JPS5912370Y2 - 二軸蝶番 - Google Patents

二軸蝶番

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Publication number
JPS5912370Y2
JPS5912370Y2 JP10064781U JP10064781U JPS5912370Y2 JP S5912370 Y2 JPS5912370 Y2 JP S5912370Y2 JP 10064781 U JP10064781 U JP 10064781U JP 10064781 U JP10064781 U JP 10064781U JP S5912370 Y2 JPS5912370 Y2 JP S5912370Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting plate
door
connecting member
rotating shaft
piece
Prior art date
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Expired
Application number
JP10064781U
Other languages
English (en)
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JPS5811066U (ja
Inventor
豊永 橋本
Original Assignee
富士精工株式会社
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Publication date
Application filed by 富士精工株式会社 filed Critical 富士精工株式会社
Priority to JP10064781U priority Critical patent/JPS5912370Y2/ja
Publication of JPS5811066U publication Critical patent/JPS5811066U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、対をなす取付板片の相対向する縁部にそれぞ
れ独立した回転軸を並行に軸承すると共に、連結部材の
両側縁に設ける軸受孔に上記回転軸を夫々回動自由に挿
通して取付板片相互を連結する一方、上記連結部材の一
側縁から一方の取付板片に向けて突片を延設し、この突
片と取付板片との間にバネを介挿して常には該一方の取
付板片と連結部材とを並行状に保って他方の取付板片に
備える回転軸を支点に取付板片相互の開閉を誘導するよ
うにしたことを特徴とする二輪蝶番に関するものである
従来から、気密,水蜜構造の扉の蝶番として二軸を有し
た蝶番が知られている。
この二軸蝶番は周知の様に扉を閉塞したのち更に扉を枠
体に圧締するとき両軸を支点に回動させ一方の取付板片
に対して他方の取付板片を扉の移動に伴わせて面方向の
移動を可能にし、これによって蝶番にか・る負荷を解消
して円滑な扉の圧締を容易にするものであるが、従来の
二軸蝶番は両軸が自由に回転できる状態にあるためその
双方が開閉時の回転支軸となって扉の枠体に対する収り
が不安定となり、ときには枠体と扉の間に介挿したシー
ル材が掻き削られたりする問題があった。
本考案は、この様な点に鑑み考案されたもので、上記二
軸蝶番において、常態における扉の開閉時、つまり対を
なす取付板片相互の開閉運動時には一方の軸が主動回転
軸となって開閉し、他方の軸は扉の圧締時にのみ回転軸
となるようその回動を規制して扉の開閉時における安定
を計ると共に、上述した様なシール材の掻き取りを有効
に解消するよう改良した二軸蝶番を提供することにある
以下、本考案を図示する実施例につき説明すると、第1
図は本考案に係る蝶番の正面図で、第2図は底面図、第
3図は第1図III− III線に沿って断面とした拡
大断面図で、第4,5図は使用状態を示す説明図で゛あ
る。
図面に示す符号1,2は取付板片で、3,4は取付板片
1,2の対向縁部に設けた軸受部であり、5,6はそれ
ぞれの軸受部に軸承させ互いに並行させた回転軸、7は
この両回転軸に両側縁に設ける軸受7L8,9を軸着し
て取付板片1,2を連結する連結部材である。
ここに示す軸受部3,4はそれぞれの取付板片1,2の
対向縁部の両端に一対宛設けてありそれそれ一方の軸受
部から軸端に鍔5’,6’を備えた回転軸5,6を通し
、この軸を前記連結部材7のそれそれの軸受孔8,9に
挿通し、更にその先端を他方C軸受部に通して貫通させ
ることによってそれぞれの軸受部に回転軸5,6を軸承
させ、併せて該両匣転軸間に連結部材7を渡し、取付板
片1,2を連紀するようにしてある。
尚、貫通した各回転軸の軸先端部には大径な頭部を有し
たネジ10.11を螺装して軸受部からの抜出しを阻止
するようにしてある。
一方、この様にして両回転軸間に渡された連結部材7は
回転軸6に軸着する側の側縁がら一方の取付板片2の方
向に突片12を延設し、この突片と取付板片2との間に
コイル状のバネ13を縮設し、このバネの反発力で常時
取付板片2と突片12とが並行に保たれるようにしてあ
る。
尚、図中14は取付板片2の側縁に連結部材7に対向さ
せて設けた枕部材で、上記バネの反発力で回転軸6を支
点に回動しようとする連結部材の回動を規制し、連結部
材7が一方の取付板片2に対し並行するように保持する
本考案の蝶番は上述の如く構威されるもので、次にその
作用並びに効果を第4,5図に基づき説明する。
第4,5図は本考案蝶番を防水扉20の蝶番に使用した
一例で、21は壁体22の開口部に収めた枠体、23は
この枠体の開口縁に沿って設けたシール材で、ここにお
ける蝶番は一方の取付板片1を枠体21側にビス止めし
、他方の取付板片2を扉20にビス止めしてそれぞれ固
定してある。
第4図は通常時における扉の閉塞状態を示したもので、
この状態から図中二点鎖線で示す開放状態間の開閉操作
は前記した如く連結部材7の突片12と取付板片2との
