JPS591240A - プラスチツク・金属箔複合罐の製造方法 - Google Patents

プラスチツク・金属箔複合罐の製造方法

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JPS591240A
JPS591240A JP57109787A JP10978782A JPS591240A JP S591240 A JPS591240 A JP S591240A JP 57109787 A JP57109787 A JP 57109787A JP 10978782 A JP10978782 A JP 10978782A JP S591240 A JPS591240 A JP S591240A
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heat
metal foil
plastic
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JP57109787A
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伊藤 宣二
俊文 棚橋
博 上野
小柏 清則
文雄 生島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、プラスチック・金属箔複合値の製造方法に関
するもので、より詳細には、金属箔積層体の覆いが肉厚
のプラスチック円筒体に熱接着により強固に密着した複
合罐を能率よく製造する方法に関する。
金属値は、はぼ完全な密封性、ガスバリヤ−性を有し且
つ形態保持性に優れた包装容器として長年使用されてき
たが、近年廃棄処理が困難なことから所謂罐公害の問題
があり、壕だ容器重量があり、包装コストも高いという
問題がある。
一方、プラスチックにより形成された容器は、軽量性に
優れており、包装コストも比較的低いという利点はある
が、器壁を通して無視し得ない量のガス透過を生じ、更
に金属罐のように美麗な印刷ができ々いという問題があ
る。
金属箔とプラスチックとの複合体から成る容器も、所謂
レトルトパウチのようなフレキシブル包装体の分野で広
く使用されているが、自動販売機で取扱い得るような形
態保持性のある容器の分野では未だ十分に成功するに至
っていない。例えば、形態保持性のあるプラスチック・
金属箔複合容器として、両端開口のプラスチック製胴の
外周面に金属箔積層体を巻き付け、貼着し、この両端開
口部に蓋体を係合させてヒートシールにより密封させた
ものが提案されている(特開昭52−39489号公報
)。
しかしながら、このタイプの複合プラスチック容器の製
造に際しては未だ解決すべき多くの問題がある。即ち、
この容器においては、積層体とプラスチック製胴部外側
面との密着が完全でなければ、この隙間を通してガスの
透過が無視し得々いものとなる。また、プラスチック製
胴部の内でも衛生的特性に優れているオレフィン系樹脂
は、接着性に乏しいため、用い得る接着剤はイソシアネ
ート系接着剤のように極く限られたものとなる。
しかしながら、ガスバリヤ−性のある金属箔よりも内側
にインシアネート系接着剤層が位置し、しかもとの罐胴
がレトルト殺菌のような苛酷な処理を受ける場合には、
接着剤層中の未反応物や分解生成物更に残留溶剤等がプ
ラスチック胴部を通して内容物側に透過する恐れがあり
、衛生的特性やフレーバー(香味)保持性の点で望まし
くない。
従って、本発明の目的は、プラスチック製円筒体とその
外側面に巻付けられた金属箔含有積層体とから成る複合
容器を製造するに際[−で、該円筒体と積層体とを強固
に密着させて、優れたガスバリヤ−性、香味保持性、衛
生的特性及びレトルト殺菌性を有するプラスチック・金
属箔複合端を製造する方法を提供するにある。
本発明の他の目的は、プラスチック類の肉厚円筒体に対
して金属箔含有積層体が熱接着されている構造のプラス
チックΦ金属箔複合罐の製造方法を提供するにある。
本発明の更に他の目的は、プラスチック円筒体を回転さ
