JPS59116221A - 白金またはパラジウム錯体 - Google Patents

白金またはパラジウム錯体

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JPS59116221A
JPS59116221A JP58211682A JP21168283A JPS59116221A JP S59116221 A JPS59116221 A JP S59116221A JP 58211682 A JP58211682 A JP 58211682A JP 21168283 A JP21168283 A JP 21168283A JP S59116221 A JPS59116221 A JP S59116221A
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macromolecular substance
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JP58211682A
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English (en)
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ゲイロ−ド・ダ−レル・スミス
ダグラス・スコツト・ブラウン
フイリツプ・バ−ンスタイン
ジヨン・エドワ−ド・ウエラ−
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Inco Research and Development Center Inc
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、白金またはパラジウムを含む新規な組成物、
および、哺乳動物に2けるがん細胞とトリバノソーマ感
染を防除する際における上記組成物の利用とに関するも
のである。
シス第二白金化合物(シス・ジクロロジアミン白金(■
))は、哺乳動物の種々のかん治療においてよく知られ
るようになった。この物質は有毒であり、したがって、
少ない投与量でしか用いられない。補元動物体内でより
大きな投与量が許容され、より長い半減期を発揮しつる
有効な生成物を提供することが望ましいであろう。才だ
、シス第二白金と較べて、水および血清中への溶解度が
増大された有効な組成物を提供することも望まれている
と言えよう。本発明が指向するのは、それらの問題に対
してである。
本発明は、金属原子(M)の周りに、方形平面(5qu
are−planar )配位をした複数のシス白金ま
たはシスパラジウム部分がプラノ2の酸化状態をしてお
り、かつ1式(乙ろM(II)LL’)+“(式中、L
とL′はアンモニアまたは第一級アミンであり、LとL
′は一分子上で2つの第一級アミンであることができ、
上記の部分は、少くとも1.000.例えばs、ooo
乃至約60,000 の分子量を平均として持つ2つの
アニオン性巨大分子へ、または、その間に結合されてい
るものを作ることに係るものである。アニオン性側鎖を
持つ酵素は「アニオン性巨大分子」という表現中に包含
される。記載される組成物は、中でもがんまたはトリバ
ノソームに感染した哺乳動物の治療に適す。
本発明による組成物は、アニオン性巨大分子、それは塩
の形、例えば、ナトリウム塩の形であることができるも
のであるが、その水溶液を水利硝酸塩の形のアミン化さ
れたシス白金またはシスパラジウム化合物の水溶液と反
応させることによって作製される。白金またはパラジウ
ム化合物はLippert 、 Lock r Ros
enberg およびZvagulisが” Inor
ganic Chemistry”Vol。16゜N0
06 1977、 pp、 1525−1529で述べ
ている方法によって作製することができる。
反応混合物はかなりの時間1例えば16時間以上攪拌さ
れ、生成物が反応媒体中に可溶であるか否かに応じて、
透析または濾過により生成物を精製する。
本発明はさらに特定的には、少くともi、ooo例えば
、約5,000乃至約60,000の分子量を有し、か
つ、その上にアニオン性の官能基を持ち、その官能基の
価要件が通常H、NH4、アルカリ金属、カルシウム、
およびマグネシウムの群から選ばれたカチオンによって
満足されておる初期に(′!、水溶性の有機巨大分子物
質を含み、少くとも前記価要件の一部が1式(シスM 
(If) LL’) ++(式中1Mは12価状態の白
金またはパラジウムのいずれがであり、LとL′はアン
モニアまたは第一級アミンである)を有する方形平面配