間に縮設したバネ13が作用してこの連結部材7を枕部
材14に当接し一方の回転軸6を支点にして回動するの
を拘束することから専ら他方の回転軸5を支点にして開
閉されることになる。
第5図は上記通常時における扉の閉塞状態から扉に装備
する図示しない締付装置を操作して扉20を枠体21に
対して接面状に押圧し、扉の周縁部背面に沿って突設す
るシール枠24を枠体に設けるシール材23に圧接した
密閉状態を示したもので、上記閉塞状態がら締付装置の
操作で扉2oが接面状に押圧されると、回転軸5を支点
に自由に回動する連結部材7はこの回転軸5を中心に回
動すると同時に、扉が枠体21に向けて直線的に移動す
るため、他方の回転軸6を支軸に回動してその突片12
をバネ13の反発に抗して取付板片2方向に近づけ、扉
の密閉を許すことになる。
従って、この密閉操作に際し、扉のシール枠24はシー
ル材戸23に対して略垂直に当接していくことになる。
そして、次にこの密閉状態から扉を開放するに当って締
付装置を緩めると、上記突片12によって圧縮されたバ
ネ13が復元するため先ず連結部材7が回転軸6を支点
に回動して接面した扉20を゜枠体21から直線的に引
き離し第4図の状態に戻すことになる。
この状態において連結部材7はバネ13によって回転軸
6を支点にしての回動を拘束されることから、扉20は
他方の回転軸5を支点に旋回状に回動し通常時の開閉に
戻されることになる。
以上説明の様に本考案の二軸蝶番は通常時には一方の回
転軸を取付板片と連結部材の突片間に介挿するバネによ
ってその回動を拘束し、専ら他方の回転軸を支軸とする
ことによって一軸の蝶番と同様の開閉が行われる一方、
扉の密閉時には扉の接面方向への移動に従って上記バネ
力に抗して拘束した回転軸を回動させ、これによって無
理なく扉を枠体に対して接面状に接近できるようにした
ものであり、従って扉の開閉操作時に二軸が自由に回動
することによって扉が不安定に開閉されるのが回避され
る一方、締付装置の緊締操作によって扉が密閉されると
きには拘束された回転軸が回動して枠体のシール材に対
して扉のシール枠が略直角に接近して圧接し、又、開放
時にはバネの作用でその逆に離れるため、シール枠の喰
い込みによってシール材が掻き削られたりすることがな
く極めて効果的に開閉操作することができる。
尚、前記実施例では回転軸6を支点にして一方の取付板
片2と連結部材7の突片12とが縮設したバネ13の反
発を受けて略並行の常態を保持するように枕部材14を
介挿したが、このバネ13を圧縮せずに常態のま・介挿
してその一方の端部を取付板片に固着し、他端を突片に
固着するようにすれば、取付板片と連結部材はこのバネ
によって常には一定の状態に保たれるので上記枕部材を
省略することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したもので、第1図は蝶番
の正面図、第2図は底面図、第3図は第1図III−
III線拡大断面図、第4図は本考案蝶番を防水扉に使
用した場合における扉の閉塞時の説明図、第5図は密閉
時における説明図である。 図中、1,2は取付板片、3,4は軸受部、5,6は回
転軸、7は連結部材、8,9は軸受孔、12は突片、1
3はバネである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対をなす取付板片1,2の相対向する縁部にそれぞれ軸
    受部3,4を備え、その夫夫に回転軸を軸承させて並行
    させると共に、該両回転軸を連結部材7の両側縁に備え
    る軸受孔8,9に回動自由に挿通し、該連結部材7を介
    して上記対をなす取付板片1,2相互を連結する一方、
    上記連結部材7には一側縁から一方の取付板片2に向け
    て並行状に突片12を延設し、該突片12と取付板片2
    との間にバネ13を縮設介挿するそ共に回転軸6を挾ん
    で反対側の連結部材7と取付板片2との間に枕部材14
    を介挿し、連結部材7を常には上記取付板片2に対して
    並行状に保たせると共に他方の取付板片1の軸受部3に
    軸承する回転軸5を主たる軸にして開閉動するように構
    戊してなる二軸蝶番。
JP10064781U 1981-07-08 1981-07-08 二軸蝶番 Expired JPS5912370Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10064781U JPS5912370Y2 (ja) 1981-07-08 1981-07-08 二軸蝶番

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10064781U JPS5912370Y2 (ja) 1981-07-08 1981-07-08 二軸蝶番

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5811066U JPS5811066U (ja) 1983-01-24
JPS5912370Y2 true JPS5912370Y2 (ja) 1984-04-14

Family

ID=29895331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10064781U Expired JPS5912370Y2 (ja) 1981-07-08 1981-07-08 二軸蝶番

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JP (1) JPS5912370Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5950316B1 (ja) * 2015-06-04 2016-07-13 いわきエンジニアリング株式会社 二軸ヒンジ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5811066U (ja) 1983-01-24

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