せながら、その外表面への積層体の供給と積層体の熱接
着による巻付けとが円滑にしかも能率的に行われるプラ
スチック・金属箔複合端の製造方法を提供するにある。
の外表面のみを融解させ、金属箔、その一方の側の耐熱
性樹脂及びその他方の側の熱接着性変性樹脂層から成る
積層体を加熱して熱接着性変性樹脂層を融解させ、前記
積層体を、その熱接着性変性樹脂層が円筒体の熱可塑性
樹脂融解表面と接するように供給して、円筒体を回転さ
せながらその外表面全周にわたって積層体を熱接着させ
ることを特徴とするプラスチック・金属箔複合端の製造
方法が提供される。
てその外表面のみを融解させ、金属箔、その一方の側の
耐熱性樹脂及びその他方の側の熱接着性変性樹脂から成
る積層体を加熱して該接着性変性樹脂層を融解させ、前
記積層体を、その先端が耐熱性樹脂側に折り曲げられて
いる状・態で且つ積層体の熱接着性変性樹脂層が円筒体
の熱可塑性樹脂融解表面と接するように供給して、円筒
体を回転させながらその外表面全周にわたって積層体を
熱接着させると共に、積層体の折れ曲った先端と後端と
を熱接着させ、しかる後折り曲げ部を熱接着により固定
することを特徴とするプラスチック・金属箔積層体の製
造方法が提供される。
本発明を、添付図面に示す具体例に基づいて以下に詳細
に説明する。
第1図において、本発明によるプラスチック・金属箔複
合端1は、熱可塑性樹脂から成る肉厚の円筒体2とこの
円筒体の外側面に施された金属箔含有積層体3とから成
っている。
この肉厚の円筒体2は、熱可塑性樹脂の熱成形、例えば
射出成形、押出成形、ブロー成形、真空成形、圧空成形
等により形成される。この第1図に示す具体例の容器で
は、仁の円筒体2は熱可塑性樹脂を筒状乃至はパイプ状
に押出成形し、との筒乃至はパイプを一定寸法に切断す
ることにより形成されたものであり、その両端が開口端
4,5となっている。勿論、この容器は、射出成形、圧
空成形等で形成され一端4のみが開口した有底円筒体容
器であってもよい。
この筒状胴部2の外側面に施される積層体層6は、その
第2図の断面図から明らかな通り、金属箔6、金属箔外
側の耐熱性樹脂保護層7及び金属箔内側の熱接着性乃至
ヒートシール性の変性樹脂層8の積層体から成っている
積層体層6は、筒状胴部2の展開寸法よりもやや横方向
に大きい寸法を有するシートの形で筒状胴部2の外側面
に施され、その両端部が重ね合わされることにより継目
9を形成している。
この複合罐の製造工程を説明するための第6−A乃至ろ
−1図において、先ず円筒体2をマンドレル10で支持
して、一定方向に回転させると共に、この円筒体2の外
表面でバーナー11で加熱してその外表面の樹脂のみを
融解させる(第6−A図)○ 即ち、本発明の重要か特徴の一つは、この円筒体2が比
較的肉厚の熱可塑性樹脂から成ること、及びこのものが
比較的低い熱伝導性を有することを巧みに利用して、金
属箔含有積層体3を熱接着させるに先立って、その外表
面のみを融解させることに存する。
即ち、肉厚のプラスチック成形体と金属箔含有積層体と
を熱接着させる際の最も大きな問題点は、両者の界面に
おける樹脂同志の濡れを良好にするととが困難であり、
そのために良好な接着強度が得られないということであ
る。例えば、金属箔に隣接する熱接着剤層は、高周波誘
導加熱により容易に融解させ得るとしても、このような
手段では、金属箔とプラスチック成形体との接着力が極
めて低いレベルとなる。これは一方が融解相であっても
、他方が同相の場合には、それら界面での濡れが不完全
であるためであろう。このように、接着力が弱いと、レ
トルト殺菌のような苛酷な熱水処理条件或いは急激な温
度変化によって、円筒体と金属箔積層体との間で剥離が
進行するようになる。
また、この欠点を改善するために、金属箔側の熱接着剤
層のみならず、プラスチック成形品側をも高温に加熱し
ておくことが考えられるが、この場合には、プラスチッ
ク成形品が熱変形し、成形品としたことによる利点が失
われることになる。
本発明においては、熱可塑性樹脂から成る厚肉円筒体を