位のカチオン性部分によって満足されていることを特徴
とする組成物に関して記述されている。本発明は特に5
LとL′が同一、または、単一の分子上に存在する2つ
の第一級アミン官能基である場合に関する。本発明の組
成物に使用することができる代表的な第一級アミンには
、イソアミルアミン、ペンtルアミン、シクロヘキシル
アミン、1,2ジアミノシクロヘキサン、およびエチレ
ンジアミンが含まれる。
本発明の組成物は、容易に測定できる構造を持つ特定化
合物ではなく、むしろ複数の与えられた方形平面状の白
金またはパラジウム配位部分が一つのアニオン性巨大分
子上に位置するか、または、2つのアニオン性巨大分子
間の一つまたはそれ以上のブリッジとして作用するか、
している関連した高分子物質の混合物である。通常の場
合には、本発明の組成物は、巨大分子に結合している少
くとも約2重量係(金属プラス巨大分子型、量に基づい
て)の白金またはパラジウムを含むであろう。
本発明の組成物のベースとして使用可能なアニオン性巨
大分子物質の例としては、ポリLグルタミン酸(PGA
)、カルボキシメチルセルローズ、フェリチン、コンド
ロイチンHe、ボ’)Lアスパラギン酸、デキストラン
硫酸、ポリ〔ジビニルエーテル・コ・マレイックアンハ
イドライド〕、ポリ〔アクリル酸・コ・マレイックアン
バーイードライド〕、ポリアクリル酸、血清アルブミン
および脱硫酸ヘパリンが含まれる(しかし、限定される
ものではない)。さらに広範に述べるならば、本発明の
組成物の基礎として用いることができるアニオン性巨大
分子には、通常はアニオン性多糖類、アニオン性ポリア
ミノ酸、アニオン性官能性を持つ酵素類、および十分な
数の繰り返えし単位がアニオン性官能性を有し、場合に
よっては、合成巨大分子物質に水または血清溶解性もし
くは分散性を与えるだめのその他の親水性官能基を有す
る合成巨大分子が含まれるみ 本発明の組成物の基礎として用いられる天然または合成
巨大分子物質は水溶性であると仮定すれば、水溶性と水
不溶性の白金またはパラジウム含有組成物をそれから作
ることが可能である。一般的な法則として、巨大分子上
の約80チを超える遊離アニオン性官能基(例えば、カ
ルボキシル酸基)が(シスMLL’)   単位によっ
て錯体化されていれば、本発明の生成組成物は、例えば
ナトリウムイオンに較べて低い(シスMLL’)+1単
位の可溶化特性ならびに、貴金属の高含有度水準におい
てはより大きな巨大分子さえも形成する巨大分子の架橋
の発生が本質的に高度であるという、事実の双方によっ
て水中または血清中に不溶となるであろう5゜水または
血清溶解度に対する(シスMLL’)+“錯体化の上述
の80係の限度は、多数の例外がある一般則として理解
されねばならない。
第一に、(シスMLL’)”で錯体化されるべき巨大分
子として非常に高い分子量のものを選べば。
そのよう、な高分子量巨大分子は、水または血漿に溶解
し得る最終生成物を与えるために錯体化されるアニオン
性官能単位の例えば最高50q6もしくは60%しか許
容しないであろう。第二に、(シスMLL””)   
中の第一級アミンの特性が。
RNH2のRまたはNH2R’Nu、のL′が高度に疎
水性であるようなものならば、アニオン性官能性を有す
る巨大分子は、それが、LとL′がNH,かまたはNH
2CH2CHz NHxの官能基である場合に許容する
であろうよりも水溶性を保持する最終生成物についての
(シスMLL’)” 単位による一層低い錯体化を許容
するであろう。
このようにして1本発明の組成物は特性と効果によって
水溶性の種と水不溶性の種とに分類される。そのよう(
C特徴付けられた種の間の効果は。
そのような組成物ががんや腫瘍の治療用薬剤として用い
られる時に大きな差異を示す。水溶性の種は哺乳動物の
体液、例えば、血液中に注射されるのに適しており、ま
た、その≠≠血漿中に可溶であるため、その体液が流れ
、その組成物への生物学的障壁のない捕乳動物中を運ば
れるのに適している。一方1本発明の水不溶性組代物は
腫瘍組織中に接種されるのに極めて適している。このよ
うに接種された薬剤組成物は、非常に限られた容積内で
加水分解または微弱な溶解度または酵素の攻撃のいずれ
か、またはそれらの三つの手段の組合わせにより治療効
果のある種を比較的高濃度で放出し、がん物質を直接に
攻撃することが期待できる。
多くの合成法’h!−表の各例中に示される。このなか
で、略号rDAcHJは1,2ジアミノシクロヘキサン
を、略号rPGAJは、ポリグルタミン酸を、略号r 
en Jはエチレンジアミンをそれぞれ表わす。特に、
調製時に用いられた1、2ジアミノシクロヘキサンは、
