JPS5912140Y2 - パイプ溶接治具 - Google Patents
パイプ溶接治具Info
- Publication number
- JPS5912140Y2 JPS5912140Y2 JP5700679U JP5700679U JPS5912140Y2 JP S5912140 Y2 JPS5912140 Y2 JP S5912140Y2 JP 5700679 U JP5700679 U JP 5700679U JP 5700679 U JP5700679 U JP 5700679U JP S5912140 Y2 JPS5912140 Y2 JP S5912140Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- frame
- fixed rollers
- upper frame
- center
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はパイプ間隔あるいはパイプと壁との距離などが
非常に,狭い場所でのTIGアーク手溶接に?る配管溶
接に際し、TIG }−チ運びを安定化させ、熟練を要
することなく容易且つ均一にパイプの溶接を行なうこと
ができる手動式のパイプ溶接治具に関するものである。
非常に,狭い場所でのTIGアーク手溶接に?る配管溶
接に際し、TIG }−チ運びを安定化させ、熟練を要
することなく容易且つ均一にパイプの溶接を行なうこと
ができる手動式のパイプ溶接治具に関するものである。
近年、屋内配管の給湯・給水用に薄肉ステンレスパイプ
が次第に利用されつつある。
が次第に利用されつつある。
このパイプの接合にはメカニカル接合、はんだ付け接合
、TIGアーク溶接接合などが行なわれているが、この
うち継手性能が良好で且つ安価な接合方法はTIGアー
ク溶接法である。
、TIGアーク溶接接合などが行なわれているが、この
うち継手性能が良好で且つ安価な接合方法はTIGアー
ク溶接法である。
一般的なTIGアーク溶接法はTIGアーク電源にハン
ドトーチを接続してトーチをパイプ外周面の溶接線に沿
って動かして溶接する方法であり、この方法は取扱いが
簡単でほとんどの被溶接物の形状に対応できる点で優れ
ているが、反面、溶接士の技量によるところが太き〈、
溶接部の信頼性に欠け、次のような問題点がある。
ドトーチを接続してトーチをパイプ外周面の溶接線に沿
って動かして溶接する方法であり、この方法は取扱いが
簡単でほとんどの被溶接物の形状に対応できる点で優れ
ているが、反面、溶接士の技量によるところが太き〈、
溶接部の信頼性に欠け、次のような問題点がある。
TIGアーク手溶接作業で良好な溶接部を得るにはトー
チの安定した運びが大切である。
チの安定した運びが大切である。
平板溶接の場合には溶接姿勢を変化させる必要がないた
めトーチ運びが比較的容易であり、溶接しやすいが、パ
イプなどの円周溶接の場合には円周の各位置によって溶
接姿勢を変化させなくてはならないので、パイプ表面に
対するトーチ角度のバラツキ、パイプ表面とトーチ電極
先端との距離のバラツキなどを生し、安定したトーチ運
びが難しい。
めトーチ運びが比較的容易であり、溶接しやすいが、パ
イプなどの円周溶接の場合には円周の各位置によって溶
接姿勢を変化させなくてはならないので、パイプ表面に
対するトーチ角度のバラツキ、パイプ表面とトーチ電極
先端との距離のバラツキなどを生し、安定したトーチ運
びが難しい。
このようなトーチ運びの不安定な状態でパイプのTIG
アーク手溶接を行なうと溶接部に穴あき、母材とトーチ
電極との接触による異種金属の混入及び不連続な溶け込
みなどの溶接欠陥を発生し、良好な溶接が得られない。
アーク手溶接を行なうと溶接部に穴あき、母材とトーチ
電極との接触による異種金属の混入及び不連続な溶け込
みなどの溶接欠陥を発生し、良好な溶接が得られない。
特にステンレスパイプの配管の場合、すきま腐食の点か
ら内面ビードが重要視され、内面側に溶け込み不足があ
ってはならない。
ら内面ビードが重要視され、内面側に溶け込み不足があ
ってはならない。
ところで、実際配管あるいは配管設計の考え方として配
管の収納スペースを狭くする観点から、パイプ間隔及び