回転させながら、その外表面にバーナーを当てることに
より、成形体としての形態保持性や寸法精度を正確に維
持しながら、外表面の樹脂のみを融解させ、これにより
積層体と円筒体との界面での濡れを良好にして、優れた
接着強度の熱接着が可能となるものであり、特にレトル
ト殺菌に付した場合にも、優れた耐剥離性が達成される
ものである。
再び第3−A図に戻って、円筒体2を支持するマンドレ
ル2に近接j−で、積層体のアプリケーション(巻付用
)ロール12が配置されており、このアプリケーション
ロール12はマンドレル上の円筒体2と同期した速度で
1つマンドレル10と反対方向に駆動回転されている。
このアプリケーション・ロール12上に、積層体3を供
給する。
この供給路或いはアプリケーション・ロール12の周囲
には、高周波誘導加熱コイル13a、136等が配置さ
れている。かくして、積層体6は誘導加熱され、積層体
3の熱接着性変性樹脂層8(第2図参照)も融解される
ことに々る。
本発明においては、積層体3を正確に位置決めされた状
態で、円筒体2の表面に巻き付けることが望ま゛しい。
このために、第3−A図において、供給する積層体3は
、その先端14が耐熱性樹脂層7(第2図参照)の側に
折り曲げられており、この折り曲げられた先端14がア
プリケーションロール12に設けられた切欠き15と係
合することによって、正確に位置決めされた状態で且つ
滑りなl〜に搬送され、且つロール12と円筒体2との
ニップ点に供給されることになる。
尚、アプリケーション・ロール12には、格別の温度制
御手段は設けなくても良く、また適宜加熱手段や冷却手
段を所望により設けることもできる。
積層体6は、その熱接着性変性樹脂層8(第2図参照)
が円筒体2の熱可塑性樹脂融解表面と接するように供給
される。第3−8図は、積層体6が円筒体2とアプリケ
ーション・ロール12とのニップ位置に達しだ状態を示
し、とのニップ位置に積層体乙の先端が至るや否や、円
筒体2の融解樹脂表面と積層体6の融解熱接着剤層8と
の間に直ちに接着が生じる。
かくして、第3−c図に示すように、積層体6はアプリ
ケーションロール12からマンドレル10上の円筒体2
に乗り移り、円筒体2への積層体乙の巻き付けによる熱
接着が開始される。この巻き付けによる熱接着は、第3
−D図に示すように、円筒体2の全円周にわたって行わ
れる。
円筒体2への積層体6の巻き付けによる熱接着が終了し
た後も、第3−E図に示すように、必要によりマンドレ
ル10及びアプリケーション・ロール12の回転を更に
続行させて、積層体3と円筒体2との熱接着を全周にわ
たって均−且つ一様なものとすることができる。尚、こ
の図面に示す具体例では折り曲げられた先端14に後端
16(第3−D図参照)が重ね合されて、継目9となっ
ている。
最後に、第3−1図に示すように、マンドレル10とア
プリケーションロール12とを離隔させると共に、それ
らの回転を中止させ、重ね合せ継目9の部分を、高周波
誘導加熱コイル16C等からの加熱により、熱接着し、
固定する。
本発明によれば、このようにして熱可塑性樹脂から成る
円筒体2の外側表面に積層体3が強固に熱接着された複
合鑵が得られる。この複合罐はマンドレル10から抜き
取り、以後に述べる端蓋と係合させ、ヒートシール等に
より密封させて最終製品とする。
第4図は、第3−A乃至3−F図により得られる継目9
の断面を拡大して示すものであって、この継目9は折り
曲げられた先端14に対して後端16が重ね合せ接合さ
れたものであって、この先端14と後端16とは、同じ
熱接着性変性樹脂層8.8同志で熱接着されると共に、
折り曲げられた先端14においても、同じ耐熱性樹脂層
7,7同志が熱接着されるととKよって継目9の接着構
造が著しく強固なものとなっているという利点を有する
ものである。
本発明において、積層体3の供給方式は第3−A乃至3
−F図に示したものに限定されない。例えば、第5図に
おいて円筒体支持マンドレル10とアプリケーションロ
ール12との接線上に、一対(7)ニップロール17.