 A/Ldrich ChemicalCo。
から85%テクニカルグレードとして得られたもので、
シスおよびトランス異性体と、プラスおよびマイナスの
光学的鏡像異性体の双方を含むトランス異性体との混合
物を包含するものである。
例1 A、シスPt[(DACHXH20)2.11 (NO
り20作製250mtの丸底フラスコ中へ、16 、4
 g (0,0431モル)の純シスpt(DAcH)
(ct)2を仕込んだ。
14.34g(0,0844モル)のAg NO3を1
00mtの蒸溜水中に溶解して硝酸銀溶液を作製した。
その溶液を上記フラスコ中に仕込み、30分間、60′
cの暗所で攪拌した。懸濁8!Lはその後さらに16時
間攪拌しながら室温に冷却された。次に、反応物がア過
され、Pt [(DACH) (H2O)2 〕(NO
3)z浴液を含む澄んだ淡黄色の水性溶液が得られた。
以後記述されるその他のニドラド白金(El)−7=j
よびパラジウム(II)溶液は同様な方法で作製された
50rntの丸底フラスコ中で、  0.5gのデキス
トラン硫酸・す) IJウム塩丈平均分子量5,000
)を20mtの蒸溜水中に溶解させた。次に、1−(A
)で記述されたようにして作製されたPt[(DACH
) (n2o)z〕(NOs )l!の0.2615M
水溶液2゜Omtを上記の高分子物溶液に注射器でゆる
やかに加えた。反応物は16時間攪拌された。次に、試
料を6時間に亘って透析で精製した(透析用の管取付け
は、5,000〜6,000の分子量カットオフを有し
ていた)。精製試料の分析によると、溶液中に0.19
重量%の白金含有量が示された。透析生成物は第1表記
載の試験に用いられた。
透析生成物の一部は、凍結乾燥されて綿毛状の結晶様の
黄金色の固体が得られた。凍結乾燥は一60υで1週間
に亘り、10ミクロンの真空下で行イつれた。固体生成
物は蒸溜水中で再構成できた。
例2 PGAと錯体化されたシスPd(DACH)の作製 50mtの丸底フラスコ中で、1゜Og (高分子物単
位に関して0.0066モル)のボIJ Lグルタミン
酸ナトリウム塩を20m1の蒸溜水中に溶解させた。攪
拌しながら、14mtの0.1447MのシスPd[(
DACH)(H2O)](NO3)2  水溶液をゆっ
くりと上記高分子物溶液に付加漏斗で加えた。
反応物は16時間攪拌された。
試料はその後、16時間に亘って透析で精製された(透
析チューブの取付けは6,000の分子量カットオフを
有していた)。精製した試料の分析の結果によると、溶
液中のパラジウムの重量含量は0.22係であった。
虜り赴 PGA、l!:鎖体化さiたシスPt(DACH)の作
製 50m1の丸底フラスコ中で、0.5g (高分子物質
単位としてtJ、UO33モル)のポリLグルタミン酸
ナトリウム塩(平均分子量60,000 )を20m1
の蒸溜水中に溶解した。攪拌しながら、2゜Omt(7
) 0.2615 M シスPt [(DACH) (
H20)2 ](NO3)2水溶液をゆっくりと注射器
で上記高分子溶液に加え1こ。反応物を16時間攪拌し
た。
次に試料を6時間に亘って透析で精製した(透析チュー
ブの取付けは6,000の分子量カットを有している)
。精製試料の分析結果では、溶液中の白金含有量は0.
24重量係であることが示された。
透析生成物の一部を例1−Bのように凍結乾燥させて綿
毛状の結晶様、淡黄金色固体を得た。上記固体を蒸溜水
中へ再溶解させた。
例4 50m1の丸底フラスコ中で、I。Og (高分子物質
単位に関し0.0066モル)のポリLグルタミン酸ナ
トリウム塩(平均分子量60,000 )を30 ml
の蒸溜水中に溶解させた。次に7.8mtの0゜253
7Mシスpt〔(NHg)2(nzo)2〕(NO3)
2水溶液をゆっくりと注射器で上記高分子溶液に加えた
。反応物は16時間攪拌された。
その後、試料は60時間に亘って透析で精製された(透
析のチューブ取付けは5,000〜6,000の分子量
カットを有していた)。精製された試料の分析の結果、
溶液中の白金含有量は0゜61チであることが示された
(白金に錯体化されているPGA上の遊離のカルボキシ
ル側鎖の24.2%)例5 250rrLtの丸底フラスコ中で、2゜Ogのコンド
ロイチン硫酸・ナトリウム塩を80 mlの蒸溜水中に
溶解させた。攪拌しなから8゜Omtの003405 
MシスPt [(DACH) (H20)2 :] (
NO3)2水溶液をゆっくりと上記高分子溶液に加えた
。反応物は16時間攪拌された。−昼夜経過後、上記反
応生成物は部分的にケル化した。
次に、上記試料を6時間に亘って透析で精製した(透析
チューブの取り付けは6.’Jl〜s、uo。
の分子量カットを弔していた)。精製された試料の分析
