有量をo、 o o s〜
0.070 wtチとする理由は。
9ん含有量が0.005 wt%未満では耐食性の改善
がみられず、逆にりん含有量が[1070wt4を越え
ると耐食性は改善されるが1粒界腐食の徴候が見られる
ためである。錫の含有量を0.05〜1. Owt%と
する理由は、錫の含有量がα05wt%未満では耐食性
の改善が認められず、またt o wt%を越えるとそ
の効果が飽和するためである。けい素の含有量をo、
o o s〜1.OW鏝とする理由は、けい素の含有量
がαO05wt%未満では耐食性の改善が認められず、
また1、0wt%を越えるとその効果が飽和するととも
に、逆に内面からの腐食に対する耐食性が劣化するため
である。
がみられず、逆にりん含有量が[1070wt4を越え
ると耐食性は改善されるが1粒界腐食の徴候が見られる
ためである。錫の含有量を0.05〜1. Owt%と
する理由は、錫の含有量がα05wt%未満では耐食性
の改善が認められず、またt o wt%を越えるとそ
の効果が飽和するためである。けい素の含有量をo、
o o s〜1.OW鏝とする理由は、けい素の含有量
がαO05wt%未満では耐食性の改善が認められず、
また1、0wt%を越えるとその効果が飽和するととも
に、逆に内面からの腐食に対する耐食性が劣化するため
である。
鉄の含有量をo、 o o s〜1. Owt%とする
理由は、鉄の含有量がo、 o o s wt’1未満
では耐食性特に溶接した場合溶接部の耐食性の改善が認
められず、また1、 Owt%を越えるとその効果が飽
和するためである。鉛の含有量をα005〜α3wt%
とする理由は、鉛の含有量が0. O05wt4未満で
は耐食性の改善が認められず、またα3wt1を越える
と加工性が劣化するためである。
理由は、鉄の含有量がo、 o o s wt’1未満
では耐食性特に溶接した場合溶接部の耐食性の改善が認
められず、また1、 Owt%を越えるとその効果が飽
和するためである。鉛の含有量をα005〜α3wt%
とする理由は、鉛の含有量が0. O05wt4未満で
は耐食性の改善が認められず、またα3wt1を越える
と加工性が劣化するためである。
以上のようにりん、錫、けい素、鉛を添加するととKよ
って素材に耐食性を付加し、鉄を添加することによって
素材及び溶接部に耐食性を付加するものである。
って素材に耐食性を付加し、鉄を添加することによって
素材及び溶接部に耐食性を付加するものである。
さらに結晶粒度を0.015w以下に限定した理由につ
いて説明する。高周波抵抗溶接あるいは高周波誘導溶接
によって起こる溶接割れρ原因を調査した結果1本発明
者らは溶融した母材金属と接触していると粒界が脆化し
て軽い衝撃を受けた場合、溶接割れが発生することを知
見した。そこでこのよう々現象について種々の調査を行
なった結果、結晶粒度を小さくするととKよりこのよう
な現象を大幅に抑制することができることを知見した。
いて説明する。高周波抵抗溶接あるいは高周波誘導溶接
によって起こる溶接割れρ原因を調査した結果1本発明
者らは溶融した母材金属と接触していると粒界が脆化し
て軽い衝撃を受けた場合、溶接割れが発生することを知
見した。そこでこのよう々現象について種々の調査を行
なった結果、結晶粒度を小さくするととKよりこのよう
な現象を大幅に抑制することができることを知見した。
さらに本発明者らは耐食性に及はず結晶粒度の影響につ
いても調査した結果、耐食性とくに耐脱亜鉛腐食性は結
晶粒度の影響を受は結晶粒度を小さくすることにより耐
食性を向上させることができることを知見した。結晶粒
度を0.015m+以下に限定した理由は、結晶粒度が
0.015mを越えると溶接割れが発生しやすくなり、
また耐食性の劣化が認められるためである、 また1本発明合金をJ%終焼鈍したのち、さらに3〜2
0チの加工度で冷間圧延をほどこす理由は、冷間圧延を
ほどこすことにより本発明合金のはんだ付は性が向上す
るためであるが、加工度が3係未満でははんだ付は性の
向上が認められず、また20%を越えると機械的強度が
高くなりすぎ、成形性とぐにラジェーターチューブ加工
時の成形性が劣化するためである。