17を配置シ、コノニップロール17.17を通して、
アプリケーションロール12と円筒体2との間に、積層
体6を供給することもできる。この態様によれば、積層
体3として普通の積層シート、即ち先端が折り曲げられ
ていないシートを使用しても、円筒体2の外面に対する
積層体6の巻付による熱接着が円滑に行われる。
また、第6図において、積層体3を、円筒体2及びロー
ル12の接線方向から供給する代りに、横方向からアプ
リケーション・ロール12に先ス供給し、ガイド18に
より円筒体2とロール12とのニップ位置に案内するよ
うにしてもよい。この場合、アプリケーション・ロール
12内に高周波誘導加熱機構16dを設けることによっ
て積層体3を予備加熱してもよい。更に、第7図におい
て、マンドレル10に支持された円筒体2に積層体3が
捲き付けられ、熱接着が行われた後、これを急冷(クエ
ンチ)ロール19とこれを噛み合せることにより、熱接
着部を急冷し、接着部の固定を行ってもよい。
本発明において、円筒体2を構成する樹脂は、溶融可能
且つ熱成形可能なものであり、例えば低−2中−まだは
高−密度ポリエチレン、結晶性ポリプロピレン、結晶性
エチレン−プロピレン共重合体、プロピレン−ブテン−
1共重合体、イオン架橋オレフィン共重合体等のオレフ
ィン系樹脂;ポリスチレン、スチレン−ブタジェン共重
合体、スチレン−ブタジェン−了りリロニト11ル共重
合体等のスチレン系樹脂;ポリカーボネート;ポリエス
テル:ボリアミド;アクリル系樹脂:ポリアセタール樹
脂等が使用される。これらの内でも、経済性及び製造の
容易さの点では、オレフィン系樹脂が好ましく、レトル
ト殺菌性の点ではポリプロピレンが最も望ましい。円筒
体2の厚みは、0,2乃至3胴、特に0.5乃至1.0
鶴の範囲にあることが、形態保持性、熱接着操作の点で
有利である。
金属箔6としては、アルミ箔が好適であるが、所望によ
っては鉄箔、鋼箔、ブリキ箔等も使用され、その厚みは
所望のガスバリヤ−性が得られ、またカップ8への成形
が可能であるように、7乃至150ミクロン、特に9乃
至50ミクロンの範囲にあることが望ましい。
熱接着性変性樹脂層8としては、前述した円筒体2の構
成樹脂のみならず、金属箔6に対しても熱接着性を示す
熱可塑性樹脂が使用される。例えば、オレフィン系樹脂
に対しては、無水マレイン酸、アクリル酸、メタクリル
酸等のエチレン系不飽和カルボン酸乃至はその無水物で
グラフト変性されたオレフィン系樹脂が有利に使用され
る。また、ポリアミドに対しては、共重合或いはポリマ
ーブレンド等により変性されたポリアミド系樹脂、更に
ポリエステルに対しても、共重合或いはポリマーブレン
ド等により変性されたポリエステル系樹脂が使用される
。これらの熱接着性変性樹脂層8は、一般に1乃至30
ミクロン、特に2乃至10ミクロンの厚みを有すること
ができ、例えばサスペンション、エマルジョン、溶液、
粉末、フィルム等の形で金属箔に適用される。これらの
熱接着性変性樹脂層8は、単層でも複層構成であっても
よく、例えば金属側が変性樹脂層で、表面が円筒体構成
樹脂と同一の樹脂層から成るものも、本発明の目的に有
利に使用される。
耐熱性樹脂層7としては、エポキシ−フェノール系塗料
、エポキシ−アミノ系塗料、エポキシ−アクリル系塗料
、ビニル系塗料、ビニル−フェノール系塗料、ビニル−
エポキシ系塗料、ポリエステル系塗料等の各種塗膜や、
二軸延伸ポリエステルフィルム、二軸延伸ポリアミドフ
ィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルム等の機械的及
び熱的特性に優れたフィルムであることができる。第6
−A乃至3−F図に示す態様では耐熱性樹脂層7は熱可
塑性樹脂フィルムから成るべきである。
本発明方法において、バーナー11としては、都市ガス
、天然ガス、LPG等の気体燃料のバーナーが有利に使
用され、その炎の温度は一般に500乃至1oootr
の範囲にあるのが望ましく、円筒体2の外表面と炎との
短時間の接触により樹脂表面層の融解が生じるようなも
のであれば、特に制限を受けずに使用される。