結果では、溶液中の白金含有量は帆455重量係である
ことが示された。
例6 50m/、の丸底フラスコ中で、1゜Ogの牛の血清1
953における(:ohn、 E、 G。らの方法■を
使用して作製された)を25mtの蒸溜水中に溶解させ
た。次に、7.8mtの0.2537MシスPt[(N
H,)。
(H2O)2 〕(NO3)2水溶液を注射器でゆっく
りと血清アルブミンの溶液に加えた。反応物は16時間
攪拌された。
試料は次に16時間に亘って透析によって精製された(
透析のチューブは6,000の分子量カットを有してい
た)精製された試料の分析結果では、溶液中の白金含有
量が0.51重童チであることが示された。
遭L トリパノンームに対する生体試験 T、 J3ruceiに対する茎卦試験では、(PGA
)で錯体化されたシスPt(DA、CH)と、PGAで
錯体化されたシスPt(NHs)2は低投与量で直ぢに
効力を発揮することが示された。従って、生体試験をマ
ウスについて行った。
選ばれたマウスは、20〜25gの重さのNC8雄マウ
スであった。それぞれの投与レベルに対して5匹が何1
用された。T、 Congolenseの50 、00
0カウントがそれぞれのマウスに腹腔間に投与された。
この投与量では、対トリパノソーム治療をしていないコ
ントロール動物は5〜8日間で死亡した。トリバノンー
ムを注射した1日後、本発明の白金薬剤が投与された。
15 mg Pt/〜におけるー試験では、PGAで錯
体化されたシスptQ:+Acu)は20チの治癒率を
発揮した。6.25■Pt/Kgにおける他の試験では
、同じ化合物が、60日間のマウス生存によって測定さ
れるように40%の治癒率を発揮した。投与量当り4匹
のマウスを使用したPGAで錯体化されたシスpt (
NH3)’2での他の試験では、20 mg Pt 7
Kgの投与で75%の治癒率を発揮し、15mgPt/
〜の投与では50%の治癒率を発揮した。10mg 、
Pt / Kgが20 mgpt / Kyのいずれか
のPGA錯体化シスp t (NHs )2で、1日−
3日、および6日間治癒したマウス(投与レベル当り4
匹)は100%の治癒率を示した。
60日後、生存マウスから取った血液が他の未感染マウ
スに投与されたが、感染は起らなかった。
試験された養生法では、シスプラチンは全投与量で効果
がなかった。
例8 本発明の各種の水および≠す血漿可溶化合物はasci
tes P388白血病細胞を使用しマウスにおける抗
がん作用の有無を選別された。この際のマウスは約20
gの重さのCDPI雌マウスであった。
各試験マウスには、約4.8X10’個の細胞が腹腔間
に接種された。供試薬剤は感染1日後に腹腔間に投与さ
れた。結果は次の第1表に示される。
1’2.r \ ″ j″1 、・・′−) / 第1表 負コントロール(未処理)    20  −  1.
0シスPt(vAcrq)(PGA違開本 3  96
   16   +60   −4.13  48  
17  +70  −4.83  24  17  +
70  −4.83   12   14   +40
   −2.7ンスPt(DACHX牛の血清アル 3
  96   14   +40   −2.7ブミン
)錯体         3  4.8  11  +
10  −0.73  24  11  +10 −0
.73  12  11  +10  −0.7/2m
(ビスシクロヘキノル7 3   96   1.3 
  +30   −2.1ミン)z (pGA)s体 
    3  48  12  +20  −1.43
   24   11   +10   −0.73 
  12   11   +10   −0.7ンスP
a(enXPGA)9体   3 96 有毒    
  −348有毒      − 32414+40   −2.7 312100− シスPd(NHs)z(PGA)錯体  3 96  
有毒3  48   14   +40   −2.7
3241000 3   12   9  −10    +0.7/ス
Pd(DACH)(PGA膚鉢  3 96 有毒3 
 48  I 3   24   11   +10   −0.7/ シスPt(DACki)(デ*、Qう:y  3   
6   22  +100    −6.7硫酸植)錯
体       3  3  20   +81   
−6.23   1.5  18   +(53−4,
8負コントロール(未処理)   20  −   1
1シスPt(NHn)z(PGA琳 10  56  
 有毒10  38  1’7   +54   −4
.510  25  16.5  +50   −4.
