JPS59116298A - 6,8−置換−アデノシン−3′,5′−環状リン酸及びその塩の製法 - Google Patents

6,8−置換−アデノシン−3′,5′−環状リン酸及びその塩の製法

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JPS59116298A
JPS59116298A JP22499882A JP22499882A JPS59116298A JP S59116298 A JPS59116298 A JP S59116298A JP 22499882 A JP22499882 A JP 22499882A JP 22499882 A JP22499882 A JP 22499882A JP S59116298 A JPS59116298 A JP S59116298A
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片岡 茂博
Takuji Nakamura
卓史 中村
Nobuyuki Yamatsugu
山次 信幸
Seiichi Nasuno
那須野 精一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、6,8−置換−アデノシン−3:s /−環
状リン酸(以下6,8−置換−CAMPと略称する)及
びその塩の新規な製法に関する。
CAMP及びその誘導体は種々の生理活性を有し、医薬
としての種々の用途が期待されている。
6.8−置換−CAMPは、抗炎症作用、血小板凝集阻
害作用、血圧降下作用、強心作用、制ガン作用等の優れ
た薬理作用を有する。
従来6,8−置換−CAMPを得る方法としては、6−
クロロ−8−置換−9−β−D−リボフラノシルプリン
ー3S5’−環状リン酸にアルキルアミンを反応させる
方法、あるいはCAMPにハロゲン化アルキルを反応さ
せてN1−アルキル−CAMPとなし、これをアルカリ
溶液中でジムロート転位させてN6−アルキル−CAM
Pとなし、次いで8位をブロム化したのち、これにアル
キルアミン又はチオール等の求核剤を作用させて1ぜ−
アルキルー8−置換のCA、MPを得る方法等(いずれ
もジャーナル・オプ・メデイシナル・ケミストリー、2
6巻、242〜251頁、1980年に記載)が知られ
ている。しかしこれらの方法は収率が低く複雑な工程を
必要とし、しかも反応時間も長い等の欠点を有し、工業
的製法としては満足できるものでない。
本発明者らは、これらの欠点を解消するため種々横割し
た結果、CAMPを出発原料として簡易な操作で得られ
る8−置換−CAMP又はその塩(II)をアルデヒド
と反応させたのち還元することにより、6,8−置換−
CAMp又はその塩(1)を効率良く製造しうろことを
見出した。
本発明は、一般式 N3、OH又はOR,Aeは水素イオン、アルカ1ノイ
オン、アンモニウムイオン又は有機アンモニウムイオン
、Rはアルキル基又はアルアルキルを示す)で表わされ
る8−置換−アデノシンー6′,5′−環状リン酸又は
その塩を、一般式%式%() (式中R1はアルキル基又はメ芳香族基を示す)で表わ
されるアルデヒドと反応させたのち還元することを特徴
とする、一般式 (式中X,R,及びA は前記の意味を有する)で表わ
される6,8−置換−アデノシン−6′,5′τ環状リ
ン酸又はその塩の製法である。
本発明方法の出発原料として用いられる一般式■の8−
置換−〇へMP及びその塩は、公知方法により製造でき
る。例えばCAMPに臭素を作用させて8−ブロム−C
AMPとなし、あるいはこの8−ブロム−CAMPにジ
アルキルアミン、ナト1ノウムアルコキシド等の求核試
薬を作用させることにより、対応する8−ジアルキルア
ミノ−CAMP s8−アルコキシ−CAMP等を得る
′ことができる(バイオケミストリー、10巻、269