壁との距離は益々狭くなり、このような狭い場所での溶
接箇所は多くなる傾向にあり゛、このような場所でのト
ーチ運びは更に不安定となりやすく、溶接欠陥の発生す
る割合が多いため、初心者、未熟練者では溶接できない
のはもちろん、多少のパイプ溶接のある経験者といえど
も溶接できない場合が多い。
管の収納スペースを狭くする観点から、パイプ間隔及び
壁との距離は益々狭くなり、このような狭い場所での溶
接箇所は多くなる傾向にあり゛、このような場所でのト
ーチ運びは更に不安定となりやすく、溶接欠陥の発生す
る割合が多いため、初心者、未熟練者では溶接できない
のはもちろん、多少のパイプ溶接のある経験者といえど
も溶接できない場合が多い。
そのため、高度な溶接技能、熟練度を有する溶接士に頼
らざるを得ないのが実情であり、溶接士確保の面に問題
がある。
らざるを得ないのが実情であり、溶接士確保の面に問題
がある。
本考案はこのような問題点を解消したものであり、狭い
場所での配管溶接に際し、熟練をほとんど要することな
く、一般の配管作業者においてトーチの安定した運びが
でき、且つ良好な溶接部が能率良く得られ、しかも取扱
いが簡単で短時間で着脱できる廉価なパイプ溶接治具を
提供するものである。
場所での配管溶接に際し、熟練をほとんど要することな
く、一般の配管作業者においてトーチの安定した運びが
でき、且つ良好な溶接部が能率良く得られ、しかも取扱
いが簡単で短時間で着脱できる廉価なパイプ溶接治具を
提供するものである。
更に詳しくは、本考案は上部フレームの下部の凹状部両
側にそれぞれ所定の間隔で回転自在の2個の固定ローラ
ーが並列に取り付けられ、該固定ローラーの間に所定の
間隔で中心が該固定ローラー間の中心に位置する如く回
転自在の2個の固定ローラーが上部フレームの下部の凹
状部の上部に並列に取り付けられていて、該上部フレー
ムに対向して設けられた下部フレームの上部に固定ロー
ラー間の中心と対向する位置に軸心が位置して固定ロー
ラーの軸心とその軸心が平行な押えローラーが回転自在
に取り付けられており、該下部フレームの一方の端部に
上方に向って直立して固定されたラック付スライドシャ
フトが上部フレームの一方の端部を貫通している貫通孔
に挿通されて上部フレームに取り付けられたピニオンと
係合して下部フレームが上下動自在に上部フレームに連
結され、該上部フレームの外側上部には溶接トーチが取
り付けられていることを特徴とするパイプ溶接治具に関
するものである。
側にそれぞれ所定の間隔で回転自在の2個の固定ローラ
ーが並列に取り付けられ、該固定ローラーの間に所定の
間隔で中心が該固定ローラー間の中心に位置する如く回
転自在の2個の固定ローラーが上部フレームの下部の凹
状部の上部に並列に取り付けられていて、該上部フレー
ムに対向して設けられた下部フレームの上部に固定ロー
ラー間の中心と対向する位置に軸心が位置して固定ロー
ラーの軸心とその軸心が平行な押えローラーが回転自在
に取り付けられており、該下部フレームの一方の端部に
上方に向って直立して固定されたラック付スライドシャ
フトが上部フレームの一方の端部を貫通している貫通孔
に挿通されて上部フレームに取り付けられたピニオンと
係合して下部フレームが上下動自在に上部フレームに連
結され、該上部フレームの外側上部には溶接トーチが取
り付けられていることを特徴とするパイプ溶接治具に関
するものである。
以下、図面により本考案に係るパイプ溶接治具について
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図は本考案に係るパイプ溶接治具の1実施例を示す
−正面掬、第2図は同側面図、第3図は第1図における
押えローラー調整部の断面図である。
−正面掬、第2図は同側面図、第3図は第1図における
押えローラー調整部の断面図である。
図面中、1は後述する固定ローラー及び溶接トーチが取
り付けられていて、ラック付スライドシャフトに連結さ
れスライド停止機構を有しており下部に凹状部を有する
上部フレーム、2a,2bは下部フレームと対向する側
の上部フレーム1の下部の凹状部両側にそれぞれ所定の
間隔で並列に取り付けられた回転自在の固定ローラー、
