JPS5912031B2 - 光検出用半導体装置 - Google Patents

光検出用半導体装置

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JPS5912031B2
JPS5912031B2 JP49023093A JP2309374A JPS5912031B2 JP S5912031 B2 JPS5912031 B2 JP S5912031B2 JP 49023093 A JP49023093 A JP 49023093A JP 2309374 A JP2309374 A JP 2309374A JP S5912031 B2 JPS5912031 B2 JP S5912031B2
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JP
Japan
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gate
region
channel
photodetection
semiconductor substrate
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JP49023093A
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JPS50116290A (ja
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元雄 中野
良育 東迎
邦彦 和田
伸夫 佐々木
隆 松本
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光検出用半導体装置、特に絶縁ゲート型電界効
果トランジスタの構成を有し、そのゲート領域に不純物
を注入してデプレツシヨン型としてチャンネルがピンチ
オフする近傍にゲート電圧等を調整しておき、ゲート領
域に入射させた光によるドレイン電流の増加によつて光
検出を行なわせる光検出用半導体装置に関するものであ
る。
PN接合を有する半導体装置に於いて、光を照射して電
子一正孔対を発生させ、それによる電流を検出するフォ
ト・ダイオードやフォト・トランジスタは周知である。
又絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(以下FETと略
称する)に於いても、そのゲート領域に光を照射すれば
ドレイン電流が変化するものであり、通常のエンハンス
メント・モードのFET又はゲート絶縁膜中のプラス電
荷15を利用したデプレツシヨン・モードのFETに於
いて、ドレイン電流の増加は、入射光によつて発生した
電子一正孔対分のみで検出感度は比較的低いものであつ
た。本発明は、FETのゲート領域に半導体基板と20
反対の導電型の不純物をイオン注入、拡散処理等によつ
て導入してデプレツシヨン・モードのFETを得て、こ
のFETのチャネルがピンチオフする近傍にゲート電圧
等を設定しておき、入射光によつて発生した正孔が表面
反転層に蓄積され25ることによりチャネルキャリアを
誘起させてドレイン電流を著しく増大させ、それによつ
て光検出感度を向上させた光検出用半導体装置を提供す
ることにある。
本発明によればゲート領域に半導体基板と反対30の導
電型不純物を導入してデプレツシヨン・モードとした絶
縁ゲート型電界効果トランジスタに於いて、ゲート絶縁
膜及びゲート電極を光が透過し得るように形成し、又前
記ゲート電極にチャネルがピンチオフする近傍のゲート
電圧を印加し、前35記ゲート領域に光が照射されるよ
うに構成し、ドレイン電流の変化により光検出を行なう
ことを特徴とする光検出用半導体装置が提供される。
以下実施例について詳細に説明する。
第1図は本発明の実施例の説明図でありSNチヤネルF
ETの構成を有する場合のものである。
同図に於いて、1はP型のシリコン等の半導体基板、2
,3はN+のドレイン領域及びソース領域4は半導体基
板1と反対の導電型不純物例えば燐(P)或は砒素(A
s)をイオン注入等によジ導入した領域、5は熱酸化二
酸化シリコン(SiO2)等のゲート絶縁膜、6は薄い
多結晶シリコン、薄い金(Au)等の光が透過できる性
質のゲート電極、7,8はドレイン電極及びソース電極
であり1ソース電極8を接地し、ドレイン電極7には出
力抵抗Rを介してドレイン電圧VDを印加する。前述の
如くゲート絶縁膜4の近くの半導体基板1の表面に、半
導体基板1と反対の導電型の不純物を導入すると、ゲー
ト電圧VGが零でもドレイン電流1Dが流れるデプレツ
シヨン●モードの.FETが得られ、このFETのゲー
ト電極6に負のゲート電圧Gを加えると、半導体基板1
の表面の導入不純物による領域4はN型からP型或いは
P型に近い層に反転し、チヤネルキヤリアは、半導体基
板1の表面ではなく、内部を流れることになる。ゲート
電圧VGが零の場合、エネルギバンド図は第2図に示す
ように、チヤネル領域CHは半導体基板1表面に形成さ
れるが、ゲート電圧VGを負極性として印加すると、第
3図に示すように、チヤネル領域CHは半導体基板1の
表面から或る深さに生じることになる。このゲート電圧
VGを大きくしてチヤネルがピンチオフとなるようにす
るものであるが、半導体基板1表面がP型に反転してし
まうと、表面電位は固定された状態となb1若し不純物
が深く分布するように導入されていると、ゲート電圧G
を大きくしてもチヤネルがピンチオフしないことがある
。その場合は基板電圧VBを印加してピンチオフ状態と
する。なお光検出動作を行なう為には、チヤネルのピン
チオフを主としてゲート電圧VGの調整で行ない、基板
電圧VBは必要最小限にすることが望ましい。又出力に
オフセツトが必要な時等に於いては、必ずしもチヤネル
を完全にピンチオフ状態とする必要はなく、ピンチオフ
状態の近くに設定することもできる。このようにピンチ
オフ或はピンチオフに近い状態に設定してゲート領域に
光を照射すると、半導体基板1内部に於いて電子一正有
対が発生する。
このような電子一正孔対が半導体基板1の内部、即ち第
3図のエネルギバンド図に於ける領域に発生したとする