0〜2695頁、1971年)。8−置換−CAMPの
塩は、料として用℃・ることも出来る。
式■の化合物としては、例えば次のものが用いられる。
8−ブロム−CAMP,8−クロロ−CAMP,8−メ
ルカプト−CAlviP 、 8−メチルチオーCAM
P、8−エチルチオ−CAMP、8−ブチルチオ−CA
MPlB−インブチルチオ−CAMP 。
8−へキシルチオ−CAMP、8−オクチルチオ−−C
AMP、8−ベンジルチオ−CAMP、8−ジメチルア
ミノ−CAMP、8−ジエチルアミン−CAMP。
8−ジグロビルアミノーCAMP、8−ジイソプロピル
アミノ−CAMP、8−ジブチルアミノ一層、8−ジブ
チルアミノーCAMP、  8−アジド−CAMP、8
−ヒドロキシ−CAMP 、  8−メトキシ−CAM
I) 、 8−エトキシ−〇AMP、8−プロポキシー
CAMP 、 8−ブトキシ−CAMP、 8−へキシ
ルオキシ−CAMP、8−オクチルオキシ−CAMP等
、ならびにそれらのナトリウム塩、カリウム塩、アンモ
ニウム塩、トリエチルアミン塩、トリブチルアミン塩等
式■のアルデヒドにおけるR1は、好ましくは炭素数1
〜17、特に炭素数1〜16のアルキル基、例えばメチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ヘキ
シル基、イソヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノ
ニル基、デシル基、ウンデシル基、トリデシル基、ヘン
タデシル基、ヘンタデシル基等の直鎖状もしくむま分枝
状のアルキル基、ならびに芳香族基例えばフェニル基、
メチル−、ヒドロキシ−、メトキシ−もしくはクロロフ
ェニル基、フリル基等である。
本発明を実施するに際しては、まず式■の化合物を式■
のアルデヒドと反応させて、対応するイミン化合物を生
成させる。この反応は一般に溶剤中で行うことが好まし
く、溶剤としては、水、アルコール類例えばメタノール
、エタノール等、エーテル類例えばテトラヒドロフラン
、ジオキサン等、アミド類例えばジメチルホルムアミド ン酸又はそのエステル例えば酢酸、酢酸エチル等が、単
独で又は2種以上の混合物として用(・もれる。式Hの
化合物及び式■のアルデヒドは等モル割合で又はいずれ
か一方、好ましくは式■のアルデヒドを過剰に用いて反
応させることができ、式■の化合物1モルに対し2〜2
0倍モルの式■のアルデヒドの量が好ましい。反応混合
物の液性はイミン中間体の生成を妨げない限り広い範囲
であってよいが、あまり強いアルカリ性領域では中間体
の氷解の可能性があるのであまり好ましくない。
次いで中間体として得られるイミン化合物を還元すると
、式■の目的化合物が得られ、その際通常の還元方法を
用いることができる。例えば水素化ホウ素ナトリウム、
シアン化水素化ホウ素ナトリウム、水素化アルミニウム
リチウム、シアン化水素化アルミニウムリチウム等の金
属水素化物又はボラン等の還元剤を用いる方法、ニッケ
ル、鉄、白金、パラジウム等の触媒を用いる接触還元法
、亜鉛、亜鉛アマルガム、錫、鉄等の金属と酢酸、塩酸
、硫酸等の酸とを反応させて生ずる発生期の水素を用い
る還元法等が好適に用いられる。還元においても前記の
溶剤及び溶剤混合物を使用できる。金属水素化物を用い
て還元する場合には、モレキュラーシーブス、酸無水物
等の脱水剤を添加することが好ましい。また金属水素化
物を用いる場合には、反応を促進するためpH 7以下
の酸性条件が好ましい。酸としては例えば、塩酸ガス、
硫酸、硝酸等の無機酸、塩化マグネシウム、硫酸アンモ
ニウム等のルイス酸、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸
、安息香酸、フタル酸、パラトルエンスルホン酸等の有