2C,2dは固定ローラー2aと2bとの間に所定の間
隔で中心が固定ローラー2aと2bとの間の中心に位置
し且つ下部フレームと対向する側の上部フレーム1の下
部の凹状部の上部に並列に取り付けられた回転自在の固
定ローラー 3は上部フレーム1と対向する位置にあっ
て後述する押えローラー及びラック付スライドシャフト
が取り付けられた下部フレーム、4は上部フレーム1と
対向する側の下部フレーム3の上部で上部フレーム1の
固定ローラー2aと2bとの間の中心と対向する位置に
軸心が位置して固定ローラー.2a,2bの軸心とその
軸心が平行で上下動自在で且つ回転自在に設けられた押
えローラー、5は下部フレーム3の一方の端部に上部フ
レーム1の方向の上方に向って直立して固定されたラッ
ク付スライドシャフトであり、このラック付スライドシ
ャフト5は上部フレーム1の一方の端部を貫通している
貫通孔に挿通されていて、固定ローラー2aと2bとの
間の中心と押えローラー4の中心とを結ぶ線とラック付
スライドシャフト5の内側との間隔が溶接するパイプの
最大半径以上の間隔を有し、且つ固定ローラー2a,2
bの軸心と押えローラー4の軸心とが平行に上部フレー
ム1と下部フレーム4とが連結されており、このラック
付スライドシャフト5のスライド機構によって下部フレ
ーム3が上下動して、上部フレーム1、下部フレーム3
及びラック付スライドシャフト5で囲まれる部分に挿入
したパイプを固定ローラー2a,2b又は2C,2dと
押えローラー4とで挾んで上部フレーム1と下部フレー
ム3との間に支持する構造となっていて、パイプの外径
が小さいパイプAの場合には固定ローラー2C,2dと
押えローラー4とでパイプAを支持し、外径の大きいパ
イプBの場合には固定ローラー2a,2bと押えローラ
ー4とでパイプBを支持し、種々の外径のパイプを支持
できるようになっている。
り付けられていて、ラック付スライドシャフトに連結さ
れスライド停止機構を有しており下部に凹状部を有する
上部フレーム、2a,2bは下部フレームと対向する側
の上部フレーム1の下部の凹状部両側にそれぞれ所定の
間隔で並列に取り付けられた回転自在の固定ローラー、
2C,2dは固定ローラー2aと2bとの間に所定の間
隔で中心が固定ローラー2aと2bとの間の中心に位置
し且つ下部フレームと対向する側の上部フレーム1の下
部の凹状部の上部に並列に取り付けられた回転自在の固
定ローラー 3は上部フレーム1と対向する位置にあっ
て後述する押えローラー及びラック付スライドシャフト
が取り付けられた下部フレーム、4は上部フレーム1と
対向する側の下部フレーム3の上部で上部フレーム1の
固定ローラー2aと2bとの間の中心と対向する位置に
軸心が位置して固定ローラー.2a,2bの軸心とその
軸心が平行で上下動自在で且つ回転自在に設けられた押
えローラー、5は下部フレーム3の一方の端部に上部フ
レーム1の方向の上方に向って直立して固定されたラッ
ク付スライドシャフトであり、このラック付スライドシ
ャフト5は上部フレーム1の一方の端部を貫通している
貫通孔に挿通されていて、固定ローラー2aと2bとの
間の中心と押えローラー4の中心とを結ぶ線とラック付
スライドシャフト5の内側との間隔が溶接するパイプの
最大半径以上の間隔を有し、且つ固定ローラー2a,2
bの軸心と押えローラー4の軸心とが平行に上部フレー
ム1と下部フレーム4とが連結されており、このラック
付スライドシャフト5のスライド機構によって下部フレ
ーム3が上下動して、上部フレーム1、下部フレーム3
及びラック付スライドシャフト5で囲まれる部分に挿入
したパイプを固定ローラー2a,2b又は2C,2dと
押えローラー4とで挾んで上部フレーム1と下部フレー
ム3との間に支持する構造となっていて、パイプの外径
が小さいパイプAの場合には固定ローラー2C,2dと
押えローラー4とでパイプAを支持し、外径の大きいパ
イプBの場合には固定ローラー2a,2bと押えローラ
ー4とでパイプBを支持し、種々の外径のパイプを支持
できるようになっている。
6は上部フレーム1のラック付スライドシャフト挿通側
端部に設けられラック付スライドシャフト5に係合する
ピニオン7が取り付けられているピニオン取付部、6a