いても調査した結果、耐食性とくに耐脱亜鉛腐食性は結
晶粒度の影響を受は結晶粒度を小さくすることにより耐
食性を向上させることができることを知見した。結晶粒
度を0.015m+以下に限定した理由は、結晶粒度が
0.015mを越えると溶接割れが発生しやすくなり、
また耐食性の劣化が認められるためである、 また1本発明合金をJ%終焼鈍したのち、さらに3〜2
0チの加工度で冷間圧延をほどこす理由は、冷間圧延を
ほどこすことにより本発明合金のはんだ付は性が向上す
るためであるが、加工度が3係未満でははんだ付は性の
向上が認められず、また20%を越えると機械的強度が
高くなりすぎ、成形性とぐにラジェーターチューブ加工
時の成形性が劣化するためである。
このような本発明合金は良好な耐食性、特に従来知られ
ていたりん、錫、けい素を複合添加した黄銅の内部から
の腐食に対する敏感性を改良し、外部、内部両面からの
腐食に対し優れた耐食性及び耐溶接割れ性を示すととも
にはんだ付は性も良好な合金であるため、熱交換器用特
にラジェーター用銅合金として適した材料である。
ていたりん、錫、けい素を複合添加した黄銅の内部から
の腐食に対する敏感性を改良し、外部、内部両面からの
腐食に対し優れた耐食性及び耐溶接割れ性を示すととも
にはんだ付は性も良好な合金であるため、熱交換器用特
にラジェーター用銅合金として適した材料である。
実施例
第1表に示す諸組成の合金を溶製し熱間圧延及び適宜焼
きなましを加えなから冷間圧延により1制厚さの板とし
、最終的に種々の温度で焼きなましを加え第2表に示す
結晶粒度に調整した。耐食性試験に供する溶接部材は第
2表に示された結晶粒度をもつ1關厚さの諸組成の合金
の突き合せT工G溶接することによって作製した。耐食
性試験は1tの蒸留水に(内面からの腐食を想定して) 炭酸水素ナトリウム 1.3 f/を硫酸ナトリウ
ム 1.5 f/を 塩化ナトリウム 1.6f/l を各々溶かした液を液温88℃に保持し、毎分100−
の空気を吹き込み、この液の中に500時間浸漬した。
きなましを加えなから冷間圧延により1制厚さの板とし
、最終的に種々の温度で焼きなましを加え第2表に示す
結晶粒度に調整した。耐食性試験に供する溶接部材は第
2表に示された結晶粒度をもつ1關厚さの諸組成の合金
の突き合せT工G溶接することによって作製した。耐食
性試験は1tの蒸留水に(内面からの腐食を想定して) 炭酸水素ナトリウム 1.3 f/を硫酸ナトリウ
ム 1.5 f/を 塩化ナトリウム 1.6f/l を各々溶かした液を液温88℃に保持し、毎分100−
の空気を吹き込み、この液の中に500時間浸漬した。
その時発生した最大脱亜鉛腐食深さを溶接部及び母材部
について測定し、これをもって耐食性を評価した。その
結果を第3表に示した。
について測定し、これをもって耐食性を評価した。その
結果を第3表に示した。
溶融した母材金属と接触した場合粒界が脆化して溶接割
れが発生することに対する耐性についての試験は第2表
に示される結晶粒度をもつ諸組成の合金を第1図に示さ
れるようにパイプ状に加工し、これを同一組成の融点+
50℃に保持された溶融金属に3秒間浸漬し、その後取
り出して保持炉中で付着している金属が溶融している状
態で第2図のように衝撃を加えた。その時変形したパイ
プ断面を顕微鏡によって観察し粒界破壊の有無を確認し
、これをもって溶接割れに対する耐性を評価した。その
結果を第4表に示しだ。
れが発生することに対する耐性についての試験は第2表
に示される結晶粒度をもつ諸組成の合金を第1図に示さ
れるようにパイプ状に加工し、これを同一組成の融点+
50℃に保持された溶融金属に3秒間浸漬し、その後取
り出して保持炉中で付着している金属が溶融している状
態で第2図のように衝撃を加えた。その時変形したパイ
プ断面を顕微鏡によって観察し粒界破壊の有無を確認し
、これをもって溶接割れに対する耐性を評価した。その
結果を第4表に示しだ。
さらに第2表に示された結晶粒度をもつ1諭厚さの合金
を第5表に示す加工度で冷間圧延を加えたのちはんだ付
は性試験に供した。はんだ付は性試験は直径80 mm
、深さ60謔の円筒形ルツボその中に降下速度25