機酸等が用いられる。
本発明の好ましい実施態様によれば、式■の化合物と弐
■のアルデヒドとの反応は還元条件下で行われる。この
場合にも前記の反応条件が適宜に用いられる。イミン中
間体の生成反応及びその還元は一般に室温において行わ
れるが、より低い温度及びより高い温度でも行うことが
できる。
式■の目的化合物な単離、精製するには、例えばシリカ
ゲル、アルミナ、イオン交換樹脂、活性炭等を用いるカ
ラムクロマトグラフィー、再結晶法、pH調整による析
出法、食塩を用いる塩析法、有機溶媒を用いる抽出法等
の精製法を単独で又は適宜組合せて行うことができる。
式■の化合物の遊離酸に例えばアルカリ金属又はアルカ
リ土類金属の水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩等あるいは
、アンモニア又は有機アミン例えばトリエチルアミン、
トリブチルアミン等の三級アミンを作用させることによ
り、式■の化合物の環状リン酸部における対応する塩に
導くことができる。
本発明により得られる式■の6,8−置換−CAMP及
びその塩の例としては、次のものがあげられる。N6−
エチル−8−ブロモ−CAMP 。
N6−プチルー8−ブロモ−CAMPSN6−オクチル
−8−ブロモ−CAMP 、 N6−ベンジル−8−ブ
ロモ−CAMP 、  N6−ブロビルー8−クロロ=
CAMP 、 N6−デシル−8−クロロ−CAMP 
、  N’−ブチルー8−メルカプト−CAMP 、 
N6−イソブチル−8−メルカプト−CAMP 、 N
6−へブチル−8−メルカプト−CAMP 、 N6−
ベンジル−8−メルカプト−〇AMP% N6−ブロビ
ルー8−メチルチオ−CAMP、 N’−ペンチル−8
−メチルチオ−CAMP、 N’−フルフリル−8−メ
チルチオ−CAMP、 N’−オクチル−8−エチルチ
オ−CAMP 、 N’−ドデシル−8−エチルチオ−
CAMP 。
N6−ブロビルー8−オクチルチオ−CAMP 、 N
6−ペンチル−8−オクチルチオ−cAMp 、 N6
−プチルー8−ベンジルチオ−CAMP 5N6−ドデ
シル−8−ベンジルチオ−CAMP 、 1’J6−ヘ
キサジシル−8−ベンジルチオ−CAMP 、 N6−
ベンジル−8−ベンジルチオ−CAMP 、 N6−オ
クテルー8−ジメチルアミノ−CAMP 、 N6−オ
クタデシル−8−ジメチルアミノ−CAMP 、 N6
−ベ/ジル−8−ジメチルアミノ−CAMP 、 N6
−フルフリル−8−ジメチルアミノ−CAMP 、 N
6−エチル−8−ジグロピルアミノー〇AI計、No−
プロピル−8−ジイノプロビルアミノーCAMp。
No−ペンチル−8−ジブチルアミノ−CAMP、N6
−へフチルー8−アシド−cAMP、N6−デシル−8
−アジド−CAMP 、 N’−テトラデシル−8−ア
ジド−CAMp 、、N6−オクチル−8−ヒドロキシ
−CAMP、 N’−ヘキサデシル−8−ヒドロキシ−
CAMp 、  N’−イソブチル−8−メトキシ−C
AMP、−N’−ドデシル−8−メトキシ−〇Alvl
P。
N6−ベンジル−8−メトキン−CAMP、N’−オク
チル−8−ヘキシルオキシ−CAMP 、 N6−ベン
ジル−8−ヘキシルオキシ−CAMP 等及びこれらの
アルカリ金属塩、アンモニウム塩及び有機アンモニウム
塩。
本発明によれば、優れた薬理作用を有する6、8−置換
−アデノシン−3’、5’−環状リン酸及びその塩を効
率良く製造することができる。
実施例1 N6−エチル−8−ブロム−CA1viPのアンモニウ
ム塩の製造: (A)  cAi、ap 8.0 gを2N−NaOH
水溶液14m1に溶解し、これに1M−酢酸緩衝液12
0m1(pH6,9)及び臭素J?2 mlを添加し、
室温で16時間攪拌下に反応させる。反応終了後、析出
した結晶をp過すると、8−B r −CAMPが8.