プラスチック・金属箔複合端1の上方開口端4に施こす
蓋としては、第8及び9図に示す蓋体20が使用され、
この蓋体20は、例えばプレス成形で形成された平板状
のセンターパネル21とその周囲の断面がU字型の溝部
22とから成っている。このセンターパネル21には開
口すべき部分を区画するスコア23が設けられており、
このスコアで区画された部分には開封用タブ24が接合
されている0この蓋体20も、図示しないが金属箔とヒ
ートシール性樹脂との積層体から成るものであり、プラ
スチック・金属箔複合値の開口端部4を蓋体20のU字
溝22内に挿入し、このU字溝22の内外壁を開口端4
に対して押圧しつつ加熱することにより、ヒートシール
による密封が確実に行われる。このヒートシール部分の
加熱は、高周波誘導加熱により容易に行われ、−実加圧
はU字#1J22を一対の加圧ローラ(ピンチローラ)
間に通すことにより容易に行われる。一方、第10及び
11図に蓋20αは、複合端−1の下方開口端部5に適
用されるものであり、スコア及びタブが設けられていな
い点を除けば、第8及び9図のものと同様である。
以上の本発明によれば、ガスバリヤ−性、遮光性、軽量
性、密封信頼性及び形態保持性に優れたプラスチック・
金属箔複合端が少ない工程数でしかも容易に得られる。
本発明を次の例で説明する。
実施例1゜ 融点が159tZ’、密度力0.89 f /crtl
、 M I カ1.0のエチレン−プロピレンブロック
共重合体を用いて押出し成形法により内径が52.3m
、肉厚0、6 mmのパイプを成形した。
次に、20μ厚みのアルミ箔の上に、無水マレイン酸が
、カルボニル基濃度140m4q/100?重合体にな
るようにグラフト重合された変性ポリプロピレン樹脂p
owder(融点l5OC)を、塗布、融溶、圧延して
平均膜厚2μの被膜を形成した。
次に得られた積層体のアルミ箔面に印刷が施された厚さ
20μの2軸延伸ポリプロピレンフイルムをウレタン系
接着剤を用いて積層した0    ′次いで、前記エチ
レン−プロピレンブロック共重合体パイプを165簡の
長さに切断した。このパイプを図3に示すマンドレル1
0に挿入し、毎分20回転させながらバーナー11で、
表面層のみを加熱溶融させる。
一方、巾135mにスリットされた前記積層体を端部を
折り曲げて、アプリケーションロール12の切欠き15
にはさみ高周波誘導加熱コイル4゜4′で加熱し、前記
変性ポリプロピレン層を溶融させながら、アプリケーシ
ョンロールで胴トのニップ点に送り込む。
ニップに達すると同時に端部をはさんでいた切欠き15
は開き、前記積層体は、胴表面と熱接着されながら、マ
ントル6と共に回転して、語全体にわたってしわなしに
熱接着された後、折り曲げ部の外表面と変性ポリプロピ
レン樹脂被膜同志の熱接着により第5−E図のように熱
接着された。
この時肉厚胴と金属箔との接着強度は1.2に9/15
鴫巾であった。
次いで第3−Fに示されるように、高周波誘導加熱コイ
ルを内蔵したヒートバー160で、前記積層体の折り込
まれた延伸ポリプロピレンフィルム同志(図6の12)
を、押えつけながら、アルミ箔を高周波誘導加熱するこ
とにより熱融着させて、アルミ箔積層体で完全に覆われ
たプラスチック鐘胴を得た。
かくして得られたプラスチック鐘胴の一方の開口端に、
エポキシフェノール系塗料/100μアルミ箔150μ
ポリプロピレンの積層体から成る図7、図8に示すよう
なリキッドポータイブのスコアとタブを有する蓋体を被
蓋し、ロールによってスカート部を罐口部にクリンチす
ると同時に高周波誘導加熱することにより蓋の内面ポリ
プロピレンを罐胴の外面ポリプロピレン層に熱融着させ
た。この蓋体が設けられたプラスチック鑵にコーヒーを
250−充填し、プラスチック鑵の開口部に前記蓋体と
同じ構成の積層体から成る図9,10に示す形状の蓋体
を被蓋し、ロールによって罐口部をクリンチすると同時
に高周波誘導加熱することにより蓋の内面ポリプロピレ
ンを罐胴の外面ポリプロピレン層に熱融着させた。
かくして得られた密封罐を120C,50分間熱水式レ