210  17  14   +27   −2.3t
o   11  13   +18   −1.5正コ
ントロール(シスプラチン) 10   5.2  有
毒10   3.5 18.5  +f58    −
5.710   2.3 16.5  +50    
−4.2負コントロール(未処理)     20  
 −   11互:各試験シリーズを線で分けた。
第1表において「最終Rxでの腫瘍負荷におけるLog
、。変化(LOg+o Change in Tumo
r Burdenat End Rx ) J  とい
う頭書きの欄は、試験1手順の最後における試験開始時
と比較した生存能力を備えた腫瘍細胞の集団の正味の対
数変化を意味し、治療による細胞集団の変化の大きさの
順位を示す便利な尺度となる。したがって、r −6t
ag変化」は99.9999%の低減を意味する。
記述のような達成された結果は、不発明に従って作製さ
れた化合物が多くの場合に晴乳動物の試験体内で標準の
シスプラチンよりも一層許容されるということを示すも
のと考えられる。
例6に記載の操作と同じ方法で作られた。フェリチンと
シス白金(ビスシクロヘキシルアミン)。
との組成物はマウスに対し極度に毒性があった。
トリパノソーム治療における上記水溶性薬剤の或種のも
のの治療上の価値(ま高い。それら化合物の高められた
溶解特性が大きな利点となっているものと思われる。溶
解度と生物学的なパラメーターは、アニオン性巨大分子
に錯体化された活性白金またはパラジウムの全濃度を変
えることによって制御され得る。
以下の表は1本発明の水不溶性組成物について示すもの
である。
例9 ポリ孔グルタミン酸のナトリウム塩1gを、マグネチツ
クスターラーを取り付けた丸底フラスコ中で20rnt
の蒸溜水中に溶解させた。次に、このフラスコへ攪拌し
なから00495g/mtの白金を含むシスpt (N
HK) (No、 )2・2H20の水溶液105αを
ゆっくりと加えた。攪拌中の溶液から沈澱物がゆるやか
に生成したが、10rntの蒸溜水の添加によって再溶
解した。さらに2.1m7の白金溶液を加えると架橋状
の沈澱物が得られた。濾過、洗滌、および乾燥後、得ら
れた組成物は、シス〔pt (NH3)2 〕  部分
と錯体化されているポリ孔グルタミン酸の側鎖上の86
゜0%のカルボキシル酸基に対して算出された33.6
8 ’%の白金を含んでいた。
例10 例9に記載された方法と同様な製法で、ボIJ Lグル
タミン酸のナトリウム塩0.5gをシスPt (Nus
 ) 2 (NOx ) z・2H20の形をした白金
00312gと反応させ、38.55%の白金を含む生
成物を得た。これは、ポリLグルタミン酸上の95゜1
チのカルボキシル酸単位とシス[Pt (NHs)z]
   部分との反応に等しい。
例11 0゜857gのナトリウムカルボキシメチルセルローズ
を、60mtの水と201屁のジメチルホルムアミドと
の混合物中に溶解させた。上記を収納したフラスコをア
ルミニウム箔で覆いシスp t (NHs )2(NO
3)2 ・2Ht Oの水溶液9.6 mlを攪拌しな
がら加えた。1時間後、生成物が沈澱し始めた。引続い
てできる生成物が捕集され、真空濾過され、水とアセト
ンとで洗滌され、次に真空下で乾燥された。このように
して得た生成物の分析結果で24.8係の白金が示され
、これはシス[P t (NH3)2 〕”と錯体化さ
れるカルボキシメチルセルローズの遊離カルボキシル酸
基88゜2チの反応に相轟rる。
例12 例9で作製される組成物について、CD F’ q雌マ
ウスのascites P388白血病に対する作用を
試験した。マウス体重に対し30 mg/〜の無毒性水
準の投与量で、106個の腫瘍細胞を接種した次の日に
単一の投与としての投薬が行イっれた。例9の組成物は
生存期間を36係増加させ、試験終了時において約−3
,01og、oの肺癌負荷(tumorburden 
)i比をもたらした。例90組成′吻についての腫瘍を
持たないCDFIの雌マウスで得られた毒性データーか
らLD+o、 LD、。、およびLD9゜は、それぞれ
、マウスに対する白金の量として68■/Kf、99η
/にダ、および、141■/Kr  であった。
法令の定めに従い、本発明の特定な実施例をここに記述
したが、特許請求の範囲に包含される発明様式内での変
更が可能であること、および、本発明の特定の特徴が時
に応じて他の特徴の対応する利用を伴はすに有利に使用
しうろことを当業者は理解するであろう。
第1頁の続き 優先権主張 01983年10月14日■米国(US)
■540871 0発 明 者 ジョン・ニドワード・ウェラーアメリカ
合衆国ニューヨーク州 ウオールデン・リバービュー・ ストリート45

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.7ニオン性官能基を持ち、シス[MLL’]”なる