2g得られる。融点209〜210°C(分解)。
(B)  8− Br−CAMP 5. O、!i’に
水10me及びメタノール3 [] ml、次いでn 
−) !J’ブチルアミン2mlを加え、室温で攪拌下
に溶解し、この溶液を減圧乾固すると−8−Br−CA
MPのn−トリブチルアミン塩が4.29得られる。
(C)  8− Br −CAMPのトリブチルアミン
塩6素化シアノホウ素ナトリウム100m9を添加し、
室温で攪拌する。更に2時間毎に1回当り水素化シアノ
ホウ素ナトリウム102m9を3回加えて1夜攪拌し、
これに少量の水を加え、溶媒を減圧留去し、残留する油
状物質を少量の水に溶解し、2N−塩酸を加えてpH2
に調整し、これを活性炭カラム(1,5x 17 cm
 )に吸着させ、水洗後、メタノール/水/28%水酸
化アンモニウム(容量比20:10:1)を用いて溶出
する区分を採取し、これを減圧乾固する。
得られたカラメル状物質を少量のメタノールに溶解し、
これをシリカゲル薄層クロマトグラフィ(展開溶媒:メ
タノール/クロロホルム、れをメタノールで抽出し、減
圧乾固すると、N’−エチル−8−フロム−CAjJP
のアンモニウム塩が439 m? (収率69%)得ら
れろ。融点201〜204℃(分解)。
実施例2 N6−プチルー8−ブロム−CAMPのナトリウム塩の
製造: 8−ブo ム−CAlviPのNa塩1.69に酢酸6
ml及びメタノール10m1を加え、攪拌下に溶解する
。この反応液にn−ブチルアルデヒド3 ml及び水素
化シアノホウ素ナトリウム230 m9を加え、室温で
1夜攪拌したのち、更に水素化シアノホウ素ナトリウム
を5時間毎に順次150rnf7、i 95 +119
及び195m9の量で添加し、1夜攪拌する。反応混合
物に少量の水を加え、溶媒を減圧留去し、残留物を少量
の水に溶解し、これに2N−塩酸を加えたものを、活性
炭カラム(2,2X 17.5oT+)K吸着させ、水
洗後、メタノール/水/28%水酸化アンモニウム(容
量比20:10:1)を用(・て溶出する区分を分画採
取し、これを減圧乾固する。得られた残置をNaOH水
溶液に溶解し、これにシリカゲル6gを加えたのち溶媒
を減圧下で留去し、残留物をシリカゲルカラムの上面に
のせ、次いでメタノール/クロロホルムで溶出する。目
的化合物を含有するメタノール/クロロホルム(容量比
15〜60:85〜70)の区分を分取し、これを減圧
乾固すると、N6−プチルー8−ブロム−CAMPのN
a塩が985m9C収率67%)得られる。融点242
〜248℃(分解)。
UV : 2 ”1N”1270nm ax 実施例3 N6−プチルー8−メルカプト−CAMPの製造=8−
メルカプト−CAMP 2.09をI N −NaOH
溶液で中和溶解し2、これに5M−酢酸緩衝液5m、l
 (pH39)、酢酸5ml、エタ7− /l/ 5 
ml 。
n−ブチルアルデヒド6ml、亜鉛末500 mg及び
硫酸銅1100rnを加え、80℃に加熱し、1時間後
に亜鉛末500 m9を、7時間後にn−ブチルアルデ
ヒド1.5 m1.及び亜鉛末s o o mgを、更
に8時間後に硫酸銅200 m9及び亜鉛末50Q m
flを添加し、80℃で1夜反応させる。反応混合物を
炉別し、濾過残置をメタノール及び水で洗浄し、この洗
浄水をp液と合わせて濃縮したのち、少量の水及び2N
−塩酸を加え、これを活性炭カラム(1,8X 20 
cm )に吸着させ、水洗後、エタノール/水/28%
水酸化アンモニウム(容量比io:io:1)を用いて
溶出する区分を濃縮し、これに2N=塩酸を加えてpH
2に調整すると、N6−プチルー8−メルカプト−CA
Mpが1.19 (収率49%)得られる。
融点211〜218°C(分解)゛。
λ0°lN−Na、OH266,301nmax 実施例4 N6−プチルー8−チオベンジル−CAM−Pの製造二
8−チオベンジル−CAMPのNa塩950 mLiを
メタノール12m1、酢酸3 ml及び無水酢酸0.2
mlに攪拌下に溶解し、これにn−ブチルアルデヒド3
 ml、次いで水素化シアノホウ素ナトリウム145m
gを加え室温で攪拌する。これに水素化シアノホウ素ナ
トリウムを6時間後に130mL;/、27時間後に1
00mg加えて更に1日攪拌する。反応混合物に少量の
水を加え、溶媒を減圧下で留去し、残留するカラメル状
物質を水/メタノールに溶解し、2N−塩酸でpH2に
調整すると、Na−プチルー8−チオベンジル−CAI
J’が593.4 m9得られる。更に母液にシリカゲ
ル2.5gを加え、溶媒を減圧留去し、残有をシリカゲ
ルカラムの上面にのせ、次いでメタノール/クロロホル
ムで溶出し、目的化合物を含有する10%メタノール/
クロロホルム(容量比1:9)の区分を減圧乾固すると
、Na−プチルー8−チオベンジル−CAMPが146
.7 mg得られる。目的化合物の合計収量は737.