トルト加熱殺菌処理した。この場合、プラスチック罐胴
の変形及びアルミ箔と外面2軸延伸ポリ/ロピレン層と
のデラミネーション、更にサイドラップ部のデラミネー
ション等の欠陥は全く認められなかった。次にタブ部か
ら開口し、内容品のコーヒーを試飲したところ、フレー
ノく−は非常に良好で、異味、異臭は全く認められなか
った。
実施例2゜ 図4に示すように、アプリケーションロールの代りに内
部に高周波加熱コイル13dを含んだ加熱ロール12と
搬送用ルリロール17,17を用いることと、積層材の
先端部を折り曲げず、長さを側円周にはソ等しい166
.1 trunにする以外は、全て実施例1と同様にし
て罐胴の全周に亘って積層体を熱接着した。積層体のつ
ぎ目はほとんどなかった。
実施例1と同様にして、イージーボーの蓋をし、コーヒ
ーを充填し、同様に他開口部を図10に示す蓋で熱接着
し密封した後、120tll’、30分でレトルト殺菌
した0この場合、プラスチック鐘胴の変形及びアルミ箔
と外面2軸延伸ポリグロピレン層とのデラミネーション
、更につぎ口部からのデラミネーション等の欠陥は全く
認められなかった。次にタブ部から開口し、内容品のコ
ーヒーを試飲したところ、フレーバーは非常に良好で、
異味、異臭は全く認められなかった。
更に1ケ月間室温で保存した後コーヒーを試飲したとこ
ろ、フレーバー、味ともに、レトルト直後とほとんど差
が感じられなかった。即ち積層体のつ力ぎ目からの酸素
透過量は無視できることが分った。
実施例ろ。
融点が1/5Otl?、密度75E 0.90 t /
cA、 M I 7548.0(7)[−チレンープロ
ピレン・ブロック共重合体を用いて射出成形法により、
開口部の内径が52.5問、側壁上部の内厚が0.8m
m、側壁下部の内厚が1.5咽、高さ130Bで端部が
5mmRである底部を有する図11に示すような有底筒
体を成形した。
次に融点145CのTダイ法により製膜された20μの
フィルムと密度0.89、Mllo、エチレン含有量3
5モルチの厚さのエチ°レンープロビレンランダム共重
合体フィルムと、融点が15”9C1密度が0.90 
f/crl、 MlがzOlx−1−vン含有1i4モ
ルチのエチレン−プロピレン−ブロック共重合体のTダ
イ法により製膜された厚さ50μのフィルムとを厚さ2
0μの軟質アルミニウム箔の両面にウレタン系接着剤を
用いて接着した。この積層体から円形のブランクを切り
出し、底部の形状に一致したような高さ6配のカップ状
のものをエチレン−プロピレン−ブロック共重合体層が
内面になるようにして成形した。
この成形体を前記エチレン−プロピレン−ブロック共重
合体の有底筒体の底部に嵌込み、高周波誘導加熱により
融着させた。
次に、12μの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフ
イルムと15μの軟質アルミ箔とをウレタン系接着剤を
用いて接着し、得られた積層体のアルミ箔の他の面上に
、カルボニル基濃度140meq/100f重合体にな
るように無水マレイン酸をグラフト重合された変性ポリ
プロピレン樹脂powder(融点)を塗布、融溶、圧
延して平均膜厚3μの被膜を形成した。次に前記有底筒
体を実施例1と同様にしてマンドレルに挿入し、表面を
バーナーで加熱しながら回転させる。
一方、巾129mmにスリットした前記積層体を図4に
示すように、ヒートロール12と筒体との接点の間に、
送りロール17.17を介して送り込む。
これにより、バーナーで表面を溶融された筒体と積層体
とは回転しながら筒体の外表面に沿って熱接着される。
積層体は筒体の外周に等しい長さ即ち、L64.8mm
になったところでカッター刃で切断し、筒体の全表面に
わたって、積層体の両端の間にすき間をほとんど生じさ
せないようにして、熱接着させる。更に接着を完全にす
る為に、バーナーは消した状態でもう一回転ヒーターロ
ールに接しながら回転させる。
かくして得られたプラスチック・金属箔複合罐にコーヒ
ーを250td充填し、エポキシフェノール系塗料/1
00μアルミ箔150μポリプロピレンの積層体から成