はピニオン取付部6に螺合されていて、ピニオン7の回
転・停止を調整して、ラック付スライドシャフト5の移
動・停止を制御し、下部フレーム3の上下動を調整する
シャフト移動調整ボルト、8は下部フレーム3の押えロ
ーラー4の取付部を貫通している貫通孔の下端に螺合さ
れ押えローラー4の上下動を微調整するオネジ付きのツ
マミであり、このツマミ8の中央部には貫通孔が設けら
れていて、この貫通孔内に小径の長いボルト9が挿入さ
れ、ボルト9の先端は下部フレーム3の貫通孔内に挿入
されているプッシュ10に固定され、更にこのプッシュ
10は押えローラー4が取り付けられている上下動自在
の角シャフト11に固定されており、プッシュ10とツ
マミ8との間にはボルト9を囲んで貫通孔内に圧縮バネ
12が組み込まれていて、ツマミ8を廻わすことにより
、圧縮バネ12が圧縮あるいは弛緩してボルト9、プッ
シュ10及び角シャフト11を介して押えローラー4の
上下動が微調整されると共に、パイプの外周面を押えロ
ーラー4が一定の押え力で押える構造となっている。
端部に設けられラック付スライドシャフト5に係合する
ピニオン7が取り付けられているピニオン取付部、6a
はピニオン取付部6に螺合されていて、ピニオン7の回
転・停止を調整して、ラック付スライドシャフト5の移
動・停止を制御し、下部フレーム3の上下動を調整する
シャフト移動調整ボルト、8は下部フレーム3の押えロ
ーラー4の取付部を貫通している貫通孔の下端に螺合さ
れ押えローラー4の上下動を微調整するオネジ付きのツ
マミであり、このツマミ8の中央部には貫通孔が設けら
れていて、この貫通孔内に小径の長いボルト9が挿入さ
れ、ボルト9の先端は下部フレーム3の貫通孔内に挿入
されているプッシュ10に固定され、更にこのプッシュ
10は押えローラー4が取り付けられている上下動自在
の角シャフト11に固定されており、プッシュ10とツ
マミ8との間にはボルト9を囲んで貫通孔内に圧縮バネ
12が組み込まれていて、ツマミ8を廻わすことにより
、圧縮バネ12が圧縮あるいは弛緩してボルト9、プッ
シュ10及び角シャフト11を介して押えローラー4の
上下動が微調整されると共に、パイプの外周面を押えロ
ーラー4が一定の押え力で押える構造となっている。
13は上部フレーム1の外側の溶接トーチ取付部に取り
付けられた溶接トーチであり、この溶接トーチ13の溶
接トーチ取付部にはパイプの表面と溶接トーチ電極先端
との間の距離を調整する調整機構14及びこの調整機構
14を動かすツマミ14aと、溶接トーチ電極をパイプ
の長手方向に移動させて溶接トーチ電極をパイプの溶接
線Cに合わせる調整機構15及びこの調整機構15を動
かすツマミ15aとが設けられている。
付けられた溶接トーチであり、この溶接トーチ13の溶
接トーチ取付部にはパイプの表面と溶接トーチ電極先端
との間の距離を調整する調整機構14及びこの調整機構
14を動かすツマミ14aと、溶接トーチ電極をパイプ
の長手方向に移動させて溶接トーチ電極をパイプの溶接
線Cに合わせる調整機構15及びこの調整機構15を動
かすツマミ15aとが設けられている。
16は溶接トーチケーブルを溶接トーチ13に接続する
ケーブル受け口である。
ケーブル受け口である。
このように本考案に係るパイプ溶接治具はパイプの径に
合わせて下部フレーム3を上下動させるためのラック付
スライドシャフト5が下部フレーム3の一方の端部に上
部フレーム1の方向に向って直立して固定されており、
溶接するパイプの軸心を中心にして狭い回転半径で廻わ
る構造となっているので、押えローラー4をパイプの径
に合わせてスライドさせるスライド機構が押えローラー
4の下方に設けられたものとは異なり、治具全体の長さ
が短ぐなっており、非常に狭いところでもパイプを中心
に治具を回転させて溶接作業を行なうことが可能であり
、また押えローラー4には押えローラー4の上下動を微
調整する微調整機構と真円度不良のパイプの場合でもほ
ぼ全周面に一定の押え力でパイプに接触できるようにし
た押え力調整機構とを有するツマミ8、ボルト9、プッ
シュ10、角シャフト11及び圧縮バネ12を具備して
いるので、パイプへの治具の支持が容易となると共に、
一定の押え力でパイプを押えるため、治其の回転が安定