1 m?であり、これは72.4%の収率に相当する。
融点168〜170°C0 実施例5 Na−ドデシル−8−チオベンジル−CAMPの製造: 8−チオベンジル−CA M、PのNa塩709 m9
にメタノール15m6及び酢酸5.5 ml!を加え、
攪拌下に溶解する。これにラウリルアルデヒド2゜8g
及びクロロホルム10m1を加えて攪拌したのち水素化
シアノホウ素ナトリウム95mgを加え、室温で攪拌す
る。更に水素化シアノホウ素ナトリウムを1日後に14
0mg、5日後に156mノを加え、更に1日攪拌する
6反応混合物に少量の水を加え、溶媒を減圧留去したの
ち残有を少量の水に懸濁し、2N=塩酸を加え、活性炭
カラム(1,8x 27 cm )に吸着させ、水洗後
、メタノール/水/28%水酸化アンモニウム(容量比
20:10:1)で溶出する区分を減圧乾固する。得ら
れた残有にメタノールを加え、濾過して不溶物を除去し
、p液を濃縮後シリカゲル薄層クロマトグラフィ(展開
溶媒:メタノール/クロロホルム、容量比6:7)によ
り分離乾固し、その水/メタノール溶液を2N−塩酸で
pH2に調整すると、Na−ドデシル−8−チオベンジ
ル−CAMPが490 mg (収率56%)得られる
。融点174〜177℃(分解)。
実施例6 Na−インプチルー8−メトキシ−CA、M Pの製造
:攪拌下に溶解し、これにイソブチルアルデヒド1、5
6 ml及び水素化シアノホウ素ナトリウム1Q ’ 
5 mgを加えて、室温で攪拌する。これに水素化シア
ノホウ素ナトリウムを4時間毎に102mgずつ2回加
え、更に22時間後に70m9を加え、24時間攪拌す
る。反応混合物に少量の水を加え、溶媒を減圧留去し、
残有を少量の水に溶解したのち2N−塩酸を加え、これ
を活性炭カラム(1,8X17ctn)に吸着させ、水
洗後メタノール/水/28%水酸化アンモニウム(容量
比20:10:1)で溶出する区分を減圧乾固する。得
られた残有を少量のメタノールに溶解し、これをシリカ
ゲル薄層クロマトグラフィ(展開溶媒:メタノール/ク
ロロホルム、容量出し、減圧乾固し、残有を水/:r:
タノールに溶解し−214−塩酸でpH2に調整すると
、Na−インプチルー8−メトキシ−CA、M Pが3
31 m9(収率54%)得られる。融点221〜22
6℃(分解)。
UV : λ”1N−HC1265,5nmaX λ0.I N−NaOH265nm aX 実施例7 N6−オクチル−8−ヒドロキシ−CA M Pの製造
=8−ヒドロキシーアデノシン−CAMPのトリエチル
アミン塩102m9に、酢酸5 mlを加え、攪拌下に
溶解し、これKn−オクチルアルデヒド0、36 ml
及び水素化ホウ素ナトリウム24m9を加え、室温で攪
拌する。これに水素化ホウ素ナトリウムを60分後に1
5m9.1時間後に11mgを加え、更に2時間攪拌す
る。反応混合物に少量の水を加え、溶媒を減圧留去した
のち残有を少量の水に溶解し、211−塩酸を加え、活
性炭カラム(1,2×13cm)に吸着させ、水洗後メ
タノール/水/28%水酸化アンモニウム(容量比20
:10:1)で溶出する区分を減圧乾固する。残有を水
に溶解し、メタノールを加え、2N=塩酸でpH2に調
整すると、N6−オクチル−8−ヒドロキシ刊AMPが
74.6 mfj (収率71.6%)得られる。融点
210〜215°C(分解)。
UV : λ 0°1N ””  272..300(
肩)nmax 実施例8 N6−ベンジル−8−ジメチルアミノ−CAMPの製造
: 8−ジメチルアミノ−CA M Pのトリエチルアミン
塩638711gにメタノール5ml及び酢酸1.5m