my / sθCでサンプル(表面を清浄にしだ幅10
瓢、長さ50調の形状)を浸漬したときはんだ浴からサ
ンプルが受ける浮力とはんだ浴に引き込まれる力とが平
衡に達するまでの時間を測定し、これをもってはんだ付
は性を評価した。その結果を第6表に示した。
を第5表に示す加工度で冷間圧延を加えたのちはんだ付
は性試験に供した。はんだ付は性試験は直径80 mm
、深さ60謔の円筒形ルツボその中に降下速度25
my / sθCでサンプル(表面を清浄にしだ幅10
瓢、長さ50調の形状)を浸漬したときはんだ浴からサ
ンプルが受ける浮力とはんだ浴に引き込まれる力とが平
衡に達するまでの時間を測定し、これをもってはんだ付
は性を評価した。その結果を第6表に示した。
第3表、第4表、第6表かられかるように本発明合金は
脱亜鉛腐食に対して素材及び溶接した場合溶接部におい
て優れた耐食性を示すとともに耐溶接割れ性及びはんだ
付は性も良好な合金であることが判明した。
脱亜鉛腐食に対して素材及び溶接した場合溶接部におい
て優れた耐食性を示すとともに耐溶接割れ性及びはんだ
付は性も良好な合金であることが判明した。
すなわち比較合金(試料番号1〜10)では最大脱亜鉛
腐食深さが素材で152μ〜480μ。
腐食深さが素材で152μ〜480μ。
溶接部で248μ−’−761μに達するのに対し本発
明合金(試料番号11〜23)は素材で最低値18μ〜
最高値82μ、溶接部で最低値42μ〜最高値182μ
であり、耐脱亜鉛腐食性に優れていることが分る。そし
て本発明合金の中でも結晶粒度がaOf!5mm以下の
合金はより耐脱亜鉛腐食性に優れている。
明合金(試料番号11〜23)は素材で最低値18μ〜
最高値82μ、溶接部で最低値42μ〜最高値182μ
であり、耐脱亜鉛腐食性に優れていることが分る。そし
て本発明合金の中でも結晶粒度がaOf!5mm以下の
合金はより耐脱亜鉛腐食性に優れている。
寸た本発明合金は上記のように耐脱亜鉛腐食性に優れて
いるが、さらに結晶粒度が0015間以下であるもの(
試料番号12.14,16.18.20’)は第2図に
示される溶接割れ性の試験において。
いるが、さらに結晶粒度が0015間以下であるもの(
試料番号12.14,16.18.20’)は第2図に
示される溶接割れ性の試験において。
単に延性変形するのみで割れの発生がなく耐溶接割れ性
が改善される。逆に結晶粒度が0.015闇を越えるも
のについては粒界破壊を起こすので好ましくない。
が改善される。逆に結晶粒度が0.015闇を越えるも
のについては粒界破壊を起こすので好ましくない。
さらに本発明合金のうち加工度3〜20チの冷間圧延を
施したもの(試料番号11〜19)は同冷間圧延を施し
ていないもの(試料番号20〜23)のはんだ付は性の
評価(はんだ浴からサンプルが受ける浮力とはんだ浴に
引き込着れる力とが平衡に達するまでの時間による)に
おいて2.25〜2.43秒と比較的長時間かかるのに
比べてより短時間に平衡に達しはんだ付は性に優れてい
ることが分る。
施したもの(試料番号11〜19)は同冷間圧延を施し
ていないもの(試料番号20〜23)のはんだ付は性の
評価(はんだ浴からサンプルが受ける浮力とはんだ浴に
引き込着れる力とが平衡に達するまでの時間による)に
おいて2.25〜2.43秒と比較的長時間かかるのに
比べてより短時間に平衡に達しはんだ付は性に優れてい
ることが分る。
以上本発明合金は熱交換器用、特にラジェーター用とし
て極めて優れた特性を有するものである。
て極めて優れた特性を有するものである。
第1表
(単位wt係)
第2表
第3表
第4表
第5表
第6表
第1図は耐溶接割れ性の試験に用いる厚さ1簡の合金パ
イプの断面図、第2図は耐溶接割れ性の試験装置の概略
説明図である。 1:厚さ1ttasの合金パイプ(長さ10m)2:
自由落下体(重量200 gw )3:支持台 4:加熱保持炉 a;パイプ内径(e 20+m++’)b:パイプ外径
(022間) C:落下体2の落下路M(som) 特許出願人 日本鉱業株式会社 代理人 弁理士(7569)並川啓志
イプの断面図、第2図は耐溶接割れ性の試験装置の概略
説明図である。 1:厚さ1ttasの合金パイプ(長さ10m)2:
自由落下体(重量200 gw )3:支持台 4:加熱保持炉 a;パイプ内径(e 20+m++’)b:パイプ外径
(022間) C:落下体2の落下路M(som) 特許出願人 日本鉱業株式会社 代理人 弁理士(7569)並川啓志
Claims (4)
- (1) 亜鉛25〜40 wt% 、 りんQ、O
O5〜0.070wt係、錫0.05〜1. Owtチ
、けい素0.005〜1. Owtl+を含み、さらに
鉄0.005〜1. Owtチ、鉛α005〜0.3w
t係の内何れか1種又は2柵を合計o、 o o s〜
1.3 wtチ含み、残部銅及び不可避的不純物からな
る耐食性に優れた銅合金。 - (2) 最終焼鈍後さらに3〜20%の加工度で冷間
圧延を施した亜鉛25〜40 wt% 、 りん0、
005〜0.070 wt%、錫αo5〜1. Owt
%。 けい素0. OO5〜t Owt4を含み、さらに鉄0
005〜1. Owt係、鉛0.005〜0.3 wt
係の内何れか1種又は2種を合計0.005〜1.3w
tqb含み、残部銅及び不可避的不純物からなる耐食性
に優れた銅合金。 - (3) 最終焼鈍で結晶粒度が0.015mm以下と
なるように調整したのち、さらに3〜20チの加工度で
冷間圧延をほどこした亜鉛25〜40wt% 、りんα
OO5〜0.070wt%、錫0.05〜1. Owt
係、けい素0.005〜1. Owt係を含み、さらに
鉄0.0 O5〜1. Owt%、鉛0.0O5〜o、
s wt%の内何れか1種又は2種を合計0、005
〜1.3 wt%含み、残部鋼及び不可避的不純物から
なる耐食性に優れた銅合金。 - (4)最終焼鈍で結晶粒一度が0.015mm以下とな
るように調整された亜鉛25〜40 wt% 、 り
ん0005〜0.070 wt%、錫0.05〜1.O
wt% 、けい素0.0 O5〜1. Owt%を含み
、さらに鉄0.005〜1. Owt係、鉛0.0 O
5〜[13wt%の内何れか1種又は2種を合計o、
o o s〜1.3wt4含み、残部銅及び不可避的な
不純物からなる耐食性に優れた銅合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP47683A JPS59126744A (ja) | 1983-01-07 | 1983-01-07 | 耐食性に優れた銅合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP47683A JPS59126744A (ja) | 1983-01-07 | 1983-01-07 | 耐食性に優れた銅合金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59126744A true JPS59126744A (ja) | 1984-07-21 |
Family
ID=11474828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP47683A Pending JPS59126744A (ja) | 1983-01-07 | 1983-01-07 | 耐食性に優れた銅合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59126744A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016194123A (ja) * | 2015-04-01 | 2016-11-17 | Dowaメタルテック株式会社 | 低Pb黄銅棒材およびその製造方法 |
-
1983
- 1983-01-07 JP JP47683A patent/JPS59126744A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016194123A (ja) * | 2015-04-01 | 2016-11-17 | Dowaメタルテック株式会社 | 低Pb黄銅棒材およびその製造方法 |
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