し、安定した溶接部が得られる。
合わせて下部フレーム3を上下動させるためのラック付
スライドシャフト5が下部フレーム3の一方の端部に上
部フレーム1の方向に向って直立して固定されており、
溶接するパイプの軸心を中心にして狭い回転半径で廻わ
る構造となっているので、押えローラー4をパイプの径
に合わせてスライドさせるスライド機構が押えローラー
4の下方に設けられたものとは異なり、治具全体の長さ
が短ぐなっており、非常に狭いところでもパイプを中心
に治具を回転させて溶接作業を行なうことが可能であり
、また押えローラー4には押えローラー4の上下動を微
調整する微調整機構と真円度不良のパイプの場合でもほ
ぼ全周面に一定の押え力でパイプに接触できるようにし
た押え力調整機構とを有するツマミ8、ボルト9、プッ
シュ10、角シャフト11及び圧縮バネ12を具備して
いるので、パイプへの治具の支持が容易となると共に、
一定の押え力でパイプを押えるため、治其の回転が安定
し、安定した溶接部が得られる。
かかる構造より戊る本考案に係るパイプ溶接治具に連結
された溶接トーチによってパイプを溶接する操作につい
て次に説明する。
された溶接トーチによってパイプを溶接する操作につい
て次に説明する。
先ず、ツマミ8を調整して押えローラー4の位置を下げ
、次にシャフト移動調整ボルl−62を緩めてラック付
スライドシャフト5を移動させて下部フレーム3の位置
を調整し、固定ローラー2a,2b又は2C,2dと押
えローラー4との間にパイプを挿入し得るようにして、
パイプの溶接線Cρ近くに溶接トーチ13の中心が位置
するように上部フレーム1と下部フレーム3との間にパ
イプを挿入し、外径の小さいパイプAの場合にはその外
周面に固定ローラー2C,2dを接触させ、外径の大き
いパイプBの場合にはその外周面に固定ローラー2 a
, 2 bを.接触させてから、下部フレーム3を上方
に移動させて押えローラー4をパイプA又はBの外周面
に接触させて固定ローラー2C,2d又は2a,2bと
押えワーラー4とによってパイプA又はBを支持しシャ
フト移動調整ボルト6aを締め付けてラック付スライド
シャフト5を上部フレーム1に固定する。
、次にシャフト移動調整ボルl−62を緩めてラック付
スライドシャフト5を移動させて下部フレーム3の位置
を調整し、固定ローラー2a,2b又は2C,2dと押
えローラー4との間にパイプを挿入し得るようにして、
パイプの溶接線Cρ近くに溶接トーチ13の中心が位置
するように上部フレーム1と下部フレーム3との間にパ
イプを挿入し、外径の小さいパイプAの場合にはその外
周面に固定ローラー2C,2dを接触させ、外径の大き
いパイプBの場合にはその外周面に固定ローラー2 a
, 2 bを.接触させてから、下部フレーム3を上方
に移動させて押えローラー4をパイプA又はBの外周面
に接触させて固定ローラー2C,2d又は2a,2bと
押えワーラー4とによってパイプA又はBを支持しシャ
フト移動調整ボルト6aを締め付けてラック付スライド
シャフト5を上部フレーム1に固定する。
しかる後、ツマミ8を廻わして圧縮バネ12、ボルト9
、プッシュ10及び角シャフト11を介して押えローラ
ー4を微調整して押えローラー4をパイプA又はBの外
周面に密接させると共に適当な押え力でパイプA又はB
を押えるように調整する。
、プッシュ10及び角シャフト11を介して押えローラ
ー4を微調整して押えローラー4をパイプA又はBの外
周面に密接させると共に適当な押え力でパイプA又はB
を押えるように調整する。
次いでツマミ14aを操作して調整機構14によってパ
イプの表面と溶接トーチ電極先端との間の距離を調整し
、ツマミ15aを操作して調整機構15によって溶接ト
ーチ電極先端を溶接線Cに合わせて溶接トーチ13の位
置決めを行なった後、アークを発生させ、下部フレーム
3のツマミ8の周辺を持って治具をパイプの周囲に沿っ
て手動で廻わせば、溶接トーチ13も廻わりパ.イブに
対して安定した状態でトーチ運びができるので、溶接線
Cに沿ってパイプを溶接することができ、溶接トーチ角
度のバラツキ、パイプ表面と溶接トーチ電極先端との距
離のバラツキが解消され、パイプ間及びパイプと壁との