    式(式中1Mは2価の白金、および、2価のパラジウム
    の群から選ばれた金属の種であり、LとL′はアンモニ
    ア、単官能性第一級アミン、および二官能性第一級アミ
    ンの群から選ばれる)を有する方形平面配位部分によっ
    て、前記アニオン性官能基の価要件の少くとも一部を満
    足させている当初は水溶性である有機巨大分子物質を含
    む組成物。 2、前記アニオン性官能基の少くとも約80%の価要件
    が前記方形平面配位部分によって満足されており、前記
    組成物が本質的に水不溶性である特許請求の範囲第1項
    記載の組成物。 3、前記アニオン性官能基の約80チ未満の価要件が前
    記方形平面配位部分によって満足されており、前記組成
    物が本質的に水溶性である特許請求の範囲第1項に記載
    の組成物。 4、前記巨大分子物質が約5,000乃至約60.00
    0の分子量を持つ特許請求の範囲第1項記載の組成物。 5、前記巨大分子物質が、ポ’J Lグルタミン酸、ポ
    リLアスパラギン酸、血清アルブミン、コンドロイチン
    硫酸、デキストラン硫酸、カルボキシメチルセルローズ
    、ポリ〔ジビニルエーテル・コ・マレイツクアンノ・イ
    ドライド〕、ポリ〔アクリル酸・コ・マレイツクアンノ
    ・イドライド〕、およびポリアクリル酸より成る群から
    選ばれる特許請求の範囲第1項記載の組成物。 6、前記巨大分子物質がアニオン性ポリアミノ酸である
    特許請求の範囲第1項記載の組成物。 7、前記巨大分子物質がア二オ/性多糖類である特許請
    求の範囲第1項記載の組成物。 8、前記巨大分子物質がアニオン性官能性を有する酵素
    である特許請求の範囲第1項記載の組成物。 9、前記式中のMが白金であり、LとL′が1.2ジア
    ミノシクロヘキサンのアミン官能基であり、前記巨大分
    子物質がポリLグルタミン酸である特許請求の範囲第3
    項記載の組成物。 10、前記式中のMが白金であり、Lと1.′がアンモ
    ニアであり、前記巨大分子物質がポ’J Lグルタミン
    酸である特許請求の範囲第2項記載の組成物。 11、前記式中のMが白金であり、LとL′がアンモニ
    アであり、前記巨大分子物質がボ’J Lグルタミン酸
    である特許請求の範囲第3項記載の組成物。 12 前記式中のMが白金であり、LとL′が1,2ジ
    アミノシクロヘキサンのアミン官能基であり。 前記巨大分子物質がデキストラン硫酸基である特許請求
    の範囲第3項記載の組成物。 13、凍結乾燥された特許請求の範囲第11項記載の組
    成物。 14、凍結乾燥された特許請求の範囲第12項記載の組
    成物。 15、アニオン性官能基を持ち、シスCMLL’l+“
    なる式(式中1Mは2価の白金、および、2価のパラジ
    ウムの群から選ばれた金属の種であり。 LとL′はアンモニア、単官能性第一級アミン、および
    、二官能性第一級アミンの群から選ばれる)を有する方
    形平面配位部分によって、前記アニオン性官能基の価要
    件の少くとも一部を満足させている描初は水溶性である
    有機巨大分子物質を含む組成物を包含する哺乳動物腫瘍
    の化学治療剤。
JP58211682A 1982-11-10 1983-11-10 白金またはパラジウム錯体 Pending JPS59116221A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1987007142A1 (en) * 1986-05-21 1987-12-03 Kuraray Co., Ltd. Novel complexes, process for their preparation, and medicinal use of them
WO1990003402A1 (en) * 1988-09-27 1990-04-05 Kuraray Co., Ltd. Novel composite, process for its preparation and medicinal use thereof
JPH02502547A (ja) * 1987-03-19 1990-08-16 アースロファーム ピーティーワイ.リミティッド 抗炎症作用のある化合物および組成物
WO1993021193A1 (en) * 1992-04-17 1993-10-28 Seikagaku Corporation Platinum complex and antineoplastic agent

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