JPS59115252A - 自立袋体の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は液状、ペースト状、粉粒状等の密封を必要とす
る商品を封入密閉して使用に供する自立袋体およびその
製造法に関する。

液状や粉粒状食品等密封を必要とする商品（つ包装用と
して柔軟性のあるフィルムまたはシート部材でつくられ
た扁平状袋体が多用されている０ これらの袋体は一般に軟質の合成樹脂フィルムや２紙、
不織布、金属箔またはこれらの積層材によってつくられ
ておシ２通常はこのま＼では自立しないので、シートを
種々の形状に載断し、底部を適宜折畳んで、折畳み部を
接着し自立容器に組立て、使用の便に供することが行は
れている。

しかし乍ら、これら従来の軟質扁平袋よシつくられた自
立容器は、折畳み線の形状が複雑で組立てに当って複雑
な機械の使用が必要であったシ、また載断するシート形
状が複雑なため。

裁断ロスが多く、また組立て後に折りしわができたシ、
折畳み部が露出したりして見ばえが悪く、シかも自立性
が不安定で、内容物の充填に際し、従来のビンや缶等に
用いられるような簡単な充填機が使用できない等の欠点
があった０本発明は軟質扁平袋体における上記の欠点を
排除し、製造容易で且つ密封性と自立安定性にすぐれ、
しかも意匠的にもすぐれた自立袋体およびその製造法を
提供するものであって、上部に開口部を有する軟質扁平
袋体の下半部以下の部分を袋体の断面外周長とはソ均し
い断面周長を有する剛性有底筒体に内接固定させたもの
である。

本発明の自立袋体は極めて密封性の高い軟質扁平袋体を
使用してその下部が剛性のある有底筒体によって固定さ
れているので極めて密封性と自立安定性がよいばかりで
なく、その製法も簡単で経済性も高い。

以下に１本発明の一実施例の自立袋体およびその製造法
について添付図面に基づいて説明する。

第１図〜第６図は本発明の自立袋体の製造工程を示すも
のである。

第１図に示されるように上部に開口部（２）を有する封
筒様の軟質扁平袋体（１）の開口部（２）に袋体断面内
周面よシ僅かに小さい断面外周長を有する棒体（３）を
袋体（１条挿入する。との場合、棒体の挿入を円滑にす
るために袋体または棒体を予じめ適宜加温してもよい。

（４）は棒体の長手方向に沿って設けた空気抜溝である
。この空気抜溝は棒体を袋体内に挿入するに従って袋体
内の空気を外部に逃すことを目的とするものである。従
って空気抜溝を設ける代シに棒体を中空にして上下に空
気抜孔を設けてもよい。

第２図に示すように棒体（３）が袋体（１）の下端部附
近に達すると袋体（１）の下端両隅部に余耳（５）を生
ずるので、この余耳（５）を内側に折込む。

なお、棒体の断面形状によっては余耳の発生は袋体底部
全周におよぶこともあるので、余耳の折込みに当っては
土壁が、棒体を挿入した袋体に外接し、下壁がテーパー
状に形成された漏斗状の受型を用いることが好ましい。

次に第３図に示すように棒体を挿入したま＼の袋体（１
）を棒体（３）の断面形状に相似する断面形状を有し、
且つ袋体に外接する断面周長を有するように成形された
剛性のある有底筒体（６）に内挿する。

（７）は筒体の底部に設けられた空気抜孔であるが、こ
のような空気抜孔の代シに筒体（６）の周壁部分にスリ
ットを設けてもよい。

筒体（６）の内周面には予じめ感熱糊を塗布しておく。

次に第４図に示す如く筒体周間を感熱糊の粘着作用を生
ずるような温度に加熱し１袋体（１）と節体（６）の接
合面を接着固定した後、棒体を上方に引抜くことによっ
て第５図に示されるような自立袋体を得ることができる
。

なお、有底筒体（６）の内面に感熱糊を塗布する代シに
袋体（１）および筒体（６ンの一方または両方における
接合面の材料を加熱融着しうるような材料で構成するこ
とによって両者を固定することもできる。

このようにして得られた自立袋体はその下部が剛性のあ
る有底筒体に内挿されているので極めて自立安定性にす
ぐれ、従って液体、粉粒体等の内容物の充填も容易であ
る。

内容物充填後は上部開口部を適宜公知の方法によって密
封することによって密封保存容器とすることができる。

本発明に用いる軟質扁平袋体はポリエチレン。

ナイロン、塩化ビニリデン等の合成樹脂フィルム、紙、
不織布、金属箔あるいはこれらの積層材環、従来この種
軟質扁平袋に使用されている柔軟で引張り強度のすぐれ
た材質が用いられる。

また袋体の下部を構成する有底筒体としては硬質塩化ビ
ニール、硬質ポリエチレン等の合成樹脂のほか、厚紙、
金属等剛性の高いまたは比較的剛性の高い材料を用いる
。

まだ本発明の自立袋体を製造するに際して。

棒体および有底筒体の断面形状を円形、橢円形。

または多角形等など種々の形状を採ることができること
はいうまでもない。

以上述べたように本発明の自立袋体は成形容易で密封性
、自立安定性にすぐれ、且つ折畳み部や、折畳みによっ
て生ずる折シじわ等が袋体下部を構成する有底筒体内に
隠蔽されるので美観的にもよく、また袋体を開封した場
合にその開口部が、はぼ下部の筒体形状に沿った形状に
なるので、コツプ状容器として使用できるなどすぐれた
特徴を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の自立袋体の製造工程を示す
説明図、第５図は本発明の自立袋体の一実施例を示す斜
視図である。 １・・・袋体　３・・・棒体　′６・・・有底筒体８・
・・ヒーター 特許出願人　　日本軽金属株式会社 第１図　　第２図 冴 第３図

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）上部に開口部を有する軟質扁平袋体の下半部以下
   の部分を剛性のある有底筒体に内接固定してなる自立袋
   体。
2. （２）前記軟質扁平袋体は合成樹脂９紙、不織布。 金属箔まだはこれらの積層材である特許請求の範囲第１
   項記載の自立袋体
3. （３）有底筒体は断面形状が円形、橢円形ｔ′？ｒ、た
   は多角形の成形体である特許請求の範囲第１項記載の自
   立袋体
4. （４）上部に開口部を有する軟質扁平袋体に該袋体の上
   部開口部から袋体下端部に達する位置まで袋体の内周長
   よりや＼小さめの断面周長を有する棒体を内挿する工程
   と、前記工程によって袋体の下部に生ずる耳部を内方に
   折シ曲げる工程と、棒体を挿入した袋体下部を棒体断面
   形状と相似する断面形状を有し、且つ袋体に外接する断
   面周長を有する剛性有底筒体に内挿し、該筒体と袋体の
   内接面を固定する工程と１袋体より棒体を引抜く工程と
   よシなる自立袋体の製造法。
5. （５）棒体に棒体の長手方向に沿って空気抜溝を設けた
   特許請求の範囲第４項に記載の自立袋体の製造法
6. （６）有底筒体の底部に空気抜孔を設けた特許請求の範
   囲第４項記載の自立袋体の製造法（７）有底筒体および
   軟質袋体の接合面のいずれか一方または両方に予じめ感
   熱糊を塗布しておく特許請求の範囲第４項記載の自立袋
   体の製造法