間の距離の狭い所でも溶接線がずれることなく初心者、
未熟練者でも安定した溶接部を得ることができるのであ
る。
イプの表面と溶接トーチ電極先端との間の距離を調整し
、ツマミ15aを操作して調整機構15によって溶接ト
ーチ電極先端を溶接線Cに合わせて溶接トーチ13の位
置決めを行なった後、アークを発生させ、下部フレーム
3のツマミ8の周辺を持って治具をパイプの周囲に沿っ
て手動で廻わせば、溶接トーチ13も廻わりパ.イブに
対して安定した状態でトーチ運びができるので、溶接線
Cに沿ってパイプを溶接することができ、溶接トーチ角
度のバラツキ、パイプ表面と溶接トーチ電極先端との距
離のバラツキが解消され、パイプ間及びパイプと壁との
間の距離の狭い所でも溶接線がずれることなく初心者、
未熟練者でも安定した溶接部を得ることができるのであ
る。
以上詳述し.た如く、本考案に係るパイプ溶接治具は取
り付けられた溶接トーチでパイプを溶接する際に、トー
チ運びを安定化させて能率良く溶接するものであり、 (1) 非常に狭い所でも安定した溶接ができる。
り付けられた溶接トーチでパイプを溶接する際に、トー
チ運びを安定化させて能率良く溶接するものであり、 (1) 非常に狭い所でも安定した溶接ができる。
(2)初心者、未熟練者でもパイプ溶接作業を行なうこ
とができるので、熟練した溶接士を必要としない。
とができるので、熟練した溶接士を必要としない。
(3)作動が確実で均一に溶接することができる。
(4)パイプにセットするのが極めて短時間ででき、セ
ット及び調整が簡単である。
ット及び調整が簡単である。
(5)同一治具で広範囲のパイプ径に対応できる。
(6)真円度不良のパイプでも確実に溶接できる。
などの種々の優れた利点を有しており、その実用的価値
は非常に大きなものがある。
は非常に大きなものがある。
第1図は本考案に係るパイプ溶接治具の1実施例を示す
正面図、第2図は同側面図、第3図は第1図における押
えローラー調整部の断面図である。 1 ・−・・−上部フレーム、2a, 2b, 2
C, 2d・・・・・・固定ローラー 3・・・・・
・下部フレーム、4・・・・・・押えローラー、5・・
・・・・ラック付スライドシャフト、6・・・・・・ピ
ニオン取付部、6a・・・・・・シャフト移動調整ボル
ト、7・・・・・・ピニオン、8・・・・・・ツマミ、
9・・・・・・ボルト、10・・・・・・プッシュ、1
1・・・・・・角シャフト、12・・・・・・圧縮バネ
、13・・・・・・溶接トーチ、14, 15・・・・
・・調整機構、14a,15a・・・・・・ツマミ、1
6・・・・・・ケーブル受け口、A・・・・・・外径の
小さいパイプ、B・・・・・・外径の大きいパイプ、C
・・・・・・溶接線。
正面図、第2図は同側面図、第3図は第1図における押
えローラー調整部の断面図である。 1 ・−・・−上部フレーム、2a, 2b, 2
C, 2d・・・・・・固定ローラー 3・・・・・
・下部フレーム、4・・・・・・押えローラー、5・・
・・・・ラック付スライドシャフト、6・・・・・・ピ
ニオン取付部、6a・・・・・・シャフト移動調整ボル
ト、7・・・・・・ピニオン、8・・・・・・ツマミ、
9・・・・・・ボルト、10・・・・・・プッシュ、1
1・・・・・・角シャフト、12・・・・・・圧縮バネ
、13・・・・・・溶接トーチ、14, 15・・・・
・・調整機構、14a,15a・・・・・・ツマミ、1
6・・・・・・ケーブル受け口、A・・・・・・外径の
小さいパイプ、B・・・・・・外径の大きいパイプ、C
・・・・・・溶接線。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 上記フレーム1の下部の凹状部両側にそれぞれ所定
の間隔で回転自在の固定ローラー2a,2bが並列に取
り付けられ、該固定ローラー2aと2bとの間に所定の
間隔で中心が該固定ローラー2aと2bとの間の中心に
位置する如く回転自在の固定ローラ2C,2dが上部フ
レーム1の下部の凹状部の上部に取り付けられていて、
該上部フレーム1に対向して設けられた下部フレーム3
の上部に固定ローラー2aと2bとの間の中心と対向す
る位置に軸心が位置して固定ローラー2a,2bの軸心
とその軸心が平行な押.えローラー4が回転自在に取り