と、そのまま再結合して消滅し、FETの特性には影響
を及ぼさねいことになる。又1及び領域で発生した電子
はチヤネル領域CHに流れ込んでドレイン電流となる。
又領域で発生した正孔もドレイン電流に寄与することに
なる。しかしこれらの光照射で発生したキヤリアクはそ
のままドレイン電流に寄与するだけである。一方1領域
で発生した正孔は半導体基板1表面の反転層に流れ込ん
で蓄積され、この蓄積された正孔はチヤネル領域CHと
の静電容量によつてチヤネルキヤリア(電子)を誘起す
ることになD1これがドレイン電流の大きな増加分とし
て観測されることになる。この場合の正孔は、そのまま
ドレイン電流として流れるものではなく、半導体基板1
表面に蓄積され、多量のプラス電荷として、電子である
チヤネルキャリアを誘起するので、正]孔の発生量が少
なくても、大きなドレイン電流として検出することがで
きる。第4図に示すように、ソースS1ゲートG及びド
レインDが矩形状のFETの場合、ゲート領域の横端は
半導体基板1と接しているので、反転層・に流れ込んだ
正孔は矢印で示すように半導体基板1に流れ出ることに
なる。
即ち第5図の断面図に示すように、チヤネル領域CHを
取囲む空乏層10とゲート絶縁膜5との間の半導体基板
1の反転層9に流れ込んだ正孔eは左右から半導体基板
1に流れ出すものである。従つてゲート長に対してゲー
ト幅が大きい程正孔の蓄積量が多くな沢ドレイン電流の
増加に寄与することができる。即ち第3図に於けるI領
域を長くすることが有効である。例えば第6図に示すよ
うに、ソースS1ゲートG1ドビインDを櫛型として、
等価的にゲート幅を長くするか、或は第7図に示すよう
に、ソースS1ゲートG1ドレインDを同心円状に形成
し、ゲート領域が半導体基板と接しないようにすること
ができる。
前述のI領域は比較的広いことが正孔蓄積が増加するの
で望ましいことであり1又ゲート領域に導入された不純
物分布が余bにも浅い場合には表面反転層が形成されな
いうちに、チャネルがピンチオフするので、或る程度の
深さまで不純物を導入することが望ましい。
前述の実施例はNチヤネルFET構成の場合についての
ものであるが、PチヤネルFET構成の場合も本発明に
於いては使用し得るものであり1その場合はバイアス電
圧の極性を前述の場合と反対にすれば良いことになる。
以下に本発明の具体的な実験例を示す。
第1図に示す構造において、p型シリコン基板の比抵抗
を8Ω−?とし、砒素イオンを100Kevの加速電圧
、5×1015/C7n2の密度で注入した後1050
℃、30分のアニールを行なつてソース及びドレイン領
域ならびに長さ10μm1幅40μmのチヤンネル領域
を形成し、このチヤンネル領域の上方に厚み1000λ
のゲート酸化膜を介して100λの厚みのAu薄膜から
成る透明電極を形成した。
このデバイスのしきい値は、一4v0itのデプレツシ
ヨン特性を示した。このデバイスにしきい値電圧と等し
いゲート電圧、即ち−4v0itを印加しておき、1m
sの幅の光パルスを照射したところ、1msの幅のスパ
イク状の光電流に後続して数百Msから数sにわたつて
減衰する光電流が観測された。比較のため、従来のエン
ハンスメント型のデバイス同一の条件の光パルスを照射
したところ、1msの幅の矩形状の光電流(5×10−
9Cの電荷量)が検出されただけであつた。
本発明のデバイスでは、光電流の検出時間を10msで
打ち切つた場合でも光電流により流れた電荷量は40×
10−9Cとなb1従来のエンハンスメント型デバイス
における値の8倍、即ち光検出感度が8倍に向上してい
る。以上説明したように、本発明はデブレツシヨン・モ
ードのFETに於いて、チヤネルがピンチオフする近傍
にゲート電圧を印加しておくことにより1ゲート領域に
光を照射すると、それによつて発生した電子一正孔対に
応じたドレイン電流と、更には表面反転層に蓄積された
正孔によるチヤネルキヤリアの誘起によるドレイン電流
の増加が加わD1大きな検出出力を得ることができる。
即ち検出ミ感度の優れた光検出用半導体装置を提供する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の説明図、第2図はゲート電圧
が零のときのエネルギバンド図、第3図はゲート電圧を
印加して反転層が形成されたときのエネルギバンド図、
第4図は矩形状のFETの説明用上面図、第5図は正孔
の流出説明用の断面図、第6図及び第7図は本発明のそ
れぞれ異なる実施例の説明用上面図である。 1は半導体基板、2はドレイン領域、3はソース領域、
4は不純物導入領域、5はゲート絶縁膜、6はゲート電
極、7はドレイン電極、8はソース電極である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ゲート領域に半導体基板と反対の導電型不純物を導
    入してデプレツシヨン・モードとした絶縁ゲート型電界
    効果トランジスタに於いて、ゲート絶縁膜及びゲート電
    極を光が透過し得るように形成し、又前記ゲート電極に
    チャネルがピンチオフする近傍のゲート電圧を印加し、
    前記ゲート領域に光が照射されるように構成し、ドレイ
    ン電流の変化により光検出を行なうことを特徴とする光
    検出用半導体装置。
JP49023093A 1974-02-27 1974-02-27 光検出用半導体装置 Expired JPS5912031B2 (ja)

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KR20160021289A (ko) * 2013-06-20 2016-02-24 스트라티오 인코포레이티드 Cmos 센서용 게이트-제어 전하 변조 디바이스

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DE3780265T2 (de) * 1986-11-24 1992-12-24 American Telephone & Telegraph Strahlungsempfindliche vorrichtung.

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