る8、9.10図に示すようなリキッドポータイブのス
コアとタブを有する蓋体を被蓋し、ロールによってスカ
ート部を罐口部にクリンチすると同時に高周波誘導加熱
することにより蓋の内面ポリプロピレンを罐口部のエチ
レン−プロピレン−ブロック共重合体に熱融着させた。
との密封端を120Cで30分間熱水式差圧レトルトで
加熱殺菌処理した。この場合、プラスチック金属箔複合
罐の変形及びアルミ箔積層体のデラミネーション等の欠
陥は全く認められなかった。また密封性も完全で、コー
ヒーの濡れは全く認められなかった。次にタブ部から開
口し、内容品のコーヒーを試飲したところ、美味であっ
た。
実施例4゜ 実施例乙に於て、積層体の長さを筒体の外円周に等しく
する代りに、実施例1のように先端を折り曲げて供給し
、折り曲げ部の外表面と変性ポリプロピレン樹脂被膜同
志の熱接着により熱接着したO かくして得られたプラスチック・金属箔複合罐にコーヒ
ーを250−充填し、エボキシフエノール系塗料/10
0μアルミ箔150μポリプロピレンの積層体から成る
第7.8.9図に示すようなリキッドポータイブのスコ
アとタブを有する蓋体を被蓋し、ロールによってスカー
ト部を罐口部にクリンチすると同時に高周波誘導加熱す
ることにより蓋の内面ポリプロピレンを鑵口部のエチレ
ン−プロピレン−ブロック共重合体に熱融着させた。こ
の密封罐を120Cで30分間熱水式差圧レトルトで加
熱殺菌処理した。この場合、プラスチック金属箔複合罐
の変形及びアルミ箔積層体のデラミネーション等の欠陥
は全く認められなかった。また密封性も完全で、コーヒ
ーの濡れは全く認められなかった。次にタブ部から開口
し、内容品のコーヒーを試飲したところ美味であった。
実施例5゜ 融点が254tr、密度が1.33r/i、テトラクロ
ルエタン/フェノール=6/4の混合溶剤ノ25Cでの
〔η〕が0.7のポリエチレンテレフタレート樹脂を用
いて、内径が52.6目、肉厚が0.6胴のパイプを成
形した。
次に、9μ厚みのアルミ箔と12μ厚みの2軸延伸ポリ
エチレンテレフタレートフイルムとをウレタン系接着剤
で積層した。この積層体のアルミ箔表面に、ポリエチレ
ンテレフタレートイソフタレート(テレフタル酸/イソ
フタル酸=9/1 )樹脂とポリブチレンエチレンテレ
フタレート(ブチレングリコール/エチレングリコール
=6/4)樹脂との8/2混合物((η)=0.55 
、 rrx pl 70tZ’)のpotndar を
塗布、融溶、圧延して、平均膜厚5μの変性コポリエス
テル樹脂層を設けた。
次いで、前記ポリエチレンテレフタレート樹脂パイプを
135+aの長さに切断した。このパイプをマンドレル
10に挿入し、回転させながら、バーナー11で表面層
のみを加熱溶融させる。
一方、巾135間にスリットされた前記積層体を端部な
折り曲げてアプリケーションロールの切欠き部15には
さみ、高周波誘導加熱コイル13α、16hで加熱し、
前記変性コポリエステル層を溶融させガから、アプリケ
ーションロールで、胴との接点迄送り込む。接点に達す
ると同時に端部をはさんでいた切り欠き15は開き、前
記積層体は、胴表面と熱接着されながら、マンドレル1
0と共に回転して、胴全体にわたって熱接着された後、
折り曲げ部の外表面と変性コポリエステル被膜同志の熱
接着により第3−E図のように熱接着される。
次いで第3−F図に示されるように、高周波誘導加熱コ
イルを内蔵したヒートバー13Cで前記積層体の折り込
まれた2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフイルム同
志を、押えつけながらアルミ箔を高周波誘導加熱するこ
とにより、熱融着させて、アルミ積層体で完全に覆われ
たプラスチック鎖側を得た。
かくして得られたプラスチック鎖側の一方の開口端に、
エポキシフェノール系塗料/100μアルミ箔150μ
変性コポリエステル(前記)の積層体から成る、第8図
、9図に示すようなリキッドポータイブのスコアとタブ
を有する蓋体を被蓋し、ロールによりスカート部を罐口
部にクリンチすると同時に高周波誘導加熱することによ