lを加え、攪拌下に溶解し、これにベンズアルデヒド1
.4 ml及び水素化シアンホウ素ナトリウム132 
mgを添加し、室温で攪拌する。こねに水素化シアノホ
ウ素ナトリウムを4時間後に91 mg、17.5時間
後に70 mg、26.5時間後に97mg添加し、更
に2時間攪拌する。反応液に少量の水を添加し、溶媒を
減圧留去し、得られる残有を少量の水に溶解し、2N−
塩酸を加えてpH2となし、これを活性炭カラム(1,
8X21 cm )に吸着させ、水洗後メタノール/水
/28%水酸化アンモニウム(容量比20:10:1)
を用いて溶出する区分を減圧乾固する。
得られた残有を少量のメタノールに溶解し、シリカゲル
薄層クロマトグラフィ(展開溶媒:メタノール/クロロ
ホルム、容量比3ニア)によ減圧乾固し、残有を水/エ
タノールに溶解し、2N−塩酸でpH2に調整すると、
N6−ベンジル−8−ジメチル7 ミ/−CAlviP
が427 m9 (収率68.5%)得られる。融点1
98〜202℃(分解)。
実施例9 N6−フルフリル−8−ジメチルアミノ−CAMPの製
造: 8−ジメチルアミノ−CAMPのトリエチルアミン塩8
40 m9Ky’ 夕/−ル10 ml及び酢酸2.5
mlを加え、攪拌下に溶解し、これにフルフラール1.
45 mfj及び水素化シアノホウ素ナトリウム59■
を加え、室温下で攪拌する。これに水素化シアンホウ素
ナトリウムを、40分毎に50m9ずつ3回加え、更に
3.5時間後に56mgを加え、−夜攪拌し、少量の水
を加え、次いで溶媒を減圧留去し、残有を少量の水に溶
解し、これに2N−塩酸を加え、活性炭カラム(1゜8
×18 on )に吸着させ、水洗後、メタノール/水
/28%水酸化アンモニウム(容量比20:10:1)
で溶出する区分を減圧乾固する。得られた残有を少量の
メタノールに溶解し、これをシリカゲル薄層クロマトグ
ラフィ(展開溶媒:メタノール/クロロホルム、容を比
6:7)Kより分離精製する。目的化合物のUV吸収帯
を示す薄層(Rf値0.17付近)をかき取り、これを
メタノールで抽出し、減圧乾固する。得られた残有を水
に溶解し、2N−塩酸を加えてpH2に調整し、シリカ
ゲル11を加え、溶媒を減圧留去し、残有をシリカゲル
カラムにのせ、メタノール/クロロホルム溶媒で溶出し
、目的化合物を含有するメタノール/クロロホルム(容
量比1:9)り区分を分取し、これを減圧乾固すると、
N6−フルフリル−8−ジメチルアミノ−204〜21
0°C(分解)。
出願人 キイコーマン株式会社 代理人 弁理士小 林 正 雄

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 N3. OH又はOR,A は水素イオン、アルカリイ
    オン、アンモニウムイオン又は有機アンモニウムイオン
    、Rはアルキル基又はアルアルキル基を示す)で表わさ
    れる8−置換−アデノシン−6−5′−環状リン酸又は
    その塩を、一般式 %式%() (式中R4はアルキル基又は芳香族基を示す)で表わさ
    れるアルデヒドと反応させたのち還元することを特徴と
    する、一般式 (式中X 、 R,及びAは前記の意味を有する)で表
    わされる6、8−置換−アデノシン−3/、s /−環
    状リン酸又はその塩の製法。 2、式■の化合物と式■のアルデヒドとの反応を還元条
    件下に行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の方法。
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