付けられており、該下部フレーム3の一方の端部に上方
に向って直立して固定されたラック付スライドシャフト
5が上部フレーム1の一方の端部を貫通している貫通孔
に挿通されて上部フレーム1に取り付けられたピニ.オ
ン7と俸合して下部フレーム3が上下動自在に上部フレ
ーム1に連結され、該上部フレーム1の外側上部には溶
接トーチ13が取り付けられていることを特徴とするパ
イプ溶接治具。 2 押えローラー4が下部フレーム3を貫通し下端にツ
マミ8が螺合されている貫通孔内に上下動自在に装着さ
れた角シャフト11の上端に取り付けられ、該角シャフ
ト11の下端が該ツマミ8の中央部に設けられた貫通孔
に挿入されているボルト9の上端とプッシュ10を介し
て連結されており、該プッシュ10とツマミ8との間に
はボルト9を囲んで圧縮バネ12が組み込まれている実
用新案登録請求の範囲第1項に1記載のパイプ溶接治具
。 3 ラツク付スライドシャフト5が固定ローラー2aと
2bとの間の中心と押えローラー4の中心とを結ぶ線か
らパイプの最大半径以上の間隔を有する位置に連結され
ている実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項に記載
のパイプ溶接治具。 4 トーチ取付部にパイプの表面と溶接トーチ電極先端
との間の距離を調整する調整機構14が設けられている
実用新案登録請求の範囲第1項から第3項までのいずれ
か1項に記載のパイプ溶接治具。 5 トーチ取付部に溶接トーチ電極をパイプの長手方向
に移動させる調整機構15が設けられている実用新案登
録請求の範囲第1項から第4項までのいずれか1項に記
載のパイプ溶接治具。 6 上記フレーム1にラック付スライドシャフト5に係
合するピニオン7の回転・停止を調整するシャフト移動
調整ボル}6aが螺合されている実用新案登録請求の範
囲第1項から第5項までのいずれか1項に記載のパイプ
溶接治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5700679U JPS5912140Y2 (ja) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | パイプ溶接治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5700679U JPS5912140Y2 (ja) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | パイプ溶接治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55160289U JPS55160289U (ja) | 1980-11-18 |
JPS5912140Y2 true JPS5912140Y2 (ja) | 1984-04-12 |
Family
ID=29291097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5700679U Expired JPS5912140Y2 (ja) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | パイプ溶接治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5912140Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58112698A (ja) * | 1981-12-27 | 1983-07-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 受け台 |
-
1979
- 1979-04-27 JP JP5700679U patent/JPS5912140Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55160289U (ja) | 1980-11-18 |
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