り蓋の内面コポリエステルを鐘胴の外面ポリエチレンテ
レフタレート層に熱融着させた。この蓋体が設けられた
プラスチック・金属箔複合罐にオレンジジュースを熱間
充填し、上記複合罐の開口部に前記蓋体と同じ構成の積
層体から成る第10.11図に示す形状の蓋体を被覆し
、ロールによって罐口部をクリンチすると同時に高周波
誘導加熱することにより、蓋の内面コポリエステルを鐘
胴の外面ポリエチレンテレフタレート層に熱融着させた
この罐に入ったジ二−スを、6ケ月間室温で保存した後
、リキッドボーを開口して試飲したところ美味であった
。またプラスチック、金属箔間及びサイドラップ部から
のデラミネーション、シール部からの洩れ等の欠陥は全
く認められなかった。
比較例11゜ 成形された肉厚のパイプをバーナーで加熱しないこと以
外は全て実施例1と同じ実験を行ったところパイプ表面
とアルミ箔との間の接着強度は非常に弱<(100t/
15mn巾)また、熱接着中にしわが入りやすかった。
実施例1と同0様にしてコーヒーを充填して120C1
30分のレトルト殺菌処理を行ったところ、アルミ箔と
肉厚パイプ表面との間でデラミネーションを生じた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるプラスチック・金属箔複合罐を
示す斜視図、 第2図は、第1図の複合罐の筒状胴部の層構成を示す断
面図、 第5−A図乃至第3−F図は、本発明の複合罐の製造工
程を示す説明図、 第4図は、第3−A図乃至第3−F図の工程に従って得
られた複合罐の継目を拡大して示す断面図、 第5図乃至第7図は本発明の複合罐の製造工程の他の態
様を示す図、 第8図は、本発明の複合罐の上方開口端に施す蓋を示す
斜視図、 第9図は、第8図の蓋の側断面図、 第10図は、本発明の複合罐の下方開口端に施す蓋を示
す斜視図、 第11図は、第10図の蓋の側断面図を示す。 1はプラスチック・金属箔複合罐、2は円筒体、6は金
属箔含有積層体、4は上方開口端、5は下方開口端、6
は金属箔、7は樹脂保護層、8は熱接着性樹脂層、9は
継目、10はマンドレル、11はバーナー、12は巻付
用ロール、16α及び13bは高周波誘導加熱コイル、
14は折り曲げられた先端、15は切り欠き、16は後
端、17はニップロール、18はガイド、19は急冷ロ
ール、20は蓋体を夫々示す。 特許出願人  岸 本   昭 第4図 1b 第5図 第6図 第7図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性樹脂から成る肉厚円筒体を、回転させな
    がら、バーナー或いは熱風で加熱してその外表面のみを
    融解させ、 金属箔、その一方の側の耐熱性樹脂及びその他方の側の
    熱接着性変性樹脂から成る積層体を加熱して該熱接着性
    変性樹脂層を融解させ、前記積層体を、その熱接着性変
    性樹脂層が円筒体の熱可塑性樹脂融解表面と接するよう
    に供給して、円筒体を回転させながらその外表面全周に
    わたって積層体を熱接着させることを特徴とするプラス
    チック・金属箔複合値の製造方法。
  2. (2)熱可塑性樹脂から成る肉厚円筒体を、回転させな
    がら、バーナー或いは熱風で加熱してその外表面のみを
    融解させ、 金属箔、その一方の側の耐熱性樹脂及び七の他方の側の
    熱接着性変性樹脂から成る積層体を加熱して該接着性変
    性樹脂層を融解させ、前記積層体を、その先端が耐熱性
    樹脂側に折り曲げられている状態で且つ積層体の熱接着
    性変性樹脂層が円筒体の熱可塑性樹脂融解表面と接する
    ように供給して、 円筒体を回転させながらその外表面全周にわたって積層
    体を熱接着させると共に、積層体の折れ曲った先端と後
    端とを熱接着させ、しかる後、折り曲げ部を熱接着によ
    り固定することを特徴とするプラスチック・金属箔積層
    体の製造方法。
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